JP2009213288A - 電源システムおよびそれを備えた車両、ならびに電源システムの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の蓄電装置を備え、特定の蓄電装置に負担が集中するのを防止可能な電源システムおよびそれを備えた車両を提供する。
【解決手段】コンバータECU22は、主正母線MPLおよび主負母線MNL間の電圧Vhを所定の目標電圧に調整するようにコンバータ12−1〜12−3のいずれか1つをマスターとして制御し、対応の蓄電装置の充放電を所定の目標量に調整するように残余のコンバータをスレーブとして制御する。コンバータECU22は、予め定められた基準に基づいてマスターを切替える。すなわち、コンバータECU22は、最大出力を確保可能な蓄電装置に対応するコンバータをマスターとして選定する。
【選択図】図1
【解決手段】コンバータECU22は、主正母線MPLおよび主負母線MNL間の電圧Vhを所定の目標電圧に調整するようにコンバータ12−1〜12−3のいずれか1つをマスターとして制御し、対応の蓄電装置の充放電を所定の目標量に調整するように残余のコンバータをスレーブとして制御する。コンバータECU22は、予め定められた基準に基づいてマスターを切替える。すなわち、コンバータECU22は、最大出力を確保可能な蓄電装置に対応するコンバータをマスターとして選定する。
【選択図】図1
Description
この発明は、複数の蓄電装置を備える電源システムおよびそれを備えた車両、ならびに複数の蓄電装置を備える電源システムの制御方法に関する。
昨今、ハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)や電気自動車(Electric Vehicle)など、車両走行用の電動機および電源システムを搭載した電動車両が注目されている。これらの車両においては、加速性能や走行持続距離などの走行性能を高めるために、電源システムの大容量化が進められている。そして、電源システムを大容量化するための手法として、複数の蓄電装置と複数のコンバータとを有する構成が提案されている。
たとえば、ディ・ナポリらの「ハイブリッド車両推進システムに向けられた多入力DC−DCパワーコンバータのための制御ストラテジー」(非特許文献1)には、複数の蓄電装置としてキャパシタ、バッテリおよび燃料電池(Fuel Cell)を備え、キャパシタ、バッテリおよび燃料電池の各々に対応する昇降圧コンバータを備えた電源システムの構成が開示されている。そして、このディ・ナポリらでは、キャパシタおよび燃料電池にそれぞれ対応するコンバータを制御することによって各コンバータの入力電流が所望の目標に調整され、バッテリに対応するコンバータを制御することによってコンバータの出力電圧が所望の目標に調整されることが開示されている(非特許文献1参照)。
特開平9−233710号公報
特開2002−186195号公報
ディ・ナポリ(Di Napoli, A)他3名、「ハイブリッド車両推進システムに向けられた多入力DC−DCパワーコンバータのための制御ストラテジー(Control strategy for multiple input DC-DC power converters devoted to hybrid vehicle propulsion systems)」,(米国),2002年産業エレクトロニクス・ISIE2002・2002年米国電気電子学会国際シンポジウム会報(Industrial Electronics, 2002. ISIE 2002. Proceedings of the 2002 IEEE International Symposium on),2002年5月26日−29日,第3巻,p.1036−1041
しかしながら、上記のディ・ナポリらに開示される電源システムでは、負荷変動が発生したとき、キャパシタ、バッテリおよび燃料電池間でのパワー配分の修正に遅延が発生するなどの理由により、負荷に接続された直流電力線の電圧に基づいて制御されるコンバータに対応する蓄電装置(上記のディ・ナポリらにおいてはバッテリ)に負担が集中する可能性がある。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の蓄電装置を備える電源システムであって、特定の蓄電装置に負担が集中するのを防止可能な電源システムおよびそれを備えた車両を提供することである。
また、この発明の別の目的は、複数の蓄電装置を備える電源システムにおいて特定の蓄電装置に負担が集中するのを防止可能な電源システムの制御方法を提供することである。
この発明によれば、負荷装置と電力を授受可能な電源システムは、複数の蓄電装置と、電力線と、複数のコンバータと、コンバータ制御部と、切替制御部とを備える。各蓄電装置は、再充電可能である。電力線は、当該電源システムと負荷装置との間で電力を授受可能に構成される。複数のコンバータは、複数の蓄電装置にそれぞれ対応して設けられ、各コンバータは、対応の蓄電装置と電力線との間に接続される。コンバータ制御部は、電力線の電圧を所定の目標電圧に調整するように複数のコンバータの1つをマスターとして制御し、対応の蓄電装置の充放電を所定の目標量に調整するように残余のコンバータをスレーブとして制御する。切替制御部は、予め定められた基準に基づいてマスターを切替える。
好ましくは、切替制御部は、最大出力を確保可能な蓄電装置に対応するコンバータをマスターとして選定する。
さらに好ましくは、切替制御部は、複数の蓄電装置の各々の容量、充電状態および温度に基づいて、最大出力を確保可能な蓄電装置を決定する。
好ましくは、コンバータ制御部は、複数のコンバータをそれぞれ制御する複数の制御部を含む。各制御部は、制御偏差を積分することによって操作量を算出する積分要素を含む。複数のコンバータは、少なくとも3つのコンバータを含む。そして、切替制御部は、マスターの切替時、切替中に発生した負荷変動を非切替対象のコンバータの目標量に重畳させ、マスターを切替えるとともに切替対象の2つのコンバータに対応する積分要素を互いに入替える。
また、好ましくは、複数のコンバータは、2つのコンバータを含む。そして、切替制御部は、マスターの切替時、マスターに切替えられるコンバータをスレーブからマスターへ切替えた後、他方のコンバータをマスターからスレーブへ切替える。
好ましくは、電源システムは、補機用コンバータをさらに備える。補機用コンバータは、複数の蓄電装置のいずれかに接続される。そして、切替制御部は、補機用コンバータと非接続の蓄電装置に対応するコンバータのいずれかをマスターとして選定する。
また、好ましくは、電源システムは、外部出力用インバータをさらに備える。外部出力用インバータは、複数の蓄電装置のいずれかに接続される。そして、切替制御部は、外部出力用インバータと非接続の蓄電装置に対応するコンバータのいずれかをマスターとして選定する。
また、好ましくは、電源システムは、外部充電器をさらに備える。外部充電器は、当該電源システムおよび負荷装置の外部の電源から充電電力を受け、複数の蓄電装置のいずれかに接続される。そして、切替制御部は、外部充電器と非接続の蓄電装置に対応するコンバータのいずれかをマスターとして選定する。
また、好ましくは、電源システムは、複数の制御装置と、電圧センサとをさらに備える。複数の制御装置は、複数のコンバータにそれぞれ対応して設けられ、各制御装置は、対応のコンバータを制御する。電圧センサは、電力線の電圧を検出する。電圧センサの検出値は、複数の制御装置のいずれかに入力される。そして、切替制御部は、電圧センサの検出値が入力される制御装置によって制御されるコンバータをマスターとして選定する。
また、この発明によれば、車両は、上述したいずれかの電源システムと、駆動装置と、電動機と、車輪とを備える。駆動装置は、電源システムから電力の供給を受ける。電動機は、駆動装置によって駆動される。車輪は、電動機によって駆動される。
また、この発明によれば、電源システムの制御方法は、負荷装置と電力を授受可能な電源システムの制御方法である。電源システムは、複数の蓄電装置と、電力線と、複数のコンバータとを含む。各蓄電装置は、再充電可能である。電力線は、当該電源システムと負荷装置との間で電力を授受可能に構成される。複数のコンバータは、複数の蓄電装置にそれぞれ対応して設けられ、各コンバータは、対応の蓄電装置と電力線との間に接続される。そして、制御方法は、電力線の電圧を所定の目標電圧に調整するように複数のコンバータの1つをマスターとして制御するステップと、対応の蓄電装置の充放電を所定の目標量に調整するように残余のコンバータをスレーブとして制御するステップと、予め定められた基準に基づいてマスターを切替えるステップとを備える。
好ましくは、マスターを切替えるステップにおいて、最大出力を確保可能な蓄電装置に対応するコンバータがマスターとして選定される。
さらに好ましくは、マスターを切替えるステップにおいて、複数の蓄電装置の各々の容量、充電状態および温度に基づいて、最大出力を確保可能な蓄電装置が決定される。
好ましくは、電源システムは、複数のコンバータをそれぞれ制御する複数の制御部を含む。各制御部は、制御偏差を積分することによって操作量を算出する積分要素を含む。複数のコンバータは、少なくとも3つのコンバータを含む。そして、マスターを切替えるステップは、マスターの切替中に発生した負荷変動を非切替対象のコンバータの目標量に重畳させるサブステップと、マスターを切替えるとともに切替対象の2つのコンバータに対応する積分要素を互いに入替えるサブステップとを含む。
また、好ましくは、複数のコンバータは、2つのコンバータを含む。そして、マスターを切替えるステップは、マスターに切替えられるコンバータをスレーブからマスターへ切替えるサブステップと、その後、他方のコンバータをマスターからスレーブへ切替えるサブステップとを含む。
この発明においては、複数の蓄電装置に対応して複数のコンバータが設けられ、複数のコンバータが互いに並列して電力線に接続される。そして、電力線の電圧を所定の目標電圧に調整するように複数のコンバータの1つがマスターとして制御され、対応の蓄電装置の充放電を所定の目標量に調整するように残余のコンバータがスレーブとして制御されるところ、予め定められた基準に基づいてマスターが切替えられるので、マスターとして動作するコンバータが特定のコンバータに固定されない。
したがって、この発明によれば、特定の蓄電装置に負担が集中するのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による電源システムを搭載した車両の全体ブロック図である。図1を参照して、この車両100は、電源システム1と、駆動力発生部2とを備える。
図1は、この発明の実施の形態1による電源システムを搭載した車両の全体ブロック図である。図1を参照して、この車両100は、電源システム1と、駆動力発生部2とを備える。
駆動力発生部2は、インバータ30−1,30−2と、モータジェネレータ32−1,32−2と、動力分割装置34と、エンジン36と、駆動輪38と、MG−ECU(Electronic Control Unit)40とを含む。
モータジェネレータ32−1,32−2およびエンジン36は、動力分割装置34に連結される。そして、この車両100は、エンジン36およびモータジェネレータ32−2の少なくとも一方からの駆動力によって走行する。エンジン36が発生する動力は、動力分割装置34によって2経路に分割される。すなわち、一方は駆動輪38へ伝達される経路であり、もう一方はモータジェネレータ32−1へ伝達される経路である。
モータジェネレータ32−1,32−2の各々は、交流回転電機であり、たとえば、永久磁石が埋設されたロータを備える三相交流回転電機から成る。モータジェネレータ32−1は、動力分割装置34によって分割されたエンジン36の動力を用いて発電する。たとえば、電源システム1に含まれる蓄電装置(後述)の充電状態(以下「SOC(State Of Charge)」とも称する。)が予め定められた値よりも低くなると、エンジン36が始動してモータジェネレータ32−1により発電が行なわれ、その発電された電力が電源システム1へ供給される。
モータジェネレータ32−2は、電源システム1から供給される電力およびモータジェネレータ32−1により発電された電力の少なくとも一方を用いて駆動力を発生する。そして、モータジェネレータ32−2の駆動力は、駆動輪38に伝達される。なお、車両の制動時等には、駆動輪38によりモータジェネレータ32−2が駆動され、モータジェネレータ32−2が発電機として作動する。これにより、モータジェネレータ32−2は、制動エネルギーを電力に変換する回生ブレーキとして作動する。そして、モータジェネレータ32−2により発電された電力は、電源システム1へ供給される。
動力分割装置34は、サンギヤと、ピニオンギヤと、キャリアと、リングギヤとを含む遊星歯車から成る。ピニオンギヤは、サンギヤおよびリングギヤと係合する。キャリアは、ピニオンギヤを自転可能に支持するとともに、エンジン36のクランクシャフトに連結される。サンギヤは、モータジェネレータ32−1の回転軸に連結される。リングギヤはモータジェネレータ32−2の回転軸に連結される。
インバータ30−1,30−2は、主正母線MPLおよび主負母線MNLに接続される。そして、インバータ30−1,30−2は、電源システム1から供給される駆動電力(直流電力)を交流電力に変換してそれぞれモータジェネレータ32−1,32−2へ出力する。また、インバータ30−1,30−2は、それぞれモータジェネレータ32−1,32−2が発電する交流電力を直流電力に変換して回生電力として電源システム1へ出力する。
なお、各インバータ30−1,30−2は、たとえば、三相分のスイッチング素子を含むブリッジ回路から成る。そして、インバータ30−1,30−2は、それぞれMG−ECU40からの駆動信号に応じてスイッチング動作を行なうことにより、対応のモータジェネレータを駆動する。
MG−ECU40は、図示されない各センサの検出信号、走行状況およびアクセル開度などに基づいて、モータジェネレータ32−1,32−2のトルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2を算出する。そして、MG−ECU40は、モータジェネレータ32−1の発生トルクおよび回転数がそれぞれトルク目標値TR1および回転数目標値MRN1となるようにインバータ30−1を制御し、モータジェネレータ32−2の発生トルクおよび回転数がそれぞれトルク目標値TR2および回転数目標値MRN2となるようにインバータ30−2を制御する。また、MG−ECU40は、算出したトルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2を電源システム1のコンバータECU22(後述)へ出力する。
一方、電源システム1は、蓄電装置10−1〜10−3と、コンバータ12−1〜12−3と、主正母線MPLと、主負母線MNLと、平滑コンデンサCと、コンバータECU22と、電流センサ14−1〜14−3と、電圧センサ16−1〜16−3,20と、温度センサ18−1〜18−3とを含む。
蓄電装置10−1〜10−3の各々は、再充電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池から成る。蓄電装置10−1〜10−3は、それぞれコンバータ12−1〜12−3に接続される。
コンバータ12−1〜12−3は、蓄電装置10−1〜10−3にそれぞれ対応して設けられ、互いに並列して主正母線MPLおよび主負母線MNLに接続される。コンバータ12−1〜12−3は、それぞれコンバータECU22からの駆動信号PWC1〜PWC3に基づいて、対応の蓄電装置と主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間で電圧変換を行なう。
平滑コンデンサCは、主正母線MPLと主負母線MNLとの間に接続され、主正母線MPLおよび主負母線MNLに含まれる電力変動成分を低減する。電圧センサ20は、主正母線MPLと主負母線MNLとの間の電圧Vhを検出し、その検出値をコンバータECU22へ出力する。
電流センサ14−1〜14−3は、蓄電装置10−1に対して入出力される電流Ib1、蓄電装置10−2に対して入出力される電流Ib2、および蓄電装置10−3に対して入出力される電流Ib3をそれぞれ検出し、その検出値をコンバータECU22へ出力する。なお、各電流センサ14−1〜14−3は、対応の蓄電装置から出力される電流(放電電流)を正値として検出し、対応の蓄電装置に入力される電流(充電電流)を負値として検出する。なお、この図1では、各電流センサ14−1〜14−3が正極線の電流を検出する場合が示されているが、各電流センサ14−1〜14−3は負極線の電流を検出してもよい。
電圧センサ16−1〜16−3は、蓄電装置10−1の電圧Vb1、蓄電装置10−2の電圧Vb2、および蓄電装置10−3の電圧Vb3をそれぞれ検出し、その検出値をコンバータECU22へ出力する。温度センサ18−1〜18−3は、蓄電装置10−1の温度Tb1、蓄電装置10−2の温度Tb2、および蓄電装置10−3の温度Tb3をそれぞれ検出し、その検出値をコンバータECU22へ出力する。
コンバータECU22は、電流センサ14−1〜14−3、電圧センサ16−1〜16−3,20および温度センサ18−1〜18−3からの各検出値、ならびにMG−ECU40からのトルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2に基づいて、コンバータ12−1〜12−3をそれぞれ駆動するための駆動信号PWC1〜PWC3を生成する。そして、コンバータECU22は、その生成した駆動信号PWC1〜PWC3をそれぞれコンバータ12−1〜12−3へ出力し、コンバータ12−1〜12−3を制御する。
ここで、コンバータECU22は、予め定められた基準に基づいてコンバータ12−1〜12−3の中から1つをマスターとして選定する。具体的には、コンバータECU22は、各蓄電装置10−1〜10−3の容量、SOC、温度、ならびに各蓄電装置を構成する複数のブロックの温度ばらつきおよび容量ばらつき等に基づいて、蓄電装置10−1〜10−3のうち最大出力を確保可能な蓄電装置に対応するコンバータをマスターとして選定する(以下、マスターとして選定されたコンバータを「マスターコンバータ」とも称する。)。
そして、コンバータECU22は、電圧Vhを所定の目標電圧に調整するようにマスターコンバータを制御し、残余のコンバータ(以下「スレーブコンバータ」とも称する。)については、対応の蓄電装置の充放電を所定の目標量に調整するように制御する。
最大出力を確保可能な蓄電装置に対応するコンバータを、電圧Vhを所定の目標電圧に調整するように制御されるマスターコンバータとして選定するのは、上述のようにマスターコンバータに対応する蓄電装置の負担が大きくなるからである。すなわち、後述のように各蓄電装置間のパワー配分は駆動力発生部2の要求パワーに基づいて決定され、スレーブコンバータはその決定されたパワー配分に基づいて電力制御されるところ、負荷変動の発生時にパワー配分の修正に遅延が発生するなどの理由により、電圧制御されるマスターコンバータに対応する蓄電装置が負荷変動分を一時的に負担する。
そこで、この実施の形態1では、最大出力を確保可能な蓄電装置に対応するコンバータを、電圧制御されるマスターコンバータとして選定することとしたものである。そして、コンバータECU22は、各コンバータ12−1〜12−3の動作中、蓄電装置10−1〜10−3のうち最大出力を確保可能な蓄電装置を判定し、その判定結果に基づいてマスターコンバータを切替える。なお、コンバータECU22の構成については、後ほど詳しく説明する。
図2は、図1に示したコンバータ12−1〜12−3の概略構成図である。なお、各コンバータ12−1〜12−3の構成および動作は同様であるので、以下ではコンバータ12−1の構成および動作について説明する。図2を参照して、コンバータ12−1は、チョッパ回路42−1と、正母線LN1Aと、負母線LN1Cと、配線LN1Bと、平滑コンデンサC1とを含む。チョッパ回路42−1は、スイッチング素子Q1A,Q1Bと、ダイオードD1A,D1Bと、インダクタL1とを含む。
正母線LN1Aは、一方端がスイッチング素子Q1Bのコレクタに接続され、他方端が主正母線MPLに接続される。負母線LN1Cは、一方端が負極線NL1に接続され、他方端が主負母線MNLに接続される。
スイッチング素子Q1A,Q1Bは、負母線LN1Cと正母線LN1Aとの間に直列に接続される。具体的には、スイッチング素子Q1Aのエミッタが負母線LN1Cに接続され、スイッチング素子Q1Bのコレクタが正母線LN1Aに接続される。ダイオードD1A,D1Bは、それぞれスイッチング素子Q1A,Q1Bに逆並列に接続される。インダクタL1は、スイッチング素子Q1A,Q1Bの接続ノードと配線LN1Bとの間に接続される。
配線LN1Bは、一方端が正極線PL1に接続され、他方端がインダクタL1に接続される。平滑コンデンサC1は、配線LN1Bと負母線LN1Cとの間に接続され、配線L
N1Bおよび負母線LN1C間の直流電圧に含まれる交流成分を低減する。
N1Bおよび負母線LN1C間の直流電圧に含まれる交流成分を低減する。
チョッパ回路42−1は、コンバータECU22(図1)からの駆動信号PWC1に応じて、蓄電装置10−1と主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間で双方向の直流電圧変換を行なう。駆動信号PWC1は、下アーム素子を構成するスイッチング素子Q1Aのオン/オフを制御する駆動信号PWC1Aと、上アーム素子を構成するスイッチング素子Q1Bのオン/オフを制御する駆動信号PWC1Bとを含む。そして、一定のデューティーサイクル(オン期間およびオフ期間の和)内でのスイッチング素子Q1A,Q1Bのデューティー比(オン/オフ期間比率)がコンバータECU22によって制御される。
スイッチング素子Q1Aのオンデューティーが大きくなるようにスイッチング素子Q1A,Q1Bが制御されると(スイッチング素子Q1A,Q1Bはデッドタイム期間を除いて相補的にオン/オフ制御されるので、スイッチング素子Q1Bのオンデューティーは小さくなる。)、蓄電装置10−1からインダクタL1に流れるポンプ電流量が増大し、インダクタL1に蓄積される電磁エネルギーが大きくなる。その結果、スイッチング素子Q1Aがオン状態からオフ状態に遷移したタイミングでインダクタL1からダイオードD1Bを介して主正母線MPLへ放出される電流量が増大し、主正母線MPLの電圧が上昇する。
一方、スイッチング素子Q1Bのオンデューティーが大きくなるようにスイッチング素子Q1A,Q1Bが制御されると(スイッチング素子Q1Aのオンデューティーは小さくなる。)、主正母線MPLからスイッチング素子Q1BおよびインダクタL1を介して蓄電装置10−1へ流れる電流量が増大するので、主正母線MPLの電圧は下降する。
このように、スイッチング素子Q1A,Q1Bのデューティー比を制御することによって、主正母線MPLの電圧を制御することができるとともに、蓄電装置10−1と主正母線MPLとの間に流す電流(電力)の方向および電流量(電力量)を制御することができる。
図3は、図1に示したコンバータECU22の機能ブロック図である。図3を参照して、コンバータECU22は、第1コンバータ制御部52と、第2コンバータ制御部54と、第3コンバータ制御部56と、切替制御部58と、パワー配分制御部60とを含む。
第1コンバータ制御部52は、電圧Vb1、電流Ib1および電圧Vhの各検出値を対応のセンサから受け、マスター信号MSTR1、目標電圧VRおよび目標電流IR1を切替制御部58(後述)から受ける。なお、マスター信号MSTR1は、この第1コンバータ制御部52によって制御されるコンバータ12−1がマスターとして選定されているとき活性化され、コンバータ12−1がスレーブのときは非活性化される信号である。また、目標電圧VRおよび目標電流IR1は、それぞれ電圧Vhおよび電流Ib1の目標値である。
そして、第1コンバータ制御部52は、マスター信号MSTR1が活性化されているとき、電圧Vb1,Vhの各検出値および目標電圧VRに基づいて、電圧Vhを目標電圧VRに調整するようにコンバータ12−1を駆動するための駆動信号PWC1を生成し、その生成した駆動信号PWC1をコンバータ12−1へ出力する。また、第1コンバータ制御部52は、マスター信号MSTR1が非活性化されているとき、電流Ib1および電圧Vb1の各検出値、目標電流IR1ならびに目標電圧VRに基づいて、電流Ib1を目標電流IR1に調整するようにコンバータ12−1を駆動するための駆動信号PWC1を生成し、その生成した駆動信号PWC1をコンバータ12−1へ出力する。
第2コンバータ制御部54は、電圧Vb2、電流Ib2および電圧Vhの各検出値を対応のセンサから受け、マスター信号MSTR2、目標電圧VRおよび目標電流IR2を切替制御部58から受ける。第3コンバータ制御部56は、電圧Vb3、電流Ib3および電圧Vhの各検出値を対応のセンサから受け、マスター信号MSTR3、目標電圧VRおよび目標電流IR3を切替制御部58から受ける。第2コンバータ制御部54および第3コンバータ制御部56の動作は、上述した第1コンバータ制御部52の動作と同様である。
切替制御部58は、電圧Vb1〜Vb3、電流Ib1〜Ib3および温度Tb1〜Tb3の各検出値を受ける。そして、切替制御部58は、電圧Vb1〜Vb3および電流Ib1〜Ib3の各検出値に基づいて、蓄電装置10−1〜10−3のSOCをそれぞれ示す状態量SOC1〜SOC3を算出する。なお、状態量SOC1〜SOC3の各々は、公知のSOC算出方法により算出することができる。また、切替制御部58は、蓄電装置10−1〜10−3の充放電電力の目標値をそれぞれ示す目標電力PR1〜PR3をパワー配分制御部60から受ける。
そして、切替制御部58は、後述の方法により、各蓄電装置10−1〜10−3の容量、各状態量SOC1〜SOC3、温度Tb1〜Tb3の各検出値、ならびに各蓄電装置を構成する複数のブロックの温度ばらつきおよび容量ばらつき等に基づいて、蓄電装置10−1〜10−3のうち最大出力を確保可能な蓄電装置を判定し、その判定結果に基づいてマスターコンバータの切替制御を実行する。
また、切替制御部58は、電圧Vhの目標電圧VRを設定する。一例として、切替制御部58は、電圧Vb1〜Vb3の最大値よりも大きな所定値を目標電圧VRとして設定することができる。さらに、切替制御部58は、スレーブコンバータを制御するための目標電流を設定する。一例として、切替制御部58は、スレーブコンバータに対応するパワー配分制御部60からの目標電力を対応の蓄電装置の電圧で除算することによって、スレーブコンバータの目標電流を設定することができる。
そして、切替制御部58は、マスターコンバータに対応するコンバータ制御部に対しては、マスター信号を活性化するとともに目標電圧VRを出力し、スレーブコンバータに対応するコンバータ制御部に対しては、マスター信号を非活性化するとともに対応の目標電流および目標電圧VRを出力する。
パワー配分制御部60は、MG−ECU40(図1)からトルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2を受ける。そして、パワー配分制御部60は、トルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2に基づいて、駆動力発生部2から電源システム1に対して要求されるパワーを算出し、その算出された要求パワーに基づいて、蓄電装置10−1〜10−3の目標電力PR1〜PR3を算出する。一例として、パワー配分制御部60は、算出された要求パワーを電源システム1に含まれる蓄電装置の数(この実施の形態1では3つ)で除算することによって目標電力PR1〜PR3を算出する。
図4は、図3に示した第1コンバータ制御部52の詳細な機能ブロック図である。なお、図3に示したその他の第2コンバータ制御部54および第3コンバータ制御部56の構成は、第1コンバータ制御部52と同様であるので、この図4では、第1コンバータ制御部52の構成が代表的に示される。
図4を参照して、第1コンバータ制御部52は、切替スイッチ62,64と、減算部66,70と、フィードバック制御部68と、変調部72とから成る。
切替スイッチ62は、切替制御部58(図3)からのマスター信号MSTR1が活性化されているとき、切替制御部58から受ける目標電圧VRを減算部66へ出力する。一方、切替スイッチ62は、マスター信号MSTR1が非活性化されているとき、切替制御部58から受ける目標電流IR1を減算部66へ出力する。
切替スイッチ64は、マスター信号MSTR1が活性化されているとき、電圧Vhの検出値を減算部66へ出力する。一方、切替スイッチ64は、マスター信号MSTR1が非活性化されているとき、電流Ib1の検出値を減算部66へ出力する。
減算部66は、切替スイッチ62の出力から切替スイッチ64の出力を減算し、その演算結果をフィードバック制御部68へ出力する。フィードバック制御部68は、減算部66からの出力に基づいてフィードバック補償量を算出し、その演算結果を減算部70へ出力する。一例として、フィードバック制御部68は、減算部66からの出力に基づいて比例積分演算を行ない、その演算結果を減算部70へ出力する。
なお、フィードバック制御部68が積分項SIを有している場合には、フィードバック制御部68は、積分項SIを外部へ出力可能であるとともに、積分項SIを外部から設定可能に構成される。そして、マスターコンバータの切替時、切替対象の2つのコンバータ間で積分項が入替えられる。
減算部70は、電圧Vb1/目標電圧VRで示されるコンバータ12−1の理論昇圧比の逆数からフィードバック制御部68の出力を減算し、その演算結果をデューティー指令として変調部72へ出力する。なお、この減算部70における入力項(電圧Vb1/目標電圧VR)は、コンバータ12−1の理論昇圧比に基づくフィードフォワード補償項である。
変調部72は、減算部70から出力されるデューティー指令と図示されない発振部により生成される搬送波(キャリア波)とに基づいて駆動信号PWC1を生成し、その生成した駆動信号PWC1をコンバータ12−1へ出力する。
図5は、図3に示した切替制御部58の制御構造を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、一定時間毎または所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼び出されて実行される。
図5を参照して、切替制御部58は、温度センサ18−1〜18−3からそれぞれ温度Tb1〜Tb3の検出値を取得する(ステップS10)。次いで、切替制御部58は、電圧センサ16−1〜16−3からの電圧Vb1〜Vb3および電流センサ14−1〜14−3からの電流Ib1〜Ib3の各検出値に基づいて、蓄電装置10−1〜10−3の状態量SOC1〜SOC3を算出する(ステップS20)。
そして、切替制御部58は、予め定められた基準に基づいて、マスターコンバータの切替が必要か否かを判定する(ステップS30)。具体的には、切替制御部58は、各蓄電装置10−1〜10−3の容量、SOC、温度、ならびに各蓄電装置を構成する複数のブロックの温度ばらつきおよび容量ばらつき等に基づいて、蓄電装置10−1〜10−3のうち最大出力を確保可能な蓄電装置に対応するコンバータをマスターとして選定する。そして、最大出力を確保可能な蓄電装置が入替わったとき、切替制御部58は、マスターコンバータの切替が必要と判定する。
なお、蓄電装置の容量が大きいほど、またはSOCが高いほど、大きな出力を確保可能であり、一方、蓄電装置の温度が低温または高温であると、蓄電装置の出力は低下する。また、複数のブロックの温度ばらつきおよび容量ばらつきの少なくとも一方が大きいときも、蓄電装置の出力は低下する。そして、これらのパラメータに基づいて、蓄電装置10−1〜10−3のうち最大出力を確保可能な蓄電装置が選定される。
ステップS30においてマスターの切替は必要ないと判定されると(ステップS30においてNO)、切替制御部58は、以降の一連の処理を実行することなく、ステップS80へ処理を移行する。
ステップS30においてマスターの切替が必要であると判定されると(ステップS30においてYES)、切替制御部58は、実際にマスターの切替制御を実行する。具体的には、切替制御部58は、マスター切替中の駆動力発生部2の負荷変動を算出する(ステップS40)。一例として、切替制御部58は、MG−ECU40からのトルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2を用いて算出される駆動力発生部2の要求パワーの変動に基づいて、駆動力発生部2の負荷変動を算出可能である。
そして、切替制御部58は、その算出された負荷変動を、非切替対象のコンバータに対応する目標電力に重畳する(ステップS50)。すなわち、マスター切替中の駆動力発生部2の負荷変動は、非切替対象のコンバータに対応する蓄電装置が負担する。
次いで、切替制御部58は、切替対象の2つのコンバータにそれぞれ対応するコンバータ制御部のフィードバック制御部68の積分項を互いに入替える(ステップS60)。具体的には、切替制御部58は、切替対象の2つのコンバータに対応するコンバータ制御部におけるフィードバック制御部68の積分項を取得し、その取得された積分項を互いに入替えて対応のフィードバック制御部68へ出力する。これにより、マスターコンバータの切替に伴なう制御の連続性が担保される。
そして、切替制御部58は、新たにマスターとなるコンバータに対応するコンバータ制御部へ出力されるマスター信号を活性化するとともに、マスターからスレーブとなるコンバータに対応するコンバータ制御部へ出力されるマスター信号を非活性化する(ステップS70)。
以上のように、この実施の形態1においては、予め定められた基準(各蓄電装置10−1〜10−3の容量、SOC、温度、ならびに各蓄電装置を構成する複数のブロックの温度ばらつきおよび容量ばらつき等の大小)に基づいてマスターコンバータが切替えられるので、マスターとして動作するコンバータが特定のコンバータに固定されない。したがって、この実施の形態1によれば、特定の蓄電装置に負担が集中するのを防止することができる。
また、この実施の形態1においては、蓄電装置10−1〜10−3のうち最大出力を確保可能な蓄電装置に対応するコンバータがマスターとして選定されるので、相対的に能力が劣る蓄電装置は、マスターよりも負担の小さいスレーブとして動作する。したがって、この実施の形態1によれば、相対的に能力が劣る蓄電装置を保護することができる。
さらに、この実施の形態1においては、マスターコンバータの切替時、切替中に発生した負荷変動を非切替対象のコンバータに負担させるとともに、切替対象の2つのコンバータの積分項が互いに入替えられる。したがって、この実施の形態1によれば、マスターコンバータの切替に伴なう制御の連続性が担保される。
[実施の形態2]
図6は、実施の形態2による電源システムを搭載した車両の全体ブロック図である。図6を参照して、車両100Aは、図1に示した車両100の構成において、電源システム1に代えて電源システム1Aを備える。電源システム1Aは、電源システム1の構成において、DC/DCコンバータ24をさらに含み、コンバータECU22に代えてコンバータECU22Aを含む。
図6は、実施の形態2による電源システムを搭載した車両の全体ブロック図である。図6を参照して、車両100Aは、図1に示した車両100の構成において、電源システム1に代えて電源システム1Aを備える。電源システム1Aは、電源システム1の構成において、DC/DCコンバータ24をさらに含み、コンバータECU22に代えてコンバータECU22Aを含む。
DC/DCコンバータ24は、蓄電装置10−3とコンバータ12−3との間に接続される。DC/DCコンバータ24は、蓄電装置10−3およびコンバータ12−3の少なくとも一方から受ける電圧を補機電圧のレベルに降圧し、図示されない補機用蓄電装置および/または補機へ電力を供給する。
コンバータECU22Aは、DC/DCコンバータ24が接続されていないコンバータ12−1,12−2の中から予め定められた基準に基づいてマスターを選定する。したがって、DC/DCコンバータ24が接続されたコンバータ12−3は、常時スレーブとして動作する。コンバータECU22Aのその他の機能は、実施の形態1におけるコンバータECU22と同じである。
この実施の形態2においては、DC/DCコンバータ24が接続されていないコンバータ12−1,12−2の中からマスターを選定することにより、DC/DCコンバータ24の耐圧低減、およびDC/DCコンバータ24が接続される蓄電装置の負担軽減を図ることができる。
すなわち、上述のように、マスターコンバータに対応する蓄電装置の負担は相対的に他の蓄電装置よりも大きく、その結果、マスターコンバータに対応する蓄電装置の電圧は大きく変動する。また、マスターコンバータに対応する蓄電装置が補機電力をさらに負担すると、その蓄電装置の負担が過大になる。
そこで、この実施の形態2においては、DC/DCコンバータ24が接続されていないコンバータ12−1,12−2の中からマスターが選定され、DC/DCコンバータ24が接続されたコンバータ12−3は常時スレーブとして動作する。したがって、この実施の形態2によれば、DC/DCコンバータ24の耐圧低減、およびDC/DCコンバータ24が接続された蓄電装置の負担軽減を図ることができる。
[実施の形態2の変形例1]
図7は、実施の形態2の変形例1による電源システムを搭載した車両の全体ブロック図である。図7を参照して、車両100Bは、図6に示した車両100Aの構成において、電源システム1Aに代えて電源システム1Bを備える。電源システム1Bは、電源システム1Aの構成において、DC/DCコンバータ24に代えてDC/ACインバータ24Aを含む。
図7は、実施の形態2の変形例1による電源システムを搭載した車両の全体ブロック図である。図7を参照して、車両100Bは、図6に示した車両100Aの構成において、電源システム1Aに代えて電源システム1Bを備える。電源システム1Bは、電源システム1Aの構成において、DC/DCコンバータ24に代えてDC/ACインバータ24Aを含む。
DC/ACインバータ24Aは、蓄電装置10−3とコンバータ12−3との間に接続される。DC/ACインバータ24Aは、蓄電装置10−3およびコンバータ12−3の少なくとも一方から受ける直流電圧を交流電圧に変換可能に構成される。一例として、DC/ACインバータ24Aは、直流電圧を商用交流電圧に変換し、その商用交流電圧を車室内等に設けられた電源コンセントへ出力する。
この実施の形態2の変形例1によれば、DC/ACインバータ24Aの耐圧低減、およびDC/ACインバータ24Aが接続された蓄電装置の負担軽減を図ることができる。また、DC/ACインバータ24Aから供給される電力も安定する。
[実施の形態2の変形例2]
図8は、実施の形態2の変形例2による電源システムを搭載した車両の全体ブロック図である。図8を参照して、車両100Cは、図6に示した車両100Aの構成において、電源システム1Aに代えて電源システム1Cを備える。電源システム1Cは、電源システム1Aの構成において、DC/DCコンバータ24に代えてAC/DCコンバータ24Bを含む。
図8は、実施の形態2の変形例2による電源システムを搭載した車両の全体ブロック図である。図8を参照して、車両100Cは、図6に示した車両100Aの構成において、電源システム1Aに代えて電源システム1Cを備える。電源システム1Cは、電源システム1Aの構成において、DC/DCコンバータ24に代えてAC/DCコンバータ24Bを含む。
AC/DCコンバータ24Bは、蓄電装置10−3とコンバータ12−3との間に接続される。そして、AC/DCコンバータ24Bは、車両外部の電源44から供給される交流電力を直流電力に変換し、蓄電装置10−3を充電可能に構成される。なお、AC/DCコンバータ24Bから出力される直流電力をコンバータ12−3を介して主正母線MPLおよび主負母線MNLへ出力し、コンバータ12−1,12−2を用いて蓄電装置10−1,10−2をそれぞれ充電することもできる。
この実施の形態2の変形例2によっても、AC/DCコンバータ24Bの耐圧低減を図ることができる。
[実施の形態3]
上記の各実施の形態では、各コンバータ12−1〜12−3は、1つのコンバータECU22(22A)によって制御されるものとした。この実施の形態3では、コンバータ12−1〜12−3毎にECUが設けられ、各コンバータ12−1〜12−3は、対応のECUによって制御される。
上記の各実施の形態では、各コンバータ12−1〜12−3は、1つのコンバータECU22(22A)によって制御されるものとした。この実施の形態3では、コンバータ12−1〜12−3毎にECUが設けられ、各コンバータ12−1〜12−3は、対応のECUによって制御される。
図9は、実施の形態3による電源システム1Dのブロック図である。図9を参照して、電源システム1Dは、図1に示した電源システム1の構成において、コンバータECU22に代えてECU22−1〜22−3を含む。
ECU22−1は、電流センサ14−1、電圧センサ16−1,20および温度センサ18−1からの各検出値を受ける。そして、ECU22−1は、上記の各検出値に基づいて駆動信号PWC1を生成し、その生成した駆動信号PWC1をコンバータ12−1へ出力する。
ECU22−2(22−3)は、電流センサ14−2(14−3)、電圧センサ16−2(16−3)および温度センサ18−2(18−3)の各検出値を受ける。また、ECU22−2(22−3)は、電圧センサ20の検出値をECU22−1から受ける。そして、ECU22−2(22−3)は、上記の各検出値に基づいて駆動信号PWC2(PWC3)を生成し、その生成した駆動信号PWC2(PWC3)をコンバータ12−2(12−3)へ出力する。
また、ECU22−1は、図3に示した切替制御部58およびパワー配分制御部60を含み、コンバータ12−1〜12−3のマスター切替制御を実行する。ここで、この実施の形態3では、電圧センサ20による電圧Vhの検出値がECU22−1に取り込まれているところ、ECU22−1は、電圧Vhの検出値が取り込まれるECU22−1に対応するコンバータ12−1をマスターとして選定し、コンバータ12−2,12−3をスレーブとする。
電圧Vhの検出値が取り込まれるECU22−1に対応するコンバータ12−1をマスターとするのは、電圧Vhを用いた電圧フィードバック制御において、電圧Vhの伝送遅れによる制御性劣化を防止するためである。
なお、ECU22−2または22−3が切替制御部58およびパワー配分制御部60を含み、マスター切替制御を実行してもよい。この場合でも、電圧Vhの検出値が取り込まれるECU22−1に対応するコンバータ12−1がマスターとして選定される。
また、ECU22−1に代えてECU22−2または22−3に電圧Vhを取込んでもよい。この場合は、切替制御部58およびパワー配分制御部60がどのECUに含まれるかに拘わらず、電圧Vhが取込まれるECUによって制御されるコンバータがマスターとして選定される。
以上のように、この実施の形態3によれば、電圧Vhを用いた電圧フィードバック制御において、電圧Vhの伝送遅れによる制御性劣化を防止することができる。
[実施の形態4]
この実施の形態4では、蓄電装置および対応のコンバータが2セットの場合のマスター切替方法が示される。この実施の形態4による電源システムは、2つの蓄電装置とそれらに対応する2つのコンバータとを含む。一例として、実施の形態4による電源システムは、図1に示した電源システム1の構成において、蓄電装置10−3およびコンバータ12−3を含まない構成から成る。
この実施の形態4では、蓄電装置および対応のコンバータが2セットの場合のマスター切替方法が示される。この実施の形態4による電源システムは、2つの蓄電装置とそれらに対応する2つのコンバータとを含む。一例として、実施の形態4による電源システムは、図1に示した電源システム1の構成において、蓄電装置10−3およびコンバータ12−3を含まない構成から成る。
図10は、実施の形態4におけるコンバータECUの切替制御部の制御構造を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートの処理も、一定時間毎または所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼び出されて実行される。
図10を参照して、切替制御部は、図5に示したフローチャートにおいて、ステップS100〜S150をさらに含む。すなわち、ステップS30においてマスターの切替が必要であると判定されると(ステップS30においてYES)、切替制御部は、マスターに切替えられるコンバータに対応するマスター信号を活性化する(ステップS100)。したがって、この時点でマスターコンバータが一時的に2つ存在することになる。
このとき、切替制御部は、電流Ib1,Ib2の大きさをチェックし、電流Ib1の絶対値|Ib1|または電流Ib2の絶対値|Ib2|が規定のしきい値を超えたか否かを判定する(ステップS110)。この電流チェックは、主に2つの蓄電装置間で過大な電流が流れるのを防止するために実施される。そして、絶対値|Ib1|または|Ib2|がしきい値を超えたと判定されると(ステップS110においてYES)、切替制御部は、フィードバック制御をオフするように、すなわち、フィードバック制御部の出力を一時的に固定するように、各コンバータ制御部へ指令を出力する(ステップS120)。
次いで、切替制御部は、スレーブに切替えられるコンバータに対応するマスター信号を非活性化する(ステップS130)。そして、切替制御部は、各コンバータ制御部のフィードバック制御がオフされているか否かを判定し(ステップS140)、フィードバック制御がオフされていると判定されると(ステップS140においてYES)、切替制御部は、フィードバック制御をオンするように、すなわち、フィードバック制御部の出力固定を解除するように、各コンバータ制御部へ指令を出力する。
以上のように、この実施の形態4によっても、いずれかの蓄電装置に負担が集中するのを防止することができる。また、この実施の形態4によれば、マスターコンバータの切替時に電圧Vhが過電圧になるのを防止することができる。
なお、この実施の形態4においては、スレーブのコンバータをマスターに切替えてから他方のコンバータをスレーブに切替えるものとしたが、マスターのコンバータをスレーブに切替えてから他方のコンバータをマスターに切替えることも可能である。しかしながら、この場合は電圧Vhが過電圧になる可能性があるので、実施の形態4のように、スレーブのコンバータをマスターに切替えてから他方のコンバータをスレーブに切替える方が望ましい。
なお、上記の実施の形態1〜3においては、電源システム1,1A〜1Dは、蓄電装置およびコンバータを3つずつ含むものとしたが、蓄電装置およびコンバータの数は、4つ以上であってもよい。
また、上記の実施の形態2においては、DC/DCコンバータ24、DC/ACインバータ24AおよびAC/DCコンバータ24Bは、蓄電装置10−3とコンバータ12−3との間に接続されるものとしたが、他の蓄電装置とコンバータとの間に接続されてもよい。
また、上記の各実施の形態においては、動力分割装置34によりエンジン36の動力を分割して駆動輪38とモータジェネレータ32−1とに伝達可能なシリーズ/パラレル型のハイブリッド車両について説明したが、この発明は、その他の形式のハイブリッド車両にも適用可能である。すなわち、たとえば、モータジェネレータ32−1を駆動するためにのみエンジン36を用い、モータジェネレータ32−2でのみ車両の駆動力を発生する、いわゆるシリーズ型のハイブリッド車両や、エンジン36が生成した運動エネルギーのうち回生エネルギーのみが電気エネルギーとして回収されるハイブリッド車両、エンジンを主動力として必要に応じてモータがアシストするモータアシスト型のハイブリッド車両などにもこの発明は適用可能である。
また、この発明は、エンジン36を備えずに電力のみで走行する電気自動車や、電源として蓄電装置に加えて燃料電池をさらに備える燃料電池車にも適用可能である。
なお、上記において、駆動力発生部2は、この発明における「負荷装置」に対応し、主正母線MPLおよび主負母線MNLは、この発明における「電力線」に対応する。また、フィードバック制御部68の積分項は、この発明における「積分要素」に対応し、DC/DCコンバータ24は、この発明における「補機用コンバータ」に対応する。さらに、DC/ACインバータ24Aは、この発明における「外部出力用インバータ」に対応し、AC/DCコンバータ24Bは、この発明における「外部充電器」に対応する。
また、さらに、ECU22−1〜22−3は、この発明における「複数の制御装置」に対応し、電圧センサ20は、この発明における「電圧センサ」に対応する。また、さらに、インバータ30−2は、この発明における「駆動装置」に対応し、モータジェネレータ32−2は、この発明における「電動機」に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A〜1D 電源システム、2 駆動力発生部、10−1〜10−3 蓄電装置、12−1〜12−3 コンバータ、14−1〜14−3 電流センサ、16−1〜16−3,20 電圧センサ、18−1〜18−3 温度センサ、22,22A コンバータECU、22−1〜22−3 ECU、24 DC/DCコンバータ、24A DC/ACインバータ、24B AC/DCコンバータ、30−1,30−2 インバータ、32−1,32−2 モータジェネレータ、34 動力分割装置、36 エンジン、38 駆動輪、40 MG−ECU、42−1 チョッパ回路、44 電源、52 第1コンバータ制御部、54 第2コンバータ制御部、56 第3コンバータ制御部、58 切替制御部、60 パワー配分制御部、62,64 切替スイッチ、66,70 減算部、68 フィードバック制御部、72 変調部、100,100A〜100C 車両、MPL 主正母線、MNL 主負母線、C,C1 平滑コンデンサ、L1 インダクタ、Q1A,Q1B スイッチング素子、D1A,D1B ダイオード。
Claims (15)
- 負荷装置と電力を授受可能な電源システムであって、
各々が再充電可能な複数の蓄電装置と、
当該電源システムと前記負荷装置との間で電力を授受可能に構成された電力線と、
前記複数の蓄電装置にそれぞれ対応して設けられ、各々が対応の蓄電装置と前記電力線との間に接続される複数のコンバータと、
前記電力線の電圧を所定の目標電圧に調整するように前記複数のコンバータの1つをマスターとして制御し、対応の蓄電装置の充放電を所定の目標量に調整するように残余のコンバータをスレーブとして制御するコンバータ制御部と、
予め定められた基準に基づいて前記マスターを切替える切替制御部とを備える電源システム。 - 前記切替制御部は、最大出力を確保可能な蓄電装置に対応するコンバータを前記マスターとして選定する、請求項1に記載の電源システム。
- 前記切替制御部は、前記複数の蓄電装置の各々の容量、充電状態および温度に基づいて、最大出力を確保可能な前記蓄電装置を決定する、請求項2に記載の電源システム。
- 前記コンバータ制御部は、前記複数のコンバータをそれぞれ制御する複数の制御部を含み、
前記複数の制御部の各々は、制御偏差を積分することによって操作量を算出する積分要素を含み、
前記複数のコンバータは、少なくとも3つのコンバータを含み、
前記切替制御部は、前記マスターの切替時、切替中に発生した負荷変動を非切替対象のコンバータの前記目標量に重畳させ、前記マスターを切替えるとともに切替対象の2つのコンバータに対応する前記積分要素を互いに入替える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電源システム。 - 前記複数のコンバータは、2つのコンバータを含み、
前記切替制御部は、前記マスターの切替時、前記マスターに切替えられるコンバータを前記スレーブから前記マスターへ切替えた後、他方のコンバータを前記マスターから前記スレーブへ切替える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電源システム。 - 前記複数の蓄電装置のいずれかに接続される補機用コンバータをさらに備え、
前記切替制御部は、前記補機用コンバータと非接続の蓄電装置に対応するコンバータのいずれかを前記マスターとして選定する、請求項1に記載の電源システム。 - 前記複数の蓄電装置のいずれかに接続される外部出力用インバータをさらに備え、
前記切替制御部は、前記外部出力用インバータと非接続の蓄電装置に対応するコンバータのいずれかを前記マスターとして選定する、請求項1に記載の電源システム。 - 当該電源システムおよび前記負荷装置の外部の電源から充電電力を受け、前記複数の蓄電装置のいずれかに接続される外部充電器をさらに備え、
前記切替制御部は、前記外部充電器と非接続の蓄電装置に対応するコンバータのいずれかを前記マスターとして選定する、請求項1に記載の電源システム。 - 前記複数のコンバータにそれぞれ対応して設けられ、各々が対応のコンバータを制御する複数の制御装置と、
前記電力線の電圧を検出する電圧センサとをさらに備え、
前記電圧センサの検出値は、前記複数の制御装置のいずれかに入力され、
前記切替制御部は、前記電圧センサの検出値が入力される制御装置によって制御されるコンバータを前記マスターとして選定する、請求項1に記載の電源システム。 - 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の電源システムと、
前記電源システムから電力の供給を受ける駆動装置と、
前記駆動装置によって駆動される電動機と、
前記電動機によって駆動される車輪とを備える車両。 - 負荷装置と電力を授受可能な電源システムの制御方法であって、
前記電源システムは、
各々が再充電可能な複数の蓄電装置と、
当該電源システムと前記負荷装置との間で電力を授受可能に構成された電力線と、
前記複数の蓄電装置にそれぞれ対応して設けられ、各々が対応の蓄電装置と前記電力線との間に接続される複数のコンバータとを含み、
前記制御方法は、
前記電力線の電圧を所定の目標電圧に調整するように前記複数のコンバータの1つをマスターとして制御するステップと、
対応の蓄電装置の充放電を所定の目標量に調整するように残余のコンバータをスレーブとして制御するステップと、
予め定められた基準に基づいて前記マスターを切替えるステップとを備える、電源システムの制御方法。 - 前記マスターを切替えるステップにおいて、最大出力を確保可能な蓄電装置に対応するコンバータが前記マスターとして選定される、請求項11に記載の電源システムの制御方法。
- 前記マスターを切替えるステップにおいて、前記複数の蓄電装置の各々の容量、充電状態および温度に基づいて、最大出力を確保可能な前記蓄電装置が決定される、請求項12に記載の電源システムの制御方法。
- 前記電源システムは、前記複数のコンバータをそれぞれ制御する複数の制御部を含み、
前記複数の制御部の各々は、制御偏差を積分することによって操作量を算出する積分要素を含み、
前記複数のコンバータは、少なくとも3つのコンバータを含み、
前記マスターを切替えるステップは、
前記マスターの切替中に発生した負荷変動を非切替対象のコンバータの前記目標量に重畳させるサブステップと、
前記マスターを切替えるとともに切替対象の2つのコンバータに対応する前記積分要素を互いに入替えるサブステップとを含む、請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の電源システムの制御方法。 - 前記複数のコンバータは、2つのコンバータを含み、
前記マスターを切替えるステップは、
前記マスターに切替えられるコンバータを前記スレーブから前記マスターへ切替えるサブステップと、
その後、他方のコンバータを前記マスターから前記スレーブへ切替えるサブステップとを含む、請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の電源システムの制御方法。
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