JP2009212459A - Cmp装置及びウェハーの洗浄方法 - Google Patents
Cmp装置及びウェハーの洗浄方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ウェハーホルダーと、ウェハー研磨機と、ウェハー洗浄機とを備えたCMP装置であって、前記ウェハー洗浄機は、洗浄容器と、前記洗浄容器内に洗浄液を導入する洗浄液導入装置とを備え、前記洗浄容器は、前記ウェハーの研磨面に対応する前記ウェハーホルダーのウェハー担持面より大きな上部開口部を備え、かつその上端が洗浄時に前記ウェハーホルダーの少なくとも側面に位置することを特徴とするCMP装置により上記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
例えば、洗浄前の研磨がアルカリ性の研磨スラリーで行われ、洗浄後の研磨が酸性のスラリーで行われる場合、アルカリ性の研磨スラリーが残存すると、洗浄後の研磨に悪影響を与えることがある。この観点から、上記洗浄機では、洗浄能力が不十分であり、より洗浄能力の高い洗浄機が求められている。洗浄能力を高めた洗浄機が、特開2002−510875号公報(特許文献1)で報告されている。図9にこの公報の洗浄機の概略断面図を示す。図9中、301は洗浄ブラシ、302は薬液滴下手段を意味する。この公報では、洗浄ブラシを備えること、及び洗浄前の研磨に使用される研磨スラリーの種類に応じた除去用の薬液を使用することで、洗浄能力を向上できるとされている。
しかしながら、洗浄機による洗浄後にも残存する研磨スラリー(以下、残存スラリーと称する)は、洗浄が所望されるウェハーの表面だけでなく、ウェハーの側面、ウェハーホルダーの側面、駆動シャフト等にも存在している。そのため、残存スラリーの更なる低減(洗浄能力の更なる向上)が望まれている。加えて、洗浄液はウェハー研磨機内に飛散すると研磨に影響するため、洗浄液の飛散を低減することも望まれている。
洗浄容器の上端が洗浄時にウェハーホルダーの少なくとも側面に位置するように洗浄容器を移動させる移動装置を更に備えることで、残存スラリーの低減及び洗浄液の飛散をより容易に防止できる。
ウェハー洗浄機は、洗浄容器及び洗浄液導入装置を備える。
また、洗浄液導入装置は、洗浄容器内に洗浄液を導入することができさえすれば、その構成は特に限定されない。例えば、ノズルから洗浄液をウェハーに噴霧やスプレーしうる構成が挙げられる。更に、洗浄容器に洗浄液を満たしうる構成が挙げられる。
ウェハー洗浄機は、洗浄ブラシを備えてもよい。洗浄ブラシには、それが洗浄液により湿潤するように、洗浄ブラシに洗浄液を吐出しうるように設置されたノズルを備えていてもよい。
図1及び2を用いて実施の形態1を説明する。
図1は、実施の形態1のCMP装置の概略平面図である。図1中、1はCMP装置、2はウェハー、3はウェハーホルダー、4はウェハー搬送ステーション、5a及び5bは研磨機、6は洗浄機を意味する。また、図中の矢印はウェハーの移送経路を意味する。この装置では、まず、ウェハー2がウェハー搬送ステーション4に移送され、ウェハーホルダー3に担持される。担持されたウェハー2は、研磨機5aで所定の研磨スラリーを用いて研磨される。次いで、研磨されたウェハー2は、研磨スラリーを除去するために洗浄機6で洗浄される。次いで、洗浄されたウェハー2は、研磨機5bで所定の研磨スラリーを用いて研磨され、所望の程度に平坦化される。この後、ウェハー2はウェハー搬送ステーション4によりCMP装置外に搬出される。このCMP装置では、ウェハー2は紙面に対して平行で、図1中の点線の経路で移動する。なお、研磨を2回望まない場合は、研磨機5bでの研磨を割愛してもよい。
洗浄液吐出装置15bの吐出口は、少なくともウェハーホルダー3の下面以上となるように洗浄容器14を上昇させることが望まれる。
図3は、実施の形態2のCMP装置の概略平面図である。図3中、1はCMP装置、2はウェハー、3はウェハーホルダー、4はウェハー搬送ステーション、5a及び5bは研磨機、6は洗浄機を意味する。また、図中の矢印はウェハーの移送経路を意味する。この装置では、まず、ウェハー2がウェハー搬送ステーション4に移送され、ウェハーホルダー3に担持される。担持されたウェハー2は、研磨機5aで所定の研磨スラリーを用いて研磨される。次いで、研磨されたウェハー2は、研磨スラリーを除去するために洗浄機6で洗浄される。洗浄工程は図2(a)〜(c)と同様である。次いで、洗浄されたウェハー2は、研磨機5bで所定の研磨スラリーを用いて研磨され、所望の程度に平坦化される。更に、研磨されたウェハー2は、研磨スラリーを除去するために洗浄機6で再度洗浄される。この後、ウェハー2はウェハー搬送ステーション4によりCMP装置外に搬出される。このCMP装置では、ウェハー2は紙面に対して平行で、図3中の点線の経路で移動する。なお、研磨を2回望まない場合は、研磨機5bでの研磨を割愛してもよい。更に、研磨及び洗浄を2回望まない場合は、研磨機5bでの研磨及び洗浄機6による再洗浄を割愛してもよい。
図4は、実施の形態3のCMP装置の概略平面図である。図4は、ウェハー搬送ステーションを、洗浄機と兼用すること以外、図3のCMP装置と同じ構成を有している。図4では、ウェハー搬送ステーションを洗浄機と兼用しているので、CMP装置をコンパクトにできる。図4中、4aは、洗浄機と兼用したウェハー搬送ステーションを意味する。
図5は、実施の形態5に使用する洗浄容器の概略図である。図5では、洗浄液吐出装置を洗浄容器の上部まで設け、ウェハーだけでなく、駆動シャフトに付着した研磨スラリーの除去も可能である。
図6は、実施の形態5に使用する洗浄容器の概略図である。実施の形態1〜4までは、洗浄液吐出装置は洗浄液を噴霧する構成を有していた。実施の形態5では、洗浄を洗浄液の噴霧により行うのではなく、洗浄液が満たされた洗浄容器にウェハーを浸すことにより洗浄を行う。図6では、洗浄効率をより向上させるために、洗浄容器14の底部に、超音波発信子18を設けることで、洗浄液に超音波を印加している。また、洗浄液に、駆動シャフトまで浸されているので、駆動シャフトに付着した研磨スラリーをも除去できる。
2、102 ウェハー
3、103 ウェハーホルダー
4、4a、104 ウェハー搬送ステーション
5a、5b、105a〜c 研磨機
6、13、106a〜d、203 洗浄機
11、201 ウェハー担持手段
12、202 駆動シャフト
14、204 洗浄容器
15a、15b、205 洗浄液吐出装置
16 洗浄ブラシ
17 洗浄液飛散防止カバー
18 超音波発信子
301 洗浄ブラシ
302 薬液滴下手段
Claims (6)
- ウェハーホルダーと、ウェハー研磨機と、ウェハー洗浄機とを備えたCMP装置であって、前記ウェハー洗浄機は、洗浄容器と、前記洗浄容器内に洗浄液を導入する洗浄液導入装置とを備え、前記洗浄容器は、前記ウェハーの研磨面に対応する前記ウェハーホルダーのウェハー担持面より大きな上部開口部を備え、かつその上端が洗浄時に前記ウェハーホルダーの少なくとも側面に位置することを特徴とするCMP装置。
- 前記洗浄容器の上端が洗浄時に前記ウェハーホルダーの少なくとも側面に位置するように洗浄容器を移動させる移動装置を更に備える請求項1に記載のCMP装置。
- 前記洗浄容器が、その上部開口部から前記ウェハーホルダーの側面に向かって、洗浄液飛散防止カバーを前記上部開口部に備える請求項1又は2に記載のCMP装置。
- 前記ウェハーホルダーが、ウェハー担持手段と駆動シャフトとを備え、前記洗浄容器の上端が、洗浄時に前記駆動シャフトの側面に位置し、
前記洗浄液導入装置が、前記洗浄容器を洗浄液で満たしうる装置であるか、又は前記ウェハーの研磨面、前記ウェハー担持手段及び駆動シャフトに洗浄液を噴霧しうるスプレーである請求項1〜3のいずれか1つに記載のCMP装置。 - 前記ウェハーが、前記ウェハーホルダーにより、前記CMP装置内を、円又は直線に移動し、前記ウェハー研磨機とウェハー洗浄機が、前記円又は直線に沿って配置される請求項1〜4のいずれか1つに記載のCMP装置。
- 請求項1〜5のいずれか1つに記載のCMP装置を使用してウェハーをCMP法に付すに際して、前記洗浄容器の上端が前記ウェハーホルダーの少なくとも側面に位置するように前記洗浄容器を移動させた後、前記ウェハーホルダーに担持されたウェハーをウェハーホルダーの側面と共に洗浄することを特徴とするウェハーの洗浄方法。
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JP2008056609A JP2009212459A (ja) | 2008-03-06 | 2008-03-06 | Cmp装置及びウェハーの洗浄方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101755177B1 (ko) | 2013-10-16 | 2017-07-06 | 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | 허브 암들이 장착된 화학 기계적 폴리셔 |
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- 2008-03-06 JP JP2008056609A patent/JP2009212459A/ja active Pending
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