JP2009201608A - 開閉式収納装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 限られた奥行の収納部に機器を安定して収納でき、開放状態の扉上で機器を快適に使用できる開閉式収納装置を提供する。
【解決手段】 キャビネットラック等の略垂直な壁面11に凹設した収納部3を開閉する扉4を備える。開放状態の扉4の上面に、収納部3から取り出した機器14,15を載せる凹形状部8と、オペレータの掌を載せる凸形状部9とを設ける。扉4の閉鎖状態において、凹形状部8の前面が壁面11の一部を形成し、凸形状部9の前面が壁面11より凹んだ位置で扉4の開閉操作部12を形成する。扉4に補助テーブル10を凹形状部8に重なる非使用位置と、凹形状部8の側方へ突出する使用位置とに回動可能に取り付け、扉4の閉鎖状態において、非使用位置の補助テーブル10で収納部3内の機器を起立姿勢に保持する。
【選択図】 図2
【解決手段】 キャビネットラック等の略垂直な壁面11に凹設した収納部3を開閉する扉4を備える。開放状態の扉4の上面に、収納部3から取り出した機器14,15を載せる凹形状部8と、オペレータの掌を載せる凸形状部9とを設ける。扉4の閉鎖状態において、凹形状部8の前面が壁面11の一部を形成し、凸形状部9の前面が壁面11より凹んだ位置で扉4の開閉操作部12を形成する。扉4に補助テーブル10を凹形状部8に重なる非使用位置と、凹形状部8の側方へ突出する使用位置とに回動可能に取り付け、扉4の閉鎖状態において、非使用位置の補助テーブル10で収納部3内の機器を起立姿勢に保持する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、略垂直な壁面に凹設した収納部を開閉する扉を備えた開閉式収納装置に関する。
従来、この種の収納装置を装備したラックが知られている。例えば、特許文献1には、図5に示すように、キーボードやマウス等の機器をラック上で操作できるように、ラック21の垂直面に凹設した収納部22に開閉式のテーブル23を設けた構造が記載されている。このテーブル構造は、開放状態のテーブル23がメインテーブルとなり、その上面にラック21内部から取り出したキーボード24やマウス25等の機器を載せ操作を行うことができる。また、メインテーブル23には外側に展開可能なサブテーブル26が左右に設けられており機器を操作するのに十分なテーブルの広さを確保することができるようになっている。
特開2000-135133号公報
ところが、このようなテーブル構造では、ラックの内部スペースによって収納部の奥行が制限される。このため、従来は、収納部にテーブルのみを収納することしかできず、キーボード等はラックの別の場所に収納しておく必要があった。またメインテーブル・サブテーブル共に高低差無く配置する必要があることから、オペレータの掌に負担がかかるという問題点もあった。
本発明の目的は、上記課題を解決でき、限られた奥行の収納部に機器を安定して収納でき、開放状態の扉上で機器を快適に使用できる開閉式収納装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の開閉式収納装置は、略垂直な壁面に凹設した収納部を開閉する扉を備え、開放状態の扉の上面に、前記収納部から取り出した機器を載せる凹形状部と、掌を載せる凸形状部とを設けている。
また、前記扉の閉鎖状態において、前記凹形状部の前面が前記壁面の一部を形成し、前記凸形状部の前面が前記壁面より凹んだ位置で扉の開閉操作部を形成している。
さらに、前記扉に補助テーブルを前記凹形状部に重なる非使用位置と、凹形状部の側方へ突出する使用位置とに回動可能に取り付けて、前記扉の閉鎖状態において、非使用位置の補助テーブルが前記収納部内の機器を起立姿勢に保持するよう構成されている。
本発明の開閉式収納装置によれば、扉の開放状態で、収納部から取り出した機器を凹形状部に載せ、掌を凸形状部に載せて、扉上で機器を快適に使用できる。併せて、機器は凹形状部に入っていることからキーボード等の機器を落下等のおそれなく安定した状態で使用できる。扉の閉鎖状態では、凹形状部により収納部を拡張し、キーボード等の機器を安定した状態で収納できるという効果がある。
さらに、扉の閉鎖状態において、凹形状部の前面が壁面と面一となり、凸形状部の前面が扉の開閉操作部として機能するので、新たにハンドル等を設ける必要が無く、部品の点数を少なくし、壁面の見栄えを向上できるという効果がある。
加えて、扉の閉鎖状態において、非使用位置の補助テーブルが機器を起立姿勢に保持するので、収納部内に別の押え部品を設ける必要がなくなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は開閉式収納装置1を装備したキャビネットラック100を示す。図2は開閉式収納装置1の構成を示し、(a)は扉4の閉鎖状態を、(b)は扉4の開放状態を示す。図3は開閉式収納装置1を左側から見た図であり、(a)は扉4の閉鎖状態を、(b)は扉4の開放状態を示す。図4は扉4の開放状態において開閉式収納装置1の一部を正面から見た図であり、(a)は補助テーブル10の非使用位置を、(b)は補助テーブル10の使用位置を示す。
図1に示すように、この収納装置1はキャビネットラック100の前扉102に装備されている。前扉102はラック本体101の前面に開閉可能に設けられ、前扉102の略垂直な壁面11に、収納装置1の収納部3が凹設されている。収納部3より上側の前扉102には、ラック本体101内の上部に収納されたモニター(図示略)を透視する窓103が設けられている。ラック本体101の内部において、モニターより下側には各種の情報機器を収納する収納室が形成されている。
なお、開閉式収納装置1の設置形態は、特に限定はされず、図1に示すキャビネットラック100のほかに、例えば、パソコンラックや住宅の壁面など、略垂直な壁面を備えた各種の構造物に設置可能である。
図2、図3に示すように、収納部3は前面が開いたボックス形に形成され、その開放面を開閉する扉4が収納部3の下端に蝶番25で回動自在に取り付けられている。収納部3と扉4には、開放状態の扉4を一定の角度(例えば、90°)に保持することができるストッパー5の両端が取り付けられている。さらに、扉4の開放状態の上面には凹形状部8及び凸形状部9が形成され、凹形状部8の右側(左側でもよい)に補助テーブル10が左右に回動可能に取り付けられている。
図2(a)、図3(a)に示すように、扉4が閉鎖状態にあるときには、凹形状部8の前面が壁面11の一部を形成する。また、凸形状部9の前面が壁面11より凹んだ位置で扉4の開閉操作部12を形成する。扉4は収納部3の上部に取り付けた磁石13で保持される。ストッパー5は折り畳まれ、収納部3に収納される。この状態では、収納部3に扉4を収納できるのは勿論のこと、キーボード14やマウス15等の操作機器を収納するのに十分な広さを確保できる(図3a参照)。
図2(b)、図3(b)に示すように、扉4の開放状態では、その上面に形成された凹形状部8にキーボード14等の機器を配置できる。また、オペレータは掌を凸形状部9に載せて、キーボード14を軽快に操作することができる。補助テーブル10は、非使用位置において、扉4の上面よりも高い位置で凹形状部8に重なる(図4a参照)。使用時には、補助テーブル10が凹形状部8の側方へ突出する使用位置に配置され、扉4よりも下側の水平面内にマウス15等の補助機器を使用するのに十分な広さを提供する(図4b)。
上記構成の開閉式収納装置1によれば、次のような作用効果が得られる。
(ア) 扉4の開放状態で、収納部3から取り出したキーボード14等の機器を凹形状部8に載せて使用することから、キーボード等の機器を凹形状部8で保持し、落下等のおそれなく安定した状態で使用できる。
(イ) 掌を凸形状部9に載せて、凹形状部8上に載った機器を快適に使用できる。
(イ) 掌を凸形状部9に載せて、凹形状部8上に載った機器を快適に使用できる。
(ウ) 扉4の閉鎖状態では、凹形状部8により収納部3を拡張し、キーボード14やマウス15等の機器とその余長コードとを安定した状態で整然と収納できる。
(エ) 扉4の閉鎖状態において、凹形状部8の前面が壁面11と面一となり、凸形状部9の前面が扉の開閉操作部12として機能するので、新たにハンドル等を設ける必要が無く、部品の点数を少なくし、壁面の見栄えを向上できる。
(エ) 扉4の閉鎖状態において、凹形状部8の前面が壁面11と面一となり、凸形状部9の前面が扉の開閉操作部12として機能するので、新たにハンドル等を設ける必要が無く、部品の点数を少なくし、壁面の見栄えを向上できる。
(オ) 扉4の閉鎖状態において、非使用位置の補助テーブル10が扉4よりも収納部3の奥側に位置することから、収納されている機器を補助テーブル10で起立姿勢に保持することができる(図3a参照)。よって、収納部3内に別の押え部品を設ける必要がなくなる。
収納装置 1
収納部 3
扉 4
ストッパー 5
蝶番 6
凹形状部 8
凸形状部 9
補助テーブル 10
壁面 11
開閉操作部 12
磁石 13
キーボード 14
マウス 15
キャビネットラック 100
収納部 3
扉 4
ストッパー 5
蝶番 6
凹形状部 8
凸形状部 9
補助テーブル 10
壁面 11
開閉操作部 12
磁石 13
キーボード 14
マウス 15
キャビネットラック 100
Claims (3)
- 略垂直な壁面に凹設した収納部を開閉する扉を備えた開閉式収納装置において、開放状態の扉の上面に、前記収納部から取り出した機器を載せる凹形状部と、掌を載せる凸形状部とを設けたことを特徴とする開閉式収納装置。
- 前記扉の閉鎖状態において、前記凹形状部の前面が前記壁面の一部を形成し、前記凸形状部の前面が前記壁面より凹んだ位置で扉の開閉操作部を形成することを特徴とする請求項1記載の開閉式収納装置。
- 前記扉に補助テーブルを前記凹形状部に重なる非使用位置と、凹形状部の側方へ突出する使用位置とに回動可能に取り付け、前記扉の閉鎖状態において、非使用位置の補助テーブルが前記収納部内の機器を起立姿勢に保持することを特徴とする請求項1又は2記載の開閉式収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008045120A JP2009201608A (ja) | 2008-02-26 | 2008-02-26 | 開閉式収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008045120A JP2009201608A (ja) | 2008-02-26 | 2008-02-26 | 開閉式収納装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009201608A true JP2009201608A (ja) | 2009-09-10 |
Family
ID=41144468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008045120A Pending JP2009201608A (ja) | 2008-02-26 | 2008-02-26 | 開閉式収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009201608A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011081725A (ja) * | 2009-10-09 | 2011-04-21 | Fujitsu Ltd | 電子機器 |
CN102356948A (zh) * | 2011-10-09 | 2012-02-22 | 常海铭 | 笔记本电脑桌 |
-
2008
- 2008-02-26 JP JP2008045120A patent/JP2009201608A/ja active Pending
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JP2011081725A (ja) * | 2009-10-09 | 2011-04-21 | Fujitsu Ltd | 電子機器 |
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