JP6569995B2 - 制御計画作成方法、制御計画作成プログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

制御計画作成方法、制御計画作成プログラムおよび情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、制御計画作成方法、制御計画作成プログラムおよび情報処理装置に関する。
近年では、電力供給の安定化の観点から、例えばビル、家庭、自治体等のコミュニティ単位に設けられた複数のエネルギー蓄積装置(例えば、蓄電池)を用いてエネルギー需給を最適制御する技術が知られている。
その手法の一つとして、例えば、サーバにより、各蓄電池の複数時間区間にわたる充放電に関する離散値の充放電計画(充電/放電/バイパスのいずれか1つをとる計画)を作成し、各蓄電池の充放電を制御する制御装置へ配信するものが知られている。各蓄電池の制御装置は、配信された制御計画に基づいて、各時間区間における蓄電池の動作を充電/放電/バイパスのいずれかとする。
特開2009−261076号公報
しかしながら、上述した従来技術では、例えば、蓄電池の各時間区間における蓄電池の動作が充電/放電/バイパスのいずれかに制限されることから、エネルギー蓄積装置の能力を効率的に活用できないという問題がある。
1つの側面では、エネルギー蓄積装置の能力の効率的な活用が可能な制御計画作成方法、制御計画作成プログラムおよび情報処理装置を提供することを目的とする。
第1の案では、制御計画作成方法は、対象区域内の消費エネルギー量の予測値情報と、複数のエネルギー蓄積装置それぞれの残エネルギー量を示す残量情報とに基づき、複数の期間それぞれについて、複数のエネルギー蓄積装置それぞれの充電又は放電のエネルギー量を算出する処理をコンピュータが実行する。また、制御計画作成方法は、算出した充電又は放電のエネルギー量と、エネルギーを供給するノードからエネルギーを消費するノードに至るまでの複数のエネルギー蓄積装置を含めたノード間の接続関係を示すノード情報とに基づき、複数のエネルギー蓄積装置からの供給電力がノード毎に設定された定格出力電力を期間内の全ての時点で超えないようにしつつ、エネルギーを消費するノードに電力供給が行われるように、ノード間の接続関係が下流の複数のエネルギー蓄積装置から順に、各期間内におけるエネルギー蓄積装置それぞれの充電又は放電の開始時点および終了時点を含む充電または放電タイミングを決定する処理をコンピュータが実行する。また、制御計画作成方法は、複数のエネルギー蓄積装置に対して決定された前記充電または放電タイミングを送信する処理をコンピュータが実行する。
本発明の1実施態様によれば、エネルギー蓄積装置の能力を効率的に活用できる。
図1は、実施形態にかかるシステムの構成を示す図である。 図2は、蓄電池システムの構成を示す図である。 図3は、充電指令および放電指令を例示する図である。 図4は、蓄電池システムの動作を例示する図である。 図5は、時刻と区間とを説明する説明図である。 図6は、実施形態にかかる制御サーバの構成を示す図である。 図7は、ノードの接続構成を例示する図である。 図8は、開始時刻と終了時刻とを説明する説明図である。 図9は、蓄電池システムにおける数値の定義を説明する説明図である。 図10は、蓄電池システムにおける数値の定義を説明する説明図である。 図11は、蓄電池システムにおける数値の定義を説明する説明図である。 図12は、実施形態にかかる制御サーバの動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、充電タイミングおよび放電タイミングを決定する処理を例示するフローチャートである。 図14は、充電タイミングおよび放電タイミングを決定する処理を例示するフローチャートである。 図15は、ノードの接続構成を例示する図である。 図16は、充電タイミングおよび放電タイミングを決定する流れを説明する説明図である。 図17は、図16の続きの流れを説明する説明図である。 図18は、図17の続きの流れを説明する説明図である。 図19は、充電タイミングおよび放電タイミングを決定する処理を例示するフローチャートである。 図20は、充電タイミングおよび放電タイミングを決定する処理を例示するフローチャートである。 図21は、制御計画作成プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する説明図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかる制御計画作成方法、制御計画作成プログラムおよび情報処理装置を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する制御計画作成方法、制御計画作成プログラムおよび情報処理装置は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
図1は、実施形態にかかるシステムの構成を示す図である。図1に示すように、このシステムは、一例として、分電盤20と、蓄電池システム30a、30b、30cと、照明50aと、複合機50bと、PC(Personal Computer)50cと、ディスプレイ50dと、制御サーバ100とを有する。分電盤20、蓄電池システム30a、30b、30c、照明50aおよび複合機50bのエネルギー(電力)需給にかかる各ノードと、制御サーバ100とはネットワーク10を介して相互に接続される。具体的には、制御サーバ100は、電力を供給する各ノード(分電盤20、蓄電池システム30a、30b、30c)とネットワーク10を介して相互に接続される。また、分電盤20、蓄電池システム30a、30b、30c、照明50aおよび複合機50bの各ノードは、電源線40に接続される。
ネットワーク10は、例えば、社内LAN(Local Area Network)に対応する。社内LANとしては、有線LANや無線LANなどの任意の種類の通信網が採用され、インターネットやWAN(Wide Area Network)などの他のネットワークに接続されてもよい。
図1の例では、制御サーバ100には、ネットワーク10を介して分電盤20、蓄電池システム30a、30b、30cの各ノードが接続される場合を示したが、図示の構成に限定されない。例えば、制御サーバ100には、任意の数のノードが接続されてもよい。
また、図1の例では、電源線40に蓄電池システム30a、30b、30cや、照明50a、複合機50bが接続される場合を示したが、図示の構成に限定されない。つまり、電源線40には、任意の電気製品が接続される構成でよい。例えば、電源線40には、テレビ、冷蔵庫、電子レンジなどの電気製品が接続されてもよい。また、以下では、電源線40を介して供給される電力を消費するノードである照明50a、複合機50bおよび他の電気製品を電気製品50(または負荷50)と記載する。電気製品50は、例えば、社内で電力を消費するあらゆる製品を含む。
制御サーバ100は、例えばビル、家庭、自治体等のコミュニティ単位に設置されたサーバ装置である。なお、本実施形態では、制御サーバ100として単体のサーバ装置を例示するが、制御サーバ100は、例えば、ネットワーク上に分散されたサーバ装置が協働して実現される、クラウド環境に構築された仮想マシンであってもよい。制御サーバ100は、電気製品50における電力需要の予測値と、蓄電池システム30a、30b、30cの電池残量(以下、残量とも呼ぶ)とをもとに、蓄電池システム30a、30b、30cの充放電を規定する制御計画を作成する。分電盤20は、外部の電源系統から入力される電源(例えば、商用電源)を電源線40を介して蓄電池システム30a、30b、30cや、電気製品50に供給する。
蓄電池システム30a、30b、30cは、自身に接続された電気製品50(図示例ではPC50c、ディスプレイ50d)へ安定した電力供給を行うため、制御サーバ100により作成された制御計画に従って電源線40を介して入力される電力の蓄積や、蓄積された電力の電気製品50への放出を行う。なお、以下では、蓄電池システム30a、30b、30cについては、区別なく総称する場合に蓄電池システム30と記載する。
図2は、蓄電池システム30の構成を示す図である。図2に示すように、蓄電池システム30は、電源制御装置31、蓄電池32および負荷33を有する。電源制御装置31は、制御サーバ100により作成された制御計画に従い、充電指令(schg(t))、放電指令(sdchg(t))を出力して蓄電池32における充放電を制御する。
蓄電池32は、放電指令または充電指令に従い、電源線40を介して入力される電力の蓄積や蓄積された電力の電源線40への放出を行う二次電池である。具体的には、蓄電池32は、AC/DCコンバータ、DC/ACコンバータを有し、AC/DCコンバータに入力される充電指令(コンバータの動作指令)により二次電池への充電を行う。また、蓄電池32は、DC/ACコンバータに入力される放電指令(コンバータの動作指令)により二次電池からの放電を行う。負荷33は、蓄電池システム30において動作する電気機器(例えば、冷却ファン)である。
図3は、充電指令(schg(t))および放電指令(sdchg(t))を例示する図である。図3に示すように、充電指令(schg(t))および放電指令(sdchg(t))は、{0(休止),1(稼働)}の値をとる時間関数である。
蓄電池32のAC/DCコンバータは、充電指令(schg(t))が{1}の時に(タイミングで)動作して蓄電池32への充電を行う。また、充電指令が{0}の時は、AC/DCコンバータの動作を休止して蓄電池32への充電を休止する。蓄電池32のDC/ACコンバータも同様、放電指令(sdchg(t))が{1}のタイミングで動作し、放電指令が{0}のタイミングでは休止することで、放電指令が{1}のタイミングで蓄電池32からの放電を行う。
以後、この充電指令(schg(t))を充電タイミング、放電指令(sdchg(t))を放電タイミングとも呼ぶ。本実施形態において、蓄電池システム30の充放電にかかる制御計画を作成することは、最終的にこの充電タイミングおよび放電タイミングを決定することである。
図4は、蓄電池システムの動作を例示する図である。図4に示すように、充電指令(schg(t))が{1}であり、蓄電池32に充電が行われるケースC1では、入力された電力による蓄電池32への充電と、バイパスとが行われる。なお、以下では、入力された電力について、充電とバイパスとを行う場合を単に充電と表記する。
また、放電指令(sdchg(t))が{1}であり、蓄電池32に充電が行われるケースC2では、蓄電池32からの放電が行われる。また、充電指令(schg(t))および放電指令(sdchg(t))が{0}であり、蓄電池32による充放電がおこなわれないケースC3では、入力された電力のバイパスが行われる。蓄電池システム30は、充電指令(schg(t))および放電指令(sdchg(t))により、ケースC1〜C3のいずれか一つの動作を行う。
本実施形態では、蓄電池システム30は、AC/DCコンバータ、DC/ACコンバータを有し、電源線40から供給される電力の充電と、充電した電力の電気製品50への放電を行う据え置き型の構成を例示した。しかしながら、蓄電池システム30は、電源線40から供給される電力の充電と、充電した電力を自装置で使用する電気機器であってもよい。具体的には、蓄電池システム30は、蓄電池32を有するノート型PCであってもよい。例えば、ノート型PCの場合は、上述したケースC2における放電において、自装置内におけるプロセッサ等の負荷での消費となる。
蓄電池システム30の充放電にかかる制御計画の作成は、所定の期間(時間区間)ごとに決定される。ここで、制御計画の作成にかかる時刻と区間について、一例を定義する。
図5は、時刻と区間とを説明する説明図である。図5では、時間軸は右方向に進むように表記している。以下では、この時間軸上の任意の点を時点と呼ぶ。また、ある基準となる時点を時刻0とよび、以後、一定の時間幅Tだけ右方向に位置する時点(時間幅Tだけ未来にある時点)を時刻(離散時刻)1、時刻(離散時刻)2、時刻(離散時刻)3…等と呼ぶ場合がある。時刻kから時間幅T離れた時刻k+1までの間を区間Kとする。本実施形態では、制御サーバ100における電力の需要予測や、制御計画の作成は、この区間Kに対して行われる。例えば、区間K以降の需要予測や制御計画に必要な情報の取得は、時刻k(=時点kT)に開始される。なお、需要予測や情報の取得にかかる時間は時間幅Tに比べて無視できるものとする。また、場合により、時間幅Tを単位時間幅Tと呼ぶこととする。
図6は、実施形態にかかる制御サーバ100の構成を示す図である。図6に示すように、制御サーバ100は、通信制御部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
通信制御部110は、分電盤20、蓄電池システム30等のノードとの間でデータを送受信する処理部である。通信制御部110は、例えば、ネットワーク・インターフェースカード(NIC:Network Interface Card)等に対応する。制御部130は、通信制御部110を介して、分電盤20、蓄電池システム30等のノードとデータをやり取りする。
記憶部120は、需要予測データ121、ノード情報テーブル122、残量データ123、充放電データ124および制御計画テーブル125を記憶する。記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子や、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置に対応する。
需要予測データ121は、システム内で予測される電力需要の時系列データである。例えば、需要予測データ121は、一日における各時間帯(区間K)と、需要電力値とを対応づけたデータである。この各時間帯の需要電力値は、需要予測部133aにより算出されて需要予測データ121に格納される。
ノード情報テーブル122は、電源線40に接続されたシステム内の各ノード(分電盤20、蓄電池システム30および電気製品50)に関する各種の情報を保持する。具体的には、ノード情報テーブル122は、各ノードを示す識別情報(例えばID)ごとに、ノードにおける定数、ノードに関して予め割り当てられている情報、ノード同士の接続関係を示す情報などを保持する。ノードにおける定数は、例えば、算出部133bや決定部133cが演算を行う際に参照するノードの定数(例えば、定格出力電力値、定格消費電力値、満充電容量等)がある。
なお、分電盤20、蓄電池システム30、電気製品50を各ノードとし、電源線40をエッジとすると、各ノードの接続は、外部から電力を供給する電源系統に近い分電盤20を根ノードとする木構造といえる。なお、電力の供給される方向は、根ノードを起点として末端に至る方向に決まっているものとする。この電力の供給される方向をもとに、自ノードから根ノード側を上流、自ノードから末端側を下流とする。また、ノードに関しては、次の定義(1)のように、根ノードを起点として末端に至るまでの深さを示すインデックスが予め割り当てられている。
Figure 0006569995
この定義(1)で示したインデックスについては、ノードに関して予め割り当てられている情報としてノード情報テーブル122に保持される。また、ノード情報テーブル122は、このインデックスなどを用いて、ノード間の接続関係を示す情報が保持される。
図7は、ノードの接続構成を例示する図である。図7に示すように、システム内でエネルギーを供給するノード(分電盤20(0,1))からエネルギーを消費するノード(蓄電池システム30(ノートPCの場合)や電気製品50)に至るまでは、間に分電盤20や蓄電池システム30を挟んだ木構造となる。
そして、各ノードには、深さを第一要素とするインデックス(i,j)が割り振られている。また、各ノードについては、{上流に接続するノードのインデックス|下流に接続するノードのインデックス}などの接続関係を示す情報がノード情報テーブル122に保持される。具体的には、ノード(1,1)については、{上流:(0,1)|下流:(2,1),(2,2)}などの情報が保持される。したがって、各ノードのインデックスや接続関係を参照することで、エネルギーを消費するノードに近い(根ノードを起点として末端に至るまでの深さが深い)ノードを検出できる。
ここで、インデックスがついたノード(n)や、システム内におけるノードの集合については、次の(2)のように定義する。
Figure 0006569995
また、蓄電池システム30における据置畜電池システムやノートPC等の蓄電池システム付き機器の集合については、次の(3)のように定義する。
Figure 0006569995
残量データ123は、各蓄電池システム30の残量(電池残量)を管理するデータである。残量データ123は、例えば、蓄電池システム30を示す識別情報(例えばID)ごとに、蓄電池32の残量が格納されている。この各蓄電池システム30の残量は、取得部131より取得されて残量データ123に格納される。
充放電データ124は、各蓄電池システム30の充放電にかかる情報を管理するデータである。充放電データ124は、例えば、蓄電池システム30を示すIDごとに、蓄電池32において充放電する際の充放電率と充放電の時間とを対応付けたデータなどがある。
制御計画テーブル125は、制御サーバ100により充放電が制御される蓄電池システム30を有するシステムの稼働時間において、各蓄電池システム30の充放電を所定の期間(時間区間)ごとに制御する情報を保持する。具体的には、制御計画テーブル125は、システムの稼働時間(開始時刻〜終了時刻)における区間ごとに、蓄電池システム30を示すIDと、この蓄電池システム30における充電タイミングおよび放電タイミングとを保持する。この充電タイミングおよび放電タイミングは、作成部133により決定された値が制御計画テーブル125に格納される。
図8は、開始時刻と終了時刻とを説明する説明図である。図8に示すように、システムの稼動時間は開始時刻0〜終了時刻kまでであるものとする。制御計画テーブル125には、開始時刻0〜終了時刻kに至るまでの区間1〜kについての、各蓄電池システム30における充電タイミングおよび放電タイミングが保持されている。
制御部130は、取得部131と、測定部132と、作成部133と、出力部134とを有する。制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積装置に対応する。また、制御部130は、例えば、CPUやMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路に対応する。
取得部131は、電源線40に接続されたシステム内の各ノード(分電盤20、蓄電池システム30および電気製品50)に関する各種の情報を取得し、取得した情報をノード情報テーブル122に登録する処理部である。具体的には、取得部131は、表示装置(図示しない)に表示した登録画面による操作をキーボードやマウスなどの入力装置より受け付けて、各ノードに関する情報を取得する。また、取得部131は、各ノードの制御装置へ情報の問い合わせを行うことで、各ノードに関する情報を取得してもよい。取得部131は、取得した各ノードに関する情報をノードを識別する識別情報(例えばID)を付してノード情報テーブル122に登録する。
また、取得部131は、電源線40に接続されたシステム内の各蓄電池システム30における残量(電池残量)を取得し、取得した各蓄電池システム30の残量を残量データ123に登録する処理部である。具体的には、取得部131は、各蓄電池システム30の電源制御装置31に残量を問い合わせ、この問い合わせにより取得した残量にノードを識別する識別情報(例えばID)を付して残量データ123に登録する。
ここで、各ノードにおける数値(例えば蓄電池システム30の残量等)の定義について説明する。図9、図10、図11は、蓄電池システム30における数値の定義を説明する説明図である。具体的には、図9は、蓄電池システム30の性能にかかる定義を説明する図である。また、図10は、時点tにかかる数値の定義を説明する図である。また、図11は、時刻k〜k+1の区間Kにかかる数値の定義を説明する図である。
図9に示すように、αi,j[W]は、充電時に使用する電力値である。βi,j[W]は、蓄電池32(DC/ACコンバータを含む)の定格出力電力値である。ci,j[Wh]は、蓄電池32の満充電容量である。εi,j[W]は、負荷33の定格消費電力値である。μi,j[W]は、蓄電池システム30の定格出力電力値(出力できる最大の電力値)である。また、αi,j,βi,j,ci,j,εi,j,μi,j≧0、βi,j≧εi,j+μi,jである。これらの値は、例えば、蓄電池システム30に関する情報としてノード情報テーブル122に格納される。
なお、定格出力電力値や定格消費電力値における「定格」とは、電気機器において保証された使用限度を示す。「定格」については、出力に対する使用限度を定めるとともに、電力、回転速度、周波数等を指定し、それぞれ定格出力電力、定格回転速度、定格周波数などとする。電気製品50において、例えば、定格消費電力が60W型の電気製品50の場合には、消費電力が定格消費電力に対して90%程度の約54Wになるように設計されている。
図10に示すように、yi,j imp(t)[W]は、時点tにおいて蓄電池システム30に取り込まれる電力値である。ui,j chg(t)[W]は、時点tにおける充電のために使用される電力値である。ui,j (t)[W]は、時点tにおける充電による蓄電池32の残量変化率である。ui,j (t)[W]は、時点tにおける放電による蓄電池32の残量変化率である。ui,j dchg(t)[W]は、時点tにおいて放電される電力値である。wi,j(t)[W]は、時点tにおける負荷33の消費電力値である。vi,j(t)[W]は、時点tにおいてバイパスされる電力値である。xi,j(t)[Wh]は、時点tにおける蓄電池32の残量である。yi,j exp(t)[W]は、時点tにおいて蓄電池システム30より出力される電力値である。これらの値は、例えば、蓄電池システム30に関する情報として時点tに取得部131により取得された際に、ノード情報テーブル122、残量データ123に格納される。
図11に示すように、yi,j imp(k)[Wh]は、区間Kにおいて蓄電池システム30に取り込まれる電力量である。ui,j chg(k)[Wh]は、区間Kにおける充電のために使用される電力量である。ui,j (k)[Wh]は、区間Kにおいて充電によって増える蓄電池32の残量である。ui,j (k)[Wh]は、区間Kにおいて放電によって減る蓄電池32の残量である。ui,j dchg(k)[Wh]は、区間Kにおいて放電される電力量である。εi,jT[Wh]は、区間Kにおける負荷33の消費電力量の最大値である。vi,j(k)[Wh]は、区間Kにおいてバイパスされる電力量である。xi,j(k)[Wh]は、時刻kにおける蓄電池32の残量である。yi,j exp(k)[Wh]は、区間Kにおいて蓄電池システム30より出力される電力量である。
なお、図9〜図11の例では、ノード(i,j)の種類が蓄電池システム30の場合を例示しているが、分電盤20、電気製品50についても統一的に同じものを用いるものとする。ただし、分電盤20、電気製品50については、充放電にかかる数値の定義はなく、負荷における消費電力やバイパスされる電力などの数値が定義されているものとする。
測定部132は、システム内で消費された電力量を測定する。測定部132は、測定した消費電力量の情報を、作成部133に出力する。
例えば、測定部132は、電源線40に接続された電気製品50により社内で消費された総電力量を測定する。測定部132は、測定した電力量の情報を記憶部120に記録する。記憶部120に記憶される電力の情報の図示は省略する。測定部132が社内で消費された電力を測定する方法は、従来のいかなる技術でも適用することができる。例えば、測定部132は、分電盤20が電源線40を介して供給された電力量を測定し、測定された電力量を分電盤20から取得してもよい。また、例えば、測定部132は、社内の全てのコンセントから供給された電力量を測定し、その総和を算出してもよい。また、例えば、測定部132は、各ノードにおいて消費された電力量をノードの制御装置に問い合わせて取得し、その取得した電力量の総和を算出してもよい。
作成部133は、需要予測部133a、算出部133bおよび決定部133cを有し、制御計画テーブル125を作成する処理を行う処理部である。
需要予測部133aは、測定部132が測定したシステム内で消費された電力量と、外部の配信サーバ(図示しない)から入力される気象情報等に基づき、システム内の電力需要量(消費されるものと予測される電力量)の予測値を算出する。尚、電力需要量の予測値の算出は、公知の需要電力量予測技術により行われる。また、本実施形態の気象情報とは、例えば、外気温や室温等の温度に関する情報を含む。また、システム内の電力需要量(消費されるものと予測される電力量)の予測値を算出する際に参考とするパラメータは、気象情報だけでなく、例えば日時などであってもよく、特に限定しない。
算出部133bは、需要予測部133aにより算出されたシステム内の電力需要量の予測値と、残量データ123に格納された各蓄電池システム30の残量とに基づき、将来の複数の時間区間にわたる各蓄電池システム30の充放電量を算出する。具体的には、算出部133bは、上述した開始時刻0〜終了時刻kに至るまでの区間1〜kについての各区間Kにおける各蓄電池システム30の充放電量を算出する。
例えば、算出部133bは、各時間区間において、電力需要量の予測値をもとにしたピーク消費電力量を含む目的関数を最小化する最適化問題を解くことで、各蓄電池システム30の充電に使用する電力量および放電する電力量の実数値を算出する。なお、算出部133bは、各時間区画において上記の最適化問題を解くことで、各蓄電池システム30の残量の増加量および残量の減少量や、各蓄電池システム30が充電を行う合計時間および放電を行う合計時間の実数値を算出してもよい。このような最適化問題を解いて実数値を得るためのソフトウエアは、公知のものが容易に入手可能である。よって、算出部133bは、これらのソフトウエアを用いて最適化問題を解いてよい。
ここで、算出部133bにおける算出処理の詳細について説明する。まず、区間Kにおけるノード(i,j)のモデル式は、次の式(4)のとおりである。
Figure 0006569995
この式(4)におけるノード(i,j)の種類は、図11に例示した蓄電池システム30である。なお式(4)では省略しているが、全ての式の後ろにk=1,…,kまたはk=0,…ke−1がある。また、xi,j は時刻ksにおける残量である。また、ηi,j chgは、充電に関する効率を表す定数である(0<ηi,j chg≦1を満たす)。また、ηi,j dchgは、放電に関する効率を表す定数である(0<ηi,j dchg≦1を満たす)。
ここで、区間k内で充放電が行われる時間長について次の(5)のとおり定義する。
Figure 0006569995
この定義より、以下の関係式(6)が成り立つ。
Figure 0006569995
また、αi,j,βi,jの定義より以下の式(7)が成り立つ。
Figure 0006569995
上記の関係式(6)の両辺にαi,jβi,jを掛けた式と、式(7)とをもとに、式(4)における上から7番目の式を得ることができる。
なお、蓄電池システム30におけるui,j chg(t),ui,j dchg(t),yi,j exp(t)については、次の式(8)のとおりの制約がある。
Figure 0006569995
また、蓄電池システム30における充電(充電、バイパス)時については、次の式(9)が成り立つ。
Figure 0006569995
また、蓄電池システム30における放電時については、次の式(10)が成り立つ。
Figure 0006569995
ノード(i,j)の種類が電気製品50(負荷)である場合のモデル式は次の式(11)のとおりである。なお、式(11)における「M」は適当な正の定数である。
Figure 0006569995
このとき、εi,j,μi,jは次の式(12)のとおりである。
Figure 0006569995
ノード(i,j)の種類が分電盤20である場合のモデル式は次の式(13)のとおりである。
Figure 0006569995
また、ノード(i,j)における充電指令をsi,j chg(t)とし、放電指令をsi,j dchg(t)とする。ノード(i,j)において、充電指令があった時に充電のために使用される電力値は、次の式(14)のとおりである。
Figure 0006569995
また、ノード(i,j)において、放電指令があった時に放電される電力値は、次の式(15)のとおりである。
Figure 0006569995
また、和(Summation)を示す表記は次の(16)のとおりとする。
Figure 0006569995
また、電力需要量については、次の(17)のとおりに定義する。
Figure 0006569995
算出部133bは、ピーク電力量(P)、最終時刻の総残量(C)、対象としている範囲(システム内の電気製品50)の総需要電力量(G)について、次の式(18)における重み(ρ)付きの値を最小とする最適化問題を解く。
Figure 0006569995
この最適化問題を解く際に課す制約条件は、ノード(i,j)については次の式(19)のとおりである。また、P、C、Gについては、次の式(20)のとおりである。
Figure 0006569995
Figure 0006569995
算出部133bは、上記の最適化問題を解くことで、区間Kにおける各蓄電池システム30の充放電量を算出する。
決定部133cは、算出部133bが算出した各時間区間における各蓄電池システム30の充放電量に基づき、各時間区間内における各蓄電池システム30の充電タイミングおよび放電タイミングを決定する。具体的には、決定部133cは、各蓄電池システム30における電力制約(例えば、定格出力電力値、定格消費電力値、満充電容量など)を充足しつつ、可能な限り算出部133bが算出した実数値の充放電量が実現されるように、充電タイミングおよび放電タイミングを決定する。このように、電力制約を充足するように充電タイミングおよび放電タイミングを決定することで、例えば、定格の範囲内での安定した運用を実現できる。
作成部133は、各時間区間において、決定部133cにより決定した各蓄電池システム30の充電タイミングおよび放電タイミングを制御計画テーブル125に格納する。
出力部134は、制御計画テーブル125に格納された、各時間区間における各蓄電池システム30の充電タイミングおよび放電タイミングを、IDで識別される蓄電池システム30へ通信制御部110を介して出力する。
図12は、実施形態にかかる制御サーバ100の動作の一例を示すフローチャートである。図12に示すように、処理が開始されると、需要予測部133aは、システムの稼働時間(開始時刻〜終了時刻)における時間区間ごとに、システム内の電力需要量の予測を行う(S1)。次いで、算出部133bは、需要予測部133aにより算出された電力需要量の予測値と、残量データ123に格納された各蓄電池システム30の残量とに基づき、稼働時間の各時間区間について、各蓄電池システム30における電力の蓄積および放出のエネルギー量(充放電量)を算出する(S2)。次いで、決定部133cは、各時間区間について算出された、各蓄電池システム30における電力の蓄積および放出のエネルギー量に基づき、各時間区間内における各蓄電池システム30の蓄積および放出のタイミング(充電タイミングおよび放電タイミング)を決定する(S3)。次いで、出力部134は、決定部133cにより決定された各時間区間内における各蓄電池システム30の蓄積および放出のタイミングを、各蓄電池システム30へ出力する(S4)。
これにより、各蓄電池システム30では、時間区間内における充電および放電のタイミングが制御されることから、各時間区間における蓄電池システム30の動作が充電/放電/バイパスのいずれか一つのみに制限されず、蓄電池32の能力を効率的に活用できる。
ここで、決定部133cにおいて実行される、充電タイミングおよび放電タイミングを決定する処理の詳細について説明する。図13は、充電タイミングおよび放電タイミングを決定する処理を例示するフローチャートである。
図13に示すように、決定する処理が開始されると、決定部133cは、複数の蓄電池システム30の中で、放電タイミングが決定されていないもののありなしを判定する(S11)。具体的には、S11において、決定部133cは、「区間K内の充電タイミング、放電タイミングが決定されたもののみが接続された蓄電池システム30」の中で放電タイミングが決定されていないもののありなしを判定する。例えば、決定部133cは、ノードのインデックスをもとにノードの接続関係を調べ、区間K内の充電タイミング、放電タイミングが決定されたノードが下流に接続された蓄電池システム30を抽出する。次いで、決定部133cは、抽出された蓄電池システム30の中で、放電タイミングが決定されていないもののありなしを判定する。
なお、電気製品50(負荷)については、充電タイミング、放電タイミングが決定されたノードとして扱う。したがって、最初の処理では、複数の蓄電池システム30の中で、下流側に蓄電池システム30が接続されておらず、電気製品50(負荷)が接続されているもの、あるいはノート型PCのような自装置のみで電力を消費する蓄電池システムが抽出される。そして、処理が進むことで、前述した木構造において接続関係が電気製品50(負荷)に近い蓄電池システム30から順に抽出されていくこととなる。
S11において該当する蓄電池システム30がある場合、決定部133cは、該当する蓄電池システム30の中から1つを任意に選んで区間K内の放電タイミングを決定し(S12)、S11へ処理を戻す。
S11において該当する蓄電池システム30がない場合、作成部133は、複数の蓄電池システム30の中で、充電タイミングが決定されていないもののありなしを判定する(S13)。具体的には、S13において、決定部133cは、「区間K内の充電タイミング、放電タイミングが決定されたもののみが接続された蓄電池システム30」の中で充電タイミングが決定されていないもののありなしを判定する。例えば、決定部133cは、ノードのインデックスをもとにノードの接続関係を調べ、区間K内の充電タイミング、放電タイミングが決定されたノードが下流に接続された蓄電池システム30を抽出する。次いで、決定部133cは、抽出された蓄電池システム30の中で、充電タイミングが決定されていないもののありなしを判定する。
なお、電気製品50(負荷)については、充電タイミング、放電タイミングが決定されたノードとして扱う。したがって、最初の処理では、複数の蓄電池システム30の中で、下流側に蓄電池システム30が接続されておらず、電気製品50(負荷)が接続されているものが抽出される。そして、処理が進むことで、前述した木構造において接続関係が電気製品50(負荷)に近い蓄電池システム30から順に抽出されていくこととなる。
S13において該当する蓄電池システム30がある場合、決定部133cは、該当する蓄電池システム30の中から1つを任意に選んで区間K内の充電タイミングを決定し(S14)、S11へ処理を戻す。
放電タイミングおよび充電タイミングが決定された蓄電池システム30は、制御計画を立てる際に、電気製品50(負荷)と同じように考えることができる。したがって、上述した処理のように放電タイミングおよび充電タイミングを決定していくことで、放電タイミングおよび充電タイミングが決定し易くなる。このような決定の仕方をしていくと、結果として木構造において接続関係が電気製品50(負荷)に近い蓄電池システムから順に抽出されることになる。最適化問題の分類の観点から言うと、充電タイミング、放電タイミングの決定は、電気製品50のみが接続された蓄電池システム30から始めると、1つの小問題を解くと次の小問題が決定されるような構造を持った切出し・詰込み問題(cutting and packing problems)の一種であると捉えることができる。これにより、例えば、処理を早く収束させることができる。
また、上述した処理のように、制御サーバ100は、蓄電池システム30の中で放電タイミングが決定されていないものがない場合(S11:なし)に充電タイミングの決定(S14)を行うようにして、放電タイミングを決定してから充電タイミングを決定している。このようにして、充電タイミングを決定する際に、多くの蓄電池システム30の放電タイミングが決定されている場合は、電力制約を満たしつつ算出部133bにより算出された充放電量を実現する充電タイミングを容易に算出できる。
ここで、放電タイミングおよび充電タイミングの決定について詳細に説明する。
まず、0≦τ<Tに対して、yi,j exp[k](τ)を次の式(21)のように定義する。
Figure 0006569995
この式(21)は、各ノードの出力の初期値を、全ての蓄電池システム30がバイパス動作を行った場合の値にする初期化(図14のS10)の操作である。
放電タイミングの決定については次のとおりである。先ず、放電タイミングの決定においては、次の式(22)を満たす場合がある。
Figure 0006569995
この式(22)を満たす場合は、区間Kのすべてにわたって放電すると、その区間で割り当てられた以上の電力量を放電できる場合である。この場合は、ri,j[k]を次の(23)のように定義する。
Figure 0006569995
また、si,j dchg[kT,(k+1)T)(t)すなわち区間K内のsi,j dchg(t)を次の式(24)のように決定する。この式(24)において、si,j dchg(t)=1にかかるtの条件式が区間Kにおける放電の開始時刻および終了時刻を規定(決定)している。
Figure 0006569995
この(23)、(24)は、時刻(k+1)Tまで放電することで、丁度割り当てられた電力量(算出部133bにより算出された値)を放電するような計画(放電タイミング)の立て方である。
また、0≦τ<Tに対して、ui,j dchg[k](τ)を次の式(25)のように定義する。
Figure 0006569995
また、ノード(l,m)∈集合Ai,j(先祖ノード全体の集合)を満たす全てのノード(l,m)については、次の式(26)のようにyl,m exp[k](τ)を更新する。
Figure 0006569995
この(25)、(26)は、ノード(i,j)の先祖ノードの出力の値を、今決定した放電タイミングの影響を加味した値に更新する操作である。
また、放電タイミングの決定においては、次の式(27)を満たす場合がある。
Figure 0006569995
この式(27)を満たす場合は、区間Kのすべてにわたって放電しても、その区間で割りてられた電力量を放電できない場合である。この場合は、si,j dchg[kT,(k+1)T)(t)すなわち区間K内のsi,j dchg(t)を次の式(28)のように決定する。
Figure 0006569995
この(28)は、可能な限り割り当てられた値(算出部133bにより算出された値)を実現するような計画(放電タイミング)の立て方である。
また、0≦τ<Tに対して、ui,j dchg[k](τ)を次の式(29)のように定義する。
Figure 0006569995
また、ノード(l,m)∈集合Ai,j(先祖ノード全体の集合)を満たす全てのノード(l,m)について、次の式(30)のようにyl,m exp[k](τ)を更新する。
Figure 0006569995
この(29)、(30)は、ノード(i,j)の先祖ノードの出力の値を、今決定した放電タイミングの影響を加味した値に更新する操作である。
次に、充電タイミングの決定については次のとおりである。先ず、充電タイミングの決定において、0≦τ<Tに対して、zi,j,l,m[k](τ)を次の(31)のように定義する。なお、ノード(l,m)∈集合Ai,j(先祖ノード全体の集合)である。
Figure 0006569995
また、Si,j,l,m[k]を次の(32)のように定義する。
Figure 0006569995
(31)、(32)で求めたSi,j,l,m[k]は、ノード(i,j)が充電しても、ノード(l,m)の出力電力に関する制約が破られない時点の集合である。
また、Si,j[k]を次の(33)のように定義する。
Figure 0006569995
この(33)で求めたSi,j[k]は、ノード(i,j)が充電しても、その上流で出力電力に関する制約が破られない時点の集合である。
上述した(31)〜(33)を準備したうえで、充電タイミングの決定を行う。充電タイミングの決定においては、次の式(34)を満たす場合がある。
Figure 0006569995
この式(34)を満たす場合は、区間K内の充電可能な時間帯の全てで充電すると、その区間で割り当てられた以上に充電できる場合である。この場合は、pi,j[k],qi,j[k]、Ci,j[k]を次の(35)のように定義する。ただし、φはルベーグ測度である。
Figure 0006569995
また、si,j chg[kT,(k+1)T)(t)すなわち区間K内のsi,j chg(t)を次の式(36)のように決定する。この式(36)において、si,j chg(t)=1にかかるtの条件式が区間Kにおける充電の開始時刻および終了時刻を規定(決定)している。
Figure 0006569995
この(35)、(36)は、可能な限りkTに近い時点で割り当てられた電力量(算出部133bにより算出された値)を充電し終わるような計画(充電タイミング)の立て方である。
また、0≦τ<Tに対して、ui,j chg[k](τ)を次の式(37)のように定義する。
Figure 0006569995
また、ノード(l,m)∈集合Ai,j(先祖ノード全体の集合)を満たす全てのノード(l,m)については、次の式(38)のようにyl,m exp[k](t)を更新する。
Figure 0006569995
この(37)、(38)は、ノード(i,j)の先祖ノードの出力の値を、今決定した充電タイミングの影響を加味した値に更新する操作である。
また、充電タイミングの決定においては、次の式(39)を満たす場合がある。
Figure 0006569995
この式(39)を満たす場合は、区間K内の充電可能な時間帯のすべてにわたって充電しても、その区間で割り当てられた電力量を充電できない場合である。この場合は、Ci,jを次の(40)のように定義する。
Figure 0006569995
また、si,j chg[kT,(k+1)T)(t)すなわち区間K内のsi,j chg(t)を次の式(41)のように決定する。
Figure 0006569995
この(41)は、可能な限り割り当てられた値(算出部133bにより算出された値)を実現するような計画(充電タイミング)の立て方である。
また、0≦τ<Tに対して、ui,j chg[k](t)を次の式(42)のように定義する。
Figure 0006569995
また、ノード(l,m)∈集合Ai,j(先祖ノード全体の集合)を満たす全てのノード(l,m)について、次の式(43)のようにyl,m exp[k](τ)を更新する。
Figure 0006569995
この(42)、(43)は、ノード(i,j)の先祖ノードの出力の値を、今決定した充電タイミングの影響を加味した値に更新する操作である。
次に、充電タイミングおよび放電タイミングを決定する処理の別例を説明する。図14は、充電タイミングおよび放電タイミングを決定する処理を例示するフローチャートである。
図14に示すように、決定する処理が開始されると、決定部133cは、初期化を行う(S10)。この初期化の操作は、前述した式(21)のとおりであり、各ノードの出力の初期値を、全ての蓄電池システム30がバイパス動作を行った場合の値にするものである。
S11〜S13については、決定部133cは、前述と同じ要領で処理を行う。そして、S13において該当する蓄電池システム30がある場合、決定部133cは、該当する蓄電池システム30の中から最も充電に使う電力が大きいもの(αi,jの値が最大のもの)を選び、区間K内の充電タイミングを決定し(S14a)、S11へ処理を戻す。ただし、S14aにおいて、充電に使う電力が同じものが存在する場合は、インデックスをもとに木構造における深さがより深いものを選ぶものとする。
このように、充電に使う電力が大きいものから先に充電タイミングを決定するようにすることで、後の処理において充電に使う電力が小さいものでの調整が容易となる。このため、算出部133bが算出した実数値の充放電量に近い充放電の制御が可能となる。
ここで、より具体的な例により、充電タイミングおよび放電タイミングを決定する処理を説明する。図15は、ノードの接続構成を例示する図である。
図15に示すように、分電盤20、蓄電池システム30、電気製品50についてのノードの接続構成は、図7の例と同じである。ただし、ノード(2,4)、(2,5)、(2,7)、(2,8)、(3,7)、(3,8)、(4,2)の蓄電池システム30については、A、B、C、D、E、F、Gの別名を付けるものとする。また、A、B、C、D、E、F、Gの充電に使う電力(αi,j)は、A:50、B:200、C:300、D:300、E:50、F:100、G:50であるものとする。
また、S11、S13の判定にかかる集合を次の(44)のように定義する。
Figure 0006569995
図16は、充電タイミングおよび放電タイミングを決定する流れを説明する説明図である。図17は、図16の続きの流れを説明する説明図である。図18は、図17の続きの流れを説明する説明図である。
図16に示すように、処理開始後において(44)で定義した集合の中身はS101のとおりとする。
次いで、S11のあり判定の後のS12において、木構造の末端側にあるGの放電タイミングが決定される(S102)。S102後の集合の中身はS103のとおりである。以降、下流側から順に蓄電池システム30の放電タイミングが決定される(S104〜S110)。
S110後の集合の中身はS111のとおりであり、「区間K内の充電タイミング、放電タイミングが決定されたもののみが接続された蓄電池システム30」の中で放電タイミングが決定されていないものは空となる。
ここからは、S13のあり判定の後のS14aにおいて、αの値の大きい蓄電池システム30から順に充電タイミングの決定が行われる(S112〜S115)。α=50についてはA、E、Gが該当するが、深さが深いGが選ばれて放電タイミングが決定される(S116)。
また、Gの放電タイミングが決定されたことにより、Fは、「区間K内の充電タイミング、放電タイミングが決定されたもののみが接続された蓄電池システム30」の中で放電タイミングが決定されていないものの集合に属することとなる(S117)。したがって、S11のあり判定後のS12において、Fの放電タイミングが決定される(S118)。以降、順次充電タイミングおよび放電タイミングを決定してゆき(S119〜S128)、(44)で定義した集合の中身が空となったところ(S129)で処理を終了する。
なお、S14aにおける充電タイミングの決定については、木構造における深さがより深いものを、最も充電に使う電力が大きいものよりも優先してもよい。図19は、充電タイミングおよび放電タイミングを決定する処理を例示するフローチャートである。
図19に示すように、S13において該当する蓄電池システム30がある場合、決定部133cは、インデックスをもとに、該当する蓄電池システム30の中から木構造における深さがより深いものを選び、区間K内の充電タイミングを決定し(S14b)、S10へ処理を戻す。ただし、S14bにおいて、深さが同じものが存在する場合は、最も充電に使う電力が大きいもの(αi,jの値が最大のもの)を選ぶものとする。
図20は、充電タイミングおよび放電タイミングを決定する処理を例示するフローチャートである。図20に示すように、決定部133cは、初期化(S10)の後に、全ての蓄電池システム30における区間K内の充電タイミングおよび放電タイミングが決定されているか否かを判定(S15)してもよい。この判定において肯定である場合は、決定部133cは処理を終了することで、処理のループが不用意に連続することを抑止できる。
なお、本実施形態では、エネルギーの蓄積および蓄積したエネルギーの放出を行うエネルギー蓄積装置の一例として蓄電池システムを例示した。しかしながら、エネルギーの蓄積および放出が制御できるエネルギー蓄積装置であればよく、蓄電池システムに限定するものではない。例えば、蓄電池システム以外のエネルギー蓄積装置としては、キャパシタ、フライホイール、蓄熱槽などがある。本実施形態では、これらのエネルギー蓄積装置をエネルギーの蓄積および放出を行うノードとして用い、制御サーバ100により制御してもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、取得部131、測定部132、作成部133または出力部134を制御サーバ100の外部装置としてネットワーク10経由で接続するようにしてもよい。また、取得部131、測定部132、作成部133または出力部134を別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記の制御サーバ100の機能を実現するようにしてもよい。
また、上記の実施形態で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図21を用いて、上記の実施形態と同様の機能を有する制御計画作成プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図21は、制御計画作成プログラム270aを実行するコンピュータ200の一例を説明する説明図である。図21に示すように、コンピュータ200は、操作部210aと、スピーカ210bと、カメラ210cと、ディスプレイ220と、通信部230とを有する。さらに、このコンピュータ200は、CPU250と、ROM260と、HDD270と、RAM280とを有する。これら210〜280の各部はバス240を介して接続される。
HDD270には、上記の実施形態で示した取得部131、測定部132、作成部133および出力部134と同様の機能を発揮する制御計画作成プログラム270aが予め記憶される。この制御計画作成プログラム270aについては、取得部131、測定部132、作成部133および出力部134の各構成要素と同様、適宜統合又は分離してもよい。例えば、HDD270に格納されるデータは、常に全てのデータがHDD270に格納される必要はなく、処理に必要なデータのみがHDD270に格納されればよい。
コンピュータ200では、CPU250が制御計画作成プログラム270aをHDD270から読み出してRAM280に展開する。これによって、制御計画作成プログラム270aは、制御計画作成プロセス280aとして機能する。この制御計画作成プロセス280aは、HDD270から読み出した各種データを適宜RAM280上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。なお、制御計画作成プロセス280aは、取得部131、測定部132、作成部133および出力部134にて実行される処理を含む。また、CPU250上で仮想的に実現される各処理部は、常に全ての処理部がCPU250上で動作する必要はなく、処理に必要な処理部のみが仮想的に実現されれば良い。
なお、上記の制御計画作成プログラム270aについては、必ずしも最初からHDD270やROM260に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク、いわゆるFD、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させる。そして、コンピュータ200がこれらの可搬用の物理媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ200に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ200がこれらから各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
100…制御サーバ
10…ネットワーク
20…分電盤
30、30a、30b、30c…蓄電池システム
31…電源制御装置
32…蓄電池
33…負荷
40…電源線
50…電気製品
110…通信制御部
120…記憶部
121…需要予測データ
122…ノード情報テーブル
123…残量データ
124…充放電データ
125…制御計画テーブル
130…制御部
131…取得部
132…測定部
133…作成部
133a…需要予測部
133b…算出部
133c…決定部
134…出力部
200…コンピュータ
C1〜C3…ケース

Claims (5)

  1. 対象区域内の消費エネルギー量の予測値情報と、複数のエネルギー蓄積装置それぞれの残エネルギー量を示す残量情報とに基づき、複数の期間それぞれについて、前記複数のエネルギー蓄積装置それぞれの充電又は放電のエネルギー量を算出し、
    算出した前記充電又は放電のエネルギー量と、エネルギーを供給するノードからエネルギーを消費するノードに至るまでの前記複数のエネルギー蓄積装置を含めたノード間の接続関係を示すノード情報とに基づき、前記複数のエネルギー蓄積装置からの供給電力がノード毎に設定された定格出力電力を前記期間内の全ての時点で超えないようにしつつ、前記エネルギーを消費するノードに電力供給が行われるように、前記ノード間の接続関係が下流の複数のエネルギー蓄積装置から順に、各期間内における前記エネルギー蓄積装置それぞれの充電又は放電開始時点および終了時点を含む充電または放電タイミングを決定し、
    前記複数のエネルギー蓄積装置に対して決定された前記充電または放電タイミングを送信する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする制御計画作成方法。
  2. 前記決定する処理は、算出した前記充電又は放電のエネルギー量に基づき、前記エネルギー蓄積装置それぞれの放電のタイミングを決定してから前記エネルギー蓄積装置それぞれの充電のタイミングを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御計画作成方法。
  3. 前記決定する処理は、前記複数のエネルギー蓄積装置の中で、単位時間あたりのエネルギーの蓄積に要するエネルギー量が大きいエネルギー蓄積装置から前記充電又は放電のタイミングを決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の制御計画作成方法。
  4. 対象区域内の消費エネルギー量の予測値情報と、複数のエネルギー蓄積装置それぞれの残エネルギー量を示す残量情報とに基づき、複数の期間それぞれについて、前記複数のエネルギー蓄積装置それぞれの充電又は放電のエネルギー量を算出し、
    算出した前記充電又は放電のエネルギー量と、エネルギーを供給するノードからエネルギーを消費するノードに至るまでの前記複数のエネルギー蓄積装置を含めたノード間の接続関係を示すノード情報とに基づき、前記複数のエネルギー蓄積装置からの供給電力がノード毎に設定された定格出力電力を前記期間内の全ての時点で超えないようにしつつ、前記エネルギーを消費するノードに電力供給が行われるように、前記ノード間の接続関係が下流の複数のエネルギー蓄積装置から順に、各期間内における前記エネルギー蓄積装置それぞれの充電又は放電開始時点および終了時点を含む充電または放電タイミングを決定し、
    前記複数のエネルギー蓄積装置に対して決定された前記充電または放電タイミングを送信する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする制御計画作成プログラム。
  5. 対象区域内の消費エネルギー量の予測値情報と、複数のエネルギー蓄積装置それぞれの残エネルギー量を示す残量情報とに基づき、複数の期間それぞれについて、前記複数のエネルギー蓄積装置それぞれの充電又は放電のエネルギー量を算出する算出部と、
    算出した前記充電又は放電のエネルギー量と、エネルギーを供給するノードからエネルギーを消費するノードに至るまでの前記複数のエネルギー蓄積装置を含めたノード間の接続関係を示すノード情報とに基づき、前記複数のエネルギー蓄積装置からの供給電力がノード毎に設定された定格出力電力を前記期間内の全ての時点で超えないようにしつつ、前記エネルギーを消費するノードに電力供給が行われるように、前記ノード間の接続関係が下流の複数のエネルギー蓄積装置から順に、各期間内における前記エネルギー蓄積装置それぞれの充電又は放電開始時点および終了時点を含む充電または放電タイミングを決定する決定部と
    前記複数のエネルギー蓄積装置に対して決定された前記充電または放電タイミングを送信する出力部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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