JP2009214453A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャリッジと主走査センサを、ベルトにて固定し、キャリッジの移動時に主走査センサがキャリッジと同期しながら移動することによって、主走査エンコーダシートのパルスを読む構成にし、主走査エンコーダシートへのミスト付着を防止することによって、センサ誤動作防止及び、安定した画像を得る画像形成装置を提供することにある。
【解決手段】前記キャリッジ11の往復移動距離を検出するための主走査エンコーダシート7と主走査センサ8を有し、該主走査センサ8は前記ベルト34に固定されて前記キャリッジ11の移動に連動し、前記キャリッジ11の往復移動領域と前記主走査センサ8及び前記主走査エンコーダシート7の設置領域には仕切り板33が設けられている画像形成装置。
【選択図】図2
【解決手段】前記キャリッジ11の往復移動距離を検出するための主走査エンコーダシート7と主走査センサ8を有し、該主走査センサ8は前記ベルト34に固定されて前記キャリッジ11の移動に連動し、前記キャリッジ11の往復移動領域と前記主走査センサ8及び前記主走査エンコーダシート7の設置領域には仕切り板33が設けられている画像形成装置。
【選択図】図2
Description
本発明は、インクジェット印字装置、インクジェット方式等の種々の記録ヘッドを用いた、シリアルスキャン型の記録方式装置等の画像形成装置に関するものである。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置はインクジェット方式で印刷される印刷方法を用いているものもある。この印刷方法では、画像を形成するインク滴の他に、このインク滴よりも小さい液滴、インクミストと呼ばれる霧状の液滴画像同時に吐出される。かかる液滴は特定の画像ムラを発生手段、画像品質を劣化させる要因となる。
このため、従来から、かかる液滴を画像形成領域から排除し、画像ムラの発生を除去しかつ高画質の印字を行なうために各種の技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1には、プラテン高さに応じて送風量を可変となるように制御することにより、より効果的に高品位の画像を得ることが開示されている。特許文献2には、被印字媒体上に着弾する瞬間時のインク液滴の全体長さLを500[μm]以下とする技術が開示されている。
特開2006−231740公報
特開2006−82336公報
このため、従来から、かかる液滴を画像形成領域から排除し、画像ムラの発生を除去しかつ高画質の印字を行なうために各種の技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1には、プラテン高さに応じて送風量を可変となるように制御することにより、より効果的に高品位の画像を得ることが開示されている。特許文献2には、被印字媒体上に着弾する瞬間時のインク液滴の全体長さLを500[μm]以下とする技術が開示されている。
しかしながら、上述したような従来技術において、画像形成装置であるインクジェット印字装置では、往復移動可能なキャリッジに搭載されて印刷デ−タに対応してインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドを搭載しており、画像を形成する時に発生するミストの影響によって、主走査エンコーダシートが汚れ、移動距離を読むセンサが誤動作し、画像劣化や、指定した位置への画像形成ができないことによる画像不具合を発生することがあった。
また、従来は、記録媒体に往復移動可能なキャリッジに搭載されて印刷デ−タに対応してインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドを搭載した画像形成装置において、主走査エンコーダシートを印字領域外の後ステーに設置し、キャリッジ移動時に主走査センサがキャリッジと同期しながら移動し、主走査エンコーダシートのパルスを読むことによって、キャリッジの移動距離を検出する機構はなかった。
よって、主走査エンコーダシートが印字領域外に設置され、画像を形成する時に発生するミストの影響によって、上述したように、主走査エンコーダシートが汚れ、移動距離を読むセンサが誤動作し、画像劣化や、指定した位置への画像形成ができないことによる画像不具合が発生していた。
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、キャリッジと主走査センサを、ベルトにて固定し、キャリッジの移動時に主走査センサがキャリッジと同期しながら移動することによって、主走査エンコーダシートのパルスを読む構成にし、主走査エンコーダシートへのミスト付着を防止することによって、センサ誤動作防止及び、安定した画像を得る画像形成装置を提供することにある。
また、従来は、記録媒体に往復移動可能なキャリッジに搭載されて印刷デ−タに対応してインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドを搭載した画像形成装置において、主走査エンコーダシートを印字領域外の後ステーに設置し、キャリッジ移動時に主走査センサがキャリッジと同期しながら移動し、主走査エンコーダシートのパルスを読むことによって、キャリッジの移動距離を検出する機構はなかった。
よって、主走査エンコーダシートが印字領域外に設置され、画像を形成する時に発生するミストの影響によって、上述したように、主走査エンコーダシートが汚れ、移動距離を読むセンサが誤動作し、画像劣化や、指定した位置への画像形成ができないことによる画像不具合が発生していた。
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、キャリッジと主走査センサを、ベルトにて固定し、キャリッジの移動時に主走査センサがキャリッジと同期しながら移動することによって、主走査エンコーダシートのパルスを読む構成にし、主走査エンコーダシートへのミスト付着を防止することによって、センサ誤動作防止及び、安定した画像を得る画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、プーリ間に掛け回されたベルトに固定され、該ベルトの回動動作により往復移動可能なキャリッジと、該キャリッジの移動方向と直交する方向に記録媒体を搬送する搬送手段とを有し、前記キャリッジに搭載された液滴吐出ヘッドにより前記記録媒体へ記録液を吐出して画像を形成する画像形成装置において、前記キャリッジの往復移動距離を検出するための主走査エンコーダシートと主走査センサを有し、該主走査センサは前記ベルトに固定されて前記キャリッジの移動に連動し、前記キャリッジの往復移動領域と前記主走査センサ及び前記主走査エンコーダシートの設置領域には仕切り板が設けられている画像形成装置を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記主走査センサの移動領域に、該主走査センサの前記ベルトによる傾きを規制するガイドレールを有する請求項1記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記ベルトが、少なくとも2つのプーリに掛け回されて回動し、前記プーリの少なくとも1つにベルトテンションを調整する調整機構を有する請求項1又は2記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記キャリッジが複数のガイドロッドにより移動を案内される請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記主走査センサの移動領域に、該主走査センサの前記ベルトによる傾きを規制するガイドレールを有する請求項1記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記ベルトが、少なくとも2つのプーリに掛け回されて回動し、前記プーリの少なくとも1つにベルトテンションを調整する調整機構を有する請求項1又は2記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記キャリッジが複数のガイドロッドにより移動を案内される請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置を特徴とする。
本発明によれば、キャリッジと主走査センサをベルトで固定し、キャリッジ移動時に主走査センサがキャリッジと同期しながら移動する機構とすることによって、主走査エンコーダシートをミストの影響が受けない印字領域外の後ステーに設置し、主走査エンコーダシートにミスト付着を防止することによって、センサ誤動作防止及び、安定した画像を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明を適用し得る画像形成装置であるインクジェット印字装置を示す概略図である。図1のインクジェット印字装置1では、印字装置本体1aの内部に、主走査方向に移動可能なキャリッジ11を収納している。
印字装置本体1aの内部には、さらに、キャリッジ11に搭載されたインクジェットからなる印字(液摘吐出)ヘッド(又は、印字素子)12、この印字ヘッド12の直下に無端状の搬送ベルト13、印字ヘッド12へインクを供給するインク供給管(チューブ)14、図示してないインクサブタンク、インクカートリッジ等で構成される供給機構部が収納されている。
印字装置本体1aの下方部側には、装置前方側から多数枚の用紙を積載可能な図示してない給紙カセット又は給紙トレイが抜き差し自在に装着可能になっている。給紙カセットは用紙積載部16を構成しており、この用紙積載部16と同じ装置前方側に排紙トレイ27が設けられている。
印字装置本体1aの内部には、さらに、キャリッジ11に搭載されたインクジェットからなる印字(液摘吐出)ヘッド(又は、印字素子)12、この印字ヘッド12の直下に無端状の搬送ベルト13、印字ヘッド12へインクを供給するインク供給管(チューブ)14、図示してないインクサブタンク、インクカートリッジ等で構成される供給機構部が収納されている。
印字装置本体1aの下方部側には、装置前方側から多数枚の用紙を積載可能な図示してない給紙カセット又は給紙トレイが抜き差し自在に装着可能になっている。給紙カセットは用紙積載部16を構成しており、この用紙積載部16と同じ装置前方側に排紙トレイ27が設けられている。
インクジェット印字装置1には、さらに、図1に示すように、構成部品として高電圧電源17、帯電ローラ18、給紙コロ19、用紙分離パッド20、搬送ガイド21、先端コロ22、ベルト搬送ローラ23、テンションローラ24、除電ブラシ25、用紙ガイド26等が配設されている。
このインクジェット印字装置1における印字工程は、用紙積載部16に積載された多数枚の用紙から1枚の用紙Pが、給紙コロ19及び用紙分離パッド20で分離され、搬送ガイド21により案内されながら移送され、先端コロ22を介して、循環走行する搬送ベルト13上に給送される。
この搬送ベルト13上では、印字ヘッド12のノズル(図示せず)からのインク液滴が用紙Pに着弾することによって、所望の印字(画像形成)動作が行なわれる。印字後の用紙Pは用紙ガイド26を経て排紙トレイ27上に回収される。
このインクジェット印字装置1における印字工程は、用紙積載部16に積載された多数枚の用紙から1枚の用紙Pが、給紙コロ19及び用紙分離パッド20で分離され、搬送ガイド21により案内されながら移送され、先端コロ22を介して、循環走行する搬送ベルト13上に給送される。
この搬送ベルト13上では、印字ヘッド12のノズル(図示せず)からのインク液滴が用紙Pに着弾することによって、所望の印字(画像形成)動作が行なわれる。印字後の用紙Pは用紙ガイド26を経て排紙トレイ27上に回収される。
図2は画像形成装置に搭載する本発明によるキャリッジ周辺を示す右側正面から見た概略斜視図である。図3は図2を左側正面から見た概略斜視図である。図2及び図3における、キャリッジ11は、メインガイドロッド9とサブガイドロッド10にて保持されている。
メインガイドロッド9とサブガイドロッド10は、左右の軸受3、4に保持されている。左右の軸受3、4は筐体を形成する互いに平行な左右の側板5、6によって支持されている。主走査エンコーダシート7は、印字領域外の後ステー33に固定されている。
キャリッジ11及び主走査センサ8の移動方法は、主走査モータ30を固定する左側板6と、主走査モータ30のモータトルクを伝達する主走査プーリ31と、プーリ32を回転可能とさせるプーリブラケット37と、このプーリブラケット37を固定する右側板5と、キャリッジ11と主走査センサ8を固定しているベルト34から構成されている。
主走査エンコーダシート7のパルス検出は、主走査センサ8がキャリッジ11の移動と同期して移動することによって検出する構成となっている。上記構成によって、主走査エンコーダシート7をミストの影響がない印字領域外の後ステー33外に設置し、主走査エンコーダシート7へのミスト付着を防止することによって、センサ誤動作を防止しかつ、安定した画像を提供することを可能としている。
メインガイドロッド9とサブガイドロッド10は、左右の軸受3、4に保持されている。左右の軸受3、4は筐体を形成する互いに平行な左右の側板5、6によって支持されている。主走査エンコーダシート7は、印字領域外の後ステー33に固定されている。
キャリッジ11及び主走査センサ8の移動方法は、主走査モータ30を固定する左側板6と、主走査モータ30のモータトルクを伝達する主走査プーリ31と、プーリ32を回転可能とさせるプーリブラケット37と、このプーリブラケット37を固定する右側板5と、キャリッジ11と主走査センサ8を固定しているベルト34から構成されている。
主走査エンコーダシート7のパルス検出は、主走査センサ8がキャリッジ11の移動と同期して移動することによって検出する構成となっている。上記構成によって、主走査エンコーダシート7をミストの影響がない印字領域外の後ステー33外に設置し、主走査エンコーダシート7へのミスト付着を防止することによって、センサ誤動作を防止しかつ、安定した画像を提供することを可能としている。
キャリッジ11が、記録媒体である用紙をスキャンしながら記録ヘッド12(図1)にてインク滴を吐出し画像形成を行なう時に、キャリッジ11と主走査センサ8が同期しながら、メインガイドロッド9とサブガイドロッド10に沿って移動し、主走査センサ8が主走査エンコーダシート7のパルスを読むことによって、キャリッジ11の移動距離を検出する構成となっている。
ベルト搬送装置は、図1に示したように、往復移動可能なキャリッジ11に搭載されて印刷デ−タに対応してインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッド(印字ヘッド)12を搭載し、少なくとも2つの回転可能なローラ23、24によって張架される搬送ベルト13に記録媒体を密着搬送させる。
キャリッジ移動機構は、画像を形成する記録(液滴吐出)ヘッド12(図1)と、この記録ヘッド12を収納するキャリッジ11と、このキャリッジ11を保持する図3に示すメインガイドロッド9とサブガイドロッド10によって形成されており、メインガイドロッド9、サブガイドロッド10は左右の側板5、6に支持され、メインガイドロッド9は左右の軸受3、4に保持されて回転可能な構成となっている。
ベルト搬送装置は、図1に示したように、往復移動可能なキャリッジ11に搭載されて印刷デ−タに対応してインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッド(印字ヘッド)12を搭載し、少なくとも2つの回転可能なローラ23、24によって張架される搬送ベルト13に記録媒体を密着搬送させる。
キャリッジ移動機構は、画像を形成する記録(液滴吐出)ヘッド12(図1)と、この記録ヘッド12を収納するキャリッジ11と、このキャリッジ11を保持する図3に示すメインガイドロッド9とサブガイドロッド10によって形成されており、メインガイドロッド9、サブガイドロッド10は左右の側板5、6に支持され、メインガイドロッド9は左右の軸受3、4に保持されて回転可能な構成となっている。
記録媒体への画像形成は、キャリッジ11がガイドロッド9とサブガイドロット10に沿って移動する時に、各色の記録ヘッド12のノズル(図示せず)面よりインクを吐出し画像を形成している。
キャリッジ11と主走査センサ8は、ベルト34にて固定されており、キャリッジ11と主走査センサ8は後ステー33を挟み、対面に配置されている構成となっている。主走査エンコーダシート7は、後ステー33に固定されており、設置位置は印字領域外になる構成となっている。
キャリッジ11及び主走査センサ8は、主走査モータ30に固定され、この主走査モータ30のモータトルクを伝達する主走査プーリ31、プーリ32を回転可能とさせるプーリブラケット37、及び主走査プーリ31及びプーリ32に掛け回されるベルト34に主走査モータ30の駆動が伝達されて移動する構成となっている。この場合、ベルト34は後ステー33の外側のベルト部分に主走査センサ8を固定し、かつ内側のベルト部分にキャリッジ11を適宜に固定している。
キャリッジ11と主走査センサ8は、ベルト34にて固定されており、キャリッジ11と主走査センサ8は後ステー33を挟み、対面に配置されている構成となっている。主走査エンコーダシート7は、後ステー33に固定されており、設置位置は印字領域外になる構成となっている。
キャリッジ11及び主走査センサ8は、主走査モータ30に固定され、この主走査モータ30のモータトルクを伝達する主走査プーリ31、プーリ32を回転可能とさせるプーリブラケット37、及び主走査プーリ31及びプーリ32に掛け回されるベルト34に主走査モータ30の駆動が伝達されて移動する構成となっている。この場合、ベルト34は後ステー33の外側のベルト部分に主走査センサ8を固定し、かつ内側のベルト部分にキャリッジ11を適宜に固定している。
キャリッジ11の移動距離の検出は、キャリッジ11の対面に設置されている主走査センサ8がキャリッジ11の移動と同期しながら移動することによって、印字領域外の後ステー33に固定されている主走査エンコーダシート7のパルスを読み、これによって移動距離を検出する構成となっている。
キャリッジ11の移動時に、主走査センサ8が同期して移動する構成にすることにより、後ステー33外の印字領域外に主走査エンコーダシート7を設置することができ、ミストの影響を受けない移動距離検出機構とすることができる。
キャリッジ11の移動時に、主走査センサ8が同期して移動する構成にすることにより、後ステー33外の印字領域外に主走査エンコーダシート7を設置することができ、ミストの影響を受けない移動距離検出機構とすることができる。
上述したように、従来技術には、主走査エンコーダシート7を印字領域外の後ステー33に設置し、キャリッジ11の移動時に主走査センサ8がキャリッジ11と同期しながら移動し、主走査エンコーダシート7のパルスを読むことによって、キャリッジ11の移動距離を検出する機構はなかった。
そのため、主走査エンコーダシート7が印字領域外に設置され、画像を形成する時に発生するミストの影響によって、主走査エンコーダシート7が汚れ、移動距離を読むセンサが誤動作し、画像劣化や、指定した位置への画像形成ができないことによる画像不具合が発生していた。
本実施の形態によれば、キャリッジ11と主走査センサ8を、後ステー33を挟み対面に設置し、主走査プーリ31とプーリ32とに掛け回されるベルト34にて固定し、キャリッジ11の移動時に主走査センサ8がキャリッジ11と同期しながら移動することによって、主走査エンコーダシート7をミストの影響を受けない印字領域外の後ステー33に設置し、主走査エンコーダシート7へのミスト付着を防止することによって、センサ誤動作防止及び、安定した画像を提供することができる。
そのため、主走査エンコーダシート7が印字領域外に設置され、画像を形成する時に発生するミストの影響によって、主走査エンコーダシート7が汚れ、移動距離を読むセンサが誤動作し、画像劣化や、指定した位置への画像形成ができないことによる画像不具合が発生していた。
本実施の形態によれば、キャリッジ11と主走査センサ8を、後ステー33を挟み対面に設置し、主走査プーリ31とプーリ32とに掛け回されるベルト34にて固定し、キャリッジ11の移動時に主走査センサ8がキャリッジ11と同期しながら移動することによって、主走査エンコーダシート7をミストの影響を受けない印字領域外の後ステー33に設置し、主走査エンコーダシート7へのミスト付着を防止することによって、センサ誤動作防止及び、安定した画像を提供することができる。
図4は画像形成装置に搭載する本発明によるキャリッジ周辺を主走査レールとともに示す右側正面から見た概略斜視図である。図5は図4の概略斜視図を、角度を変えて示す概略斜視図である。図4及び図5の構成は図2及び図3の構成と基本的には同一であるので、同一部分に同一符号を付してここで必要以外の説明は省略する。
図4及び図5において、主走査センサ8は、図2のキャリッジ11の移動に加えて、後ステー33に主走査レール35を固定し、このレール形状の主走査レール35のレール形状によって主走査センサ8の傾きを規制する構成となっている。
かかる構成によって、ベルト34に固定した主走査センサ8が、ベルト34の可動時に張力によって揺れ動く傾きを防止することによって、主走査センサ8の傾きによる主走査エンコーダシート7のパルスの読み飛ばしを防止し、安定した画像を提供することを可能としている。
図4及び図5において、主走査センサ8は、図2のキャリッジ11の移動に加えて、後ステー33に主走査レール35を固定し、このレール形状の主走査レール35のレール形状によって主走査センサ8の傾きを規制する構成となっている。
かかる構成によって、ベルト34に固定した主走査センサ8が、ベルト34の可動時に張力によって揺れ動く傾きを防止することによって、主走査センサ8の傾きによる主走査エンコーダシート7のパルスの読み飛ばしを防止し、安定した画像を提供することを可能としている。
主走査センサ8によるキャリッジ11の移動距離検出は、主走査プーリ31とプーリ32に掛け回されているベルト34の引っ張りによってキャリッジ11と同期しながら移動することによって、後ステー33に固定されている主走査エンコーダシート7のパルスを読むことによって行なわれる。
ベルト34の引っ張りでは、主走査モータ30の特性上、動き始め時に加速することによって主走査センサ8が傾き、主走査エンコーダシート7のパルスの読み飛ばしが懸念される。よって、主走査エンコーダシート7のパルスの読み飛ばしの原因によって安定した画像の提供が困難である。
従って、この実施の形態では、主走査センサ8の傾きを防止する主走査レール35を設置することによって、ベルト34の揺れに基づく主走査センサ8の傾きを主走査レール35に沿って移動させることによって防止し、主走査センサ8による主走査エンコーダシート7のパルスの読み飛ばしを防止し、安定した画像を提供することができる。
ベルト34の引っ張りでは、主走査モータ30の特性上、動き始め時に加速することによって主走査センサ8が傾き、主走査エンコーダシート7のパルスの読み飛ばしが懸念される。よって、主走査エンコーダシート7のパルスの読み飛ばしの原因によって安定した画像の提供が困難である。
従って、この実施の形態では、主走査センサ8の傾きを防止する主走査レール35を設置することによって、ベルト34の揺れに基づく主走査センサ8の傾きを主走査レール35に沿って移動させることによって防止し、主走査センサ8による主走査エンコーダシート7のパルスの読み飛ばしを防止し、安定した画像を提供することができる。
図6は画像形成装置に搭載する本発明によるキャリッジ周辺をプーリスプリングとともに示す図4の状態から右側に90°位置を移した概略斜視図である。図7は図6の概略斜視図を上から見た平面図である。
図6及び図7を参照して説明すると、プーリ32は、図2のプーリ構成に加えて、プーリブラケット37と右側板5の間にプーリスプリング36を入れ、プーリ32が回動することによって、主走査センサ8にベルトテンションの影響を与えない構成となっている。図6及び図7の構成は図2及び図3の構成と基本的には同一であるので、同一部分に同一符号を付してここで必要以外の説明は省略する。
図6及び図7には詳細に示してないが、プーリスプリング36は引っ張りコイルばねからなり、このプーリスプリング36は右側板5の突出板部5aの上縁とプーリブラケット37との間に配置され(図6の拡大円)、少なくとも2つのプーリ31、32に掛け回されて回動するベルト34のプーリの少なくとも1つ(図ではプーリ32)でベルトテンションを調整する調整機構を構成している。
このプーリスプリング36はベルト34の可動時の張力をその伸縮によって一定にするように作用する。この時、プーリ32が、張力を一定にするために、伸縮方向に動くようになっている。また、ベルト34を組み付ける時に、プーリ32が回動することによって、組み付け易い構成となっている。
図6及び図7を参照して説明すると、プーリ32は、図2のプーリ構成に加えて、プーリブラケット37と右側板5の間にプーリスプリング36を入れ、プーリ32が回動することによって、主走査センサ8にベルトテンションの影響を与えない構成となっている。図6及び図7の構成は図2及び図3の構成と基本的には同一であるので、同一部分に同一符号を付してここで必要以外の説明は省略する。
図6及び図7には詳細に示してないが、プーリスプリング36は引っ張りコイルばねからなり、このプーリスプリング36は右側板5の突出板部5aの上縁とプーリブラケット37との間に配置され(図6の拡大円)、少なくとも2つのプーリ31、32に掛け回されて回動するベルト34のプーリの少なくとも1つ(図ではプーリ32)でベルトテンションを調整する調整機構を構成している。
このプーリスプリング36はベルト34の可動時の張力をその伸縮によって一定にするように作用する。この時、プーリ32が、張力を一定にするために、伸縮方向に動くようになっている。また、ベルト34を組み付ける時に、プーリ32が回動することによって、組み付け易い構成となっている。
上記構成によって、突発的な摺動負荷増減が発生した場合でも、ベルトテンションを一定にしてプーリ32とベルト34の歯飛び及び、主走査センサ8と主走査エンコーダシート7の検出距離を確保することにより、主走査エンコーダシート7のパルスの読み飛ばしを防止し、安定した画像を提供するとともに、プーリ32を回動させることによってベルト34の組み立て性を向上する構成となっている。
このように、プーリ32とプーリブラケット37は、右側板5に単に固定されている場合には、突発的な摺動負荷増減によってベルトテンションに変化が生じ、プーリ32とベルト34の歯飛び及び、ベルト34の撓みによって主走査センサ8と主走査エンコーダシート7の検出距離が変化し、主走査エンコーダシート7の読み飛ばしによる画像劣化が生じる。また、ベルトを組み付ける時に、プーリ32が可動しないことによって組み付けが困難である。
従って、上述した、本発明によるように、プーリ32とプーリブラケット37との間に、右側板5に引っ掛けたプーリスプリング36を入れることによって、ベルトテンションを一定にして主走査エンコーダシート7のパルスの読み飛ばしを防止し、安定した画像を提供するとともに、プーリ32を回動させることによってベルト34の組み立て性を向上することもできる。
このように、プーリ32とプーリブラケット37は、右側板5に単に固定されている場合には、突発的な摺動負荷増減によってベルトテンションに変化が生じ、プーリ32とベルト34の歯飛び及び、ベルト34の撓みによって主走査センサ8と主走査エンコーダシート7の検出距離が変化し、主走査エンコーダシート7の読み飛ばしによる画像劣化が生じる。また、ベルトを組み付ける時に、プーリ32が可動しないことによって組み付けが困難である。
従って、上述した、本発明によるように、プーリ32とプーリブラケット37との間に、右側板5に引っ掛けたプーリスプリング36を入れることによって、ベルトテンションを一定にして主走査エンコーダシート7のパルスの読み飛ばしを防止し、安定した画像を提供するとともに、プーリ32を回動させることによってベルト34の組み立て性を向上することもできる。
1 画像形成装置、7 主走査エンコーダシート、8 主走査センサ、9 メインガイドロッド、10 サブガイドロッド、11 キャリッジ、12 液滴吐出ヘッド、13 搬送手段、30 主走査モータ、31 主走査プーリ、32 プーリ、33 仕切り板(後ステー)、34 ベルト、35 ガイドレール(主走査レール)、36 調整機構(プーリスプリング)、37 プーリブラケット
Claims (4)
- プーリ間に掛け回されたベルトに固定され、該ベルトの回動動作により往復移動可能なキャリッジと、該キャリッジの移動方向と直交する方向に記録媒体を搬送する搬送手段とを有し、前記キャリッジに搭載された液滴吐出ヘッドにより前記記録媒体へ記録液を吐出して画像を形成する画像形成装置において、
前記キャリッジの往復移動距離を検出するための主走査エンコーダシートと主走査センサを有し、該主走査センサは前記ベルトに固定されて前記キャリッジの移動に連動し、前記キャリッジの往復移動領域と前記主走査センサ及び前記主走査エンコーダシートの設置領域には仕切り板が設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記主走査センサの移動領域に、該主走査センサの前記ベルトによる傾きを規制するガイドレールを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記ベルトは、少なくとも2つのプーリに掛け回されて回動し、前記プーリの少なくとも1つにベルトテンションを調整する調整機構を有することを特徴する請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 前記キャリッジは複数のガイドロッドにより移動を案内されることを特徴する請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008061317A JP2009214453A (ja) | 2008-03-11 | 2008-03-11 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008061317A JP2009214453A (ja) | 2008-03-11 | 2008-03-11 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009214453A true JP2009214453A (ja) | 2009-09-24 |
Family
ID=41186853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008061317A Pending JP2009214453A (ja) | 2008-03-11 | 2008-03-11 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009214453A (ja) |
-
2008
- 2008-03-11 JP JP2008061317A patent/JP2009214453A/ja active Pending
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