JP2009205822A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】筐体内に収納した無電極ランプの点灯に際して、無電極ランプから発生する磁束が光照射部から漏れ難く、輻射雑音を抑制できる照明器具の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の照明器具は、コイル巻回部20aを有する無電極ランプ2と、筐体31とを備えている。筐体31は、無電極ランプ2を収納した金属製の筒状体31aと、筒状体31aの一部に形成され光照射部32とを備えている。筒状体31aは、その軸O2が無電極ランプ2のバルブ21の軸O1に対して傾斜しているとともに、コイル巻回部20aの径外側の全周を筒状体31aが包囲するように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の照明器具は、コイル巻回部20aを有する無電極ランプ2と、筐体31とを備えている。筐体31は、無電極ランプ2を収納した金属製の筒状体31aと、筒状体31aの一部に形成され光照射部32とを備えている。筒状体31aは、その軸O2が無電極ランプ2のバルブ21の軸O1に対して傾斜しているとともに、コイル巻回部20aの径外側の全周を筒状体31aが包囲するように構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、放電ガスが封入されたバルブを備えた無電極ランプを収納した照明器具に関する。
無電極ランプを収納した照明器具は、従来から知られている。例えばバルブの外周側に誘導コイルを配設した無電極ランプと、バルブの軸方向に光照射部を有しバルブの径外側に金属反射板を配設した無電極ランプ用保持具とを備えるとともに、その金属反射板にスリットを設けたものが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、このものにおいては、誘導コイルの発生する磁束は、金属反射板で遮ることができず、輻射雑音が非常に大きいという問題点があった。
又、上記照明器具として、例えばバルブの内部に誘導コイルおよびフェライトコアを配設した無電極ランプを保持したものが提案されている(特許文献2参照)。このものにおいては、バルブの内部にフェライトコア及びそのフェライトコアの外周に誘導コイルを巻回したコイル巻回部を配設しているため、コイル巻回部やコアが発生する磁束は、上記特許文献1に記載のものよりも大きく広がらない。つまり、上記特許文献1に記載のようなスリットを金属反射板に設けておかなくても、コイル巻回部やコアが発生する磁束の多くは、金属反射板に鎖交せず、大きなループ電流は流れないため、損失が大きくならない。
特開2001−338788号公報
特開2004−87149号公報
ところが、上記特許文献2に記載の無電極ランプ100を、例えば図3に示すような筐体110に収納して点灯させると、次のような問題点を有する。即ち、筐体110は、筒状体111とその筒状体111に形成された光照射部112とを有する。そして、筐体110の筒状体111に、無電極ランプの軸と筒状体111との軸とを一致させるようにして収納し、無電極ランプを点灯させた場合、コイル巻回部からその径外方向に生じる磁束が光照射部112から漏れ易く、輻射雑音を十分に抑制できない。
本発明は、筐体内に収納した無電極ランプの点灯に際して、無電極ランプから発生する磁束が光照射部から漏れ難く、輻射雑音を抑制できる照明器具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1は、放電ガスが封入された電球状のバルブ内に、そのバルブの軸方向に沿うコアに誘導コイルを巻回してその軸方向に所定の巻回長さに形成したコイル巻回部を備えた無電極ランプを、光照射部が設けられた筐体内に保持し、無電極ランプの光を光照射部から筐体外に照射する照明器具であって、前記筐体は、前記無電極ランプを収納した導電性を有する筒状体を備え、前記光照射部は、前記筒状体の一部に設けられ、前記筒状体は、その軸が前記バルブの軸に対して傾斜しているとともに、前記コイル巻回部の径外側の全周を包囲するように構成されていることを特徴とする照明器具を提供する。
本発明によれば、筒状体は、その軸が前記バルブの軸に対して傾斜しているとともに、前記コイル巻回部の径外側の全周を包囲するように構成されている。これにより、コイル巻回部から生じた磁束を、筐体の筒状体に、ループ電流にして流して消費させることができ、筐体外に出る無電極ランプからの輻射雑音を低減できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態の照明器具の概略説明図である。
この実施形態の照明器具1は、図1に示すように無電極ランプ2と、無電極ランプ用保持具3とを備えている。
無電極ランプ2は、ガラス製の電球状のバルブ21を備えている。このバルブ21の軸方向の基端部21aは、口金23に連結されている。バルブ21の中心軸部には、基端側から軸方向の先端側に凹まれるようにして形成されたキャビティ24と、このキャビティ24の底部分24aから開口部分24bに向かって延在する排気細管25とが一体的に形成されている。
キャビティ24内には、排気細管25に挿入された状態の円筒状のシリンダ26が設けられている。このシリンダ26は、後述する点灯回路(図示せず)と電気的に接続されるカプラ28の一部を構成し、キャビティ24の開口部分24bから外部に突出して、口金23に形成された穴に嵌め合わされている。
又、カプラ28は、口金23に嵌合されているとともに、無電極ランプ2の基端側に設けられた板状の放熱板30に接続されている。
バルブ21の内面には、図示しないが保護膜と蛍光体膜との2層が形成されている。また、キャビティ24のバルブ21内の周面にも、保護膜と蛍光体膜との2層が形成されている。
又、キャビティ24内の上部には、上記シリンダ26の外周に嵌め込まれた状態でフェライトコア29と誘導コイル20とが設けられている。フェライトコア29は、誘導コイル20に通電する高周波電流が数百KHzという低い周波数であるために必要とするものである。この実施形態では、フェライトコア29は、円筒状のものから構成され、バルブ21とほぼ同軸になるように配設されている。
誘導コイル20は、フェライトコア29の外周に巻回されている。この実施形態では、誘導コイル20は、フェライトコア29の軸方向のコア長さの1/3程度の長さ範囲に巻回されている。これにより、フェライトコア29の外周に、コイル巻回部20aが形成されているとともに、コイル巻回部20aの軸方向の巻回長さが上記コア長さの1/3程度とされている。
バルブ21内には、不活性ガスや水銀等の放電ガスが封入されている。なお、不活性ガスとしては、例えばネオン、アルゴン、クリプトン、キセノンが挙げられる。また、この実施形態の排気細管25内には、総量が略20mg、重量比で50:50の亜鉛・水銀化合物が収納され、バルブ21内に水銀を放出させることができるようになっている。
次に、無電極ランプ用保持具3について説明する。無電極ランプ用保持具3は、無電極ランプ2を収納する金属製の箱状の筐体31を備えている。
筐体31は、直方体状の筒状体31aを備えている。この筒状体31aの左右両側は、側壁によって塞がれている。尚、この実施形態では、筒状体31a内に、図示しないが、湾曲状の湾曲反射部材が設けられており、無電極ランプ2の光を光照射部32の方向に反射し得るようになっている。
又、筒状体31aの下側壁には、収納した無電極ランプ2の光を筐体31外に照射する光照射部32が設けられている。この実施形態では、光照射部32は、筒状体31aの下側壁31bに、その下側壁31bの一部を開口することにより形成されている。
また、この実施形態では、光照射部32には、透光性パネル33が、光照射部32を覆うように配設され、その状態で、透光性パネル33が筒状体31aの下側壁31bに取り付けられている。
このように構成された筐体31の筒状体31a内に、無電極ランプ2が、筒状体31aの軸O2がその無電極ランプ2のバルブ21の軸O1に対して所定の角度αを持って傾斜するようにして収納されている。
この実施形態では、上記角度αは、20°〜40°程度とされている。又、この状態で、無電極ランプ2におけるコイル巻回部20aの径外側(図1における2つの二点鎖線内の領域)には、全周にわたって筒状体31aの上下前後の各側壁が配設されている。即ち、コイル巻回部20aの径外側は、全周にわたって筒状体31aに包囲されている。
そして、この状態で、無電極ランプ2は、図示しないランプ保持部材を介して筒状体31aに取り付けられている。
このように構成された照明器具1は、例えば天井面に、筐体31の下側壁31bが取り付けられるようにして装着されて使用される。
そして、その状態で、図示しない点灯回路から高周波電流を無電極ランプ2の誘導コイル20に通電すると、誘導コイル20のコイル巻回部20aの周囲に誘導電界(高周波電磁界)が発生する。この誘導電界をバルブ21に作用させることでプラズマを発生させ、水銀原子から発生する紫外線がバルブ21の蛍光体膜で可視光に変換され、バルブ21を透過する。又、その光は、光照射部32から透光性パネル33を介して下方に照射される。
又、その際、無電極ランプ2から磁束がその径外側に発生する。又、磁束を発生するのは、主にコイル巻回部20a及びフェライトコア29と考えられ、特にコイル巻回部20aの径外側が最も磁束密度が高くなると考えられる。
この実施形態では、コイル巻回部20aの径外側は、全周にわたって金属製の筒状体31aに包囲されているため、図2に示すように上記コイル巻回部20aから径外方向に生じた磁束は、筒状体31aに、ループ電流10になって流れて消費される。従って、無電極ランプ2から生じる輻射雑音を、図3に示すものよりも低減できる。
以上のように構成すれば、無電極ランプ2を、その軸O1と筒状体31aの軸O2とを傾斜させた状態で筒状体31aに取り付ければ良く、従来の筐体31を、光照射部32の位置や大きさを変更することなくそのまま用いることもでき、容易に低コストで製作できる。
尚、上記実施形態では、筒状体31aの軸O1と無電極ランプ2のバルブ21の軸O2とのなす角度αを、20°〜40°程度としているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。
又、上記実施形態では、コイル巻回部20aにおける巻回部長さ方向の一端から他端までの全領域にわたる径外側を、筒状体31aが包囲するようにしているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。
例えばコイル巻回部20aにおける巻回部長さ方向の少なくとも略中央部の径外側を、筒状体31aが包囲するようにすれば良く、適宜変更できる。上述のように、無電極ランプ2から生じる磁束は、コイル巻回部20aの径外側が最も磁束密度が高くなると考えられるが、そのコイル巻回部20aの内でも、コイル巻回部20aにおける巻回部長さ方向の中央部の径外側が磁束密度が最も高いと考えられる。従って、少なくとも上記中央部の径外側を、筒状体31aが包囲するようにしておけば、無電極ランプ2から生じる輻射雑音を効率良く低減できる。
1 照明器具
2 無電極ランプ
3 無電極ランプ用保持具
21 バルブ
31 筐体
31a 筒状体
32 光照射部
2 無電極ランプ
3 無電極ランプ用保持具
21 バルブ
31 筐体
31a 筒状体
32 光照射部
Claims (1)
- 放電ガスが封入された電球状のバルブ内に、そのバルブの軸方向に沿うコアに誘導コイルを巻回してその軸方向に所定の巻回長さに形成したコイル巻回部を備えた無電極ランプを、光照射部が設けられた筐体内に収納し、無電極ランプの光を光照射部から筐体外に照射する照明器具であって、
前記筐体は、前記無電極ランプを収納した導電性を有する筒状体を備え、
前記光照射部は、前記筒状体の一部に設けられ、
前記筒状体は、その軸が前記バルブの軸に対して傾斜しているとともに、前記コイル巻回部の径外側の全周を包囲するように構成されていることを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008044193A JP2009205822A (ja) | 2008-02-26 | 2008-02-26 | 照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008044193A JP2009205822A (ja) | 2008-02-26 | 2008-02-26 | 照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009205822A true JP2009205822A (ja) | 2009-09-10 |
Family
ID=41147909
Family Applications (1)
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JP2008044193A Pending JP2009205822A (ja) | 2008-02-26 | 2008-02-26 | 照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009205822A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011027613A1 (ja) | 2009-09-07 | 2011-03-10 | 株式会社リガク | 蛍光x線分析方法 |
-
2008
- 2008-02-26 JP JP2008044193A patent/JP2009205822A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011027613A1 (ja) | 2009-09-07 | 2011-03-10 | 株式会社リガク | 蛍光x線分析方法 |
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