JP2009207347A - 携帯電子機器及び充電装置及び充電方法及び充電システム - Google Patents

携帯電子機器及び充電装置及び充電方法及び充電システム Download PDF

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Abstract

【課題】充電時における2次電池への負担を軽減し、2次電池の電池寿命を延ばすことができる携帯電子機器及び充電装置及び充電方法を提供すること。
【解決手段】システムIC64は、2次電池32を満充電にするために必要となる容量を検出する検出部101と、2次電池32を満充電にするのに要する充電時刻を設定する設定部102と、設定部102により設定された充電時刻を記憶する記憶部103と、記憶部103に記憶されている充電時刻に基づいて、検出部101によって検出された2次電池32を満充電にするために必要となる容量を次電池32に供給するための電流値を計算する計算部104と、計算部104により計算された電流値に係る電流を2次電池32に供給する電流供給部105を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、2次電池を満充電まで充電する携帯電子機器及び充電装置及び充電方法及び充電システムに関する。
近年、リチウムイオン2次電池は、従来の2次電池(ニッカド電池等)に比べて小型で軽く、またエネルギー密度も大きいために、ハンディターミナル、PDA(personal digital assistant)、ハンドヘルドコンピュータ、携帯電話機等の各種の携帯機器において駆動用電源として広く利用されている。
また、リチウムイオン2次電池は、図13に示すように、十分に充電を行った後の満充電状態(満充電状態とは、電池残量が100%の状態のことを示す。以下では、リチウムイオン2次電池は、特に断りがない限り満充電状態における容量を、例えば、800[mAh]として説明する。)の電圧が4.2[V]〜4.1[V]である。また、リチウムイオン2次電池の電圧は、放電(使用)によって低下し、電池残量が0%(0[mAh])になると、3.3[V]程度まで低下する。
また、図14は、残量が0[mAh]の状態のリチウムイオン2次電池が充電されるときの、充電時間[h]とリチウムイオン2次電池の電圧[V]の関係を示したグラフである。図13を用いて説明したように、残量が0[mAh]の時、リチウムイオン2次電池の電圧は、3[V]程度であるものの、充電されるにつれて残量が増えてゆき、残量が満充電(800[mAh])になると、電圧は、4.2[V](満充電閾値電圧A)となる。
このとき、これ以上充電すると過充電となってしまうために、リチウムイオン2次電池は、充電を停止するように制御部によって制御される。そして、自然放電等によって、3.9[V](補充電閾値電圧B)まで電圧が下がると、再び充電が開始されてリチウムイオン2次電池に電流が蓄えられるように制御部によって制御される、いわゆるトリクル充電による制御が行われている。
ここで、図14において示した補充電閾値電圧Bと満充電閾値電圧Aという高電圧域において、電圧が増減されると電池の劣化を促進してしまうという問題があった。係る問題を解決するために、例えば、特許文献1に示された技術が知られている。この技術は、充電の開始時間を遅らせる等の調整を行うことにより、満充電時の電圧となる時間を極力短くすることが可能となる。したがって、当該技術は、電池の満充電閾値電圧Aと補充電閾値電圧Bという高電圧域において電圧が増減する回数を減らすことを可能にし、リチウムイオン2次電池の劣化を防止するものである。
特開2000−253596号公報
しかしながら、この特許文献1に示された技術を用いた場合においても、2次電池への充電は、急速充電により行われるため、2次電池への負担が大きく、容量の劣化が生じてしまう。
本発明では、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、簡易な構成により、コストの増大を伴わずに、充電時における2次電池への負担を軽減し、2次電池の電池寿命を延ばすことができる携帯電子機器及び充電装置及び充電方法及び充電システムを提供することにある。
本発明に係る携帯電子機器は、上記課題を解決するために、所定の最大充電電流値を有する2次電池を内蔵する携帯電子機器であって、前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を検出する検出部と、前記2次電池を満充電にするのに要する充電時刻を設定する設定部と、前記設定部により設定された前記充電時刻を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記充電時刻に基づいて、前記検出部によって検出された前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を前記2次電池に供給するための電流値を計算する計算部と、前記計算部により計算された前記電流値に応じて前記2次電池を充電する電流供給部を備えることを特徴とする。
また、前記携帯電子機器では、前記電流供給部は、前記計算部により計算された前記電流値が前記2次電池の最大充電電流値より大きいときには、当該最大充電電流値に応じて前記2次電池を充電することが好ましい。
また、前記携帯電子機器では、前記検出部は、クーロンカウンターにより構成されることが好ましい。
また、前記携帯電子機器では、操作部を備え、前記設定部により設定される前記充電時刻は、前記操作部による所定の操作に応じて設定されることが好ましい。
また、前記携帯電子機器では、外部に対して情報を報知する報知部と、前記報知部により外部に対して情報を報知する際の時間を設定する報知時間設定部と、を備え、前記設定部により設定される前記充電時刻は、前記報知時間設定部により設定された報知時間であることが好ましい。
また、前記携帯電子機器では、操作部と、前記操作部による所定の操作により前記電流供給部の機能を実行するか否かを制御する制御部と、を備えることが好ましい。
また、前記携帯電子機器では、前記2次電池が所定の充電率に達するまで急速に充電を行うための第1の電流値と、前記計算部により計算された電流値に基づいて、前記所定の充電率に達した後に緩やかに充電を継続するための前記第1の電流値よりも小さい第2の電流値とが対応付けられているテーブルが格納されているテーブル格納部とを備え、前記電流供給部は、前記計算部により計算された電流値に基づいて、前記テーブル格納部に格納されている前記テーブルを参照して、前記第1の電流値と前記第2の電流値を決定し、前記所定の充電率に達するまで前記決定された前記第1の電流値に応じて前記2次電池を充電し、前記所定の充電率に達した後前記決定された前記第2の電流値に応じて前記2次電池を充電することが好ましい。
また、本発明に係る充電機器は、上記課題を解決するために、所定の最大充電電流値を有する2次電池を充電する充電機器であって、前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を検出する検出部と、前記2次電池を満充電にするのに要する充電時刻を設定する設定部と、前記設定部により設定された前記充電時刻を記憶する記憶部と、前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を前記2次電池に供給するための電流値を計算する計算部と、前記計算部により計算された前記電流値に応じて前記2次電池を充電する電流供給部を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る充電方法は、上記課題を解決するために、所定の最大充電電流値を有する2次電池に対する充電方法であって、前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を検出する検出工程と、前記2次電池を満充電にするのに要する充電時刻を設定する設定工程と、前記設定工程により設定された前記充電時刻を記憶部に記憶する記憶工程と、前記記憶部に記憶されている前記充電時刻に基づいて、前記検出工程によって検出された前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を前記2次電池に供給するための電流値を計算する計算工程と、前記計算工程により計算された前記電流値に応じて前記2次電池を充電する電流供給工程を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る充電システムは、上記課題を解決するために、所定の最大充電電流値を有する2次電池を内蔵する携帯電子機器と、前記携帯電子機器に電流を供給する充電器と、からなる充電システムであって、前記携帯電子機器は、前記2次電池を満充電にするのに要する充電時刻を設定する設定部と、前記設定部により設定された前記充電時刻を記憶する記憶部と、を有し、前記充電器は、前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を検出する検出部と、前記記憶部に記憶されている前記充電時刻に基づいて、前記検出部によって検出された前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を前記2次電池に供給するための電流値を計算する計算部と、前記計算部により計算された前記電流値に応じて前記2次電池を充電する電流供給部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る充電システムは、上記課題を解決するために、所定の最大充電電流値を有する2次電池を内蔵する携帯電子機器と、前記携帯電子機器に電流を供給する充電器と、からなる充電システムであって、前記携帯電子機器は、前記2次電池を満充電にするのに要する充電時刻を設定する設定部と、前記設定部により設定された前記充電時刻を記憶する記憶部と、前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を検出する検出部と、有し、前記充電器は、前記記憶部に記憶されている前記充電時刻に基づいて、前記検出部によって検出された前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を前記2次電池に供給するための電流値を計算する計算部と、前記計算部により計算された前記電流値に応じて前記2次電池を充電する電流供給部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、充電時における2次電池への負担を軽減し、2次電池の電池寿命を延ばすことができる。
本発明に係る携帯電話装置の外観を示す斜視図である。 本発明に係る携帯電話装置に備えられている操作部側筐体部の構成を示す斜視図である。 本発明に係る携帯電話装置の機能を示すブロック図である。 本発明に係る携帯電話装置に備えられているシステムICの機能を示すブロック図である。 電流値を決定する際に参照されるテーブルの内容を模式的に示す図である。 電圧値と必要な電池容量の関係を示す図である。 電流値を一定にして2次電池に充電する場合における充電カーブを模式的に示す図である。 電流容量率に応じて2種類の電流値を使用して2次電池に充電する場合における充電カーブを模式的に示す図である。 充電時間が異なる場合における充電カーブの相違についての説明に供する図である。 本発明に係る携帯電話装置により2次電池に充電を行う方法についての説明に供するフローチャートである。 図10に示すステップS2の工程による設定処理の方法についての説明に供するフローチャートである。 図10に示すステップS4の工程による設定処理の方法についての説明に供するフローチャートである。 リチウムイオン2次電池の電流容量と電池電圧の関係を示す図である。 リチウムイオン2次電池が充電されるときの充電時間と電池電圧の関係を示す図である。 携帯電話装置1が充電器200によって充電されている最中に、携帯電話装置1においてアプリケーションソフトウェアが起動したときの充電の様子を示したフローチャートである。 図15におけるルーチンAの処理の具体的な内容を示したフローチャートである。 ディスプレイ21に表示される充電モードの選択が要求するときの画面表示である。 「通常充電モード」によって2次電池32が充電された場合の、充電量と時間の関係を示したグラフである。 「電池劣化抑制モード」において充電が行われたときの2次電池32の充電量と時間と関係を示したグラフである。 図16のS169において充電電流が「低電流」と設定された場合における、2次電池32の充電量と時間との関係を示したグラフである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る携帯電子機器の一例である携帯電話装置1の外観斜視図を示す。なお、以下では、携帯電話装置について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、PHS(登録商標:Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であっても良い。
携帯電話装置1は、操作部側筐体部2と、表示部側筐体部3と、を備えて構成される。操作部側筐体部2は、表面部10に、操作キー群11と、使用者が通話時に発した音声が入力されるマイク12と、を備えて構成される。操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を動作させるための機能設定操作ボタン13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作ボタン14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作ボタン15と、から構成されている。
また、表示部側筐体部3は、表面部20に、各種情報を表示するためのディスプレイ21と、通話の相手側の音声を出力する音声出力部22と、を備えて構成されている。
また、操作部側筐体部2の上端部と表示部側筐体部3の下端部とは、ヒンジ機構4を介して連結されている。また、携帯電話装置1は、ヒンジ機構4を介して連結された操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを相対的に回転することにより、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが折り畳まれた状態(折畳み状態)にしたりできる。
なお、図1は、いわゆる折り畳み型の携帯電話装置の形態を示しているが、本発明に係る携帯電話装置の形態としては特にこれに限られず、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(ターンタイプ)等であっても良い。
また、図2は、操作部側筐体部2の一部を分解した斜視図を示している。操作部側筐体部2は、図2に示すように、回路基板30と、リアケース部31と、充電可能な電池である2次電池32と、2次電池カバー33と、によって構成されている。
回路基板30は、所定の演算処理を行うCPU等の素子(後述するシステムIC64に相当)が実装されており、表面部10上の操作キー群11が使用者により操作が行われたときに、所定の信号がCPUに供給される。また、回路基板30には、電池端子46が実装されている。
リアケース部31は、ヒンジ機構4を固定するヒンジ機構固定部31Aと、所定の使用周波数帯により通信を行うメインアンテナ70を収納するメインアンテナ収納部31Bと、2次電池32を格納する2次電池格納部31Cと、を備えている。
<携帯電話装置1の機能ブロック>
また、図3は、携帯電話装置1の機能を示す機能ブロック図である。携帯電話装置1は、図3に示すように、メインアンテナ70と、メインアンテナ70に接続されている送受信処理ブロック60と、各種情報を表示するためのディスプレイ21と、通話の相手側の音声を出力する音声出力部22と、商用電源に接続され、充電器200が接続される外部電源接続部61と、外部電源接続部61に接続されるスイッチ部62と、メモリ63と、システムIC64と、2次電池32と、操作キー群11と、を備える。
メインアンテナ70は、所定の使用周波数帯(例えば、800MHz)で外部装置(基地局)と通信を行う。なお、本実施の形態では、所定の使用周波数帯として、800MHzとしたが、これ以外の周波数帯であっても良い。また、メインアンテナ70は、所定の使用周波数帯の他に、他の使用周波数帯(例えば、2GHz)に対応できる、いわゆるデュアルバンド対応型による構成であっても良いし、さらに、3つ以上の使用周波数帯にも対応できる複数バンド対応型により構成されていても良い。
送受信処理ブロック60は、メインアンテナ70によって受信した信号をローノイズアンプにより増幅し、増幅後の信号を復調処理し、処理後の信号をシステムIC64に供給し、また、システムIC64から供給された信号を変調処理し、変調処理後の信号をパワーアンプにより増幅し、増幅後の信号をメインアンテナ70から外部装置(基地局)に送信する。
ディスプレイ21及び音声出力部22は、使用者に対して各種情報を視覚的、聴覚的に報知する報知部としての役割を担っている。
外部電源接続部61は、商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する充電器200が接続される。
スイッチ部62は、例えば、FETにより構成されており、また、外部電源接続部61とシステムIC64の中間に設けられており、システムIC64の制御信号(充電コントロール信号)にしたがって、外部電源接続部61とシステムIC64が電気的に遮断(OFF)状態又は導通(ON)状態に切り替えられる。
メモリ63は、不揮発性記憶媒体であって、データの書き込みに利用される。
システムIC64は、ROM、RAM、ALU(Arithmetic and Logic Unit)、クロック信号生成部、A/Dコンバータ部、複数のI/Oポート等を備えている。
システムIC64は、操作キー群11が接続されており、操作キー群11から供給される操作信号に応じて、所定の動作を行う。具体的には、システムIC64は、充電器200が外部電源接続部61に接続されているか否かを判断し、また、充電コントロール信号によりスイッチ部62のスイッチング動作を制御する。
ここで、システムIC64による2次電池32への充電動作について説明する。図4は、システムIC64の機能ブロック図である。また、2次電池32は、所定の最大充電電流値を有している。システムIC64は、図4に示すように、2次電池32を満充電にするために必要となる容量を検出する検出部101と、2次電池32を満充電にするのに要する充電時刻を設定する設定部102と、設定部102により設定された充電時刻を記憶する記憶部103と、記憶部103に記憶されている充電時刻に基づいて、検出部101によって検出された2次電池32を満充電にするために必要となる容量を2次電池32に供給するための電流値を計算する計算部104と、計算部104により計算された電流値に係る電流を2次電池32に供給する電流供給部105を備える。
ここで、検出部101は、図5に示すような、現在の2次電池32の電圧値と、満充電状態に達するまでに必要とされる電池容量とが対応付けられているテーブルを参照することにより、電流値を決定するような構成であって良い。また、上述した図5は、2次電池32が所定の特性(例えば、図6に示すように、4.2[V]が満充電状態であり、3.3[V]が空状態である特性)を有するものとしている。なお、図5に示すテーブルは一例であってこれに限定されるものでなく、また、2次電池32の特性により適宜変化するものである。
本発明に係るシステムIC64では、充電器200に携帯電話装置1がセットされた時刻から、前記設定部に設定された充電時刻までの充電時間(例えば、5時間)をかけて小電流を流すことにより緩やかに充電を行うので、2次電池32に負担をかけないため、2次電池32の劣化の進行を防ぐことができ、2次電池32の高寿命化を図ることができる。
また、設定部102により充電時間として設定された時間が短すぎる場合には、定格(最大充電電流値)以上の電流が2次電池32へ流されたとき、2次電池32が劣化してしまう。そこで、電流供給部105は、計算部104により計算された電流値が2次電池32の最大充電電流値より大きいときには、当該最大充電電流値に係る電流(定格電流を超えない程度の電流)を2次電池32に供給するように動作する。
このように電流供給部105が動作することにより、本発明は、設定された充電時間が短すぎる場合でも、2次電池32にダメージを与えることがない安全な構成を有している。
また、検出部101は、クーロンカウンターにより構成されても良い。このような構成の場合には、検出部101は、図3に示すように、センス抵抗(Rsense)に流れる電流をモニターすることにより、2次電池32の電流値を正確に検出することができる。また、検出部101をクーロンカウンターにより構成することにより、システムIC64を簡素化することができ、装置全体を小型化することができる。また、電流を直接計測できるため、2次電池32の電圧[V]と電流容量[mAh]との関係を示すテーブルを作成して記憶する必要がなくなる。よって、本発明が提供する構成は、従来に比してメモリ量をより節約させることが可能となる。
また、設定部102により設定される充電時間は、予め定められているデフォルトの時間であっても良いし、又は、ユーザによる操作キー群11(操作部)に対する所定の操作に応じて設定される構成であっても良い。
また、携帯電話装置1は、外部に対して音、光、振動により報知する報知部(ディスプレイ21や音声出力部22等に相当する)と、報知部により外部に対して報知する際の時間を設定する報知時間設定部106と、を備える構成であっても良い。また、このような構成の場合には、報知時間設定部106により設定された報知時間を設定部102により設定される充電時刻にシンクロ(同期)させる。
このように構成することにより、例えば、ユーザが報知時間設定部106により起床時間を設定し、当該起床時間に音声出力部22からアラームを出音させるようにした設定した場合に、ユーザの睡眠中に緩やかに2次電池32に対して充電を行うことができ、ユーザが起床したときには常に2次電池が満充電状態になっている。したがって、ユーザは、2次電池32の充電時刻を設定する手間を省略することができる。
また、システムIC64は、操作キー群11による所定の操作により電流供給部105の機能を実行するか否かを制御する制御部107を備える構成であっても良い。このような構成によれば、本発明に係る2次電池32に負担をかけない充電方法と、従来型の急速充電による充電方法のいずれかを任意に選択することができ、ユーザに対する利便性の向上を図ることができる。
また、システムIC64は、計算部104により計算された電流値に基づいて、2次電池32が所定の充電率に達するまで急速に充電を行うための第1の電流値と、所定の充電率に達した後に緩やかに充電を継続するための第1の電流値よりも小さい第2の電流値とが対応付けられているテーブルが格納されているテーブル格納部108を備える構成であっても良い。
このような構成の場合には、電流供給部105は、計算部104により計算された電流値に基づいて、テーブル格納部108に格納されているテーブルを参照して、第1の電流値と第2の電流値を決定し、所定の充電率(所定の電流容量)に達するまで決定された第1の電流値に係る電流を2次電池32に供給し、所定の充電率(所定の電流容量)に達した後、決定された第2の電流値に係る電流を2次電池32に供給する。
また、このような構成においては、電流値を一定にして充電するような場合(図7を参照)に比べて、2種類の電流値により充電すると(図8を参照)、例えば、設定されている充電時刻に達する前にユーザが充電を強制的に終了したような場合においても、所定の電流容量P(例えば、80%)を担保することができ、ユーザに対する利便性の向上を図ることができる。
なお、本実施例においては、2種類の電流値によって充電するものとして説明したがこれに限られず、3種類以上の電流値によって充電するように構成されても良い。
このようにして、本発明では、ユーザの設定又はデフォルトの設定にしたがって2次電池32の容量を満充電にするための充電終了時刻を決定し、当該充電終了時刻に充電が完了するように2次電池32に充電する電流値を計算し、できるだけ小さな電流値になるように調整するので、充電による2次電池32への劣化を回避し、2次電池32の高寿命化を図ることができる。
ここで、充電時間が異なる場合における充電カーブの相違について図9(A)、(B)を用いて説明する。なお、図9においては、縦軸を2次電池32の電池電圧[V]としているが、これは、システムIC64において2次電池32の充電状態を電圧[V]により測定することを前提にしているからである。したがって、システムIC64において2次電池32の充電状態を容量[mAh]により測定することを否定するものではない。
例えば、充電時間を8時間とした場合には、システムIC64は、図9(A)に示すように、充電器200への接続開始から8時間後に2次電池32が満充電状態になるように充電制御を行う。
また、例えば、充電時間を5時間とした場合には、システムIC64は、図9(B)に示すように、充電器200への接続開始から5時間後に2次電池32が満充電状態になるように充電制御を行う。
したがって、充電時間を5時間とした場合よりも、8時間とした場合の方が2次電池32に流れる電流が小さいので、充電による2次電池32への負担は軽減される。なお、充電時間を5時間とした場合においても、充電制御をしない場合の急速充電に比べれば、流される電流は小さく、充電による2次電池32への負担は軽減されている。なお、図9(A)、(B)における満充電閾値電圧Aは、4.2[V]であり、補充電閾値電圧Bは、3.9[V]であり、システムIC64は、満充電閾値電圧Aに達したときに充電を停止し、補充電閾値電圧Bまで低下したときに充電を再開するように充電を制御する。
<本発明に係る充電方法>
つぎに、本発明に係る携帯電話装置1により2次電池32に充電を行う方法について、図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS1において、システムIC64は、操作キー群11がユーザにより所定の操作が行われ、低電流による充電動作を実行するか否かを判断する。低電流による充電動作を実行すると判断した場合には、ステップS2に進み、低電流による充電動作を実行しないと判断した場合には、ステップS6に進む。
ステップS2において、システムIC64は、設定部102により充電完了時刻の設定処理を行う。なお、ステップS2の工程による設定処理の詳細は、後述する。
ステップS3において、システムIC64は、携帯電話装置1が充電器200に接続されたか否かを判断する。充電器200に接続されたと判断した場合には、ステップS4に進み、充電器200に接続されていないと判断した場合には、一連の処理を終了する。
ステップS4において、システムIC64は、検出部101及び計算部104により2次電池32に流される電流値を決定する処理を行う。なお、ステップS4の工程による決定処理の詳細は、後述する。
ステップS5において、システムIC64は、ステップS4(ステップS45又はステップS46)により決定された電流値に係る電流により2次電池32に対して充電を行う。
また、ステップS6において、システムIC64は、携帯電話装置1が充電器200に接続されたか否かを判断する。充電器200に接続されたと判断した場合には、ステップS7に進み、充電器200に接続されていないと判断した場合には、一連の処理を終了する。
ステップS7において、システムIC64は、所定の電流値に係る電流により2次電池32に対して通常の充電を行う。
<ステップS2の工程による設定処理の方法について>
つぎに、図11に示すフローチャートを参照しながら、ステップS2の工程による設定処理の方法について説明する。
ステップS21において、システムIC64は、ユーザが操作キー群11の操作によってマニュアルにより任意の充電完了時刻を入力するか否かを判断する。マニュアルにより任意の充電完了時刻を入力すると判断した場合には、ステップS22に進み、マニュアルにより任意の充電完了時刻を入力しないと判断した場合には、ステップS23に進む。
ステップS22において、システムIC64は、ユーザに対して操作キー群11により任意の充電完了時刻を入力するように要求する。ユーザは、操作キー群11を操作することにより充電完了時刻を入力する。また、充電完了時刻が入力された場合には、ステップS27に進む。
ステップS23において、システムIC64は、ユーザが過去の設定履歴を選択することにより充電完了時刻を入力するか否かを判断する。過去の設定履歴を選択することにより充電完了時刻を入力すると判断した場合には、ステップS24に進み、過去の設定履歴から充電完了時刻が入力されないと判断した場合には、ステップS25に進む。
ステップS24において、システムIC64は、ユーザに対して操作キー群11により過去の設定履歴の中から一の履歴を選択するように要求する。ユーザは、操作キー群11を操作することにより充電完了時刻を選択する。また、充電完了時刻が選択された場合には、ステップS27に進む。
ステップS25において、システムIC64は、報知時間設定部106により設定されている報知時間を選択するか否かを判断する。報知時間を選択する場合には、ステップS27に進み、報知時間を選択しない場合には、ステップS21に戻る。
ステップS26において、システムIC64は、報知時間設定部106により設定されている報知時間を選択する。
ステップS27において、システムIC64は、ステップS22の工程により入力された時間、又はステップS24の工程により選択された時間、又はステップS26の工程により選択された時間を充電完了時刻に決定する。
<ステップS4の工程による設定処理の方法について>
つぎに、図12に示すフローチャートを参照しながら、ステップS4の工程による設定処理の方法について説明する。
ステップS41において、システムIC64は、ステップS2(ステップS27)により決定された充電完了時刻T1(設定部に設定される充電時刻)と現在時刻T2との差分から充電時間T3を算出する(T3=T1−T2)。
ステップS42において、システムIC64は、検出部101により2次電池32を満充電にするために必要となる容量Xを決定する。ここで、検出部101は、例えば、図5に示すようなテーブルを参照して、現在の2次電池32の電圧値に基づいて、満充電状態に達するまでに必要とされる電池容量Xを決定する。
ステップS43において、システムIC64は、計算部104により充電電流Iを計算する。計算部104は、ステップS42の工程により決定された電池容量Xを、ステップS41の工程により算出された充電時間T3で除することにより充電電流Iを計算する(I=X/T3)。
ステップS44において、システムIC64は、安全のために、ステップS43の工程により計算された充電電流Iが安全に充電できる電流の最大値Imax(定格)よりも小さいか否かを判断する(I<Imax)。充電電流Iが最大値Imax(定格)よりも小さいと判断した場合には、ステップS45に進み、充電電流Iが最大値Imax(定格)よりも大きいと判断した場合には、ステップS46に進む。
ステップS45において、システムIC64は、ステップS43の工程により計算された充電電流Iにより2次電池32に対して充電を行うことを決定する。
ステップS46において、システムIC64は、安全に充電できる電流の最大値Imax(定格)により2次電池32に対して充電を行うことを決定する。
このようにして、本発明に係る携帯電話装置1では、ユーザが任意に充電時間を設定し、当該充電時間に基づいて、充電時に2次電池32に流す電流値を決定し、低電流により充電を行うので、2次電池32に負担をかけないため、2次電池32の劣化の進行を防ぐことができ、2次電池32の高寿命化を図ることができる。
<充電中にアプリが起動された場合>
図15は、携帯電話装置1が充電器200によって充電されている最中に、携帯電話装置1においてアプリケーションソフトウェアが起動したときの充電の様子を示したフローチャートである。(以下、アプリケーションソフトウェアのことを単にアプリと称す。)
S151からS155までは、前述した実施例と同じであるので説明を省略する。S155において、携帯電話装置1の充電器200による充電が開始されると、システムIC64は携帯電話装置1において新たにアプリが起動されたかどうかの定期的な監視を開始する(S156)。もし、アプリの使用を検出しなければ、システムIC64は、引き続き監視を行う(S156/No)。もし、アプリの使用を検出すれば、システムIC64はルーチンAの処理を開始する(S156/Yes)。ルーチンAにおける具体的な処理については後に詳述する。そして、ルーチンAによって再計算された新しい充電電流値によって、電流供給部105は、2次電池32からの電流を例えば操作キー群11、ディスプレイ21又は音声出力部22などの携帯電話装置1が有する各デバイスへの電流の供給を開始する(S158)。S158において充電電流値を設定及び供給開始をしてから一定時間が経過すると(S159)、システムIC64はアプリの使用状態が変更したか否かを再確認する(S156)。このようにS156からS159のステップを一定時間ごとに繰り返すことによって、アプリの変更に伴う消費される電流の電流値の変更をシステムIC64は監視し続ける。
図16は、図15におけるルーチンAの処理の具体的な内容を示したフローチャートである。システムIC64はアプリの使用を検知すると、ディスプレイ21に充電モードの選択を要求する画面を表示する(S161)。このときのディスプレイ21の様子を示したものが図17(a)及び図17(b)である。
S161において、システムIC64は、図17(a)に示したような表示をディスプレイ21に行う。このようにして、システムIC64はディスプレイ21に「通常充電モード」か「低電流充電モード」かのいずれかのモードにて充電を行うかをユーザに問い合わせる。そしてディスプレイ21への表示を行うと同時に、システムIC64は、例えば操作キー群11からの入力に基づいて、ユーザが「通常充電モード」か「低電流充電モード」かのいずれかを選択したかを検出する(S162)。
図17(a)に示したような画面をディスプレイ21へ表示している場合においてユーザによって更に「低電流充電モード」が選択されたとき、システムIC64は、ディスプレイ21へ更に図17(b)に示したような表示を行わせる(S162)。そして、この図17(b)に示す表示をディスプレイ21に行わせると同時に、システムIC64は、操作キー群11を介して「電池容量優先モード」か「電池劣化抑制モード」のいずれかの選択をユーザより受付ける。「電池容量優先モード」と「電池劣化抑制モード」との両モードについては後に詳述する。
<通常充電モード>
S162において、操作キー群11がユーザより「通常充電モード」の選択を受付けたと認識すると、システムIC64は、2次電池32に最大充電電流値の電流値でもって電流の供給を開始する(S164)。
図18は、「通常充電モード」によって2次電池32が充電された場合の、充電量と時間の関係を示したグラフである。図中の点aにおいて示したタイミングにおいて、充電中の携帯電話装置1は、所定のアプリを起動した為、時間当たりの充電量(グラフの傾き)が、点aの後のほうが点aの前よりも小さくなっている。
そして一定時間後、システムIC64がアプリの使用を検出したとき(点b)、システムIC64は充電電流値の再計算を行う。システムIC64は、S162においてユーザによって「通常充電モード」が選択された場合においては、充電が最も短時間で終わるように、2次電池32へ最大充電電流値の電流値による充電(通常充電モード)を行う(S164)。
また、ユーザによってS162において、「低電流充電モード」と「電池容量優先モード」とが選ばれた場合おいて、充電電流値を再計算した結果、低電流では当初のタイマー設定時間までに充電が完了しないとシステムIC64が判断したときも(S165/Yes)、システムIC64は2次電池32へ最大充電電流値の電流値による充電(通常充電モード)を行う(S164)。
具体的には、アプリ(電流消費部)によって電流が消費される場合において、システムIC64はアプリによって電流が消費される前に低電流充電モードにて2次電池32に供給していた電流の電流値に、アプリによって消費される電流の電流値を加えた電流値を計算する。この電流値によって2次電池32に充電される電流の電流値は、アプリによって消費される電流の電流値が差し引かれることにより、アプリによって電流が消費される前に2次電池32に供給されていた“低電流充電モードにおける”電流の電流値と等しい量となる。
なお、「低電流充電モード」がユーザによって予め選択されていたにもかかわらず、このように通常充電モードによって充電を2次電池32へ行う場合には、システムIC64はその旨をディスプレイ21へ表示してユーザへ通常充電モードによって充電していることを伝えるようにしてもよい(S168)。
このようにしてユーザが「通常充電モード」再び選択できるようにすることによって、システムIC64はユーザにより多くの選択肢を与えることが可能となる為、システムIC64はユーザの利便性を向上させることが可能となる。
<低電流充電 電池劣化抑制モード>
また、図16のS162においてユーザによって「電池劣化抑制モード」が選択されたとシステムIC64が判断したとき(S166/電池劣化抑制モード)、システムIC64は2次電池32へ充電する電流の電流値を最低電流の電流値へと設定する(S167)。この最低電流について図19を用いて説明する。図19は、「電池劣化抑制モード」において充電が行われたときの2次電池32の充電量と時間と関係を示したグラフである。点aにおいてシステムIC64が充電電流を再計算した際、最大充電電流値よりも小さい電流値にて充電が可能であったならば、システムIC64は、アプリによって電流が消費される前の電流値、つまり低電流充電モードにおける電流値にて2次電池32に電流が蓄えられるように電流供給部105を調整する。このようにするとによって、システムIC64は、2次電池32へゆっくりと充電を行うことが可能となる為、2次電池32を出来る限りいためることなく充電することが可能となる。
<低電流充電 電池容量優先モード>
また、図16のS162においてユーザから「電池容量優先モード」にて充電を行うように指示を受けた場合は、システムIC64はS165において再計算した充電電流値が上限の電流値である最大充電電流値を超えるか否かを判断し、充電電流値が最大充電電流値を超えないと判断された場合に(S165/No)、電流値が「低電流」に設定されて充電が開始される。
図20は、図16のS169において充電電流が「低電流」と設定された場合における、2次電池32の充電量と時間との関係を示したグラフである。点aにおいて、システムIC64が充電電流を再計算した場合において、設定可能な電流の上限値(最大充電電流値)よりも小さい電流値によって当初のタイマー時間内に満充電が可能であると分かった際には、システムIC64はタイマー設定時間で丁度満充電となるような電流値を再び設定し、その電流値によって充電を開始する。
このようにして、システムIC64は最大充電電流値よりも小さい電流値によってタイマー設定時間までに2次電池32を満充電にすることが可能となる。従って、システムIC64は、2次電池32をいためることなく、ユーザが所望するときまでに2次電池32を満充電することが可能となる。
以上の構成により、たとえ充電中にアプリが起動して携帯電話装置1において電流が消費されたとしても、携帯電話装置1は、当該消費分をも加味した充電を好適に行うことが可能となる。
また、本発明によれば、アラームの設定時刻に充電時刻をシンクロさせるので、ユーザの睡眠時間を利用して緩やかに2次電池32に対して充電を行うことができ、ユーザによる2次電池32の充電時間の設定作業を省略させることができ、ユーザに対する利便性の向上を図ることができる。
また、本実施例においては、2次電池32に対して低電流を流すことにより充電に係る負担を軽減する処理を携帯電話装置1により実行するものとして説明したが、これに限られず、例えば、図4に示すシステムIC64の機能を充電器200が備える構成であっても良い。
1 携帯電話装置
11 操作キー群
21 ディスプレイ
22 音声出力部
32 2次電池
64 システムIC
101 検出部
102 設定部
103 記憶部
104 計算部
105 電流供給部
106 報知時間設定部
107 制御部
108 テーブル格納部
200 充電器

Claims (15)

  1. 所定の最大充電電流値を有する2次電池を内蔵する携帯電子機器であって、
    前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を検出する検出部と、
    前記2次電池を満充電にするのに要する充電時刻を設定する設定部と、
    前記設定部により設定された前記充電時刻を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている前記充電時刻に基づいて、前記検出部によって検出された前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を前記2次電池に充電するための電流値を計算する計算部と、
    前記計算部により計算された前記電流値に応じて前記2次電池を充電する電流供給部を備えることを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記電流供給部は、前記計算部により計算された前記電流値が前記2次電池の最大充電電流値より大きいときには、当該最大充電電流値に応じて前記2次電池を充電することを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記検出部は、クーロンカウンターにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  4. 操作部を備え、
    前記設定部により設定される前記充電時刻は、前記操作部による所定の操作に応じて設定されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の携帯電子機器。
  5. 外部に対して情報を報知する報知部と、
    前記報知部により外部に対して情報を報知する際の時間を設定する報知時間設定部と、を備え、
    前記設定部により設定される前記充電時刻は、前記報知時間設定部により設定された報知時間であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の携帯電子機器。
  6. 操作部と、
    前記操作部による所定の操作により前記電流供給部の機能を実行するか否かを制御する制御部と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の携帯電子機器。
  7. 前記2次電池が所定の充電率に達するまで急速に充電を行うための第1の電流値と、前記計算部により計算された電流値に基づいて、前記所定の充電率に達した後に緩やかに充電を継続するための前記第1の電流値よりも小さい第2の電流値とが対応付けられているテーブルが格納されているテーブル格納部とを備え、
    前記電流供給部は、前記計算部により計算された電流値に基づいて、前記テーブル格納部に格納されている前記テーブルを参照して、前記第1の電流値と前記第2の電流値を決定し、前記所定の充電率に達するまで前記決定された前記第1の電流値に応じて前記2次電池を充電し、前記所定の充電率に達した後前記決定された前記第2の電流値に応じて前記2次電池を充電することを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  8. 電流消費部を更に備え、
    前記電流供給部が前記2次電池へ充電中に前記電流消費部が電流を消費した場合、前記計算部は、前記2次電池へ充電する電流値を再計算し、
    前記電流供給部は、前記計算部が再計算した電流値に基づいて前記2次電池を充電する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の携帯電子機器。
  9. 前記計算部は、前記電流消費部によって電流が消費される前に前記電流供給部が前記2次電池を充電していた電流値と、前記電流消費部が消費する電流値と、に基づいて前記2次電池へ充電する電流値の再計算を行う
    ことを特徴とする8に記載の携帯電子機器。
  10. 前記計算部は、前記充電時刻までの残り時間と、前記2次電池を充電していた電流の電流値と、に基づいて予想充電量を計算し、
    前記電流供給部は、当該予想充電量と計算時における電池残量との和が満充電の充電量に満たない場合、前記最大充電電流値にて前記2次電池を充電する
    ことを特徴とする請求項9に記載の携帯電子機器。
  11. 当該予想充電量と計算時における電池残量との和が満充電の充電量に満たない場合、充電が完了しない旨の表示を行う表示部を更に備える
    ことを特徴とする10に記載の携帯電子機器。
  12. 所定の最大充電電流値を有する2次電池を充電する充電機器であって、
    前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を検出する検出部と、
    前記2次電池を満充電にするのに要する充電時刻を設定する設定部と、
    前記設定部により設定された前記充電時刻を記憶する記憶部と、
    前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を前記2次電池に供給するための電流値を計算する計算部と、
    前記計算部により計算された前記電流値に応じて前記2次電池を充電する電流供給部を備えることを特徴とする充電機器。
  13. 所定の最大充電電流値を有する2次電池に対する充電方法であって、
    前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を検出する検出工程と、
    前記2次電池を満充電にするのに要する充電時刻を設定する設定工程と、
    前記設定工程により設定された前記充電時刻を記憶部に記憶する記憶工程と、
    前記記憶部に記憶されている前記充電時刻に基づいて、前記検出工程によって検出された前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を前記2次電池に供給するための電流値を計算する計算工程と、
    前記計算工程により計算された前記電流値に応じて前記2次電池を充電する電流供給工程を備えることを特徴とする充電方法。
  14. 所定の最大充電電流値を有する2次電池を内蔵する携帯電子機器と、前記携帯電子機器に充電を行う充電器と、からなる充電システムであって、
    前記携帯電子機器は、
    前記2次電池を満充電にするのに要する充電時刻を設定する設定部と、
    前記設定部により設定された前記充電時刻を記憶する記憶部と、を有し、
    前記充電器は、
    前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を検出する検出部と、
    前記記憶部に記憶されている前記充電時刻に基づいて、前記検出部によって検出された前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を前記2次電池に供給するための電流値を計算する計算部と、
    前記計算部により計算された前記電流値に応じて前記2次電池を充電する電流供給部と、を備えることを特徴とする充電システム。
  15. 所定の最大充電電流値を有する2次電池を内蔵する携帯電子機器と、前記携帯電子機器に電流を供給する充電器と、からなる充電システムであって、
    前記携帯電子機器は、
    前記2次電池を満充電にするのに要する充電時刻を設定する設定部と、
    前記設定部により設定された前記充電時刻を記憶する記憶部と、
    前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を検出する検出部と、
    を有し、
    前記充電器は、
    前記記憶部に記憶されている前記充電時刻に基づいて、前記検出部によって検出された前記2次電池を満充電にするために必要となる容量を前記2次電池に供給するための電流値を計算する計算部と、
    前記計算部により計算された前記電流値に応じて前記2次電池を充電する電流供給部と、を備えることを特徴とする充電システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011087438A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Nec Corp 充電装置、携帯端末、充電方法、及び、プログラム
JP2015142460A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 京セラ株式会社 電力制御装置、電力制御システム、および電力制御方法

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