JP2009214643A - 格納式フック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品類の取り付けと取り外しを片手操作かつワンタッチで行えるようする。
【解決手段】格納式フック装置8はケース1と、ケース内に入る格納状態とケース外へフック部22を突出した使用状態とに切り換えられるフック部材2と、ケース又はフック部材に移動可能に組み付けられフック部22との間に閉ループ空間Mを形成して該フック部に吊り下げられる物品類の抜けを防ぐ脱落防止用カバー部材3とを備えている。カバー部材3は、常時は付勢手段5の付勢力を利用して閉ループ空間Mを形成する閉位置に保持されると共に、使用状態ではフック部22への物品類の取り付けと取り外しに際し、フック部22と対向している対応部30が物品類を介して閉ループ空間Mの外側又は内側から押圧操作されることにより、前記閉位置からその各押圧方向へそれぞれ自動復帰可能に移動されることを特徴としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車等の乗物に好適なフック装置のうち、不使用時にケースに格納しておき、使用する際に外へ突出してハンガーや袋状物等の各種物品類を掛け止める格納式フック装置に関する。
従来の格納式フック装置には、特許文献1に開示されているように、ケースと、該ケース内に入る格納状態と先端側フック部をケース外へ突出した使用状態とに回動切り換えられるフック部材と、ケース又はフック部材に移動可能に組み付けられフック部との間に閉ループ空間を形成して該フック部に掛け止めされる物品類の抜けを防ぐ脱落防止用カバー部材とを備え、物品類がフック部に吊り下げられた状態で、上下に振動してもカバー部材により脱落しないようにした構造がある。
ところで、以上のカバー部材は、ばね部材によりフック部から離れる方向に付勢されていると共に、ばね部材の付勢力に抗しフック部上に配置して係合手段により保持される(以下、これを第1構造という)か、ばね部材によりフック部と当接される方向に付勢されて、該ばね部材の付勢圧に抗しフック部から離間操作される(以下、これを第2構造)かの何れかである。第1構造では、カバー部材がフック部材から離れている通常状態で物品類を吊り下げ、その後、カバー部材がばね部材の付勢力に抗しフック部上に押し下げられて係合手段を介して閉ループを保つ。第2構造では、カバー部材が付勢力で閉ループを保つため前記のような係合手段を省略でき、カバー部材を付勢力に抗してフック部材から持ち上げて離した状態で物品類をフック部に吊り下げた後、カバー部材の持ち上げを解放することになる。
特開2002−264729号公報
上記従来フック装置では、フック部材と共にカバー部材を有しているため、フック部に吊り下げられた物品類が走行振動で上下に揺れて、フック部から物品類の被取付部が浮き上がってもカバー部材に当たって不用意な抜けを阻止できる点から優れているが、次のように操作性が未だ満足できなかった。すなわち、第1構造では、物品類を取り付けたり取り外す場合、物品類をフック部に吊り下げたり外す操作と、カバー部材を係合手段によりフック部側に係脱する操作とが必須となりワンタッチ操作が不可能である。また、第2構造では、カバー部材を付勢力に抗してフック部材から離間した状態を保って、物品類をフック部に吊り下げたり外さなくてはならず、ワンタッチ操作性に欠けると共に片手操作が不可能である。
本発明の目的は、上記したような課題を解消して、フック部材及びカバー部材を有した格納式フック装置において、物品類の取り付け(吊り下げ)と取り外しを片手操作かつワンタッチで行えるようにし、それにより使い勝って及び商品価値を向上することにある。他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
上記目的を達成するために本発明は、図面に例示されるごとくケースと、前記ケース内に入る格納状態とケース外へ先端側フック部を突出した使用状態とに切り換えられるフック部材と、前記ケース又は前記フック部材に移動可能に組み付けられ前記フック部との間に閉ループ空間を形成して該フック部に吊り下げられる物品類の抜けを防ぐ脱落防止用カバー部材とを備えた格納式フック装置において、前記カバー部材は、常時は付勢手段の付勢力を利用して前記閉ループ空間を形成する閉位置に保持されると共に、前記使用状態では前記フック部への物品類の取り付けと取り外しに際し、前記フック部と対向している対応部が物品類を介して前記閉ループ空間の外側又は内側から押圧操作されることにより、前記閉位置からその各押圧方向へそれぞれ自動復帰可能に移動されることを特徴としている。
上記した本発明の格納式フック装置は次のように具体化されることがより好ましい。
(ア)請求項1において、前記付勢手段は、前記フック部材と前記カバー部材との間に設けられており、前記カバー部材を前記閉位置に保持するための保持力と共に、前記カバー部材を前記閉ループ空間の外側又は内側から押圧して移動したときに前記閉位置にそれぞれ復帰するための復帰力として作用する構成である(請求項2)。
(イ)請求項1又は2において、前記フック部材は前記ケースに上側を支点として回動可能に組み付けられていると共に、前記カバー部材は前記ケース又は前記フック部材に回動可能に組み付けられている構成である(請求項3)。
(ウ)請求項1から3の何れかにおいて、前記フック部材及び前記カバー部材は、互いに当接する座をそれぞれ有し、前記カバー部材が前記閉ループ空間の外側又は内側から押圧移動されたときに前記両座の当接角が変化する構成である(請求項4)。
(エ)請求項4において、前記フック部材及び前記カバー部材の少なくとも一方は、前記座を前記付勢手段の付勢力に抗して摺動する摺動手段を有している構成である(請求項5)。
(オ)請求項1から5の何れかにおいて、前記ケース及び前記フック部材は、前記フック部材の格納状態と使用状態とを保持するため互いに係脱する係合部及び被係合部の一方をそれぞれ有しており、前記カバー部材の押圧操作が前記係合部と前記被係合部との係合状態で行われる構成である(請求項6)。
請求項1の発明では、まず、カバー部材が図2や図3に例示されるごく押圧操作されない限りフック部材のフック部上に接近した閉位置に保持されているため外観特性を良好に維持できる。また、図5及び図6に示されるごとく物品類の取り付けに際しては物品類をカバー部材の対応部に外から押し当てると、カバー部材がその押し方向へ復帰可能に移動するため物品類(の被取付部)を片手かつワンタッチ操作でフック部に取り付けることができる。同様に、物品類の取り外しに際しては物品類をカバー部材の対応部に内側から押し当てると、カバー部材がその押し方向へ復帰可能に移動するため物品類(の被取付部)を片手かつワンタッチ操作でフック部から外すことができる。従って、本発明のフック装置は、特許文献1のカバー部材を有した利点に加え、外観特性及び物品類の取り付け取り外し操作性を向上できる。
請求項2の発明では、カバー部材を閉位置に保持するための保持力と、カバー部材を外側又は内側から押圧して移動したときに閉位置にそれぞれ復帰するための復帰力とを同じ付勢手段にて実現し、それにより部材数を少なくして簡略化できる。
請求項3の発明では、例えば、フック部材がケースに対し上側を支点として回動可能、つまり振り子状に回動されため、下側を支点として回動するタイプに比べ格納状態から使用状態に切り換えるフック部材の回動量ないしはケースからの突出量を抑え安全性を向上できる。
請求項4の発明では、例えば、図5及び図6に例示されるごとくカバー部材が閉ループ空間の外側又は内側から押圧移動されたときにフック部材側の座とカバー部材側の座とが異なる角度で当接することで、カバー部材を同じ付勢手段でそれぞれ復帰可能にし易くできる。更に、請求項5の発明では、フック部材及びカバー部材の少なくとも一方が前記座を付勢手段の付勢力に抗して摺動する摺動手段(例えば、図1及び図2の摺動部材及びその関連部)を有しているため、フック部材とカバー部材とを作動連結し易くなり設計自由度を拡大できる。
請求項6の発明では、例えば、フック部材が格納状態と使用状態でそれぞれ係合部と被係合部との係合により確実に保持されると共に、形態例のような使い勝手の良い切り換えが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を適用した格納式フック装置の構成部材を示し、図2と図3はフック部材の格納状態と使用状態を示し、図4〜図6は物品類を吊したり外すときの操作例を示している。以下の説明では、概要、装置構造、組立、作動の順に述べる。
(概要)形態例のフック装置8は、例えば、自動車の車室を区画形成している車室壁に取り付けられて、衣服や袋等の物品類を吊り下げるものである。構成部材は、図1に示されるごとくに、ケース1と、ケース1内に入る格納状態とケース外へ先端側を突出した使用状態とに切り換えられるフック部材2と、ケース1又はフック部材2に移動可能に組み付けられてフック部材2に吊り下げられる物品類の被取付部Nの抜けを防ぐカバー部材3と、フック部材2及びカバー部材3の少なくとも一方に摺動可能に組み付けられる摺動手段である摺動部材4と、カバー部材3を摺動部材4を介して付勢する付勢手段であるコイルばね5と、枢支用シャフト6と、ケース1を縁取りする縁取部材7とからなる。構造特徴は、図2と図3のごとくケース1に移動可能に組み付けられたフック部材2と共に脱落防止用カバー部材3を備えた格納式フック装置8において、カバー部材3は、シャフト6により枢支されてフック部材2の先端側フック部22との間に閉ループ空間Mを形成するよう設けられている。そして、カバー部材3は、常時はコイルばね5の付勢力を利用して閉ループ空間Mを形成する閉位置に保持されると共に、使用状態ではフック部22への物品類の被取付部Nの取り付けと取り外しに際し、フック部22と対向しているカバー部材3の対応部が物品類の被取付部Nを介して閉ループ空間Mの外側又は内側から押圧操作されることにより、閉ループ空間Mを形成する閉位置からその各押圧方向へそれぞれ自動復帰可能に移動される。なお、被取付部Nは、例えば、物品類が衣服であれば衣服側の取付箇所や衣服に使用されるハンガーのフック部、物品類が袋であれば袋側の取付箇所などが対応している。
(装置構造)ケース1、フック部材2、カバー部材3、摺動部材4、縁取部材7は樹脂成形体からなる。但し、材質は樹脂以外でもよい。このうち、ケース1は、上下壁10,11、両側壁12,12、背壁14で区画された前開口した矩形容器状をなしている。上下壁10,11には孔13a付の支持壁部13が前側に突設されている。上壁10は取付壁部13の後側に設けられた比較的大きな開口を有している。下壁11は、図3のごとく内面の略中央部に設けられた凹状係合部11aと、係合部11aより前側に設けられた小さなスリット11bを有している。両側の各側壁12には、前側の左右外面に張出部15が設けられ、又、上側に軸孔12aが対向して設けられると共に、その下側にあって側縁の上下部に係止穴12bが対向して設けられている。背壁14には、内面の略中央部に凹状係合部11aと類似する凹状係合部14aが設けられている。この係合部14aは板幅方向の溝状となっている。各張出部15には、背面側に突出されてねじ等を内空間から後方に向かって通す孔付きの取付部15a,15bと、上側の取付部15aの後面に突出されている位置決め用ボス部16と、張出部15と側壁12との間に貫通されたスリット状係合孔17,17とが設けられている。背壁14には、内面の略中央付近に凹状係合部14aが横方向に設けられている。
以上のケース1には縁取部材7が各部材を組み込んだ後に装着される。縁取部材7は、ケース前開口を縁取る枠状をなし、背面の両側に上下2段に突設された複数(この例では4つ)の係止片19と、背面の上下部に突設された係合軸部18とを有している。係止片19には、先端外側へ突出された爪9aと、基端内側に突出されたリブ19bとが設けられている。
フック部材2は、ケース1内にシャフト6を介し組み付けられる取付板部20と、取付板部20の下端後方に連設されて取付板部20と間隔を保っている連結板部21と、取付板部20の下端から前側に設けられた先端側フック部22とからなる。取付板部20には軸孔12aに対応した軸孔23が上端板幅方向に貫通形成されている。連結板部21は、取付板部20下端に接続されている水平板及び該水平板の後端から立ち上がった垂直板からなり、板幅中間の下側に一体化された補強部24と、前記垂直板の上側内面に突設されて全体が筒状に配された複数の支持部25と、前記垂直板の背面中央に突設された係合突起27及び背面上両側に突設された係合爪28,28とを有している。各支持部25は、スリット26により区画されていると共に、基端側に設けられた規制穴29を有している。係合突起27及び係合爪28は本発明の被係合部である。
カバー部材3は、前側のカバー部30と、カバー部30の背面両側から後方へ突出された一対の取付部31と、両取付部31の後端に結合された状態に設けられた座32とからなる。カバー部30は、図2のごとくフック部材2のフック部22と共にケース1の前開口をほぼ塞ぐ矩形板状となっていると共に、図5と図6のごとくフック部22との間に閉ループ空間Mを形成して該フック部22に吊り下げられる物品類の被取付部Nの抜けを防ぐ。各取付部31は、フック部材側取付板部20の上側を挿通可能な間隔を保っていると共に、同軸線上に貫通形成されて軸孔23と重なる孔33を有している。座32は、上下寸法がカバー部30より小さな矩形板状に形成されている。
摺動部材4は、矩形板状の座40及び座40の背面側に突設された複数の脚部41とからなる。座40は座32より若干大きく、座32が図2及び図3のごとく前面で接面したり、座32が図4及び図5(b)のごとく傾いて下端又は上端で当接可能となっている。脚部41は支持部25と同じ数だけ設けられていると共に、突出端に設けられた係止爪42を有している。
(組立)以上の各部材は次のような手順例で組み立てられる。まず、摺動部材4がフック部材2に対しコイルばね5と共に組み付けられる。この操作では、コイルばね5を各支持部25の外径側に配置した状態から、摺動部材側の各脚部41を支持部25同士の内側に押し込む。すると、摺動部材4は、座40でコイルばね5を圧縮した状態で、各脚部41が対応する支持部25の内側に押入されると、支持部25の内側に弾性的に圧接しながら最終的に係止爪42を規制穴29に嵌合する。そして、摺動部材4は、図2や図3のごとく係止爪42が規制穴29の前端に当たって規制されるまでコイルばね5の付勢力で前方へ摺動されていると共に、図4のごとくコイルばね5の付勢力に抗してカバー部材3により押圧されると前記嵌合状態を保って後方へ摺動される。
次に、以上のフック部材2は、ケース1に対しシャフト6を介してカバー部材3と共に組み付けられる。フック部材2は、取付板部20の上側にカバー部材3を配置、つまりカバー部材3の内側に取付板部20の上側を入れた状態でケース1内に入れる。この状態から、フック部材2及びカバー部材3は、シャフト6が軸部6bを一方の軸孔12a、一方の孔33、軸孔23、他方の孔33、他方の軸孔12aに挿通し、かつ軸部6bの先端を不図示の部材で抜け止め処理されることによりケース1に組み付けられることになる。最後に、縁取部材7は、ケース1に対し上下の係合軸部18を対応する支持壁部13の孔13aに挿入し、各係止片19を対応する係合孔17に挿入されることで一体化される。即ち、各係止片19は、爪19aが係合孔17に係合し、リブ19bが係止穴12bに係合した状態で抜け止めされる。
なお、シャフト6は、径大の頭部6a及び軸部6bを有していると共に、軸部6bの先端が抜止用ナット等を係合するタイプか、抜止用Eリング等を係合する係合溝タイプのものが好適である。また、この例では、フック部材2とカバー部材3を共通のシャフト6によりケース1に枢支することで部材数を少なくしたり組立性を良好にしているが、フック部材2及びカバー部材3はケース1に対し独立に枢支されるようにしてもよい。
(作動)以上の組み立てられたフック装置8の使用要領と共に動作特徴を明らかにする。
(ア)図2はフック部材2がケース1内に収容された格納状態を示している。この格納状態において、フック部材2は、連結板部21がコイルばね5の付勢力を受けてケース背壁14の内側に対向配置され、かつ、係合突起27が凹状係合部14aに係合されている。カバー部材3は、上側がシャフト6で枢支された状態で、座32がコイルばね5の付勢力で前方へ摺動された摺動部材4の座40と面当接された態様で全体が軽く前方へ押され、それによりカバー部30がケース1の前開口のうち、フック部22より上側の開口部を塞いでいる。
(イ)図3はフック部材2がフック部22をケース1外へ突出した使用状態を示している。すなわち、この使用状態への切換操作では、操作者が図4(a)のごとく指9をカバー部材側のカバー部30を外側からコイルばね5の付勢力に抗して押すと、カバー部材3がシャフト6を支点として取付板部20に当たるまで回動されるため、更に指9をフック部22に引っ掛け、フック部22を図4(b)のごとくケース開口から引き出した後、指9を外す。すると、フック部材2は、シャフト6を支点として振り子状に回動されてフック部22がケース内からケース外へ移動され、同時に係合突起27が係合部14aから係合解除された後、ケース底壁側の凹状係合部11aに係合されると共に、係合爪28,28が凹状係合部14aに係合される。また、指9をフック部22から外すと、カバー部材3が図5(a)のごとくその座32がコイルばね5の付勢力で前方へ摺動された摺動部材4の座40と面当接された態様で全体が軽く前方へ押され、それによりカバー部30がフック部22との間に閉ループ空間Mを形成する。フック部材2は、係合突起27と係合部11aの係合、係合爪28,28と係合部14aの係合状態で、連結板部21がコイルばね5の斜め下向きの付勢力を受けた状態で安定保持されている。
(ウ)図5(b)は使用状態にあるフック部材2に物品類の被取付部Nを引っ掛けるまでの過程を示している。すなわち、操作者は、物品類の被取付部Nを図5(a)の閉位置にあるカバー部材側カバー部30に外側から押し当てると、カバー部材3が図4の場合と同様にコイルばね5の付勢力に抗して図5(b)のごとくシャフト6を支点として奥側へ回動されてフック部22との間に隙間を形成するため、物品類の被取付部Nを同図のごとく離してフック部22に引っ掛ける。カバー部材3は、物品類の被取付部Nがカバー部30から離れると、座32が座40を介してコイルばね5の付勢力で元の閉位置まで回動される。図6(a)はそのようにして物品類が被取付部Nを介してカバー部30に取り付けられた状態を示している。このフック装置8では、カバー部材3がコイルばね5の付勢力に抗して押圧操作されない限りフック部材側フック部22上に接近した閉位置に保持されていることから外観特性を良好に維持でき、また、物品類の被取付部Nが上下方向の振動を受けてフック部22から瞬間的に浮き上がってもカバー部30の存在によりフック部22から不用意に外れるという虞を確実に阻止できる。
(エ)図6(b)は物品類の被取付部Nをフック部22から外すまでの過程を示している。すなわち、操作者は、物品類の被取付部Nを持ち上げるようにして、カバー部材側カバー部30に内から外側へ押し当てると、カバー部材3が図5(b)の場合と同様にコイルばね5の付勢力に抗してシャフト6を支点として外側へ回動されてフック部22との間に隙間を形成するため、物品類の被取付部Nを図6(b)のごとく該隙間から外へ移動することになる。なお、カバー部材3は、物品類の被取付部Nがカバー部30から離れると、座32が座40を介してコイルばね5の付勢力で元の閉位置まで回動される。このため、このフック装置8では、上記したように物品類の取り付けに際しては物品類の被取付部Nをカバー部30に外から押し当てると、カバー部材3がその押し方向へコイルばね5及び座32と座40の当接を介して復帰可能に移動するため物品類の被取付部Nを片手かつワンタッチ操作でフック部22に取り付けることができる。同時に、同様に、物品類の取り外しに際しては物品類をカバー部材側カバー部30に内側から押し当てると、カバー部材3がその押し方向へコイルばね5及び座32と座40の当接を介して復帰可能に移動するため物品類の被取付部Nを片手かつワンタッチ操作でフック部から外すことができる。なお、その後は、再び図5(a)の状態となる。フック部22をケース側へ押すと上記図2の格納状態となる。
なお、本発明のフック装置は、上記した形態に何ら制約されることなく、請求項1で特定された要件を除いて適宜に変更可能なものである。
発明形態の格納式フック装置の構成を示す分解構成図である。 (a)と(b)は図1のフック装置を格納状態で示す外観図と断面図である。 (a)と(b)は図1のフック装置を使用状態で示す外観図と断面図である。 (a)と(b)はフック部材を格納状態から使用状態に切り換えるときの操作を示す断面図である。 (a)と(b)は物品類を吊り下げるときの操作を示す断面図である。 (a)と(b)は物品類を外すときの操作を示す断面図である。
符号の説明
1…ケース(12aは軸孔、17は係合孔)
2…フック部材(20は取付板部、21は連結板部、22はフック部)
3…カバー部材(30はカバー部、31は取付部、32は座)
4…摺動部材(摺動手段、40は座、41は脚部、42は爪)
5…コイルばね(付勢手段)
7…縁取部材
8…フック装置
M…閉ループ空間
N…物品類の被取付部

Claims (6)

  1. ケースと、前記ケース内に入る格納状態とケース外へ先端側フック部を突出した使用状態とに切り換えられるフック部材と、前記ケース又は前記フック部材に移動可能に組み付けられ前記フック部との間に閉ループ空間を形成して該フック部に吊り下げられる物品類の抜けを防ぐ脱落防止用カバー部材とを備えた格納式フック装置において、
    前記カバー部材は、常時は付勢手段の付勢力を利用して前記閉ループを形成する閉位置に保持されると共に、前記使用状態では前記フック部への物品類の取り付けと取り外しに際し、前記フック部と対向している対応部が物品類を介して前記閉ループ空間の外側又は内側から押圧操作されることにより、前記閉位置からその各押圧方向へそれぞれ自動復帰可能に移動されることを特徴とする格納式フック装置。
  2. 前記付勢手段は、前記フック部材と前記カバー部材との間に設けられており、前記カバー部材を前記閉位置に保持するための保持力と共に、前記カバー部材を前記閉ループ空間の外側又は内側から押圧して移動したときに前記閉位置にそれぞれ復帰するための復帰力として作用することを特徴とする請求項1に記載の格納式フック装置。
  3. 前記フック部材は前記ケースに上側を支点として回動可能に組み付けられていると共に、前記カバー部材は前記ケース又は前記フック部材に回動可能に組み付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の格納式フック装置。
  4. 前記フック部材及び前記カバー部材は、互いに当接する座をそれぞれ有し、前記カバー部材が前記閉ループ空間の外側又は内側から押圧移動されたとき前記両座の当接角が変化することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の格納式フック装置。
  5. 前記フック部材及び前記カバー部材の少なくとも一方は、前記座を前記付勢手段の付勢力に抗して摺動する摺動手段を有していることを特徴とする請求項4に記載の格納式フック装置。
  6. 前記ケース及び前記フック部材は、前記フック部材の格納状態と使用状態とを保持するため互いに係脱する係合部及び被係合部の一方をそれぞれ有しており、前記カバー部材の押圧操作が前記係合部と前記被係合部との係合状態で行われることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の格納式フック装置。
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