JP2006311793A - 携帯通信端末及び充電制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造コストを増大させることなく、内蔵電池としてのリチウムイオン電池の性能劣化を抑制させた携帯通信端末を提供する。
【解決手段】 直流電圧を供給する着脱可能な電源装置20との電気的接続を検出する接続検出部1と、電池電圧及び充電電流を検出する電池電圧及び充電電流検出部3と、電源装置20との接続が検出されると、リチウムイオン電池14に対する充電開始を指示する充電開始指示部4と、充電開始の指示に基づいて充電を開始させ、充電開始後、電池電圧が切り替え電圧に達すると定電流充電から定電圧充電に切り替え、切り替え後の定電圧充電時には充電電流に基づいて充電を終了させる充電制御部5とを備え、充電開始指示部4が、切り替え電圧よりも低く、放電時のカットオフ電圧よりも高い所定の閾値と電池電圧を比較し、電池電圧が上記閾値よりも高ければ充電の開始を指示しないように構成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯通信端末及び充電制御方法に係り、さらに詳しくは、充電可能なリチウムイオン電池を内蔵する携帯電話機などの携帯通信端末の改良に関する。
近年、携帯電話機などの携帯端末に用いられる内蔵電池として、リチウムイオン電池が普及している。このリチウムイオン電池は、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池などのニッケル系電池に比べて、作動電圧が高く、また、エネルギー密度が高いという特徴を備えた充電可能な2次電池である。携帯端末に内蔵されたリチウムイオン電池を充電する際には、携帯端末を電源装置に装着し、携帯端末と電源装置を接続させる。リチウムイオン電池の充電には、定電流及び定電圧を生成する定電流定電圧回路が用いられ、電池電圧に基づいて定電流充電から定電圧充電に切り替え、切り替え後の定電圧充電時には充電電流に基づいて充電を終了させる充電制御が行われる。通常、携帯端末を電源装置に装着すると、内蔵電池の充電が自動的に開始される。
携帯電話機などの携帯端末では、通話時以外は電源装置に装着され、通話の際にだけ電源装置から取り外されるという使い方をされる場合が多い。この様な場合には、放電量が少ないにもかかわらず再充電されるケースが生じ、内蔵電池は常に満充電状態に置かれることになる。一般に、リチウムイオン電池は、満充電状態が長く続くと容量が低下し、電池性能が劣化する。このため、上述した携帯端末では、内蔵電池の寿命が短くなってしまうという問題があった。
そこで、目標電圧を満充電時の電圧よりも下げて充電を行うことにより、内蔵電池が満充電状態となるのを抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1に記載の充電装置では、充電量を多くすることで動作期間を長くするときには、満充電時の電圧を目標電圧として充電を行う一方、充電量を少なくすることで電池性能の劣化を抑制するときには、目標電圧を下げて充電を行う制御が行われる。
特開平11−4549号公報 特開平10−210677号公報 特開2002−78222号公報
上述した様な従来の充電制御方法では、目標電圧の異なる2つの定電流定電圧回路が必要となることから、構成が複雑化し、製造コストが増大するという問題があった。特に、携帯電話機などの携帯可能な通信端末にあっては、小型化及び軽量化が要求されることから、その様な通信端末における充電制御に適用するのは容易ではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、製造コストを増大させることなく、内蔵電池としてのリチウムイオン電池の性能劣化を抑制させた携帯通信端末及び充電制御方法を提供することを目的としている。特に、リチウムイオン電池が常に満充電状態となるのを抑制させた充電制御方法を提供することを目的とする。
本発明による携帯通信端末は、充電可能なリチウムイオン電池を内蔵する携帯通信端末であり、直流電圧を供給する着脱可能な電源装置との電気的接続を検出する接続検出手段と、電池電圧及び充電電流を検出する電池電圧及び充電電流検出手段と、電源装置との接続が検出されると、上記リチウムイオン電池に対する充電開始を指示する充電開始指示手段と、充電開始の指示に基づいて充電を開始させ、充電開始後、上記電池電圧が切り替え電圧に達すると定電流充電から定電圧充電に切り替え、切り替え後の定電圧充電時には充電電流に基づいて充電を終了させる充電制御手段とを備え、上記充電開始指示手段が、上記切り替え電圧よりも低く、放電時のカットオフ電圧よりも高い所定の閾値と上記電池電圧を比較し、電池電圧が上記閾値よりも高ければ充電の開始を指示しないように構成される。
この携帯通信端末では、携帯通信端末を電源装置に装着させた際、電源装置に対する電気的接続が検出され、電源装置との接続が検出されると、内蔵電池としてのリチウムイオン電池に対する充電開始が指示される。その際、充電の切り替え電圧よりも低く、放電時のカットオフ電圧よりも高い所定の閾値と電池電圧が比較され、電池電圧が閾値よりも高ければ充電の開始は指示されない。この様な構成により、放電量が少ないにもかかわらず再充電されるのを防ぐことができるので、内蔵電池としてのリチウムイオン電池が常に満充電状態となるのを抑制することができる。
本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、携帯通信端末が電源装置と接続されているにもかかわらず、充電が開始されなかった場合に、画面表示又は音声出力によって報知する報知手段を備えて構成される。この様な構成によれば、携帯通信端末を電源装置に装着させた際に、電池電圧が上記閾値よりも高いために充電が開始されなくても、ユーザは、画面表示又は音声出力によってそのことを察知することができる。
本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、上記充電開始指示手段が、携帯通信端末が電源装置と装着されているにもかかわらず、充電開始を指示しなかった場合であっても、ユーザによる操作入力に基づいて充電開始を指示するように構成される。この様な構成によれば、携帯通信端末を電源装置に装着させた際に、電池電圧が上記閾値よりも高いために充電が開始されなくても、ユーザは、必要に応じて充電を開始させることができる。
本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、上記電源装置との接続前のユーザ操作に基づいてオン状態及びオフ状態が切り替えられる充電指示フラグを備えて構成される。上記充電開始指示手段は、上記電源装置との接続が検出された際に上記充電指示フラグがオン状態であれば充電開始を指示し、上記充電指示フラグがオフ状態であれば、上記電池電圧及び上記閾値の比較結果に基づいて充電開始の指示を行う。この様な構成によれば、充電指示フラグを予めオン状態に切り替えておくことにより、電源装置との接続が検出された際に、電池電圧及び閾値の比較結果に関係なく強制的に充電開始を指示させることができる。
本発明による充電制御方法は、携帯通信端末に内蔵されたリチウムイオン電池に対する充電制御方法であり、直流電圧を供給する着脱可能な電源装置との電気的接続を検出する接続検出ステップと、電池電圧及び充電電流を検出する電池電圧及び充電電流検出ステップと、上記接続検出ステップにおいて電源装置との接続が検出されると、上記リチウムイオン電池に対する充電の開始を指示する充電開始指示ステップと、充電開始後、上記電池電圧が切り替え電圧に達すると定電流充電から定電圧充電に切り替え、切り替え後の定電圧充電時には充電電流に基づいて充電を終了させる充電制御ステップとからなり、上記充電開始指示ステップが、上記切り替え電圧よりも低く、放電時のカットオフ電圧よりも高い所定の閾値と上記電池電圧を比較し、電池電圧が上記閾値よりも高ければ充電の開始を指示しないステップであるように構成される。
本発明による携帯通信端末及び充電制御方法によれば、放電量が少ないにもかかわらず再充電されるのを防ぐことができるので、内蔵電池としてのリチウムイオン電池が常に満充電状態となるのを抑制することができる。特に、充電時の目標電圧を異ならせる必要がないので、製造コストを増大させることなく、簡素な構成でありながら、リチウムイオン電池の性能劣化を抑制することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による携帯通信端末及び電源装置の一例を示した斜視図である。この図中には、充電の際に携帯通信端末10を電源装置20のホルダー部21に装着させた状態と、着信時に携帯通信端末10をホルダー部21から取り外した状態が示されている。
この携帯通信端末10は、リチウムイオン電池を内蔵する携帯可能な小型の電子機器であり、通話時やキー操作時などの必要なとき以外には電源装置20のホルダー部21に装着させた状態に置かれる。この様な携帯通信端末10としては、例えば、携帯電話機やPHS(Personal Handy phone System)、コードレスホンなどが想定される。
電源装置20は、DC(Direct Current:直流)電圧の出力が可能な電力供給手段であり、ここでは、ホルダー部21及びACアダプター22からなる。ACアダプター22は、家庭用交流電源から供給される交流を直流に変換するための変換回路である。ホルダー部21は、充電の際に携帯通信端末10を収容する端末保持手段である。このホルダー部21には、端末装着時に携帯通信端末10側の端子11に接触する接触端子(図示せず)が設けられており、この接触端子を介してACアダプター22による直流電圧が携帯通信端末10へ供給される。
つまり、携帯通信端末10をホルダー部21に装着すれば、ホルダー部21側の接触端子及び端子11が接触してACアダプター22からの直流電圧が携帯通信端末10に供給され、携帯通信端末10の内蔵電池に対する充電が自動的に開始される。ここでは、着信時に着信表示を行う表示画面12が携帯通信端末10に設けられ、充電時には充電中である旨表示されるものとする。一方、通話の際や携帯通信端末10に設けられている操作キー13の操作の際には、携帯通信端末10がホルダー部21から取り外される。
図2は、図1の携帯通信端末10の要部における構成例を示したブロック図である。この携帯通信端末10は、端子11、表示部12a、操作入力部13a、リチウムイオン電池14、充電ユニット15及び音声出力部16からなる。表示部12aは、メッセージを画面上に表示する動作を行い、操作入力部13aは、操作キーの操作に基づく入力処理を行っている。音声出力部16は、着信音を生成するスピーカーや受話音を再生するレシーバーからなる。
リチウムイオン電池(lithium ion battery)14は、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池などのニッケル系電池に比べて、作動電圧が高く、また、エネルギー密度が高いという特徴を備えた充電可能な2次電池である。具体的には、正極にコバルト酸リチウム、負極に炭素、電解質としてリチウムイオンを含む有機溶液が用いられる。このリチウムイオン電池14は、携帯通信端末10に対して交換可能な内蔵電池となっている。
充電ユニット15は、リチウムイオン電池14の充電に関する動作を行っており、接続検出部1、定電流定電圧回路2、電池電圧及び充電電流検出部3、充電開始指示部4、充電制御部5及び報知制御部6により構成される。
接続検出部1は、電源装置20に対する電気的接続を検出するセンサーであり、例えば、端子11を介して電源装置20から供給される直流電圧の電圧レベルを検出するための電圧センサーからなる。この電圧センサーによって検出された直流電圧の電圧レベルに基づいて、電源装置20に対する携帯通信端末10の装着を判別することができる。例えば、所定の閾値を超える直流電圧が検出されれば、携帯通信端末10が電源装置20に装着されたとみなされる。
定電流定電圧回路2は、電源装置20から供給される直流電力に基づいてリチウムイオン電池14を充電するための定電流及び定電圧を生成する生成手段である。
電池電圧及び充電電流検出部3は、リチウムイオン電池14の端子電圧(以下、電池電圧という)を検出するための電圧センサーと、定電流定電圧回路2からリチウムイオン電池14へ供給される電流(以下、充電電流という)を検出するための電流センサーからなる。
充電制御部5は、各センサーからの検出信号に基づいて定電流定電圧回路2の制御を行っている。具体的には、充電開始指示部4からの指示に基づいて充電を開始させる。また、充電開始後、電池電圧が切り替え電圧に達すると、定電流充電から定電圧充電に切り替え、切り替え後の定電圧充電時には充電電流に基づいて充電を終了させる制御が行われる。
通常、充電完了時の端子電圧は、コークス系の炭素電極を負極に用いるリチウムイオン電池では、4.2v、グラファイト系の炭素電極を負極に用いるリチウムイオン電池では、4.1vである。この様な充電終了時の端子電圧が充電の切り替え電圧として予め定められ、充電開始後に電池電圧が切り替え電圧に達すると、定電流充電から定電圧充電に切り替えられる。リチウムイオン電池14に対する定電圧充電は、充電電流の電流レベルが所定の閾値に達すると満充電とみなされ、終了される。
充電開始指示部4は、電源装置20に対する接続の検出結果に基づいて、充電の開始を指示する動作を行っている。すなわち、携帯通信端末10を電源装置20に装着させた際、電源装置20に対する接続が検出されると、リチウムイオン電池14に対する充電を開始させる指示が出力される。具体的には、電源装置20の出力電圧が5.0vである場合、これよりも低い所定の閾値を超える直流電圧が検出されると、充電開始の指示が出力される。
その際、充電の切り替え電圧よりは低く、放電時のカットオフ電圧よりは高い所定の閾値(Vとする)と電池電圧が比較され、電池電圧がこの閾値Vよりも高ければ充電開始の指示が出力されない。つまり、携帯通信端末10が電源装置20に装着された際、電池電圧が閾値V以下である場合にのみ充電が開始される。これにより、放電量が少ないにもかかわらず再充電されるのを防ぐことができるので、内蔵電池としてのリチウムイオン電池14が常に満充電状態となるのを抑制することができる。
なお、放電時のカットオフ電圧は、リチウムイオン電池14の放電が許容される端子電圧の下限値であり、電池性能を劣化させる過放電を防ぐために予め定められる。具体的には、2.5v程度の電圧値がカットオフ電圧として定められる。
報知制御部6は、充電制御部5からの制御信号に基づいて、携帯通信端末10が電源装置20と接続されているにもかかわらず、充電が開始されなかった場合に、画面表示又は音声出力によって報知する制御を行っている。
具体的には、満充電に近いために充電を行わない旨、表示部12aの表示画面に表示させ、或いは、音声出力部16に音声出力させる。ここでは、「電池残量は十分です」というメッセージが画面上に文字で表示されるとともに、スピーカーから音声が発せられるものとする。これにより、携帯通信端末10を電源装置20に装着させた際に、電池電圧が閾値Vよりも高いために充電が開始されなくても、ユーザは、画面表示又は音声出力によってそのことを察知することができる。
ここで、充電開始指示部4は、携帯通信端末10が電源装置20と接続されているにもかかわらず、充電が開始されなかった場合であっても、ユーザによる操作入力に基づいて充電開始を指示する動作を行う。
具体的には、所定の操作キーによる操作入力によって充電開始が指示される。これにより、携帯通信端末10を電源装置20に装着させた際に、電池電圧が閾値Vよりも高いために充電が開始されなくても、ユーザは、必要に応じて充電を開始させることができる。例えば、外出時のように、携帯通信端末10を長時間にわたって連続的に使用し、この間充電できない場合には、内蔵電池を満充電させるのが望ましい。この様な場合に、電池電圧が閾値Vより高くても、強制的に充電を開始させることができる。
図3は、図2のリチウムイオン電池14における放電特性の一例を示した図であり、カットオフ電圧(2.5v)における放電量を100%として放電量ごとの電池電圧の様子が示されている。4.2vで満充電されたリチウムイオン電池の電池電圧は、0%から90%までの区間に関しては、放電量の増加に伴って緩やかに減少しているが、放電量が90%を超える辺りから急激に減少している。
この様な放電特性を有するリチウムイオン電池にあっては、十分な放電容量を確保させるという観点から、充電開始の閾値Vを放電量が0%から90%までの区間内となる電圧値に定められる。例えば、放電量がa%となる電池電圧がVaであるとして、a=90となる電圧値Va=3.7vを閾値Vとすることが考えられる。或いは、a=50となる電圧値Va=3.8vや、a=20となる電圧値Va=4.0vを閾値Vとすることが考えられる。
図4のステップS101〜S108は、図1の携帯通信端末10における充電動作の一例を示したフローチャートである。まず、充電開始指示部4は、接続検出部1からの検出信号に基づいて電源装置20のホルダー部21に携帯通信端末10が装着されたか否かを判別する(ステップS101)。
このとき、携帯通信端末10がホルダー部21に装着されたと判別すれば、電池電圧に基づいて充電を開始させるか否かを判別する(ステップS102,S103)。その際、電池電圧が閾値V以下であれば、充電開始が指示され、定電流定電圧充電が行われる(ステップS104)。そして、満充電が検出されれば、充電完了となりこの処理は終了する(ステップS105,S106)。
一方、電池電圧が閾値Vよりも高ければ、充電開始の指示は出力されず、充電を行わない旨が画面表示及び音声出力によって報知される(ステップS107)。この場合、ユーザの操作入力に基づく強制充電の指示があれば、充電が開始され、指示がなければ、処理は終了する(ステップS108)。
本実施の形態によれば、放電量が少ないにもかかわらず再充電されるのを防ぐことができるので、携帯通信端末10に内蔵されたリチウムイオン電池14が常に満充電状態となるのを抑制することができる。特に、充電時の目標電圧を異ならせる必要がないので、製造コストを増大させることなく、簡素な構成でありながら、リチウムイオン電池14の性能劣化を抑制することができる。
なお、実施の形態1では、電源装置20との接続が検出された際に電池電圧が閾値Vよりも高くても、報知後のユーザ操作に基づく強制充電の指示があれば、充電開始が指示される場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、電源装置20との接続前に強制充電を行うか否かを指示させるようなものであっても良い。
図5のステップS201〜S209は、本発明の実施の形態1による携帯通信端末10における充電動作の他の一例を示したフローチャートである。この例では、携帯通信端末10が、ユーザ操作に基づいてオン状態又はオフ状態のいずれかに切り替え可能な充電指示フラグを備えて構成される。この充電指示フラグは、電源装置20との接続前のユーザ操作に基づいてオン状態及びオフ状態が切り替えられるフラグであり、例えば、論理値「1」がオン状態に割り当てられ、論理値「0」がオフ状態に割り当てられる。
充電開始指示部4は、電源装置20との接続が検出された際に上記充電指示フラグがオン状態(論理値「1」)であれば充電開始を指示し、充電指示フラグがオフ状態(論理値「0」)であれば、電池電圧及び閾値Vの比較結果に基づいて充電開始の指示を行う。具体的には、電源装置20との接続が検出された際に充電指示フラグが参照され、オン状態であれば、電池電圧及び閾値Vを比較することなく充電開始が指示される。ここで、充電指示フラグのオン状態及びオフ状態を切り替えるための操作入力手段としては、専用の操作キーを新たに設け、或いは、機能設定のためのメニュー画面上のアイコンを選択させることが考えられる。
まず、充電開始指示部4は、接続検出部1からの検出信号に基づいて電源装置20のホルダー部21に携帯通信端末10が装着されたか否かを判別する(ステップS201)。
このとき、携帯通信端末10がホルダー部21に装着されたと判別されると、充電指示フラグが参照され、オン状態であれば、充電開始が指示される(ステップS202,S203)。一方、充電指示フラグがオフ状態であれば、電池電圧に基づいて充電を開始させるか否かが判別される(ステップS204,S205)。その際、電池電圧が閾値V以下であれば、充電開始が指示され、電池電圧が閾値Vよりも高ければ、充電開始の指示は出力されず、充電を行わない旨が画面表示及び音声出力によって報知される(ステップS209)。
充電制御部5は、充電開始指示部4により充電開始が指示されると、定電流定電圧充電を行う(ステップS206)。そして、満充電が検出されれば、充電完了となりこの処理は終了する(ステップS207,S208)。
この様な構成によれば、充電指示フラグを予めオン状態に切り替えておくことにより、電源装置20との接続が検出された際に、電池電圧及び閾値Vを比較することなく強制的に充電開始を指示させることができる。従って、充電を行わない旨の報知を待つことなく、強制充電を指示することができる。また、携帯通信端末10をホルダー部21に装着させた状態で操作しなくても強制充電を指示することができるので、操作性を向上させることができる。
なお、充電処理の終了時に充電指示フラグを無効化する、すなわち、オン状態からオフ状態に自動的に切り替えるようにしても良い。この様にすれば、充電指示フラグをオン状態に切り替えた後の最初の充電の際にだけ強制充電を行わせることができる。
図6のステップS301〜S309は、本発明の実施の形態1による携帯通信端末10における充電動作のその他の例を示したフローチャートである。この例では、電源装置20との接続が検出された際に電池電圧が閾値Vよりも高ければ、充電指示フラグが参照される。
充電開始指示部4は、電源装置20との接続が検出された際に電池電圧が閾値Vよりも高ければ充電指示フラグを参照し、充電指示フラグがオン状態であれば充電開始を指示し、充電指示フラグがオフ状態であれば充電開始を指示しない。
まず、充電開始指示部4は、接続検出部1からの検出信号に基づいて電源装置20のホルダー部21に携帯通信端末10が装着されたか否かを判別する(ステップS301)。
このとき、携帯通信端末10がホルダー部21に装着されたと判別されると、電池電圧に基づいて充電を開始させるか否かが判別される(ステップS302,S303)。その際、電池電圧が閾値V以下であれば、充電開始が指示され、定電流定電圧充電が行われる(ステップS304)。そして、満充電が検出されれば、充電完了となりこの処理は終了する(ステップS305,S306)。
電池電圧が閾値Vよりも高ければ、充電指示フラグが参照され、オン状態であれば、充電開始が指示され(ステップS307,S308)、ステップS304からステップS306の処理が実行される。一方、充電指示フラグがオフ状態であれば、充電開始の指示は出力されず、充電を行わない旨が画面表示及び音声出力によって報知され(ステップS309)、この処理は終了する。充電処理の終了時には、充電指示フラグが無効化され、すなわち、オン状態からオフ状態に自動的に切り替えられる。
この様な構成によれば、充電指示フラグを予めオン状態に切り替えておくことにより、電源装置20との接続が検出された際に、電池電圧及び閾値Vの比較結果に関係なく強制的に充電開始を指示させることができる。
本発明の実施の形態1による携帯通信端末及び電源装置の一例を示した斜視図である。 図1の携帯通信端末10の要部における構成例を示したブロック図である。 図2のリチウムイオン電池14における放電特性の一例を示した図である。 図1の携帯通信端末10における充電動作の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態1による携帯通信端末10における充電動作の他の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態1による携帯通信端末10における充電動作のその他の例を示したフローチャートである。
符号の説明
1 接続検出部
2 定電流定電圧回路
3 電池電圧及び充電電流検出部
4 充電開始指示部
5 充電制御部
6 報知制御部
10 携帯通信端末
11 端子
12 表示画面
12a 表示部
13 操作キー
13a 操作入力部
14 リチウムイオン電池
15 充電ユニット
16 音声出力部
20 電源装置
21 ホルダー部
22 ACアダプター

Claims (5)

  1. 充電可能なリチウムイオン電池を内蔵する携帯通信端末において、
    直流電圧を供給する着脱可能な電源装置との電気的接続を検出する接続検出手段と、
    電池電圧及び充電電流を検出する電池電圧及び充電電流検出手段と、
    電源装置との接続が検出されると、上記リチウムイオン電池に対する充電開始を指示する充電開始指示手段と、
    充電開始の指示に基づいて充電を開始させ、充電開始後、上記電池電圧が切り替え電圧に達すると定電流充電から定電圧充電に切り替え、切り替え後の定電圧充電時には充電電流に基づいて充電を終了させる充電制御手段とを備え、
    上記充電開始指示手段は、上記切り替え電圧よりも低く、放電時のカットオフ電圧よりも高い所定の閾値と上記電池電圧を比較し、電池電圧が上記閾値よりも高ければ充電の開始を指示しないことを特徴とする携帯通信端末。
  2. 携帯通信端末が電源装置と接続されているにもかかわらず、充電が開始されなかった場合に、画面表示又は音声出力によって報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  3. 上記充電開始指示手段は、携帯通信端末が電源装置と接続されているにもかかわらず、充電開始を指示しなかった場合であっても、ユーザによる操作入力に基づいて充電開始を指示することを特徴とする請求項2に記載の携帯通信端末。
  4. 上記電源装置との接続前のユーザ操作に基づいてオン状態及びオフ状態が切り替えられる充電指示フラグを備え、
    上記充電開始指示手段は、上記電源装置との接続が検出された際に上記充電指示フラグがオン状態であれば充電開始を指示し、上記充電指示フラグがオフ状態であれば、上記電池電圧及び上記閾値の比較結果に基づいて充電開始の指示を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯通信端末。
  5. 携帯通信端末に内蔵されたリチウムイオン電池に対する充電制御方法において、
    直流電圧を供給する着脱可能な電源装置との電気的接続を検出する接続検出ステップと、
    電池電圧及び充電電流を検出する電池電圧及び充電電流検出ステップと、
    上記接続検出ステップにおいて電源装置との接続が検出されると、上記リチウムイオン電池に対する充電開始を指示する充電開始指示ステップと、
    充電開始の指示に基づいて充電を開始させ、充電開始後、上記電池電圧が切り替え電圧に達すると定電流充電から定電圧充電に切り替え、切り替え後の定電圧充電時には充電電流に基づいて充電を終了させる充電制御ステップとからなり、
    上記充電開始指示ステップは、上記切り替え電圧よりも低く、放電時のカットオフ電圧よりも高い所定の閾値と上記電池電圧を比較し、電池電圧が上記閾値よりも高ければ充電の開始を指示しないステップであることを特徴とする充電制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008284277A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそりセット
JPWO2009016996A1 (ja) * 2007-08-01 2010-10-21 日本電気株式会社 携帯端末およびその着せ替え方法ならびに着せ替えデータ配信方法
JP2014168327A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Nec Casio Mobile Communications Ltd 電子機器、充電制御方法、及びプログラム
CN105048013A (zh) * 2015-06-03 2015-11-11 广东欧珀移动通信有限公司 一种充电管理方法及移动终端

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