JP2009204059A - ホース締結装置及びそのスリーブのかしめ方法並びにかしめ装置 - Google Patents

ホース締結装置及びそのスリーブのかしめ方法並びにかしめ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009204059A
JP2009204059A JP2008045985A JP2008045985A JP2009204059A JP 2009204059 A JP2009204059 A JP 2009204059A JP 2008045985 A JP2008045985 A JP 2008045985A JP 2008045985 A JP2008045985 A JP 2008045985A JP 2009204059 A JP2009204059 A JP 2009204059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
sleeve
caulking
fastening device
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008045985A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Oi
茂雄 大井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Togo Seisakusho Corp filed Critical Togo Seisakusho Corp
Priority to JP2008045985A priority Critical patent/JP2009204059A/ja
Publication of JP2009204059A publication Critical patent/JP2009204059A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

【課題】スリーブを縮径方向へ全周に亘って均一にかしめることのできるホース締結装置及びそのスリーブのかしめ方法並びにかしめ装置を提供する。
【解決手段】ホース12と、ホース12に挿入されたパイプ20と、ホース12に外挿されたスリーブ30とを備える。スリーブ30を縮径方向にかしめることにより、ホース12がパイプ20に締結される。スリーブ30が軸方向の加圧によって縮径方向へ外反り状にかしめられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホースをスリーブによりパイプに締結するためのホース締結装置及びそのスリーブのかしめ方法並びにかしめ装置に関する。
従来のホース締結装置には、ホースと、そのホースに挿入されたパイプと、ホースに外挿されたスリーブとを備え、スリーブを縮径方向にかしめることにより、ホースがパイプに締結されたものがある。そして、かしめダイスの周方向に組み合わせられた6つのセグメントにより、スリーブを径方向外側から内方に加圧することによって、縮径方向にかしめるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−275065号公報([0012]〜[0014]、図5、図6参照)
従来のホース締結装置では、スリーブに対するかしめダイスの各セグメントの加圧力がばらつきやすい。このため、スリーブを縮径方向へ全周に亘って均一にかしめることがむつかしいという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、スリーブを縮径方向へ全周に亘って均一にかしめることのできるホース締結装置及びそのスリーブのかしめ方法並びにかしめ装置を提供することにある。
前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とするホース締結装置及びそのスリーブのかしめ方法並びにかしめ装置により解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1に記載されたホース締結装置は、ホースと、前記ホースに挿入されたパイプと、前記ホースに外挿されたスリーブとを備え、前記スリーブを縮径方向にかしめることにより、前記ホースが前記パイプに締結されているホース締結装置であって、前記スリーブが軸方向の加圧によって縮径方向へかしめられていることを特徴とする。このように構成によると、スリーブを軸方向に加圧することで、スリーブを縮径方向へ全周に亘って均一にかしめることができる。
また、特許請求の範囲の請求項2に記載されたホース締結装置は、請求項1に記載のホース締結装置であって、前記スリーブが軸方向の加圧によって外反り状にかしめられていることを特徴とする。このように構成によると、スリーブを外反り状にかしめるため、スリーブの端部によるホースの損傷を防止あるいは低減することができる。
また、特許請求の範囲の請求項3に記載されたホース締結装置は、請求項1に記載のホース締結装置であって、前記スリーブが軸方向の加圧によって内反り状にかしめられていることを特徴とする。このように構成によると、スリーブを内反り状にかしめるため、スリーブの端部の径方向外方へのはみ出しを抑制することができる。
また、特許請求の範囲の請求項4に記載されたホース締結装置は、請求項2又は3に記載のホース締結装置であって、前記パイプの外周面に、前記ホースの内周面と相対的に食い込み合う係合部が設けられていることを特徴とする。このように構成によると、パイプの外周面に設けた係合部とホースの内周面とが相対的に食い込み合うことにより、ホースとパイプとを強固に締結することができる。
また、特許請求の範囲の請求項5に記載されたホース締結装置のスリーブのかしめ方法は、ホースと、前記ホースに挿入されたパイプと、前記ホースに外挿されたスリーブとを備え、前記スリーブを縮径方向にかしめることにより、前記ホースが前記パイプに締結されているホース締結装置のスリーブのかしめ方法であって、前記スリーブを軸方向の加圧によって縮径方向へかしめることを特徴とする。このように構成すると、スリーブを軸方向に加圧することで、スリーブを縮径方向へ全周に亘って均一にかしめることができる。
また、特許請求の範囲の請求項6に記載されたホース締結装置のスリーブのかしめ装置は、ホースと、前記ホースに挿入されたパイプと、前記ホースに外挿されたスリーブとを備え、前記スリーブを縮径方向にかしめることにより、前記ホースが前記パイプに締結されているホース締結装置のスリーブのかしめ装置であって、前記スリーブを間に対向状に配置される一対のかしめ治具を備え、前記一対のかしめ治具を軸方向に対向する方向に移動させることにより、前記スリーブを軸方向に加圧することで縮径方向へかしめる構成としたことを特徴とする。このように構成すると、スリーブを間に対向状に配置した一対のかしめ治具を軸方向に対向する方向に移動させることにより、スリーブを縮径方向へ全周に亘って均一にかしめることができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
[実施例1]
本発明の実施例1を説明する。図1はホース締結装置を示す断面図である。
図1に示すように、ホース締結装置10は、ホース12と、そのホース12に挿入されたパイプ20と、ホース12に外挿されたスリーブ30とを備えている。ホース12は、ゴムホースあるいはゴムホースに類するホースからなる。また、パイプ20は、例えば樹脂製で丸パイプ状に形成されている。パイプ20の一端部(図1において右端部)は、コネクタ部21となっており、図示しないコネクタに接続可能に構成されている。また、パイプ20の他端部(図1において左端部)は、ホース接続部22となっており、その先端部がホース12の接続端部内に該ホース12の弾性変形を利用して圧入されている。また、ホース接続部22の先端部の外周面には、周方向に連続する環状の溝条部23が形成されている。また、スリーブ30は、金属製(例えば、ステンレス製)で円筒状に形成されている。スリーブ30は、パイプ20が挿入されたホース12の接続端部に外挿可能な内径を有している。そのスリーブ30は、軸方向(図1において左右方向)の加圧によって縮径方向へ外反り状にかしめられている。これにより、ホース12がパイプ20に締結されている。
次に、パイプ20に対するホース12の締結手順を説明する。なお、図2は作業工程1を示す断面図、図3は作業工程2を示す断面図、図4は作業工程3を示す断面図、図5は作業工程4を示す断面図である。
[作業工程1]
図2に示すように、ホース12の接続端部内にパイプ20のホース接続部22を圧入するとともに、そのホース12の接続端部にスリーブ30を外挿する。このとき、スリーブ30の軸方向の中央部を、ホース接続部22の溝条部23の径方向外方に位置させる。なお、説明の都合上、締結前のホース12とパイプ20とスリーブ30とをアッシー化されたものをホースアッシー14という。
[作業工程2]
次に、図3に示すように、前記ホースアッシー14のスリーブ30を緩やかな外反り状に予備成形する。ここで、スリーブ30の予備成形に用いる予備成形治具40を説明する。なお、図6は予備成形治具を示す正面図、図7は同じく左側面図、図8は同じく右側面図である。
図6〜図8に示すように、予備成形治具40は、四角形ブロック状をなし、その正面すなわち型合わせ面40aには軸方向(図6において左右方向)に延びる半円状(図7及び図8参照)の凹所41が形成されている。予備成形治具40は、外反り用と内反り用とを兼用するものである。予備成形治具40の凹所41の一方(図6において左方)の開口端部の内周面には、外反り用予備成形部42が形成されている。外反り用予備成形部42は、緩やかな断面山型状に形成されており、スリーブ30を外反り状に予備成形する(図3参照)。また、予備成形治具40の凹所41の他方(図2において右方)の開口端部の内周面には、内反り用予備成形部43が形成されている。内反り用予備成形部43は、緩やかな断面V字溝状に形成されており、スリーブ30を内反り状(後述する)に予備成形する。
図6に示すように、前記凹所41の軸方向の中央部には、前記ホースアッシー14のパイプ20のコネクタ部21(図2参照)を嵌合可能な第1の嵌合凹部44が形成されている。また、外反り用予備成形部42と第1の嵌合凹部44との間、及び、内反り用予備成形部43と第1の嵌合凹部44との間には、パイプ20のホース接続部22(図2参照)の基部を嵌合可能な第2の嵌合凹部45がそれぞれ形成されている。また、型合わせ面40aの一端部(図6において上端部)には、左右一対の位置決めピン46が突出されている。また、型合わせ面40aの他端部(図6において下端部)には、左右一対の位置決め孔47が形成されている。予備成形治具40は、2個1組(図7及び図8の二点鎖線40参照)で使用されるもので、相互の型合わせ面40aを対向させた状態で、位置決めピン46と位置決め孔47とを係合することにより、型開き及び型閉じ可能に組み合わされる。
そして、型開き状態の一対の予備成形治具40の外反り用予備成形部42に前記ホースアッシー14のスリーブ30を対応させる(図3参照)。これとともに、第1の嵌合凹部44にパイプ20のコネクタ部21を嵌合するとともに、その外反り用予備成形部42と第1の嵌合凹部44との間の第2の嵌合凹部45にパイプ20のホース接続部22の基部を嵌合する。この状態で、両予備成形治具40を型閉じすることにより、ホースアッシー14のスリーブ30が緩やかな外反り状に予備成形される(図3参照)。両予備成形治具40の型閉じには、プレス機等の加圧装置(図示しない)を用いるとよい。その後、両予備成形治具40を開きした後、ホースアッシー14を取出す。
[作業工程3]
次に、図4に示すように、前記ホースアッシー14のスリーブ30を第1のかしめ治具50と第2のかしめ治具60との間に挟み込む。ここで、第1のかしめ治具50と第2のかしめ治具60を順に説明する。第1のかしめ治具50を説明する。なお、図9は第1のかしめ治具50を示す正面図、図10は同じく左側面図、図11は同じく右側面図である。
図9〜図11に示すように、第1のかしめ治具50は、四角形ブロック状をなし、その正面すなわち型合わせ面50aには、軸方向(図9において左右方向)に延びる半円状(図9及び図10参照)の凹所51が形成されている。凹所51の一方(図4において左方)の開口端部の内周面には、前記ホースアッシー14のスリーブ30の端部(図4において右端部)に係合可能な段付部52が形成されている。また、凹所51の右半部の内周面には、パイプ20のコネクタ部21(図4参照)を嵌合可能な第1の嵌合凹部53が形成されている。また、段付部52と第1の嵌合凹部53との間には、パイプ20が挿入されたホース12(図4参照)の端部を嵌合可能な第2の嵌合凹部54が形成されている。また、第1のかしめ治具50は、2個1組(図10及び図11の二点鎖線50参照)で使用されるもので、相互の型合わせ面50aを対向させた状態で型開き及び型閉じ可能に組み合わされる。
次に、第2のかしめ治具60を説明する。なお、図12は第2のかしめ治具を一部破断して(上半部を破断して)示す正面図、図13は同じく左側面図、図14は同じく右側面図である。
図12〜図13に示すように、第2のかしめ治具60は、円筒状に形成されている。第2のかしめ治具60は、外反り用と内反り用とを兼用するものである。第2のかしめ治具60の一方(図12において左方)の開口端部の内周部には、前記ホースアッシー14のスリーブ30の端部(図4において左端部)に係合可能な段付部61が形成されている。また、第2のかしめ治具60の他方(図2において右方)の開口端部の内周部には、スリーブ30の端部に係合可能な面取り状のテーパ面62が形成されている。また、第2のかしめ治具60の段付部61側の片半部(図12において左半部)の内周面には、パイプ20が挿入されたホース12の端部に外挿可能な大径側のホース挿通孔部63が形成されている。また、第2のかしめ治具60の段付部61側のテーパ面62と大径側のホース挿通孔部63との間の内周面には、パイプ20が挿入されないホース12の部分(自由状態の部分)に外挿可能な小径側のホース挿通孔部64が形成されている。
図4に示すように、前記ホースアッシー14のスリーブ30を前記第1のかしめ治具50と第2のかしめ治具60の間に挟み込むには、型開き状態の一対の第1のかしめ治具50の段付部52にホースアッシー14のスリーブ30の一端部(図4において右端部)を係合する。これとともに、第1の嵌合凹部53にパイプ20のコネクタ部21を嵌合するとともに、第2の嵌合凹部54にパイプ20のホース接続部22の基部を嵌合する。この状態で、両第1のかしめ治具50を型閉じすればよい。両第1のかしめ治具50の型閉じには、プレス機等の加圧装置(図示しない)を用いるとよい。一方、第2のかしめ治具60を、その段付部61が前記第1のかしめ治具50の段付部52と対向する方向に向けた状態でホース12に外挿し、段付部61をスリーブ30の他端部(図4において左端部)に係合する。
[作業工程4]
次に、図5に示すように、前記第1のかしめ治具50と前記第2のかしめ治具60とを対向方向に移動させる。これにより、前記ホースアッシー14のスリーブ30が、軸方向に加圧されることによって縮径方向へかしめられる。このとき、スリーブ30の両端部と両かしめ治具50,60の段付部52,61とがそれぞれ係合しているため、その両端部の拡径方向の変形が規制された状態で、該スリーブ30の中央部が縮径方向に変形される。したがって、スリーブ30が溝条部23に倣うように外反り状にかしめられることになる。これにより、ホース12がパイプ20のホース接続部22に締付けられて締結されるとともに、ホース接続部22の溝条部23にホース12の内周面がその弾性変形を利用して食い込む。このようにして、ホース締結装置10(図1参照)が完成する。その後、第2のかしめ治具60をホース締結装置10のホース12から抜き外すとともに、型開きした第1のかしめ治具50からホース締結装置10(図1参照)を取出せばよい。なお、第1のかしめ治具50と第2のかしめ治具60とは、本明細書でいう「スリーブを間に対向状に配置される一対のかしめ治具」に相当する。また、両かしめ治具50,60の移動には、プレス機等の加圧装置(図示しない)を用いるとよい。
前記したホース締結装置10(図1参照)によると、ホース12をパイプ20に締結するスリーブ30が軸方向の加圧によって縮径方向へかしめられている。このようにスリーブ30を軸方向(図1において左右方向)に加圧することで、スリーブ30を縮径方向へ全周に亘って均一にかしめることができる。また、これにともない、パイプ20に加わる力も全周に亘って均一化されるため、パイプ20の偏荷重による破損を防止あるいは低減することができる。
また、スリーブ30を外反り状にかしめるため、スリーブ30の端部(軸方向の両端部が相当する)によるホース12の損傷を防止あるいは低減することができる。
また、パイプ20の外周面に設けた溝条部23にホース12の内周面が食い込むことにより、ホース12とパイプ20とを強固に締結することができる。なお、溝条部23は、本明細書でいう「係合部」に相当する。
また、パイプ20のホース接続部22の外周面に突出する部材(例えば、突条部、バルジ部等)が存在しないため、ホース接続部22に対するホース12の挿入荷重の増大を回避し、パイプ20に対するホース12の挿入作業性を向上することができる。
また、前記したホース締結装置10のスリーブ30のかしめ方法(作業工程3(図4参照)〜作業工程4(図5参照))によると、ホース12をパイプ20に締結するスリーブ30を軸方向に加圧することで、スリーブ30を縮径方向へ全周に亘って均一にかしめることができる。
また、スリーブ30のかしめの前工程として、スリーブ30を緩やかな外反り状に予備成形している(作業工程2(図3参照))。これにより、スリーブ30の軸方向のかしめを容易にかつ精度良く行うことができる。
また、前記したホース締結装置10のスリーブ30のかしめ装置(図4及び図5参照)によると、スリーブ30を間に対向状に配置される一対のかしめ治具50,60を軸方向に対向する方向に移動させることにより、スリーブ30を軸方向に加圧することで縮径方向へかしめるものであるから、スリーブ30を縮径方向へ全周に亘って均一にかしめることができる。
[実施例2]
本発明の実施例2を説明する。本実施例は、前記実施例1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。なお、図15はホース締結装置を示す断面図である。
図15に示すように、ホース締結装置10において、パイプ20のホース接続部22の先端部の外周面には、前記実施例1における溝条部23(図1参照)に代えて、周方向に連続する環状の突条部24が形成されている。突条部24は、断面山形状に形成されている。また、スリーブ30は、軸方向の加圧によって縮径方向へ内反り状にかしめられている。これにより、ホース12がパイプ20に締結されている。
次に、パイプ20に対するホース12の締結手順を説明する。なお、図16は作業工程1を示す断面図、図17は作業工程2を示す断面図、図18は作業工程3を示す断面図、図19は作業工程4を示す断面図である。
[作業工程1]
図16に示すように、ホース12の接続端部内にパイプ20のホース接続部22を圧入するとともに、そのホース12の接続端部にスリーブ30を外挿する。このとき、スリーブ30の軸方向の中央部をホース接続部22の突条部24の径方向外方に位置させる。
[作業工程2]
次に、図17に示すように、前記ホースアッシー14のスリーブ30を緩やかな内反り状に予備成形する。ここで、スリーブ30の予備成形に用いる予備成形治具40には、前記実施例1で説明した予備成形治具40(図6〜図8参照)を使用する。本実施例において、予備成形治具40は、実施例1における使用状態(図3参照)とは軸方向の向きを逆向きとして使用する。すなわち、型開き状態の一対の予備成形治具40の内反り用予備成形部43に前記ホースアッシー14のスリーブ30を対応させる。これとともに、第1の嵌合凹部44にパイプ20のコネクタ部21を嵌合するとともに、その内反り用予備成形部43と第1の嵌合凹部44との間の第2の嵌合凹部45にパイプ20のホース接続部22の基部を嵌合する。この状態で、両予備成形治具40を型閉じすることにより、ホースアッシー14のスリーブ30が緩やかな内反り状に予備成形される。その後、両予備成形治具40を開きした後、ホースアッシー14を取出す。
[作業工程3]
次に、図18に示すように、前記ホースアッシー14のスリーブ30を第1のかしめ治具50と第2のかしめ治具60との間に挟み込む。本実施例で使用する第1のかしめ治具50は、基本的には、前記実施例1で説明した第1のかしめ治具50と同一構成であるから、異なる構成について説明する。。なお、図20は第1のかしめ治具を示す正面図、図21は同じく左側面図、図22は同じく右側面図である。
図20〜図22に示すように、前記第1のかしめ治具50の凹所51の一方(図20において左方)の開口端部の内周面には、前記実施例1における段付部52(図9参照)に代えて、前記ホースアッシー14のスリーブ30の端部(図18において右端部)に係合可能な面取り状のテーパ面152が形成されている。また、本実施例において、第2のかしめ治具60は、実施例1における使用状態(図4参照)とは軸方向の向きを逆向きとして使用する。
図18に示すように、前記ホースアッシー14のスリーブ30を前記第1のかしめ治具50と第2のかしめ治具60の間に挟み込むには、型開き状態の一対の第1のかしめ治具50のテーパ面152にホースアッシー14のスリーブ30の一端部(図18において右端部)を係合する。これとともに、第1の嵌合凹部53にパイプ20のコネクタ部21を嵌合するとともに、第2の嵌合凹部54にパイプ20のホース接続部22の基部を嵌合する。この状態で、両第1のかしめ治具50を型閉じすればよい。一方、第2のかしめ治具60を、そのテーパ面62が前記第1のかしめ治具50のテーパ面152と対向する方向に向けた状態でホース12に外挿し、テーパ面62をスリーブ30の他端部(図18において左端部)に係合する。
[作業工程4]
次に、図19に示すように、前記第1のかしめ治具50と前記第2のかしめ治具60とを対向方向に移動させる。これにより、前記ホースアッシー14のスリーブ30が、軸方向に加圧されることによって縮径方向へかしめられる。このとき、スリーブ30の両端部と両かしめ治具50,60のテーパ面152,62とがそれぞれ係合しているため、その両端部が縮径方向に変形される。したがって、スリーブ30がパイプ20の突条部24に倣うように内反り状にかしめられることになる。これにより、ホース12がパイプ20のホース接続部22に締付けられて締結されるとともに、ホース接続部22の突条部24がホース12の内周面にその弾性変形を利用して食い込む。このようにして、ホース締結装置10(図15参照)が完成する。
前記したホース締結装置10(図15参照)によると、スリーブ30を内反り状にかしめるため、スリーブ30の端部(軸方向の両端部が相当する)の径方向外方へのはみ出しを抑制することができる。
また、パイプ20の外周面に設けた突条部24がホース12の内周面に食い込むことにより、ホース12とパイプ20とを強固に締結することができる。なお、突条部24は、本明細書でいう「係合部」に相当する。
[実施例3]
本発明の実施例3を説明する。本実施例は、前記実施例1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。なお、図23はホース締結装置を示す断面図である。
図23に示すように、パイプ20のホース接続部22の先端部の外周面には、前記実施例1における溝条部23(図1参照)に代えて、前記実施例2における突条部24(図15参照)が平行状に2本形成されており、その突条部24の相互間に溝条部25を形成したものである。また、スリーブ30は、パイプ20の溝条部25に倣うように内反り状にかしめられている。本実施例によると、パイプ20のホース接続部22の両突条部24がホース12の内周面に食い込むとともに、溝条部25にホース12の内周面が食い込むことになるため、ホース12とパイプ20とを強固に締結することができる。なお、突条部24及び溝条部25は、本明細書でいう「係合部」に相当する。
[実施例4]
本発明の実施例4を説明する。本実施例は、前記実施例2に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。なお、図24はホース締結装置を示す断面図である。
図24に示すように、スリーブ30における軸方向の一端部(ホース接続部22の基部側の端部(図24において右端部))が、その軸方向の他端部(図24において左端部)及び中央部に対して縮径方向に外反り状にかしめられたものである。このとき、スリーブ30は、パイプ20の突条部24の奥側(ホース接続部22の基部側)の斜面、及び、その斜面に連続するホース接続部22の外周面に倣うように変形されている。
[実施例5]
本発明の実施例5を説明する。本実施例は、前記実施例2に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。なお、図25はホース締結装置を示す断面図である。
図25に示すように、スリーブ30における軸方向の一端部(ホース接続部22の基部側の端部(図25において右端部))が、その軸方向の他端部(図25において左端部)及び中央部に対して縮径方向に内反り状にかしめられたものである。このとき、スリーブ30は、パイプ20の突条部24の奥側(ホース接続部22の基部側)の斜面に倣うように変形されている。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、前記実施例では、スリーブ30を予備成形したが、予備成形は必要に応じて行えばよく、省略することもできる。また、パイプ20のホース接続部22に設けた溝条部23,25、突条部24を省略し、ホース接続部22の外周面をストレート状の円筒面に形成してもよい。また、前記実施例では、外反り用と内反り用を兼用する予備成形治具40を例示したが、外反り用、内反り用のそれぞれ個別の予備成形治具40を使用することもできる。また、前記実施例では、外反り用と内反り用を兼用する第2のかしめ治具60を例示したが、外反り用、内反り用のそれぞれ個別の第2のかしめ治具60を使用することもできる。また、第2のかしめ治具60は、半割状に形成すことにより、型開き及び型閉じ可能に構成することもできる。
実施例1に係るホース締結装置を示す断面図である。 ホースの締結手順に係る作業工程1を示す断面図である。 ホースの締結手順に係る作業工程2を示す断面図である。 ホースの締結手順に係る作業工程3を示す断面図である。 ホースの締結手順に係る作業工程4を示す断面図である。 予備成形治具を示す正面図である。 予備成形治具を示す左側面図である。 予備成形治具を示す右側面図である。 第1のかしめ治具を示す正面図である。 第1のかしめ治具を示す左側面図である。 第1のかしめ治具を示す右側面図である。 第2のかしめ治具を一部破断して示す正面図である。 第2のかしめ治具を示す左側面図である。 第2のかしめ治具を示す右側面図である。 実施例2に係るホース締結装置を示す断面図である。 ホースの締結手順に係る作業工程1を示す断面図である。 ホースの締結手順に係る作業工程2を示す断面図である。 ホースの締結手順に係る作業工程3を示す断面図である。 ホースの締結手順に係る作業工程4を示す断面図である。 第1のかしめ治具を示す正面図である。 第1のかしめ治具を示す左側面図である。 第1のかしめ治具を示す右側面図である。 実施例3に係るホース締結装置を示す断面図である。 実施例4に係るホース締結装置を示す断面図である。 実施例5に係るホース締結装置を示す断面図である。
符号の説明
10 ホース締結装置
12 ホース
20 パイプ
23 溝条部(係合部)
24 突条部(係合部)
25 溝条部(係合部)
30 スリーブ
50 第1のかしめ治具
60 第2のかしめ治具

Claims (6)

  1. ホースと、
    前記ホースに挿入されたパイプと、
    前記ホースに外挿されたスリーブと
    を備え、
    前記スリーブを縮径方向にかしめることにより、前記ホースが前記パイプに締結されているホース締結装置であって、
    前記スリーブが軸方向の加圧によって縮径方向へかしめられていることを特徴とするホース締結装置。
  2. 請求項1に記載のホース締結装置であって、
    前記スリーブが軸方向の加圧によって外反り状にかしめられていることを特徴とするホース締結装置。
  3. 請求項1に記載のホース締結装置であって、
    前記スリーブが軸方向の加圧によって内反り状にかしめられていることを特徴とするホース締結装置。
  4. 請求項2又は3に記載のホース締結装置であって、
    前記パイプの外周面に、前記ホースの内周面と相対的に食い込み合う係合部が設けられていることを特徴とするホース締結装置。
  5. ホースと、
    前記ホースに挿入されたパイプと、
    前記ホースに外挿されたスリーブと
    を備え、
    前記スリーブを縮径方向にかしめることにより、前記ホースが前記パイプに締結されているホース締結装置のスリーブのかしめ方法であって、
    前記スリーブを軸方向の加圧によって縮径方向へかしめることを特徴とするホース締結装置のスリーブのかしめ方法。
  6. ホースと、
    前記ホースに挿入されたパイプと、
    前記ホースに外挿されたスリーブと
    を備え、
    前記スリーブを縮径方向にかしめることにより、前記ホースが前記パイプに締結されているホース締結装置のスリーブのかしめ装置であって、
    前記スリーブを間に対向状に配置される一対のかしめ治具を備え、
    前記一対のかしめ治具を軸方向に対向する方向に移動させることにより、前記スリーブを軸方向に加圧することで縮径方向へかしめる構成としたことを特徴とするホース締結装置のスリーブのかしめ装置。
JP2008045985A 2008-02-27 2008-02-27 ホース締結装置及びそのスリーブのかしめ方法並びにかしめ装置 Pending JP2009204059A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008045985A JP2009204059A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 ホース締結装置及びそのスリーブのかしめ方法並びにかしめ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008045985A JP2009204059A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 ホース締結装置及びそのスリーブのかしめ方法並びにかしめ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009204059A true JP2009204059A (ja) 2009-09-10

Family

ID=41146546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008045985A Pending JP2009204059A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 ホース締結装置及びそのスリーブのかしめ方法並びにかしめ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009204059A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011027587A1 (ja) 2009-09-03 2011-03-10 三菱電機株式会社 設備制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011027587A1 (ja) 2009-09-03 2011-03-10 三菱電機株式会社 設備制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100261958B1 (ko) 아이조인트와 세경금속관의 연결구조 및 연결방법
EP0957306B1 (en) Apparatus for producing a tube joint
JP4052545B2 (ja) 取り付け部材と取り付け部材のチューブ保持部に挿入されたチューブ端部とを圧締めしてカップリングを形成する方法及びそのための形状部品
JP4174738B2 (ja) ホース継手
JP5219246B2 (ja) カムシャフトの成形方法
GB2455443A (en) Pipe member and method of manufacturing the same
JP2009204059A (ja) ホース締結装置及びそのスリーブのかしめ方法並びにかしめ装置
JP6308428B2 (ja) 流体配管用金具の製造方法及び流体配管用金具
JP2009103177A (ja) オイルシール
JP6990487B2 (ja) パイプ端部加工装置
JP7376332B2 (ja) 異種金属部材の接合方法
JP2010019342A (ja) 筒型防振ブッシュの製造方法、および、それによって製造される筒型防振ブッシュ
JP6330308B2 (ja) ホース継手の取付け方法
JPH06190479A (ja) 組立式カムシャフトの製造方法
JP7265282B2 (ja) 摩擦圧接装置および摩擦圧接方法
JP4257742B2 (ja) ドラム形部品の製造方法
JP5796715B2 (ja) 環状部材の締結構造及び締結方法
JP2006200439A (ja) カムシャフト
JP5582769B2 (ja) 環状部品の製造方法
JP3040936B2 (ja) 駆動軸
JPS63197617A (ja) ホ−スと継手の接続方法
JP2021173409A (ja) プレス式管継手
JP5769249B2 (ja) パイプ取付構造及びパイプ継手
JP2020189335A5 (ja)
JP2012035293A (ja) かしめ加工装置