JP2009208421A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Hiroichi Sekino
博一 関野
Kaneo Yoda
兼雄 依田
Kinya Matsuzawa
欣也 松澤
Hideki Kojima
英揮 小島
Hiroyuki Aizawa
弘之 相澤
Seiichi Taniguchi
誠一 谷口
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Abstract

【課題】液体噴射ヘッド全体を送風で冷却することによる諸問題を一掃し、効率よく駆動回路を冷却してエネルギー損の少ない液体噴射装置を提供する。
【解決手段】液体噴射ヘッド2を複数配設し、各液体噴射ヘッドに2は、液体を噴射するためのノズルを複数形成すると共に各ノズルにノズルアクチュエータ22を配設し、各液体噴射ヘッド2の各ノズルアクチュエータ22を駆動信号COMで駆動することにより該当するノズルから印刷媒体1に向けて液体を噴射するにあたり、液体噴射ヘッド2の夫々にノズルアクチュエータ22を駆動するための駆動回路を設けると共に、各液体噴射ヘッド22の駆動回路を熱伝導率の低い材料からなる回路ケース31で気密に覆い、各回路ケース31の導入空気口34から外部空気を導入し、排出空気口35から空気を外部に排出することで、回路ケース31内の駆動回路を効率的に冷却する。
【選択図】図7

Description

本発明は、微小な液体を複数のノズルから噴射して、その微粒子(ドット)を印刷媒体上に形成することにより、所定の文字や画像等を印刷するようにした液体噴射装置に関するものである。
このような液体噴射装置の1つである液体噴射型印刷装置は、一般に安価で且つ高品質なカラー印刷物が容易に得られることから、パーソナルコンピュータやデジタルカメラなどの普及に伴い、オフィスのみならず一般ユーザにも広く普及してきている。
このような液体噴射型印刷装置のうち、液体噴射ノズルの形成された液体噴射ヘッドをキャリッジと呼ばれる移動体に載せて印刷媒体の搬送方向と交差する方向に移動させるものを一般に「マルチパス型印刷装置」と呼んでいる。これに対し、印刷媒体の搬送方向と交差する方向に長尺な液体噴射ヘッドを配置して、所謂1パスでの印刷が可能なものを一般に「ラインヘッド型印刷装置」と呼んでいる。ラインヘッド型の液体噴射ヘッドを構成する場合には、例えば下記特許文献1に記載されるように、複数のノズルが列状に形成されたブロック状の液体噴射ヘッドを印刷媒体搬送方向と交差する方向に複数配設してラインヘッド型の液体噴射ヘッドを構成する場合がある。
ところで、この種の液体噴射型印刷装置では、印刷時間のより一層の短縮化が望まれている。そして、その要求に対応するためには、例えば信号線の短縮化により駆動信号の出力から液体噴射までの所要時間を短縮可能とするように、各液体噴射ヘッドのノズルに対応して設けられているノズルアクチュエータに駆動信号を印加するための駆動回路を各液体噴射ヘッド自体に搭載することが考えられる。但し、駆動回路は比較的発熱量が多く、これに対して、例えば圧電素子をノズルアクチュエータとして用いる液体噴射ヘッドでは、ヘッドそのものを加熱してしまうと、つまり温度変化が生じてしまうとノズルからの液体噴射特性が変化してしまう。
そこで、例えば液体噴射ヘッドを冷却する必要が生じる。このように液体噴射ヘッドを冷却する方法としては、例えば下記特許文献1に記載されるように、液体噴射ヘッドの給紙側に吸気ファンを設けると共に、液体噴射ヘッドの排紙側に排気ファンを設け、吸気ファンから排気ファンに向けて空気の流れを作り出す、つまり送風を行うことで液体噴射ヘッドを冷却している。また、下記特許文献2では、液体噴射ヘッドを保持するホルダに空気流発生手段と空気流誘導手段とを設け、具体的には液体噴射ヘッドの手前でダクトを開放し、そこから流れる空気流、つまり送風で液体噴射ヘッドを冷却するようにしている。
特開平4−201452号公報 特開平6−182986号公報
しかしながら、駆動回路が搭載された液体噴射ヘッドに対し、前記各特許文献のように単に送風を行ったのでは、液体噴射ヘッドや駆動回路を冷却することはできても、例えば噴射に伴って生じる液体の霧が飛散浮遊して装置を汚損するばかりでなく、その霧が駆動回路に侵入して悪影響を及ぼす恐れがあると共に、冷却に必要な送風の効率が低く、エネルギー損の原因ともなる。
本発明は、これらの諸問題に着目して開発されたものであり、ヘッドを送風で冷却することによる諸問題を一掃し、効率よく駆動回路を冷却してエネルギー損の少ない液体噴射装置を提供することを目的とするものである。
上記諸問題を解決するため、本発明の液体噴射装置は、液体噴射ヘッドに設けられた複数のノズルと、前記ノズルに対応して設けられたノズルアクチュエータと、前記ノズルアクチュエータに駆動信号を印加する駆動回路と、を備えた液体噴射装置であって、前記液体噴射ヘッドを複数配設し、前記液体噴射ヘッドの夫々に前記駆動回路を設けると共に、前記駆動回路を熱伝導率の低い材料からなる回路ケースで気密に覆い、前記回路ケースの少なくとも2カ所に空気口を設けたことを特徴とするものである。
而して、本発明の液体噴射装置によれば、各回路ケースの一方の空気口から空気を導入し、他方の空気口から空気を排出するようにすれば、回路ケース内の駆動回路を効率的に冷却することができるので、エネルギー損を低減することができると共に、噴射される液体の霧の飛散浮遊や駆動回路への侵入を防止することができる。
また、本発明の液体噴射装置は、前記回路ケースを、熱伝導率の低い材料からなる連結部材で、前記液体噴射ヘッド自体の筐体に固定支持したことを特徴とするものである。
本発明の液体噴射装置によれば、回路ケース内の駆動回路から液体噴射ヘッド自体の筐体への熱伝導を抑制防止して液体噴射ヘッドの温度変化を抑制防止し、もって液体噴射特性の変化を抑制防止することができる。
また、本発明の液体噴射装置は、前記回路ケースの一方の空気口に外部からの空気を導入し、他方の空気口から外部に空気を排出することを特徴とするものである。
本発明の液体噴射装置によれば、回路ケース内の駆動回路を効率的に冷却することができる。
また、本発明の液体噴射装置は、前記外部の空気が導入される空気口を、熱伝導率の低い材質からなる空気導入経路で外部に連通することを特徴とするものである。
本発明の液体噴射装置によれば、装置内部の温度の高い空気や液体の霧の混入した空気でなく、外部の空気を効率よく導入することができる。
また、本発明の液体噴射装置は、前記複数の液体噴射ヘッドの回路ケースの夫々に対し、外部の空気が均等に供給されるように前記空気導入経路に分岐部を設けたことを特徴とするものである。
本発明の液体噴射装置によれば、複数の液体噴射ヘッドの回路ケース内の夫々の駆動回路を均等に冷却することができる。
また、本発明の液体噴射装置は、前記空気導入経路から各回路ケースに空気を導入する送風手段を備え、外部から吸入される空気の温度と回路ケースから排出される空気の温度との温度差が所定の温度範囲になるように送風手段による送風を制御することを特徴とするものである。
本発明の液体噴射装置によれば、個々の回路ケース内の駆動回路の温度を検出することなく、送風手段による送風を効率的に制御することが可能となる。
次に、本発明の液体噴射装置の一実施形態についてインクジェット式印刷装置を用いて説明する。
図1は、本実施形態の印刷装置の概略構成図であり、図において、印刷媒体1は、図の左から右に向けて矢印方向に搬送され、その搬送途中の印字領域で印字される、ラインヘッド型印刷装置である。
図1中の符号2は、印刷媒体1の搬送ライン上方に設けられた複数の液体噴射ヘッドであり、印刷媒体搬送方向に2列になるように且つ印刷媒体搬送方向と交差する方向に並べて配設されて、夫々、ヘッド固定プレート11に固定されている。各液体噴射ヘッド2の最下面には、多数のノズルが形成されており、この面がノズル面と呼ばれている。ノズルは、一般的に、噴射する液体の色毎に、印刷媒体搬送方向と交差する方向に列状に配設されており、その列をノズル列と呼んだり、その列方向をノズル列方向と呼んだりする。そして、印刷媒体搬送方向と交差する方向に配設された全ての液体噴射ヘッド2のノズル列によって、印刷媒体1の搬送方向と交差する方向の幅全長に及ぶラインヘッドが形成されている。印刷媒体1は、これらの液体噴射ヘッド2のノズル面の下方を通過するときに、ノズル面に形成されている多数のノズルから液体が噴射され、印刷が行われる。
液体噴射ヘッド2には、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクなどの液体が、図示しない各色の液体タンクから液体供給チューブを介して供給される。そして、各液体噴射ヘッド2に形成されているノズルから同時に必要箇所に必要量の液体を噴射することにより、印刷媒体1上に微小なドットを出力する。これを各色毎に行うことにより、搬送部4で搬送される印刷媒体1を一度通過させるだけで、所謂1パスによる印刷を行うことができる。
液体噴射ヘッドの各ノズルから液体を噴射する方法としては、静電方式、ピエゾ方式、膜沸騰液体噴射方式などがあり、本実施形態ではピエゾ方式を用いた。ピエゾ方式は、ノズルアクチュエータである圧電素子に駆動信号を与えると、キャビティ内の振動板が変位してキャビティ内に圧力変化を生じ、その圧力変化によって液滴がノズルから噴射されるというものである。そして、駆動信号の波高値や電圧増減傾きを調整することで液滴の噴射量を調整することが可能となる。なお、ピエゾ方式に用いられる圧電素子は容量性負荷である。また、本発明は、ピエゾ方式以外の液体噴射方法にも、同様に適用可能である。
液体噴射ヘッド2の下方には、印刷媒体1を搬送方向に搬送するための搬送部4が設けられている。搬送部4は、駆動ローラ8及び従動ローラ9に搬送ベルト6を巻回して構成され、駆動ローラ8には図示しない電動モータが接続されている。また、搬送ベルト6の内側には、当該搬送ベルト6の表面に印刷媒体1を吸着するための図示しない吸着装置が設けられている。この吸着装置には、例えば負圧によって印刷媒体1を搬送ベルト6に吸着する空気吸引装置や、静電気力で印刷媒体1を搬送ベルト6に吸着する静電吸着装置などが用いられる。従って、給紙ローラ5によって給紙部3から印刷媒体1を一枚だけ搬送ベルト6上に送給し、電動モータによって駆動ローラ8を回転駆動すると、搬送ベルト6が印刷媒体搬送方向に回転され、吸着装置によって搬送ベルト6に印刷媒体1が吸着されて搬送される。この印刷媒体1の搬送中に、液体噴射ヘッド2から液体を噴射して印刷を行う。印刷の終了した印刷媒体1は、搬送方向下流側の排紙部10に排紙される。
この印刷装置内には、自身を制御するための制御装置が設けられている。この制御装置は、例えば図2に示すように、例えばパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ等のホストコンピュータ60から入力された印刷データに基づいて、印刷装置や給紙装置等を制御することにより印刷媒体に印刷処理を行うものである。そして、ホストコンピュータ60から入力された印刷データや後述する外部吸気口温度センサ58で検出された外部吸気口温度T1、回路ケース温度センサ59で検出された回路温度センサT2を読込むための入力インタフェース61と、この入力インタフェース61から入力された印刷データに基づいて印刷処理等の演算処理を実行する例えばマイクロコンピュータで構成される制御部62と、前記給紙ローラ5に接続されている給紙ローラモータ17を駆動制御する給紙ローラモータドライバ63と、後述するファンに接続されているファンモータ18を駆動制御するファンモータドライバ64と、各液体噴射ヘッド2を駆動制御するヘッドドライバ65と、前記駆動ローラ8に接続されている電動モータ7を駆動制御する電動モータドライバ66と、各ドライバ63、65、66と外部の給紙ローラモータ17、液体噴射ヘッド2,3、電動モータ7とを接続するインタフェース67とを備えて構成される。
制御部62は、印刷処理等の各種処理を実行するCPU(Central Processing Unit)62aと、入力インタフェース61を介して入力された印刷データ或いは当該印刷データ印刷処理等を実行する際の各種データを一時的に格納し、或いは印刷処理等のプログラムを一時的に展開するRAM(Random Access Memory)62cと、CPU62aで実行する制御プログラム等を格納する不揮発性半導体メモリで構成されるROM(Read-Only Memory)62dを備えている。この制御部62は、インタフェース61を介してホストコンピュータ60から印刷データ(画像データ)を入手すると、CPU62aが、この印刷データに所定の処理を実行して、何れの液体噴射ヘッド2の何れのノズルから液体を噴射するか或いはどの程度の液体を噴射するかという液体噴射ヘッド選択データやノズル選択データ(駆動信号選択データ)を算出し、この印刷データや液体噴射ヘッド選択データ、駆動信号選択データ及び各種センサからの入力データに基づいて、各ドライバ63、65、66に制御信号を出力する。各ドライバ63、65、66からはアクチュエータを駆動するための駆動信号が出力され、給紙ローラモータ17、電動モータ7が夫々作動して、印刷媒体1の給紙及び搬送及び排紙、並びに印刷媒体1への印刷処理が実行される。なお、本実施形態では、後述するように、各液体噴射ヘッド2に駆動回路が搭載されているので、ヘッドドライバ65からは制御信号のみが各液体噴射ヘッド2に出力される。また、制御部62内の各構成要素は、図示しないバスを介して電気的に接続されている。
図3には、各液体噴射ヘッド2に搭載されている駆動回路の具体的な構成を示す。液体噴射ヘッド2に駆動回路を搭載すると、ノズルアクチュエータを駆動するための駆動信号の信号線が短くなり、損失を低減したり、ノズルアクチュエータのレスポンスを向上したりすることができ、これらにより印刷所要時間を短くすることが可能となる。本実施形態の駆動回路は、マイクロコンピュータなどで構成されて独自の演算処理を行う制御回路23と、駆動信号を創成出力するための駆動波形データや演算処理のプログラミングを記憶するメモリ24と、前記駆動波形データに基づいて、駆動信号の元、つまりノズルアクチュエータ22の駆動を制御する信号の基準となる駆動波形信号WCOMを生成する駆動波形信号発生回路25と、駆動波形信号発生回路25で生成された駆動波形信号WCOMをパルス変調する変調回路26と、変調回路26でパルス変調された変調信号を電力増幅するデジタル電力増幅器、所謂D級アンプ28と、デジタル電力増幅器28で電力増幅された電力増幅変調信号を平滑化して、駆動信号COM(駆動パルスPCOM)として選択スイッチ201からノズルアクチュエータ22に供給する平滑フィルタ29とを備えて構成される。また、本実施形態の液体噴射ヘッド2は、後述するようにディジーチェーン接続されるため、前記図2の制御装置からの制御信号を入出力する制御信号用接続部13i,13o及びノズルアクチュエータ駆動用電力を入出力する電力用接続部14i,14oが設けられている。
制御回路23は、後述する演算処理に従って、メモリ24に記憶されているデジタル駆動波形データを読出し、所定サンプリング周期で駆動波形信号発生回路25に出力したり、トランスミッションゲートで構成される選択スイッチ201のオンオフ制御を行ったりする。駆動波形信号発生回路25は、制御回路23から出力された駆動波形データを電圧信号に変換して所定サンプリング周期分ホールドすると共に、それをD/A変換器でアナログ変換して駆動波形信号WCOMとして出力する。本実施形態では、この駆動波形信号WCOMをパルス変調する変調回路26に、一般的なパルス幅変調(PWM)回路を用いた。パルス幅変調は、周知のように、三角波信号発生回路で所定周波数の三角波信号を発生し、この三角波信号と駆動波形信号WCOMとをコンパレータで比較して、例えば三角波信号より駆動波形信号WCOMが大きいときにオンデューティとなるパルス信号を変調信号として出力する。デジタル電力増幅器28は、実質的に電力を増幅するためのハイサイドのスイッチング素子Q1及びローサイドのスイッチング素子Q2からなるハーフブリッジD級出力段21と、変調回路26からの変調信号に基づいて、それらのスイッチング素子Q1、Q2のゲート−ソース間信号GH、GLを調整するためのゲート駆動回路30とを備えて構成されている。また、平滑フィルタ29は例えばコイルとコンデンサの組合せからなるローパスフィルタ(低域通過フィルタ)で構成され、このローパスフィルタによって電力増幅変調信号の変調周期成分、この場合は三角波信号の周波数成分が除去される。
デジタル電力増幅器28では、変調信号がHiレベルであるとき、ハイサイド側スイッチング素子Q1のゲート−ソース間信号GHはHiレベルとなり、ローサイド側スイッチング素子Q2のゲート−ソース間信号GLはLoレベルとなるので、ハイサイド側スイッチング素子Q1はON状態となり、ローサイド側スイッチング素子Q2はOFF状態となり、その結果、ハーフブリッジD級出力段21の出力は、供給電力VDDとなる。一方、変調信号がLoレベルであるとき、ハイサイド側スイッチング素子Q1のゲート−ソース間信号GHはLoレベルとなり、ローサイド側スイッチング素子Q2のゲート−ソース間信号GLはHiレベルとなるので、ハイサイド側スイッチング素子Q1はOFF状態となり、ローサイド側スイッチング素子Q2はON状態となり、その結果、ハーフブリッジ出力段21の出力は0となる。
このようにハイサイド及びローサイドのスイッチング素子がデジタル駆動される場合には、ON状態のスイッチング素子に電流が流れるが、ドレイン−ソース間の抵抗値は非常に小さく、損失は殆ど発生しない。また、OFF状態のスイッチング素子には電流が流れないので損失は発生しない。従って、このデジタル電力増幅器28の損失そのものは極めて小さく、小型のMOSFET等のスイッチング素子を使用することができる。なお、本実施形態の液体噴射装置では、デジタル電力増幅器に代えてアナログ電力増幅器を用いることも可能である。
図4には、本実施形態の印刷装置の制御装置から液体噴射ヘッド2に供給され、圧電素子からなるノズルアクチュエータを駆動するための駆動信号COMの一例を示す。本実施形態では、中間電位を中心に電位が変化する信号とした。この駆動信号COMは、ノズルアクチュエータを駆動して液体を噴射する単位駆動信号としての駆動パルスPCOMを時系列的に接続したものであり、各駆動パルスPCOMの立上がり部分がノズルに連通するキャビティ(圧力室)の容積を拡大して液体を引込む(液体の噴射面を考えればメニスカスを引き込むとも言える)段階であり、駆動パルスPCOMの立下がり部分がキャビティの容積を縮小して液体を押出す(液体の噴射面を考えればメニスカスを押出すとも言える)段階であり、液体を押出した結果、液滴がノズルから噴射される。
この電圧台形波からなる駆動パルスPCOMの電圧増減傾きや波高値を種々に変更することにより、液体の引込量や引込速度、液体の押出量や押出速度を変化させることができ、これにより液滴の噴射量を変化させて異なる大きさのドットを得ることができる。従って、複数の駆動パルスPCOMを時系列的に連結する場合でも、そのうちから単独の駆動パルスPCOMを選択してアクチュエータに供給し、液滴を噴射したり、複数の駆動パルスPCOMを選択してアクチュエータに供給し、液滴を複数回噴射したりすることで種々の大きさのドットを得ることができる。即ち、液体が乾かないうちに複数の液滴を同じ位置に着弾すると、実質的に大きな液滴を噴射するのと同じことになり、ドットの大きさを大きくすることができるのである。このような技術の組合せによって多階調化を図ることが可能となる。駆動信号選択データSI&SPで駆動信号を選択する仕組みとしては、例えば特開2003−1824号公報に記載されるような形態で実現が可能である。なお、図4の左端の駆動パルスPCOM1は、液体を引込むだけで押出していない。これは、微振動と呼ばれ、液滴を噴射せずに、例えばノズルの増粘を抑制防止したりするのに用いられる。
各液体噴射ヘッド2には、前記図2の制御装置から制御信号として、印刷データに基づいて噴射するノズルを選択すると共に圧電素子などのノズルアクチュエータの駆動信号COMへの接続タイミングを決定する駆動信号選択データSI&SP、全ノズルにノズル選択データが入力された後、駆動信号選択データSI&SPに基づいて駆動信号COMと液体噴射ヘッド2のノズルアクチュエータとを接続させるラッチ信号LAT及びチャンネル信号CH、駆動信号選択データSI&SPをシリアル信号として液体噴射ヘッド2に送信するためのクロック信号SCKが入力されている。なお、これ以後、ノズルアクチュエータを駆動する駆動信号の最小単位を駆動パルスPCOMとし、駆動パルスPCOMが時系列的に連結された信号全体を駆動信号COMと記す。即ち、ラッチ信号LATで一連の駆動信号COMが出力され始め、チャンネル信号CH毎に駆動パルスPCOMが出力されることになる。
図5には、駆動信号COM(駆動パルスPCOM)をノズルアクチュエータ22に供給するために制御回路23内に構築されたスイッチングコントローラの具体的な構成を示す。このスイッチングコントローラは、液体を噴射させるべきノズルに対応した圧電素子などのノズルアクチュエータ22を指定するための駆動信号選択データSI&SPを保存するシフトレジスタ211と、シフトレジスタ211のデータを一時的に保存するラッチ回路212と、ラッチ回路212の出力をレベル変換して選択スイッチ201に供給することにより、駆動信号COMをピエゾ素子などのノズルアクチュエータ22に接続するレベルシフタ213を備えて構成されている。
シフトレジスタ211には、駆動信号選択データ信号SI&SPが順次入力されると共に、クロック信号SCKの入力パルスに応じて記憶領域が初段から順次後段にシフトする。ラッチ回路212は、ノズル数分の駆動信号選択データSI&SPがシフトレジスタ211に格納された後、入力されるラッチ信号LATによってシフトレジスタ211の各出力信号をラッチする。ラッチ回路212に保存された信号は、レベルシフタ213によって次段の選択スイッチ201をオンオフできる電圧レベルに変換される。これは、駆動信号COMが、ラッチ回路212の出力電圧に比べて高い電圧であり、これに合わせて選択スイッチ201の動作電圧範囲も高く設定されているためである。従って、レベルシフタ213によって選択スイッチ201が閉じられる圧電素子などのノズルアクチュエータは駆動信号選択データSI&SPの接続タイミングで駆動信号COM(駆動パルスPCOM)に接続される。また、シフトレジスタ211の駆動信号選択データSI&SPがラッチ回路212に保存された後、次の印刷情報をシフトレジスタ211に入力し、液体の噴射タイミングに合わせてラッチ回路212の保存データを順次更新する。なお、図中の符号HGNDは、圧電素子などのノズルアクチュエータのグランド端である。また、この選択スイッチ201によれば、圧電素子などのノズルアクチュエータを駆動信号COM(駆動パルスPCOM)から切り離した後も、当該ノズルアクチュエータ22の入力電圧は、切り離す直前の電圧に維持される。
このような駆動回路は、例えば前述したデジタル電力増幅器の使用により損失が低減するとはいえ、発熱そのものは回避できない。一方、液体噴射ヘッド2が発熱によって温度変化すると、ノズル径や液体粘度が変化し、液体噴射特性が変化してしまうので、駆動回路の熱は液体噴射ヘッドに伝導しないようにしなければならない。そのため、本実施形態では、駆動回路を熱伝導率の低い回路ケース31で気密に密閉した。図6には、液体噴射ヘッド2並びに回路ケース31の詳細を示す。回路ケース31には、ポリエステルやポリプロピレン樹脂、望ましくはセラミック材料が好適である。この回路ケース31は、同じく熱伝導率の低い連結部材32によって液体噴射ヘッド2自体の筐体に固定支持されている。なお、連結部材32と回路ケース31或いは液体噴射ヘッド2の筐体との接触面積を小さくして、回路ケース31からの熱伝導を低減している。ちなみに、図中の符号33は、前述した液体流入口である。液体は、図6bの最下面であるノズル面から、図の矢印方向に噴射される。
また、回路ケース31の下部及び上部には、内部に収納されている駆動回路に連通する空気口34,35が設けられており、このうち回路ケース31の下部に設けられた空気口34が導入空気口、回路ケース31の上部に設けられた空気口35が排出空気口である。図7には、複数の液体噴射ヘッド2の夫々に連結された回路ケース31の導入空気口34及び排出空気口35を装置外部の互いに異なる部位に接続する一例を示す。この接続形態は、装置の平面図であり、吸気口36は図の左側で装置の外部に開口し、排出口37は図の右側で装置の外部に開口し、排出口37内にファン38が設けられ、ファン38にはファンモータ18が接続されている。吸気口36からは、熱伝導率の低い材料からなる空気導入経路39が設けられ、この空気導入経路39に、同じく熱伝導率の低い材料からなる分岐部40を介して、各回路ケース31の導入空気口34が接続され、各回路ケース31に外部空気が導入されるようになっている。また、排出口37からは空気排出経路41が設けられ、この空気排出経路49に、図示しない分岐部を介して、各回路ケース31の排出空気口35が接続され、各回路ケース31内の空気が外部に排出されるようになっている。なお、少なくとも空気導入経路39や分岐部40は熱伝導率の低い材料で構成するのが好ましく、そのような材料としては樹脂製パイプなどが挙げられる。また、図中の符号58は、吸気口36から吸気される外部空気温度を検出するための吸気口温度センサであり、符号59は、回路ケース31内部から排出される空気温度を検出するための回路ケース温度センサである。
図8には、複数の液体噴射ヘッド2の夫々に連結された回路ケース31の導入空気口34及び排出空気口35を装置外部の互いに異なる部位に接続する他の例を示す。この接続形態は、装置の縦断面図であり、吸気口36は図の下側で装置の外部に開口し、排出口37は図の上側で装置の外部に開口し、排出口37内にファン38が設けられ、ファン38にはファンモータ18が接続されている。そして、この接続形態では、比較的大きな吸気口36に熱伝導率の低い樹脂製フレキシブルパイプからなる導入空気経路39を回路ケース31の数だけ接続し、その夫々を各回路ケース31の導入空気口34に接続すると共に、排出口37にも樹脂製フレキシブルパイプからなる排出空気経路41を回路ケース31分の数だけ接続し、その夫々を各回路ケース31の排出空気口35に接続している。これにより、各回路ケース31内には樹脂製フレキシブルパイプからなる導入空気経路39を介して外部空気が直接的に導入され、各回路ケース31内からは、同じく樹脂製フレキシブルパイプからなる排出空気経路41を介して排出口37に空気が直接的に排出される。
従って、図6に示す回路ケース31内では、外部から導入空気口34に導入された空気は、回路ケース31内で駆動回路を冷却した後、排出空気口35から外部に排出される。このとき、外部から導入された空気は回路ケース31内を下方から上方に流れながら駆動回路を冷却するので、駆動回路に空気を側方から吹き付けた場合に比べて、冷却効率がよい。また、冷却の必要な駆動回路のみに外部空気を導入してそれを冷却するため、冷却に必要な最小限の空気を導入することにより、エネルギー損を低減することができる。また、駆動回路の冷却に外部空気を用い、駆動回路を収納する回路ケース31は密閉されているので、噴射される液体の霧が侵入することがなく、回路の汚損を回避することができる。また、図7に示す接続形態では、導入空気経路39から分岐部40を介して各回路ケース31に外部空気を導入するため、各回路ケース31内の駆動回路を均等に冷却することができる。また、図8に示す接続形態では、各回路ケース31に導入される外部空気の流量バラつきが発生しにくく、各回路ケース31内の駆動回路をより一層均等に冷却することができる。また、図8に示す接続形態では、例えば何れかの液体噴射ヘッド2を交換する際、その液体噴射ヘッド2の回路ケース31に接続されている導入空気経路39及び排出空気経路41を外すだけでよいので、交換作業が容易である。なお、導入空気口34と排出空気口35は、回路ケース31内での空気の流れが長くなるように、互いに回路ケース31の対角位置に形成するのが望ましい。
次に、前記ファン38に接続されているファンモータ18を駆動制御するために制御部62内で行われる演算処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。この演算処理は、例えば所定サンプリング周期毎にタイマ割込によって実行され、まずステップS1で、外部空気口温度センサ58で検出された外部空気口温度T1を読込む。
次にステップS2に移行して、回路ケース温度センサ59で検出された回路ケース温度T2を読込む。
次にステップS3に移行して、回路ケース温度T2から外部空気口温度T1を減じて温度差ΔTを算出する。
次にステップS4に移行して、温度差ΔTが異常温度差ΔTFS以上であるか否かを判定し、温度差ΔTが異常温度差ΔTFS以上である場合にはステップS5に移行し、そうでない場合にはステップS6に移行する。
ステップS5では、装置を非常停止してから演算処理を停止する。
一方、ステップS6では、温度差ΔTが冷却温度差ΔTST以上であるか否かを判定し、温度差ΔTが冷却温度差ΔTST以上である場合にはステップS7に移行し、そうでない場合にはメインプログラムに復帰する。
ステップS7では、温度差ΔTに応じたファンモータ駆動制御を行ってからメインプログラムに復帰する。この温度差ΔTに応じたファンモータ駆動制御は、例えば温度差ΔTが冷却温度差ΔTST以上であるときにファンモータをオンして外部空気を回路ケース31内に導入する形態のみならず、温度差ΔTが大きいほど導入空気流量が大きくなるようにファンモータを駆動制御する形態や、ファンモータは常時回転駆動し、温度差ΔTが冷却温度差ΔTST以上であるときに、温度差ΔTに応じて導入空気流量を制御する形態などがある。
このように本実施形態の液体噴射装置によれば、液体噴射ヘッド2を複数配設し、各液体噴射ヘッドに2は、液体を噴射するためのノズルを複数形成すると共に各ノズルにノズルアクチュエータ22を配設し、各液体噴射ヘッド2の各ノズルアクチュエータ22を駆動信号COMで駆動することにより該当するノズルから印刷媒体1に向けて液体を噴射するにあたり、液体噴射ヘッド2の夫々にノズルアクチュエータ22を駆動するための駆動回路を設けると共に、各液体噴射ヘッド22の駆動回路を熱伝導率の低い材料からなる回路ケース31で気密に覆い、各回路ケース31の2カ所に空気口3,4を設けたことにより、各回路ケース31の導入空気口34から空気を導入し、排出空気口35から空気を排出するようにすれば、回路ケース31内の駆動回路を効率的に冷却することができるので、エネルギー損を低減することができると共に、噴射される液体の霧の飛散浮遊や駆動回路への侵入を防止することができる。
また、回路ケース31を、熱伝導率の低い材料からなる連結部材32で、液体噴射ヘッド2自体の筐体に固定支持したことにより、回路ケース31内の駆動回路から液体噴射ヘッド2自体の筐体への熱伝導を抑制防止して液体噴射ヘッド2の温度変化を抑制防止し、もって液体噴射特性の変化を抑制防止することができる。
また、回路ケース31の導入空気口34に外部からの空気を導入し、排出空気口35から外部に空気を排出することにより、回路ケース31内の駆動回路を効率的に冷却することができる。
また、外部の空気が導入される導入空気口34を、熱伝導率の低い材質からなる空気導入経路39で外部に連通することにより、装置内部の温度の高い空気や液体の霧の混入した空気でなく、外部の空気を効率よく導入することができる。
また、複数の液体噴射ヘッド2の回路ケース31の夫々に対し、外部の空気が均等に供給されるように空気導入経路39に分岐部40を設けたことにより、複数の液体噴射ヘッド2の回路ケース31内の夫々の駆動回路を均等に冷却することができる。
また、空気導入経路39から各回路ケース31に空気を導入するファン38を備え、外部から吸入される空気の温度(外部吸気口温度)T1と回路ケース31から排出される空気の温度(回路ケース温度)T2との温度差ΔTが所定の温度範囲になるようにファン38による送風を制御することにより、個々の回路ケース31内の駆動回路の温度を検出することなく、ファン38による送風を効率的に制御することが可能となる。
なお、前記実施形態では、本発明の液体噴射装置をラインヘッド型印刷装置に用いた場合についてのみ詳述したが、本発明の液体噴射装置は、マルチパス型印刷装置にも同様に適用可能である。
また、前記実施形態では、本発明の液体噴射装置をインクジェット式印刷装置に具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の液体(液体以外にも、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルなどの流状体を含む)や液体以外の流体(流体として流して噴射できる固体など)を噴射したり吐出したりする液体噴射装置に具体化することもできる。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッサンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解の形態で含む液状体を噴射する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられて試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。更に、時計やカメラなどの精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子などに用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するための紫外線硬化樹脂などの透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリなどのエッチング液を噴射する液体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射する流体噴射式記録装置であってもよい。そして、これらのうち何れか一種の噴射装置に本発明を適用することができる。
本発明の液体噴射装置を用いた印刷装置の一実施形態を示す概略構成正面図である。 図1の液体噴射型印刷装置の制御装置のブロック図である。 各液体噴射ヘッドに設けられた駆動回路のブロック図である。 各液体噴射ヘッド内のノズルアクチュエータを駆動する駆動信号の説明図である。 スイッチングコントローラのブロック図である。 液体噴射ヘッド及び回路ケースの詳細説明図である。 回路ケースの導入空気口及び排出空気口を装置外部の互いに異なる部位に接続する一例の説明図である。 回路ケースの導入空気口及び排出空気口を装置外部の互いに異なる部位に接続する他の例の説明図である。 ファンに接続されているファンモータを駆動制御するために制御部内で行われる演算処理のフローチャートである。
符号の説明
1は印刷媒体、2は液体噴射ヘッド、3は給紙部、4は搬送部、5は給紙ローラ、6は搬送ベルト、7は電動モータ、8は駆動ローラ、9は従動ローラ、10は排紙部、11は固定プレート、12はスライドスイッチ、13i,13oは制御信号用接続部、14i,14oは電力用接続部、18はファンモータ、21はハーフブリッジD級出力段、22はノズルアクチュエータ、23は制御回路、24はメモリ、25は駆動波形信号発生回路、26は変調回路、28はデジタル電力増幅器、29は平滑フィルタ、30はゲート駆動回路、31は回路ケース、32は連結部材、34は導入空気口、35は排出空気口、36は吸気口、37は排出口、38はファン、39は導入空気経路、40は分岐部、41は排出空気経路、58は外部吸気口温度センサ、59は回路ケース温度センサ、62は制御部、64はファンモータドライバ、65はヘッドドライバ

Claims (6)

  1. 液体噴射ヘッドに設けられた複数のノズルと、
    前記ノズルに対応して設けられたノズルアクチュエータと、
    前記ノズルアクチュエータに駆動信号を印加する駆動回路と、
    を備えた液体噴射装置であって、
    前記液体噴射ヘッドを複数配設し、前記液体噴射ヘッドの夫々に前記駆動回路を設けると共に、前記駆動回路を熱伝導率の低い材料からなる回路ケースで気密に覆い、前記回路ケースの少なくとも2カ所に空気口を設けたことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記回路ケースを、熱伝導率の低い材料からなる連結部材で、前記液体噴射ヘッド自体の筐体に固定支持したことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記回路ケースの何れか一方の空気口に外部からの空気を導入し、他方の空気口から外部に空気を排出することを特徴とする請求項1または2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記外部の空気が導入される空気口を、熱伝導率の低い材質からなる空気導入経路で外部に連通することを特徴とする請求項3に記載の液体噴射装置。
  5. 前記複数の液体噴射ヘッドの回路ケースの夫々に対し、外部の空気が均等に供給されるように前記空気導入経路に分岐部を設けたことを特徴とする請求項4に記載の液体噴射装置。
  6. 前記空気導入経路から各回路ケースに空気を導入する送風手段を備え、外部から吸入される空気の温度と回路ケースから排出される空気の温度との温度差が所定の温度範囲になるように送風手段による送風を制御することを特徴とする請求項3乃至5の何れか一項に記載の液体噴射装置。
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