JP2009208085A - 金型、および鋳造製品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】鋳造不良の低減を図ることができる金型を提供する。
【解決手段】金型1は、固定型31と、可動型32とを備える。固定型31と可動型32との間には、鋳造製品2の主部21が鋳造される主製品部66と主製品部66から突出する突出部分67a,67bとを有し、この突出部分67a,67bが主製品部66よりもビスケット部42側に配置された製品部43と、溶湯を主製品部66へ向けて導く第1のランナー53と、溶湯を突出部分67a,67bへ向けて導く第2のランナー55とが形成される。第2のランナー55は、第1のランナー53に対して立体的にずれた位置に形成され、第1のランナー53と立体交差して第1のランナー53を横切って延びている。
【選択図】 図4
【解決手段】金型1は、固定型31と、可動型32とを備える。固定型31と可動型32との間には、鋳造製品2の主部21が鋳造される主製品部66と主製品部66から突出する突出部分67a,67bとを有し、この突出部分67a,67bが主製品部66よりもビスケット部42側に配置された製品部43と、溶湯を主製品部66へ向けて導く第1のランナー53と、溶湯を突出部分67a,67bへ向けて導く第2のランナー55とが形成される。第2のランナー55は、第1のランナー53に対して立体的にずれた位置に形成され、第1のランナー53と立体交差して第1のランナー53を横切って延びている。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ダイカスト鋳造に係る技術に関する。
コールドチャンバー方式のダイカスト金型は、鋳造機の射出装置から溶湯を受け取るビスケット部、鋳造製品が鋳造される空間である製品部、ビスケット部から製品部へ向けて溶湯を導くメインランナー、及びこのメインランナーと製品部との間に設けられ、厚みを急激に絞ることで溶湯の充填速度を加速させるメインゲートを有する。
ここで、例えばマグネシウム合金などの溶湯は凝固時間が極めて短いことから、流動断面積(すなわち溶湯が流れる空間の断面積)が小さなダイカスト金型では溶湯が製品部の隅々まで充填されずに充填不足を起こすことがある。そのため、充填不足を起こしやすいダイカスト金型では、メインランナーおよびメインゲートに加えて、製品部に対して側方から流量支援を行うサブランナーおよびサブゲートを設けたものがある。
特許文献1には、メインランナーから分岐したサブランナーを備える金型構造が開示されている。サブランナーは、製品部の側方に延びるとともに、製品部の側稜部に連絡している。
特許文献2には、ディスプレイカバーを鋳造する金型が開示されている。このディスプレイカバーは、金型内の空間にマグネシウム合金を射出することで形成された支持壁を備える。この支持壁は、下縁部と、この下縁部とは反対側に位置する上縁部とを有している。この下縁部の中央部には、上記上縁部を向いて切り欠かれた切り欠き部が設けられている。金型のゲートは、上記切り欠き部に位置する。
特開2002−45956号公報
特開2002−263820号公報
ところで、例えば上記特許文献2に記載のディスプレイカバーのような鋳造製品は、製品稜部に突出部が存在することになる。このような鋳造製品を鋳造する金型の製品部は、上記突出部を外れた上記鋳造製品の主部が鋳造される主製品部と、上記主製品部から突出するとともに上記突出部が鋳造される突出部分とを有する。そして、その突出部分が上記主製品部よりも上記ビスケット部側に配置されることがある。
このような金型においてメインゲートが上記主製品部に接続されていると、メインゲートによる溶湯充填口よりも上記突出部分が溶湯流れの上流側に位置することになる。マグネシウム合金などの溶湯は、慣性により指向性が非常に強い流れとなるため、上記突出部分には溶湯が充填されにくい。そのためこの突出部分では、強度不足などの鋳造不良が生じるおそれがある。
本発明の目的は、鋳造不良の低減を図ることができる金型および鋳造製品の製造方法を提供することにある。
本発明の一つの形態に係る金型は、第1の端部と、この第1の端部に対して反対側に位置する第2の端部と、上記第1の端部に設けられ、上記第2の端部とは反対側に向いて突出した突出部とを有する鋳造製品を鋳造する金型であって、固定型と、上記固定型に組み合わされる可動型とを備える。上記可動型を上記固定型に組み合わせたとき、上記固定型と上記可動型との間には、(a)鋳造機の射出装置から溶湯を受け取るビスケット部と、(b)上記鋳造製品の形状に対応した内部空間であり、上記突出部を外れた上記鋳造製品の主部が鋳造される主製品部と、上記主製品部から突出するとともに上記突出部が鋳造される突出部分とを有し、この突出部分が上記主製品部よりも上記ビスケット部側に配置された製品部と、(c)上記ビスケット部に注入された溶湯を上記主製品部へ向けて導く第1のランナーと、(d)上記第1のランナーと上記主製品部との間に設けられ、上記突出部分よりも溶湯流れの下流側の位置で上記製品部に連通する第1のゲートと、(e)上記ビスケット部に注入された溶湯を上記突出部分へ向けて導く第2のランナーと、(f)上記第2のランナーと上記突出部分との間に設けられた第2のゲートとが形成され、上記第2のランナーは、上記第1のランナーに対して立体的にずれた位置に形成され、上記第1のランナーと立体交差して上記第1のランナーを横切って延びている。
本発明の一つの形態に係る鋳造製品の製造方法は、第1の端部と、この第1の端部に対して反対側に位置する第2の端部と、上記第1の端部に設けられ、上記第2の端部とは反対側に向いて突出した突出部とを有する鋳造製品の製造方法である。この製造方法は、固定型と、上記固定型に組み合わされる可動型とを備える金型であって、上記可動型を上記固定型に組み合わせたとき、上記固定型と上記可動型との間には、(a)鋳造機の射出装置から溶湯を受け取るビスケット部と、(b)上記鋳造製品の形状に対応した内部空間であり、上記突出部を外れた上記鋳造製品の主部が鋳造される主製品部と、上記主製品部から突出するとともに上記突出部が鋳造される突出部分とを有し、この突出部分が上記主製品部よりも上記ビスケット部側に配置された製品部と、(c)上記ビスケット部に注入された溶湯を上記主製品部へ向けて導く第1のランナーと、(d)上記第1のランナーと上記主製品部との間に設けられ、上記突出部分よりも溶湯流れの下流側の位置で上記製品部に連通する第1のゲートと、(e)上記ビスケット部に注入された溶湯を上記突出部分へ向けて導く第2のランナーと、(f)上記第2のランナーと上記突出部分との間に設けられた第2のゲートとが形成され、上記第2のランナーは、上記第1のランナーに対して立体的にずれた位置に形成され、上記第1のランナーと立体交差して上記第1のランナーを横切って延びている金型を準備し、上記可動型を上記固定型に組み合わせ、上記ビスケット部に溶湯を注入する。
本発明によれば、鋳造不良の低減を図ることができる。
以下、本発明の一つの実施形態に係る金型1、および鋳造製品2の製造方法について、図1ないし図4を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る金型1を示す。金型1は、例えばコールドチャンバー方式のダイカスト鋳造に用いられる。この金型1には、例えばマグネシウム合金やアルミニウム合金、または亜鉛合金などが溶湯として圧入される。なお本発明に係る金型は、上記材料に限らず、種々の材料を溶湯とするダイカスト鋳造に広く利用可能である。
図1は、本実施形態に係る金型1を示す。金型1は、例えばコールドチャンバー方式のダイカスト鋳造に用いられる。この金型1には、例えばマグネシウム合金やアルミニウム合金、または亜鉛合金などが溶湯として圧入される。なお本発明に係る金型は、上記材料に限らず、種々の材料を溶湯とするダイカスト鋳造に広く利用可能である。
図2は、この金型1を用いて鋳造される製品である鋳造製品2の一例を示す。鋳造製品2は、例えばポータブルコンピュータなどの電子機器の本体筐体の一部となる部品、または電子機器の表示ユニットの筐体の一部となる部品である。より詳しい具体例としては、機器本体の底部となる筐体ベースや、表示装置の背面を保護するディスプレイカバーなどが該当する。なお本発明が適用可能な鋳造製品は上記例に限らず、種々の製品が広く該当する。
図2に示すように、鋳造製品2は、例えば矩形状をした底壁11と、この底壁11の周縁部から起立した立壁12とを備え、一方が開放された箱型形状を有する。鋳造製品2は、第1の端部13と、この鋳造製品2のなかで第1の端部13に対して反対側に位置する第2の端部14と、これら第1および第2の端部13,14の間に跨る側縁部15,16とを有する。第1および第2の端部13,14は、例えば鋳造製品2の長手方向に延びている。この第1の端部13の中央部には、第2の端部14に向けて切り欠かれた切り欠き部17が形成されている。
この切り欠き部17は、例えばバッテリーが着脱自在に取り付けられる電源ユニット挿入部を形成するためや、例えばヒンジが取り付けられる表示ユニットの脚部を形成するために設けられる。なお切り欠き部17が設けられる目的は上記例に限らず、種々の用途のために設けられた切り欠き部が本発明でいう切り欠き部に該当する。
図2に示すように、鋳造製品2は、切り欠き部17を備えることで、第1の端部13と側縁部15,16とで規定される隅部に、第2の端部14とは反対側に向いて突出した一対の突出部22a,22bを有する。すなわち鋳造製品2は、主部21と、突出部22a,22bとを有する。主部21は、突出部22a,22bを除いた鋳造製品2の残りの部分である。
一対の突出部22a,22bは、例えば第1の端部13の長手方向の両端部に離間して形成されている。切り欠き部17は、例えば第1の端部13の大部分を占めるように比較的大きく形成され、例えば突出部22a,22bの合計よりも大きく形成されている。鋳造製品2の一例は、例えば基本肉厚が0.6mm以下の薄肉製品である。なお「基本肉厚」とは、その製品の基準となる肉厚のことであり、その製品のなかで最も広く全体に取り上げられる厚さのことである。なお本発明に係る金型は、基本肉厚が0.6mmを越える鋳造に用いてもよい。
図1に示すように、金型1は、固定型31と、この固定型31に組み合わされる可動型32とを含む。固定型31は、図示しない固定盤に固定される。固定型31は、固定型板33、キャビティ部材34、および鋳込み口部材35を含む。
固定型板33は、固定盤に固定されるとともに、可動型32に対向する面にキャビティ部材34が取り付けられる凹部(図示しない)を有する。キャビティ部材34は、この凹部に取り付けられるとともに、可動型32に対向する。キャビティ部材34は、例えば鋳造製品2の外表面を形成する型面を有する。鋳込み口部材35は、鋳造機の射出プランジャーが挿入される貫通孔を備え、筒状に形成されている。
一方、可動型32は、可動型板36、コア部材37、および分流子38を含む。可動型32は、図示しない可動盤に固定されるとともに、固定型31に組み合わされる型閉め位置と、固定型31から離間した型開き位置との間で進退自在である。
可動型板36は、可動盤に固定されるとともに、固定型31に対向する面にコア部材37が取り付けられる凹部36aを有する。コア部材37は、この凹部36aに取り付けられるとともに、固定型31に対向する。コア部材37は、例えば鋳造製品2の内表面を形成する型面を有する。
図3に示すように、可動型32が固定型31に組み合わされたとき、固定型31と可動型32との間には、溶湯が圧入される内部空間41が形成される。図3は、説明の便宜上、この内部空間41を模式的に平面視したものである。図3中において、溶湯は図中上方から下方へ向いて流れる。なお本明細書では、単に「上流側」といえば溶湯主流流れの上流側をさし、単に「下流側」といえば溶湯主流流れの下流側をさす。ここで溶湯主流とは、後述するメインゲートを流れる溶湯のことである。
図3に示すように、金型1内の内部空間41は、ビスケット部42、製品部43、ファンゲート44、第1のサイドゲート45a,45b、第2のサイドゲート46a,46b、オーバーフロー部47、およびチルベント部48を含む。さらに詳しく述べると、ファンゲート44は、メインランナー51と、メインゲート52とを含む。第1のサイドゲート45a,45bは、それぞれ第1のサブランナー53と、第1のサブゲート54とを含む。第2のサイドゲート46a,46bは、それぞれ第2のサブランナー55と、第2のサブゲート56とを含む。
ビスケット部42は、鋳込み口部材35の内部に形成され、鋳造機の射出装置から高温の溶湯を高速で受け取る部分である。製品部43は、鋳造製品2が鋳造される内部空間であり、製品形状に対応した掘り込み面を有する。図2に示すように、製品部43は、鋳造製品2の四つの周辺に対応する第1ないし第4の稜部61,62,63,64を有する。
主稜部である第1の稜部61は、製品部43のなかで最も上流側に位置するとともに、鋳造製品2の第1の端部13に対応する。第1の稜部61は、メインゲート52に繋がっている。第2の稜部62は、製品部43のなかで最も下流側に位置するとともに、鋳造製品2の第2の端部14に対応する。それぞれ側稜部である第3および第4の稜部63,64は、第1の稜部61の端部から溶湯主流の流れ方向に沿って延びており、鋳造製品2の側縁部15,16に対応する。
図3に示すように、製品部43は、主製品部66と、一対の突出部分67a,67bとを有する。主製品部66は、鋳造製品2の主部21が鋳造される空間である。突出部分67a,67bは、主製品部66から突出するとともに、鋳造製品2の突出部22a,22bが鋳造される空間である。
製品部43の第1の稜部61は、第2の稜部62に向かって切り欠かれている。これにより、第1の稜部61と第3および第4の稜部63,64とで規定される隅部は、第2の稜部62とは反対側(すなわち上流側)に向いて突出した一対の突出部分67a,67bを有する。図3に示すように、突出部分67a,67bは、主製品部66よりもビスケット部42側(すなわち上流側)に配置されている。
一対の突出部分67a,67bは、例えば第1の稜部61の両端部に離間して形成されている。第1の稜部61は、突出部分67a,67bを外れた中央部分である第1の部分61aと、突出部分67a,67bが設けられている第2の部分61b,61cとを有する。
図3に示すように、ファンゲート44は、上記製品部43へ溶湯の主流を導く流路である。ファンゲート44は、上述のように、メインランナー51と、メインゲート52とを含む。メインランナー51は、ビスケット部42に連続するとともに、ビスケット部42に射出された溶湯を製品部43の第1の稜部61の第1の部分61a(すなわち主製品部66)へ向けて導く。メインランナー51は、ビスケット部42に繋がる上流部51aと、メインゲート52に繋がる下流部51bとを有する。メインランナー51の下流部51bは、第1の稜部61の第1の部分61aの略全体へ向けて溶湯を導くことができるように上流部51aに比べて大きく拡がっている。
図3に示すように、メインゲート52は、メインランナー51と製品部43の第1の稜部61の第1の部分61aとの間に設けられている。メインゲート52は、メインランナー51に比べて厚みが絞られている。メインゲート52は、製品部43に近付くに従い厚みが急激に絞られており、製品部43へ向けて溶湯の充填速度を加速させる。メインゲート52は、最小断面部分において、例えば製品の基本肉厚(例えば0.6mm)と同じ程度の厚さを有する。メインゲート52は、例えば鋳造製品2の底壁11が形成される部分の延長線上に設けられている。
このメインゲート52と製品部43の第1の稜部61の第1の部分61aとの境界が、製品部43に対する溶湯主流の充填口71になる。すなわちメインゲート52は、突出部分67a,67bよりも下流側の位置で製品部43に連通する。
図3に示すように、第1のサイドゲート45a,45bは、製品部43に対して流量支援を行う補助的な流路である。第1のサイドゲート45a,45bは、上述のように、第1のサブランナー53と、第1のサブゲート54とを含む。第1のサブランナー53は、本発明でいう第1のランナーの一例である。第1のサブゲート54は、本発明でいう第1のゲートの一例である。なお第1のサイドゲート45a,45bは、製品形状によっては、製品部43に対して左右いずれか一方の片側のみ設けられてもよい。
図3に示すように、第1のサブランナー53は、メインランナー51の両側部から分岐するとともに製品部43の側方へ回り込み、製品部43の第3および第4の稜部63,64に沿って、製品部43の両側方に延びている。第1のサブランナー53は、ビスケット部42に注入された溶湯を主製品部66の第3および第4の稜部63,64へ向けて導く。
第1のサブゲート54は、第1のサブランナー53と製品部43の第3および第4の稜部63,64(すなわち主製品部)との間にそれぞれ設けられおり、製品部43に対して側方から溶湯を供給する。第1のサブゲート54は、第1のサブランナー53に比べて厚みが絞られている。
より詳しく述べると、第1のサブゲート54は、例えば製品部43の充填終端側の端部において第3および第4の稜部63,64に接続されている。この第1のサブゲート54と製品部43の第3および第4の稜部63,64との境界が、製品部43に対する溶湯の充填口72になる。すなわち第1のサブゲート54は、突出部分67a,67bよりも下流側の位置で製品部43に連通する。
図3に示すように、第2のサイドゲート46a,46bは、製品部43の突出部分67a,67bに対して流量支援を行う補助的な流路である。第2のサイドゲート46a,46bは、上述のように、第2のサブランナー55と、第2のサブゲート56とを含む。第2のサブランナー55は、本発明でいう第2のランナーの一例である。第2のサブゲート56は、本発明でいう第2のゲートの一例である。
第2のサブランナー55は、第1のサブランナー53に比べて上流側の位置において、メインランナー51の両側部から分岐するとともに、製品部43の突出部分67a,67bへ向けて延びている。第2のサブランナー55は、ビスケット部42に注入された溶湯を製品部43の突出部分67a,67bへ向けて導く。
図4は、一方の第2のサイドゲート45aのサブランナー55を詳しく示す。なお他方の第2のサイドゲート45bも略同様の構成を有する。図4に示すように、第2のサブランナー55は、第1の部分81、第2の部分82、および第3の部分83を有する。第1の部分81は、メインランナー51から分岐し、例えば第1のサブランナー53と平行に延びている。
ここで図4に示すように、第1のサブランナー53は、メインゲート52に対して立体的にずれた位置に設けられている。なお本発明でいう「立体的にずれている」とは、金型1の厚さ方向にずれていることをいう。第2のサブランナー55の第1の部分81は、例えば第1のサブランナー53と同じ平面上に形成されている。
第2のサブランナー55の第2の部分82は、第1の部分81の下流側に設けられている。第2の部分82は、第1の部分81に対して立体的にずれた位置に設けられている。第2の部分82は、例えば第1の部分81に対して直交して延びるとともに、第1のサブランナー53を横切っている。
この第2の部分82は、第1のサブランナー53を避けるように第1のサブランナー53に対して立体的にずれた位置に形成され、第1のサブランナー53と立体交差している。より詳しく述べると、第1のサブランナー53は、例えば可動型32のコア部材37に掘られている。第2のサブランナー55は、例えば固定型31のキャビティ部材34に掘られている。つまり第1および第2のサブランナー53,55は、金型1のパーティングラインを境にして互いに異なる方向に延びて立体交差している。第1および第2のサブランナー53,55は、立体交差している部位で互いに接している。
第1の部分81は、第2の部分82が分岐する部位を越えて延びた延長部81aを有する。この延長部81aは、溶湯流れによる衝撃を吸収する緩衝部として機能する。第3の部分83は、例えば第2の部分82と直交する方向に延びている。
図3に示すように、第2のサブゲート56は、第2のサブランナー55と製品部43の突出部分67a,67bとの間に設けられおり、突出部分67a,67bに対して直接的に溶湯を供給する。第2のサブゲート56は、第2のサブランナー55に比べて厚みが絞られている。
図3に示すように、オーバーフロー部47およびチルベント部48は、製品部43よりも下流側に設けられている。オーバーフロー部47は、製品部43の第2の稜部62に繋がっている。オーバーフロー部47は、溶湯によって押し出される製品部43内の空気を受け入れ、製品部43における溶湯の充填抵抗を下げるとともに、流動先端の劣化した溶湯を製品部43の外に押し出すための部位である。チルベント部48は、劣化した溶湯が金型1外に飛び出さないようにする堰の役目を担う部分である。
次に、金型1を用いた鋳造品の製造方法の一例について説明する。
まず、上述の金型1を準備し、この金型1を鋳造機にセットする。また、原材料(例えばマグネシウム合金)を溶融して溶湯とする。次いで鋳造サイクルに入る。まず、可動型32を動かして固定型31に組み合わせ、金型1を型締する。次に、鋳込み口部材35に連結されたスリーブに溶湯を注入し、射出プランジャーを高速で押し出し、金型1のビスケット部42に溶湯を圧入する。
まず、上述の金型1を準備し、この金型1を鋳造機にセットする。また、原材料(例えばマグネシウム合金)を溶融して溶湯とする。次いで鋳造サイクルに入る。まず、可動型32を動かして固定型31に組み合わせ、金型1を型締する。次に、鋳込み口部材35に連結されたスリーブに溶湯を注入し、射出プランジャーを高速で押し出し、金型1のビスケット部42に溶湯を圧入する。
鋳造品の固化がある程度進むと、可動型32が動いて型が開き、エジェクトピンなどを用いて金型1内から鋳造品を取り出す。これにより、ダイカスト鋳造の1サイクルが終了する。金型1から取り出された鋳物は、駄肉部分が除去加工され、所望の形状をした鋳造製品2が得られる。
次に、金型1の作用について説明する。
ビスケット部42に圧入された溶湯は、まず流動断面積が比較的大きなメインランナー51に充填される。次いで溶湯は、同じく流動断面積が比較的大きな第1および第2のサブランナー53,55へ流れ込む。メインランナー51を流れる溶湯は、メインランナー51に直接繋がっているメインゲート52を通って製品部43の主製品部66へ充填される。また、第2のサブランナー55を流れる溶湯は、第2のサブゲート56を通じて製品部43の突出部分67a,67bへ充填される。また、第1のサブランナー53を流れる溶湯は、第1のサブゲート54を通って製品部43の第3および第4の稜部63,64から充填される。
ビスケット部42に圧入された溶湯は、まず流動断面積が比較的大きなメインランナー51に充填される。次いで溶湯は、同じく流動断面積が比較的大きな第1および第2のサブランナー53,55へ流れ込む。メインランナー51を流れる溶湯は、メインランナー51に直接繋がっているメインゲート52を通って製品部43の主製品部66へ充填される。また、第2のサブランナー55を流れる溶湯は、第2のサブゲート56を通じて製品部43の突出部分67a,67bへ充填される。また、第1のサブランナー53を流れる溶湯は、第1のサブゲート54を通って製品部43の第3および第4の稜部63,64から充填される。
このとき、第2のサブランナー55が第1のサブランナー53と立体交差しているため、第2のサブランナー55を流れる溶湯は、第1のサブランナー53を流れる溶湯とほとんど干渉しない。つまり、第2のサブランナー55を流れる溶湯は、圧力損失をあまり生じることなく製品部43の突出部分67a,67bへと充填される。
このような構成の金型1および鋳造製品2の製造方法によれば、鋳造不良の低減を図ることができる。図5は、第2のサブランナー55および第2のサブゲート56が設けられていない金型91を示す。ここでマグネシウム合金などの溶湯の流れは、慣性のため非常に強い指向性を有する。そのため上記のような金型91を用いると、突出部分67a,67bを含む製品部43の上流側隅部92(図5中ハッチング部分)には十分な溶湯が充填されないことが多い。つまり製品部43の上流側隅部92は、粗密な充填状態になり、強度不足などの鋳造不良を生じるおそれがある。
図6は、主製品部66への流量支援を行うサブランナー53の途中に第2のサブゲート56を設けた金型91を示す。上記のような金型91を用いても、溶湯が強い指向性を有するため、第1のサブランナー53を流れる溶湯は、流動断面積が小さな第2のサブゲート56の入口93を通り過ぎて第1のサブランナー53の先端に向いて流れる。このため突出部分67a,67bに対する第2のサブゲート56からの充填は十分でなく、充填不足が解消しないおそれがある。また、第2のサブゲート56を通じて溶湯が突出部分67a,67bに流入するのは、流動断面積が比較的大きい第1のサブランナー53の充填が完了した後であり、メインゲート52からの充填に対して充填開始タイミングが遅れる。そのため製品部43の内部に空気が取り残されやすく、ガス巻き込みなどによる鋳造不良を招くおそれがある。
図7は、第2のサブランナー55および第2のサブゲート56を設けた金型91を示す。図7に示すように、第1および第2のサブランナー53,55は、互いに同じ平面上に設けられ、同じ平面上で交差している。このような金型91を用いると、第1のサブランナー53を流れる溶湯と第2のサブランナー55を流れる溶湯がサブランナー53,55の交差点で互いに干渉し、大きな圧力損失が生じる。そのため、突出部分67a,67bに対して第2のサブゲート56から十分な溶湯を供給できないおそれがある。また干渉によって起こるガス巻き込みや乱流は、湯じわ等の鋳造欠陥も誘発するおそれもある。
一方、本実施形態に係る金型1のように、突出部分67a,67bへ溶湯を導く第2のランナー55が主製品部66へ溶湯を導く第1のランナー53とは別に設けられ、この第2のランナー55が第1のランナー53と立体交差していると、第2のランナー55を流れる溶湯が第1のランナー53を流れる溶湯と干渉することなく、圧力損失が生じにくい。そのため、充填性が悪い突出部分67a,67bに対して十分な溶湯を供給することができ、充填不足による鋳造不良を抑制することができる。さらに第2のランナー55を流れる溶湯と第1のランナー53を流れる溶湯との間で干渉が生じにくいと、その干渉に伴う湯じわなどの鋳造不良も抑制される。
突出部分67a,67bへ溶湯を導く第2のサブランナー55が主製品部66へ溶湯を導く第1のサブランナー53とは別に設けられていると、第1のサブランナー53の充填を待たずに第2のサブゲート56から充填を開始することができる。つまり、第2のサブゲート56からの充填開始タイミングを図6に示す金型91に比べて早くすることも可能であり、製品部43の内部の空気が取り残されにくく充填が可能になる。
第1および第2のサブランナー53,55が金型1のパーティングラインを境に互いに異なる方向に延びていると、金型1の型面に複雑な形状を設けることなく、二つのランナーの立体交差を比較的容易に実現することができる。
第2のサブランナー55が第1のサブランナー53に比べて上流側の位置においてメインランナー51から分岐していると、第2のサブランナー55に比べて多くの溶湯を必要とする第1のサブランナー53に対して溶湯を十分に供給しやすくなる。これは鋳造不良の低減に寄与する。
以上、本発明の第1ないし第3の実施形態に係る金型1および鋳造品の鋳造方法について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。この発明は実施段階においてその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。
上記実施形態では第2のサイドゲートは2つ設けられているが、製品形状によっては一つでもよい。なお上記実施形態では、第1のサブランナーが本発明でいう第1のランナーであり、第1のサブゲートが本発明でいう第1のゲートであったが、これに代えて、メインランナーが本発明の第1のランナーであり、メインゲートが第1のゲートであってもよい。この場合、第2のランナーは、メインランナーに対して立体交差する。
1…金型、2…鋳造製品、13…第1の端部、14…第2の端部、21…主部、22a,22b…突出部、31…固定型、32…可動型、42…ビスケット部、43…製品部、51…メインランナー、52…メインゲート、53…第1のサブランナー、54…第1のサブゲート、55…第2のサブランナー、56…第2のサブゲート、66…主製品部、67a,67b…突出部分。
Claims (5)
- 第1の端部と、この第1の端部に対して反対側に位置する第2の端部と、上記第1の端部に設けられ、上記第2の端部とは反対側に向いて突出した突出部とを有する鋳造製品を鋳造する金型であって、
固定型と、
上記固定型に組み合わされる可動型と、を備え、
上記可動型を上記固定型に組み合わせたとき、上記固定型と上記可動型との間には、
鋳造機の射出装置から溶湯を受け取るビスケット部と、
上記鋳造製品の形状に対応した内部空間であり、上記突出部を外れた上記鋳造製品の主部が鋳造される主製品部と、上記主製品部から突出するとともに上記突出部が鋳造される突出部分とを有し、この突出部分が上記主製品部よりも上記ビスケット部側に配置された製品部と、
上記ビスケット部に注入された溶湯を上記主製品部へ向けて導く第1のランナーと、
上記第1のランナーと上記主製品部との間に設けられ、上記突出部分よりも溶湯流れの下流側の位置で上記製品部に連通する第1のゲートと、
上記ビスケット部に注入された溶湯を上記突出部分へ向けて導く第2のランナーと、
上記第2のランナーと上記突出部分との間に設けられた第2のゲートと、が形成され、
上記第2のランナーは、上記第1のランナーに対して立体的にずれた位置に形成され、上記第1のランナーと立体交差して上記第1のランナーを横切って延びていることを特徴とするダイカスト鋳造用の金型。 - 請求項1に記載の金型において、
上記固定型と上記可動型との間には、
上記ビスケット部から上記主製品部へ向けて溶湯を導くメインランナーと、
上記メインランナーと上記主製品部との間に設けられたメインゲートと、が形成され、
上記製品部は、上記メインゲートに繋がる主稜部と、この主稜部の端部から溶湯の流れ方向に沿って延びた側稜部とを有し、
上記第1のランナーは、上記メインランナーから分岐するとともに、上記製品部の側稜部に沿って延び、上記側稜部へ溶湯を導く第1のサブランナーであり、
上記第2のランナーは、上記メインランナーから分岐するとともに、上記製品部の突出部分へ溶湯を導く第2のサブランナーであることを特徴とする金型。 - 請求項2に記載の金型において、
上記第1のランナーおよび上記第2のランナーは、当該金型のパーティングラインを境に互いに異なる方向に延びて立体交差していることを特徴とする金型。 - 請求項3に記載の金型において、
上記第2のランナーは、上記第1のランナーに比べて溶湯流れの上流側の位置において、上記メインランナーから分岐していることを特徴とする金型。 - 第1の端部と、この第1の端部に対して反対側に位置する第2の端部と、上記第1の端部に設けられ、上記第2の端部とは反対側に向いて突出した突出部とを有する鋳造製品の製造方法であって、
固定型と、上記固定型に組み合わされる可動型とを備え、上記可動型を上記固定型に組み合わせたとき、上記固定型と上記可動型との間には、
鋳造機の射出装置から溶湯を受け取るビスケット部と、
上記鋳造製品の形状に対応した内部空間であり、上記突出部を外れた上記鋳造製品の主部が鋳造される主製品部と、上記主製品部から突出するとともに上記突出部が鋳造される突出部分とを有し、この突出部分が上記主製品部よりも上記ビスケット部側に配置された製品部と、
上記ビスケット部に注入された溶湯を上記主製品部へ向けて導く第1のランナーと、
上記第1のランナーと上記主製品部との間に設けられ、上記突出部分よりも溶湯流れの下流側の位置で上記製品部に連通する第1のゲートと、
上記ビスケット部に注入された溶湯を上記突出部分へ向けて導く第2のランナーと、
上記第2のランナーと上記突出部分との間に設けられた第2のゲートと、が形成され、
上記第2のランナーは、上記第1のランナーに対して立体的にずれた位置に形成され、上記第1のランナーと立体交差して上記第1のランナーを横切って延びている金型を準備し、
上記可動型を上記固定型に組み合わせ、
上記ビスケット部に溶湯を注入することを特徴とするダイカスト鋳造による鋳造製品の製造方法。
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