JP2009211832A - 情報コンセントおよびそれを用いたマルチメディア配線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】映像用とデータ通信用と音声通信用のコンセントを一体化した1連モジュール寸法の情報コンセントおよびそれを用いたマルチメディア配線装置を提供する。
【解決手段】情報コンセント1は、大角形連用配線器具用の取付枠の開口と略同じ寸法に形成された突台部5の前面を表面側に露出させた状態で造営面に埋込配設される1連モジュール寸法の器体2を備え、突台部5の前面には長手方向に沿ってコンセント部の取付位置が3個設けられ、3個の取付位置には映像用のコンセント部を構成するF型接栓11と、音声通信用のコンセント部を構成する電話用のモジュラジャック14と、データ通信用のコンセント部を構成するLAN用のモジュラジャック15とがそれぞれ配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報コンセントおよびそれを用いたマルチメディア配線装置に関するものである。
従来より、JIS等で規格化された埋込型配線器具用の取付枠に取着可能な配線器具として電力系の電源コンセントと、映像用のTVコンセントや音声通信用(例えば電話用)のモジュラコンセントやデータ通信用(例えばLAN用)のモジュラコンセントとが提供されている(例えば特許文献1参照)。
これらのコンセントは、例えば取付枠に3個まで取付可能な1個モジュール寸法または3個モジュール寸法に形成され、電力系のコンセント(電源コンセント)と情報系のコンセント(映像用のTVコンセント、音声通信用のモジュラコンセント、データ通信用のモジュラコンセント)とを3連の取付枠に並設した、所謂マルチメディアコンセントが提供されていた。尚、電力系のコンセントと情報系のコンセントの間には、内線規定により絶縁セパレータなどの堅牢な隔壁を設ける必要があるため、電力系の電源コンセントを1連の取付枠に配設するとともに、他の2連の取付枠に映像用のTVコンセントと通信用(音声通信用およびデータ通信用)のモジュラコンセントをそれぞれ配設し、電力系のコンセントと情報系のコンセントの間に絶縁セパレータを配置していた。
特開2005−117546号公報(段落[0015]−[0016]、及び、第3図)
上述のマルチメディア配線装置では、3連の取付枠に電力系のコンセントと情報系のコンセントを取り付けていた。ところで、ツーバイフォー工法を用いた建築物の準耐火構造では、スイッチボックスを鋼製とすることや、スイッチボックスの開口部の面積が100cmを越える場合は不燃性断熱材を充填するなどの防火被覆を設けることが要求されている。取付枠が2連の場合は開口面積が100cm以下となるので防火被覆を設ける必要はないが、従来のマルチメディア配線装置は3連モジュールの大きさであり、開口面積が100cmを越えるため防火被覆を設ける必要があり、施工性が悪化するという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、映像用とデータ通信用と音声通信用のコンセントを一体化した1連モジュール寸法の情報コンセントおよびそれを用いたマルチメディア配線装置を提供することにある。
請求項1の発明は、機能面を表面側に露出させた状態で造営面に埋込配設される1連モジュール寸法の器体を備え、機能面の長手方向において映像用のコンセント部と、音声通信用のコンセント部と、データ通信用のコンセント部とを並設したことを特徴とする。
請求項2の発明は、機能面の長手方向においてデータ通信用のコンセント部の上側位置に映像用のコンセント部を配置し、映像用のコンセント部は器体の裏面側において同軸ケーブルが接続される接続部を有し、当該接続部に接続された同軸ケーブルを載置するためのケーブル受け部をデータ通信用のコンセント部に設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、映像用のコンセント部は、器体の裏面側において同軸ケーブルが接続される接続部を有し、当該接続部に接続された同軸ケーブルの引き出し方向が機能面の法線方向に対して斜め後方に傾斜するように、接続部を配置したことを特徴とする。
請求項4の発明は、器体を大角形連用配線器具用の取付枠の開口よりも幅広に形成し、映像用のコンセント部を器体の短手方向に沿って2個並べて配置し、器体の長手方向両端部に造営面に取り付けるための取付手段を一体に設けたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の情報コンセントと、埋込型配線器具用の取付枠に取着された1乃至複数個の電源コンセントとを並設して構成されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、器体が1連モジュールの大きさに形成された情報コンセントに、映像用のコンセント部、音声通信用のコンセント部およびデータ通信用のコンセント部をそれぞれ配置しているので、情報コンセントと電源コンセントとで構成されるマルチメディア配線装置を2連モジュールの大きさで構成することができる。したがって、マルチメディア配線装置を埋込配設するために使用するスイッチボックスの開口部の面積を100cm以下に抑えることができるから、ツーバイフォー工法を用いて建築される建築物の準耐火構造を満たすためにスイッチボックス内に不燃性断熱材を充填する必要がなく、施工性を向上させることができるという効果がある。
請求項2の発明によれば、接続部に接続された同軸ケーブルをケーブル受け部に載置することによって、同軸ケーブルが下方に垂れ下がることがないから、情報コンセントをスイッチボックスに取り付ける際に同軸ケーブルがスイッチボックスのねじ部に干渉することがなく、取付作業性を向上させることができるという効果がある。
請求項3の発明によれば、同軸ケーブルが接続される接続部を器体の機能面の法線方向に対して傾斜させて配置しているから、接続部に接続された同軸ケーブルの配線方向にデータ通信用のコンセント部が配置されている場合でも、同軸ケーブルがデータ通信用のコンセント部に干渉するのを防止でき、その結果、施工性を向上させることができるという効果がある。
大角形連用配線器具用の取付枠を用いた場合には、機能面を取付枠の開口に挿通させるため、機能面の大きさが開口寸法により制限されることになるが、請求項4の発明によれば、造営面に取り付けるための取付手段を器体と一体に設けることで取付枠を用いなくてもいいから、機能面の大きさが開口寸法に制限されなくなり、取付枠を用いた場合に比べて機能面を幅広に形成することができるので、1連モジュールの大きさに形成された器体の短手方向に沿って映像用のコンセント部を2個並設した情報コンセントを実現することができるという効果がある。
請求項5の発明によれば、マルチメディア配線装置を2連モジュールの大きさで構成することができるので、マルチメディア配線装置を埋込配設するために使用するスイッチボックスの開口部の面積を100cm以下に抑えることができ、ツーバイフォー工法を用いて建築される建築物の準耐火構造を満たすためにスイッチボックス内に不燃性断熱材を充填する必要がないから、施工性を向上させることができるという効果がある。
本発明に係る情報コンセントおよびこの情報コンセントを用いたマルチメディア配線装置の実施形態を図面に基づいて説明する。ここに、本発明に係るマルチメディア配線装置は、例えば住居などの壁面(造営面)に設けた埋込孔(図示せず)を通して壁面に埋込配設される。
(実施形態1)
図1および図2は情報コンセント1の一実施形態を示し、情報コンセント1の器体2は、前面側のカバー3と、カバー3の後面に取着されるボディ4とで構成され、情報コンセント1を壁面に取り付けるための取付枠16に取着される。なお、以下の説明では特に断りが無いかぎり、図1(a)に示す向きにおいて上下左右の方向を規定し、図1(b)中の左側を前側、右側を後側として説明を行う。
取付枠16は、例えばJIS(JIS C 8375)で規格化されたものであり、中央部に後述する器体2の突台部5を前面側に露出させるための開口窓16aを有する略矩形枠状に形成されている。この取付枠16の左側の側壁には一対の係止孔16e、16eが上下方向に沿って3組設けられ、右側の側壁には係止片16dが上下方向に沿って3個設けられている。また、開口窓16aを間にして上下方向両端側には取付枠16をスイッチボックス(図示せず)に固定するためのボックスねじを挿通する長孔状のねじ挿通孔16b、16bと、前面側にプレート枠(図示せず)を螺着するためのねじ孔16c、16cとが設けられている。
カバー3は後面側が開口した略箱状の合成樹脂成型品からなり、カバー3の前面には前方に突出する突台部5が一体に形成され、突台部5の前面がコンセント部の配置される機能面となっている。また、カバー3の左側の側壁には、取付枠16の左側壁に設けた一対の係止孔16e、16eに係合する一対の係止突起3b、3bが上下方向に沿って3組設けられ、右側の側壁には取付枠16の右側壁に設けた各係止片16dが係合する係止溝(図示せず)が上下方向に3個設けられている。
ボディ4は前面側が開口した略箱状の合成樹脂成型品からなり、左右両側壁の前面側には側方に突出するフランジ4aが突設されており、カバー3の左右両側壁に設けた組立爪3aをフランジ4aに設けた結合孔(図示せず)に係合させることで、ボディ4がカバー3に結合されるようになっている。
而して、取付枠16に取着された器体2は、図3に示すように取付枠16の開口窓16aと略同じ寸法に形成された窓孔44から機能面(突台部5の前面)を前面側に露出させた状態で造営面に埋込配設される。
器体2前面の機能面(突台部5の前面)には長手方向(図1(a)中の上下方向)における両側部および中央部にコンセント部の取付位置を3個設けており、3個の取付位置に、映像用のコンセント部と、音声通信用のコンセント部と、データ通信用のコンセント部とをそれぞれ配置している。なお、以下の説明では、機能面に設けた3個の取付位置を施工状態における上、中、下の取付位置として説明する。
ここで、図1〜図3に示す情報コンセント1では、上側の取付位置に映像用のコンセント部としてF型接栓11を配置するとともに、中央の取付位置に音声通信用のコンセント部として電話用モジュラジャック14(以下、モジュラジャックという)を配置し、下側の取付位置にデータ通信用のコンセント部としてLAN用モジュラジャック15(以下、モジュラジャックという)を配置している。
すなわち、器体2前面の上側の取付位置に円柱状の凹所5aを設けるとともに、凹所5aに、テレビなどの映像機器からの同軸ケーブルの末端に設けた同軸コネクタ(図示せず)が接続されるF型接栓11を配設している。このF型接栓11は、カバー3の裏面側に取着される接続ターミナル12の前面側に設けられ、凹所5aの底部に設けた貫通孔(図示せず)を通して前面側に突出しており、接続ターミナル12の後部下面には、造営面の裏側に配線された同軸ケーブルの末端の同軸コネクタ(図示せず)が接続されるF型接栓13(接続部)が突設されている。ここにおいて、F型接栓13に接続される同軸ケーブルが後述の端子台14cに接続される通信線に干渉しないように、F型接栓13を右斜め下方(図1(c)中の左斜め下方)に傾斜させて配置するとともに、端子台14cを左側(同軸ケーブルの引き出し方向と反対側)に寄せて配置している。
また、器体2前面の中央の取付位置には電話用(例えばRJ−45)のモジュラジャック14が設けられている。このモジュラジャック14は、電話用のモジュラプラグ(図示せず)が挿入されるプラグ挿入口14aを備えるとともに、プラグ挿入口14aを通して器体2内部に挿入されるモジュラプラグの複数本のコンタクトにそれぞれ電気的に接続される複数の接触子(図示せず)を器体2の内部に収納して構成される。プラグ挿入口14aには、プラグ挿入口14aを開閉自在に閉塞する開閉扉ブロック14bが設けられている。開閉扉ブロック14bは、前後に重ねて配置され上下方向においてスライド移動自在に設けられた2枚の扉体を有し、一方の扉体に設けた摘みを上側に操作することでプラグ挿入口14aを開放するようになっている。なお、開閉扉ブロック14bの構造は従来周知であるので、図示および説明は省略する。また、ボディ4の背面にはプラグ挿入口14aの裏側付近に端子台14cが設けられ、端子台14cの内部には上記の各接触子にそれぞれ電気的に接続された複数の速結端子(図示せず)が収納されている。端子台14cの後面には各々の速結端子に対応する部位に電線挿入口14dが開口しており、造営面の裏側に配線された音声通信用の通信線の被覆を剥き、その芯線を電線挿入口14dに挿入すると、端子台14c内部に挿入された通信線の芯線が速結端子に鎖錠されて抜けが防止されるとともに、電気的に接続されるようになっている。
さらに、器体2前面の下側の取付位置にはLAN用(例えばエンハンスドカテゴリ5)のモジュラジャック15が設けられている。このモジュラジャック15は、LAN用のモジュラプラグ(図示せず)が挿入されるプラグ挿入口15aを備えるとともに、プラグ挿入口15aを通して器体2内部に挿入されるモジュラプラグの複数本のコンタクトにそれぞれ電気的に接続される複数の接触子(図示せず)を器体2の内部に収納して構成される。プラグ挿入口15aには、プラグ挿入口15aを開閉自在に閉塞する開閉扉ブロック15bが設けられている。開閉扉ブロック15bは、前後に重ねて配置され上下方向においてスライド移動自在に設けられた2枚の扉体を有し、一方の扉体に設けた摘みを上側に操作することでプラグ挿入口15aを開放するようになっている。なお、開閉扉ブロック15bの構造は従来周知であるので、図示および説明は省略する。
また、ボディ4の背面にはプラグ挿入口15aの裏側位置に端子台ブロック15cが着脱自在に取り付けられ、この端子台ブロック15cの下面には上述した複数の接触子にそれぞれ電気的に接続されたIDC端子と呼ばれる複数の圧接端子(図示せず)が配設されている。さらに、端子台ブロック15cの下面には、圧接端子を開閉自在に覆う端子カバー15dが着脱自在に取着されている。而して、造営面の裏側に配線されたデータ通信用の通信線を端子台ブロック15cに接続する際には、まずボディ4から端子台ブロック15cを取り外すとともに、端子台ブロック15cから端子カバー15dを取り外す。その後、通信線を対応する圧接端子の位置に整列させて、端子カバー15dを端子台ブロック15cに近づけると、通信線が端子カバー15dにより圧接端子に押圧されて通信線の被覆が剥がれ、通信線の芯線が圧接端子に電気的に接続されるとともに、圧接端子に挟持されて抜けが防止される。そして最後に、端子台ブロック15cをボディ4に取り付けると、通信線の接続が完了する。
さらに、端子台ブロック15cの下側には、端子台ブロック15cの後面よりも後方に突出する矩形板状のケーブル受け部15eが突設されており、ケーブル受け部15eの左右両端部には三角形状のリブ15f、15fが一体に設けられている。而して、F型接栓13に接続された同軸ケーブル17は、図4に示すように端子台ブロック15cと干渉しないように左斜め下方に導出されるとともに器体2の左側壁に沿って下向きに配線され、さらに先端側が上向きに曲げ返されて器体2の右側壁に沿って上方に配線される。したがって、ケーブル受け部15eの上面には同軸ケーブル17の曲げ部が載置されることになる。なお、上記のリブ15f、15fはケーブル受け部15eを補強するためのものであり、ケーブル受け部15eは載置された同軸ケーブル17からの力により破損しない強度が確保されている。
このように、図1〜図3に示す情報コンセント1では、機能面(突台部5の前面)の大きさが、3個モジュール寸法(取付枠16に3個まで取着可能な大きさを1個モジュール寸法といい、1個モジュール寸法の配線器具を短幅方向に3個並べた大きさを3個モジュール寸法という)の大角形連用配線器具の機能面と略同じ寸法に形成されており、この機能面に、映像用のコンセント部を構成するF型接栓11を1個、音声通信用のコンセント部を構成する電話用のモジュラジャック14を1個、データ通信用のコンセント部を構成するLAN用のモジュラジャック15を1個設けているので、図3に示すように1連の取付枠(図示せず)に取り付けられた1個モジュール寸法の3個の電源コンセント31とともにマルチメディア配線装置Aを構成した場合でも、マルチメディア配線装置Aを2連モジュールの寸法に形成することができる。したがって、情報コンセント1および電源コンセント31を埋込配設するために使用するスイッチボックス(図示せず)の開口部の面積を100cm以下に抑えることができるから、ツーバイフォー工法を用いて建築される建築物の準耐火構造を満たすためにスイッチボックス内に不燃性断熱材を充填する必要がなく、施工性を向上させることができる。
また、LAN用のモジュラジャック15の上側位置にF型接栓11を配置するとともに、LAN用のモジュラジャック15の端子台ブロック15cの下側にケーブル受け部15eを設けており、同軸コネクタを介してF型接栓13に接続された同軸ケーブル17をケーブル受け部15eに載置させることによって、同軸ケーブル17が下方に垂れ下がることがないから、情報コンセント1をスイッチボックスに取り付ける際に同軸ケーブル17がスイッチボックスのねじ部に干渉することがなく、取付作業性を向上させることができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図5〜図8に基づいて説明する。実施形態1では、映像用のコンセント部を構成するF型接栓11を突台部5の前面(機能面)に1個配置した場合について説明したが、本実施形態ではF型接栓11を左右に2個並べて配置している。なお、以下の説明において、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明は省略する。
情報コンセント1の器体2は、前面側のカバー3と、カバー3の後面に取着されるボディ4とで構成され、カバー3の上下両側壁には上下方向に延出する取付片6がそれぞれ突設されており、各取付片6には器体2をスイッチボックス(図示せず)に固定するためのボックスねじを挿通する長孔状のねじ挿通孔6aと、前面側にプレート枠(図示せず)を螺着するためのねじ孔6bとが設けられている。すなわち、本実施形態では、造営面に取り付けるための取付片6をカバー3(器体)と一体に設けることで、大角形連用配線器具用の取付枠を省略している。ここに、取付片6により取付手段が構成されている。
而して、情報コンセント1の器体2は、図7に示すように大角形連用配線器具用の1連の取付枠(図示せず)の開口よりも幅広の窓孔43を有する専用化粧枠42の窓孔43から機能面(突台部5の前面)を露出させた状態で造営面に埋込配設される。
ここで、図5〜図7に示す情報コンセント1では、上側の取付位置に映像用のコンセント部としてF型接栓11を左右に2個並べて配置するとともに、中央の取付位置に音声通信用のコンセント部として電話用モジュラジャック14を配置し、下側の取付位置にデータ通信用のコンセント部としてLAN用モジュラジャック15を配置している。なお、電話用モジュラジャック14およびLAN用モジュラジャック15については実施形態1と同様であり、詳細な説明については省略する。
器体2前面の上側の取付位置には角孔状の2個の凹所5a、5aが左右に設けられ、各々の凹所5a、5aに、テレビなどの映像機器からの同軸ケーブルの末端に設けた同軸コネクタ(図示せず)が接続されるF型接栓11、11を配設している。両F型接栓11、11は、横長の直方体状に形成された接続ターミナル12の器体の前面側に設けられ、対応する凹所5aの底部に設けた貫通孔(図示せず)を通して前面側にそれぞれ突出しており、接続ターミナル12の後部下面には、造営面の裏側に配線された同軸ケーブルの末端の同軸コネクタ(図示せず)が接続されるF型接栓13(接続部)が突設されている。ここにおいて、F型接栓13は、右側(図5(c)中の左側)に設けられており、さらに同軸コネクタを介して接続された同軸ケーブルの引き出し方向が器体2前面の法線方向に対して斜め後方に傾斜するように配置されている。また、F型接栓13に接続される同軸ケーブルが端子台14cに接続される通信線と干渉しないように、F型接栓13を右側(図5(c)中の左側)に寄せて配置するとともに端子台14cを左側(図5(c)中の右側)に寄せて配置している。而して、F型接栓13に接続された同軸ケーブル17は、図8に示すように端子台ブロック15cと干渉しないように斜め後方に導出されるとともに器体2の左側壁に沿って下向きに配線され、さらに先端側が上向きに曲げ返されて器体2の右側壁に沿って上方に配線される。したがって、ケーブル受け部15eの上面には同軸ケーブル17の曲げ部が載置されることになる。
ここにおいて、大角形連用配線器具用の取付枠を用いた場合には、機能面を取付枠の開口に挿通させるため、機能面の大きさが開口寸法により制限されることになるが、図5〜図7に示す情報コンセント1では、造営面に取り付けるための取付片6をカバー3(器体)と一体に設けることで取付枠を用いなくてもいいから、機能面の大きさが開口寸法に制限されなくなり、取付枠を用いた場合に比べて機能面(突台部5の前面)を幅広に形成することができるので、1連モジュールの大きさに形成された器体2の左右方向(短手方向)に沿ってF型接栓11を2個並設した情報コンセント1を実現することができる。また、同軸コネクタを介して接続された同軸ケーブルの引き出し方向が器体2前面の法線方向に対して斜め後方に傾斜するように、F型接栓13を配置しているから、F型接栓13に接続された同軸ケーブルを配線する際に端子台ブロック15cに干渉するのを防止でき、その結果、施工性を向上させることができる。
ここで、突台部5の前面の寸法は3個モジュール(1連モジュール寸法)の大角形連用配線器具と略同じ寸法に形成されているので、大角形連用配線器具用の取付枠の窓孔よりも大きな窓孔41を有するプレート40を前面側に取り付ける場合には、外形寸法が窓孔41と略同じ寸法に形成されるとともに中央部に突台部5を挿通させる窓孔43が形成された専用化粧枠42を情報コンセント1に取り付ければよい(図5および図6参照)。
なお、実施形態1、2では、突台部5の前面(機能面)に上から映像用のコンセント部、音声通信用のコンセント部、データ通信用のコンセント部の順に配置しているが、コンセント部の配置は実施形態1、2に限定されるものではなく、映像用のコンセント部がデータ通信用のコンセント部の上側位置に配置されるようなレイアウトであればよい。
また、実施形態2では、映像用のコンセント部を構成するF型接栓11を2個並べて配置しているが、例えば音声通信用のコンセント部を構成する電話用モジュラジャック14やデータ通信用のコンセント部を構成するLAN用モジュラジャック15を2個並べて配置してもよい。さらに、実施形態2では、1個のF型接栓13に対して2個のF型接栓11を設け、2個のF型接栓11から同一の映像信号(例えば地上波放送信号)を出力するように構成しているが、各F型接栓11に対してF型接栓13をそれぞれ設け、2個のF型接栓13に別々の映像信号(例えば一方を地上波放送用、他方をCS放送用、或いは、一方を地上波放送用、他方をBS放送用)を入力するように構成してもよい。
実施形態1の情報コンセントを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図である。 同上を示し、(a)は前面側から見た斜視図、(b)は後面側から見た斜視図である。 同上を用いたマルチメディア配線装置の正面図である。 同上に同軸ケーブルを接続した状態を示し、(a)は右側面図、(b)は背面図である。 実施形態2の情報コンセントを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図である。 同上を示し、(a)は前面側から見た斜視図、(b)は後面側から見た斜視図である。 同上を用いたマルチメディア配線装置の正面図である。 同上に同軸ケーブルを接続した状態を示し、(a)は右側面図、(b)は背面図である。
符号の説明
1 情報コンセント
2 器体
5 突台部
11 F型接栓(映像用のコンセント部)
14 電話用モジュラジャック(音声通信用のコンセント部)
15 LAN用モジュラジャック(データ通信用のコンセント部)

Claims (5)

  1. 機能面を表面側に露出させた状態で造営面に埋込配設される1連モジュール寸法の器体を備え、前記機能面の長手方向において映像用のコンセント部と、音声通信用のコンセント部と、データ通信用のコンセント部とを並設したことを特徴とする情報コンセント。
  2. 前記機能面の長手方向において前記データ通信用のコンセント部の上側位置に前記映像用のコンセント部を配置し、前記映像用のコンセント部は前記器体の裏面側において同軸ケーブルが接続される接続部を有し、当該接続部に接続された同軸ケーブルを載置するためのケーブル受け部を前記データ通信用のコンセント部に設けたことを特徴とする請求項1記載の情報コンセント。
  3. 前記映像用のコンセント部は、前記器体の裏面側において同軸ケーブルが接続される接続部を有し、当該接続部に接続された同軸ケーブルの引き出し方向が前記機能面の法線方向に対して斜め後方に傾斜するように、前記接続部を配置したことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の情報コンセント。
  4. 前記器体を大角形連用配線器具用の取付枠の開口よりも幅広に形成し、前記映像用のコンセント部を前記器体の短手方向に沿って2個並べて配置し、前記器体の長手方向両端部に前記造営面に取り付けるための取付手段を一体に設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の情報コンセント。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の情報コンセントと、埋込型配線器具用の取付枠に取着された1乃至複数個の電源コンセントとを並設して構成されることを特徴とするマルチメディア配線装置。
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