JP2009213653A - マニピュレータ - Google Patents

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秀一 上之原
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Abstract

【課題】使用時等において、アクチュエータ部と作業部との装着状態を安定して保持することができるマニピュレータを提供する。
【解決手段】マニピュレータ10は、アクチュエータブロック30と、アクチュエータブロック30に対して着脱自在な作業部16と、アクチュエータブロック30に設けられる係合部210と、作業部16に設けられ、アクチュエータブロック30と該作業部16が装着される際には係合部210と係合し、アクチュエータブロック30と作業部16が分離される際には係合部210との係合が解除される係合片200とを有し、前記係合部210又は前記係合片200には、係合するとき及び係合が解除されるときに、アクチュエータブロック30及び作業部16の装着方向と交差する方向に動作可能であり、さらに、前記係合部210及び前記係合片200が係合した状態では、凹部214(凸部216)及び凸部208(凹部209)との係合作用によって係合部210の揺動動作が規制される。
【選択図】図11

Description

本発明は、アクチュエータを備えるアクチュエータ部と、前記アクチュエータ部に対して着脱自在で、シャフトの先端に前記アクチュエータにより動作される先端動作部を備える作業部とを有するマニピュレータに関する。
内視鏡下外科手術(又は腹腔鏡下手術とも呼ばれる。)においては、患者の腹部等に複数の孔を開け、器具の通過ポートとしてトラカール(筒状の器具)を挿入した後、シャフトを有する鉗子の先端部をトラカールを通じて体腔内に挿入して患部の手術を行っている。鉗子の先端部には、作業部として、生体組織を把持するためのグリッパや、鋏、電気メスのブレード等が取り付けられている。
鉗子による内視鏡下外科手術は、作業空間である体腔内が狭くしかもトラカールを支点として鉗子を操作するため、一定のトレーニングが必要となる。また、従来使用されている鉗子では先端の作業部に関節が無いため、自由度が小さく、先端作業部はシャフトの延長線上での動作しか行うことができない。従って、通常のトレーニングで実施可能な症例には限度があり、他の様々な症例に対して適用するためには相当に高度なトレーニング及び習熟が必要になる。
このような観点から、従来の鉗子を改良し、作業部に複数の関節を有する鉗子の開発が行われている(例えば、引用文献1参照)。特許文献1に記載のマニピュレータは、人手によって操作される操作部と、操作部に対して交換自在に着脱される作業部とから構成される。このようなマニピュレータでは、従来の鉗子のような制約や不自由がなく、手技が容易となり、適用可能な症例が多くなり、また、作業部の種類を交換することにより種々の手技に対応することができる。
一方、このようなマニピュレータをロボットアームにより駆動する医療用ロボットシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。このような医療用ロボットシステムでは、ジョイスティックやマスターアーム等からなる操作部による遠隔操作が可能であると共に、プログラム制御により様々な動作が可能であり、ロボットアーム先端には手技に応じた所望の作業部を備えるマニピュレータが装着される。
特開2004−105451号公報 米国特許第6331181号明細書
上記のようなマニピュレータには多様な作業部が用いられることから、また使用後の洗浄性等も考慮すると、作業部は操作部に対して簡便に着脱自在に構成されていることが望ましい一方、操作中には確実に保持されている必要がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、当該マニピュレータの使用時等において、アクチュエータ部と作業部との装着状態を安定して保持することができるマニピュレータを提供することを目的とする。
本発明に係るマニピュレータは、アクチュエータを備えるアクチュエータ部と、前記アクチュエータ部に対して着脱自在で、シャフトの先端に前記アクチュエータにより動作される先端動作部を備える作業部と、前記アクチュエータ部に設けられる第1係合部と、前記作業部に設けられ、前記アクチュエータ部と前記作業部が装着される際に前記第1係合部と係合する第2係合部と、を有するマニピュレータであって、前記第1係合部又は前記第2係合部の一方は係合動作部であって、前記係合するとき及び前記係合が解除されるときに、前記アクチュエータ部及び前記作業部の着脱方向と交差するロック解除方向に動作可能であり、さらに、前記第1係合部及び前記第2係合部が係合した状態で、前記係合動作部の前記ロック解除方向への動作を規制するロック手段を有することを特徴とする。
このような構成では、前記ロック手段を有することにより、該ロック手段のロックを解除しない限り、第1係合部と第2係合部との係合状態を解除不能に構成されている。このため、マニピュレータの使用時等、作業部とアクチュエータ部とを分離する必要がない状況で第1係合部と第2係合部との係合が解除されることを防止することができ、アクチュエータ部と作業部との装着状態を一層安定して保持することができる。
また、前記ロック手段は、前記第1係合部及び前記第2係合部に設けられ、前記アクチュエータ部と前記作業部との離脱方向に係合する凹部及び凸部と、前記凹部と前記凸部とを前記離脱方向に付勢する付勢手段とを備えてもよい。
このような凹部と凸部が形成されることで互いに係合可能に構成されていると、簡便にロック手段を構成することができる。
前記ロック手段は、前記係合動作部とその隣接部の一方に設けられて移動し、他方の溝又は穴に挿入される係止手段であってもよい。
前記係合動作部をロック解除方向の逆方向に付勢するロック弾性体を有すると、ロック操作を簡便に行うことができる。
前記第1係合部、前記第2係合部及び前記ロック手段は、それぞれ左右一対設けられていると、アクチュエータブロックと作業部との係合状態を一層安定して保持することができ、しかもバランスがよい。
本発明によれば、アクチュエータ部の第1係合部及び作業部の第2係合部が係合した状態で、該第1係合部又は該第2係合部の動作を規制するロック手段を有することにより、該ロック手段のロックを解除しない限り、第1係合部と第2係合部との係合状態を解除不能に構成されている。このため、マニピュレータの使用時等、作業部とアクチュエータ部とを分離する必要がない状況で第1係合部と第2係合部との係合が解除されることを防止することができ、アクチュエータ部と作業部との装着状態を一層安定して保持することができる。
以下、本発明に係るマニピュレータについて実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るマニピュレータ10は、先端動作部12に生体の一部又は湾曲針等を把持して所定の処置を行うための医療用であり、通常、把持鉗子やニードルドライバ(持針器)等とも呼ばれる。
マニピュレータ10は、人手によって把持及び操作される操作部14と、該操作部14に対して着脱自在な作業部16とを有する。マニピュレータ10は、選択的に種々の構成を採ることができ、例えば作業部16は、先端で作業を行う先端動作部12としてグリッパ59を備える構成以外にも、はさみや電気メス等を用いることができる。同様に、操作部14は、例えば作業部16の先端動作部12の種別に対応した種々の構成からなるものを用いることができる。
以下の説明では、図1における幅方向をX方向、高さ方向をY方向、及び、連結シャフト48の延在方向をZ方向と規定する。また、右方をX1方向、左方をX2方向、上方向をY1方向、下方向をY2方向、前方をZ1方向、後方をZ2方向と規定する。さらに、特に断りのない限り、これらの方向の記載はマニピュレータ10が基準姿勢(中立姿勢)である場合を基準として表すものとする。これらの方向は説明の便宜上のものであり、マニピュレータ10は任意の向きで(例えば、上下を反転させて)使用可能であることはもちろんである。
作業部16は、作業を行う先端動作部12と、操作部14のアクチュエータブロック(アクチュエータ部)30に対して接続される接続部15と、これらの先端動作部12と接続部15とを連接する長尺で中空の連結シャフト48とを有する。作業部16は、アクチュエータブロック30における所定の操作(後述する)によって操作部14から離脱可能であり、当該作業部16や操作部14の交換の他、洗浄、滅菌及びメンテナンス等を行うことができる。ここで、アクチュエータブロック30は作業部16が装着される箇所を意味するものであり、モータ40a、40b及び40cを格納する場所に限定されず、ブリッジ28との接続面30a(図3参照)を含む。
先端動作部12及び連結シャフト48は細径に構成されており、患者の腹部等に設けられた円筒形状のトラカール20から体腔22内に挿入可能であり、操作部14の操作により体腔22内において患部切除、把持、縫合及び結紮等の様々な手技を行うことができる。
操作部14は、人手によって把持されるグリップハンドル26と、該グリップハンドル26の上部から延在するブリッジ28と、該ブリッジ28の先端に接続されたアクチュエータブロック30とを有する。
図2及び図3に示すように、グリップハンドル26は、ブリッジ28の端部からY2方向に向かって延在しており、人手によって把持されるのに適した長さであり、該グリップハンドル26の近傍には先端動作部12の動作等に供される入力手段が設けられている。すなわち、このような入力手段として、グリップハンドル26に近接したZ1方向にトリガーレバー32及びスイッチ36が設けられ、Y1方向に複合入力部34及び作動スイッチ35が設けられている。
作動スイッチ35のZ1方向でブリッジ28の上面における視認しやすい箇所にはLED29が設けられている。グリップハンドル26の下端には、コネクタ520を介してコントローラ514に接続されるケーブル61が設けられている。グリップハンドル26とケーブル61とはコネクタにより接続されていてもよい。
次に、先端動作部12を動作させるために操作部14に設けられる入力手段について説明する。
作動スイッチ35は、マニピュレータ10の動作状態の有効又は無効を設定するための入力手段である。LED29は、マニピュレータ10の制御状態を示すインジケータであり、操作者が容易に認識可能な大きさであり、且つ操作に支障がない程度に十分に小型軽量である。LED29は、ブリッジ28の上面における略中央部で、視認性のよい位置に設けられており、作動スイッチ35と並んで配置されていることから、例えば、作動スイッチ35によるON操作に同期して点灯等をするため、操作者は作動スイッチ35の操作をしながらその入力状態をLED29により確実に認識することができる。
そこで、コントローラ514は、作動スイッチ35の状態を読み込み、オン状態であるときに動作モードとし、オン状態からオフ状態に切り換わったときに自動原点復帰動作としてモータ40a〜40cを所定の原点に戻し、原点に戻った後に停止モードとする。動作モードは、操作部14の操作指令を有効にしてモータ40a〜40cを駆動するモードである。停止モードは、操作部14の操作指令の有無に関わらずモータ40a〜40cを停止させるモードである。これらのモード及び動作はコントローラ514によって区別されて制御され、LED29及び所定のランプの点灯状態が切り換えられる。
複合入力部34は、先端動作部12に対してロール方向(軸回転方向)及びヨー方向(左右方向)の回転指令を与える複合的な入力手段であり、例えば軸回転に動作する第1入力手段によってロール方向指示を行い、横方向に動作する第2入力手段によってヨー方向指示を行うことができる。トリガーレバー32は、先端動作部12のグリッパ59(図1及び図4参照)に開閉指令を与える入力手段である。
図2に示すように、複合入力部34、トリガーレバー32には、それぞれ動作量を検出する入力センサ39a、39b、39cが設けられており、検出した動作信号(例えばアナログ信号)をコントローラ514に供給し、これにより、モータ40a〜40c及びプーリ50a〜50cが駆動され、ワイヤ54a〜54c(図4参照)が駆動されることにより先端動作部12を動作させることができる。
図2及び図3に示すように、トリガーレバー32は、ブリッジ28のやや下方でZ1方向にやや突出したレバーであり、人差し指による操作が容易な位置に設けられている。
トリガーレバー32は、グリップハンドル26に対してアーム98により接続されており、該グリップハンドル26に対して進退するように構成されている。アーム98はグリップハンドル26内で入力センサ39cに接続されており、トリガーレバー32の進退量が該入力センサ39cによって計測されてコントローラ514に供給される。トリガーレバー32は、指を当て、グリップハンドル26の方向(つまり、Z2方向)に向かって引き込む操作と、グリップハンドル26からZ1方向に押し出す操作とが可能に構成され、グリッパ59へと開閉指令を与えることができる。
トリガーレバー32のY2方向に設けられたスイッチ36は、オルタネート式であって、該スイッチ36を操作することによりトリガーレバー32により所定の開閉状態とされたグリッパ59の状態、例えば、閉じ状態を保持しておくことができる。
次に、作業部16と操作部14の着脱の構成について説明する。
図1及び図2に示すように、作業部16の接続部15は樹脂のカバー37に覆われており、モータ40a、40b及び40cの駆動軸に接続されて従動回転されるプーリ50a、50b及び50cをそれぞれ回転自在に保持している。プーリ50a、50b及び50cには、それぞれワイヤ54a、54b及び54c(図4参照)が巻き掛けられており、連結シャフト48の中空部分を通って先端動作部12まで延在している。ワイヤ54a〜54cは同種、同径のものを用いることができる。プーリ50a〜50cにはそれぞれカップリングが設けられている。
図4に示すように、連結シャフト48内を挿通したワイヤ54a、54b及び54cは、グリッパ59を備えた先端動作部12の対応するプーリ57a、57b及び57cにそれぞれ巻き掛けられている。
従って、プーリ50aとプーリ57aとの間にワイヤ54aが巻き掛けられた状態で当該プーリ50aがモータ40aによって回転駆動されると、その回転駆動力がワイヤ54aを介してプーリ57aへと伝達され、該プーリ57aを回転させる。そうすると、プーリ57aの回転が、例えば歯車55、歯車リング64及び歯車66へと順次伝達され、グリッパ59を開閉させることができる。マニピュレータ10では、このようなプーリ50a〜50c、ワイヤ54a〜54c及びプーリ57a〜57cを備えた動力伝達機構により、先端動作部12をロール方向(軸回転方向)、ヨー方向(左右方向)及びグリッパ開閉からなる3自由度の機構として構成している。
図2、図5及び図6に示すように、接続部15は、プーリ50a〜50cを収納するプーリ収納体300の左右側面に設けられた係合片(第2係合部)200と、上下面に開口する3つの嵌合孔202a、202b及び202cとを有する。係合片200は、プーリ収納体300の左右側面に固定され突出し、下面にテーパ形状を有した略ブロック形状であり、Z方向に沿って上方(Y1方向)に開口する溝状の凹部214を有し、該凹部214の外端縁はプレート状の凸部216として形成されている。3つの嵌合孔202a〜202cは、Z1方向及びZ2方向の端部近傍に設けられており、Y方向に延在する孔である。なお、図5〜図12では、接続部15の構造が理解しやすいように、カバー37(図1参照)の一部又は全部を切り欠いた状態又は取り外した状態で示す。
図2及び図3に示すように、アクチュエータブロック30には、先端動作部12が有する3自由度の機構に対応してモータ40a、40b及びモータ40cが連結シャフト48の延在方向に沿って並列して設けられている。これらのモータ40a〜40cは小型・細径であって、アクチュエータブロック30はコンパクトな扁平形状に構成されている。アクチュエータブロック30は、操作部14のZ1方向端部の下方に設けられている。モータ40a〜40cは、操作部14の操作に基づき、コントローラ514の作用下に回転をする。
モータ40a、40b及び40cには、回転角度を検出することのできる角度センサ43a、43b及び43cが設けられており、検出した角度信号はコントローラ514に供給される。角度センサ43a〜43cとしては、例えばロータリエンコーダが用いられる。
図3及び図5に示すように、接続部15を構成するプーリ50a、50b及び50cのY2方向下端にはそれぞれ十字状の結合凸部51a、51b及び51cが設けられ、アクチュエータブロック30を構成するモータ40a、40b及び40cの回転軸には十字状の結合凹部41a、41b及び41cが設けられている。結合凸部51a〜51cと結合凹部41a〜41cとは互いに係合可能であり、すなわち、アクチュエータブロック30に接続部15が装着された状態において、モータ40a〜40cの回転がプーリ50a〜50cに対して確実に伝達される。これらの係合部は十字形状に限られない。
アクチュエータブロック30には、さらに作業部16の接続部15を保持する2つの独立した係合部(第1係合部、傾動動作部)210と、該接続部15の位置決め機能及び保持機構を有する3本のアライメントピン212a、212b及び212cとが設けられる。
図5〜図7に示すように、2つの係合部210は、アクチュエータブロック30の左右側面(X1及びX2側面)で対称位置に設けられており、操作面204と、該操作面204からY1方向に延在するレバー206とを有する。レバー206はアクチュエータブロック30の上面よりもY1方向に向かってやや突出しており、先端内側にテーパ部207が設けられている。テーパ部207の内側には、接続部15の凹部214及び凸部216にそれぞれ係合可能な凸部208及び凹部209が形成されている。係合部210は、トーションスプリング(ロック弾性体)203(図10B参照)によってレバー206が内側に向かう方向(ロック解除方向の逆方向)に弾性付勢されている。トーションスプリング203を設けることにより、ロック操作を簡便に行うことができる。レバー206は、トーションスプリング203に代えて、例えば引張ばねや圧縮ばね等によって内側に付勢しておくこともできる。
アライメントピン212a〜212cは、嵌合孔202a〜202cに対向する位置で、アクチュエータブロック30の上面におけるZ1方向端の近傍に2本、Z2方向端の近傍に1本設けられ、それぞれY1方向に延在している。Z1方向端の近傍に2本のアライメントピン212a、212bがX方向に並んで設けられている。
このように、アライメントピン212a〜212cは3本設けられていることから、接続部15は3点で支持され、簡便且つ確実に位置決めを行うことができる。また、3本のアライメントピン212a〜212cは直線状配列ではないため、いずれの方向のねじれに対しても、接続部15を安定して保持することができる。アライメントピン212a〜212cは、このうち2本以上設けられていれば、接続部15は確実に位置決めがなされて、安定して保持される。この場合、Z方向に離間した2本を選択すると一層安定する。
図2に示すように、アライメントピン212a〜212cの高さH1は、嵌合孔202a〜202cを備える接続部15を構成するプーリ収納体300の高さH2よりも大きく、アライメントピン212a〜212cはプーリ収納体300を適度に貫通する。
次に、接続部15及びアクチュエータブロック30の構成について詳細に説明する。
図5〜図7に示すように、接続部15は、プーリ50a〜50cを収納するプーリ収納体300と、該プーリ収納体300の上面(Y1側)に固定されたベースプレート302と、該ベースプレート302の上部(Y1側)に設けられたロッキングプレート304とを有する。ベースプレート302(プーリ収納体300)の上面には軸部材305が突設されている。軸部材305は、ロッキングプレート304の孔部319を通過してY1方向に突出するように一対設けられ、ロッキングプレート304をベースプレート302方向(Y2方向)に付勢する一対のコイルスプリング306を支持すると共に、ロッキングプレート304のY方向の移動をガイドする。
プーリ50a〜50cは、上記の通りプーリ収納体300におけるZ方向に並列しており、各上端はプーリ収納体300の上面からやや突出した板形状部308a、308b、308cとなっている。板形状部308a〜308cは、同形状であり、プーリ50a〜50cの上端の直径に相当する箇所に設けられて、Y1方向にやや伸びている。板形状部308a〜308cは、各プーリ50a〜50cが原点であるときに平面視でX方向を指向する。
ロッキングプレート304はZ方向に長尺であり、中央部は幅が広く、Z1方向には幅狭部310を介してT字形状の第1端部312を有するとともに、Z2方向にはプーリ収納体300の嵌合孔202cに対応する平面視で略三角形状の第2端部314を有する。
図5及び図6に示すように、ロッキングプレート304の下面(Y2側)においてアライメントピン212a〜212cが当接する部位には、それぞれ円板状の絶縁部材311が設けられている。さらに、プーリ収納体300の嵌合孔202a〜202cについては、その内周面に筒状の絶縁部材323が設けられ、上面(Y1側)縁部に円筒テーパ状の絶縁部材301が設けられ、下面(Y2側)縁部に円環状の絶縁部材315が設けられている。これら絶縁部材301、311、315、323は、例えば、樹脂やゴム、セラミック等から構成される。これにより、アライメントピン211a〜212cと接続部15との間が絶縁され、すなわち、操作部14と作業部16との間が絶縁される。従って、電気メス等の高電圧を生じる器具を作業部16として用いた場合にも、この高電圧が操作部14側に漏れることが有効に防止され、当該操作部14側に設けられるモータ40a〜40c等の電気部品を保護することができる。絶縁部材311等に代えて、アライメントピン212a〜212c自体を絶縁材料によって構成することも可能である。
ロッキングプレート304の中央部には、X方向を指向する3つのスリット316a、316b及び316cがZ方向に並列されており、順にプーリ50a、50b及び50cに対応する位置に設けられている。各スリット316a〜316cのZ方向の幅は、板形状部308a〜308cの板厚よりやや広く、X方向の長さは、板形状部308a〜308cよりやや長い。
ロッキングプレート304の上面で、スリット316aとスリット316bとの間、及びスリット316bとスリット316cとの間には、浅い丸溝320が設けられ、各丸溝320の中央に孔部319が形成されている。各丸溝320はコイルスプリング306より僅かに大径であり、該コイルスプリング306の下端(Y2側)の取付座となっている。各孔部319は、軸部材305より僅かに大径であり、該軸部材305の挿通孔となっている。
図7〜図9に示すように、コイルスプリング306は、孔部319に挿通されると共にロッキングプレート304のY1側に突出した軸部材305の周囲に設けられ、各軸部材305の上端近傍に形成された環状溝321に固着される固定具322と丸溝320の底部との間に挟まれることで保持されている。固定具322は、コイルスプリング306の上端(Y1側)の取付座となり、例えば、コイルスプリング306よりやや大径のEリング等から構成される。
従って、図8及び図10Aに示すように、接続部15が操作部14から分離された状態では、ロッキングプレート304がコイルスプリング306の付勢力によって、Y2方向に押し下げられ、プーリ収納体300(ベースプレート302)の上面に当接する。なお、コイルスプリング306は、図8及び図9に示されるような圧縮ばねには限られず、例えば引張ばねとすることもできる。
この際、プーリ収納体300の上面には絶縁部材301がやや突出し、ロッキングプレート304の下面には絶縁部材311がやや突出している。そこで、ベースプレート302をスペーサとして機能させ、プーリ収納体300の上面の高さを絶縁部材301、311の厚み分(図8中の距離H11)に合わせて調整することで、ロッキングプレート304がコイルスプリング306の付勢によって安定してプーリ収納体(ベースプレート302)に当接するように構成されている。もちろん、ベースプレート302を省略し、その分の調整をプーリ収納体300やロッキングプレート304の形状を調整することで対応することもでき、また、絶縁部材311等を使用しない構成の場合には、ベースプレート302も省略可能である。
一方、図7、図9及び図10Cに示すように、作業部16が操作部14に装着された状態では、第1端部312の下面左右の絶縁部材311にアライメントピン212a、212bが当接し、第2端部314の下面の絶縁部材311にアライメントピン212cが当接し、これにより、ロッキングプレート304がコイルスプリング306に抗して相対的にY1方向に押し出され、プーリ収納体300(ベースプレート302)の上面と離間する(図9中の距離H12参照)。
図5〜図7に示すように、接続部15においてロッキングプレート304のZ2側端部(第2端部314の基端側部)には、第2端部314を跨いでY1方向に延びた支持プレート313がねじ317により固定される。支持プレート313のZ2側、つまりアクチュエータブロック30の接続面30a側の面には、二次元状のバーコード104が設けられている。バーコード104は、例えば略正方形のマトリックス形状であり、桝目に従って白及び黒が印刷されている。
図7及び図9に示すように、バーコード104は、XY平面を構成する支持プレート313に貼り付けられ、カバー37の後端部から適度な距離Pだけ前方(Z1方向)にずれた位置に設けられている。バーコード104には、作業部16の個体情報、仕様、タイムスタンプ(製造日等)やシリアルナンバー、使用回数上限等の情報が含まれている。バーコード104の保持する個体情報は、作業部毎に識別が可能なように異なる値が付与されている。
バーコード104は1枚に限らず、複数枚からなる構成であってもよい。バーコード104が2枚からなる場合、一枚は個体情報、製造日、シリアルナンバー等の個体特有の情報を示し、もう一枚は仕様、使用回数上限等の型式毎に共通的な情報を示すようにしてもよい。バーコード104は二次元データに限らず、一次元形状であってもよい。バーコード104における枡目の色は白及び黒に限らず、赤外線吸収色及び赤外線反射色であってもよく、又は3色以上の色の区別により情報を示すようにしてもよい。
図3に示すように、アクチュエータブロック30におけるブリッジ28との接続面30aには、カメラ106と、2つの白色LED105とが設けられている。接続面30aは、接続部15のカバー37の端面に当接する面であり、XY平面を構成する。
カメラ106は、バーコード104を撮像するカメラであり、例えばCCD形式又はCMOS形式である。白色LED105は、光軸がバーコード104を照明する向きに設定されており、カメラ106はバーコード104を一層確実に認識することができる。白色LED105は、カメラ106を挟んで左右対称位置に設けられており、バーコード104をバランスよく照明することができる。白色LED105は、カメラ106を挟んで上下に設けられていてもよく、等間隔に3以上設けられていてもよい。白色LED105が十分な光量を有する場合には1つでもよい。このように、ID保持部として機能するバーコード104は、個体情報を画像情報として保持する表示手段であり、ID認識部として機能するカメラ106は、前記表示手段を撮像する撮像手段である。
図3及び図6に示すように、接続部15が載置されるアクチュエータブロック30の上面30bにおいて、Z2方向の端部(接続面30a)近傍には、装着される接続部15の有無を検出する作業部検出手段107が設けられている。
図7に示すように、作業部検出手段107は、対向する位置に設けられた投光器107aと受光器107bとからなり、投光器107aと受光器107bとの間に接続部15の後端部の被検出片109が挿入されて遮光することにより該接続部15が装着されたことを検出できる。投光器107aと受光器107bは、X方向に対向する向きで且つ近接した位置に設けられている。投光器107aは例えばLEDであり、受光器107bは例えばフォトダイオードである。
そこで、図6に示すように、プーリ収納体300の後端面(Z2側)における下端には、上記した被検出片109が後方に向かって突出している。接続部15がアクチュエータブロック30に装着されると、被検出片109が投光器107aと受光器107bとの間に挿入されて受光器107bに対する投光器107aの光を遮光する。
このとき、カバー37は、バーコード104及びカメラ106が略閉空間内となるようにこれらの箇所を覆う。これにより、バーコード104及びカメラ106の汚れを防止することができると共に、外乱光を遮蔽して安定した撮像が可能となる。また、閉空間となっても、白色LED105によりバーコード104が照明されることから、安定した撮像が可能である。バーコード104及びカメラ106を覆うカバー37は、アクチュエータブロック30に設けられていてもよい。バーコード104とカメラ106との相対的な位置及び向きが固定的であることから、カメラ106側では、バーコード104の位置及び向きを特定する必要がなく、これらを特定するためのコードが不要か又は少量で足り、その分、バーコード104における記録可能な情報量が多くなる。
このように作業部検出手段107を備えることにより、コントローラ514において作業部16がアクチュエータブロック30に装着されているか否かを認識することができると共に、該作業部検出手段107による作業部16の検出を、カメラ106及び白色LED105を起動制御してバーコード104から個体信号を取得するためのトリガー信号とすることができる。
すなわち、コントローラ514は、作業部16がアクチュエータブロック30に装着されたときにカメラ106及び白色LED105を制御してバーコード104から個体信号を取得する。コントローラ514では、少なくとも作業部16がアクチュエータブロック30に装着されたときに個体信号を取得すれば足り、それ以外のときにはカメラ106及び白色LED105の動作を停止しておくことができ、処理負荷が低減するとともに省電力化を図ることができる。
カメラ106による撮像は、可視光に限らず、例えば赤外光を用いてもよい。赤外光を用いることにより、暗い場所でもバーコード104を明りょうに撮像することができる。赤外光を用いる場合には所定の赤外線LEDでバーコード104を照射してもよい。
作業部検出手段107は、投光器107a及び受光器107bからなる構成に限らず、例えば被検出片109により操作されるリミットスイッチであってもよい。また、コントローラ514では、作業部16の個体情報を取得し、該個体情報に応じて作業部16の種類に応じた制御が可能となる。
ところで、バーコード104は直接的な通電の必要がなく接続部15及び作業部16には電気的接点が存在せず、しかもバッテリ等の蓄電体もない。従って、操作部14から取り外した作業部16は洗浄、滅菌等を容易に行うことができる。つまり、モータやスイッチ、センサなどの電気機器をすべて操作部14側に配し、連結シャフト48及び先端動作部12からなる機械構成部品のみからなるものを作業部16側に配することで洗浄性を向上させている。作業部16と操作部14では汚れ具合、汚れ種類、洗浄方法が異なり、異なるメンテナンスが行われるため、離脱して洗浄することが好適である。
基本的には以上のように構成されるマニピュレータ10において、先ず、操作部14と作業部16とを装着する動作及びその作用について説明する。なお、アクチュエータブロック30及び作業部16の着脱方向はY方向に相当する。アクチュエータブロック30側を基準とすると、作業部16についてY2方向が装着方向、Y1方向が離脱方向に相当する。
操作部14のアクチュエータブロック30に対して作業部16の接続部15を装着するに際しては、嵌合孔202a〜202cに対応するアライメントピン212a〜212cを挿通させる。
続いて、図10Aに示すように、接続部15をアライメントピン212a〜212cに沿ってY2方向に移動させると、レバー206が係合片200によって外方向に押され、トーションスプリング203の付勢力に抗して変位し、その後、各アライメントピン212a〜212cの先端がロッキングプレート304の下面(絶縁部材311)に当接すると、図8に示す状態となる。
図8に示すように、マニピュレータ10では、各アライメントピン212a〜212cの先端がロッキングプレート304に当接した時点で、バーコード104の中心線CL1及びカメラ106の中心線CL2が一致する。すなわち、前記当接した時点で、カメラ106の中心線CL2とアクチュエータブロック30の上面30bとの間でのY方向の距離H10に対し、バーコード104の中心線CL1と上面30bとの間でのY方向の距離もH10として決定される。この際、バーコード104とカメラ106とはカメラ106の焦点距離Pだけ離れて対向している。
なお、図8及び図9において、バーコード104のXY方向での中心線をCL1、カメラ106のXY方向での中心線をCL2とし、カメラ106はバーコード104に対する焦点距離Pにおいて、中心線CL1及びCL2が同軸上に一致する状態で一層正確な撮像を行うことができるものとする。換言すれば、接続部15とアクチュエータブロック30との装着に際し、一層迅速に中心線CL1及びCL2の位置を一致させることで、カメラ106によるバーコード104の撮像を一層迅速に且つ正確に行うことができる。
ところで、図8及び図10Aから諒解されるように、各アライメントピン212a〜212cの先端がロッキングプレート304に当接した時点では、接続部15側の係合片200がアクチュエータブロック30側の係合部210に係合しておらず、接続部15とアクチュエータブロック30との係合動作は完了していない。つまり、この時点(前記当接した時点)では、係合片200の凹部214及び凸部216が、係合部210の凸部208及び凹部209を乗り越えておらず、これら凹部214及び凸部208と凸部216及び凹部209とは互いに係合していない。
そこで、図10Aに示すように、接続部15をさらにY2方向へと押し下げることにより、レバー206が係合片200によって一層外方向に押されて、係合片200に対して摺動する。この間、3本のアライメントピン212a〜212cの上端部は、嵌合孔202a〜202cを貫通してプーリ収納体300の上面から突出し(図8及び図10B参照)、ロッキングプレート304の第1端部312及び第2端部314の下面(絶縁部材311)に当接し、コイルスプリング306を圧縮してロッキングプレート304を上面30bから距離H20の位置に保持したままプーリ収納体300を相対的に押し下げる。
やがて、接続部15の下面がアクチュエータブロック30の上面30bに当接するか又はその直前で(図10B中の距離H22参照)、係合片200が係合部210の凸部208を乗り越える。このため、トーションスプリング203の弾性作用によってレバー206が原位置に復帰し、係合片200の凹部214及び凸部216と、レバー206の凸部208及び凹部209とがそれぞれ互いに係合する。
そうすると、図7、図9及び図10Cに示すように、コイルスプリング306の弾性作用により、軸部材305を介してプーリ収納体300が上方(Y1側)に引き上げられる(図10C中の距離H21参照)。つまり、プーリ収納体300はコイルスプリング306の圧縮作用により、各アライメントピン212a〜212cとの当接作用下にアクチュエータブロック30の上面30bとの位置関係がH20で保持されているロッキングプレート304に対して相対的に接近する。従って、係合片200の凹部214及び凸部216と、レバー206の凸部208及び凹部209とがそれぞれ互いに一層近接されて完全に係合し互いに噛み合うため、接続部15とアクチュエータブロック30との装着動作が完了することになる。
この間、接続部15の結合凸部51a〜51cと、アクチュエータブロック30の結合凹部41a〜41cとは、プーリ収納体300が最も下がった位置(図10B参照)から、装着が完了しプーリ収納体300がコイルスプリング306の圧縮作用により上方に引き上げられた状態(図10C参照)まで、互いの係合状態を維持できるように形成されている。このため、モータ40a〜40cとプーリ50a〜50cとを確実に接続することができる。
このような装着動作中には、作業部検出手段107によって作業部16が検出される。また、上記のように接続部15が装着されると、トーションスプリング203の付勢力によってレバー206が原位置に復帰して適度なクリック感及び装着音が発生し、操作者は装着が正常に完了したことを確認できる。
しかも、図8及び図9から諒解されるように、マニピュレータ10では、上記の装着動作に際し、カメラ106の中心線CL2とバーコード104の中心線CL1とは、アライメントピン212a〜212cの先端がロッキングプレート304に当接した時点で互いに一致した後(図8参照)、レバー206と係合片200との係合動作が完了するまでその一致した状態が保持される(図9参照)。すなわち、マニピュレータ10では、バーコード104が設けられる支持プレート313をロッキングプレート304に固定すると共に、該ロッキングプレート304をプーリ収納体300(ベースプレート302)に対して、コイルスプリング306により付勢しつつ、アライメントピン212a〜212cによって押圧するように構成している。
従って、接続部15のアクチュエータブロック30への装着開始時、つまりアライメントピン212a〜212cの先端がロッキングプレート304に当接した時点でカメラ106とバーコード104との相対位置が早々に固定され、その後のレバー206と係合片200との係合動作、つまり接続部15のアクチュエータブロック30への装着が完了するまで、前記相対位置は保持される。換言すれば、アクチュエータブロック30に接続部15が装着される際、アライメントピン212a〜212cがロッキングプレート304に当接することでアクチュエータブロック30に対する支持プレート313及びバーコード104の位置が決定される。その後、ロッキングプレート304及びこれに固定された支持プレート313(バーコード104)を除く接続部15、例えばプーリ収納体300やカバー37がロッキングプレート304に対して相対的にアクチュエータブロック30側へと移動され、レバー206と係合片200とが係合される。
このため、作業部16と操作部14との接続作業の開始から完了まで及び接続後の間、常時、バーコード104の位置をカメラ106による良好な撮像が可能な位置に保持しておくことができる。換言すれば、カメラ106は、接続部15のアクチュエータブロック30への装着開始時から、常にバーコード104を正確に撮像可能な状態に置かれることになる。
そこで、例えば、アライメントピン212a〜212cの先端がロッキングプレート304に当接した後であって、レバー206の楔部206aと係合片200との係合動作が完了した時点又は該係合動作が完了する前において、作業部検出手段107によって作業部16が検出されることにより、該検出をトリガー信号として、コントローラ514ではカメラ106及び白色LED105を駆動制御して、バーコード104を正確に撮像することができる。
仮に、バーコード104がプーリ収納体300等に設けられ、これと連動して移動するような構成では、カメラ106によるバーコード104の正確な撮像を行うためには、接続部15のアクチュエータブロック30への装着完了を待つように、カメラ106に待機時間を設定しておく必要があり、しかも該待機時間は余裕を持って相当長く設定しなければならないのに対して、本実施形態では、該待機時間が不要となる。従って、マニピュレータ10では、例えば手術中において、所定の操作部14に対して所定の作業部16を装着した際には、装着と略同時にカメラ106によるバーコード104の撮像及びコントローラ514による作業部16の識別をすることができ、次の手技に迅速に移行することができる。
次に、操作部14と作業部16とを取り外す動作及びその作用について説明する。
図11Aに示すように、接続部15をアクチュエータブロック30から分離するに際しては、先ず、接続部15をコイルスプリング306に抗して下方(Y2側)に押し下げる。
図11Bに示すように、接続部15の下面がアクチュエータブロック30の上面30bに当接又はその直前まで押し下げられると(図11B中の距離H22参照)、係合片200の凹部214及び凸部216と、レバー206の凸部208及び凹部209とが互いに離間して係合状態が解除される。そこで、2つの係合部210の操作面204をそれぞれ同時に内側に押すことで、レバー206がトーションスプリング203の付勢力に抗して外方に開くように傾動され、係合部210から接続部15の係合片200が解放される。
これにより、図11Cに示すように、接続部15を操作部14から上方(Y1方向)に引き抜き、接続部15を操作部14から取り外すことができる。
このように、マニピュレータ10では上記の取り外し動作に際して、先ず、接続部15をコイルスプリング306の付勢力に抗して下方(Y2側)に押し下げると共に(図11A参照)、該押し下げ状態を維持したままレバー206を開かなければ、係合部210と係合片200の係合状態を解除することができないように構成されている(図11B参照)。換言すれば、接続部15とアクチュエータブロック30とが装着された状態では、該接続部15を押し下げないとレバー206を操作することができないように構成されている。
従って、例えば、マニピュレータ10の使用時に操作面204に触れてしまった場合等であっても、レバー206が傾動してしまうことがなく、作業部16が操作部14から分離することが防止される。なお、凹部214(凸部216)及び凸部208(凹部209)からなるロック手段が設けられていなくても、2つの操作面204のうち一方だけの操作では接続部15が外れることはないが、該ロック手段により一層確実なロックを実現できる。
以上のようなアクチュエータブロック30への接続部15の着脱において、装着時、操作部14のモータ40a〜40cはそれぞれ原点となっている。一方、接続部15では、プーリ50a〜50cの板形状部308a〜308cが、コイルスプリング306によりY2側に付勢されたロッキングプレート304のスリット316a〜316cに挿入され、回転不能状態に保持されているため、プーリ50a〜50cがそれぞれ原点に位置している。従って、モータ40a〜40cの上端部は、プーリ50a〜50cの下端部に適切に接続される。
さらに、図8及び図9に示すように、装着時、ロッキングプレート304は上面30bから距離H20の位置で一定に保持されたままプーリ収納体300が相対的に押し下げられる。このため、ロッキングプレート304とプーリ収納体300との間のY方向の間隔は、図8に示す装着前の間隔H11から、図9に示す装着後の間隔H12へと拡大され、プーリ50a〜50cの上端の板形状部308a〜308cは、ロッキングプレート304のスリット316a〜316cから抜け、プーリ50a〜50cはモータ40a〜40cによって回転可能になる。
作業部16の装着後、コントローラ514では、原点を基準として角度の計算を行い先端動作部12を正しく制御することができる。すなわち、操作部14が装着された位置を原点(0°)として推定し、トリガーレバー32と及び複合入力部34のプラス方向及びマイナス方向の入力に対応して、先端動作部12をロール方向及びヨー方向の回転指令を与え、グリッパ59の開閉指令を与えることができる。
なお、一連の手技が終了し、又は作業部16(操作部14)を別の種類に交換する場合には、装着されている作業部16(操作部14)を取り外す。この操作に先立って、操作者は作動スイッチ35(図1参照)を操作し、コントローラ514の作用下に各モータ40a〜40cを自動的に原点に復帰させる。これにより、3本のアライメントピン212a〜212cは、嵌合孔202a〜202cから下方に抜けることから、第1端部312及び第2端部314から離間し、ロッキングプレート304はコイルスプリング306の弾性力によって相対的に下方に押し下げられる。各モータ40a〜40cは、それぞれ原点に復帰していることから、連動するプーリ50a〜50cの板形状部308a〜308cは平面視でX方向を指向しており(図6参照)、ロッキングプレート304の3つのスリット316a〜316cに係合する(図8参照)。これにより、これ以後の各プーリ50a〜50cの回転が防止でき、先端動作部12が原点に保持され、次回に操作部14に装着するときには、プーリ50a〜50cをモータ40a〜40cに正しく装着することができる。
以上のように、本実施形態に係るマニピュレータ10によれば、接続部15を押し下げないとレバー206を操作して、接続部15とアクチュエータブロック30とを分離して操作部14から作業部16を取り外すことができないように構成され、該取り外しのためには少なくとも2工程(接続部15の押し下げ、レバー206の操作)が必要とされている。このため、マニピュレータ10の使用時等、操作部14から作業部16を取り外す必要がない状況で、仮に操作面204に触れてしまった場合であっても、レバー206が傾動することがなく、作業部16が操作部14から分離することを有効に防止することができる。
この場合、作業部16と操作部14との取り外しは、上記のような2工程を必要とされているが、各工程について、例えば使用者は図1に示すように、単に接続部15(カバー37)を上方側(Y1側)から一方の手で把持しながら押し下げつつ、他方の手で2つのレバー206を操作することができるため、取り外し作業は簡便であり、複雑な操作を要することはない。一方、作業部16と操作部14との装着時には、図10Aに示すように係合片200によってレバー206が自動的に傾動されることから、この場合も装着作業は簡便であり、複雑な操作を要することはない。
また、接続部15とアクチュエータブロック30とが装着された状態において、接続部15を構成するプーリ収納体300は、常にコイルスプリング306の付勢作用により上方に引き上げられている。このため、係合片200の凹部214及び凸部216と、レバー206の凸部208及び凹部209との間には、図10C中の力F1と、その反力である力F2とが作用することから、互いの係合状態を一層確実に保持しておくことができると共に、作業部16を操作部14に対して一層安定して保持することができる。
このように、マニピュレータ10では、係合部210を構成するレバー206が接続部15とアクチュエータブロック30との着脱方向(Y方向)に交差した揺動方向(略X方向、ロック解除方向)に動作可能に構成すると共に、さらに、係合部210と係合片200とが係合した状態では、係合片200の凹部214(凸部216)とレバー206の凸部208(凹部209)との係合方向(Y方向)に対して、係合片200を付勢する付勢手段であるコイルスプリング306を備える。従って、コイルスプリング306と、凹部214(凸部216)及び凸部208(凹部209)とは、レバー206の前記揺動方向への動作を規制するロック手段として機能し、これにより、レバー206の傾動動作をロック又はアンロックすることができる。
前記のロック手段は、それぞれマニピュレータ10において左右一対設けられており、アクチュエータブロック30と作業部16との係合状態を一層安定して保持することができ、しかもバランスがよい。
図12に示すように、レバー206の傾動動作を規制するロック手段としては、上記の構成以外にも、例えば、レバー206に接離可能な係止手段であるスライドロック部材350を用いて構成することもできる。
スライドロック部材350は、レバー206の外側面にZ方向に沿って形成された底浅で小さな係止溝352と、該係止溝352から連続してアクチュエータブロック30の外側面にZ方向に沿って形成された収納溝354の内部をスライド可能に構成される。すなわち、スライドロック部材350は、収納溝354内に完全に収納可能であると共に、該収納溝354から突出して係止溝352内に進入可能である。スライドロック部材350は、図示しない弾性部材によって、例えば係止溝352側に付勢されていてもよい。
ここで、図12から諒解されるように、係止溝352のY方向での配設位置は、レバー206の外側への揺動を阻止可能な位置、つまり当該レバー206の回動支点(トーションスプリング203)よりも上方(Y1側)とされている。
従って、操作部14のアクチュエータブロック30に対して作業部16の接続部15を着脱する場合には、スライドロック部材350を収納溝354側に退避させた状態に操作しておくことで、レバー206が係合片200によって開放側に動作されるため、装着動作及び分離動作を簡便に行うことができる。
また、接続部15とアクチュエータブロック30とが装着された状態では、スライドロック部材350がレバー206の係止溝352内に配置されることで、仮に操作面204を内側に押し込もうとしても、レバー206の外側面が係止溝352内のスライドロック部材350に当接し係止され、レバー206の傾動動作が阻止されて、作業部16が操作部14から分離することを有効に防止することができる。このように、スライドロック部材350は、レバー206の前記揺動方向への動作を規制するロック手段として機能し、これにより、レバー206の傾動動作をロック又はアンロックすることができる。
この場合、作業部16と操作部14とが装着状態でのレバー206の動作は、スライドロック部材350によって阻止されるため、接続部15側の係合片200及びアクチュエータブロック30の係合部210を構成する凹部214(凸部216)及び凸部208(凹部209)を省略すると共に、互いに係合する係合面200a及び楔部206aとして、構造を簡便にすることも可能である。もちろん、凹部214や凸部208等をスライドロック部材350と共に用いてもよい。
スライドロック部材350はレバー360に設け、アクチュエータブロック30側に設けた穴に係合させてもよい。スライドロック部材350に代えて適当な伸縮ロック部材、傾動ロック部材又は回転ロック部材等の係止手段を用いてもよい。また、収納溝354や係止溝352を省略することも可能である。
なお、上記実施形態において、アライメントピン212a〜212cは、ロッキングプレート304を駆動する機能以外に、嵌合孔202a〜202cに嵌合してプーリ収納体300を安定して保持する機能を有しており、部品点数を低減できる合理的な構造である。
ロッキングプレート304は長尺形状であり、2つのコイルスプリング306が長尺なZ方向に離間した箇所に設けられると共に、該コイルスプリング306に対応して設けられる軸部材305によりガイドされることから、バランスよく付勢され、Y方向の移動がスムーズである。コイルスプリング306は、軸部材305の上端の固定具322とロッキングプレート304との間に設けられており、省スペースで合理的な構造である。
また、上記実施形態では、バーコード104に代えたID保持部として、RFID(Radio Frequency Identification)を設け、カメラ106に代えたID認識部として、送受信器を設けることもできる。RFIDとは微小なICチップに製品の個別情報を格納し、無線を利用して情報の読み取りや更新などを行う無線認証システムのことであり、無線タグ、ICタグ又はミューチップとも呼ばれる。
さらに、作業部16と操作部14との間の情報の伝達には、バーコード104(つまり画像情報)やRFID(つまり電波)以外にも、磁気、光(例えば赤外線通信)を用いると非接触で個体情報を伝達することができ、作業部16の清掃、洗浄が容易となる。
上記実施形態は、例えば図13に示すような医療用ロボットシステム400に適用してもよい。
医療用ロボットシステム400は、多関節型のロボットアーム402と、コンソール404とを有し、作業部406はロボットアーム402の先端に接続されている。ロボットアーム402の先端には前記のマニピュレータ10と同様な機構を有するマニピュレータ408が設けられている。ロボットアーム402は、作業部406を移動させる手段であればよく、据置型に限らず、例えば自律移動型でもよい。コンソール404は、テーブル型、制御盤型等の構成を採りうる。
ロボットアーム402は、独立的な6以上の関節(回転軸やスライド軸等)を有すると、作業部406の位置及び向きを任意に設定できて好適である。先端のマニピュレータ408は、ロボットアーム402の先端部410と一体化している。マニピュレータ408は、前記のアクチュエータブロック30(図1参照)の代わりに、基端側が前記先端部410に連結されると共に、内部にモータ40a、40b及び40c(図13では図示せず)を収納したアクチュエータブロック412を有する。
ロボットアーム402は、コンソール404の作用下に動作し、プログラムによる自動動作や、コンソール404に設けられたジョイスティック414に倣った操作、及びこれらの複合的な動作をする構成にしてもよい。コンソール404は、前記のコントローラ514(図1参照)の機能を含んでいる。作業部406には、前記の先端動作部12が設けられている。
コンソール404には、操作指令部としての2つのジョイスティック414と、モニタ416が設けられている。図示を省略するが、2つのジョイスティック414により、2台のロボットアーム402を個別に操作が可能である。2つのジョイスティック414は、両手で操作しやすい位置に設けられている。モニタ416には、内視鏡による画像等の情報が表示される。
ジョイスティック414は、上下動作、左右動作、捻り動作、及び傾動動作が可能であり、これらの動作に応じてロボットアーム402を動かすことができる。ジョイスティック414はマスターアームであってもよい。ロボットアーム402とコンソール404との間の通信手段は、有線、無線、ネットワーク又はこれらの組合わせでよい。
このような医療用ロボットシステム400においても、上記したロック手段を構成する係合片200、係合部210やスライドロック部材350等を備えることにより、作業部16が操作部14から不要に分離されることを有効に防止することが可能となる。
本発明に係るマニピュレータは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係るマニピュレータの斜視図である。 作業部と操作部とを分離したマニピュレータの側面図である。 操作部の斜視図である。 先端動作部の斜視図である。 作業部の接続部と操作部のアクチュエータブロックとを分離した状態を斜め下方から見た一部省略分解斜視図である。 接続部とアクチュエータブロックとを分離した状態を斜め上方から見た一部省略分解斜視図である。 接続部とアクチュエータブロックを装着した状態での一部断面斜視図である。 接続部とアクチュエータブロックの装着途中の一部断面側面図である。 接続部とアクチュエータブロックを装着した状態での一部断面側面図である。 図10Aは、接続部とアクチュエータブロックの装着途中での一部省略正面図であり、図10Bは、図10Aに示す状態から装着動作がさらに進行した状態での一部省略正面図であり、図10Cは、接続部とアクチュエータブロックを装着した状態での一部省略正面図である。 図11Aは、接続部とアクチュエータブロックの分離途中での一部省略正面図であり、図11Bは、図11Aに示す状態から分離作業がさらに進行した状態での一部省略正面図であり、図11Cは、図11Bに示す状態から分離作業がさらに進行した状態での一部省略正面図である。 レバーの動作を規制するロック手段の変形例を示す一部省略分解斜視図である。 マニピュレータをロボットアームの先端に接続した医療用ロボットシステムの斜視図である。
符号の説明
10、408…マニピュレータ 12…先端動作部
14…操作部 15…接続部
16、406…作業部
30、412…アクチュエータブロック(アクチュエータ部)
59…グリッパ 200…係合片(第2係合部)
202a〜202c…嵌合孔 203…トーションスプリング
204…操作面 206…レバー
208、216…凸部(ロック手段) 209、214…凹部(ロック手段)
210…係合部(第1係合部、傾動動作部)
300…プーリ収納体 304…ロッキングプレート
306…コイルスプリング(付勢手段) 350…スライドロック部材(係止部材)
352…係止溝 354…収納溝
400…医療用ロボットシステム

Claims (5)

  1. アクチュエータを備えるアクチュエータ部と、
    前記アクチュエータ部に対して着脱自在で、シャフトの先端に前記アクチュエータにより動作される先端動作部を備える作業部と、
    前記アクチュエータ部に設けられる第1係合部と、
    前記作業部に設けられ、前記アクチュエータ部と前記作業部が装着される際に前記第1係合部と係合する第2係合部と、
    を有するマニピュレータであって、
    前記第1係合部又は前記第2係合部の一方は係合動作部であって、前記係合するとき及び前記係合が解除されるときに、前記アクチュエータ部及び前記作業部の着脱方向と交差するロック解除方向に動作可能であり、
    さらに、前記第1係合部及び前記第2係合部が係合した状態で、前記係合動作部の前記ロック解除方向への動作を規制するロック手段を有することを特徴とするマニピュレータ。
  2. 請求項1記載のマニピュレータにおいて、
    前記ロック手段は、前記第1係合部及び前記第2係合部に設けられ、前記アクチュエータ部と前記作業部との離脱方向に係合する凹部及び凸部と、
    前記凹部と前記凸部とを前記離脱方向に付勢する付勢手段と、
    を備えることを特徴とするマニピュレータ。
  3. 請求項1記載のマニピュレータにおいて、
    前記ロック手段は、前記係合動作部とその隣接部の一方に設けられて移動し、他方の溝又は穴に挿入される係止手段であることを特徴とするマニピュレータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のマニピュレータにおいて、
    前記係合動作部をロック解除方向の逆方向に付勢するロック弾性体を有することを特徴とするマニピュレータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のマニピュレータにおいて、
    前記第1係合部、前記第2係合部及び前記ロック手段は、それぞれ左右一対設けられていることを特徴とするマニピュレータ。
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