JP2009207416A - 細胞観察における生細胞の判別手法、細胞観察の画像処理プログラム及び画像処理装置 - Google Patents

細胞観察における生細胞の判別手法、細胞観察の画像処理プログラム及び画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】細胞観察における生細胞とそれ以外の異物との判別を広い観察条件下で可能とする手段を提供する。
【解決手段】観察視野内に位置する物体を所定時間を隔てて撮影した第1画像及び第2画像を取得するステップS10と、取得された各画像から写し込まれた物体の像を抽出するステップS20と、画像平面上における物体の回転角度姿勢を揃えて相関値を算出するステップS60,S65と、算出された相関値に基づいて物体が生細胞であるか否かを判断するステップS70と、物体に対する判断結果を出力するステップS80,S85とを備えて細胞観察の画像処理プログラムが構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、細胞観察において取得された画像から生細胞と異物とを自動判別する画像処理手段に関するものである。
生細胞を培養しながら状況を観察する装置の例として、培養顕微鏡があげられる。培養顕微鏡は、細胞の培養に好適な環境を形成する培養装置(インキュベータ)と、培養装置に収容された培養容器内の細胞の状態を顕微観察する顕微観察系とを備え、予め設定された所定時間ごとに細胞の観察画像を撮影して取得し、撮影された画像を、例えばタイムラプスイメージング等の手法により連続的な映像として再生し、細胞の活動状況を視覚的に容易に把握できるように構成される(例えば特許文献1を参照)。
このような装置において、培養容器の中に観察対象である生細胞以外に、ゴミや気泡、細胞の屍骸などのような異物(非対象物)が混在することがある。そのため、例えば細胞のトラッキングを行う際に、観察対象と非対象物とを判別する手法として、細胞の核や細胞質などの有無を検出して、生細胞であるか否かを判断していた。
特開2004−229619号公報
しかしながら、観察視野内の細胞全体の運動解析を行うなど比較的低倍での観察や、細胞の内部構造がはっきりしない観察系などでは、細胞核などのテクスチャ検出が困難である場合が多く、上記のような手法では対応することができなかった。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、細胞観察における生細胞とそれ以外の異物との判別を、広い観察条件下で可能とする手段を提供することを目的とする。
本発明を例示する第1の態様に従えば、観察視野内に位置する物体(例えば、実施形態におけるオブジェクトO)を撮像装置により所定時間を隔てて撮影した第1画像及び第2画像を取得し、第1画像に写し込まれた物体の第1像及び第2画像に写し込まれた物体の第2像を抽出して画像平面上における物体の回転角度姿勢を揃え、回転角度姿勢が揃えられた第1像と第2像との相関値または差分を算出し、算出された相関値または差分に基づいて物体が生細胞であるか否かを判断することを特徴とする細胞観察における生細胞の判別手法が提供される。
本発明を例示する第2の態様に従えば、観察視野内に位置する物体(例えば、実施形態におけるオブジェクトO)を撮像装置により所定時間を隔てて撮影した第1画像及び第2画像を取得するステップと、取得された第1画像及び第2画像から第1画像に写し込まれた物体の第1像及び第2画像に写し込まれた物体の第2像を抽出して画像平面上における物体の回転角度姿勢を揃えるステップと、回転角度姿勢が揃えられた第1像と第2像との相関値または差分を算出するステップと、算出された相関値または差分に基づいて物体が生細胞であるか否かを判断するステップと物体に対する判断結果を出力するステップとを備えてなることを特徴とする細胞観察の画像処理プログラムが提供される。
本発明を例示する第3の態様に従えば、物体(例えば、実施形態におけるオブジェクトO)を撮影する撮像装置と、撮像装置により所定時間を隔てて物体が撮影された第1画像及び第2画像を取得して第1画像に写し込まれた物体の第1像と第2画像に写し込まれた物体の第2像とから物体が生細胞であるか否かを判断する画像解析部と、画像解析部により判断された判断結果を外部に出力する出力部とを備え、画像解析部が、第1像及び第2像を抽出して画像平面上における物体の回転角度姿勢を揃え、回転角度姿勢が揃えられた第1像と第2像との相関値または差分を算出して、算出された相関値または差分に基づいて物体が生細胞であるか否かを判断するように構成したことを特徴とする細胞観察の画像処理装置が提供される。
上記のような細胞観察における生細胞の判別手法、細胞観察の画像処理プログラム、及び細胞観察の画像処理装置によれば、時系列の観察画像に含まれる物体の像同士の相関により生細胞であるか否かが判別される。従って、比較的低倍での観察や、細胞の内部構造がはっきりしない観察系などであっても、生細胞とそれ以外の異物とを識別可能な手段を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。本発明の細胞観察の画像処理装置を適用したシステムの一例として、培養観察システムの概要構成図及びブロック図を、それぞれ図2及び図3に示す。
この培養観察システムBSは、大別的には、筐体1の上部に設けられた培養室2と、複数の培養容器10を収容保持する棚状のストッカー3と、培養容器10内の試料を観察する観察ユニット5と、培養容器10をストッカー3と観察ユニット5との間で搬送する搬送ユニット4と、システムの作動を制御する制御ユニット6と、画像表示装置を備えた操作盤7などから構成される。
培養室2は、培養する細胞の種別や目的等に応じた培養環境を形成し及び維持する部屋であり、環境変化やコンタミネーションを防止するためサンプル投入後は密閉状態に保持される。培養室2に付随して、培養室内の温度を昇温・降温させる温度調整装置21、湿度を調整する加湿器22、CO2ガスやN2ガス等のガスを供給するガス供給装置23、培養室2全体の環境を均一化させるための循環ファン24、培養室2の温度や湿度等を検出する環境センサ25などが設けられている。各機器の作動は制御ユニット6により制御され、培養室2の温度や湿度、二酸化炭素濃度等により規定される培養環境が、操作盤7において設定された培養条件に合致した状態に維持される。
ストッカー3は、図2における紙面直行の前後方向、及び上下方向にそれぞれ複数に仕切られた棚状に形成されている。各棚にはそれぞれ固有の番地が設定されており、例えば前後方向をA〜C列、上下方向を1〜7段とした場合に、A列5段の棚がA−5のように設定される。
培養容器10は、フラスコやディッシュ、ウェルプレートなどの種類、丸型や角型などの形態、及びサイズがあり、培養する細胞の種別や目的に応じて適宜なものを選択し使用することができる。本実施形態ではディッシュを用いた構成を例示している。細胞などの試料は、フェノールレッドなどのpH指示薬が入った液体培地とともに培養容器10に注入される。培養容器10にはコード番号が付与され、ストッカー3の指定番地に対応づけて収容される。なお、培養容器10には、容器の種類や形態等に応じて形成された搬送用の容器ホルダが装着された状態で各棚に収容保持される。
搬送ユニット4は、培養室2の内部に上下方向に移動可能に設けられてZ軸駆動機構により昇降されるZステージ41、Zステージ41に前後方向に移動可能に取り付けられてY軸駆動機構により前後移動されるYステージ42、Yステージ42に左右方向に移動可能に取り付けられてX軸駆動機構により左右移動されるXステージ43などからなり、Yステージに対して左右移動されるXステージ43の先端側に、培養容器10を持ちあげ支持する支持アーム45が設けられている。搬送ユニット4は、支持アーム45がストッカー3の全棚と観察ユニット5の試料台15との間を移動可能な移動範囲を有して構成される。X軸駆動機構、Y軸駆動機構、Z軸駆動機構は、例えばボールネジとエンコーダ付きのサーボモータにより構成され、その作動が制御ユニット6により制御される。
観察ユニット5は、第1照明部51、第2照明部52及び第3照明部53と、試料のマクロ観察を行うマクロ観察系54、試料のミクロ観察を行う顕微観察系55、及び画像処理装置100などから構成される。試料台15は透光性を有する材質で構成されるとともに、顕微観察系55の観察領域に透明な窓部16が設けられている。
第1照明部51は、下部フレーム1b側に設けられた面発光の光源からなり、試料台15の下側から培養容器10全体をバックライト照明する。第2照明部52は、LED等の光源と、位相リングやコンデンサレンズ等からなる照明光学系とを有して培養室2に設けられており、試料台15の上方から顕微観察系5の光軸に沿って培養容器中の試料を照明する。第3照明部53は、それぞれ落射照明観察や蛍光観察に好適な波長の光を出射する複数のLEDや水銀ランプ等の光源と、各光源から出射された光を顕微観察系55の光軸に重畳させるビームスプリッタや蛍光フィルタ等からなる照明光学系とを有して、培養室2の下側に位置する下部フレーム1b内に配設されており、試料台15の下方から顕微観察系5の光軸に沿って培養容器中の試料を照明する。
マクロ観察系54は、観察光学系54aと観察光学系により結像された試料の像を撮影するCCDカメラ等の撮像装置54cとを有し、第1照明部51の上方に位置して培養室2内に設けられている。マクロ観察系54は、第1照明部51によりバックライト照明された培養容器10の上方からの全体観察画像(マクロ像)を撮影する。
顕微観察系55は、対物レンズや中間変倍レンズ、蛍光フィルタ等からなる観察光学系55aと、観察光学系55aにより結像された試料の像を撮影する冷却CCDカメラ等の撮像装置55cとを有し、下部フレーム1bの内部に配設されている。対物レンズ及び中間変倍レンズは、それぞれ複数設けられるとともに、詳細図示を省略するレボルバやスライダなどの変位機構を用いて複数倍率に設定可能に構成されており、初期選択のレンズ設定に応じて、例えば2倍〜80倍等の範囲で変倍可能になっている。顕微観察系55は、第2照明部52により照明されて細胞を透過した透過光、若しくは第3照明部53により照明されて細胞により反射された反射光、または第3照明部53により照明されて細胞が発する蛍光、を顕微鏡観察した顕微観察像(ミクロ像)を撮影する。
画像処理装置100は、マクロ観察系の撮像装置54c及び顕微観察系の撮像装置55cから入力された信号をA/D変換するとともに、各種の画像処理を施して全体観察画像または顕微観察画像の画像データを生成する。また、画像処理装置100は、これらの観察画像の画像データに画像解析を施し、タイムラプス画像の生成や細胞の移動量算出、細胞の運動状態の解析等を行う。画像処理装置100は、具体的には、次述する制御装置6のROMに記憶された画像処理プログラムが実行されることにより構築される。なお、画像処理装置100については、後に詳述する。
制御ユニット6は、CPU61と、培養観察システムBSの作動を制御する制御プログラムや各部を制御するためのデータが設定記憶されたROM62と、画像データ等を一時記憶するRAM63などを有し、これらがデータバスにより接続されて構成される。制御ユニット6の入出力ポートには、培養室2における温度調整装置21、加湿器22、ガス供給装置23、循環ファン24及び環境センサ25、搬送装置4におけるX,Y,Zステージ43,42,41の各軸の駆動機構、観察ユニット5における第1,第2,第3照明部51,52,53、マクロ観察系54及び顕微観察系55、操作盤7における操作パネル71や表示パネル72などが接続されている。CPU61には上記各部から検出信号が入力され、ROM62に予め設定された制御プログラムに従って上記各部を制御する。
操作盤7には、キーボードやシートスイッチ、磁気記録媒体や光ディスク等から情報を読み込み及び書き込みするリード/ライト装置などの入出力機器が設けられた操作パネル71と、種々の操作画面や画像データ等を表示する表示パネル72とが設けられており、表示パネル72を参照しながら操作パネル71で観察プログラム(動作条件)の設定や条件選択、動作指令等を入力することで、CPU61を介して培養観察システムBSの各部を動作させる。すなわち、CPU61は操作パネル71からの入力に応じて培養室2の環境調整、培養室2内での培養容器10の搬送、観察ユニット5による試料の観察、取得された画像データの解析及び表示パネル72への表示などを実行する。表示パネル72には、作動指令や条件選択等の入力画面のほか、培養室2の環境条件の各数値や、解析された画像データ、異常発生時の警告などが表示される。また、CPU61は有線または無線の通信規格に準拠して構成された通信部65を介して、外部接続されるコンピュータ等との間でデータの送受信が可能になっている。
RAM63には、操作パネル71において設定された観察プログラムの動作条件、例えば培養室2の温度や湿度等の環境条件や、培養容器10ごとの観察スケジュール、観察ユニット5における観察種別や観察位置、観察倍率等の観察条件などが記録される。また、培養室2に収容された各培養容器10のコード番号、各コード番号の培養容器10が収容されたストッカー3の収納番地などの培養容器10の管理データや、画像解析に用いる各種データが記録される。RAM63には、観察ユニット5により撮影された画像データを記録する画像データ記憶領域(後述する画像記憶部110)が設けられ、各画像データには培養容器10のコード番号と撮影日時等を含むインデックス・データとが対応付けて記録される。
このように概要構成される培養観察システムBSでは、操作盤7において設定された観察プログラムの設定条件に従い、CPU61がROM62に記憶された制御プログラムに基づいて各部の作動を制御するとともに、培養容器10内の試料の撮影を自動的に実行する。すなわち、操作パネル71に対するパネル操作(または通信部65を介したリモート操作)によって観察プログラムがスタートされると、CPU61が、RAM63に記憶された環境条件の各条件値を読み込むとともに、環境センサ25から入力される培養室2の環境状態を検出し、条件値と実測値との差異に応じて温度調整装置21、加湿器22、ガス供給装置23、循環ファン24等を作動させて、培養室2の温度や湿度、二酸化炭素濃度などの培養環境についてフィードバック制御が行われる。
また、CPU61は、RAM63に記憶された観察条件を読み込み、観察スケジュールに基づいて搬送ユニット4のX,Y,Zステージ43,42,41の各軸の駆動機構を作動させてストッカー3から観察対象の培養容器10を観察ユニット5の試料台15に搬送して、観察ユニット5による観察を開始させる。例えば、観察プログラムにおいて設定された観察がマクロ観察である場合には、搬送ユニット4によりストッカー3から搬送してきた培養容器10をマクロ観察系54の光軸上に位置決めして試料台15に載置し、第1照明部51の光源を点灯させて、バックライト照明された培養容器10の上方から撮像装置54cにより全体観察像を撮影する。撮像装置54cから制御装置6に入力された信号は、画像処理装置100により処理されて全体観察画像が生成され、その画像データが撮影日時等のインデックス・データなどとともにRAM63に記録される。
また、観察プログラムにおいて設定された観察が、培養容器10内の特定位置の試料のミクロ観察である場合には、搬送ユニット4により搬送してきた培養容器10の特定位置を顕微観察系55の光軸上に位置決めして試料台15に載置し、第2照明部52または第3照明部53の光源を点灯させて、透過照明、落射照明、蛍光による顕微観察像を撮像装置55cに撮影させる。撮像装置55cにより撮影されて制御装置6に入力された信号は、画像処理装置100により処理されて顕微観察画像が生成され、その画像データが撮影日時等のインデックス・データなどとともにRAM63に記録される。
CPU61は、上記のような観察を、ストッカー3に収容された複数の培養容器の試料について、観察プログラムに基づいた30分〜2時間程度の時間間隔の観察スケジュールで全体観察像や顕微観察像の撮影を順次実行する。なお、本実施形態では、撮影の時間間隔は一定であってもよいし、異なっていてもよい。撮影された全体観察像や顕微観察像の画像データは、培養容器10のコード番号とともにRAM63の画像データ記憶領域(画像記憶部110)に記録される。RAM63に記録された画像データは、操作パネル71から入力される画像表示指令に応じてRAM63から読み出され、指定時刻の全体観察画像や顕微観察画像(単体画像)、あるいは指定時間領域の全体観察像や顕微観察像のタイムラプス画像が操作盤7の表示パネル72に表示される。
以上のように構成される培養観察システムBSにおいて、画像処理装置100は、細胞の運動解析や細胞トラッキングなどの機能に加えて、これらの機能を効率的に実行するため、観察対象である生細胞と、それ以外のゴミや泡、細胞の屍骸等の異物(非対象物)とを判別する機能を備えている。
画像処理装置100による生細胞の判別手法は、観察ユニット5の観察視野内に位置する物体を撮像装置により所定時間を隔てて撮影した2枚の画像を取得し、これらの画像に写し込まれた物体の像を抽出して画像平面上における物体の回転角度姿勢(細胞の方位角)を揃えたうえで両者の相関値または差分を算出し、算出された相関値または差分に基づいて物体が生細胞であるか否かを判断するように構成される。
(前処理)
生細胞の判別処理に先立って、画像内に含まれる物体(生細胞及びゴミ等の異物を含む物の領域、以下オブジェクトという)Oの最外輪郭を抽出する。図4は、この最外輪郭抽出処理の状況を例示した模式図であり、撮像装置55c(54c)によって撮影された時刻tの画像(説明の便宜上、第1画像という)(a)、及び第1画像よりも所定時間前に撮影された時刻t−1の画像(同様に、第2画像という)を取得し、これらの画像に対して(b)に示すようにオブジェクトOの最も外側の輪郭を抽出する。この最外輪郭抽出処理には、例えば輝度値により二値化させる手法、分散フィルタを施したのち二値化させる手法、SnakesやLevel Set法などの動的輪郭抽出手法などが挙げられる。上記所定時間は、観察対象である生細胞の運動状況に応じて設定され、例えば生細胞の運動が比較的活発な場合には10分〜1時間程度、生細胞の運動が比較的低調な場合には30分〜2時間程度の時間が設定される。
こうしてセグメント化された各オブジェクトOに対してラベリングを施し、第1画像に含まれるオブジェクトO1,O2,O3…Onと、第2画像に含まれるオブジェクトO1´,O2´,O3´…On´の対応関係をとる。例えば、図5に第1画像における各オブジェクトを実線で示し、第2画像における各オブジェクトを点線で示すように、ラベリングを施した各オブジェクトについて最近傍にあたるラベル同士を同じオブジェクトであるとして対応関係をとり、O1とO1´、O2とO2´、O3とO3´…OnとOn´のように対応づける。
(生細胞の判別)
次に、対応づけられた各オブジェクトについて、第1画像のオブジェクトの像(第1像という)と、第2画像のオブジェクトの像(第2像という)の、画像平面上における回転角度姿勢(細胞の方位角)を揃える。その具体的手法として、対応づけられた各オブジェクト(例えば、O1とO1´)について、図心(重心)を通る軸廻りの断面二次モーメント(慣性モーメント)を算出し、第1像の断面二次モーメントI1と、第2像の断面二次モーメントI2との相関値が最大となる角度位置で、第1像と第2像の回転角度姿勢が揃えられる。なお、各オブジェクトOを楕円形近似して近似された楕円モデルの長軸方向を揃えるように構成してもよい。また、オブジェクトの輪郭形状が円形に近い場合には、第1像または第2像の一方について、図心を通る軸廻りに一定角度ずつ回転させながら二つの像の相関を計算し、相関値が最大となる角度で揃えられる。
なお、第1像の断面二次モーメントI1と第2像の断面二次モーメントI2との差分が最小となる角度で回転角度姿勢を揃えるように構成してもよい。また、第1像または第2像の一方について、図心を通る軸廻りに一定角度ずつ回転させながら二つの像の差分を計算し、第1像と第2像との差分が最小となる角度で揃えるように構成してもよい。
ここで、相関計算の対象となるオブジェクトOxが生細胞の場合には、図6に示すように、時間の経過とともに外形だけでなく内部構造もOx→Ox´で変化している。そのため、第1像と第2像の相関値はさほど大きな値にはならず、一般的には0.7以下の値をとる。これに対し、相関計算の対象となるオブジェクトOyがゴミや細胞の屍骸、気泡などの異物である場合には、図7に示すように、Oy→Oy´で時間的な構造の変化がほとんど生じない。そのため回転角度姿勢を揃えた第1像と第2像の相関値は大きく、1に近い値となる。
従って、対応づけられたオブジェクトの回転角度姿勢を揃えて相関値を計算し、算出された相関値が所定のしきい値よりも小さいか否かを判断することにより、そのオブジェクトが生細胞であるか、ゴミや細胞の屍骸、気泡などの異物であるかを判断することができる。なお、上記「所定のしきい値」は、細胞の種別や活動状況、観察を行う時間間隔等に応じて適宜な値を選択でき、例えば0.5〜0.8程度の範囲で選択設定可能に構成する。
なお、判別精度を高める手段として、時系列として扱う区間(時間間隔)を長めにとり、十分な時間をかけたトラッキングののちに互いに相関をとる手法を提案する。このような手法によれば、図8に示すようにオブジェクトOが生細胞である場合に、時間の経過とともに相関値が小さくなる一方、図9に示すようにオブジェクトOが異物である場合には、時間が経過しても相関値は1に近い値のままであり、生細胞と異物の相関値の差が顕著に表れる。従って、しきい値を挟んで生細胞と異物とを明確に分離することができ、判別精度を向上させることができる。
次に、培養観察システムBSの画像処理装置100において実行される画像解析の具体的なアプリケーションについて、図10及び図1を併せて参照しながら説明する。ここで、図10は生細胞判別の画像処理を実行する画像処理装置100の概要構成を示すブロック図、図1は生細胞判別の画像処理プログラムGPのフローチャートである。
画像処理装置100は、撮像装置55c(54c)により所定時間を隔てて撮影された第1画像及び第2画像を取得して記憶する画像記憶部110と、第1画像に写し込まれたオブジェクトOの第1像と第2画像に写し込まれたオブジェクトOの第2像とから、オブジェクトOが生細胞であるか否かを判断する画像解析部120と、画像解析部120により判断された判断結果を外部に出力する出力部130とを備え、画像解析部120により判断された生細胞であるか否かの判断結果を、例えば表示パネル72に出力して表示させるように構成される。画像処理装置100は、ROM62に予め設定記憶された画像処理プログラムGPがCPU61に読み込まれ、CPU61によって画像処理プログラムGPに基づく処理が順次実行されることによって構成される。
画像解析部120による画像解析処理は、所定時間を隔てて撮影され既に画像記憶部110(RAM63の画像記憶領域)に保存されている複数の画像データを読み出して実行可能であるほか、現に観察実行中の観察画像を撮像装置から取得して実行することも可能である。本実施例では、予め設定された観察プログラムに従って、指定された培養容器10内の細胞の顕微観察を所定時間ごとに実行している過程で、撮像装置により撮影された画像に含まれるオブジェクトが生細胞であるか否かの判別を行う場合について説明する。
既述したように、培養観察システムBSでは、観察プログラムにおいて設定された観察条件に従って、所定時間ごとに指定された培養容器内の細胞観察が行われる。具体的には、CPU61は、搬送ユニット4の各軸の駆動機構を作動させてストッカー3から観察対象の培養容器10を観察ユニット5に搬送し、顕微観察系55による観察像を撮像装置55cにより撮影させる。
画像処理装置100は、撮像装置55cにより撮影された観察画像をステップS10において取得し、取得した観察画像を、培養容器のコード番号や観察位置、観察時刻などのインデックス・データとともにステップS15で画像記憶部110に保存し、ステップS20に進む。なお、画像処理装置100は、観察プログラムに従って上記観察画像の取得(ステップS10)と画像記憶部110への保存(ステップS15)を、所定時間ごとに繰り返し実行する。
ステップS20では、撮像装置55cから取得された時刻tの観察画像(第1画像)と、所定時間前の時刻t−1に撮像装置により撮影され画像記憶部110に保存された観察画像(第2画像)に対し、画像解析部120においてオブジェクトの最外輪郭抽出処理が実行され、図4(b)に示したように、各観察画像に含まれるオブジェクトOの最外輪郭が抽出され、ステップS30に進む。
ステップS30では、最外輪郭が抽出された第1画像及び第2画像の各オブジェクトOに対してラベリングが施されるとともに、例えば、図5に示したように、第1画像における各オブジェクト(実線表記:O1,O2,O3…On)と、第2画像における各オブジェクト(点線表記:O1´,O2´,O3´…On´)との対応関係を、最近傍にあたるラベル同士(O1とO1´、O2とO2´、O3とO3´…OnとOn´)を同じオブジェクトであるとして対応付けが行われる。
次に、対応づけられた各オブジェクト、例えば、OnとOn´について、第1画像のオブジェクトOnの第1像と、第2画像のオブジェクトOn´の第2像の、画像平面上における回転角度姿勢が揃えられ、第1像と第2像の相関値が算出される。
図1に例示する構成例では、ステップS40において、オブジェクトOnの第1像及びオブジェクトOn´の第2像について楕円近似を行って、近似された楕円の長軸方向(または短軸方向)を算出するとともに、近似された楕円の長短軸比を算出し、ステップS50において算出された楕円の長短軸比が十分大きいか否かが判断される。これは、ステップS40において算出された楕円の長短軸比(長軸の長さ/短軸の長さ)が、1に対して十分大きい場合(例えば2以上である場合)には、生細胞の外形変形を考慮しても、近似された楕円の長軸方向を揃えることによりオブジェクトの回転角度姿勢(方位角)を高い精度で一致させることが可能である。
しかしながら、長短軸比が1に近い場合には、オブジェクトの輪郭形状が円形に近く、楕円の長軸方向を揃える手法では、生細胞の回転角度姿勢を一致させる精度が十分とはいえない。そこで、ステップS50において近似楕円の長短軸比が十分大きいか否かが判断され、長短軸比が十分大きい場合にはステップS60に進み、そうでない場合にはステップS65に進む。長短軸比の判断基準値は、RAM63のパラメータ設定領域115に記憶されており、操作パネル71において観察対象に応じて変更設定可能になっている。なお、楕円近似の判断基準について、長軸と端軸の単純比率ではなく、長軸と短軸の差分や、短軸または長軸の長さ/(短軸の長さ+長軸の長さ)など、楕円と円とを判別可能な他の基準を適用してもよい。
ステップS60では、オブジェクトOnの第1像を近似した楕円(第1楕円という)と、オブジェクトOn´の第2像を近似した楕円(第2楕円という)との長軸方向を揃え、これにより第1像の回転角度姿勢と第2像の回転角度姿勢とを揃えた状態で、相関値を算出する。この際、楕円の長軸方向は図心を中心に左右2方向あり、細胞の頭と足が反対方向を向いている場合があるため、0度方向と180度方向の二通りについて相関値を算出し、相関値が大きい方を第1像と第2像の相関値として採用し、ステップS70に進む。
ステップS65では、第1像または第2像の一方を、図心廻りに一定角度間隔で回転させながら各角度位置での相関値を算出する。例えば、時刻tのオブジェクトOnの第1像を図心廻りに5度〜10度程度の一定角度ずつ360度回転させて、各角度位置においてt−1のオブジェクトOn´の第2像と相関値を算出する。そして相関値が最大となった角度位置の相関値を第1像と第2像の相関値として採用し、ステップS70に進む。
ステップS70では、ステップS60またはステップS65において採用された第1像と第2像の相関値が所定のしきい値よりも小さいか否かが判断される。図6及び図7を対比参照しながら説明したように、オブジェクトOn,On´が生細胞の場合には、時間の経過とともに外形形状も内部構造も変化するため、第1像と第2像は同一細胞として一定の相関を有するものの相関値はさほど大きな値にはならず、一般的に0.7以下の値となる。一方、オブジェクトOn,On´がゴミや細胞の屍骸、気泡などである場合には、時間が経過しても外形及び内部構造がほとんど変化せず、第1像と第2像の相関値は1に近い値となる。
上記「所定のしきい値」は、このような生細胞とその他の異物との相関値の差異に着目して設定された判別基準値であり、一般的な生細胞のタイムラプス観察においては、0.6〜0.7程度のしきい値が選択され、RAM63のパラメータ設定領域115に設定記憶される。なお、最適なしきい値は、観察対象の生細胞の種別や活動状況、顕微観察を行う時間間隔等の観察条件に応じて微妙に変化する。そのため、画像処理装置100では、観察条件に応じてしきい値を変更設定可能に構成されており、操作パネル71により判別基準のしきい値を呼び出して変更操作を行うことにより、例えば0.5〜0.8程度の範囲で変更設定可能に構成されている。
なお、生細胞の判別基準について、第1像と第2像との相関値ではなく、第1像と第2像との差分などの基準を適用してもよい。差分を用いる場合も、観察条件に応じてしきい値を経験的に設定すればよい。
このように、ステップS70において、オブジェクトOnの第1像とオブジェクトOn´の第2像の相関値が所定のしきい値よりも小さいか否かが判断され、相関値が所定のしきい値よりも小さいと判断された場合にはステップS80においてオブジェクトOn,On´が生細胞であるとの判定結果が出力部130から出力され、相関値が所定のしきい値に等しいかそれよりも大きいと判断された場合にはステップS85においてオブジェクトOn,On´が生細胞ではないとの判定結果が出力部130から出力される。
画像表示装置100は、上記の処理を第1画像及び第2画像に含まれる各オブジェクトO1,O2,O3…Onについて実行し、出力部130から各オブジェクトごとの判定結果が出力される。出力部130から出力された各オブジェクトに対する判定結果は、操作盤7の表示パネル72に表示され、時刻tに撮影された第1画像、または時刻tの第1画像及び時刻t−1の第2画像の両方に、各オブジェクトO1,O2,O3…Onが生細胞であるか否かが表示される。
具体的な表示態様として、例えば図11に示すように生細胞であることを示す記号Lと異物であることを示す記号Dを付加して表示し、あるいは生細胞とそれ以外の異物とを異なる色彩で表示したり図12に示すように異物を塗りつぶして表示し、または異物を除去した画像を表示する等により、生細胞とそれ以外の異物とを判別して表示する、などのインターフェースが例示される。なお、出力部130から出力される上記のような判別データを、通信部65を介して外部接続されるコンピュータ等に送信し、同様の画像を表示させたり、細胞の運動解析や細胞トラッキング等を実行するための基礎データとして用いたりするように構成することができる。
これにより、観察者は、表示パネル72に表示された画像や外部接続されたコンピュータ等の表示装置に表示された画像を参照することにより、観察中の(またはすでに観察画像の取得を終了した)各画像に含まれるオブジェクトが生細胞であるか否かを直ちに判断することができる。また、このようにして生細胞と異物とが判別されたデータを用いることにより、生細胞の運動解析やトラッキングを、異物と分離して効率的に画像処理することができる。
以上説明したように、本発明の画像処理プログラムGP、この画像処理プログラムが実行されることより構成される生細胞の判別方法及び画像処理装置100によれば、時系列の観察画像に含まれる像同士の相関により生細胞であるか否かが判別されるため、比較的低倍での観察や、細胞の内部構造がはっきりしない観察系などであっても、生細胞とゴミや細胞の屍骸等の異物とを識別することができる。従って、細胞観察における生細胞とそれ以外の異物との判別を、広い観察条件下で可能とする手段を提供することができる。
生細胞判別の画像処理プログラムGPのフローチャートである。 本発明の適用例として示す培養観察システムの概要構成図である。 上記培養観察システムのブロック図である。 細胞の輪郭抽出を行う輪郭抽出処理の状況を例示する模式図である。 時刻t−1の画像に含まれるオブジェクトと時刻tの画像に含まれるオブジェクトとの対応付けを説明するための説明図である。 時刻t−1から時刻tでの生細胞の変化状態を例示する模式図である。 時刻t−1から時刻tでの生細胞以外の物体の変化状態を例示する模式図である。 時間経過に伴う生細胞の変化状態を例示する模式図である。 時間経過に伴う生細胞以外の物体の変化状態を例示する模式図である。 画像処理装置の概要構成を示すブロック図である。 生細胞と異物との判別表示を例示する模式図(1)である。 生細胞と異物との判別表示を例示する模式図(2)である。
符号の説明
BS 培養観察システム
GP 画像処理プログラム
C 観察細胞
54 マクロ観察系 54c 撮像装置
55 顕微観察系 55c 撮像装置
100 画像処理装置 120 画像解析部
130 出力部

Claims (15)

  1. 観察視野内に位置する物体を撮像装置により所定時間を隔てて撮影した第1画像及び第2画像を取得し、
    前記第1画像に写し込まれた前記物体の第1像、及び前記第2画像に写し込まれた前記物体の第2像を抽出して画像平面上における前記物体の回転角度姿勢を揃え、
    前記回転角度姿勢が揃えられた前記第1像と前記第2像との相関値または差分を算出し、
    算出された前記相関値または差分に基づいて前記物体が生細胞であるか否かを判断することを特徴とする細胞観察における生細胞の判別手法。
  2. 前記物体の回転角度姿勢は、前記第1像の断面二次モーメントと前記第2像の断面二次モーメントとの相関値が最大となる角度で揃えられることを特徴とする請求項1に記載の細胞観察における生細胞の判別手法。
  3. 前記物体の回転角度姿勢は、前記第1像の断面二次モーメントと前記第2像の断面二次モーメントとの差分が最小となる角度で揃えられることを特徴とする請求項1に記載の細胞観察における生細胞の判別手法。
  4. 前記物体の回転角度姿勢は、前記第1像または前記第2像を図心を通る軸廻りに回転させながら前記第1像と前記第2像との相関を計算したときに、前記第1像と前記第2像との相関値が最大となる角度で揃えられることを特徴とする請求項1に記載の細胞観察における生細胞の判別手法。
  5. 前記物体の回転角度姿勢は、前記第1像または前記第2像を図心を通る軸廻りに回転させながら前記第1像と前記第2像との差分を計算したときに、前記第1像と前記第2像との差分が最小となる角度で揃えられることを特徴とする請求項1に記載の細胞観察における生細胞の判別手法。
  6. 観察視野内に位置する物体を撮像装置により所定時間を隔てて撮影した第1画像及び第2画像を取得するステップと、
    取得された前記第1画像及び前記第2画像から、第1画像に写し込まれた前記物体の第1像及び前記第2画像に写し込まれた前記物体の第2像を抽出して画像平面上における前記物体の回転角度姿勢を揃えるステップと、
    前記回転角度姿勢が揃えられた前記第1像と前記第2像との相関値または差分を算出するステップと、
    算出された前記相関値または差分に基づいて前記物体が生細胞であるか否かを判断するステップと、
    前記物体に対する判断結果を出力するステップと
    を備えてなることを特徴とする細胞観察の画像処理プログラム。
  7. 前記物体の回転角度姿勢は、前記第1像の断面二次モーメントと前記第2像の断面二次モーメントとの相関値が最大となる角度で揃えられることを特徴とする請求項6に記載の細胞観察の画像処理プログラム。
  8. 前記物体の回転角度姿勢は、前記第1像の断面二次モーメントと前記第2像の断面二次モーメントとの差分が最小となる角度で揃えられることを特徴とする請求項6に記載の細胞観察の画像処理プログラム。
  9. 前記物体の回転角度姿勢は、前記第1像または前記第2像を図心を通る軸廻りに回転させながら前記第1像と前記第2像との相関を計算したときに、前記第1像と前記第2像との相関値が最大となる角度で揃えられることを特徴とする請求項6に記載の細胞観察の画像処理プログラム。
  10. 前記物体の回転角度姿勢は、前記第1像または前記第2像を図心を通る軸廻りに回転させながら前記第1像と前記第2像との差分を計算したときに、前記第1像と前記第2像との差分が最小となる角度で揃えられることを特徴とする請求項6に記載の細胞観察の画像処理プログラム。
  11. 物体を撮影する撮像装置と、
    前記撮像装置により所定時間を隔てて前記物体が撮影された第1画像及び第2画像を取得して、前記第1画像に写し込まれた前記物体の第1像と前記第2画像に写し込まれた前記物体の第2像とから、前記物体が生細胞であるか否かを判断する画像解析部と、
    前記画像解析部により判断された判断結果を外部に出力する出力部とを備え、
    前記画像解析部が、前記第1像及び前記第2像を抽出して画像平面上における前記物体の回転角度姿勢を揃え、前記回転角度姿勢が揃えられた前記第1像と前記第2像との相関値または差分を算出して、算出された前記相関値または差分に基づいて前記物体が生細胞であるか否かを判断するように構成したことを特徴とする細胞観察の画像処理装置。
  12. 前記物体の回転角度姿勢は、前記第1像の断面二次モーメントと前記第2像の断面二次モーメントとの相関値が最大となる角度で揃えられることを特徴とする請求項11に記載の細胞観察の画像処理装置。
  13. 前記物体の回転角度姿勢は、前記第1像の断面二次モーメントと前記第2像の断面二次モーメントとの差分が最小となる角度で揃えられることを特徴とする請求項11に記載の細胞観察の画像処理装置。
  14. 前記物体の回転角度姿勢は、前記第1像または前記第2像を図心を通る軸廻りに回転させながら前記第1像と前記第2像との相関を計算したときに、前記第1像と前記第2像との相関値が最大となる角度で揃えられることを特徴とする請求項11に記載の細胞観察の画像処理装置。
  15. 前記物体の回転角度姿勢は、前記第1像または前記第2像を図心を通る軸廻りに回転させながら前記第1像と前記第2像との差分を計算したときに、前記第1像と前記第2像との差分が最小となる角度で揃えられることを特徴とする請求項11に記載の細胞観察の画像処理装置。
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