JP2009215981A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】噴霧の微粒化とデポジットの生成抑制とを両立させる。
【解決手段】噴孔101からの燃料噴射向きが噴射弁軸線に対して斜めで且つ外向きに設定された燃料噴射弁において、ノズルボデー10のうち噴孔101の上流端が開口する上流開口端面103を、噴射弁軸線に対して直交させて、流れ込み角度θ2を鋭角にする。これにより、噴孔101内での流速の勾配が大きくなるため、噴霧の分裂エネルギが大きく、噴霧が微粒化されやすくなる。また、下流開口端面104を噴射弁軸線に対して傾斜させて噴霧角θ1を大きくすることにより、下流開口端面104と噴霧との間に渦流れが発生し難くなり、下流開口端面104に対する燃料の付着が抑制され、デポジットの生成が抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば内燃機関に燃料を噴射供給する燃料噴射弁に関する。
従来の多孔ノズルタイプの燃料噴射弁(以下、第1の従来の燃料噴射弁という)は、噴孔からの燃料噴射向きが噴射弁軸線に対して斜めで且つ外向きに設定されている。また、ノズルボデーにおいて、噴孔の上流端が開口する上流開口端面、および噴孔の下流端が開口する下流開口端面は、いずれも噴射弁軸線に対して直交している。
特許文献1に示された従来の燃料噴射弁(以下、第2の従来の燃料噴射弁という)は、噴孔からの燃料噴射向きが噴射弁軸線に対して斜めで且つ外向きに設定されている。また、ノズルボデーにおいて、噴孔の上流端が開口する上流開口端面、および噴孔の下流端が開口する下流開口端面は、いずれも噴射弁軸線に対して傾斜している。
特許文献2に示された従来の燃料噴射弁(以下、第3の従来の燃料噴射弁という)は、噴孔からの燃料噴射向きが噴射弁軸線に対して斜めで且つ外向きに設定されている。また、ノズルボデーにおいて、噴孔の上流端が開口する上流開口端面、および噴孔の下流端が開口する下流開口端面は、いずれも球面になっている。さらに、下流開口端面には、噴孔の下流端が開口する部位から噴射弁径方向の外側に向かって溝が形成されている。
特開2006−170023号公報 国際公開03/067076号パンフレット
しかしながら、第1の従来の燃料噴射弁は、上流開口端面に沿って流れてきた燃料は、噴孔に流れ込む際に流れの向きが急激に変化し、噴孔内での流速の勾配が大きくなるため、噴霧の分裂エネルギが大きく、噴霧が微粒化されやすいという利点があるものの、下流開口端面が噴射弁軸線に対して直交していて下流開口端面と噴霧とのなす噴霧角が小さいため、下流開口端面と噴霧との間で渦流れが発生し、噴射された燃料が巻き上げられ、下流開口端面に燃料が付着してデポジットが生成されやすいという問題がある。
一方、第2の燃料噴射弁は、下流開口端面が噴射弁軸線に対して傾斜しているため、噴霧角が大きくなって渦流れが発生し難くなり、下流開口端面に対する燃料の付着が抑制され、デポジットの生成が抑制されるものの、噴孔に流れ込む際の流れの向きの変化が緩やかになり、噴孔内での流速の勾配が小さくなるため、噴霧の分裂エネルギが小さく、噴霧が微粒化され難いという問題がある。
また、第3の燃料噴射弁は、下流開口端面に付着した燃料が、毛細管現象により下流開口端面の溝に導かれるため、デポジットの生成が抑制されるものの、噴孔に流れ込む際の流れの向きの変化が緩やかになり、噴孔内での流速の勾配が小さくなるため、噴霧の分裂エネルギが小さく、噴霧が微粒化され難いという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、噴霧の微粒化とデポジットの生成抑制とを両立させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、弁座(100)および噴孔(101)を有するノズルボデー(10)と、弁座(100)と接離して噴孔(101)を開閉するノズルニードル(11)とを備え、噴孔(101)からの燃料噴射向きが噴射弁軸線に対して斜めで且つ外向きに設定された燃料噴射弁において、ノズルボデー(10)のうち噴孔(101)の上流端が開口する部位を上流開口端面(103)とし、ノズルボデー(10)のうち噴孔(101)の下流端が開口する部位を下流開口端面(104)とし、上流開口端面(103)から下流開口端面(104)までの噴射弁軸方向の厚さをノズルボデー先端板厚としたとき、上流開口端面(103)は噴射弁軸線に対して直交し、下流開口端面(104)のうち噴孔(101)の下流端が開口する部位よりも噴射弁径方向の外側の部位は、ノズルボデー先端板厚が噴射弁径方向の外側ほど薄くなるように、噴射弁軸線に対して傾斜していることを特徴とする。
これによると、上流開口端面(103)に沿って流れてきた燃料は、噴孔(101)に流れ込む際に流れの向きが急激に変化し、噴孔(101)内での流速の勾配が大きくなるため、噴霧の分裂エネルギが大きく、噴霧が微粒化されやすい。また、下流開口端面(104)と噴霧とのなす噴霧角が大きく、渦流れが発生し難くなるため、下流開口端面(104)に対する燃料の付着が抑制され、デポジットの生成が抑制される。したがって、噴霧の微粒化とデポジットの生成抑制とを両立させることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係る燃料噴射弁の要部の構成を示す断面図である。
この燃料噴射弁は、内燃機関(特にガソリンエンジン。図示せず)に用いられ、吸気管内の吸気通路または気筒内の燃焼室に燃料を噴射供給するものである。燃料噴射弁には、燃料ポンプ(図示せず)により加圧された燃料が、燃料分配管(図示せず)を介して供給される。燃料噴射弁は、燃料の噴射を遮断および供給するノズル1と、ノズル1を駆動する電磁駆動部(図示せず)とを備えている。
ノズル1は、弁座100および噴孔101を有するノズルボデー10と、弁座100と接離して噴孔101を開閉するノズルニードル11とを備えている。
噴孔101は、ノズルボデー10の一端に複数設けられている。噴孔101は、噴射弁軸線に対して傾斜しており、噴孔101からの燃料噴射向きは、噴射弁軸線に対して斜めで且つ外向きに設定されている。
略円筒状のノズルボデー10の内部には、内部燃料通路102が形成されており、燃料ポンプにより加圧された燃料が内部燃料通路102を介して噴孔101に導かれるようになっている。
弁座100は、内部燃料通路102の途中、換言すると、噴孔101の上流側に設けられている。弁座100は、ノズルボデー10の反噴孔側から噴孔101側に向かって縮径する円錐面になっている。
弁座100の中央側、すなわち、弁座100よりも噴射弁径方向の中心側には、噴射弁軸線に対して直交する上流開口端面103が形成されている。この上流開口端面103に、噴孔101の上流端が開口している。
噴孔101の下流端は、ノズルボデー10における一端側の端面である下流開口端面104に開口している。ここで、上流開口端面103から下流開口端面104までの噴射弁軸方向の厚さをノズルボデー先端板厚としたとき、下流開口端面104は、ノズルボデー先端板厚が噴射弁径方向の外側ほど薄くなるように、噴射弁軸線に対して傾斜している。換言すると、下流開口端面104のうち噴口101よりも噴射弁径方向の外側に位置する部位の面と燃料噴射向きとのなす角θ1を噴霧角としたとき、下流開口端面104は、その噴霧角θ1が、下流開口端面104を噴射弁軸線に対して直交させた場合の噴霧角よりも大きくなるように、噴射弁軸線に対して傾斜している。なお、噴霧角θ1は、60°以上が望ましい。下流開口端面104は、噴射弁径方向の中心からノズルボデー10の外周面に至るまで、噴射弁軸線に対して傾斜している。
ノズルニードル11は略円柱状に形成され、ノズルボデー10内を噴射弁軸方向に往復移動可能になっている。
上記構成になる燃料噴射弁は、電磁駆動部のコイルに電流が供給されると、電磁駆動部の磁気吸引力によりノズルニードル11が吸引されて、ノズルニードル11が弁座100から離れる。これにより、噴孔101が開かれ、すなわちノズル1が開弁し、内部燃料通路102を介して供給される燃料が噴孔101から噴射される。
一方、電磁駆動部のコイルへの電流供給が停止されると、スプリング(図示せず)によりノズルニードル11が弁座100側に向かって付勢されて、ノズルニードル11が弁座100に当接する。これにより、噴孔101が閉じられ、すなわちノズル1が閉弁し、燃料の噴射が停止される
ここで、燃料噴射中に上流開口端面103に沿って流れる燃料の向きと、噴孔101内を流れる燃料の向きとのなす角θ2を、流れ込み角度とする。本実施形態の燃料噴射弁では、上流開口端面103は噴射弁軸線に対して直交し、且つ噴孔101は噴射弁軸線に対して傾斜しているため、流れ込み角度θ2は鋭角になる。したがって、燃料噴射中に上流開口端面103に沿って流れてきた燃料は、噴孔101に流れ込む際に流れの向きが急激に変化し、噴孔101内での流速の勾配が大きくなるため、噴霧の分裂エネルギが大きく、噴霧が微粒化されやすい。
また、下流開口端面104を噴射弁軸線に対して傾斜させて噴霧角θ1を大きくしているため、下流開口端面104と噴霧との間に渦流れが発生し難くい。したがって、下流開口端面104に対する燃料の付着が抑制され、デポジットの生成が抑制される。
なお、上記実施形態においては、下流開口端面104を、噴射弁径方向の中心からノズルボデー10の外周面に至るまで噴射弁軸線に対して傾斜させたが、図2に示す変形例のように、下流開口端面104のうち、噴孔101の下流端が開口する部位よりも噴射弁径方向の外側の部位を噴射弁軸線に対して傾斜させ、下流開口端面104のうち、噴孔101の下流端が開口する部位よりも噴射弁径方向の中心側の部位を噴射弁軸線に対して直交させてもよい。換言すると、下流開口端面104のうち、燃料が噴射される向き側に位置する部位のみを噴射弁軸線に対して傾斜させてもよい。
本発明の第1実施形態に係る燃料噴射弁の要部の構成を示す断面図である。 第1実施形態の変形例を示す要部の断面図である。
符号の説明
10 ノズルボデー
11 ノズルニードル
100 弁座
101 噴孔
103 上流開口端面
104 下流開口端面

Claims (3)

  1. 弁座(100)および噴孔(101)を有するノズルボデー(10)と、前記弁座(100)と接離して前記噴孔(101)を開閉するノズルニードル(11)とを備え、前記噴孔(101)からの燃料噴射向きが噴射弁軸線に対して斜めで且つ外向きに設定された燃料噴射弁において、
    前記ノズルボデー(10)のうち前記噴孔(101)の上流端が開口する部位を上流開口端面(103)とし、前記ノズルボデー(10)のうち前記噴孔(101)の下流端が開口する部位を下流開口端面(104)とし、前記上流開口端面(103)から前記下流開口端面(104)までの噴射弁軸方向の厚さをノズルボデー先端板厚としたとき、
    前記上流開口端面(103)は噴射弁軸線に対して直交し、
    前記下流開口端面(104)のうち前記噴孔(101)の下流端が開口する部位よりも噴射弁径方向の外側の部位は、前記ノズルボデー先端板厚が噴射弁径方向の外側ほど薄くなるように、噴射弁軸線に対して傾斜していることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記下流開口端面(104)は、噴射弁径方向の中心から前記ノズルボデー(10)の外周面に至るまで、噴射弁軸線に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記下流開口端面(104)は、前記噴孔(101)の下流端が開口する部位よりも噴射弁径方向の内側の部位が、噴射弁軸線に対して直交していることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
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