JP2009205788A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 振動に強く、安定した記録再生動作が可能な光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 光ディスク装置において、光源と、対物レンズと、対物レンズを駆動するアクチュエータとを備えた光ピックアップを有し、トラッキングエラー信号検出手段と、光ピックアップの基準位置に対する対物レンズの中心位置のずれ量を検出する手段と、アクチュエータに加わる外乱を検出する外乱オブザーバとを有する。そして、トラッキング制御中に、対物レンズの中心位置が光ピックアップの基準位置から所定の範囲内に位置したら、外乱オブザーバの出力に基づいて、トラッキング制御を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、光ディスク装置において、対物レンズ用アクチュエータに加わる外乱を推定し、外乱に対するアクチュエータのトラッキング方向の駆動力を補正することにより安定した記録再生動作を行う光ディスク装置に関するものである。
近年、DVD等の光ディスクに映像や音声を記録再生する光ディスク装置がある。
例えば、カメラ一体型の光ディスク装置に関しては、モバイル用途で使用されるため、撮影時の手ブレ等によって、光ディスク装置に振動が発生して、対物レンズ用アクチュエータに外乱が発生していた。対物レンズ用アクチュエータに外乱が発生すると、トラッキング制御が不安定になり、トラッキングが外れることがあった。
そのため、従来の光ディスク装置では、制御性能を向上させるための1つの方法として、外乱オブザーバの導入を行っている。これは、対物レンズ用アクチュエータに加わる外乱を推定して、外乱を低減する信号を対物レンズ用アクチュエータに加算する。これにより、振動等の外乱の影響を低減できるのである。
このような技術は、例えば、特開2003−141754号公報に記載されている。
特開2003−141754号公報
しかしながら、従来の光ディスク装置においては、外乱オブザーバの処理を実行した際に、外乱オブザーバの実行後の過渡時においてトラッキング制御が不安定になることがあった。外乱オブザーバの実行時に、光ピックアップの基準位置に対する対物レンズの中心位置のズレ量が大きいと、外乱オブザーバの推定値が大きく振られて不安定になるという問題があった。
さらに、光ピックアップの基準位置に対する対物レンズの中心位置のズレが大きいと、外乱オブザーバ処理を起動した際に、トラッキングが外れるという課題があった。
そこで本発明の目的は、振動などの外乱が生じている場合であっても、安定したトラッキング制御が行うことの可能な光ディスク装置を提供することである。
上記課題を解決するために、以下を提供する。
光ディスク装置において、光源と、光ディスクに光ビームを照射するための対物レンズと、前記対物レンズを駆動するためのアクチュエータとを備えた光ピックアップと、
トラッキングエラー信号に基づいてトラッキング制御を行うトラッキング制御手段と、
前記光ピックアップの基準位置から前記対物レンズの中心位置までのずれ量を検出する検出手段と、前記アクチュエータに加わる外乱を検出する外乱オブザーバとを有し、
前記トラッキング制御手段は、前記トラッキング制御を行っている時に、前記検出手段により前記対物レンズの中心位置が前記光ピックアップの基準位置から所定の範囲内に位置していると検出したら、前記外乱オブザーバの出力に基づいて前記トラッキング制御を行う。
以上のように、本発明にかかる光ディスク装置によれば、対物レンズの中心位置が光ピックアップの基準位置から所定範囲内のときに、外乱オブザーバ処理を実行することにより、トラッキング制御の安定性が高まる。これにより、振動に強く、安定した記録再生動作が可能になる。
(実施例)
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る光ディスク装置の構成を示す図である。
図1において、202は光ディスク、204は光ピックアップ、203は、光ピックアップ204に搭載される対物レンズである。205はサーボエラー信号生成器である。これは、光ピックアップに搭載された図6で示される分割された受光センサで光ディスク202からの反射光を受光し、電流電圧変換したものを演算してフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成する。なお、サーボエラー信号生成器205は、後述する図3におけるTE信号生成器31とA/D変換器32とを一部の構成に含み、その他にもFE信号生成器をも含む。206は、アクチュエータ用ドライバであり、対物レンズ203を駆動するアクチュエータを駆動するための駆動回路である。このアクチュエータ用ドライバ206を用いて、アクチュエータに対し、フォーカス方向の駆動電圧及びトラッキング方向の駆動電圧を生成する。尚、アクチュエータに関しては、後に図5を用いて詳述する。また、アクチュエータ用ドライバ206は、後述する図3における位相補償器33とゲイン34と加算器41とから構成される。211は、対物レンズ用アクチュエータに発生する外乱を軽減するための外乱オブザーバである。
208は、スピンドルモータ、209はスピンドルモータドライバである。213は光ピックアップ送りモータ、214は光ピックアップ送りモータ用ドライバである。光ピックップ送りモータ213は、光ディスクの半径方向に、光ピックアップ204全体を光ディスク半径方向に移動させるためのステッピングモータである。
光ピックアップの基準位置と対物レンズの中心位置とのズレが大きいときには、光ピックアップ送りモータ用ドライバ214を駆動して対物レンズを基準位置に戻すように動作する。
215は、光ピックアップ204の基準位置に対する対物レンズ203の中心位置のずれ量を生成するためのレンズ位置信号生成器である。この位置信号は、アクチュエータ用ドライバ206から出力されるトラッキング方向の駆動電圧をLPFに通した信号を出力することにより得られる。なお、本実施例ではLPFのカットオフ周波数は100Hzである。
ここで、先述した光ピックアップの基準位置とは、トラッキング制御をかけていない状態における、対物レンズに掛かるトラッキング方向の重力による力と対物レンズを支持するワイヤーによるバネ力の釣り合い位置である。言い換えると、トラッキング制御をかけていない状態において、トラッキング方向における、静止状態の対物レンズの中心位置に対向した光ピックアップ上の位置である。なお、光ピックアップが水平状態の場合はトラッキング方向の重力による力は0とする。
210は装置全体の制御を司るシステムコントローラである。
なお、本実施例における対物レンズが移動可能な範囲は、光学系の設計により変わるが、本実施例の構成では、光ピックアップの基準位置からのずれ量として±250um程度移動可能であり、その範囲で光学性能が保証されている。DVDの場合トラックピッチは0.74umなので、トラック本数にすると、±300本以上の範囲可動可能である。
なお、トラッキングエラー信号の算出の仕方は、次のようなDPP(Differential Push−Pull)方式を用いることができる。これを、図6を用いて説明する。
図6に示すように、サーボエラー信号生成器205は、差動アンプ78〜81と、加算器82・83と、アンプ84・85とを備えている。なおアンプ84・85のゲインは、共に所定の値K2である。
メインプッシュプル信号MPPは、受光素子における受光部Mの領域M1・M2の出力の差であり、差動アンプ80の出力として得られる。また、サブプッシュプル信号SPP1は、受光部Eの領域E1・E2の出力の差であり、差動アンプ78の出力として得られる。同様に、サブプッシュプル信号SPP2は、受光部F1・F2の出力の差であり、差動アンプ79の出力として得られる。
サブプッシュプル信号SPP1とサブプッシュプル信号SPP2とは、加算器82によって加算された後に、アンプ85にてK2倍に増幅され、差動アンプ81においてメインプッシュプル信号MPPとの差動が取られる。これにより、TE信号が生成される。
すなわち、TE信号は、
TE=MPP−K2・(SPP1+SPP2) ・・・(式1)
と表される。
次に、図2に本実施例における、外乱オブザーバを実行する際の対物レンズの位置を示す。
図2は、光ディスク202に対して、光ピックアップ204に搭載されたレーザ光源からの光束を、対物レンズ203を通して光ディスク202に照射しているところを示す模式図である。
対物レンズ203の位置は、対物レンズ用アクチュエータ35によってトラッキング方向に移動されるものとする。
なお、以下は、説明を簡略化させるため、光ディスク装置が水平状態に置かれている状態(すなわち、トラッキング方向の重力による力は0の状態である。)で、説明をする。
図2−aは、光ピックアップの基準位置と対物レンズの中心位置とのズレが大きい状態である。ここで、対物レンズ用アクチュエータ35は、一般的な弾性支持部材、ワイヤーで対物レンズ203を支える構成である。この構成を、図5を用いて説明する。
アクチュエータ35は、固定部26と可動部25から成る。固定部26は永久磁石21a,21b、21c、ヨーク24、および支持基台17で構成される。可動部25は対物レンズ203、フォーカスコイル19a、19b、トラッキングコイル18およびこれらを保持するレンズ保持部材15で構成される。
ワイヤー16a,16b,16c,16d,16e,16fは線状で弾性および高導電性を有する複数の弾性支持部材であり、一端は支持基台17に固定される。そして、他端は、可動部25が光ディスク202に対してフォーカス方向、トラッキング方向およびラジアルチルト方向への変位が自在であるように保持されている。
フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号に基づく制御電流を、ワイヤー16a,16b,16c,16d,16e,16fを介してフォーカスコイル19a、19bとトラッキングコイル18に供給する。アクチュエータ35は、この制御電流と、永久磁石21a,21b、21cが発生する磁束との間で発生する電磁的な力によって、対物レンズ203を駆動する構成となっている。
このような構成において、光ピックアップの基準位置に、対物レンズの中心位置が位置する場合においては、トラッキング方向における重力が0、かつワイヤーによるばね力が0の状態であり、基準位置からのずれが大きくなるに従い、ばね力は大きくなる。ばね力の大きい基準位置から大きくずれた状態で、外乱オブザーバを起動すると外乱オブザーバが落ち着くまでの過渡状態において、そのずれ量が外乱になり、所望のトラックからトラッキングが外れる恐れがある。
よって、図2−bのように、対物レンズの中心位置が対物レンズ基準位置から所定範囲以内に入るのを待ってから、外乱オブザーバ処理を行う。
ここで、光ピックアップ204の基準位置と対物レンズ203の中心位置がほぼ同じ位置にあると、ばね力が無く対物レンズ用アクチュエータ35の駆動電圧がほぼゼロとなるなので、外乱は小さく、所望のトラックからトラッキングが外れることが低減される。
なお本実施例では、このばね力による影響が無い範囲として、±75um、すなわちDVDのトラック本数にして±約100本と設定している。対物レンズの中心位置が、この±75umという所定の範囲内にあるときに外乱オブザーバのスイッチをオンとするようにした。しかし、光学系の設計などによっては、この値に限られず、同様の効果を得られる範囲であれば数値が異なっていても良い。
また、光ディスク装置が対物レンズ203のトラッキング方向に重力による力がかかるような姿勢になった場合を想定する。この時、先述したようにトラッキング制御をかけていない状態において、ワイヤーによるばね力と重力のトラッキング方向の分力が釣り合った位置が、光ピックアップ204の基準位置となる。この場合にも、上記の同じ理由により、この基準位置から±75umという所定の範囲内にあるときに外乱オブザーバのスイッチをオンとするようにする。
次に、図3に本実施例における、トラッキング制御ループの外乱オブザーバ処理のブロック図を示す。
TE生成器31は、光ディスク上のトラックに対するビームスポットのトラック幅方向のズレ量を示すためのトラッキングエラー信号を生成する。A/D変換器32では、ディジタル信号処理を行うために、AD変換を行う。位相補償器33は、トラッキングループ内の位相補償を行い、ゲイン34で増幅して対物レンズ用アクチュエータ35に出力する。対物レンズ用アクチュエータ35は、入力された駆動信号に応じて対物レンズ203を駆動してトラックにビームスポットを追従させる。
次に、外乱オブザーバについて説明をする。
対物レンズ用アクチュエータ35に発生した外乱は、外乱オブザーバ211で外乱を推定し、外乱を低減する信号をアクチュエータ用ドライバ206に加算する。外乱オブザーバ211は、K1係数器37、フィルタ38、減算器40、LPF39から構成される。K1係数器は、トラッキングエラー信号の大きさに相当する偏移量を演算する演算器である。フィルタ38は、対物レンズ用アクチュエータ35の逆特性を持ち、K1演算器で算出された偏移量に対応する対物レンズ用アクチュエータの駆動電圧を算出するフィルタ38である。減算器40では、対物レンズ用アクチュエータ35の駆動電圧と、フィルタ38からのアクチュエータドライバとの減算を行う。減算器40からの出力である外乱推定信号をLPF39に入力する。LPF39は、外乱オブザーバの帯域を決めるLPFである。LPFのカットオフ周波数を高くする場合、例えば320Hzに設定すると、広い帯域で振動の影響を低減可能となるが、サーボループ全体の位相余裕が減少する。スイッチ42は、外乱オブザーバの処理をオン/オフするスイッチであり、システムコントローラ210から設定される。システムコントローラ210がスイッチ42をオンすると、外乱オブザーバが処理を開始し、LPF39の出力が加算器41に入力され、対物レンズ用アクチュエータ35に加算する。
これにより、対物レンズ用アクチュエータ35は、対物レンズ203をトラックに追従するように制御され、ビームスポットの位置がトラックに追従する。
また、トラックジャンプなどをする場合には、外乱オブザーバを停止させるために、システムコントローラ210がスイッチをオフにする。すると、スイッチ42はオープン状態となり、加算器41には、0が加算される。
次に、図4のフローチャートを参照して、外乱オブザーバ処理をオンする時の動作を説明する。
S401でトラッキング制御をオンすることで、光ビームのスポットをトラックに追従させる。S402で対物レンズの中心位置が、光ピックアップの基準位置に対して先述したような所定範囲以内であるか否かを判定する。具体的には、システムコントローラ210がレンズ位置信号生成器215を監視して、対物レンズの中心位置が所定範囲以内であるか否かを判定する。ここで、対物レンズ203の中心がトラックの中心位置にあると、トラッキングループ制御中の対物レンズ用アクチュエータ35のトラッキング方向への駆動電圧がゼロになる。例えば、ディスクの偏芯が大きく±100um以上ある場合には、トラッキングループ制御をオンにした後も対物レンズ203の中心位置は、±100um以上の範囲でトラッキング方向に動作することになる。このような場合も対物レンズ203の中心位置が光ピックアップの基準位置に対して所定の範囲内(本実施例では±75um。以下、同じ。)になるまで待つ。対物レンズ203の中心位置が、この所定の範囲以内になったところで、S403でシステムコントローラ210がスイッチ42をオンに切替えて、外乱オブザーバ処理をオンする。
外乱オブザーバ処理をオンすると、トラッキングエラー生成器31で生成したトラッキングエラー信号をA/D変換器32でA/D変換したものをK1係数器37に入力する。K1係数器37では、入力されたトラッキングエラー信号に(電圧値[V]−偏移量[m])変換係数を掛けて、トラッキングエラー信号の大きさに相当する偏移量を計算する。
K1係数器37で偏移量に変換したものをフィルタ38に入力する。フィルタ38では、入力された偏移量に対物レンズ用アクチュエータ35の逆特性を掛けて偏移量に対応する対物レンズ用アクチュエータ35の駆動電圧を算出する。対物レンズ用アクチュエータ35の逆特性である、フィルタ38の特性は、2次の進み系である。ここで、(式2)に、アクチュエータ35の伝達関数特性G(s)を示し、(式3)に前記アクチュエータ35の逆特性G(s)=である、フィルタ38の伝達関数特性G(s)を示す。
(s)=Ta/{(M*s+D*s+K)*R}・・・(式2)
(s)={(M*s+D*s+K)*R}/Ta・・・(式3)
但し、s:伝達関数の演算子、M:アクチュエータの質量、D:アクチュエータの制動係数、K:アクチュエータのバネ係数、Ta:アクチュエータのトルク係数、R:アクチュエータの抵抗である。
減算器40は、対物レンズ用アクチュエータ35に入力されるアクチュエータ用ドライバ206の電圧から、フィルタ38で算出した対物レンズ用アクチュエータ35の駆動電圧を減算する減算器である。減算器40では、対物レンズ用アクチュエータ35に加わったトラック方向の外乱に対応する駆動電圧分のみが算出される。LPF39の出力は、加算器41で対物レンズ用アクチュエータ35の駆動電圧に加算され、外乱の影響を低減する。
ここで、一度外乱オブザーバ処理がオンになった後は、連続記録又は連続再生を行っているときに対物レンズの中心位置が所定範囲を越えてもそのまま動作しつづける。
次に、所望のトラックへのアクセス時の場合の具体的な動作について説明する。
所望のトラックへのアクセスは、トラッキングループ制御、外乱オブザーバ処理はオンの状態から始まる。まず、システムコントローラ210は、現在いるトラック位置(現在アドレス)を確認し、目標のトラック位置(目標アドレス)までのトラック数を算出する。
次に、トラッキングループ制御及び、外乱オブザーバ処理をともにオフし、ジャンプ動作に入る。ジャンプ動作は、図示しないが、一般的な速度制御などの方法で目的トラックへアクセスする。
目的トラック付近に達したら、システムコントローラ210は、再びトラッキングループ制御をオンにする。そして、その後、対物レンズの中心位置が所定範囲内に入るのを待って外乱オブザーバ処理をオンにする。
対物レンズ用アクチュエータによるアクセスを行った後は、対物レンズ203の中心位置が、大きく光ピックアップ204の基準位置から離れている場合がある。そのような場合も対物レンズ203の中心位置が、所定の範囲内に入るのを待って外乱オブザーバ211をオンにすることで安定した制御が行える。
また、対物レンズ203の中心位置が、所定の範囲内に入るのを待っているだけではなく、光ピックアップ送りモータ213により、対物レンズ203の中心位置が、所定の範囲内に位置するように光ピックアップ204を駆動制御する。これにより、対物レンズ203の中心位置が、所定の範囲内に位置するまでの所要時間を低減することができるようになる。
また、対物レンズ203の中心位置を直接測定するフォトインタラプターなどのセンサを用いるのでも良い。
また、対物レンズ203の中心位置を測定するのに、DPP方式によっても良い。
これを、図6を用いて説明すると、加算器82の出力は、アンプ84へも入力されてK2倍に増幅される。その後、加算器83により、メインプッシュプルMPPと加算される。これにより、対物レンズ74の移動量に相当する対物レンズ位置信号LP(LP:Lens Position)が生成される。
すなわち、対物レンズ位置信号(LP)は、
LP=MPP+K2・(SPP1+SPP2) ・・・(式4)
と表される。
なお、対物レンズ位置信号(LP)を(式4)から得る場合には、光ピックアップの基準位置の定義は、光ピックアップの光ディスクの半径方向における中心位置のことを指す。
このときの所定範囲は、±50umにする。このようにトラック方向の駆動電圧から対物レンズの位置信号を取得する場合に比べて、所定の範囲を狭くする理由は、LP信号では光ディスク装置が傾いたか否かを検出できないので、傾きに応じて範囲を変えることはできない。そのため、トラック方向の駆動電圧から対物レンズの位置信号を取得する場合に比べて狭く設定した。
以上のように、対物レンズの位置を検出して、対物レンズの中心位置が光ピックアップの基準位置から所定範囲内のときに外乱オブザーバ処理をオンすることで、トラッキング制御が外れることなく、振動に強い安定な記録再生動作が可能になる。
本実施例における光ディスク装置を示す図である。 本実施例における外乱オブザーバ処理オン時の対物レンズの位置を示す図である。 本実施例における外乱オブザーバ処理のブロック図である。 外乱オブザーバ処理を開始するタイミングを示すフローチャートである。 アクチュエータを示す図である。 サーボエラー信号生成器の構成を示す図である。
符号の説明
31 TE生成器
32 A/D変換器
33 位相補償器
34 ゲイン
35 対物レンズ用アクチュエータ
37 K1係数器
38 フィルタ
39 LPF
202 光ディスク
203 対物レンズ
204 光ピックアップ
205 サーボエラー信号生成器
206 アクチュエータ用ドライバ
208 スピンドルモータ
209 スピンドルモータドライバ
210 システムコントローラ
211 外乱オブザーバ
213 光ピックアップ送りモータ
214 光ピックアップ送りモータ用ドライバ
215 レンズ位置信号生成器

Claims (6)

  1. 光ディスク装置において、
    光源と、光ディスクに光ビームを照射するための対物レンズと、前記対物レンズを駆動するためのアクチュエータとを備えた光ピックアップと、
    トラッキングエラー信号に基づいてトラッキング制御を行うトラッキング制御手段と、
    前記光ピックアップの基準位置から前記対物レンズの中心位置までのずれ量を検出する検出手段と、
    前記アクチュエータに加わる外乱を検出する外乱オブザーバとを有し、
    前記トラッキング制御手段は、前記トラッキング制御を行っている時に、前記検出手段により前記対物レンズの中心位置が前記光ピックアップの基準位置から所定の範囲内に位置していると検出したら、前記外乱オブザーバの出力に基づいて前記トラッキング制御を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記光ピックアップを移動させる移動手段を有し、
    前記移動手段により、前記対物レンズの中心位置を前記所定の範囲内に位置させるために、前記光ピックアップを移動させることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記アクチュエータは、前記対物レンズを支持するための複数の弾性支持部材を有しており、
    前記基準位置とは、前記トラッキング制御をかけていない状態において、前記弾性支持部材によるバネ力と、トラッキング方向における重力による力とのつり合い位置に相当する前記光ピックアップにおける位置であることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 前記検出手段は、前記アクチュエータの前記トラッキング方向の駆動電圧に基づいて、前記ずれ量を検出することを特徴とする請求項3に記載の光ディスク装置。
  5. 前記基準位置とは、トラッキング方向における前記光ピックアップの中心位置であることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  6. 前記検出手段は、前記光ピックアップに搭載された、分割された受光センサにおいて受光した前記光ディスクからの反射光を演算することにより、前記対物レンズの中心位置を検出することを特徴とする請求項5に記載の光ディスク装置。
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