JP2009209477A - 繊維処理剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】繊維製品に、環境変化等により香りの強度が変化する機能を付与できる繊維処理剤組成物を提供する。
【解決手段】(a)ClogPが1〜4の香料化合物、(b)一般式(1)で表される特定の化合物、(c)アミノ変性シリコーン化合物を含有し、(a)/(b)質量比が1/15〜1/170の範囲であり、且つ(b)を15質量%〜30質量%含有する、繊維処理剤組成物。
R−O−[(EO)m/(PO)n]−H (1)
〔式中、Rは炭素数10〜24の炭化水素基であり、m、nはそれぞれ平均付加モル数であり、3≦m≦50、0≦n<50、3<(m+n)≦55である。〕
【選択図】なし

Description

本発明は繊維処理剤組成物に関する。
近年、衣料等繊維製品の手入れや洗濯処理において、消費者は強い香り立ちや処理後長期にわたる香りの維持を求めている。従って柔軟剤に代表される繊維処理剤に関しても、処理時から香りを強く放出する、或いは、香りを維持する技術が検討されている。例えば、特許文献1には、特定構造の3級アミン他の特定の化合物を組み合わせる事により、洗濯時の柔軟処理、乾燥後の衣料の香りが向上する柔軟剤組成物が開示されている。又、特許文献2には、カチオン性高分子化合物、シリコーン化合物を用いて、良好な柔軟性と共に残香性を付与する繊維処理剤組成物が開示されている。
特開平11−81134号公報 特開2007−119964号公報
しかしながら、これらの残香技術は、繊維処理剤による処理後に衣料等の繊維製品に如何に香りを残すかを課題としており、技術的には香料の吸着量を増加させる事によって処理直後の香りの強度を向上させる、或いは、長時間にわたって残香を感じるものである為に、衣料着用後に香りが必要とされる時に香りを放出させたり、香りの強弱を調整したりする事はできない。衣料等繊維製品の手入れや洗濯処理後に求められる香りは、リフレッシュされた衣料等繊維製品の心地よい香りと共に、その繊維製品の着用、使用時に長くその香りを楽しむ、或いは、発汗や体臭による臭いや生活空間での様々な臭いに対するマスキングや緩和効果を有する香りである。このような観点から、繊維処理剤の賦香技術として、充分なものは開示されていなかった。
本発明が解決しようとする課題は、繊維製品に、環境変化等により香りの強度が変化する機能を付与できる繊維処理剤組成物を提供することである。
本発明は、下記(a)成分、(b)成分及び(c)成分を含有し、(a)成分と(b)成分の質量比が(a)/(b)で1/15〜1/170の範囲であり、且つ(b)成分を15質量%〜30質量%含有する、繊維処理剤組成物に関する。
(a)成分:ClogPが1〜4の香料化合物
(b)成分:下記一般式(1)で表される化合物
R−O−[(EO)m/(PO)n]−H (1)
〔式中、Rは直鎖又は分岐鎖の炭素数10〜24の飽和又は不飽和の炭化水素基であり、m、nはそれぞれ平均付加モル数であり、3≦m≦50、0≦n<50、3<(m+n)≦55であり、付加形態はランダム付加及びブロック付加いずれでもよい。〕
(c)成分:アミノ変性シリコーン化合物
本発明によれば、繊維製品に、環境変化等により香りの強度が変化する機能を付与できる繊維処理剤組成物が提供される。
本発明者らは、着用、使用時における衣料等繊維製品の環境変化に対して香料成分の揮発特性を制御する観点から鋭意検討した結果、特定の香料成分と特定構造の非イオン性界面活性剤とアミノ変性シリコーンを、特定の組成で含有する組成物で繊維製品を処理する事によって、処理後の香り立ちと共に、着用、使用時、長期にわたり香り立ちが良好となる事を見出した。香料化合物のうちlogPが1〜4の化合物は、一般的には、揮発性が高く、衣料等繊維製品への吸着能も低く、残香性の高い繊維製品処理剤を得る事は難しい。本発明の繊維製品組成物は、特に従来、繊維製品に対して賦香が難しかった、logPが1〜4の香料化合物に対して効果が顕著である。本発明は、繊維製品を処理して乾燥させると香気が放出し、さらに水に軽く濡れることによって香り立ちを増すことができる繊維処理剤組成物を提供するものである。即ち、着用後の発汗や水噴霧等により繊維製品へ湿り気を与える事により、発汗などによる悪臭や生活空間での悪臭をマスキングしたい時など、香りが必要な場面で高い香り放出性を発現することが出来る。
<(a)成分>
本発明の繊維処理剤組成物は、(a)成分として、logPが1〜4の香料化合物を含有する。
ここで、logPとは、有機化合物の水と1−オクタノールに対する親和性を示す係数である。1−オクタノール/水分配係数Pは、1−オクタノールと水の2液相の溶媒に微量の化合物が溶質として溶け込んだときの分配平衡で、それぞれの溶媒中における化合物の平衡濃度の比であり、底10に対するそれらの対数logPの形で示すのが一般的である。
多くの化合物のlogP値が報告され、Daylight Chemical Information Systems, Inc. (Daylight CIS)などから入手しうるデータベースには多くの値が掲載されているので参照できる。実測のLogP値がない場合には、Daylight CISから入手できるプログラム“CLOGP"で計算すると最も便利である。このプログラムは、実測のlogP値がある場合にはそれと伴に、Hansch, Leoのフラグメントアプローチにより算出される“計算logP(ClogP)”の値を出力する。
フラグメントアプローチは化合物の化学構造に基づいており、原子の数及び化学結合のタイプを考慮している(cf. A. Leo, Comprehensive Medicinal Chemistry, Vol.4, C. Hansch, P.G. Sammens, J.B. Taylor and C.A. Ramsden, Eds., p.295, Pergamon Press, 1990)。このClogP値は現在最も汎用的で信頼できる推定値であるので、化合物の選択に際して実測のlogP値の代わりに用いることができる。本発明では、logPの実測値があればそれを、無い場合はプログラムCLOGP v4.01により計算したClogP値を用いる。
logP(ClogP)が1〜4の香料化合物として、例えば下記の香料化合物が挙げられる。
COUMARIN、HELIOTROPINE 、PHENYL ETHYL ALCOHOL、VANILLIN (L)、CINNAMIC ALCOHOL (SYNTH)、ANIS ALDEHYDE、CINNAMIC ALDEHYDE、BENZYL ACETATE、l-CARVONE、METHYL ANTHRANILATE、METHYL BENZOATE、BENZOPHENONE、EUGENOL、LIGUSTRAL、BENZYL PROPIONATE、ALLYL AMYL GLYCOLATE、LINALOOL、iso-EUGENOL (limited use)、BORNEOL、a-TERPINEOL、ETHYL BENZOATE、iso-PULEGOL、4-TERPINEOL、1,8-CINEOL (EUCALYPTOL)、GERANIOL、NEROL、METHYL ISOEUGENOL、BENZYL n-BUTYRATE、CITRAL、ESTRAGOL、l-MENTHOL、CITRONELLOL、CITRONELLAL、ANETHOLE、CARVACROL、THYMOL、CYCLAMEN ALDEHYDE、TETRAHYDROLINALOOL、IONONEBETA、ALDEHYDE C-14 PEACH(GANMA-UNDECALACTONE)、LILIAL、BENZYL BENZOATE、ISO-BUTYL SALICYLATE
<(b)成分>
(b)成分は、下記一般式(1)で表される化合物である。
R−O−[(EO)m/(PO)n]−H (1)
〔式中、Rは直鎖又は分岐鎖の炭素数10〜24の飽和又は不飽和の炭化水素基であり、m、nはそれぞれ平均付加モル数であり、3≦m≦50、0≦n<50、3<(m+n)≦55であり、付加形態はランダム付加及びブロック付加いずれでもよい。〕
一般式(1)中のRは直鎖又は分岐鎖の炭素数10〜24の炭化水素基(なかでもアルキル基又はアルケニル基)が好ましい。更に、直鎖の炭素数12〜18の炭化水素基(なかでもアルキル基又はアルケニル基)が好ましい。m、nはそれぞれ平均付加モル数であり、mは3以上50以下であり、13以上50以下が好ましく、nは0以上50以下であり、0以上30以下が好ましい。又、mとnの合計(m+n)は、3超55以下であり、好ましく10以上55以下、更に好ましくは12以上50以下、特に好ましくは、20以上50以下である。
(b)成分として好ましい具体的な化合物としては、下記(1)’が挙げられる。
R’−O−[(EO)m1/(PO)n1]−H (1)’
〔式中、R’は直鎖又は分岐鎖の炭素数12〜18の飽和又は不飽和の炭化水素基(好ましくはアルキル基又はアルケニル基)であり、m1、n1はそれぞれ平均付加モル数であり、20≦m1≦50、n1は0≦n1≦9、20≦(m1+n1)≦50であり、付加形態はランダム付加及びブロック付加いずれでもよい。〕
<(c)成分>
(c)成分のアミノ変性シリコーンとしては、25℃での動粘度が100〜20000mm2/s、アミノ当量が400〜8000であるものが好ましい。25℃での動粘度はB型粘度計で求めることができ、性能の点から100mm2/s以上が好ましく、性能及び安定性の点から20000mm2/s以下が好ましく、より好ましくは200〜10000mm2/s、特に好ましくは500〜5000mm2/sである。また、アミノ当量は、性能の点から好ましくは400〜8000、より好ましくは600〜5000、特に好ましくは800〜4000である。
アミノ変性シリコーンの具体例として、一般式(2)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2009209477
〔式中、R2aは炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシ基、炭素数1〜3のアルコキシ基又は水素原子から選ばれる基を示し、R2bは炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシ基又は水素原子から選ばれる基を示し、Bは少なくとも一つのアミノ基を有する側鎖を示し、R2cは炭素数1〜3のアルキル基又は水素原子を示す。c及びdはそれぞれ平均重合度を示し、該化合物の25℃の動粘度及びアミノ当量が上記範囲になるように選ばれる。尚、R2a、R2b、R2cはそれぞれ同一でも異なっていても良く、また複数個のR2bは同一でも異なっていても良い。〕
一般式(2)の化合物において、R2aはメチル基又はヒドロキシ基が好ましく、R2bはメチル基又はヒドロキシ基が好ましく、R2cはメチル基又は水素原子が好ましい。cは10〜10,000の数が好ましく、20〜3,000の数が更に好ましい。dは1〜1,000の数が好ましく、1〜100の数が更に好ましい。一般式(2)の化合物の重量平均分子量は、好ましくは2,000〜1,000,000、より好ましくは5,000〜100,000、特に好ましくは8,000〜50,000である。
一般式(2)において、アミノ基を有する側鎖Bとしては、下記のものを挙げることができる。
−C36−NH2
−C36−NH−C24−NH2
−C36−NH−[C24−NH]e−C24−NH2
−C36−NH(CH3)
−C36−NH−C24−NH(CH3)
−C36−NH−[C24−NH]f−C24−NH(CH3)
−C36−N(CH3)2
−C36−N(CH3)−C24−N(CH3)2
−C36−N(CH3)−[C24−N(CH3)]g−C24−N(CH3)2
−C36−NH−cyclo−C511
ここで、e、f、gはそれぞれ1〜30の数である。
アミノ変性シリコーンは、例えば、一般式(3)で表されるオルガノアルコキシシランを過剰の水で加水分解して得られた加水分解物と、ジメチルシクロポリシロキサンとを水酸化ナトリウムのような塩基性触媒を用いて、80〜110℃に加熱して平衡反応させ、反応混合物が所望の粘度に達した時点で酸を用いて塩基性触媒を中和することにより製造することができる。(特開昭53−98499号参照)
2N(CH2)2NH(CH2)3Si(CH3)(OCH3)2 (3)
本発明で用いることができる(c)成分としては、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSF8451C(粘度600mm2/s(25℃)、アミノ当量1700)、SF8452C(粘度700mm2/s(25℃)、アミノ当量6400)、SF8457C(粘度1200mm2/s(25℃)、アミノ当量1800)、SF8417(粘度1200mm2/s(25℃)、アミノ当量1800)、BY16−849(粘度1300mm2/s(25℃)、アミノ当量600)、BY16−850(粘度1100mm2/s(25℃)、アミノ当量1100)、BY16−892(粘度1100mm2/s(25℃)、アミノ当量2000)、BY16−897(粘度900mm2/s(25℃)、アミノ当量2900)、BY16−898(粘度1300mm2/s(25℃)、アミノ当量2900)、信越化学工業(株)製のKF857、KF858、KF859、KF862、KF8001、KF880、KF−864(粘度1700mm2/s(25℃)、アミノ当量3800)等を挙げることができる。
また、アミノ変性シリコーンとしては、着色及び風合いの観点から、アミノ基を有する側鎖Bが−C36−NH2で表される化合物〔以下、(c1)成分という〕が好適である。(c1)成分としては、信越化学工業(株)製のKF−864(粘度1700mm2/s(25℃)、アミノ当量3800)、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のBY16−897(粘度900mm2/s(25℃)、アミノ当量2900)、BY16−898(粘度1300mm2/s(25℃)、アミノ当量2900)を挙げることができる。
上記以外にも、アミノ変性シリコーンとして、特開2001−49582、特開2001−192973、特開2002−371474、特開平8−325952、特開平10−131054等の公報に記載のアミノ変性シリコーンを用いることができる。
本発明において、アミノ変性シリコーンについての粘度は、B型粘度計で、25℃の条件下で測定したものである。また、アミノ当量は、窒素原子1つ当たりの分子量であり、アミノ当量=分子量/窒素原子数で求められる。分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリスチレンを標準として求めた値であり、窒素原子数は元素分析法により求めることができる。
<繊維処理剤組成物>
本発明の繊維処理剤組成物は、(a)成分、(b)成分及び(c)成分を含有しており、(b)成分の含有量は、15〜30質量%であり、好ましくは17〜30質量%である。又、(a)成分と(b)成分の質量比は、(a)成分の質量/(b)成分の質量が1/15〜1/170であり、好ましくは1/20〜1/170、より好ましくは1/30〜1/170、更に好ましくは、1/50〜1/170である。(b)成分と(c)成分の質量比は、(c)成分の質量/(b)成分の質量が好ましくは1/2〜1/30であり、より好ましくは1/2.5〜1/25、更に好ましくは1/3〜1/20、更に好ましくは1/3〜1/15、特に好ましくは1/3〜1/10である。
本発明の繊維処理剤組成物の使用方法としては、例えば、本発明の(a)成分と(b)成分と(c)成分とを含む繊維処理剤組成物を用いて調製した処理浴に繊維製品を浸漬処理する方法(例えば、洗濯時の濯ぎ液中に本発明の繊維処理剤組成物を添加した処理浴で処理する方法)、または、水性媒体を用いて希釈した処理液を繊維製品にスプレー処理する方法、もしくは水性媒体を用いて希釈した処理液を直接繊維製品に塗布処理する方法が挙げられる。本発明の繊維処理剤は、こうした処理方法が採用できる種々の処理剤、例えば、柔軟剤、糊剤等に応用できる。
本発明の繊維製品処理剤組成物で処理された繊維製品は、乾燥後、水分の変動に伴い、より強い香りを放出する。具体的には、当該乾燥後の繊維製品中の水分量の増加あるいは当該繊維製品の周囲湿度の増加により、より強い香りを放出する。例えば、本発明の繊維製品処理剤組成物で処理後の繊維製品は、水分量が8.5質量%以下に乾燥して仕上げられることが好ましい。この乾燥した繊維製品について、着用時に汗を繊維製品が吸収する、意識的に霧吹き等で当該繊維製品に水分を噴霧する、又は、その他の方法で繊維製品に水分を与える事で、当該繊維製品の水分量が増加する。当該繊維製品中の水分量は、乾燥後の水分量に対して、0.5〜10質量%増加することが好ましい。その結果、より香りが増強する。更に、本発明の繊維製品処理剤組成物で処理した繊維製品は、一度水分を吸った後に乾燥させ、再度水分を与えた場合、再度香りが増強され、長期の着用にも香りが維持される。このような効果は、乾燥後の繊維製品を、周囲湿度が増加する条件で使用することでももたらされる。一般的に、繊維中の水分率は、環境の湿度によって変化し、相対湿度が高くなるにつれて上昇する。周辺湿度が増加する条件とは、発汗等による着衣類近傍の湿度の上昇、天候による相対湿度の上昇、加湿器等を用いた部屋内相対湿度の上昇(調整)などが挙げられる。
本発明でもたらされる水分と連動した香り発現効果は、本発明の繊維製品処理剤組成物中のアミノ変性シリコーン((c)成分)の分散に対し、非イオン性界面活性剤((b)成分)が安定化する時に特定の香料((a)成分)が合わせて存在し、繊維製品を処理した時、繊維製品上にアミノ変性シリコーン/香料/非イオン性界面活性剤が一緒に吸着、乾燥される。その後、繊維製品が水分を含んだ時、特定構造の非イオン性界面活性剤によりアミノ変性シリコーン/香料/非イオン性界面活性剤の構造がゆるむ等により香料の移動が起こり、繊維製品表面から揮散する事によって香りの強度が増加するものと考えている。
本発明の繊維製品処理剤組成物のより具体的な使用形態として以下に応用組成物を示すが、本発明の繊維製品処理剤組成物は、これらの組成物及びこれらの用途のみに限定されるものではない。
[柔軟剤組成物]
本発明の繊維製品処理剤組成物は、具体的な使用形態として、柔軟剤組成物として用いることが出来る。本発明の(a)成分と(b)成分と(c)成分、及び柔軟基剤を含有する柔軟剤組成物が(a)成分を効率よく繊維に吸着させる組成物として好ましく、かつ、繊維を柔らかく仕上げることができる。
柔軟剤組成物中の(a)成分の含有量は、0.1〜2.0質量%が好ましく0.1〜1.0質量%がより好ましく、0.1〜0.5質量%が更に好ましい。また、(b)成分の含有量は、15〜30質量%が好ましく、15〜25質量%がより好ましく、15〜20質量%が更に好ましい。また、(c)成分の含有量は、1〜15質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましく、1〜8質量%が更に好ましい。本発明の柔軟剤組成物は、本発明の(a)成分、(b)成分、(c)成分以外に、柔軟基剤、繊維潤滑剤、抗菌剤等を含有することができる。
本発明に用いられる柔軟基剤としては、下記式(4)〜(8)で表される化合物が挙げられる。(b)成分による(a)成分の吸着促進効果が大きい化合物として、特に(4)、及び(5)から選ばれる化合物を用いることが好ましい。
Figure 2009209477
〔式(4)〜(8)中、R5及びR6はそれぞれ炭素数11〜23の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化水素基、A、Bは、それぞれ−CO−O−、−O−CO−、−NR7−CO−、又は−CO−NR7を示す。R7は水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素基を示す。p、p’はそれぞれ2又は3、R8、R9、R13及びR14はそれぞれ炭素数10〜24のアルキル基、アルケニル基又はβ−ヒドロキシアルキル基であり、R10,R11及びR12はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、ベンジル基又は−(C24O)t−H(但し、tは1〜3である)を示し、X-はハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル基を有するモノアルキル硫酸イオン等の陰イオン基を示す。〕
本発明の柔軟剤組成物中の柔軟基剤の含有量は、特に限定されないが、3〜50質量%が好ましく、5〜40質量%が更に好ましい。
本発明の柔軟剤組成物に使用できる繊維潤滑剤としては、ポリエーテル変性シリコーン、アルキル・ポリエーテル変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、メタクリル変性シリコーン等が挙げられる。
本発明の柔軟剤組成物中の繊維潤滑剤の含有量は、特に限定されないが、1〜10質量%が好ましく、1〜8質量%が更に好ましい。
本発明の柔軟剤組成物には、抗菌剤として、下記式(9)〜(10)で表される化合物を配合できる。
Figure 2009209477
〔式(9)〜(10)中、R15及びR20はそれぞれ炭素数5〜19の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、R17及びR18はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、Tは−COO−、−OCO−、−CONH−、−NHCO−又はフェニレン基、R16は炭素数1〜6のアルキレン基又は−(OR21r−(ここで、R21は炭素数2〜3のアルキレン基、rは1〜10の数)、R19は炭素数1〜3のアルキレン基、qは0又は1、Z-はハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル基を有するモノアルキル硫酸イオン等の陰イオン基を示す。〕
本発明の柔軟剤組成物中の抗菌剤の含有量は、特に限定されないが、0.001〜10質量%が好ましく、0.001〜3.0質量%が更に好ましい。
本発明の繊維処理剤組成物を柔軟剤組成物に応用する場合は、(a)成分を処理液に対して、0.05〜10mg/L、更に、0.08〜2mg/Lになる様に調製し、通常の柔軟剤組成物(例えば家庭用柔軟剤組成物)と同様に繊維製品を処理するのが好ましい。
[糊剤組成物]
本発明の繊維製品処理剤組成物は、具体的な使用形態として、糊剤組成物として用いることが出来る。本発明の糊剤組成物は、必須成分として、本発明の(a)成分と(b)成分と(c)成分とを含有する。糊剤組成物中の(a)成分の含有量は、0.1〜2.0質量%が好ましく0.1〜1.0質量%がより好ましく、0.1〜0.5質量%が更に好ましい。また、(b)成分の含有量は、15〜30質量%が好ましく、15〜25質量%がより好ましく、15〜20質量%が更に好ましい。また、(c)成分の含有量は、1〜15質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましく、1〜8質量%が更に好ましい。
本発明の糊剤組成物は、本発明の(a)成分、(b)成分、(c)成分以外に、糊料基剤を含有する。糊料基剤としては、低級脂肪酸ビニルエステルと、不飽和カルボン酸類を必須モノマー成分とするビニル重合体(i)、低級脂肪酸ビニルエステルとカチオン性不飽和単量体を必須モノマー成分とするビニル重合体(ii)等が挙げられる。
低級脂肪酸ビニルエステルとしては、酢酸ビニル、酪酸ビニル、プロピオン酸ビニル等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を組み合わせて用いることができるが、酢酸ビニルが好ましい。
不飽和カルボン酸類としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、アコニチン酸、ソルビン酸、ケイ皮酸、α−クロロソルビン酸、シトラコン酸、p−ビニル安息香酸等の不飽和カルボン酸;イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等の不飽和ポリカルボン酸のアルキルエステル、部分エステル(好ましくは炭素数1〜6の低級アルキルモノエステル)又は部分アミドが挙げられる。これらのうちアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸モノメチル、イタコン酸モノブチル、フマル酸モノメチル、フマル酸モノブチル、マレイン酸モノブチル等が特に好ましい。
カチオン性不飽和単量体としては、一般式(11)〜(17)で表されるものが挙げられる。
Figure 2009209477
〔式(11)〜(17)中、R22は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基(好ましくはメチル基)、R23,R24及びR25はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、R26,R27及びR28はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜3(好ましくは1〜2)のアルキル基、R29,R30及びR31はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基(好ましくはメチル基)、sは1〜10の数、X-は前記の意味を示す。〕
本発明の糊剤組成物中の糊料基剤の含有量は、特に限定されないが、20〜60質量%が好ましく、30〜50質量%が更に好ましい。
本発明の繊維処理剤組成物を糊剤組成物に応用する場合は、通常の糊剤組成物(例えば家庭用糊剤組成物)と同様に繊維製品を処理するのが好ましい。例えば、すすぎ工程で用いる場合は(a)成分濃度が0.05〜10mg/L、更に、0.08〜2mg/Lになる様に調製した処理液(すすぎ液)を用いることができる。また、繊維製品にスプレー処理、又は塗布処理する場合は(a)成分が繊維製品に対して、0.0008〜0.01mg/cm2、更に、0.001〜0.005mg/cm2の範囲となる量で用いることができる。
下記成分を用い、下記方法で表1に示す組成の繊維処理剤組成物を調製した。なお、表1には、本発明の(a)成分、(b)成分、(c)成分に該当しない成分も、便宜的にそれぞれの欄に表示した。また、(a)/(b)質量比もそれらの成分に基づいて算出した。なお、表1中の(a)/(b)質量比は、用いた(a)成分の有効分に換算して計算した。
<配合成分>
・a−1:ClogPが1〜4の香料化合物を60質量%含有する香料組成物
・a−2:ClogP1.183の香料化合物(単品)
・a−3:ClogP3.517の香料化合物(単品)
・b−1:炭素数12〜14の2級アルコールにエチレンオキサイドを平均3モル付加させた非イオン性界面活性剤
・b−2:炭素数12〜14の直鎖第1級アルコールにエチレンオキサイドを平均5モル、プロピレンオキサイドを平均2モル、エチレンオキサイドを平均3モルの順に付加させた非イオン性界面活性剤
・b−3:ラウリルアルコール1モルあたりEOを平均13.2モル付加させた非イオン性界面活性剤
・b−4:ステアリルアルコール1モルあたりEOを平均50モル付加させた非イオン性界面活性剤
・b−5:ステアリルアルコール1モルあたりPOを平均38モル、EOを平均6モルの順に付加させた非イオン性界面活性剤
・b−6:ステアリルアルコール1モルあたりPOを平均9モル、EOを平均20モルの順に付加させた非イオン性界面活性剤
・b’−7:ステアリルアルコール1モルあたりEOを平均140モル付加させた非イオン性界面活性剤
・b’−8:ステアリルアルコール1モルあたりPOを平均40モル、EOを平均40モルの順に付加させた非イオン性界面活性剤
・c−1:KF−864(信越化学工業(株)製アミノ変性シリコーン、粘度1700mm2/s(25℃)、アミノ当量3800)
・c’−2:SH200−3000cs(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製ジメチコン、粘度3000mm2/s)
・d−1:ポリオキシエチレンフェニルエーテル(EO平均付加モル数:3)
・e−1:炭素数12〜14のジアルキルジメチルアンモニウムクロライド
・f−1:塩酸(HCl有効分35%)
<繊維処理剤組成物の調製方法>
表1に示す各成分を用いて、表1に示す組成の繊維処理剤組成物を各100g調製した。その際、混合容器としてポリプロピレン製のプラスチックカップ(容量200ml)、混合方法としてはマグネチックスターラーを用いた。まず、b−1成分、b−2成分、d−1成分と繊維処理剤組成物全体の12質量%に相当する水を容器に秤量し混合した後、融点以上に加熱したb−3又はb−4又はb−5又はb−6又はb−7又はb−8成分を加え更に混合した。約10分間混合後、e−1成分を加え、これに配合水の残部を加え、混合を続けながら(c)成分を所定量投入し、投入完了後約30分混合した。さらに、混合を続けながら(a)成分を加え、更にf−1成分で所定のpHに調整し、各繊維処理剤組成物を得た。
<評価方法>
上記で得られた繊維処理剤組成物を用いて、下記の評価を行った。
・評価用タオルの前処理
市販タオル(綿100%)44枚を市販洗剤(花王(株)ニュービーズ)を用いて全自動洗濯機(HITACHI NW−7FY)で5回繰り返し洗濯した(洗剤濃度0.0833質量%、水量59L、洗い9分−濯ぎ2回−脱水6分)。洗濯後、タオルを22枚づつ二層式洗濯機(HITACHI PS−H35L)で流水濯ぎ行い、1時間経過した時点で流水を止め、排水後5分間脱水した。脱水後、恒温室(23℃40%)にて12時間吊り干し乾燥させた。乾燥後、20℃水道水4Lをバケツ型洗濯機(National N−BK2)に注水し、表1の繊維処理剤組成物を2.6g投入し、15秒撹拌する。撹拌後、上記処理したタオル2枚を投入し、5分間撹拌処理した。撹拌後、二層式洗濯機(HITACHI PS−H35L)で3分脱水し、恒温室(23℃40%)にて12時間吊り干し乾燥させた。
<評価1>
同浴で処理したタオル2枚の内1枚にイオン交換水を市販品スプレー(吐出量0.6g、蓄圧式)を用いて1%owfスプレーすることで、乾燥時と湿潤時でどちらの香りが強いか判定した。5人のパネラーを用いて評価を行い、乾燥時より香りが強ければ1点、同等なら0点、香りが弱ければ−1点とした。5人の合計点を表1に示すが、合計点により以下のように判断される。
5〜4:乾燥時より非常に香りが強い
2〜3:乾燥時よりやや香りが強い
−1〜1:ほぼ同等
−3〜−2:乾燥時よりやや香りが弱い
−5〜−4:乾燥時より非常に香りが弱い
<評価2>
同浴で処理したタオル2枚の内1枚にイオン交換水を市販品スプレー(吐出量0.6g 蓄圧式)を用いて1%owfスプレーすることで、乾燥時と湿潤時のタオル2枚を作成した。比較品1で処理したタオルの乾燥時と湿潤時を嗅ぎ比べ、その香りの変化量を確認する。また、他の繊維処理剤組成物で処理したタオルにも上記と同様の処理を行い、乾燥時と湿潤時を嗅ぎ比べ、その香りの変化量を確認し、比較品1(ブランク)の香りの変化量と対比した。5人のパネラーにより評価を行い、比較品Iの場合より香りの変化量が大きければ1点、同等なら0点、香りの変化量が小さければ−1点とした。5人の合計点を表1に示す。
<評価3>
表1の実施例の組成物で処理したタオルと比較例の組成物で処理したタオルを、表2の組み合わせで選定し、乾燥時と湿潤時で嗅ぎ比べ、どちらの香りが強いか評価した。タオルを湿潤させる時は、イオン交換水を市販品スプレー(吐出量0.6g 蓄圧式)を用いて1%owfスプレーすることで作成した。5人のパネラーにより評価を行い、香りが強いと評価した人数をカウントした。評価結果(回答者数)を表2に示す。
Figure 2009209477
Figure 2009209477
上記の結果から、本発明の処理剤組成物により処理された繊維製品(タオル)は、乾燥時よりも湿潤時の方がより強い香りを放出することがわかる。表2の結果から、乾燥時の香りだちは、実施例と比較例で同等ないし比較例の方が強い傾向を示すが、湿潤状態になると実施例の方が強い香り立ちとなる。こうした水分量の変化に伴ってより強い香りを放出するという挙動は、単に繊維製品を賦香するだけの従来の処理では得られない効果を奏するものである。

Claims (2)

  1. 下記(a)成分、(b)成分及び(c)成分を含有し、(a)成分と(b)成分の質量比が(a)/(b)で1/15〜1/170の範囲であり、且つ(b)成分を15質量%〜30質量%含有する、繊維処理剤組成物。
    (a)成分:ClogPが1〜4の香料化合物
    (b)成分:下記一般式(1)で表される化合物
    R−O−[(EO)m/(PO)n]−H (1)
    〔式中、Rは直鎖又は分岐鎖の炭素数10〜24の飽和又は不飽和の炭化水素基であり、m、nはそれぞれ平均付加モル数であり、3≦m≦50、0≦n<50、3<(m+n)≦55であり、付加形態はランダム付加及びブロック付加いずれでもよい。〕
    (c)成分:アミノ変性シリコーン化合物
  2. (b)成分と(c)成分の質量比が(c)/(b)で1/2〜1/30の範囲である請求項1又は2記載の繊維処理剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012143541A (ja) * 2010-12-24 2012-08-02 St Corp 消臭剤組成物および消臭方法
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