JP2009266683A - 無電極放電ランプ及び照明器具 - Google Patents

無電極放電ランプ及び照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】最冷点の温度上昇を抑えることができて発光効率の高い無電極放電ランプを提供する。
【解決手段】透光性材料から形成された気密容器内に放電ガスと水銀とが封入され、凹部1aが形成されたバルブ1Aと、バルブ1Aに形成された凹部1aに配設される誘導コイル2と、バルブ1Aに形成された凹部1aに挿入され、誘導コイル2で発生した熱を凹部1a外へ排出する熱伝導体4と、バルブ1Aに形成された凹部1aの開口部に覆設される口金7とを備え、口金7のランプ側の端部とバルブ1Aの発光中心との間に、バルブ1Aから口金7へ向けて照射される光を遮蔽する遮光部材6が配設され、遮光部材6と口金7との間に空隙12が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、無電極放電ランプ及び照明器具に関するものである。
従来から用いられている無電極放電ランプとして図7に示すような、透光性材料から略球状に形成され、凹部31aと排気凸部31bとが形成されるバルブ31と、バルブ31に形成される凹部31a内に配設される誘導コイル32と、誘導コイル32が巻回されるコア33と、バルブ31の凹部31a内に挿入されて誘導コイル32で発生する熱を凹部31aから外部へ放出する熱伝導体34と、排気凸部31b内に配設される金属カプセル35とを備えたものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
バルブ31は、内部に放電ガスと水銀とが封入され、内壁に保護膜と蛍光体膜とが塗布されている。また、凹部31aは、バルブ31の表面からバルブ31内部に突出して形成され、凹部31aの底面略中央から凹部31aの開口部へ向けて先端が閉塞した円筒状の排気凸部31bが形成されている。さらに、バルブ31の外表面には凹部31aと略対面する箇所に凸部31cが形成されており、凹部31aの開口部近傍には、凹部31a内部から凹部31aの円周方向外向きに突部31dが形成されている。加えて、バルブ31の凹部31aの開口部には口金36が覆設されている。
そして、バルブ31の排気凸部31b内の先端部にはガラスロッド37が配設され、さらに、所定の位置に窪み部38が形成されており、ガラスロッド37と窪み部38との間に金属カプセル35が配設されることで、金属カプセル35は排気凸部31b内に固定されている。
金属カプセル35は、鉄―ニッケル合金から形成されて内部にZn−Hgが封入され、点灯時に水銀を放出することでバルブ31内の水銀蒸気圧を制御する。
誘導コイル32は、高周波電流が供給されることで、電磁誘導によりバルブ31の内部に高周波電磁界を発生させる。
コア33は、フェライト等の磁性材料により略円筒状に形成されている。
熱伝導体34は、銅等の良好な熱伝導率を有する金属から略円筒状に形成され、口金36側端部が拡径されている。
以上の構成からなる無電極放電ランプでは、誘電コイル32に高周波電流を流すと誘導コイル32の周囲に高周波電磁界が発生し、バルブ31内にプラズマが発生する。そして、プラズマが発生すると水銀原子が励起され、励起された水銀原子は基底状態に戻る際に紫外線を放射し、紫外線がバルブ31内壁に塗布された蛍光体膜によって可視光に変換されてバルブ31外部に放出される。
ここで、上記無電極放電ランプは、バルブ31内の水銀蒸気圧の変化によって光出力が低下する恐れがあり、水銀蒸気圧を制御する最冷点を確保する必要がある。
そこで、上記従来例における無電極放電ランプでは、口金36近傍の最冷点の温度上昇を防ぐために、バルブ31の凹部31aに形成された突部31dによって、凹部31aの開口部近傍の放電体積を小さくし、凹部31a開口部近傍の発光ボリュームを抑えて温度上昇を抑えている。
さらに、最冷部の温度上昇を防ぐ別の方法として、図8に示すようなバルブ31と口金36とが面する箇所に、バルブ31表面に突部31eを設けてその突部31eを最冷点としたものがある。
また、無電極放電ランプが高温になるのを防ぐために、ランプの口金を固定する固定部材にヒートシンクが取り付けられた照明器具がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−269229号公報 特開2005−93266号公報
無電極放電ランプは、入力される電力が大きくなるにつれて誘導コイル32で発生する熱が増大して凹部31a内の温度も上昇する。そのため、口金36近傍のバルブ31の温度は、凹部31a側よりも表面側の方が低くなり、口金36近傍のバルブ31表面が最冷点となる。つまり、口金36近傍のバルブ31表面の温度上昇を抑えることでバルブ31内の水銀蒸気圧の過度の上昇を抑え、発光効率の低下を防ぐことができる。
図7で示した無電極放電ランプに設けられた突部31dは、バルブ31の外表面にまで突出することはできないため、バルブ31で発生した熱が口金36へ向かうのを完全に遮蔽することができない。
また、バルブ31は透光性であるため、無電極放電ランプの光が口金36方向へ照射されるのを防ぐことができず、口金36近傍のバルブ31表面の最冷点の温度上昇を十分に抑えることができない。
一方、図8で示した無電極放電ランプでは、バルブ自体が透光性の材料から形成されているため、突部31eによる遮光効果は少なく、口金36近傍のバルブ31表面に最冷点がある場合に最冷点の温度上昇を抑えることができない。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、最冷点の温度上昇を抑えることができて発光効率の高い無電極放電ランプ及び照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、透光性材料から形成された気密容器内に放電ガスと水銀とが封入され、凹部が形成されたバルブと、バルブに形成された凹部に配設される誘導コイルと、バルブに形成された凹部に挿入され、誘導コイルで発生した熱を凹部外へ排出する熱伝導体と、バルブに形成された凹部の開口部に覆設される口金とを備え、口金のランプ側の端部とバルブの発光中心との間に、バルブから口金へ向けて照射される光を遮蔽する遮光部材が配設され、遮光部材と口金との間に空隙が設けられることを特徴とする。
この発明によれば、無電極放電ランプにおいて、口金近傍のバルブ表面に最冷点が設けられた際に、バルブから口金へ向けて照射する光を遮光部材が遮蔽し、最冷点が設けられた口金近傍のバルブの表面温度の上昇を抑えることができる。さらに、遮光部材と口金との間に空隙が設けられていることから、遮光部材の温度が上昇しても遮光部材から口金へ熱が伝達するのを抑制することが出来る。よって、最冷点の温度上昇を抑えることができて発光効率の高い無電極放電ランプを提供することができる。また、遮光部材をバルブとは別部品で形成しているため、複雑な形状であっても作成が可能である。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記バルブは、前記口金が面する箇所に窪み部が設けられ、前記遮光部材が窪み部に沿って配設されていることを特徴とする。
この発明によれば、最冷点が遮光部材よりも口金側のバルブ表面に設けられた際に、バルブに設けられた窪み部によって、遮光部材よりも口金側のバルブ内へプラズマが接近するのを抑えることができ、プラズマから発生した熱が最冷点近傍に伝達することを抑えることができる。さらに、窪み部に配設された遮光部材によって、プラズマの光が遮光部材よりも口金側へ照射するのを抑えることができ、また、バルブの表面から口金方向へ照射される光を遮蔽することができる。よって、口金近傍のバルブ表面に最冷点が設けられた際に、最冷点の温度上昇を抑えることができて発光効率の高い無電極放電ランプを提供することができる。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記バルブの外表面は、前記凹部と略対面する箇所に突部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、無電極放電ランプのバルブの先端を上方に向けて取り付けた際は、口金近傍のバルブ表面が最冷点となるが、バルブの先端を下方に向けて取り付けた際には、バルブに設けられた突部が最冷点となり、ランプの取り付け方向に関わらず最冷点の温度上昇を抑えことができて発光効率の高い無電極放電ランプを提供することができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれか記載の無電極放電ランプを備えることを特徴とする。
この発明によれば、最冷点の温度上昇を抑えることができて発光効率の高い無電極放電ランプを備えた照明器具を提供することができる。さらに、無電極放電ランプを用いることで、低消費電力、長寿命な照明器具を提供することができる。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、請求項1または2に記載の無電極放電ランプに設けた遮光部材近傍から、バルブの一部を覆う反射板が配設されることを特徴とする
この発明によれば、無電極放電ランプのバルブの先端を上方へ向けた状態で取り付けた際に、最冷点となる口金近傍のバルブ表面に、バルブから発生する熱気が伝達することを、反射板を用いることによって遮蔽することができる。よって、最冷点の温度上昇を抑えることができて発光効率の高い無電極放電ランプを備えた照明器具を提供することができる。
請求項6の発明は、請求項4の発明において、請求項3記載の無電極放電ランプに設けた遮光部材近傍からバルブの一部を覆う反射板と、バルブに設けられた突部の付け根近傍からバルブの一部を覆う反射板との少なくともいずれか一方が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、ランプの取り付け方向に関わらず、最冷点へバルブから発生する熱気が伝達することを、反射板を用いることによって遮蔽することができ、最冷点の温度上昇を抑えることができて発光効率の高い無電極放電ランプを備えた照明器具を提供することができる。
以上説明したように、本発明では、最冷点の温度上昇を抑えることができて発光効率の高い無電極放電ランプ、及び照明器具を提供できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本発明における無電極放電ランプは図1、2に示すように、透光性材料から略球状(最大径180mm)に形成され、凹部1aと排気凸部1bとが形成されるバルブ1Aと、凹部1a内に配設される誘導コイル2と、誘導コイル2が巻回されるコア3と、凹部1a内に配設されて誘導コイル2で発生する熱を凹部1aから外部へ放出する熱伝導体4と、排気凸部1b内に配設される金属カプセル5と、バルブ1Aの一端を覆設する口金7と、口金7のバルブ1A側の端部とバルブの発光中心(バルブ1Aの径が最大となる箇所)との間に配設される遮光部材6とを備えている。
まず、バルブ1Aは、内部にアルゴンガスと水銀とが封入され、内壁に保護膜と蛍光体膜とが塗布されている。また、凹部1aは、バルブ1Aの一端側表面からバルブ1A内部方向へ向けて突出して形成されており、凹部1aの底面略中央から凹部1aの開口部へ向けて先端が閉塞した円筒状の排気凸部1bが形成されている。
凹部1aには、長尺円筒状の熱伝導体4が筒内に排気凸部1bを挿通させて配設され、熱伝導体4の外周には、円筒状のコア3が配設され、コア3の外周には誘導コイル2が巻回されている。
誘導コイル2は、リッツ線が用いられており、図示しない点灯回路から供給電力240Wで135kHzの高周波電流が供給され、電磁誘導によりバルブ1Aの内部に高周波電磁界を発生させる。
コア3は、マンガン系フェライト等の磁性材料により略円筒状に形成され、誘導コイル2で発生した磁束の磁路を形成し、プラズマの発生効率を高めている。
熱伝導体4は、銅パイプから形成されて口金7の端面に円盤状の固定用台座10が設けられている。
次に、口金7は、PET樹脂から円筒状に形成され、凹部1aの開口に覆設してバルブ1Aにシリコン系接着剤により固定される。
また、バルブ1Aの排気凸部1b内の先端部にはガラスロッド8が配設され、さらに、排気凸部1bの所定の位置には、窪み部9が形成されており、ガラスロッド8と窪み部9との間に金属カプセル5が配設されることで、金属カプセル5は排気凸部1b内に固定される。
金属カプセル5は、鉄―ニッケル合金から成り、50:50の割合からなるZnHgが封入され、点灯時に水銀を放出することでバルブ1A内の水銀蒸気圧を制御する
遮光部材6は、円環状に形成されて、口金7のバルブ1A側一端の周縁から延設された複数の棒状の支持部材11によって、円周部が接続されることにより口金7との間に空隙12を形成して口金7に固定され、円環内にバルブ1Aが挿通している。
以上の構成からなる無電極放電ランプにおいて、誘導コイル2に高周波電流を流すと誘導コイル2の周囲に高周波電磁界が発生する。この高周波電磁界によってバルブ1A内にプラズマが発生し、プラズマの発生によってバルブ1A内は高温となり、金属カプセル5内の水銀が気化してバルブ1A内に放出され、電子が水銀原子と衝突することで水銀原子が紫外線を放射する。この紫外線がバルブ1Aの内面に塗布された蛍光体膜によって可視光線に変換されてバルブ1Aを透過して外部に放出されることでランプは点灯する。
一方、高周波電流が流されたことで誘導コイル2は高温となり、誘導コイル2で発生した熱は、熱伝導体4を伝達して外部へ放出される。そのため、熱伝導体4及びバルブ1Aの凹部1a内は高温となり、バルブ1Aの口金7近傍における温度は、凹部1a側(内面側)よりも表面側の方が低くなり、最冷点は口金7近傍のバルブ1A表面となる。上記の、最冷点が口金7近傍となる傾向は、バルブ1Aの先端が上方に向けられた状態で、無電極放電ランプが取り付けられた際に強まる。
ここで、上記の無電極放電ランプでは、バルブ1Aから照射される光の内、口金7方向へ照射された光は遮光部材6によって遮蔽され、口金7に光が照射されず、口金7近傍の温度上昇を防ぐことができる。
この時、遮光部材6はランプの光によって高温となるが、遮光部材6は支持部材11を介して口金7に固定されているため、遮光部材6と口金7との間には空隙12が設けられ、遮光部材6の熱が口金7に伝わり難い構造となっている。
加えて、口金7はPET樹脂から形成されているため、熱伝導率が低く、高温になり難いため、一層最冷点に熱が伝わり難くなっている。
以上のことから、本実施形態における無電極放電ランプでは、バルブ1Aから口金7へ向かう光が遮光部材6によって遮蔽され、さらには、遮光部材6と口金7との間に空隙12が形成されたことによって、遮光部材6の熱が口金7に伝わり難い構造となっているため、口金7の周辺の温度上昇を抑制し、口金7近傍のバルブ1A表面の最冷点の温度上昇を抑えて発光効率の高い無電極放電ランプを提供することが出来る。
また、遮光部材6は、バルブ1Aとは別体に形成されているため、複雑な形状であっても作成が可能である。
さらに、遮光部材6はアルミニウムで形成されており、バルブ1Aからの雑音電磁界をシールドし、無電極放電ランプ周辺の電子機器(本無電極放電ランプを点灯制御する点灯回路等)でノイズ対策が行いやすいものとなっている。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2について図3を用いて説明する。但し実施形態1と共通する構成については説明を省略する。本実施形態における無電極放電ランプでは、口金7が面する箇所に窪み部1cが形成されたバルブ1Bを備えており、窪み部1cには円環状の遮光部材13が窪み部1cに沿って配設されている。
遮光部材13は、樹脂材料によって径方向に30mmの幅をもつ円環状に形成され、実施形態1の遮光部材6と同様にして支持部材11によって口金7に固定され、バルブ1Bの窪み1cに嵌合された後にシリコン系接着剤によってバルブ1Bと固定されている。
上記の構成により、本実施形態における無電極放電ランプでは、バルブ1Bに形成された窪み1cによって、バルブ1B内のプラズマが窪み1cよりも口金7側へ接近するのを抑えることができ、プラズマから発生した熱が口金7側へ伝わるのを抑制することができる。
さらに、プラズマの光が、窪み部1cに配設された遮光部材13によって、窪み1cよりも口金7側へ照射するのを抑えることができ、加えて、バルブ1Bの表面から口金7へ向けて照射される光についても、遮光部材13によって遮蔽される。
また、遮光部材13は、樹脂材料から形成されているため、熱伝導率が低く、光が照射されたことによる温度上昇が抑えられるため、遮光部材13から口金7へ熱が伝達することを抑えることが出来る。
よって、遮光部材13よりも口金7側のバルブ1B表面に最冷点が設けられた際に、口金7近傍の温度上昇を抑制し、最冷点の温度上昇を抑え、ランプの発光効率を高く保つことが出来る。
加えて、遮光部材12は、バルブ1Bの窪み1cに嵌合され、さらに、バルブ1Bに接着されていることから、バルブ1Bで発生する熱によってバルブ1Bと遮光部材12とを接着する接着剤が劣化したとしても、バルブ1Bが脱落することがない。従って、バルブに窪み1cが無く、遮光部材12に接着のみによって固定されているバルブに比べて、バルブ保持の信頼性が高く、特にバルブ1Bの先端が下方に向けられた状態で無電極放電ランプが取り付けられた際に、バルブ1Bの落下を防止できて有効である。
(実施形態3)
以下、本発明の実施形態3について図4、5を用いて説明する。但し実施形態1と共通する部分については説明を省略する。なお、図4における上下左右を基準とする。
本実施形態における照明器具20Aは、凹部1aと略対面する箇所に30mmの高さの突部1dが形成されたバルブ1Cを備えた無電極放電ランプ29と、下面に開口が形成された円筒状の本体部19と、本体部19の下面側に配設される椀型の外郭部17と、外郭17の内面に沿って形成される反射板16とを備えている。
本体部19は、上面に2mmの鋼板からなる取り付け部18が配設され、下面の開口近傍にはソケット15が配設されており、ソケット15に無電極放電ランプ29の口金7が装着され、ソケット15と口金7の図示しない電極同士が接続される。また、本体部19内部には、無電極放電ランプ29を点灯させる点灯回路14が収納されている。
点灯回路14は、約1mmの鋼板製の外郭を備え、入力電力260Wで240Wの高周波電力を出力し、ソケット15を介して無電極放電ランプ29の誘導コイル2に電力供給する。
外郭17は、本体部19の下面に設けられた開口の周縁から下方に向かって拡径されており、外郭17の内面側には所定の間隔を空けて反射板16が配設されている。
反射板16は、厚さ1.4mmのアルミ板によって最大内径600mmのパラボラ型に形成されており、中心に形成された挿通口16aはバルブ1Cに挿通され、挿通口16aの上面側に遮光部材6が位置する。
そして、反射板16の下方側の開口には、透明強化ガラスにより外径600mm、厚さ5mmの円盤状に形成されたガラスパネル21が覆設されている。
上記構成からなる照明器具20Aは、バルブ1Cの先端を下方に向けた状態で、取り付け部18を図示しない壁面等に設けられた電源供給部に取り付けた際には、バルブ1Cの突部1dが最冷点となる。
また、バルブ1Cの先端を上方に向けた状態で、取り付け部18を壁面等に設けられた電源供給部に取り付けた際には、口金7近傍のバルブ1C表面が最冷点となり、バルブ1Cで発生した熱気が口金7側へ到達するのを反射板16によって抑制することができる。加えて、バルブ1Cから口金7へ向けて照射される光は、反射板16によって反射され、バルブ1Cと挿通孔16aの周縁との間を通過する光については、無電極放電ランプ29に設けた遮光部材6によって遮蔽されるため、口金7近傍に光が照射されることによる最冷点の温度上昇が抑えられる。
よって、本実施形態における照明器具20Aでは、バルブ1Cの先端が上方に向けて設置された際には、口金7近傍のバルブ1C表面の最冷点と主な熱発生源であるバルブ1Cの発光中心とが、反射板16と遮光部材6とによって仕切られることによって、最冷点の温度上昇を抑えることができて発光効率の高い照明器具を提供することができる。
さらに、バルブ1Cがアルミ板から形成された反射板16に包囲されていることから、バルブ1Cで発生する雑音電磁界をシールドし、無電極放電ランプ29の周辺に配設される電子機器(例えば、点灯回路14等)へのノイズ対策の行いやすい照明器具となっている。
加えて、ランプに無電極放電ランプ29を用いていることから、低消費電力、長寿命な照明器具を提供することができる。
なお、本実施形態では実施形態1のバルブ1Aに突部1dを設けた無電極放電ランプ29を用いたが、実施形態2におけるバルブ1Bに突部1dを設けた無電極放電ランプを用いてもよい。
(実施形態4)
以下、本発明の実施形態4について図6を用いて説明する。但し実施形態3と共通する構造については共通の符号を付して説明を省略する。なお、図6における上下左右を基準とし、上下左右の面と垂直な方向を前後方向とする。
本実施形態における照明器具20Bは、下面に開口を有した箱型の本体部22と、本体部22の開口に配設されるガラスパネル23と、本体部22内部でガラスパネル23近傍に配設される無電極放電ランプ29と、無電極放電ランプ29のバルブ1C近傍に配設される反射板25と、無電極放電ランプ29の口金7が接続されるソケット27と、ケーブル28を介してソケット27と接続される点灯回路14とを備える。
本体部22は、厚さ3mmの白色ステンレス板により縦238mm、横650mm、奥行き500mmの直方体状に形成され、左面にソケット27が配設された仕切り板26によって左右に2分され、下面に開口を有する空間24a(左)と空間24b(右)とが形成されている。
ガラスパネル23は、透明強化ガラスから、縦420mm、横340mmに形成され、空間24aの下面の開口周縁に設けられた段部22aに配設されている。
無電極放電ランプ29は、口金7がソケット27に装着され、バルブ1Cがガラスパネル23近傍に位置する。
また、反射板25は、厚さ0.5mmのアルミ板から下面が開口した箱型に形成され、バルブ1Cを包囲し、開口の周縁がガラスパネル23の略周縁に対向している。
ここで、反射板25の左側壁及び右側壁にそれぞれ設けられた挿通孔25a、25bを、バルブ1Cが挿通し、バルブ1Cの突部1dの付け根近傍から口金7近傍のバルブ1C表面にかけて、反射板25に覆われている。
ソケット27は、仕切り板26を挿通するケーブル28を介して点灯回路14に接続され、無電極放電ランプ29に点灯電力を供給する。
上記構成からなる照明器具20Bは、主な熱発生源であるバルブ1Cが反射板25に覆われることで、バルブ1Cで発生した熱気が遮蔽され、熱気が突部1dや口金7近傍のバルブ1C表面に伝達することを抑制でき、最冷点となる突部1dまたは、口金7近傍のバルブ1C表面の温度上昇を抑制することができる。
また、バルブ1Cから突部1d及び口金7へ照射された光は、反射板25によって反射され、バルブ1Cと挿通孔25bの周縁との間を通る光は、無電極放電ランプ29に設けた遮光部材6に遮蔽され、バルブ1Cからの光によって、最冷点の温度が上昇することを抑制することができる。
従って、バルブ1Cの最冷点と主な熱発生源であるバルブ1Cの発光中心とが、反射板25によって仕切られことによって、最冷点の温度上昇が抑えられて発光効率の高い照明器具を提供することができる。
加えて、バルブ1Cが、アルミ板から形成された反射板25に包囲されていることから、バルブ1Cで発生する雑音電磁界をシールドし、無電極放電ランプ29の周辺に配設される電子機器(例えば、点灯回路14等)へのノイズ対策の行いやすい照明器具となっている。
なお、本実施形態では、最冷点となる突部1dの付け根近傍と、口金7近傍のバルブ1C表面とが、反射板25によってバルブ1Cの発光中心と仕切られているが、バルブ1Cの先端が下方に向けられた状態で取り付けられる際には、突部1dの付け根近傍とバルブ1Cの発光中心とが仕切られるように反射板を用いればよく、バルブ1Cの先端が上方に向けられた状態で取り付けられる際には、口金7近傍のバルブ1C表面とバルブ1Cの発光中心とが仕切られるように反射板を用いればよい。
本発明の実施形態1における無電極放電ランプの断面図を示す。 同上における無電極放電ランプの斜視図を示す。 本発明の実施形態2における無電極放電ランプの断面図を示す。 本発明の実施形態3における照明器具の断面概略図を示す。 同上における照明器具の斜視図を示す。 本発明の実施形態4における照明器具の断面概略図を示す。 従来例の特許文献1における無電極放電ランプの断面図を示す。 同上における特許文献2における無電極放電ランプの断面図を示す。
符号の説明
1A バルブ
1a 凹部
2 誘導コイル
4 熱伝導体
6 遮光部材
7 口金
12 空隙

Claims (6)

  1. 透光性材料から形成された気密容器内に放電ガスと水銀とが封入され、凹部が形成されたバルブと、
    バルブに形成された凹部に配設される誘導コイルと、
    バルブに形成された凹部に挿入され、誘導コイルで発生した熱を凹部外へ排出する熱伝導体と、
    バルブに形成された凹部の開口部に覆設される口金とを備え、
    口金のランプ側の端部とバルブの発光中心との間に、バルブから口金へ向けて照射される光を遮蔽する遮光部材が配設され、遮光部材と口金との間に空隙が設けられることを特徴とする無電極放電ランプ。
  2. 前記バルブは、前記口金が面する箇所に窪み部が設けられ、前記遮光部材が窪み部に沿って配設されていることを特徴とする請求項1記載の無電極放電ランプ。
  3. 前記バルブの外表面は、前記凹部と略対面する箇所に突部が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の無電極放電ランプ。
  4. 請求項1乃至3いずれか記載の無電極放電ランプを備えることを特徴とする照明器具。
  5. 請求項1または2に記載の無電極放電ランプに設けた遮光部材近傍から、バルブの一部を覆う反射板が配設されることを特徴とする請求項4記載の照明器具。
  6. 請求項3記載の無電極放電ランプに設けた遮光部材近傍からバルブの一部を覆う反射板と、バルブに設けられた突部の付け根近傍からバルブの一部を覆う反射板との少なくともいずれか一方が設けられていることを特徴とする請求項4記載の照明器具。
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