JP2009205463A - 車両用映像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自車両の前方と後方の状況に応じて、前方用のカメラの映像と後方用のカメラの映像を選択的に記録する車両用映像記録装置を提供する。
【解決手段】本発明の車両用映像記録装置は、第1継続時間、前方車両と自車両の第1車間距離の計測を周期的に実行することと、第2継続時間、後方車両と自車両の第2車間距離の測定を周期的に実行することとを交互に繰り返し、第1継続時間内に計測された第1車間距離に基づいて、その第1継続時間経過後に周期的に実行される第2車間距離の計測について第2継続時間を決定し、第2継続時間内に計測された第2車間距離に基づいて、その第2継続時間経過後に周期的に実行される第1車間距離の計測について第1継続時間を決定する。所定距離未満である第1又は第2車間距離が計測されると、自車両の前方を撮影した第1映像データ、又は車両の後方を撮影した第2映像データの記録が開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自車両に搭載されると共に、自車両と他の車両の衝突事故時の映像を記録する車両用映像記録装置に関する。
ドライブレコーダは、自車両と他の車両との衝突事故時に、カメラで撮影した自車両周辺の映像をハードディスクやメモリーカード(登録商標)などの記録媒体に記録する装置である。記録された映像を再生することで、事故の原因が早急且つ客観的に把握されることから、現在、特に、タクシー業界や運送業界で業務用に使用される車両に、ドライブレコーダの導入が進められている。
記録媒体内に記録された映像を適宜消去することで、カメラで撮影した映像を記録媒体に常時記録するタイプのドライブレコーダも存在するが、ドライブレコーダの内部機器の負担が大きくなることから、多くのドライブレコーダでは、センサ等の検知手段を用いて事故発生を検知又は予測し、その検知又は予測に基づいて映像データの記録を行う構成が採用されている。例えば、特開平8−235484号公報には、自車両の前方又は後方の何れかを撮影する撮像手段と、その撮像手段が撮影した映像を記録する記録手段と、前方又は後方車両と自車両の間の車間距離などに基づいて衝突を予測する衝突予測手段と、予測結果に基づいて記録手段に映像を記録させる制御手段とを備えるデータ記録装置が開示されている。このデータ記録装置では、撮像手段で撮影された映像を画像認識して前方又は後方車両のタイヤ位置を特定することで、車間距離が算出されている。
特開平8−235484号公報
自車両の前方を撮影するカメラのみを設けて、その映像を記録媒体に記録するだけでは、自車両の後方を走行する後方車両と自車両の衝突を撮影した映像をドライブレコーダに記録することはできず、自車両の後方を撮影するカメラのみを設けて、その映像を記録媒体に記録するだけでは、自車両の前方を走行する前方車両と自車両の衝突を撮影した映像をドライブレコーダに記録することはできないことから、自車両の前方を撮影するカメラと後方を撮影するカメラの両方を自車両に設けることが好ましい。しかしながら、このような構成を採用する場合、自車両の前方の映像と後方の映像の各々について別個にドライブレコーダを設けるとコストが増加する。また、自車両の前方と後方の状況に応じて、前方の映像と後方の映像を選択的に記録媒体に記録する構成を採用するならば、前方の映像と後方の映像をどのような条件で選択して、どのようなタイミングで記録するかという問題が生じる。
特開平8−235484号公報に記載のデータ記録装置のように、カメラで撮影した映像を画像認識して車間距離の計測を行う場合、前方用のカメラと後方用のカメラの映像の各々に対して同時に画像認識処理を行うと、画像処理手段に高い処理能力が要求されることから、又は、2つの画像処理手段を別個に設ける必要があることから、ドライブレコーダのコストが更に増加する。また、ミリ波レーダなどの計測装置が、前方用と後方用に別個に設けられる場合に、両方の計測手段を絶えず同時に動作させると、消費電力や計測装置の負担の点で好ましくない。
本発明は、上記の問題を解決して、自車両の前方と後方の状況に応じて、前方用のカメラの映像と後方用のカメラの映像を選択的に記録する車両用映像記録装置を実現することを目的とする。
本発明の車両用映像記録装置は、自車両の前方を撮影して第1映像データを生成する第1撮像手段と、前記自車両の後方を撮影して第2映像データを生成する第2撮像手段と、前記自車両の前方を走行する車両と前記自車両の間の第1車間距離と、前記自車両の後方を走行する車両と前記自車両の間の第2車間距離とを計測する計測手段と、前記第1映像データ及び前記第2映像データの少なくとも何れか一方が記録される記録手段と、前記記録手段に入力される映像データの切換えと、前記記録手段に入力される映像データの記録とを制御する制御手段とを備えており、前記制御手段は、第1継続時間の間、第1車間距離の計測を周期的に実行することと、第2継続時間の間、第2車間距離の測定を周期的に実行することとを交互に繰り返すように前記計測手段を制御すると共に、第1継続時間内に計測された第1車間距離に基づいて、その第1継続時間経過後に周期的に実行される第2車間距離の計測について第2継続時間を決定し、第2継続時間内に計測された第2車間距離に基づいて、その第2継続時間経過後に周期的に実行される第1車間距離の計測について第1継続時間を決定し、さらに、前記制御手段は、第1所定距離未満である第1車間距離が計測されると、前記第1映像データの記録を前記記録手段に開始させ、第2所定距離未満である第2車間距離が計測されると、前記第2映像データの記録を前記記録手段に開始させる。
さらに、本発明の車両用映像記録装置では、前記制御手段は、第1継続時間内に計測された第1車間距離が短くなると段階的に短くなるように、その第1継続時間経過後に周期的に実行される第2車間距離の計測について第2継続時間を決定し、第2継続時間内に計測された第2車間距離が短くなると段階的に短くなるように、その第2継続時間経過後に周期的に実行される第1車間距離の計測について第1継続時間を決定する。
また、本発明の車両用映像記録装置では、前記制御手段は、第1継続時間の間に最後に計測された第1車間距離に基づいて、その第1継続時間経過後に周期的に実行される第2車間距離の計測について第2継続時間を決定し、第2継続時間の間に最後に計測された第2車間距離に基づいて、その第2継続時間経過後に周期的に実行される第1車間距離の計測について第1継続時間を決定する。
また、本発明の車両用映像記録装置では、前記制御手段は、前記第1所定距離未満である第1車間距離が計測されると、前記第1映像データの記録を前記記録手段に開始させると共に、第2車間距離の計測を前記計測手段に周期的に実行させ、前記第1映像データの記録と共に実行される周期的な第2車間距離の計測において、第3所定距離未満である第2車間距離が計測されると、前記第1映像データと前記第2映像データとを所定周期で交互に前記記録手段に入力して、それら映像データを前記記録手段に記録させ、さらに、前記制御手段は、前記第2所定距離未満である第2車間距離が計測されると、前記第2映像データの記録を前記記録手段に開始させると共に、第1車間距離の計測を前記計測手段に周期的に実行させ、前記第2映像データの記録と共に実行される周期的な第1車間距離の計測において、第4所定距離未満である第1車間距離が計測されると、前記第1映像データと前記第2映像データとを所定周期で交互に前記記録手段に入力して、それら映像データを前記記録手段に記録させる。
さらに、本発明の車両用映像記録装置では、前記計測手段は、前記第1映像データと前記第2映像データを所定周期で交互に前記記録手段に記録させる一方で、第1車間距離の1又は複数回の計測と第2車間距離の1又は複数回の計測とを前記所定周期で交互に実行し、前記記録手段が、前記第1映像データと前記第2映像データを前記所定周期で交互に記録することを開始した後に、第5所定距離以上である第1車間距離が計測されると、前記第2映像データのみを前記記録手段に記録させ、第6所定距離以上である第2車間距離が計測されると、前記第1映像データのみを前記記録手段に記録させる。
また、本発明の車両用映像記録装置では、前記制御手段は、前記第1映像データの記録の開始と共に実行される第2車間距離の周期的な計測において、一時的に前記計測手段に第1車間距離を計測させて、計測された第1車間距離が第7所定距離以上であると、前記第1映像データの記録を停止し、前記第2映像データの記録の開始と共に実行される第1車間距離の周期的な測定において、一時的に前記計測手段に第2車間距離を計測させて、計測された第2車間距離が第8所定距離以上であると、前記第2映像データの記録を停止する。
また、本発明の車両用映像記録装置では、前記計測手段は、前記第1映像データを画像認識処理することで第1車間距離を計測し、前記第2映像データを画像認識処理することで第2車間距離を計測する。
本発明の車両用映像記録装置では、第1継続時間の間、第1車間距離の計測を周期的に実行することと、第2継続時間の間、第2車間距離の測定を周期的に実行することとを交互に繰り返すように計測手段が制御されている。そして、第1継続時間内に計測された第1車間距離に基づいて、その第1継続時間経過後に周期的に実行される第2車間距離の計測について第2継続時間が決定されており、第2継続時間内に計測された第2車間距離に基づいて、その第2継続時間経過後に周期的に実行される第1車間距離の計測について第1継続時間が決定されている。このような構成を採用することで、第1車間距離と第2車間距離について同一の画像処理手段を使用して計測すること、さらには、第1車間距離用の計測装置と第2車間距離用の計測装置が別個に設けられる場合に、これら計測装置を交互に使用することが可能とされていると共に、自車両の前方と後方の状況に応じて、つまり前方車両及び後方車両と自車両との車間距離に応じて、第1車間距離の計測を継続して行う時間と、第2車間距離の計測を継続して行う時間とを適切に変更することが可能とされている。例えば、第1車間距離が短くなると、前方車両と自車両とが衝突する危険が高くなると考えられる。故に、第1継続時間経過後に周期的に実行される第2車間距離の計測に関する第2継続時間を、その第1継続時間が短くなると短くなるように決定することで、衝突する可能性が高まった前方車両と自車両との間の第1車間距離について、計測の空き時間が短くなる。
さらに、本発明の車両用映像記録装置では、第1所定距離未満である第1車間距離が計測されると、第1映像データの記録が開始され、第2所定距離未満である第2車間距離が計測されると、第2映像データの記録が開始される。このような構成によって、前方車両と自車両とが衝突する危険が非常に高くなった場合に、車両前方の映像の記録が開始され、後方車両と自車両とが衝突する危険が非常に高くなった場合に、車両後方の映像の記録が開始される。
本発明の車両用映像記録装置では、第1映像データの記録が開始されると共に、第2車間距離の周期的な計測が実行されて、その周期的な計測において、第3所定距離未満である第2車間距離が計測されると、第1映像データと第2映像データとが所定周期で交互に記録手段に記録される。また、第2映像データの記録が開始されると共に、第1車間距離の周期的な計測が実行されて、その周期的な計測において、第4所定距離未満である第1車間距離が計測されると、第1映像データと第2映像データとが所定周期で交互に記録手段に記録される。このような構成によって、本発明の前方車両と後方車両の両方と自車両とが衝突する危険が非常に高くなった場合に、前方車両の映像と後方車両の映像の両方を記録することが可能となる。
以下、本発明について図を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施例である車両用映像記録装置の概要を示すブロック図である。車両用映像記録装置は、自車両の前方を撮影する前方カメラ(1)と、自車両の後方を撮影する後方カメラ(3)とを備えている。これらカメラ(1)(3)の各々は、撮像レンズ、CCD等の撮像素子、及びA/D変換器などを含んでおり、所定のフレームレート(例えば、30fpsや60fps)で、自車両の前方又後方を撮影したデジタル映像データを出力する。例えば、前方カメラ(1)は、自車両の車内において、撮像レンズを前方に向けてフロントガラス側に(フロントパネルや天井に)設置される。後方カメラ(3)は、自車両の車内において、撮像レンズを後方に向けてリアガラス側に(リアパネルや天井に)設置される。自車両が駐車時の後方確認などに使用されるバックカメラを搭載している場合には、そのバックカメラが後方カメラ(3)として兼用されてもよい。
車両用映像記録装置が給電されている間、前方カメラ(1)は、自車両の前方を撮影したデジタル映像データ(以後、第1映像データと称する)を常時生成して出力し、後方カメラ(3)は、自車両の後方を撮影したデジタル映像データ(以後、第2映像データと称する)を常時生成して出力する。第1映像データと第2映像データは、第1スイッチ(5)と第2スイッチ(7)の両方に送られる。第1スイッチ(5)は、記録部(9)に入力される映像データを、第1映像データと第2映像データの間で切り換える。記録部(9)は、狭義のドライブレコーダに相当しており、ハードディスクやメモリカードなどの書換可能な不揮発性の記録媒体と、この記録媒体にデータを読み書きするドライブ機構又はリーダ・ライタ等と、ドライブ機構等を制御するマイクロコンピュータと、記録部(9)に記録された映像データを再生するパーソナルコンピュータなどの外部機器と車両用映像記録装置とを接続するための接続端子(例えば、USB端子)とを備えている。記録部(9)は、第1映像データ又は第2映像データが入力されていても、制御部(11)の指示がなければその記録を行わない。表示部(13)は、例えば、車内モニタであって、第1スイッチ(5)で選択されている映像データを再生可能である。
制御部(11)は、CPU(15)、RAM(17)及びROM(19)などで構成されたマイクロコンピュータであって、車両用映像記録装置を統括的に制御し、具体的には、第1及び第2スイッチ(5)(7)の切換えの制御や、記録部(9)に対して映像データの記録の開始と終了の指示などを行う。制御部(11)のCPU(15)は、制御に必要な各種演算を実行し、RAM(17)はCPU(15)のワークスペースとして使用される。ROM(19)には、CPU(15)にて実行される各種プログラムが格納されている。
第2スイッチ(7)は、車両用映像記録装置の画像処理部(21)に入力される映像データを、第1映像データと第2映像データの間で切り換える。画像処理部(21)は、これら映像データを画像処理することで、自車両の前方を走行し、前方カメラ(1)で撮影された前方車両と自車両の間の車間距離(以下、第1車間距離と称する)、又は、自車両の後方を走行し、後方カメラ(3)で撮影された後方車両と自車両の間の車間距離(以下、第2車間距離と称する)とを特定する。つまり、画像処理部(21)は、前方及び後方カメラ(1)(3)と第2スイッチ(7)と共に、第1及び第2車間距離の計測手段を構成する。
画像処理部(21)は、フレーム記憶部(23)、画像抽出部(25)及び車間距離計算部(27)とを備えている。フレーム記憶部(23)は、1又は複数のフレーム分の映像データを格納するフレームメモリで構成され、画像抽出部(25)及び車間距離計算部(27)は、例えば、以下の処理を記述したプログラムと、それを実行するCPUなどで実現される。
画像抽出部(25)は、1フレーム分の映像データをフレーム記憶部(23)から順次読み出しと共に、読み出した映像データを画像認識処理して、撮影されている車両に関して、車間距離を特定するために用いる一部の画像を抽出する。本実施例では、画像抽出部(25)は、前方車両又は後方車両のナンバープレートの画像を、1フレーム分の映像データから抽出し、画像数を単位としたナンバープレートの幅と、ナンバープレートに記載されている分類番号とを特定し、車間距離計算部(27)に送る。車間距離計算部(27)は、画像数を単位としたナンバープレートの幅から前方又は後方カメラ(1)(3)の結像面におけるナンバープレートの幅を算出すると共に、分類番号に基づいて、撮影されたナンバープレートの種類(大型、中型、小型)を特定し、結像面におけるナンバープレートの幅に対するナンバープレートの実際の幅の比を前方又は後方カメラ(1)(3)の焦点距離に乗算することで、前方カメラ(1)と前方車両の間の距離、又は後方カメラ(3)と後方車両の間の距離を計算する。さらに、車間距離計算部(27)は、計算された距離から、自車両におけるカメラ(1)(3)の位置に基づいて、第1車間距離又は第2車間距離を計算する。計算された第1車間距離又は第2車間距離は制御部(11)に送られる。なお、画像抽出部(25)にて、前方車両又は後方車両が存在しないと判断される場合には、その旨が車間距離計算部(27)、さらには制御部(11)に通知される。
図2(a)は、前方カメラ(1)が生成する第1映像データのあるフレームに係る画像(41)の一例を示す説明図である。前方カメラ(1)は前方車両を撮影しており、この画像には前方車両の画像(43)が含まれている。前方車両の画像(43)には、ナンバープレートの画像(45)が含まれている。図2(b)は、ナンバープレートの画像(45)の拡大図である。画像抽出部(25)は、図2(a)に示した画像(41)から、ナンバープレートの画像(45)を特定し、この画像(45)の横幅を画像数を単位として求める。さらに、画像抽出部(21)は、ナンバープレートの画像(43)に含まれる分類番号「599」を特定し、ナンバープレートの画像(45)の横幅と分類番号とを、車間距離計算部(27)に送る。車間距離計算部(27)は、これらの情報に基づいて、上述したように前方車両と自車両との第1車間距離を算出する。
画像処理部(21)では、第1映像データ又は第2映像データが入力されている間、所定の周期で第1車間距離又は第2車間距離の計算を行う。本実施例では、第1映像データ又は第2映像データのフレーム毎に第1車間距離又は第2車間距離の算出が行われる。例えば、第1映像データ及び第2映像データのフレームレートが30fpsだとすると、1/30秒周期で、第1車間距離又は第2車間距離の算出が行われる。なお、第1実施例では、前方及び後方車両のナンバープレートに着目して、第1車間距離及び第2車間距離の計算を行っているが、画像におけるその他の特徴に着目して(例えば、車両のタイヤの位置)第1車間距離及び第2車間距離の計算が行われてもよい。
本実施例の車両用映像記録装置では、通常時、つまり映像データの記録が必要ではないと判断される状況では、第1スイッチ(5)と第2スイッチ(7)を切り換えることで、第1映像データを画像処理部(21)に入力して第1車間距離を周期的に計測することと、第2映像データを画像処理部(21)に入力して第2車間距離を周期的に計測することとが交互に繰り返される。また、通常時において、第1映像データ又は第2映像データが、画像処理部(21)に入力されている間、画像処理部(21)に入力されているものと同じ映像データが記録部(9)に入力されるように、第1スイッチ(5)と第2スイッチ(7)は同時に操作される。なお、通常時において、第1スイッチ(5)と第2スイッチ(7)は相反するように同時に操作されて、第1映像データ及び第2映像データの一方が画像処理部(21)に入力されている間、第1映像データ及び第2映像データの他方が記録部(9)に入力されてもよい。
スイッチ(5)(7)の切換(時間)間隔、つまり、第1映像データ若しくは第2映像データが画像処理部(21)又は記録部(9)に継続して入力される(第1車間距離又は第2車間距離が周期的に計測される)継続時間は可変であって、第1車間距離又は第2車間距離に基づいて、制御部(11)によって決定される。制御部(11)は、スイッチ(5)(7)の切換間隔を、その前の切換間隔において計測された第1車間距離又は第2車間距離に基づいて決定する。第1車間距離の計測と第2車間距離の計測は周期的に実行されていることから、切換間隔内にて計測されたどの車間距離を用いても、次の切換間隔を決定することが可能ではあるが、切換間隔の終了近くで計測された車間距離を用いて、次の切換間隔を決定することが好ましい。本実施例では、切換間隔内にて最後に計測された車間距離に基づいて、次の切換間隔が決定される。
図3は、通常時において、画像処理部(21)と記録部(9)に入力される映像データが、スイッチ(5)(7)が制御されて交互に変更される模様の一例を模式的に示した説明図である。本図示した例では、時刻t0にてスイッチ(5)(7)が切り換えられて、画像処理部(21)への第1映像データの入力が開始されると共に、記録部(9)への第1映像データの入力が開始されている。時間は、図3の左側から右側に向かって経過する。第1映像データが、時刻t0以後に画像処理部(21)に継続して入力される(第1映像データが、時刻t0以後に記録部(9)に継続して入力される)時間である切換間隔T1の間、画像処理部(21)は、第1映像データのフレーム毎(図3及びその他の図にて、縦の破線で示す)に第1車間距離を算出している。なお、切換間隔T1は、その前の切換間隔において、画像処理部(21)で算出された第2車間距離に基づいて制御部(11)によって決定されている。
切換間隔T1における最後のフレーム(図3では、f1N)を用いて第1車間距離が算出されると、制御部(11)は、その第1車間距離を用いて、第2映像データが時刻t0+T1以後に画像処理部(21)に継続して入力される(第2映像データが時刻t0+T1以後に記録部(9)に継続して入力される)時間である切換間隔T2を決定する。時刻t0+T1に至ると、制御部(11)は、第2映像データが記録部(9)に入力されるように第1スイッチ(5)を切り換えると共に、第2映像データが画像処理部(21)に入力されるように第2スイッチ(7)を切り換える。
切換間隔T2の間、画像処理部(21)は、第2映像データのフレーム毎に第2車間距離を算出する。切換間隔T2における最後のフレーム(図3では、f2M)を用いて第2車間距離が算出されると、制御部(11)は、第2車間距離を用いて、第1映像データが時刻t0+T1+T2以後に画像処理部(21)に継続して入力される(第1映像データが時刻t0+T1+T2以後に記録部(9)に継続して入力される)時間である切換間隔T3を決定する。時刻t0+T1+T2に至ると、制御部(11)は、第1映像データが記録部(9)に入力されるように第1スイッチ(5)を切り換えると共に、第1映像データが画像処理部(21)に入力されるように第2スイッチ(7)を切り換える。
本実施例の車両用映像記録装置では、制御部(11)は、図4に示すテーブルを参照して、第1又は第2車間距離に基づいてスイッチ(5)(7)の切換間隔を決定する(テーブルは、例えば制御部(11)のROM(19)に格納される)。本実施例では、テーブルは、第1車間距離に基づいて切換間隔を決定する場合と、第2車間距離に基づいて切換間隔を決定する場合とに併用されるが、これらの場合について異なるテーブルが使用されてもよい。テーブルでは、車間距離が短くなると段階的により短くなるように、車間距離に関する複数の範囲の夫々に対して切換間隔が設定されている。本実施例のテーブルでは、図4に示すように、車間距離が20m以上である場合の切換間隔は7秒に、車間距離が5m以上20m未満である場合の切換間隔は5秒、車間距離が2m以上5m未満である場合の切換間隔は3秒に設定されている。なお、カメラ(1)(3)が車両を撮影していない場合には、車間距離が20m以上であるとして取り扱われる。
本実施例の車両用映像記録装置では、第1映像データを画像処理部(21)に入力して第1車間距離を周期的に計測することと、第2映像データを画像処理部(21)に入力して第2車間距離を周期的に計測することとが交互に繰り返されている状態下で、所定の距離未満である第1車間距離が計測されると、前方カメラ(1)が生成する第1映像データの記録部(9)への記録が実行され、所定の距離未満である第2車間距離が計測されると、後方カメラ(3)が生成する第2映像データの記録部(9)への記録が実行される。上述したように、第1及び第2車間距離は、画像処理部(21)にて算出されることから、自車両に接近する車両を撮影しているカメラ(1)(3)の映像データを、他方のカメラ(1)(3)の映像データよりも長く画像処理部(21)に入力することが好ましい。本実施例の車両用映像記録装置では、上述のようにテーブルを構成することで、一方のカメラ(1)(3)の映像データを用いて計測された車間距離が短くなると、その映像データが次に画像処理部(21)に入力されるまでの時間間隔が短くされている。
図5は、記録部(9)に映像データが記録される模様の一例を模式的に示す説明図であって、時刻t0+T1+T2以前については、図3と同じ状況が示されている。つまり、切換間隔T2における最後のフレーム(図5では、f2M)を用いて第2車間距離が算出されると、制御部(11)は、第2車間距離を用いて、第1映像データが時刻t0+T1+T2以後に画像処理部(21)に継続して入力される(第1映像データが時刻t0+T1+T2以後に記録部(9)に継続して入力される)時間である切換間隔T3を決定し、時刻t0+T1+T2に至ると、第1映像データが記録部(9)に入力されるように第1スイッチ(5)を切り換えると共に、第1映像データが画像処理部(21)に入力されるように第2スイッチ(7)を切り換えている。
本実施例の車両用映像記録装置では、画像処理部(21)に入力される映像データの各フレーム毎に第1又は第2車間距離が計測されると共に、周期的に計測された車間距離の各々について所定の距離未満であるか否かが判定される。そして、車間距離が所定の距離未満であると判定された場合には、記録部(9)に入力される映像データの記録が開始される。また、切換間隔の経過を待たずに直ちに第2スイッチ(7)が切り換えられて、記録部(9)に入力される映像データと異なる映像データが画像処理部(21)に入力される。なお、切換間隔内にて入力された最後のフレームを用いて計測された車間距離が所定の距離以上である場合には、その車間距離に基づいて切換間隔が決定される。図5に示す例では、時刻t0+T1+T2にて画像処理部(21)に第1映像データが入力されており、その2番目のフレーム(図5では、f32)を用いて計測された第1車間距離が所定の距離未満であるので、第1映像データの記録部(9)への記録が開始されると共に、切換間隔T3の経過を待たずに第2スイッチ(7)が切り換えられて、第2映像データが画像処理部(21)に入力されている。
図6は、自車両(47)と前方車両(49)が接近又は離間する模様を示している。後方車両は存在しておらず、後方カメラ(3)で撮影されていないとする。図6(a)では、画像処理部(21)にて算出される自車両(47)と前方車両(49)の第1車間距離は20m以上である。この状態が続く場合、本実施例の車両用映像記録装置では、図4のテーブルに基づいて7秒周期でスイッチ(5)(7)が切り換えられる。図6(b)では、画像処理部(21)にて算出された自車両(47)と前方車両(49)の第1車間距離は4mである。この状態が続く場合、スイッチ(5)(7)の切換間隔は、3秒と7秒の間で交互に変化する。なお、7秒の切換間隔では、前方カメラ(1)の第1映像データが画像処理部(21)に入力され、3秒の切換間隔では、後方カメラ(3)の第2映像データが画像処理部(21)に入力される。図6(c)では、画像処理部(21)にて算出された自車両(47)と前方車両(49)の第1車間距離は2m未満である。図6(b)の状況から、図6(c)の状況に移行すると、(7秒の切換間隔で)第1映像データが入力されている画像処理部(21)にて算出された第1車間距離が2m未満となり、図5に示すように、第1映像データが記録部(9)に記録されることになる。衝突事故が発生することなく、図6(c)の状況から図6(b)の状況に移行すると、本実施例の車両用映像記録装置では、第1映像データの記録部(9)への記録が停止されると共に、車両用映像記録装置は、スイッチ(5)(7)の切換間隔が3秒と7秒の間で交互に変化する状態に戻る。以下では、本実施例の車両用映像記録装置の動作について、より詳細に説明する。
図7及び図8は、第1実施例の車両用映像記録装置の動作を示すフローチャートである。この動作を実行するためのプログラムは、制御部(11)のROM(19)に格納されており、制御部(11)のCPU(15)によって実行される。自車両のエンジンが駆動して、車両用映像記録装置が給電されると、前方カメラ(1)及び後方カメラ(3)が起動して、これらカメラ(1)(3)によって撮影が開始される(S1)。その後、制御部(11)は、第1スイッチ(5)と第2スイッチ(7)を初期状態にする(S3)。例えば、初期状態では、第1スイッチ(5)及び第2スイッチ(7)は、前方カメラ(1)の第1映像データを記録部(9)と画像処理部(21)に入力するように設定される。
ステップS3の後、画像処理部(21)に入力される映像データを用いて、その映像データを生成するカメラで撮影された車両と自車両の間の車間距離が計測される(S5)。上述の初期状態の場合、第1映像データを用いて画像処理部(21)にて、前方車両と自車両の車間距離が計測される。なお、ステップS5では、画像処理部(21)に入力される映像データの最初のフレームを用いて車間距離が計測されてもよいが、カメラ(1)(3)の映像が安定するのに要する時間を考慮して、適当な時間経過後に入力されるフレームを用いて、車間距離が計測されてもよい。
ステップS5の後、制御部(11)は、ステップS5で計測された車間距離に基づいて、第1及び第2スイッチ(5)(7)の切換間隔を決定する(S7)。ステップS7の後、制御部(11)は、第1及び第2スイッチ(5)(7)を切り換える(S9)。ステップS7の後に実行されるステップS9では、ステップS3における初期状態と反対の状態に各スイッチ(5)(7)が切り換えられて、画像処理部(21)と記録部(9)に入力されていた映像データが変更される。上述の初期状態の場合には、ステップS9が実行されると、第1スイッチ(5)は、後方カメラ(3)の第2映像データを記録部(9)に入力するように切り換えられ、第2スイッチ(7)も、第2映像データを画像処理部(21)に入力するように切り換えられる。図7から容易に理解されるように、ステップS9は繰り返し実行されて、画像処理部(21)と記録部(9)に入力される映像データが繰り返し変更される。ステップS7で決定される切換間隔は、そして後述するステップS17及びS39で決定される切換間隔は、ステップS9が実行される時間間隔に相当している。
ステップS9の後、画像処理部(21)は、入力されている映像データを用いて、その映像データを生成するカメラ(1)(3)で撮影された車両と自車両の間の車間距離を計測する(S11)。上述したように、本実施例では、画像処理部(21)に入力される映像データのフレーム毎に車間距離の計測が周期的に行われ、ステップS11は、その中の1回の計測に対応している。ステップS11の後、制御部(11)は、計測された車間距離が所定の距離未満であるか否かを判定する(S13)。本実施例では、図4のテーブルと対応するように、所定の距離は2mとされる。なお、ステップS13の所定の距離は、第1車間距離と第2車間距離とで異なっていてもよい(その場合には、第1車間距離と第2車間距離について異なるテーブルが切換間隔の決定に使用されるだろう)。
ステップS11にて計測された車間距離が所定の距離以上である場合、制御部(11)は、ステップS11で行った車間距離の計測が、ステップS7、後述するステップS17又はS39で決定されたスイッチ(5)(7)の切換間隔内における最後の計測であるか否かを判定する(S15)。本実施例では、制御部(11)は、ステップS11にて車間距離計測に用いた映像データのフレームが、切換間隔における最後のフレームであるか否かを判定する。
ステップS15にて、ステップS11で行った車間距離の計測が最後の計測でないと判定された場合、ステップS11及びそれ以降のステップが再度実行される。ステップS15にて、最後の計測であると判定された場合、制御部(11)は、画像処理部(21)に入力されている映像データについて、(最後に実行された)ステップS11で計測された車間距離に基づいて、第1及び第2スイッチ(5)(7)に関する次の切換間隔を決定する(S17)。上述したように、本実施例では、ステップS17にて、図4に示すテーブルを参照して切換間隔が決定される。ステップS17の後、制御部(11)は、ステップS9が実行されてから経過した時間が切換間隔に至ったか否か判定し(S19)、切換間隔に至った場合には、ステップS9を再度実行し、記録部(9)と画像処理部(21)に入力される映像データを変更する。図3に例示したような状況では、ステップS9乃至S19の一連のステップが繰り返し実行されることになる。ステップS19の判定における切換間隔は、ステップS19の直前に実行されたステップS17で決定された切換間隔ではないことに留意のこと。
ステップS11にて計測された車間距離が所定の距離未満である場合、ステップS13の後、制御部(11)は、第2スイッチ(7)を切り換えて画像処理部(21)に入力される映像データを変更する(S21)。ステップS21が実行されることで、記録部(9)と画像処理部(21)に入力される映像データは異なることになる。ステップS21の後、制御部(11)は、記録部(9)に入力されている映像データの記録部(9)への記録を開始する(S23)。本実施例では、制御部(11)は、ステップS23において、記録部(9)に既に記録されている映像データがあれば、記録を開始する前にその削除を行う(この削除は行われなくともよい)。制御部(11)は、ステップS23の後、ステップS11と同様にして、画像処理部(21)に入力される映像データを用いて、その映像データを生成するカメラ(1)(3)で撮影された車両と自車両の車間距離を計測し(S25)、ステップS25の後、計測された車間距離が所定の距離未満であるか否かを判定する(S27)。本実施例では、ステップS27における所定の距離は、ステップS13における所定の距離(2m)と同じとされるが、ステップS13と同じである必要はない。ステップS27の所定の距離は、第1車間距離と第2車間距離とで異なっていてもよい。
ステップS27にて、ステップS25において計測された車間距離が所定の距離以上であると判定された場合、ステップS27の後、制御部(11)は、ステップS21が実行されてからの経過時間が、又は後述するステップS35若しくはS45が実行されてからの経過時間が所定の時間に至ったか否かを判定する(S29)。所定の時間は、例えば、数秒程度にされる。ステップS29にて、所定の時間に至っていないと判定された場合に、ステップS25及びそれ以降のステップが再度実行される。この所定の時間内において、ステップS25は、ステップS11と同様に映像データの1フレーム毎に繰り返し実行される。
ステップS29にて、所定の時間に至ったと判定された場合、制御部(11)は、第2スイッチ(7)を一時的に切り換えて、記録部(9)に入力されている映像データと同じ映像データを画像処理部(21)に入力すると共に、その映像データを用いて車間距離の計測を行う(S31)。本実施例では、1フレーム分の映像データが画像処理部(21)に入力されて車間距離が算出可能な時間の間、制御部(11)は第2スイッチ(7)を一時的に切り換える。ステップS31の後、制御部(11)は、ステップS31で計測した車間距離が所定距離未満であるか否かを判定する(S33)。本実施例では、ステップS33における所定の距離は、ステップS13における所定の距離(2m)と同じとされるが、ステップS13と同じである必要はない。また、ステップS33の所定の距離は、第1車間距離と第2車間距離とで異なっていてもよい。
ステップS33で、車間距離が所定距離未満であると判定された場合、制御部(11)は、制御部(11)は第2スイッチ(7)を戻して、画像処理部(21)に入力される映像データを変更する(S35)。ステップS35によって、画像処理部(21)には、記録部(9)に入力されている映像データと異なる映像データが入力される。ステップS35の後、ステップS25及びそれ以降のステップが再度実行される。ステップS33で、車間距離が所定距離以上であると判定された場合、制御部(11)は、記録部(9)による映像データの記録を停止する(S37)。ステップS37の後、制御部(11)は、ステップS31で計算した車間距離に基づいてスイッチ(5)(7)の切換間隔を決定する(S39)。ステップS39の後、ステップS9及びそれ以降のステップが再度実行される。
図9は、一方の映像データが記録部(9)に記録された後の模様の一例を模式的に示す説明図である。この例では、まず、第1映像データが記録部(9)に記録されており、その一方で、第2映像データの各フレーム(破線で示す)についてステップS25乃至S29が実行されている。図9に示す例では、ステップS27の各々にて、第2車間距離が所定距離以上と判定されている。ステップS21又はステップS35(若しくはS45)が実行されてから所定時間Tsに至ると、ステップS29及びステップS31が実行されて、第2スイッチ(7)が一時的に切り換えられて、第1映像データの1フレーム分が画像処理部(21)に入力されると共に、第1車間距離の計測が行われる。図9の例では、本図において最初に実行されたステップS33にて、ステップS31で計測された第1車間距離が所定の距離未満であると判定されている。その結果、ステップS35が実行されて、第2映像データは、再度、画像処理部(21)に所定時間Tsの間入力されている。2度目に実行されたステップS33では、ステップS31にて計測された第1車間距離が所定の距離以上であると判定されている。その結果、ステップS37及びS39とステップS9とが実行されることにより、第1映像データの記録が停止され、切換間隔T4が決定され、第1及び2スイッチ(5)(7)が切り換えられて、第2映像データが、切換間隔T4の間、画像処理部(21)と記録部(9)に入力されている。
ステップS27にて、ステップS25で計測された車間距離が所定の距離未満であると判定された場合、制御部(11)は、第1及び第2スイッチ(5)(7)を所定周期で切り換えて、第1映像データと第2映像データを交互に記録部(9)に記録すると共に、第1車間距離と第2車間距離の1又は複数回の計測を交互に実行する(S41)。本実施例では、この所定周期は、映像データの少なくとも1フレームが画像処理部(21)に入力されて車間距離が決定される時間に設定されており、第1車間距離又は第2車間距離について1回の計測が実行されるが、第1車間距離又は第2車間距離について複数回の計測が実行可能なように、所定周期が設定されてもよい。ステップS41が実行されることで、前方車両と後方車両の両方が自車両に接近して多重衝突の危険がある場合に、第1映像データと第2映像データの両方を記録部(9)に記録することが可能とされている。
図10は、一方の映像データが記録部(9)に記録された後に、他方の映像データも記録部(9)に記録される模様の一例を示す説明図である。図10の例では、図9と同様に、まず、第1映像データが記録部(9)に記録されており、ステップS21又はステップS35(若しくはS45)が実行されてから所定時間Tsが経過するまで、第2映像データの各フレーム(破線で示す)について、ステップS25乃至S29が繰り返し実行されている。所定時間Tsに至ると、ステップS31が実行されて、第1映像データが画像処理部(21)に入力されている。図10において最初に実行されたステップS33にて、ステップS31で計測された第1車間距離が所定の距離未満であると判定されており、その結果、ステップS35が実行されて、第2映像データが画像処理部(21)に再度入力されている。図10の例では、このステップS35が実行されてから所定期間Tsが経過する前に、第2映像データのフレームf3Hに関して実行されたステップS27にて、第2車間距離が所定距離未満であると判定されて、ステップS41が実行されている。制御部(11)は、第1及び第2スイッチ(5)(7)を所定周期Tvで切り換えており、第1映像データ及び第2映像データは、所定周期Tvで交互に入れ替わって記録部(9)に記録される。また、本実施例では、第1映像データ及び第2映像データの一方が記録部(9)に記録されている間、第1映像データ及び第2映像データの他方が画像処理部(21)に入力されており、その他方を用いて第1又は第2車間距離の計測が行われる。
ステップS41によって、第1映像データ又は第2映像データを用いて、第1又は第2車間距離の計測が所定周期の間実行され、制御部(11)は、所定周期内に計測された第1又は第2車間距離について、所定距離未満であるか否かを判定する(S43)。図10の例では、所定周期Tvの各々にて、1フレーム分の映像データが画像処理部(21)に入力されて、そのフレームを用いて算出された車間距離についてステップS43の判定が実行されている。ステップS43にて、計測された車間距離が所定距離未満であると判定されると、ステップS41が再度行われる(所定周期は、この繰り返しの周期である)。
ステップS43にて、車間距離が所定距離以上であると判定されると、制御部(11)は、(所定周期に至っても)第1及び第2スイッチ(5)(7)を所定周期で切り換えず、ステップS45で判定した車間距離の計測に使用した映像データが継続して画像処理部(21)に入力されると共に、他方の映像データが記録部(9)に継続して入力される(S45)。ステップS45の後、ステップS25及びそれ以降のステップが実行される。本実施例では、ステップS43の所定距離は、ステップS13における所定の距離(2m)と同じとされるが、ステップS13と同じである必要はない。また、ステップS43の所定の距離は、第1車間距離と第2車間距離とで異なっていてもよい。
図11は、両方の映像データが記録部(9)に記録された後に、一方の映像データのみが記録部(9)に記録される模様の一例を示す説明図である。図11の例では、制御部(11)は、第1映像データ及び第2映像データが、所定周期Tvで交互に入れ替わって記録部(9)に記録されており、また、第1映像データ及び第2映像データが所定周期Tvで交互に入れ替わって画像処理部(21)に入力されている。そして、第1映像データ及び第2映像データの一方が記録部(9)に記録されている間、第1映像データ及び第2映像データの他方が画像処理部(21)に入力されている。図11では、本図において12回目の所定周期Tvにて、画像処理部(21)に入力された第1映像データのフレーム(f'11)を用いて計算された第1車間距離が、ステップS43にて所定距離以上と判定されている。その結果、ステップS45が実行されて、12回目の所定周期Tvが経過しても、スイッチ(5)(7)について(所定周期Tvの)切換えが行われず、第2映像データはそのまま記録部(9)に入力され、第1映像データは、所定周期Tvに加えて所定時間Ts、継続して画像処理部(21)に入力されている。
上記実施例の車両用映像記録装置は、前方車両又は後方車両と自車両との車間距離の計測に画像認識処理を用いていたが、本発明の車両用映像記録装置では、撮像手段とは別個に設けられたミリ波レーダなどの計測手段を用いて、前方車両及び後方車両との車間距離(又は、前方障害物及び後方障害物と自車両との距離)の計測が行われてもよい。図12は、本発明の第2実施例である車両用映像記録装置の概要を示すブロック図である。第2実施例の車両用映像記録装置は、第1実施例の車両用映像記録装置と同様に、前方カメラ(1)、後方カメラ(3)、記録部(9)、前方及び後方カメラ(1)(3)の映像データの何れかを記録部(9)に入力するためのスイッチ(5)、制御部(11)及び表示部(13)を備えており、前方車両と自車両の間の第1車間距離を計測するための前方レーダ(31)と、後方車両と自車両の間の第2車間距離を計測するための後方レーダ(33)とを更に備えている。これらレーダ(31)(33)は、例えば77GHz帯のミリ波を送信するための送信機及び送信アンテナと、反射波を受信する受信機及び受信アンテナとを備えている(図示せず)。これらレーダ(31)(33)の各々には、信号処理部(35)(37)が接続されており、受信機から送られた受信信号に基づいて(より具体的には、反射波の遅れ時間に基づいて)第1及び第2車間距離を算出する。信号処理部(35)(37)で算出された第1及び第2車間距離は、制御部(11)に送られる。
第2実施例の車両用映像記録装置では、前方レーダ(31)と後方レーダ(33)が、同時に車間距離の計測を行う構成を採用しておらず、制御部(11)は、前方レーダ(31)と後方レーダ(33)を切り換えて何れかの車間距離の計測を行う。それらレーダ(31)(33)の切換えが、第1実施例における第2スイッチ(7)の切換えに対応している。また、第1実施例において、画像処理部(21)が映像データのフレーム毎に車間距離の計測を行っているが、これと同様に、前方レーダ(31)と後方レーダ(33)は、所定周期で車間距離の計測を実行し、信号処理部(35)(37)にて車間距離が算出される。第2実施例の車両用映像記録装置の計測と記録に関して、図7及び図8のフローチャートを用いて説明した動作と同様な動作が実行できることは、容易に理解されるであろう。なお、第1車間距離及び第2車間距離の一方を、画像処理を用いて計測し、他方をミリ波レーダで計測する実施例も可能である。
上述した第1及び第2実施例では、前方車両又は後方車両との車間距離が計測され、その計測結果を用いて前方及び後方カメラの映像データの記録の制御が行われているが、本発明の車両用映像記録装置では、自車両の右方を撮影するカメラと、自車両の左方を撮影するカメラと、自車両の右方と左方について、車両や障害物と自車両の距離を計測する機構が追加されてもよい。
上記実施例の前方カメラ(1)は、本発明の車両用映像記録装置の第1撮像手段に対応しており、後方カメラ(3)は、本発明の車両用映像記録装置の第2撮像手段に対応している。前方及び後方カメラ(1)(3)、第2スイッチ(7)及び画像処理部(21)は、又は、前方及び後方レーダ(31)(33)と信号処理部(35)(37)は、本発明の車両用映像記録装置の計測手段に対応している。記録部(9)は、本発明の車両用映像記録装置の記録手段に、制御部(11)は、制御手段に相当している。また、図7のステップS13の所定の距離が、本発明の車両用映像記録装置の第1及び第2所定距離に対応しており、図8のステップS27の所定の距離が、本発明の車両用映像記録装置の第3及び第4所定距離に対応しており、ステップS43の所定の距離が、本発明の車両用映像記録装置の第5及び第6所定距離に対応しており、ステップS33の所定の距離が、本発明の車両用映像記録装置の第7及び第8所定距離に対応している。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない。また、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の発明の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
本発明の第1実施例である車両用映像記録装置のブロック図である。 図2(a)は、第1実施例の車両用映像記録装置が撮影した画像の一例を示す説明図である。図2(b)は、ナンバープレートの画像の拡大図である。 第1実施例の車両用映像記録装置の通常時において、画像処理部と記録部に入力される映像データが変更される模様を示した説明図である。 第1実施例の車両用映像記録装置において、第1及び第2スイッチの切換間隔を決定する際に使用されるテーブルの説明図である。 第1実施例の車両用映像記録装置において、記録部に映像データが記録される模様を示す説明図である。 自車両と前方車両が接近又は離間する模様を示す説明図である。 第1実施例の車両用映像記録装置の動作を示すフローチャートである。 第1実施例の車両用映像記録装置の動作を示すフローチャートである。 第1実施例の車両用映像記録装置において、一方の映像データが記録部に記録された後の模様を示す説明図である。 第1実施例の車両用映像記録装置において、一方の映像データが記録部に記録された後に、他方の映像データも記録部に記録される模様を示す説明図である。 第1実施例の車両用映像記録装置において、両方の映像データが記録部に記録された後に、一方の映像データのみが記録部に記録される模様を示す説明図である。 本発明の第2実施例である車両用映像記録装置のブロック図である。
符号の説明
(1) 前方カメラ
(3) 後方カメラ
(5) 第1スイッチ
(7) 第2スイッチ
(9) 記録部
(11) 制御部
(21) 画像処理部
(23) フレーム記憶部
(25) 画像抽出部
(27) 車間距離計算部

Claims (7)

  1. 自車両の前方を撮影して第1映像データを生成する第1撮像手段と、前記自車両の後方を撮影して第2映像データを生成する第2撮像手段と、前記自車両の前方を走行する車両と前記自車両の間の第1車間距離と、前記自車両の後方を走行する車両と前記自車両の間の第2車間距離とを計測する計測手段と、前記第1映像データ及び前記第2映像データの少なくとも何れか一方が記録される記録手段と、前記記録手段に入力される映像データの切換えと、前記記録手段に入力される映像データの記録とを制御する制御手段とを備えており、
    前記制御手段は、第1継続時間の間、第1車間距離の計測を周期的に実行することと、第2継続時間の間、第2車間距離の測定を周期的に実行することとを交互に繰り返すように前記計測手段を制御すると共に、第1継続時間内に計測された第1車間距離に基づいて、その第1継続時間経過後に周期的に実行される第2車間距離の計測について第2継続時間を決定し、第2継続時間内に計測された第2車間距離に基づいて、その第2継続時間経過後に周期的に実行される第1車間距離の計測について第1継続時間を決定し、
    さらに、前記制御手段は、第1所定距離未満である第1車間距離が計測されると、前記第1映像データの記録を前記記録手段に開始させ、第2所定距離未満である第2車間距離が計測されると、前記第2映像データの記録を前記記録手段に開始させる車両用映像記録装置。
  2. 前記制御手段は、第1継続時間内に計測された第1車間距離が短くなると段階的に短くなるように、その第1継続時間経過後に周期的に実行される第2車間距離の計測について第2継続時間を決定し、第2継続時間内に計測された第2車間距離が短くなると段階的に短くなるように、その第2継続時間経過後に周期的に実行される第1車間距離の計測について第1継続時間を決定する、請求項1に記載の車両用映像記録装置。
  3. 前記制御手段は、第1継続時間の間に最後に計測された第1車間距離に基づいて、その第1継続時間経過後に周期的に実行される第2車間距離の計測について第2継続時間を決定し、第2継続時間の間に最後に計測された第2車間距離に基づいて、その第2継続時間経過後に周期的に実行される第1車間距離の計測について第1継続時間を決定する、請求項1又は請求項2に記載の車両用映像記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1所定距離未満である第1車間距離が計測されると、前記第1映像データの記録を前記記録手段に開始させると共に、第2車間距離の計測を前記計測手段に周期的に実行させ、前記第1映像データの記録と共に実行される周期的な第2車間距離の計測において、第3所定距離未満である第2車間距離が計測されると、前記第1映像データと前記第2映像データとを所定周期で交互に前記記録手段に入力して、それら映像データを前記記録手段に記録させ、
    さらに、前記制御手段は、前記第2所定距離未満である第2車間距離が計測されると、前記第2映像データの記録を前記記録手段に開始させると共に、第1車間距離の計測を前記計測手段に周期的に実行させ、前記第2映像データの記録と共に実行される周期的な第1車間距離の計測において、第4所定距離未満である第1車間距離が計測されると、前記第1映像データと前記第2映像データとを所定周期で交互に前記記録手段に入力して、それら映像データを前記記録手段に記録させる、請求項1乃至3の何れかに記載の車両用映像記録装置。
  5. 前記計測手段は、前記第1映像データと前記第2映像データを所定周期で交互に前記記録手段に記録させる一方で、第1車間距離の1又は複数回の計測と第2車間距離の1又は複数回の計測とを前記所定周期で交互に実行し、前記記録手段が、前記第1映像データと前記第2映像データを前記所定周期で交互に記録することを開始した後に、第5所定距離以上である第1車間距離が計測されると、前記第2映像データのみを前記記録手段に記録させ、第6所定距離以上である第2車間距離が計測されると、前記第1映像データのみを前記記録手段に記録させる、請求項4に記載の車両用映像記録装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1映像データの記録の開始と共に実行される第2車間距離の周期的な計測において、一時的に前記計測手段に第1車間距離を計測させて、計測された第1車間距離が第7所定距離以上であると、前記第1映像データの記録を停止し、前記第2映像データの記録の開始と共に実行される第1車間距離の周期的な測定において、一時的に前記計測手段に第2車間距離を計測させて、計測された第2車間距離が第8所定距離以上であると、前記第2映像データの記録を停止する、請求項4又は請求項5に記載の車両用映像記録装置。
  7. 前記計測手段は、前記第1映像データを画像認識処理することで第1車間距離を計測し、前記第2映像データを画像認識処理することで第2車間距離を計測する、請求項1乃至6の何れかに記載の車両用映像記録装置。
JP2008047399A 2008-02-28 2008-02-28 車両用映像記録装置 Withdrawn JP2009205463A (ja)

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