JP2009203566A - 丸編機における給糸案内装置及びそれを使用した編成方法 - Google Patents

丸編機における給糸案内装置及びそれを使用した編成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】キルティング編地を編成するときに、目落ちするのを防止する。
【解決手段】キルティング編みを行うダブルニット丸編機において使用する目落ち防止具(スレッドキーパー)(5)である。編み糸が丸編機の半径方向に振れて案内面から外れるのを防止する第1案内面(53)と、上下方向に振れて案内面から外れるのを防止する第2案内面(54)を備えている。前記第1案内面(53)は、ヤーンキャリヤ(4)とヤーンキャリヤ(4)から供給される糸を捕捉するシリンダー針(1)の間に設置され、フィーダから供給された糸がほぼ同じ給糸角度を維持する。前記第2案内面(54)の下辺は、ニードルダイヤル(D)とほぼ平行に延びており、糸がシリンダー針(1)の背後に廻り込むのを防ぐ。
【選択図】図3

Description

本発明は、丸編機における給糸案内装置及びそれを使用した編成方法に関する。特にニット・ウエルト選針のジャガード編みのフィーダでウエルトが長く連続する場合に編み糸が針から外れて目落ちするのを防止する防止具(スレッドキーパー)及びそれを使用した編成方法に関する。
キルティング編地を編成する場合には、リブ出合のダブルニット丸編機を使用して図1のような編成過程で実施されるのが一般的である。図1に示す動作線B1はシリンダー針(図2の符号1)の動作線の一例を示すものであり、動作線A1はダイヤル針(図2の符号2)の動作線の一例を示すものである。
この編成過程は、第1フィーダF1でシリンダー針1にニット・ウエルト状態で第1糸Y1を供給し、第1フィーダF1と第2フィーダF2の間からシリンダー羽口S1とダイヤル羽口D1の間に中綿となる第2糸Y2を給糸し、第2フィーダF2でシリンダー針1にニット・ウエルト状態でダイヤル針2にニット状態で第3糸Y3を供給し、第3フィーダF3でシリンダー針1にニット・ウエルト状態で第4糸Y4を供給し、第4フィーダF4でシリンダー針1にニット・ウエルト状態でダイヤル針2にニット状態で第5糸Y5を供給している。
前記のような編成過程で得られる編地は、シリンダー針1で編成された表編地N1(図6参照)、ダイヤル針2で編成された裏編地N2(図6参照)、それらの編地の間に中綿糸Y2が挿入された3層状になっている。図1の第1フィーダF1から第4フィーダF4ですべてのシリンダー針1をニットすれば表編地は無地となる。しかし、意匠に凝った編地を得るために、これらのフィーダでジャガード編みを行なうことがある。つまり、所望するジャガード柄に応じて、第1フィーダF1から第4フィーダF4でのシリンダー針1でニット・ウエルト選針を行っている。これらのフィーダのうち、シリンダー針1のみで編成する第1フィーダF1と第3フィーダF3で編み糸が針から外れる(いわゆる「目落ちする」)のを防止するために防止具(図1及び図2の符号3)を当該フィーダのステッチ部に設置していた
しかし、前記従来技術では、第1フィーダF1と第3フィーダF3で、ニット選針が少なくウエルト選針が長く続くようなジャガード柄を編成するニット・ウエルト選針を高速で行う場合、レーヨンスパン糸やポリプロピレン糸のような素材が堅くて伸縮性に乏しい糸を使用したときには、給糸張力を7グラム以上にすると糸に伸縮性がないために、ループ形成時には糸切れが発生しやすかった。そのために給糸張力を4〜6グラムに設定しなければならなかった。そのときに、図10(a)〜(c)に示すように、ヤーンキャリヤ4とヤーンキャリヤ4から供給される糸を捕捉するシリンダー針1の間での糸Y4は、供給量に対してループ形成に必要な糸量が少なくなり、余った糸が点線で示すように、振幅3mm程度で大きく振れて、図2の矢印に示すように、前記防止具の案内面から糸が外れて、そのために、ニット選針されるべきシリンダー針1に糸が供給されずに目落ちが発生することがあった。また、前記防止具の案内面から糸が外れて、ウエルトが長く続くと、ウエルトの糸が横走りして、次のフィーダーのステッチ部で編み込まれて柄ミスとなることがあった。
本発明は、編み糸を案内する防止具の案内面から編み糸が外れるのを防止する目落ち防止具(スレッドキーパー)を提供することを目的とする。
本発明の目落ち防止具は、各種編組織の一工程であるシリンダー針のみでニット・ウエルト編みを行うダブルニット丸編機において使用する目落ち防止具であって、編み糸が丸編機の半径方向に振れて案内面から外れるのを防止する第1案内面と、上下方向に振れて案内面から外れるのを防止する第2案内面を備えたことを特徴とする。
本発明の編成方法は、リブ出合のダブルニット丸編機を使用してキルティング編地を編成する方法であって、 第1フィーダでシリンダー針にニット・ウエルト状態で第1糸を供給し、第1フィーダと第2フィーダの間からシリンダー羽口とダイヤル羽口の間に中綿となる第2糸を給糸し、第2フィーダでシリンダー針にニット・ウエルト状態でダイヤル針にニット状態で第3糸を供給し、第3フィーダでシリンダー針にニット・ウエルト状態で第4糸を供給し、第4フィーダでシリンダー針にニット・ウエルト状態でダイヤル針にニット状態で第5糸を供給して行う方法において、第3フィーダと第4フィーダの間に前記目落ち防止具を設置したことを特徴とする。
本発明によれば、フィーダから供給された糸は、ヤーンキャリヤとシリンダー針の間に設置されている目落ち防止具の第1案内面で案内され、所望するジャガード柄に応じて変化する選針に係わらず、たえず同じ給糸角度を維持することができる。さらに、糸が大きく振動しても、ニードルダイヤルとほぼ平行に位置している第2案内面によって、糸がシリンダー針の背後に廻り込んで目落ちが発生するのを防止することができる。その結果、例えば、キルティング編みを行う際に、編み糸が針から外れるのを確実に防止し、編地の不良品の製造を未然に防止できる。
さらに、従来では編機回転数を低速に落として目落ちを防いでいたが、本発明の目落ち防止具を設置することにより、高速で編成が可能になり、編地製造の生産性を大幅に向上させることができる。福原精機製作所製の機種:V−LEC6BSB、38インチ20ゲージを使用した実験では、本発明の目落ち防止具の装備前は、10rpmの低速で編成していたが、装備後は15rpmの高速が可能となった。
シリンダー針のみでニット・ウエルト編みを行うことは、各種編組織の一工程として行われる。本発明の目落ち防止具は、例えば、キルティング編みで使用することが可能である。
本発明の目落ち防止具は、板状であって前記のシリンダー針のみでニット・ウエルト選針されるフィーダのシリンダーステッチ部の上部から下方に向かって設置される。このステッチ部においてシリンダー針のフック部のすぐ上に位置する前記目落ち防止具の第1案内面が丸編機の中心方向に向かって10度〜30度(好ましくは約20度)で上向き傾斜し、シリンダー針の背後で案内面が当該糸を供給しているヤーンキャリヤに向かって約90度で折れ曲がり第2案内面を形成している。第2案内面の下辺はニードルダイヤルとほぼ平行に位置している。その後、第2案内面はニードルダイヤルの目底の高さとほぼ水平に延びている。
前記目落ち防止具は、編み糸の進入角度に応じて、上下・左右・奥行き方向に調整可能であることが好ましい。この構成により、目落ち防止具の位置の微調整が可能となる。
前記目落ち防止具は、材質が炭素工具鋼材でその厚さは0.1〜0.3mm(好ましくは約0.2mm)である。この材質・厚さのものを使用することにより、正常に丸編機が稼動しているときには、前記の位置で目落ち防止具は固定されているが、異常が発生して異物が目落ち防止具に衝突したときには、スプリングアクションが働き被害が拡大しないような回避位置に移動する。
目落ち防止具の別の態様として、目落ち防止具の第2案内面の下辺をワイヤーなどの線状の部材で形成することもできる。さらに、第1案内面の下辺もワイヤーなどの線状の部材で形成することができる。
なお、編機の回転方向が逆の場合は、各部の装置を左右反転して設置すれば、本発明と同様の効果が得られる。
以下、添付図面に基づき、本発明の目落ち防止具とこれを使用した編成方法の実施例を説明する。
図3は本発明の第1実施例の目落ち防止具5の立体図、図5は目落ち防止具5の左側面図を示す。図4は、本発明のキルティング編成の編成過程の正面図であるが、目落ち防止具5の正面図も示されている。
図3に示すように、目落ち防止具5は、ロッド58により支持されている。ロッド58は、上部が円柱状で下部に平面部581を有する。目落ち防止具5は、ロッド58の平面部581に取付けスクリュ59で取り付けられている。
この目落ち防止具5及びロッド58は、ヤーンキャリヤ4に隣接して設けられる。図7に示すように、目落ち防止具5のロッド58は、目落ち防止具ホルダー55に上下移動及び回転可能にスクリュ60で取り付けられている。目落ち防止具ホルダー55は、目落ち防止具5の左右方向に調整可能にヤーンキャリヤリング6を把持するようにスクリュ62で固定されている。また、目落ち防止具ホルダー55のスクリュ63は目落ち防止具5の奥行き方向に調整可能に取り付けられている
図3及び図5に示すように、目落ち防止具5は炭素工具鋼材製の板状であって、その厚さは約0.2mmである。シリンダー針1のみでニット・ウエルト選針されるフィーダにおいて、シリンダーステッチ部の上部から上方に向かって延びる延長部51と、この延長部の下端に設けられた第1・第2案内面53,54の形成部52からなる。第1案内面53の末端は下向きに延びる突起部57となっている。突起部57は、糸が緩んで第1案内面53から糸が外れるのを防ぐものであり、その高さは約1.6mmである。
第1案内面53は、フィーダから供給された糸がX点においてほぼ同じ給糸角度を維持するものであり、ヤーンキャリヤ4とヤーンキャリヤ4から供給される糸を捕捉するシリンダー針1の間に設置されている。目落ち防止具5の第1案内面53は、ステッチ部においてシリンダー針1のフック部のすぐ上に位置しており、丸編機の中心方向に向かって約20度で上向き傾斜している。糸の振れによりX点から外れた場合でも、糸のテンションによりこの傾斜に沿ってX点に復帰する。
第2案内面54の下辺は、糸がシリンダー針1の背後に廻り込むのを防ぐものであり、ニードルダイヤルD(図5参照)とほぼ平行、かつ、ニードルダイヤルDの目底の高さとほぼ水平に延びている。第2案内面54は、前記第1案内面53から連続しながら、ヤーンキャリヤ4に向かって図3の鎖線部で90度に折れ曲がって形成されている。
図4は、キルティング編みを行うダブルニット丸編機(福原精機製作所製の機種:V−LEC6BSB、38インチ20ゲージ)の編成過程を示す。この編成部にはニードルシリンダーS(図5参照)に挿入されたシリンダー針1とニードルダイヤルD(図5参照)に挿入されたダイヤル針2がそれぞれ丸編機の垂直方向と半径方向に互いに対向するように列設されている。図4に示す動作線B2はシリンダー針1の動作線の一例を示すものであり、動作線A2はダイヤル針2の動作線の一例を示すものである。
各フィーダには編糸を編針に給糸するためのヤーンキャリヤ4がヤーンキャリヤホルダー(図示せず)によって支持されている。ヤーンキャリヤホルダーはダイヤルカムホルダー(図示せず)もしくはヤーンキャリヤリング(図7の符号6)に取り付けられている。
以下に説明するように、所望するジャガード柄に応じてシリンダー針1およびダイヤル針2の選針を行い、ニードルシリンダーSおよびニードルダイヤルDの間に中綿糸Y2を挿入し、前記表編地N1と前記裏編地N2が選択的に連結されることでキルティング編地が編成される。
図4において、第1フィーダF1では、所望するジャガード柄に応じてシリンダー針はニット・ウエルト選針が行われている。ダイヤルのL針(低バット針)は、シリンダー針1の上昇に伴い編地がシリンダー針1と共に持ち上がるのを防止するためにダイヤル2を少しだけ出して編地を押さえるサポート位置へ選針(実質的にはダイヤル針には給糸されずにウエルト選針)され、また、ダイヤルのH針(高バット針)はウエルト選針が行われている。第1糸Y1(ポリエステル220dtex)がヤーンキャリヤ4から選択されたシリンダー針1に供給されている。
前記第1フィーダF1と第2フィーダF2の間には、パイプヤーンキャリヤ7が設置され、このヤーンキャリヤ7を介して中綿糸Y2(ポリエステル660dtex)が次のフィーダに向かってシリンダーおよびダイヤルの羽口S1,D1間に供給されている。
第2フィーダF2では、所望するジャガード柄に応じてシリンダー針1はニット・ウエルト選針が行われている。ダイヤルのL・H針2は共に、ニット選針が行われている。第3糸Y3(ポリエステル220dtex)はヤーンキャリヤ4から選択されたシリンダー針1とすべてのダイヤル針2に供給されている。
第3フィーダF3では、所望するジャガード柄に応じてシリンダー針1はニット・ウエルト選針が行われている。ダイヤルのH針2は、シリンダー針1の上昇に伴い編地がシリンダー針1と共に持ち上がるのを防止するためにダイヤル針2を少しだけ出して編地を押さえるサポート位置へ選針され、また、ダイヤルのL針はウエルト選針が行われている。第4糸Y4(レーヨンスパン20番手)はヤーンキャリヤ4から選択されたシリンダー針1に供給されている。
前記第3フィーダF3と第4フィーダF4の間には、第3フィーダF3で供給された第4糸Y4の目落ち防止具5が設置されている。
第3フィーダF3で供給された第4糸Y4は、ヤーンキャリヤ4とヤーンキャリヤ4から供給される糸を捕捉するシリンダー針1の間に設置されている目落ち防止具5の第1案内面53と第2案内面54の交点X付近で案内され、所望するジャガード柄に応じて変化する選針に係わらず、たえず同じ給糸角度を維持している。さらに、第4糸Y4が大きく振動しても、ニードルダイヤルDとほぼ平行に位置している第2案内面54によって、第4糸Y4がシリンダー針1の背後に廻り込んで目落ちが発生するのを防止している。
第4フィーダF4では、所望するジャガード柄に応じてシリンダー針1はニット・ウエルト選針が行われている。ダイヤルのL・H針が共に、ニット選針が行われている。第5糸Y5(ポリエステル167dtex)はヤーンキャリヤ4から選択されたシリンダー針1とすべてのダイヤル針2に供給されている。
なお、上記の実施例は第1フィーダF1から第4フィーダF4を使用した4色ジャガードのキルティング編成であり、シリンダー針1は第1フィーダF1から第4フィーダF4までのいずれかのフィーダで1度はニット選針される。
次に、本実施の形態に係るキルティング編地の編み組織図を図6に基づいて説明する。
図6は各フィーダでの針配列を示し、下段がシリンダー針1の配列を、上段がダイヤル針2の配列をそれぞれ示している。ダイヤル針2針配列はL針とH針の2種類の針が交互に列設されて2レースのカムによる選針が行われ、シリンダー針1の針配列は1種類の針だけが列設されてコンピュータ選針が行われている。
第1フィーダF1ではシリンダー針によるジャガード編みにより表編目N1を編成している。
第2フィーダF2では中綿糸Y2をダイヤルDとシリンダーS間に挿入し、シリンダー針1によるジャガード編みにより表編目N1および、すべてのダイヤル針2による裏編目N2を編成している。
第3フィーダF3ではシリンダー針1によるジャガード編みにより表編目N1を編成している。この実施例のように、表編目N1の間がウエルトで長く飛んでいる場合は目落ちが発生し易い。そのために、第3フィーダと第4フィーダの間に目落ち防止具5を設置する。
第4フィーダF4ではシリンダー針1によるジャガード編みにより表編目N1および、すべてのダイヤル針2による裏編目N2を編成している。
上記の実施例1では、目落ち防止具5が第3フィーダF3と第4フィーダF4の間だけに設置されているが、第1糸Y1にレーヨンスパンを使用する場合などは、図7に示すように、必要に応じて第1フィーダF1と第2フィーダF2の間にパイプヤーンキャリヤ7Aと共に目落ち防止具5Aを設置することも可能である。パイプヤーンキャリヤ7Aは、目落ち防止具ホルダー55の下部から突出したパイプヤーンキャリアホルダー71を介して取り付けている。
図8に記載のように、目落ち防止具5Bの第2案内面54Bの下辺をワイヤーなどの線状の部材56で形成しても同じ効果が得られる。
図示しないが、目落ち防止具の第1案内面および第2案内面の下辺を全てワイヤーなどの線状の部材で形成することでも、本願の効果を得ることが可能である。(ただし、線状の部材に糸が絡みつきやすい欠点がある。)
図9は、実施例5に係る目落ち防止具5及びそのホルダー55を編機に取り付けた状態の(a)側面図と、(b)正面図である。
この実施例では、目落ち防止具5Cのロッド58Cは、目落ち防止具ホルダー55Cに上下移動及び回転可能にスクリュ60Cで取り付けられている。この目落ち防止具ホルダ
ー55Cはダイヤルカムホルダー6C又はヤーンキャリヤリング(図示せず)に左右及び奥行き方向に調整可能にスクリュ61で取り付けられている。
従来例のキルティング編成の編成過程の正面図を示す。 従来例の防止具の左側面図を示す。 本発明の目落ち防止具の立体図を示す。 本発明のキルティング編成の編成過程の正面図を示す。 本発明の目落ち防止具の左側面図を示す。 本発明によってキルティング編成される編組織図を示す。 本発明の第2実施例の目落ち防止具とパイプヤーンキャリヤが併設された正面図を示す。 本発明の目落ち防止具の第3実施例の立体図を示す。 第5実施例において、目落ち防止具及びそのホルダーを編機に取り付けた状態の(a)側面図と、(b)正面図である。 図1における従来例の課題を示す。
符号の説明
1 シリンダー針
2 ダイヤル針
4 ヤーンキャリヤ
5,5A,5B,5C 目落ち防止具
6 ヤーンキャリヤリング
7 パイプヤーンキャリヤ
7A パイプヤーンキャリヤ
51 延長部
52 形成部
53 第1案内面
54 第2案内面
54B 第2案内面
55,55C 目落ち防止具ホルダー
56 線状部材
57 突起部
71 パイプヤーンキャリアホルダー
A1 シリンダー針動作線(従来技術)
A2 シリンダー針動作線(本発明)
B1 ダイヤル針動作線(従来技術)
B2 ダイヤル針動作線(本発明)
S ニードルシリンダー
S1 シリンダー羽口
D ニードルダイヤル
D1 ダイヤル羽口
F1 第1フィーダ
F2 第2フィーダ
F3 第3フィーダ
F4 第4フィーダ
Y1 第1糸
Y2 第2糸(中綿糸)
Y3 第3糸
Y4 第4糸
Y5 第5糸

Claims (10)

  1. 各種編組織の一工程であるシリンダー針のみでニット・ウエルト編みを行うダブルニット丸編機において使用する目落ち防止具(5)であって、
    編み糸が丸編機の半径方向に振れて案内面から外れるのを防止する第1案内面(53)と、上下方向に振れて案内面から外れるのを防止する第2案内面(54,54B)を備えたことを特徴とする目落ち防止具。
  2. 前記第1案内面(53)は、ヤーンキャリヤ(4)とこのヤーンキャリヤ(4)から供給される糸を捕捉するシリンダー針(1)の間に設置され、フィーダから供給された糸がほぼ同じ給糸角度を維持するものであり、
    前記第2案内面(54,54B)の下辺は、ニードルダイヤル(D)とほぼ平行に延びており、糸が前記シリンダー針(1)の背後に廻り込むのを防ぐものである
    請求項1記載の目落ち防止具。
  3. 編み糸の進入角度に応じて、上下・左右・奥行き方向に調整可能である請求項1又は2に記載の目落ち防止具。
  4. 前記目落ち防止具(5,5A)は、板状であって、フィーダのシリンダーステッチ部の上部から下方に向かって設置され、
    前記第1案内面(53)は、丸編機の中心方向に向かって10度〜30度で上向き傾斜し、
    前記第2案内面(54)は、前記第1案内面(53)から連続しながら、前記ヤーンキャリヤ(4)に向かって90度で折れ曲がって形成されている
    請求項1ないし3のいずれかに記載の目落ち防止具。
  5. 前記目落ち防止具の材質が炭素工具鋼材で、その厚さは0.1〜0.3mmである請求項1ないし4のいずれかに記載の目落ち防止具。
  6. 前記第2案内面(54B)の下辺をワイヤーなどの線状の部材(56)で形成した請求項1ないし3のいずれかに記載の目落ち防止具。
  7. 前記第1案内面(53)は、末端が下向きに延びる突起部57となっていて、糸が緩んで前記第1案内面(53)から外れるのを防いでいる請求項1ないし6のいずれかに記載の目落ち防止具。
  8. リブ出合のダブルニット丸編機を使用してキルティング編地を編成する方法であって、
    第1フィーダ(F1)でシリンダー針(1)にニット・ウエルト状態で第1糸(Y1)を供給し、第1フィーダ(F1)と第2フィーダ(F2)の間からシリンダー羽口(S1)とダイヤル羽口(D1)の間に中綿となる第2糸(Y2)を給糸し、第2フィーダ(F2)でシリンダー針(1)にニット・ウエルト状態でダイヤル針(2)にニット状態で第3糸(Y3)を供給し、第3フィーダ(F3)でシリンダー針(1)にニット・ウエルト状態で第4糸(Y4)を供給し、第4フィーダ(F4)でシリンダー針(1)にニット・ウエルト状態でダイヤル針(2)にニット状態で第5糸(Y5)を供給して行う方法において、
    第3フィーダ(F3)と第4フィーダ(F4)の間に請求項1ないし7のいずれかに記載の目落ち防止具(5,5A,5B)を設置して、編み糸の目落ちを防止することを特徴とする編成方法。
  9. さらに、第1フィーダ(F)と第2フィーダ(F)の間にパイプヤーンキャリヤ(7)
    と共に目落ち防止具(5,5A,5B)を設置して、編み糸の目落ちを防止する請求項8記載の方法。
  10. 編機の回転方向が逆の場合に、各部の装置を左右反転して設置する請求項8又は9記載の方法。
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