JP2009205965A - 車両の灯火器構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観意匠の向上を図ることを可能にするとともに、雨滴の侵入対策上も有利であり、小型化を図ることを可能にする。
【解決手段】車両の外観意匠面を構成する外装部品(フロントカウル)21と、この外装部品21に設けられる灯火器(ウインカ)33とを備え、この灯火器33を、光源となるバルブ56と、このバルブ56の光を反射させるリフレクタ57と、これらのバルブ56及びリフレクタ57を覆うとともに外観意匠面を構成するレンズ58とから構成された車両10(図1参照)において、灯火器33と隣接する外装部品21面をレンズ58から視認可能な位置に配置し、視認される外装部品21面に光沢処理を施した。
【選択図】図3

Description

本発明は、前照灯やウインカなどの車両の灯火器構造に関するものである。
車両の灯火器構造として、前照灯やウインカなどが知られている。
この種の車両の灯火器構造は、車種によってそれぞれ異なる意匠が与えられ、車両の意匠を決定する上で重要な要素となっていた。近年、自動二輪車の分野においては、前照灯やウインカなどは、フロントカウルと一体的にデザインされ、大きな面積をもってデザインされることが多くなってきた。
このような車両の灯火器構造として、外部に露出するレンズ部分の面積が大きくデザインされたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3875316号公報(第7頁、図1)
特許文献1の図1において、車両用灯火器(車両の灯火器構造)は、光源となるバルブ12と、このバルブ12の光を反射させるリフレクタ(リフレクタ部)14Aと、これらのバルブ12及びリフレクタ14Aを覆うとともに外観意匠面を構成するレンズ16とから構成される。
リフレクタ14Aは、バルブ12を取付ける反射面14Aaと、この反射面14Aaから連続的に形成され、バルブ12の反射には寄与しないダミーリフレクタ部14Bとからなり、レンズ16は、リフレクタ14Aの反射面14Aaを透視可能に覆うレンズ一般部16Aと、リフレクタ14Aのダミーリフレクタ部14Bを透視可能に覆うダミーレンズ部16Bとからなる。
さらに、ダミーレンズ部16Bは、ダミーリフレクタ部14B側に、外光が拡散・乱反射可能なような凹凸屈折面(魚眼レンズ素子)16Bsが形成される。
しかし、車両用灯火器では、ダミーレンズ部16Bとダミーリフレクタ部14Bとの連結部(結合部)が、ダミーリフレクタ部14Bの表面に近いため、連結部がダミーリフレクタ部14Bから見える恐れがあり、外観上好ましいものではなかった。
さらに、車両用灯火器では、リフレクタ14Aのみで反射面を形成しているので、車両用灯火器が大型化することを防止する必要もあった。
本発明は、外観意匠の向上を図ることができ、雨滴の侵入対策上も有利であり、小型化を図ることができる車両の灯火器構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車両の外観意匠面を構成する外装部品と、この外装部品に設けられる灯火器とを備え、この灯火器を、光源となるバルブと、このバルブの光を反射させるリフレクタと、これらのバルブ及びリフレクタを覆うとともに外観意匠面を構成するレンズとから構成された車両において、灯火器と隣接する外装部品面をレンズから視認可能な位置に配置し、視認される外装部品面に光沢処理を施したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、外装部品に開口部が形成され、この開口部からレンズを突出させ、レンズとリフレクタとが連結する連結部を一体に車体内方に延出し、連結部を開口部から遠ざけるとともに、開口部から連結部の間で且つ外装部品に、外光を反射する光沢処理部を形成したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、リフレクタが、バルブの光線を反射する曲線状の反射面を有し、光沢処理部が、反射面の曲線と略同一の曲線を有することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、レンズが、外装部品よりも外方に膨出させた膨出部を備えたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、外装部品は、自動二輪車の前部に支持されるフロントカウルであり、膨出部の後部はフロントカウルに沿わせるとともに、膨出部の前部は連続する滑らかな曲面にて構成されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車両に、外観意匠面を構成する外装部品と、この外装部品に設けられる灯火器とを備える。灯火器が、光源となるバルブと、このバルブの光を反射させるリフレクタと、これらのバルブ及びリフレクタを覆うとともに外観意匠面を構成するレンズとから構成される。
灯火器と隣接する外装部品面をレンズから視認可能な位置に配置し、視認される外装部品面に光沢処理を施したので、光沢処理が施された外装部品面が外光を受け、レンズを介して外方に反射する。この結果、例えば、レンズ表面に輝きを与えることができ、灯火器の外観性の向上を図ることができる。
請求項2に係る発明では、外装部品に開口部が形成され、この開口部からレンズを突出させ、レンズとリフレクタとが連結する連結部を一体に車体内方に延出し、連結部をレンズの開口部から遠ざけたので、連結部を目立ちにくくすることができる。
さらに、開口部から連結部の間で且つ外装部品に、外光を反射する光沢処理部を形成したので、レンズに入射した外光を光沢処理部で反射することができる。これにより、バルブの光の届かないレンズのダミー部分をあたかも発光しているかのように見せることができる。この結果、灯火器の意匠の多様性に対応することができる。
請求項3に係る発明では、光沢処理部に、リフレクタの反射面の曲線と略同一の曲線を有することで、光沢処理部で、リフレクタの代用をすることができる。この結果、バルブの十分な反射光を確保しながら、灯火器を小さく形成することができる。
請求項4に係る発明ではレンズに、外装部品よりも外方に膨出させた膨出部を備えたので、レンズが外部に突出する面積を大きく稼ぐことができ、灯火器の意匠性を向上することができる。
請求項5に係る発明では、膨出部の後部をフロントカウルに沿わせることで自動二輪車の意匠性の向上を図ることができるとともに、膨出部の前部を連続する滑らかな曲面にて構成することで走行風を整流させ、フロントカウルの風防効果を高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両の灯火器構造を採用した車両の側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11と、車体フレーム11のヘッドパイプ12に取付けたフロントフォーク13と、このフロントフォーク13に取付けた前輪14と、フロントフォーク13に連結したハンドル15と、車体フレーム11の後下部に取付けたスイングユニット16と、スイングユニット16の後部に取付けた後輪17と、車体フレーム11の後部上部に配置したシート18と、車体フレーム11を覆うボディカバー19とを主要構成とした二人乗り大型スクータ型車両である。
ボディカバー19は、ヘッドパイプ12の前部及び前輪14の上部を覆うフロントカウル(フロントカバー)21と、このフロントカウル21の後部を覆うインナカバー22と、フロントカウル21の下方に設けられたレッグシールド28と、このレッグシールド28から後方に延ばした左右のフロアステップ23(左のみ示す)と、フロアステップ23の外縁から下方へ延ばした左右のフロアスカート24と、フロアスカート24の下縁間を覆うアンダカバー25と、インナカバー22から後方へ延ばし車体フレーム11の長手中央を覆うセンタカバー26と、センタカバー26から後方へ延ばし車体フレーム11の後部両側面を覆うサイドカバー27とからなる。
図中、31は油圧式ブレーキ(液圧式フロントディスクブレーキ)、32はフロントフェンダ、33は左右のウインカ(左のウインカのみ図示)、34は左右一対の前照灯(一方のみ示す)、35はハンドルカバー、36はウインドスクリーン、39はリヤサスペンション、41は燃料タンク、42はエンジン冷却用ラジエータ、43はエンジン、44はメインスタンド、45はエアクリーナ、46はテールランプ、47はリヤフェンダ、48はマフラである。
図2は本発明に係る車両の灯火器構造まわりを示す車両の側面図である。
フロントカウル21は、車両(自動二輪車)10の外観意匠面を構成する外装部品であり、方向指示を表示する左右のウインカ33と、前方を照らす前照灯34とが設けられる。
左右のウインカ33は、灯火器であり、フロントカウル21に略水平に車体前方から車体後方に形成される。以下、「左のウインカ」をウインカ33として説明する。
前照灯(ヘッドライト)34は、左右一対にて設けられる灯火器であり、フロントカウル21に車体前方から車体後方に向かって斜め上がりに傾斜されて設けられる。以下、「左側の前照灯34」を前照灯34として説明する。
図3は図2の3−3線断面図である。
車両の灯火器構造50は、灯火器であるウインカ33と、外装部品であるフロントカウル21とから構成される。
フロントカウル21は、ウインカ33を車幅外方に突出させる(臨ます)開口部51と、この開口部51に形成され、ウインカ33の構成部品であるレンズ58に当接させる当接部52と、この当接部52に設けられ、レンズ58を介して外方から視認可能な光沢処理部53とが形成されている。
光沢処理部53は、例えば、金属の蒸着、白色の塗装、反射テープの貼付等によって形成される。
ウインカ33は、光源となるバルブ56と、このバルブ56が取付けられるとともに、バルブ56の光を反射するリフレクタ57と、これらのバルブ56及びリフレクタ57を覆うとともに外観意匠面を構成するレンズ58とから構成される。
リフレクタ57は、バルブ56の光を反射させるとともにバルブ56を支持するリフレクタ部61と、このリフレクタ部61から車体前方且つ車体内方に延出された前部延出部62と、この前部延出部62の端部に形成され、レンズ58に連結する前部連結部65と、このリフレクタ部61から車体後方に延出され、バルブ56の光の反射には貢献しない第1のダミーリフレクタ部63と、この第1のダミーリフレクタ部63から車体後方に且つ車体内方に延出され、バルブ56の光の反射には貢献しない第2のダミーリフレクタ部64と、この第2のダミーリフレクタ部64の端部に設けられ、レンズ58に連結する後部連結部66とからなる。
前部連結部65と後部連結部66とは、リフレクタ57の周囲を囲むように連続的に形成される。
レンズ58は、前部レンズ部71と、サイドレンズ部72と、後部レンズ部73と、上・下のレンズ部74,74(上のレンズ部は不図示)とから構成され、光透過可能な素材で形成された部材であり、これらの前部レンズ部71と、サイドレンズ部72と、後部レンズ部73と、上・下レンズ部74,74には、光が拡散・乱反射可能なように凹凸面(不図示)が形成される。
前部レンズ部71は、リフレクタ57の前部連結部65に連結されるレンズ側前連結部75が形成され、後部レンズ部73は、リフレクタ57の後部連結部66に連結されるレンズ側後連結部76が形成される。
レンズ側前連結部75とレンズ側後連結部76とは、レンズ58の周囲を囲むように連続的に形成される。
ここで、二点鎖線で示される開口部51から車体外方に突出する部分が、フロントカウル(外装部品)21の開口部51よりも外方に膨出されたレンズ58の膨出部77であり、前部レンズ部71と、サイドレンズ部72と、後部レンズ部73と、上・下のレンズ部74,74の一部で構成される。
また、膨出部77(サイドレンズ部72)の後部は、フロントカウル21に沿わせるとともに、膨出部77(サイドレンズ部72)の前部は連続する滑らかな曲面にて構成される。
車両の灯火器構造50は、車両の外観意匠面を構成する外装部品(フロントカウル)21と、この外装部品21に設けられる灯火器(ウインカ)33とを備え、この灯火器33を、光源となるバルブ56と、このバルブ56の光を反射させるリフレクタ57と、これらのバルブ56及びリフレクタ57を覆うとともに外観意匠面を構成するレンズ58とから構成された車両10(図1参照)において、灯火器33と隣接する外装部品21面をレンズ58から視認可能な位置に配置し、視認される外装部品21面に光沢処理を施したことを特徴とする。
灯火器(ウインカ)33と隣接する外装部品(フロントカウル)21面をレンズ58から視認可能な位置に配置し、視認される外装部品21面に光沢処理を施したので、光沢処理が施された外装部品21面が外光を受け、レンズ58を介して外方に反射する。この結果、例えば、レンズ58表面に輝きを与えることができ、灯火器33の外観性の向上を図ることができる。
さらに、レンズ58に、外装部品(フロントカウル)21よりも外方に膨出させた膨出部77を備えたので、レンズ58が外部に突出する面積を大きく稼ぐことができ、灯火器(ウインカ)33の意匠性を向上することができる。
図2及び図3に示されたように、車両の灯火器構造50では、膨出部77(サイドレンズ部72)の後部をフロントカウル21に沿わせることで自動二輪車10の意匠性の向上を図ることができるとともに、膨出部77(サイドレンズ部72)の前部を連続する滑らかな曲面にて構成することで走行風を整流させ、フロントカウル21の風防効果を高めることができる。
図4(a),(b)は図3に示された車両の灯火器構造の比較検討図である。(a)は比較例の車両の灯火器構造210が示され、(b)は実施例の車両の灯火器構造50が示される。
(a)において、車両の灯火器構造210は、フロントカウル211の開口部212からウインカ(灯火器)213を臨ませたものであり、ウインカ213が、バルブ216、リフレクタ217、レンズ218から構成される。
レンズ218とリフレクタ217との連結部219,221が、フロントカウル211の表面に近い位置にあるので、外部から見えやすく外観上好ましいものではない。
(b)において、車両の灯火器構造50では、外装部品(フロントカウル)21に開口部51が形成され、この開口部51からレンズ58を突出させ、レンズ58とリフレクタ57とが連結する連結部66,76を一体に車体内方に延出し、連結部66,76をレンズ58の開口部51から遠ざけたので、連結部66,76を目立ちにくくすることができる。
さらに、開口部51から連結部66,76の間で且つ外装部品21に、レンズ58に当接する当接部52を形成し、この当接部52に外光を反射する光沢処理部53を形成したので、矢印b1のように、レンズ58に入射した外光を光沢処理部53で反射することができる。これにより、バルブ56の光の届かないレンズ58のダミー部分(第1・第2のダミーリフレクタ部63,64部分)をあたかも発光しているかのように見せることができる。この結果、灯火器(ウインカ)33の意匠の多様性に対応することができる。
図5は本発明に係る第2実施例の車両の灯火器構造の側面図である。
車両の灯火器構造90は、灯火器であるウインカ93と、外装部品であるフロントカウル91とから構成される。
フロントカウル91は、ウインカ93を車幅外方に突出させる(臨ます)開口部101と、この開口部101からウインカ93側に延ばされ、ウインカ93の構成部品であるレンズ108に臨ますカウル側ダミーリフレクタ部102と、このカウル側ダミーリフレクタ部102に設けられ、レンズ108を介して外方から視認可能な光沢処理部103と、ウインカ93のリフレクタ107の後部に連結される第1のカウル側連結部104と、ウインカ93のレンズ108の後部に連結される第2のカウル側連結部105とが形成されている。
ウインカ93は、光源となるバルブ106と、このバルブ106が取付けられるとともにバルブ106の光を反射するリフレクタ107と、これらのバルブ106及びリフレクタ107を覆うとともに外観意匠面を構成するレンズ108とから構成される。
リフレクタ107は、バルブ106の光を反射させるとともにバルブ106を支持するリフレクタ部111と、このリフレクタ部111から車体前方且つ車体内方に延出され、レンズ108に連結する前部連結部115と、このリフレクタ部111から車体後方に延出され、バルブ106の光の反射には貢献しないダミーリフレクタ部113と、このダミーリフレクタ部113から車体後方に且つ車体内方に延出され、フロントカウル91の第1のカウル側連結部104に連結する後部連結部116とからなる。
レンズ108は、前部レンズ部121と、サイドレンズ部122と、上・下のレンズ部124,124(上のレンズ部は不図示)とから構成される器状の光透過可能な素材で形成された部材である。
前部レンズ部121は、リフレクタ107の前部連結部115に連結されるレンズ側前連結部125が形成され、サイドレンズ部122は、フロントカウル91の第2のカウル側連結部105に連結されるレンズ側後連結部126が形成される。
車両の灯火器構造90では、リフレクタ107の後部をフロントカウル91で代用したので、灯火器のリフレクタ107をコンパクトに形成することができる。
図6は本発明に係る第3実施例の車両の灯火器構造の側面図である。
車両の灯火器構造130は、灯火器である前照灯34と、外装部品であるフロントカウル21とから構成される。
フロントカウル21は、前照灯34を車幅外方に突出させる(臨ます)前照灯34用の開口部141と、この開口部141の近傍でフロントカウル21の内面に形成され、レンズ148を介して外方から視認可能な光沢処理部143とが形成されている。
光沢処理部143は、例えば、金属の蒸着、白色の塗装、反射テープの貼付等によって形成され、後述するレンズ148の第1のリフレクタ部151の反射面151aと略同一の曲線にて形成される。
すなわち、第1のリフレクタ部151の反射面151a曲線の曲率をR1、光沢処理部143の曲線の曲率をR2とすれば、R1≒R2となるように設定される。
前照灯34は、光源となるバルブ146と、このバルブ146が取付けられるとともに、バルブ146の光を反射するリフレクタ147と、これらのバルブ146及びリフレクタ147を覆うとともに外観意匠面を構成するレンズ148とから構成される。
リフレクタ147は、バルブ146の光を反射させるとともにバルブ146を支持する第1のリフレクタ部151と、この第1のリフレクタ部の端部に形成され、レンズ148に連結する下部連結部156と、第1のリフレクタ部151の上部に形成され、外光の反射に寄与する第2のリフレクタ部152と、この第2のリフレクタ部152の端部に設けられ、レンズ148に連結する上部連結部155とからなる。
第1のリフレクタ部151は、バルブ146の光線を反射する曲線状の反射面151aを備える。
レンズ148は、前部下方に形成される第1のレンズ部161と、この第1のレンズ部161の下端から車体後方に延ばされる底部レンズ部163と、この底部レンズ部163の端部に形成され、第1のリフレクタ部151の下部連結部156に連結されるレンズ側下連結部166と、前部上方に形成される第2のレンズ部162と、この第2のレンズ部162の端部に形成され、第2のリフレクタ部152の上部連結部155に連結されるレンズ側上連結部165とが形成される。
ここで、バルブ146から発光された光の反射の例示を示す。
例えは、バルブ146から矢印b2の如く発光された光は、第1のリフレクタ147で反射され、b3に示されるように第1のレンズ部161を通過する。
バルブ146から矢印b4の如く発光された光は、底部レンズ部163を通過して光沢処理部で反射され、矢印b5に示されるように第1のレンズ部161を通過する。
バルブ146から矢印b6の如く発光された光は、底部レンズ部163を通過して光沢処理部で矢印b7の如く反射され、第2のリフレクタ部で反射され、矢印b8に示されるように第2のレンズ部162を通過する。
すなわち、車両の灯火器構造130では、光沢処理部143に、リフレクタ147(第1のリフレクタ部151)の反射面151aの曲線と略同一の曲線を有することで、バルブ146から発光された光は、底部レンズ部163を通過し、光沢処理部143で反射することができる。すなわち、光沢処理部143で、リフレクタ147の代用をすることができる。この結果、バルブ146の十分な反射光を確保しながら、灯火器を小さく形成することができる。
尚、本発明に係る車両の灯火器構造は、図4に示すように、リフレクタ57に形成された当接部52はレンズ58から視認可能な範囲で、所定の隙間が形成されているものであってもよい。
本発明に係る車両の灯火器構造は、フロントカウルを備えた大型スクータ型車両に採用するのに好適である。
本発明に係る車両の灯火器構造を採用した車両の側面図である。 本発明に係る車両の灯火器構造まわりを示す車両の側面図である。 図2の3−3線断面図である。 図3に示された車両の灯火器構造の比較検討図である。 本発明に係る第2実施例の車両の灯火器構造の側面図である。 本発明に係る第3実施例の車両の灯火器構造の側面図である。
符号の説明
10…車両(自動二輪車)、21…外装部品(フロントカウル)、33…灯火器(ウインカ)、34…灯火器(前照灯)、50…車両の灯火器構造、51…開口部、56…バルブ、57…リフレクタ、58…レンズ、52…当接部、53…光沢処理部、66…連結部(後部連結部)、76…連結部(レンズ側後連結部)、77…膨出部、130…車両の灯火器構造、143…光沢処理部、146…バルブ、147…リフレクタ、148…レンズ、151a…反射面、156…連結部(下部連結部)、166…連結部(レンズ側下連結部)。

Claims (5)

  1. 車両の外観意匠面を構成する外装部品と、この外装部品に設けられる灯火器とを備え、この灯火器を、光源となるバルブと、このバルブの光を反射させるリフレクタと、これらのバルブ及びリフレクタを覆うとともに外観意匠面を構成するレンズとから構成された車両において、
    前記灯火器と隣接する前記外装部品面を前記レンズから視認可能な位置に配置し、視認される前記外装部品面に光沢処理を施したことを特徴とする車両の灯火器構造。
  2. 前記外装部品に開口部が形成され、この開口部から前記レンズを突出させ、前記レンズと前記リフレクタとが連結する連結部を一体に車体内方に延出し、前記連結部を前記開口部から遠ざけるとともに、前記開口部から前記連結部の間で且つ前記外装部品に、外光を反射する光沢処理部を形成したことを特徴とする請求項1記載の車両の灯火器構造。
  3. 前記リフレクタは、前記バルブの光線を反射する曲線状の反射面を有し、
    前記光沢処理部は、前記反射面の曲線と略同一の曲線を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の灯火器構造。
  4. 前記レンズは、前記外装部品よりも外方に膨出させた膨出部を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項3記載の車両の灯火器構造。
  5. 前記外装部品は、自動二輪車の前部に支持されるフロントカウルであり、
    前記膨出部の後部は前記フロントカウルに沿わせるとともに、前記膨出部の前部は連続する滑らかな曲面にて構成されることを特徴とする請求項4記載の車両の灯火器構造。
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