JP2009209675A - ねじ込み式杭 - Google Patents

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【課題】鋼管の先端部又はその近傍に翼が取り付けられ、鋼管に回転力を与えることにより地中に貫入して埋設されるねじ込み式杭として、耐久性および施工性に優れるとともに経済的なねじ込み式杭を提供する。
【解決手段】螺旋状の翼10の始端と終端とが取り付けられている第1の段差部4aに、鋼管2を補強するための補剛材40が取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋼管の先端部又はその近傍に翼が取り付けられ、その鋼管に回転力を与えることにより、翼の木ねじ作用によって、地中に埋設するねじ込み式杭に関するものである。
鋼管の先端部又はその近傍に翼が取り付けられ、その鋼管に回転力を与えることにより、翼の木ねじ作用によって地中に埋設するねじ込み式杭は、これまで多数提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
まず、特許文献1に記載の回転圧入式鋼管杭(ねじ込み式杭)は、鋼製円筒体の下部に上下方向に延長する押込用傾斜前面を有する刃が設けられ、その傾斜前面の下端部から円筒体回転方向の後方に向かって斜めに上昇する傾斜ブレードが固着されて環状のドリルヘッドが構成され、そのドリルヘッドの上端部に鋼管杭の下端部が取り付けられている。
この構造では、鋼製円筒体の下部に設けられた狭幅円弧状の傾斜ブレードを地盤に切込侵入させるとともに、円筒体の横断面積に相当する少量の土を押込用傾斜前面により横方向に押込むだけでよく、従来の回転圧入杭に比べて同一の圧入力では圧入速度を速くすることができ、同一の圧入速度では小さな圧入力で済む。また、杭体が開端状態であるので、管内に土を取り込むことができ、施工性の向上が期待できる。
次に、特許文献2に記載の翼付きねじ込み式鋼管杭は、鋼管の外径とほぼ等しい外径で、鋼管より肉厚又は強度の大きい取り付け部材と、鋼管の直径より大きい直径の1個若しくは複数個の螺旋状板又は鋼製板とを有し、その取り付け部に螺旋状板又は鋼製板を接合してほぼ螺旋状の翼を構成して、鋼管の先端部に溶接接合した構造である。
通常、螺旋状板又は鋼製板より曲げモーメントが発生するが、このような構成では、肉厚又は強度の大きい取り付け部材により大きな曲げ応力が発生することがない。また、鋼管の端部近傍が取り付け部材によって補強されるため、この範囲の肉厚を増すだけで鋼管全長の肉厚を増す必要がなく、経済的である。
次に、特許文献3に記載の回転圧入鋼管杭(ねじ込み式杭)は、先端に螺旋状羽根を備え、鋼管外径の1.5〜3倍の外径で、鋼管杭内径の0.4〜0.9倍の内径としたドーナツ状鋼板を一箇所又は複数箇所切断し、螺旋状に切断した鋼管杭端部に同心円状に溶接固定し、鋼管杭先端部の内外に螺旋状羽根を張り出してなる形状に構成するものである。
この構造では、鋼管杭先端部の内外に螺旋状羽根を張り出した構造であるので、従来の閉端杭または開端杭の何れによっても解決できなかった、円滑な施工と、十分な杭支持機能と、製作の容易性の問題点が解決されている。さらに、螺旋状に切断した鋼管杭端部の始終端の段差部分を円弧状に形成したことで、応力集中を緩和し、杭の破壊を防ぐことができるとしている。
特開昭61−098818号公報 特開平10−159087号公報 特開2001−193063号公報
しかし、上記特許文献1においては、その第1図に見られるように、傾斜ブレードの杭体からの張り出し量が小さいため、杭体を地中に貫入させるための推進力が不足し、硬い支持層などでは貫入困難となり、また、杭貫入後の鉛直支持力は小さくなるという問題がある。また、傾斜ブレードが取り付けられたドリルヘッドは、杭本体より厚肉のものが用いられ、別体で製作する必要があるため、コストが上昇してしまう問題がある。
また、特許文献2においても、特許文献1と同様に先端部を別途製作して鋼管本体に取り付けており、鋼管本体との溶接が手間となり、経済的でない。
また、特許文献3においては、螺旋状に切断した鋼管杭端部の始終端の段差部分には、回転圧入時に大きな力が集中するため、この部分が鋭角に切断されたままでは、角部分から杭本体の鋼管に亀裂が発生する場合があるので、応力集中を緩和し、杭の破壊を防ぐためこの段差部分を円弧状に形成している。しかし、回転トルクが小さい場合は問題ないが、特に大径の杭で、杭が有する許容トルクに近いトルクで施工する場合には、段差部に大きな応力が発生し、鋼管が破断するおそれがあり、特許文献1や特許文献2のように肉厚を増やすなど対策が必要であり、不経済になる。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたもので、鋼管の先端部又はその近傍に翼が取り付けられ、鋼管に回転力を与えることにより地中に貫入して埋設されるねじ込み式杭として、耐久性および施工性に優れるとともに経済的なねじ込み式杭を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]鋼管の先端部又はその近傍に翼が取り付けられ、前記鋼管に回転力を与えることにより地中に貫入して埋設されるねじ込み式杭において、
翼の始端と終端が取り付けられている段差部に、鋼管を補強するための補剛材が取り付けられていることを特徴とするねじ込み式杭。
[2]前記補剛材が鋼管の内面に取り付けられていることを特徴とする前記[1]に記載のねじ込み式杭。
[3]前記補剛材が鋼管の外面に取り付けられていることを特徴とする前記[1]に記載のねじ込み式杭。
[4]前記補剛材が鋼管の内面と外面に取り付けられていることを特徴とする前記[1]に記載のねじ込み式杭。
[5]前記補剛材が板材であることを特徴とする前記[1]〜[4]のいずれかに記載のねじ込み式杭。
本発明のねじ込み式杭においては、翼の始端と終端が取り付けられている段差部に、鋼管を補強するための補剛材を取り付けるようにしているので、鋼管の先端部の厚さを大きくすることなく、加工も少なくして、低コストで、大きな回転トルクにも耐えられるような構造になっている。また、この補剛材を取り付けることにより、鉛直荷重に対して、新規地盤からの地盤反力を最初に受ける翼の刃先からの曲げモーメントにも鋼管が耐えることができるので、供用時にも曲げモーメントによる鋼管の応力増加を軽減できる。
したがって、本発明のねじ込み式杭は、耐久性および施工性に優れるとともに経済的なねじ込み式杭となっている。
本発明の第1の実施形態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態における補剛材の働きを説明するための図である。 本発明の第1の実施形態における補剛材の働きを説明するための図である。 本発明の第1の実施形態における鋼管の先端部分を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示す側面図である。 本発明の第3の実施形態を示す側面図である。 本発明の第4の実施形態を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態の他の例を示す側面図である。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るねじ込み式杭を図1〜図3に示す。図1は、第1の実施形態に係るねじ込み式杭の斜視図であり、図2は図1において矢印X方向にみた側面図、図3は図1において矢印Y方向にみた側面図である。
図1〜図3に示すように、この第1の実施形態に係るねじ込み式杭1Aは、鋼管2の先端部に、内角の総和が360°になる2枚の扇形状平板(鋼板)11a、11bによって形成されたほぼ螺旋状の翼10が取り付けられ、鋼管2に回転力を与えることにより地中に貫入して埋設されるねじ込み式杭である。ここで、最初に地中に貫入する側の扇形状平板11aを下側翼11a、他方の扇形状平板11bを上側翼11bと呼ぶことにする。そして、鋼管2の先端部には、螺旋状の翼10の始端(下側翼11aの傾斜下端部)と終端(上側翼11bの傾斜上端部)とが取り付けられている第1の段差部4aと、螺旋状の翼10の中間部(下側翼11aの傾斜上端部と上側翼11bの傾斜下端部との接続部)が取り付けられている第2の段差部4bが設けられている。また、螺旋状の翼10の中心付近には開口部30が設けられている。
その上で、この実施形態に係るねじ込み式杭1Aは、螺旋状の翼10の始端と終端とが取り付けられている第1の段差部4aに、鋼管2を補強するための補剛材40が取り付けられている。
通常、ねじ込み式杭の施工時には、図4に示すように、回転トルクによって、第1の段差部4aにおいて、下側翼11aが取り付けられている個所の近傍と上側翼11bが取り付けられている個所の近傍で応力集中が生じ、時には、この応力集中部51を起点とした亀裂52が発生する。したがって、応力集中部51の付近を補剛材40で補強することにより、施工時のトルクに対処することができる。
また、施工後は、図5に示すように、翼10の始端部が翼10の通過していない新規の地盤60に最初に設置され、翼10の他の部分は既に翼10が通過して新規地盤60より弱い地盤(乱された地盤)61に設置される。供用時では、新規の地盤60が硬いので翼10の始端部が一番大きな地盤反力を受け、これによる曲げモーメントが鋼管2に最初に伝達される。そこで、補剛材40で鋼管2を補強することにより、地盤反力により生じる曲げモーメントに対処することができる。
この補剛材40は、鋼板を曲げ加工して溶接により鋼管2に取り付けるのが望ましく、その他の手段としてボルトなどにより鋼管2に取り付けてもよい。また、鋼板を曲げ加工せずに分割してそのまま取り付けてもよく、補剛材40と鋼管2がほぼ一体となるように取り付ければよい。
補剛材40の取り付け個所は、鋼管2の内側でも外側でもよく、鋼管2の内側と外側の両方でもよい。ただし、鋼管2の外側に付けると、周面摩擦力を低減するフリクションカッタの役目もするため、施工性は向上するが、周面摩擦力度が低下する恐れがあるので、鋼管2の内側に取り付ける方がより好ましい。
補剛材40の板厚は、作用する回転トルクなどの外力に応じて決めればよく、FEM解析などにより決定するのが望ましいが、鋼管2の板厚の0.5〜3倍程度の範囲となる。例えば、鋼管2の外径がφ1200mmの場合、鋼管2の板厚18mmに対して、補剛材40の板厚を20mm程度にすれば、3500kN・m程度までのトルクに耐えることができる。ちなみに、補剛材40がない場合は、2500kN・m程度のトルクで局部的に鋼管2が降伏してしまう。
補剛材40の取り付け範囲は、図3に示すように、上側翼11bの端部からの距離a1については、鋼管2の周方向角度で5°〜45°程度、下側翼11aの端部からの距離a2については、鋼管2の周方向角度で5°〜45°程度、下側翼11aからの距離bについては、鋼管2の外径Dの0.1倍〜1.0倍程度、上側翼11bからの距離cについては、鋼管2の外径Dの0倍〜0.5倍程度(c=0であってもよい)が望ましい。
補剛材40の取り付け範囲は、図3のように取り付けるだけでなく、図4に示した応力集中部51のみ補剛するように取り付けることでもよい。また、外力の大きさにより応力集中部51の範囲が変わることがFEM解析等で確認できる場合は、その範囲に対応できるように補剛材40を取り付ければよい。
なお、鋼管2の先端部には、図6に示すように、円周方向に第1の段差部4aと第2の段差部4bを介して2分割して形成され、ほぼ同じ角度で同方向に向う傾斜面からなる第1の取り付け部3a(鋼管2の先端部側)と、第2の取り付け部3bとが設けられている。これら第1の取り付け部3aと第2の取り付け部3bとは、不連続ではあるがほぼ螺旋状をなしている。なお、第2の段差部4bを設けず(すなわち、h2=0)に、第1の取り付け部3aと第2の取り付け部3bとが連続した、ほぼ螺旋状の傾斜面からなる取り付け部としてもよい。そして、第1の段差部4aの高さh1は、杭1Aを貫入する地盤の状態、鋼管2の外径などによって異なるが、一般にh1=0.1〜0.5D(Dは鋼管2の外径)程度が望ましく、また、第2の段差部4bの高さh2は、0から翼10を構成する扇形状平板11a、11bの厚みより若干高く形成される程度の高さの範囲とすることが望ましい。第1の段差部4aの高さh1が0.1D未満の場合は、杭1Aの1回転当りの貫入量が著しく低下し、また、0.5Dを超えると、杭1Aの1回転当りの貫入量が大きくなりすぎるため、杭1Aを回転するためのトルクが過大になる。
また、翼10は、鋼管2の外径Dより大きい外径の円形鋼板又は楕円形鋼板を中央から2分割した扇形状平板11a、11bを用いて形成したものである。なお、翼10の大きさは、ねじ込み式杭1Aを貫入する地盤の状態、鋼管2の外径などによって異なるが、ねじ込み施工性と支持力の大きさとのバランスを考慮して、鋼管2の外径Dの1.2〜3倍程度が望ましい。
そして、この実施形態では、前述したように、翼10の中心に開口部30が設けられており、それによって、鋼管2内へ土砂を取り込むようにしているが、場合によっては、閉塞してもよい。
開口部30を設ける場合は、翼10の中心にほぼ円形に開口させるのがよい。その開口部30の直径は、鋼管2の外径Dの0.25〜0.9倍程度であるが、鋼管2の外径Dの0.4倍以上開口すると開口による土の取り込み効果が大きくなる。ただし、開口部30を大きくすると施工性は向上するが、支持力は低下するので、双方のバランスで形状を決めるのがよい。また、翼10の径を大きくして鋼管2からの張り出しが大きくなると、供用時の地盤反力により生じる曲げモーメントのバランスも悪くなるため、張り出しが大きいときは開口部30を小さくするのが望ましい。
一方、閉塞する場合は、下側翼11aと上側翼11bとの隙間をふさぐ閉塞板が取り付けられるため、下側翼11aと上側翼11bが一体化されトルク等に強い構造となるが、より大きなトルクによる施工を実施する場合は、施工性を向上させるために、補剛材40を取り付ける方がよい。
このようにして、この実施形態に係るねじ込み式杭1Aにおいては、翼10の始端と終端が取り付けられている段差部4aに鋼管2を補強するための補剛材40を取り付けるようにしているので、鋼管2の先端部の厚さを大きくすることなく、加工も少なくして、低コストで、大きな回転トルクにも耐えられるような構造になっている。また、この補剛材40を取り付けることにより、鉛直荷重に対して、新規地盤60からの地盤反力を最初に受ける翼の刃先からの曲げモーメントにも鋼管2が耐えることができるので、供用時にも曲げモーメントによる鋼管2の応力増加を軽減できる。
したがって、この実施形態に係るねじ込み式杭1Aは、耐久性および施工性に優れるとともに経済的なねじ込み式杭となっている。
なお、この実施形態においては、翼10の形状は、2枚の鋼板11a、11bで形成した螺旋状の翼であるが、翼の形状はこれに限ったものではなく、2枚の鋼板を交差して取り付けた翼、鋼板を螺旋状に曲げ加工して取り付けた翼、3枚以上の鋼板や曲げ加工した鋼材によって形成した翼など、どのような形状のものにも適用することができる。また、翼の形状により、補強すべき段差部が複数ある場合には、それぞれに補剛材を取り付ければよい。
2枚の鋼板13a、13bを交差して取り付けた翼の場合の一例を図10に示す。この実施形態においては、図10に側面図を示すように、2箇所の段差部のそれぞれに、鋼管2を補強するための補剛材40が取り付けられている。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るねじ込み式杭は、基本的な構成は、上記の第1の実施形態に係るねじ込み式杭1Aと同じであるが、図7に側面図を示すように、この第2の実施形態に係るねじ込み式杭1Bは、第1の段差部4aにおける下側翼11aの端部と上側翼11bの端部との距離が離れている場合であり、補剛材40がその分だけ広い範囲に取り付けられている。
補剛材40の取り付け範囲は、上側翼11bの端部からの距離a1については、鋼管2の周方向角度で5°〜45°程度、下側翼11aの端部からの距離a2については、鋼管2の周方向角度で5°〜45°程度、第1の段差部4aの範囲a3については、鋼管2の周方向角度で0°より大きく60°以下程度、下側翼11aからの距離bについては、鋼管2の外径Dの0.1倍〜1.0倍程度、上側翼11bからの距離cについては、鋼管2の外径Dの0倍〜0.5倍程度が望ましい。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係るねじ込み式杭は、基本的な構成は、上記の第1の実施形態に係るねじ込み式杭1Aあるいは第2の実施形態に係るねじ込み式杭1Bと同じであるが、図8に側面図を示すように、この第3の実施形態に係るねじ込み式杭1Cは、応力集中が生じる位置51など補剛が必要な位置のみに補剛材40a、40bを取付け、補剛材の大きさを小さくした場合である。
補剛材40a、40bの取り付け範囲は応力集中の度合いや大きさによるが、高さb2については、鋼管2の外径Dの0.1倍程度、幅a4については、周方向角度で15°程度が望ましい。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係るねじ込み式杭は、基本的な構成は、上記の第1の実施形態に係るねじ込み式杭1Aあるいは第2の実施形態に係るねじ込み式杭1Bと同じであるが、図9に側面図を示すように、この第4の実施形態に係るねじ込み式杭1Dは、鋼管2の先端の翼10に加えて、鋼管2の周面部に第2の翼12が取り付けられた構造のものであり、その第2の翼12の始端と終端との段差部を別の補剛材41によって補強している。この場合、補剛材41を鋼管2の内側に取り付けるのは手間が掛かるため、鋼管2の外側に取り付けるのが現実的である。
補剛材41の取り付け範囲の目安は、幅a5は鋼管2の周方向角度で15°〜90°程度、高さb3は鋼管2の外径Dの0.1倍〜1.0倍程度が望ましい。また、第3の実施の形態のように、応力集中が発生する位置の必要な位置のみに補剛材を取り付けるようにしてもよい。
1A ねじ込み式杭
1B ねじ込み式杭
1C ねじ込み式杭
1D ねじ込み式杭
2 鋼管
3a 第1の取り付け部
3b 第2の取り付け部
4a 第1の段差部
4b 第2の段差部
10 翼
11a 下側翼
11b 上側翼
12 第2の翼
30 開口部
40 補剛材
40a 補剛材
40b 補剛材
41 補剛材
51 応力集中部
52 亀裂
60 新規地盤
61 乱された地盤

Claims (5)

  1. 鋼管の先端部又はその近傍に翼が取り付けられ、前記鋼管に回転力を与えることにより地中に貫入して埋設されるねじ込み式杭において、
    翼の始端と終端が取り付けられている段差部に、鋼管を補強するための補剛材が取り付けられていることを特徴とするねじ込み式杭。
  2. 前記補剛材が鋼管の内面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のねじ込み式杭。
  3. 前記補剛材が鋼管の外面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のねじ込み式杭。
  4. 前記補剛材が鋼管の内面と外面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のねじ込み式杭。
  5. 前記補剛材が板材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のねじ込み式杭。
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