JP2009214292A - 切断機 - Google Patents

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Abstract

【課題】被加工材の切断作業時に発生する切粉が、切断方向の前方領域に堆積することを防止する。
【解決手段】本体ハウジング103に形成され、モータ冷却後の風を前方に向かって排出する排気口151と、アンギュラープレート113に形成され、排気口151から排出された風をベース111の移動方向の前方領域に導く開口部153と、排気口151から排出された風が、ブレード123を覆う第2の領域105の前端とアンギュラープレート113の一端部113の間を通ってベース111の移動方向の側方へ流出することを規制し、これにより排気口から排出された風が前記開口部へ流れるように促す規制部157を有する構成とした。
【選択図】図1

Description

この発明は、手持ち式の丸鋸のような切断機において、被加工材の切断時に発生する切粉の処理技術に関する。
手持ち式の丸鋸を用いての被加工材(特に木材)の切断作業によって発生する切粉は、被加工材を切断するブレード(ノコ刃)の回転によって生ずる空気流によって運ばれ、ブレードの概ね半分の上部領域を覆うブレードケースの内側を通って当該ブレードケース後部から排出される。しかし、一部の切粉については、前方へと飛び出してベース上面あるいはベース前方の被加工材の上面に堆積し、当該ベース上面の墨線ガイドあるいは被加工材に引かれた墨線を覆い隠してしまう。このような不具合を解決するべく、モータの冷却に供された冷却風を切粉の吹き飛ばしに利用する技術が提案されている。例えば、特表2007−517702号公報(特許文献1)には、モータハウジングのブレードケースとの連接部近くの前側領域に排気口を形成し、当該排気口からモータ冷却後の風をベース前方の切断領域(ノコ刃と被加工材との切断点近傍)に向って斜め上方から吹き付ける構成の切粉処理技術が開示されている。
丸鋸においては、モータハウジングの前方位置、すなわち切断方向の前方位置におけるベース上面に、傾斜切り作業のための傾斜角度調節用のアンギュラープレートが配置されている。このため、上記開示技術では、アンギュラープレートに通風用のスリットを設定し、モータハウジングの排気口から放出された冷却風が上記スリットを通り抜けてベース前方の切断領域に吹き付ける構成としている。しかしながら、構造上の理由から、ブレードケースの前端部分とアンギュラープレート端部との間には隙間が存在するため、排気口から排出された冷却風が前記隙間を通って斜め側方へと流出し、ブレードケースのスリットから切断領域に向かって吹き付けられる風量が減少する。その結果、冷却風による吹き飛ばし効果が低下することになり、かかる点でなお改良の余地がある。
特表2007−517702号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、切断機において、被加工材の切断作業時に発生する切粉が、切断方向の前方領域に堆積することを防止する上で有効な技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明に係る切断機の好ましい形態は、モータと、ブレードと、本体ハウジングと、ベースと、アンギュラープレートを有する。モータは、ブレードを駆動する。ブレードは、前方に移動されることで被加工材を切断する。本体ハウジングは、モータを収容する第1の領域及びブレードを覆う第2の領域を有するとともに第2の領域が第1の領域の前面よりも前方に張り出している。ベースは、本体ハウジングの下方に配置されるとともに被加工材上に載置可能とされる。アンギュラープレートは、本体ハウジングをベースに対し前後方向の軸線回りに傾動自在に連接し、本体ハウジングの傾動動作によるベース下面に対するブレードの傾斜角の調節を可能とする。また、アンギュラープレートは、本体ハウジングの前方において、前後方向と交差する方向に延在されるとともに、当該延在方向の一端部が第2の領域の前方に配置されている。なお、本発明における「切断機」は、典型的には丸鋸がこれに該当するが、厚肉のブレードを用いて被加工材に溝加工を行う溝切機に適用することを妨げない。また、本発明における「前方に配置される」態様としては、典型的には、アンギュラープレートの一端部が第2の領域に対向状に配置される態様がこれに該当するが、第2の領域の前方付近まで延在している態様を好適に包含する。
本発明に係る切断機の好ましい形態によれば、本体ハウジングに形成され、モータ冷却後の風を前方に向かって排出する排気口と、アンギュラープレートに形成され、排気口から排出された風をベースの移動方向の前方領域に導く開口部と、排気口から排出された風が、第2の領域の前端とアンギュラープレートの一端部の間を通ってベースの移動方向の側方へ流出することを規制し、これにより排気口から排出された風が前記開口部へ流れるように促す規制部を更に有する。なお、本発明における「規制部」については、第2の領域の前端とアンギュラープレートの一端部の間の隙間を詰めることが可能な部材であれば足り、その形状、サイズ等については適宜に定められる。また、「規制部」は、典型的には本体ハウジングに一体に形成する態様または別部材として形成したものを止着する態様で設けられるが、係る態様に限らず、アンギュラープレートに設ける態様、あるいは本体ハウジングとアンギュラープレートの双方に設ける態様、さらにはベース上面に設ける態様のいずれも好適に包含する。
本発明によれば、切断機による切断作業時において、モータ冷却後の風が本体ハウジングの排気口から前方に向かって排出されると、当該排出された風が、本体ハウジングの前方に配置されたアンギュラープレートの開口部を通ってベースの移動方向の前方領域に導かれる。切断機を上方から見たとき、切断機の構造上、排気口はブレードの側方近くに設けられる。このため、ベースの移動方向の前方領域に風を効率的に吹き付けるべく、排気口から排出される風の方向が切断線を斜めに横切る方向となるように設定すると、排気口から排出された風は、第2の領域の前方に張り出している部分に沿いながら前方へと流れる形となり、そして当該外壁面が途切れる前端部と、アンギュラープレートの一端部の間を通ってベースの移動方向の側方へ流出してしまう。
本発明によれば、排気口から排出された風が、第2の領域の前端とアンギュラープレートの間から流出することを規制部により規制することができるため、結果として開口部を通ってベースの移動方向の前方領域に吹き付けられる風量を増大することが可能となり、これにより切断方向の前方領域の切粉、すなわちベース上面の切断位置を表示する墨線ガイド及び被加工材(墨線)上の切粉を効果的に吹き飛ばすことが可能となる。
本発明に係る切断機の更なる形態によれば、規制部は、本体ハウジングにおける第2の領域の前端に設けられており、ブレードの傾斜角調節のために本体ハウジングがベースに対し前後方向の軸線回りに傾動され、第2の領域がアンギュラープレートの一端部から離れた状態では、排気口から排出された風をベースの移動方向の前方領域に導くガイドとして機能する。規制部は、典型的には、第2の領域の前端から上下方向及び前方向に所定長さで直線状にあるいは傾斜状に延在する態様で形成される。本発明によれば、切断機による傾斜切りでの切断作業を行う際、排気口から排出され、第2の領域の前方に張り出している部分に沿って前方へ流れる風を、規制部によって更にベース前方の切断領域に向かうように誘導することができる。これにより切断方向の前方領域の切粉を吹き飛ばすことが可能となる。
本発明に係る切断機の更なる形態によれば、開口部は、排気口よりも下方に位置するとともに、内壁下面が前方に向かって斜め下方に傾斜する斜面によって形成されている。このような構成とすることで、排気口から排出される風をベースの移動方向の前方領域に効率的に吹き付けることができる。
本発明に係る切断機の更なる形態によれば、アンギュラープレートには、開口部に隣接した部位に水平方向に延在するスリット状の横孔が上下方向に複数並列状に形成され、排気口から排出された風の一部が横孔を通してベース前方の切断領域に吹き付けられる構成とした。本発明によれば、排気口から排出された風を、開口部のみならず、複数の横孔を介してベースの移動方向の前方領域に吹き付けることができる。
本発明によれば、切断機において、被加工材の切断作業時に発生する切粉が、切断方向の前方領域に堆積することを防止する上で有効な技術が提供されることとなった。
以下、本発明の実施形態につき、図1〜図8を参照しつつ説明する。本実施の形態は、切断機の一例として手持ち式の丸鋸を用いて説明する。図1は本実施の形態に係る丸鋸101の全体構成を示す斜視図であり、図2は丸鋸101の全体構成を示す平断面図であり、図3は丸鋸101の全体構成を示す正面図であり、図4は丸鋸101の全体構成を示す背面図であり、図5は傾斜切りのためにベースに111に対して丸鋸本体部103が傾斜された状態を示す側面図である。また、図6はアンギュラープレート113を示す側面図であり、図7は図6のA−A線断面図であり、図8は図6のB−B線断面図である。
図1〜図5に示すように、本実施の形態に係る丸鋸101は、概括的に、被加工材上に載置されて切断方向に移動されるベース111と、当該ベース111の上方に配置される丸鋸本体部103とを有する。丸鋸本体部103は、本発明における「本体ハウジング」に対応する。
丸鋸本体部103は、鉛直面内で回転されるブレード123の概ね上半分を覆蓋するブレードケース105、ブレード123を回転駆動するための駆動モータ131を収容するモータハウジング107、及び作業者が把持して丸鋸101を操作するためのハンドグリップ(ハンドル部)109を主体として構成される。ブレードケース105は、本発明における「第2の領域」に対応し、モータハウジング107は、本発明における「第1の領域」に対応する。ブレードケース105には、ブレード123の下半分を覆うセーフティカバー126が回動自在に付設されている。そして当該セーフティカバー126を含めたブレード123の下縁部が、ベース111に形成された開口111a(図2参照)を通して下面側に突出されている。なお、説明の便宜上、被加工材を切断するべく当該被加工材上にベース111の先端部を載置して丸鋸101を移動させるときの先端側を前、その反対側を後といい、移動方向と交差する水平方向を左右という。また、被加工材については便宜上図示を省略する。
セーフティカバー126は、被加工材を切断するべくベース111の前端部(図2において右側)を被加工材上に載置して前方(図1〜図3において右方向)へ移動させたとき、当該被加工材によって前端部を押されることで退避し、ブレードケース125内に収容される。ハンドグリップ109は、モータハウジング107の上方に一体状に設けられるとともに、駆動モータ131を通電駆動するためのトリガスイッチ(便宜上、図示を省略する)を備えている。
図2に示すように、駆動モータ131は、モータハウジング107内に回転可能に配置される回転子131aと、モータハウジング107内にネジ等の止着手段によって固定される固定子131bとから構成されるとともに、その回転軸線方向が切断作業時における丸鋸101の移動方向、すなわち切断方向と直交する方向となるように配置されている。駆動モータ131は、本発明における「モータ」に対応する。駆動モータ131は、前方から見てブレード123の右側方に配置されるとともに、出力軸133の回転軸線がブレード123の回転軸線と平行に設定されている。そして駆動モータ131の回転出力は、出力軸133から歯車式動力伝達機構(図2に1つの歯車135が示される)を介してブレード123が装着されるブレード取付軸123aに減速して伝達される構成とされる。歯車式動力伝達機構は、前方から見てブレードケース105の右側面部に一体に形成されたギアハウジング部105a内に収容される。駆動モータ131を収容するモータハウジング107は、前方から見てブレードケース105の右側方に配置されるとともに、当該ブレードケース105のギアハウジング部105aに接合されている。
上記のように構成された丸鋸101において、作業者は、丸鋸101のハンドグリップ109を把持するとともに、トリガスイッチの引き操作により駆動モータ131を通電駆動してブレード123を回転駆動した状態で、被加工材上にベース111の前端部を載置して下向きに荷重を掛けながら前方へ移動させることにより、ブレード123によって当該被加工材を切断することができる。なお、ベース111の前端上面部には、ブレード123の切断位置を表示する表示部としての墨線ガイド127が設けられている。したがって、使用者は、この墨線ガイド127に目線を向けてブレード123の切断位置を確認しつつ切断作業を行うことができる。
また、丸鋸本体部103は、ベース111の前側および後側に設けた前後のアンギュラープレート113に前後方向に延在する回動軸115(図3参照)を支点として左右方向に傾動可能に取り付けられる。すなわち、丸鋸本体部103は、ベース111に対しアンギュラープレート113を介して前後方向の軸線回りに左右方向に傾動自在に連接されている。前側のアンギュラープレート113の右側には、回動軸115を中心とする円弧状の傾斜角調節用のガイド孔113a(図6参照)が形成されており、このガイド孔113aを貫通して傾斜角調節用のロックネジ117を丸鋸本体部103側のアンギュラーガイド119に締め付けることで当該アンギュラープレート113がアンギュラーガイド119に固定され、締め付けを緩めることで固定が解除される構成とされる。
したがって、ロックネジ117による固定を解除した状態では、回動軸115を支点にして丸鋸本体部103を左右方向に傾動することによって、ベース111の下面に対する丸鋸本体部103の傾斜角度、すなわちブレード123の傾斜角度をベース下面に対して直角をなす直角位置と最大傾斜位置との間で調節し、調節後においてはロックネジ117を締め付けることによって調節された任意の傾斜角度位置に丸鋸本体部103を固定することができる。これにより、丸鋸101の前方から見てブレードを左側に傾けた状態での傾斜切り作業が可能とされる。
また、丸鋸101は、ベース111下面からのブレード下縁部の突出量が調節できる機能、すなわち切込深さ調節機能を有するが、このことについては、本発明には直接的には関係しないため、その説明を省略する。
次に駆動モータ131の冷却に用いられたモータハウジング107内の冷却風を墨線ガイド127の上面およびその前方領域に吹き付けて切粉を吹き飛ばす冷却風の吹き付け構造につき説明する。なお、図面中の矢印付き太線は、冷却風の流れを示す。
駆動モータ131の出力軸133には、モータハウジング107に冷却風を流通させる冷却ファン141が当該出力軸133と一体回転するように取り付けられている。冷却ファン141には、遠心ファンが用いられており、当該冷却ファン141の後側にバッフルプレート143が配置されている。バッフルプレート143の中央部には、通風孔145(図3参照)が設けられている。駆動モータ131の通電駆動によって冷却ファン141が回転されると、当該冷却ファン141の吸引力によりモータハウジング107の端部に形成された吸入口107aから冷却風が吸入される。モータハウジング107内に吸入された冷却風は、回転子131aと固定子131bとの間の隙間、あるいは固定子131bとモータハウジング107内壁面との間に形成された隙間を通ってギアハウジング部105a側へとモータ長軸方向に流通することで駆動モータ131を冷却する。その後、冷却風は冷却ファン141の径方向に流れるとともに、バッフルプレート143により方向転換され、更にモータ長軸方向へと案内されつつモータハウジング107からブレードケース105のギアハウジング部105aへと流入する。
ギアハウジング部105aは、モータハウジング107の外形と対応する大きさの筒形に形成されている。一方、ブレード123を覆うブレードケース105は、ギアハウジング部105aよりも大形である。このため、ブレードケース105は、図示のように、ギアハウジング部105aの前面及びモータハウジング107の前面よりも前方に所定長さで張り出している。ギアハウジング部105aの前面には冷却風を前方に排出させるための排気口151が形成されている。排気口151には、水平方向(左右方向)に延在する複数枚のルーバー151a(図4参照)が設けられており、当該ルーバー151aによって排気口151から排出される冷却風が斜め下方、すなわち前述した墨線ガイド127及びその前方領域に向かうように指向される。
冷却風が排出される前方、すなわち丸鋸本体部103の前方には、前側のアンギュラープレート113が配置されている。アンギュラープレート113は、図6に示すように、前方から見て略三角形状であり、前後方向と交差する左右方向に延在されている。アンギュラープレート113の一方の端部(左端部)113bは、モータハウジング107の前面よりも前方へと張り出すブレードケース105の前端に向かって延在しており、当該延在方向の端部113bがブレードケース105の前端と概ね対向されている。アンギュラープレート113の左下隅部、すなわちブレードケース105側に近接した領域には、排気口151から排出された冷却風を墨線ガイド127及びその前方領域に向かって導くための風窓153が形成されている。風窓153は、本発明における「開口部」に対応する。
風窓153は、図6に示すように、前方から見て略方形状に形成されている。風窓153は、排気口151の前方で、かつ下方に設定されるとともに、排気口151側から流入する冷却風を斜め下方へと導くべく、図7の断面図に示すように、その内壁下面が前方に向かって下方に傾斜する斜面153aによって形成されている。従って、排気口151から排出され、風窓153を通って前方へと流れる冷却風が墨線ガイド127及びその前方領域である被加工材の墨線に吹き付けられ、当該墨線ガイド127上及び被加工材上の切粉を吹き飛ばすことができる。
アンギュラープレート113の風窓153と前述した傾斜角調節用のガイド孔113aの間には、排気口151から排出された冷却風を前方に流通するべく、更に水平方向に長いスリット状の複数の横孔155が上下方向に並列状に設けられている。従って、排気口151から排出された冷却風は、風窓153を通って前方に流れることに加え、複数の横孔155を経て前方へ流れる。すなわち、排気口151から排出された冷却風は、2つの流通経路を経て前方へと流れ、これにより墨線ガイド上及び被加工材上の切粉をより強く吹き飛ばすことができる。また、図8の断面図に示すように、各横孔155は、その内壁下面が前方に向かって下方に傾斜する斜面155aによって形成されるとともに、それら横孔155を通って前方へと流れる冷却風が前方の一箇所(特定の領域)に向かって集中するように各斜面155aの傾斜角度が設定されている。このため、より効率的に切粉を吹き飛ばすことが可能となる。
バッフルプレート143により駆動モータ131の回転軸線方向へと案内されつつ排気口から排出される冷却風は、ブレードケース105の側面に沿いながら前方へと流れる。そして冷却風の一部が、ブレードケース105の側面が途切れる前端部と、アンギュラープレート113の端部113bの間の隙間C(図3参照)を通ってベース111の移動方向の側方へ流出すると、その結果として風窓153を通って前方へ吹き出す風量が減少することになる。
本実施の形態においては、このような冷却風の流出を規制するべく、ブレードケース105の前端部には、遮蔽板157が一体に設けられている。遮蔽板157は本発明における「規制部」に対応する。遮蔽板157は、ブレードケース105の外縁部の前端部分に沿って上下方向に延在するとともに、アンギュラープレート113の端部113bに対する干渉を回避しつつ、当該アンギュラープレート113に極力接近するように前方に突出されている。遮蔽板157は、風窓153と隣接する部位に形成されるとともに、風窓153の上下方向の幅を超える上下方向の長さを有している。このように、遮蔽板157は、アンギュラープレート113との干渉を回避しつつ、ブレードケース105の前端部とアンギュラープレート113の端部113b間の隙間Cを詰める(狭める)ように設定される。
本実施の形態によれば、ブレードケース105の前端部とアンギュラープレート113の端部113b間の隙間Cに、当該隙間Cを詰めるように、遮蔽板157を設定したことにより、当該隙間Cから冷却風が側方に流出することを抑え、これにより風窓153への冷却風の流入を促すことができる。その結果、風窓153を通って前方に流出する冷却風の風量を増やすことが可能となり、墨線ガイド127及びその前方の被加工材上の切粉を効果的に吹き飛ばすことができる。
図5に示すように、丸鋸101による傾斜切りの態様による切断作業を行うべく、丸鋸本体部103がベース111に対し傾動された状態では、ブレードケース105に設けた遮蔽板157が当該ブレードケース105の傾動動作に伴いアンギュラープレート113の端部113bから離れる。この状態では、排気口151から排出された冷却風が遮蔽板157によって、当該遮蔽板157とアンギュラープレート113の端部113aの延在方向端面との間を通ってベース111の移動方向の前方領域に導かれる。すなわち、傾斜切りのために丸鋸本体部103がベース111に対して傾斜された状態では、遮蔽板157が墨線ガイド127及びその前方領域へ冷却風を導くガイドとして機能する。これにより傾斜切り状態での墨線ガイド127上及びその前方領域における、切粉の冷却風による吹き飛ばし効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、遮蔽板157をブレードケース105に一体に設けた場合で説明したが、別体に形成したものを接合あるいは止着してもよい。また遮蔽板157は、ブレードケース105に設ける構成に変えてアンギュラープレート113に設けることが可能であるし、ベース111に設けることも可能である。
また、本実施の形態は、切断機の例として丸鋸101を用いて説明したが、溝切機に適用してもよい。
本実施の形態に係る丸鋸の全体構成を示す斜視図である。 丸鋸の全体構成を示す平断面図である。 丸鋸の全体構成を示す正面図である。 丸鋸の全体構成を示す背断面図である。 傾斜切りのためにベースに対して丸鋸本体部が傾斜された状態を示す側面図である。 アンギュラープレートを示す側面図である。 図6のA−A線断面図である。 図6のB−B線断面図である。
101 丸鋸(切断機)
103 丸鋸本体部(本体ハウジング)
105 ブレードケース(第2の領域)
105a ギアハウジング部
107 モータハウジング(第1の領域)
107a 吸入口
109 ハンドグリップ
111 ベース
111a 開口
113 アンギュラープレート
113a ガイド孔
113b 端部
115 回動軸
117 傾斜角調節用のロックネジ
123 ブレード
126 セーフティカバー
127 墨線ガイド
131 駆動モータ
131a 回転子
131b 固定子
133 出力軸
135 歯車
141 冷却ファン
143 バッフルプレート
145 通風孔
151 排気口
151a ルーバー
153 風窓(開口部)
153a 斜面
155 横孔
155a 斜面
157 遮蔽板(規制部)

Claims (4)

  1. モータと、
    前記モータにより駆動され、前方に移動されることで被加工材を切断するブレードと、
    前記モータを収容する第1の領域及び前記ブレードを覆う第2の領域を有するとともに前記第2の領域が前記第1の領域の前面よりも前方に張り出している本体ハウジングと、
    前記本体ハウジングの下方に配置されるとともに前記被加工材上に載置可能なベースと、
    前記本体ハウジングを前記ベースに対し前後方向の軸線回りに傾動自在に連接し、前記本体ハウジングの傾動動作による前記ベース下面に対する前記ブレードの傾斜角の調節を可能とするアンギュラープレートと、を有し、
    前記アンギュラープレートは、前記本体ハウジングの前方において、前後方向と交差する方向に延在されるとともに、当該延在方向の一端部が前記第2の領域の前方に配置される切断機であって、
    前記本体ハウジングに形成され、前記モータ冷却後の風を前方に向かって排出する排気口と、
    前記アンギュラープレートに形成され、前記排気口から排出された風を前記ベースの移動方向の前方領域に導く開口部と、
    前記排気口から排出された風が、前記第2の領域の前端と前記アンギュラープレートの一端部の間を通って前記ベースの移動方向の側方へ流出することを規制し、これにより前記排気口から排出された風が前記開口部へ流れるように促す規制部を有することを特徴とする切断機。
  2. 請求項1に記載の切断機であって、
    前記規制部は、前記第2の領域の前端に設けられており、前記ブレードの傾斜角調節のために前記本体ハウジングが前記ベースに対し前記軸線回りに傾動され、前記第2の領域が前記アンギュラープレートの一端部から離れた状態では、前記排気口から排出された風を前記ベースの移動方向の前方領域に導くガイドとして機能することを特徴とする切断機。
  3. 請求項1または2に記載の切断機であって、
    前記開口部は、前記排気口よりも下方位置に形成されるとともに、内壁下面が前方に向かって斜め下方に傾斜する斜面によって形成されていることを特徴とする切断機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の切断機であって、
    前記アンギュラープレートには、前記開口部に隣接した部位に水平方向に延在するスリット状の横孔が上下方向に複数並列状に形成され、前記排気口から排出された風の一部が前記横孔を通して前記ベースの移動方向の前方領域に導かれることを特徴とする切断機。
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