JP2009211449A - 携帯端末装置 - Google Patents

Abstract

【課題】顧客満足度の向上を図ることができる携帯端末装置を提供する。
【解決手段】携帯端末装置は、タッチパネルと、タッチパネルに触れて情報を入力するためのタッチペンとを備える。顧客情報表示画面は、登録した顧客関連メモ情報を表示する顧客関連メモ情報表示部分22を有する。顧客関連メモ情報表示部分22をタッチ操作すると、タッチペンを利用して顧客関連メモ情報を登録可能な顧客関連メモ情報登録画面が開く。
【選択図】図３

Description

本発明は、顧客満足度の向上を図ることができる携帯端末装置に関するものである。

従来、タッチ操作可能なタッチパネルと、タッチパネルに触れて情報を入力するためのタッチペンと、画像を取得するカメラ手段とを備えたハンディターミナル等の携帯端末装置が知られている（例えば、特許文献１参照）。
意匠登録第１２１３５５９号公報

そして、近年では、例えばクリーニング店の外交員がクリーニングの預かり等を顧客の自宅等に訪問して受注する場合に上記のような携帯端末装置を用いることが考えられ、顧客満足度の向上を図ることが可能な携帯端末装置の開発が重要な課題となっていた。

本発明は、このような点に鑑みなされたもので、顧客満足度の向上を図ることができる携帯端末装置を提供することを目的とする。

請求項１記載の携帯端末装置は、タッチパネルと、このタッチパネルに触れて情報を入力するためのタッチペンとを備え、前記タッチパネルには、顧客情報表示画面が表示され、前記顧客情報表示画面は、登録された顧客関連メモ情報を表示する顧客関連メモ情報表示部分を有し、前記顧客関連メモ情報表示部分がタッチ操作された場合には、前記タッチペンを利用して顧客関連メモ情報を登録可能な顧客関連メモ情報登録画面が表示されるものである。

請求項２記載の携帯端末装置は、請求項１記載の携帯端末装置において、伝票を発行するプリンタ手段を備え、タッチパネルには、商品入力画面が表示され、前記商品入力画面中のメモ情報登録画面表示用ボタンがタッチ操作された場合には、タッチペンを利用して商品関連メモ情報を登録可能な商品関連メモ情報登録画面が表示され、前記プリンタ手段から発行される伝票には、登録された商品関連メモ情報が付されるものである。

請求項３記載の携帯端末装置は、請求項２記載の携帯端末装置において、タッチパネルには、伝票発行画面が表示され、前記伝票発行画面中のメモ情報登録画面表示用ボタンがタッチ操作された場合には、タッチペンを利用して伝票関連メモ情報を登録可能な伝票関連メモ情報登録画面が表示され、プリンタ手段から発行される伝票には、登録された伝票関連メモ情報が付されるものである。

請求項４記載の携帯端末装置は、請求項１ないし３のいずれか一記載の携帯端末装置において、カメラ手段を備え、このカメラ手段にて取得した画像とともにメモ情報を登録することが可能であるものである。

請求項１に係る発明によれば、タッチペンを利用して顧客関連メモ情報を容易に登録でき、登録した顧客関連メモ情報を顧客情報表示画面の顧客関連メモ情報表示部分を見ることにより容易に確認できるため、顧客満足度の向上を図ることができる。

請求項２に係る発明によれば、タッチペンを利用して商品関連メモ情報を容易に登録でき、登録した商品関連メモ情報を伝票を見ることにより容易に確認できるため、顧客満足度の向上をより一層図ることができる。

請求項３に係る発明によれば、タッチペンを利用して伝票関連メモ情報を容易に登録でき、登録した伝票関連メモ情報を伝票を見ることにより容易に確認できるため、顧客満足度の向上をより一層図ることができる。

請求項４に係る発明によれば、カメラ手段にて取得した画像とともにメモ情報を登録できるため、一見して確認できるメモ情報を得ることができる。

本発明の携帯端末装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。

図１において、１は携帯端末装置で、この携帯端末装置１は、例えばクリーニング店の外交員（使用者）がクリーニングの預かり等を顧客（会員）の自宅等に訪問して受注する際に使用するクリーニング受注用のハンディターミナル（訪問型受注携帯端末装置）であり、片手で把持可能な大きさのものである。

携帯端末装置１は、図１に示すように、外形略矩形板状の端末装置本体２を備えている。端末装置本体２は、前面部にタッチ操作可能な縦長矩形状のタッチパネル３および押し操作可能な複数の操作ボタン４等を有している。

また、携帯端末装置１は、タッチパネル３に触れて情報を入力するための棒状のタッチペン６を備えている。タッチペン６は、端末装置本体２に形成されたペン収納部７内に出し入れ可能に収納される。

さらに、図２に示すように、携帯端末装置１の端末装置本体２は、ＣＰＵ等からなる制御手段11と、顧客情報、商品情報、伝票情報およびメモ情報（顧客関連メモ情報、商品関連メモ情報、伝票関連メモ情報）等を記憶する記憶手段12と、画像であるカメラ撮影画像を取得するデジタルカメラ等のカメラ手段13と、印刷媒体である伝票の発行等を行う印刷手段であるプリンタ手段14とを有している。なお、ここでいう「商品」とは、商品に加え、他人に提供するサービス（役務）を含む意味である。

図３は、タッチパネル３に表示された顧客情報表示画面（顧客呼出画面）の一例である。

顧客情報表示画面は、登録された顧客情報である会員情報（例えば会員番号、氏名・名称、電話番号、請求残り金額、最終預り日等）を表示する顧客情報表示部分21を有している。

また、顧客情報表示画面は、登録された顧客関連メモ情報を画像縮小イメージとしてタッチパネル３の右側中央に表示する画像部である顧客関連メモ情報表示部分22を有している。顧客関連メモ情報は、登録された顧客に関連するメモ情報で、例えば「犬に注意」、「次回訪問時にサービス券」等のメモ書き、顧客の自宅周辺の地図、顧客の自宅周辺を撮影したカメラ撮影画像等である。

そして、顧客関連メモ情報表示部分22がタッチ操作された場合には、タッチペン６を利用して顧客関連メモ情報を登録可能な顧客関連メモ情報登録画面がタッチパネル３に表示される。

図４がタッチパネル３に表示された顧客関連メモ情報登録画面の一例であり、この顧客関連メモ情報登録画面は、タッチパネル３の略全体に表示されタッチペン６で顧客関連メモ情報を入力可能なつまり編集等を行うことが可能なメモ書き部分26を有している。使用者は、このメモ書き部分26において顧客関連メモ情報の入力、変更および削除等が可能である。

なお、図４に示す例では、前回時に入力して登録された「犬に注意」および「次回訪問時にサービス券」という顧客関連メモ情報がメモ書き部分26に表示されている。今回初めて登録する場合には、図５に示すようなメモ書き部分26が空白である顧客関連メモ情報登録画面がタッチパネル３に表示される。

また、顧客関連メモ情報登録画面は、ツールを呼び出すための「ツール」ボタン27、顧客情報表示画面に戻るための「戻る」ボタン28、メモ書き部分26に入力したメモ情報を確定登録するための「確定」ボタン29、メモ書き部分26にメモ情報を入力する際の色を設定するための「色」ボタン30、および、メモ書き部分26に入力したメモ情報を部分的に消去するための「消」ボタン31を有している。

ここで、「ツール」ボタン27がタッチ操作された場合には、図６に示すように、顧客関連メモ情報登録画面上にツール画面が開いて表示される。このツール画面は、メモ書き部分26に入力したメモ情報を全消去するための「クリア」ボタン32、登録されたメモ情報をプリンタ手段14で印刷するための「印刷」ボタン33、定型（雛形）を呼び出すための「定型呼出」ボタン34、定型を登録するための「定型登録」ボタン35、カメラ手段13を起動してカメラ撮影画像を取得するための「カメラ」ボタン36、および、ツール画面を閉じるための「戻る」ボタン37を有している。

例えば「定型呼出」ボタン34がタッチ操作された場合には、図７に示すイラスト等を含む定型表示画面（雛形画面）がタッチパネル３に表示される。そして、表示された複数の定型の中から選択した一の定型がタッチ操作されると、その定型がメモ書き部分26に入力されて表示される。

なお、顧客情報をプリンタ手段14で紙等の印刷媒体に印刷した際には、その印刷媒体には登録された顧客関連メモ情報も印刷される。

図８は、タッチパネル３に表示された商品入力画面の一例である。

商品入力画面は、図３に示す顧客情報表示画面中の右下の「商品入力」ボタン41がタッチ操作された場合にタッチパネル３に表示される。

商品入力画面は、商品情報（例えば作業ツナギ、作業ジャンパー、事務服上等）を表示する商品情報表示部分42を有している。また、商品入力画面は、受注商品の数量を設定するための「数量」ボタン43、受注商品の詳細を入力するための「商品詳細」ボタン44等を有している。そして、商品情報表示部分42、「数量」ボタン43および「商品詳細」ボタン44等のタッチ操作により受注商品の入力が行われる。

また、商品入力画面は、画面左下に表示されるメモ情報登録画面表示用ボタンである「画像編集」ボタン45を有している。そして、この「画像編集」ボタン45がタッチ操作された場合には、タッチペン６を利用して商品関連メモ情報を登録可能な商品関連メモ情報登録画面がタッチパネル３に表示される。

商品関連メモ情報登録画面は、顧客関連メモ情報登録画面と同様の画面であり、タッチパネル３の略全体に表示されタッチペン６で商品関連メモ情報を入力可能なメモ書き部分26、「ツール」ボタン27、「戻る」ボタン28、「確定」ボタン29、「色」ボタン30および「消」ボタン31を有している（図４、図５参照）。

商品関連メモ情報は、受注した商品に関連するメモ情報で、例えば受注商品に関する細かな注文内容、シミ位置を指示するメモ書き、損傷位置を指示するメモ書き、或いは、そのメモ書きを含むイラストやカメラ撮影画像等である。

例えば図９が商品関連メモ情報登録画面の一例である。この商品関連メモ情報登録画面は、予め登録された定型のイラスト（例えば上着、ズボン、スカートを示すもの）を呼び出してメモ書き部分26に入力し、そのイラストにしょうゆのシミ位置を指示するメモ書きを書き加えたものである。

また、例えば図１０が商品関連メモ情報登録画面の他の例である。この商品関連メモ情報登録画面は、カメラ手段13で受注商品（例えばソファ）のカメラ撮影画像を取得してメモ書き部分26に入力し、その商品画像にコゲ穴位置を指示するメモ書きを書き加えたものである。

図１１は、タッチパネル３に表示された伝票発行画面の一例である。

伝票発行画面は、図８に示す商品入力画面中の右下の「会計」ボタン46がタッチ操作された場合にタッチパネル３に表示される。

伝票発行画面は、伝票情報（例えば未収金額、預り合計金額、タグ枚数、割引金額、サービスポイント等）を表示する伝票情報表示部分47を有している。

また、伝票発行画面は、画面左下に表示されるメモ情報登録画面表示用ボタンである「画像編集」ボタン50を有している。そして、この「画像編集」ボタン50がタッチ操作された場合には、タッチペン６を利用して伝票関連メモ情報を登録可能な伝票関連メモ情報登録画面がタッチパネル３に表示される。

伝票品関連メモ情報登録画面は、顧客関連メモ情報登録画面および商品関連メモ情報登録画面と同様の画面であり、タッチパネル３の略全体に表示されタッチペン６で伝票関連メモ情報を入力可能なメモ書き部分26、「ツール」ボタン27、「戻る」ボタン28、「確定」ボタン29、「色」ボタン30および「消」ボタン31を有している（図４、図５参照）。

伝票関連メモ情報は、発行する伝票に関連するメモ情報で、例えば次回入金予定等の顧客との約束事、特殊な商品（ホツレがある洋服等）を預かった際の顧客のサイン、特殊な商品を撮影したカメラ撮影画像に顧客がサインしたもの、損傷位置を指示するメモ書きを含むカメラ撮影画像等である。

例えば図１２が伝票関連メモ情報登録画面の一例である。この伝票関連メモ情報登録画面は、予め登録された定型（例えば、了解しました。 年 月 日 サイン）を呼び出してメモ書き部分26に入力し、その定型に顧客が所定事項を記載するとともにサインを自署したものである。

さらに、伝票発行画面は、図１１に示すように、画面右下に表示されるプリンタ手段14で伝票を発行する際にタッチ操作する伝票発行用ボタンである「伝票発行」ボタン51を有している。

この「伝票発行」ボタン51がタッチ操作されると、制御手段11の制御によりプリンタ手段14が作動して預かり票等の伝票が印刷発行される。そして、図１３（ａ）ないし（ｃ）に示すように、プリンタ手段14から発行される各商品ごとの伝票には、登録された商品関連メモ情報および伝票関連メモ情報が付される。

次に、上記携帯端末装置１の作用等を説明する。

例えばクリーニング店の外交員は、携帯端末装置１を持参して、顧客（会員）の自宅等を訪問する。

この場合、訪問先の顧客が既に登録されている既存の顧客であれば、携帯端末装置１に顧客情報が登録されているとともに、必要に応じて顧客関連メモ情報が登録されている。例えば顧客関連メモ情報として、「犬に注意、次回訪問時にサービス券」が登録されていた場合には、外交員は、顧客情報表示画面をタッチパネル３に表示することにより、その顧客関連メモ情報を把握し、犬に注意するとともにサービス券を渡す用意をする。

また、例えば顧客関連メモ情報として、訪問先の顧客の自宅周辺の地図が登録されていた場合には、外交員は、道に迷うことなく、顧客の自宅にたどり着くことが可能である。

そして、訪問先で、ズボン、ワイシャツ、スカート、コート等のクリーニングの依頼を受けて、受注商品の入力を行う際には、外交員は、商品入力画面をタッチパネル３に表示し、商品情報表示部分42等をタッチ操作して商品入力作業をする。

この商品入力作業の際に、受注商品に関連するメモ情報である商品関連メモ情報を登録する必要がある場合には、外交員は、商品入力画面中の「画像編集」ボタン45をタッチ操作して商品関連メモ情報登録画面を開いて、商品関連メモ情報の登録作業を行う。例えばクリーニング工場では、商品関連メモ情報に従ってシミ抜き作業等を行う。

その後、会計をする際には、外交員は、伝票発行画面をタッチパネル３に表示し、その伝票内容を確認する。この際に、伝票に関連するメモ情報である伝票関連メモ情報を登録する必要がある場合には、外交員は、伝票発行画面中の「画像編集」ボタン50をタッチ操作して伝票関連メモ情報登録画面を開いて、伝票関連メモ情報の登録作業を行う。そして、外交員は、伝票発行画面中の「伝票発行」ボタン51のタッチ操作によりプリンタ手段14で伝票を発行し、顧客に渡す。

そして、このような携帯端末装置１によれば、タッチペン６を利用して顧客関連メモ情報を容易に登録でき、登録した顧客関連メモ情報を顧客情報表示画面の顧客関連メモ情報表示部分22を見ることにより容易に確認できるため、顧客満足度の向上を図ることができる。

また、タッチペン６を利用して商品関連メモ情報および伝票関連メモ情報を容易に登録でき、登録した商品関連メモ情報および伝票関連メモ情報をプリンタ手段14で印刷した伝票等を見ることにより容易に確認できるため、顧客満足度の向上をより一層図ることができる。

さらに、カメラ手段13で取得したカメラ撮影画像とともに顧客関連メモ情報、商品関連メモ情報および伝票関連メモ情報を登録できるため、一見して確認できるメモ情報を得ることができる。

なお、例えば商品関連メモ情報を各商品ごとに登録できるようにしてもよい。

また、例えば１つの伝票に複数の商品が記載され、各商品ごとに商品関連メモ情報が付されるようにしてもよい。

本発明の一実施の形態に係る携帯端末装置の正面図である。 同上携帯端末装置の端末装置本体の構成図である。 顧客情報表示画面の例である。 顧客関連メモ情報登録画面の例である。 メモ書き部分が空白の顧客関連メモ情報登録画面である。 ツール画面を開いた状態のメモ情報登録画面である。 定型表示画面の例である。 商品入力画面の例である。 商品関連メモ情報登録画面の例である。 商品関連メモ情報登録画面の例である。 伝票発行画面の例である。 伝票関連メモ情報登録画面の例である。 （ａ）ないし（ｃ）はプリンタ手段で発行された伝票の例である。

符号の説明

１ 携帯端末装置
３ タッチパネル
６ タッチペン
13 カメラ手段
14 プリンタ手段
22 顧客関連メモ情報表示部分
45，50 メモ情報登録画面表示用ボタンである「画像編集」ボタン

Claims (4)

1. タッチパネルと、
   このタッチパネルに触れて情報を入力するためのタッチペンとを備え、
   前記タッチパネルには、顧客情報表示画面が表示され、
   前記顧客情報表示画面は、登録された顧客関連メモ情報を表示する顧客関連メモ情報表示部分を有し、
   前記顧客関連メモ情報表示部分がタッチ操作された場合には、前記タッチペンを利用して顧客関連メモ情報を登録可能な顧客関連メモ情報登録画面が表示される
   ことを特徴とする携帯端末装置。
2. 伝票を発行するプリンタ手段を備え、
   タッチパネルには、商品入力画面が表示され、
   前記商品入力画面中のメモ情報登録画面表示用ボタンがタッチ操作された場合には、タッチペンを利用して商品関連メモ情報を登録可能な商品関連メモ情報登録画面が表示され、
   前記プリンタ手段から発行される伝票には、登録された商品関連メモ情報が付される
   ことを特徴とする請求項１記載の携帯端末装置。
3. タッチパネルには、伝票発行画面が表示され、
   前記伝票発行画面中のメモ情報登録画面表示用ボタンがタッチ操作された場合には、タッチペンを利用して伝票関連メモ情報を登録可能な伝票関連メモ情報登録画面が表示され、
   プリンタ手段から発行される伝票には、登録された伝票関連メモ情報が付される
   ことを特徴とする請求項２記載の携帯端末装置。
4. カメラ手段を備え、このカメラ手段にて取得した画像とともにメモ情報を登録することが可能である
   ことを特徴とする請求項１ないし３のいずれか一記載の携帯端末装置。

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