JP2009200933A - 音声情報出力装置、音声情報処理装置、プログラム及び音声情報処理システム - Google Patents

音声情報出力装置、音声情報処理装置、プログラム及び音声情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】通知すべき情報を、人間に明示的に知覚させることなく、接続要求に応じた処理を実行する機器に対して通知する。
【解決手段】通信システム10は、放音端末100と、移動通信端末200a及び200bと、通信端末300とを備える。通信端末300は、発番号通知サービスを利用して、電話番号を伴う接続要求を放音端末100に送信する。放音端末100は、電話番号を認識し、電話番号に基づいた変調波を重畳した呼出音を放音する。移動通信端末200a及び200bは、収音した呼出音から電話番号を特定し、電話番号を表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の情報を含んだ音声情報を処理する技術に関する。
接続要求の送信元の電話番号をその送信先に通知するサービスがある。このサービスは、提供する通信事業者によって「ナンバーディスプレイ」や「発信番号表示」などと呼ばれているが、ここでは「発番号通知サービス」と総称する。この発番号通知サービスを利用した技術には、電話番号に応じた文字や音を通知するもの(特許文献1参照)や、電話番号が通知された場合と非通知の場合とで呼び出しの態様を異ならせるもの(特許文献2参照)などがある。
特開平11−112642号公報 特開2002−135403号公報
特許文献1及び2に記載された技術は、いずれも、通知する情報を人間に知覚させることを目的としたものである。
これに対し、本発明は、通知すべき情報を、人間に明示的に知覚させることなく、接続要求に応じた処理を実行する機器に対して通知することを目的としたものである。
本発明に係る音声情報処理装置は、通信装置の識別情報に基づいて変調された変調波が重畳された音声を表す音声情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された音声情報から前記変調波を分離する分離手段と、前記分離手段により分離された変調波を復調して前記識別情報を特定する復調手段と、前記復調手段により特定された識別情報に応じた処理を実行する処理実行手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る音声情報処理装置は、前記処理実行手段が、前記復調手段により特定された識別情報により表される通信装置との通信網を介した通信を制御する処理を実行する構成であってもよい。
本発明に係る音声情報処理装置において、前記識別情報は、電話番号であり、通信装置に割り当てられた電話番号と通信アドレスとを対応付けて記憶する記憶装置と通信を行う通信手段を備え、前記処理実行手段は、前記復調手段により特定された識別情報に対応する通信アドレスを前記通信手段を介して取得する処理と、前記アドレス取得手段により取得された通信アドレスを用いて、当該通信アドレスが割り当てられた通信装置との通信網を介した通信を制御する処理とを実行する構成であってもよい。
本発明に係る音声情報処理装置において、前記音声情報は、前記識別情報と、自他を識別する装置識別情報とに基づいて変調された変調波が重畳された音声を表し、前記復調手段は、前記識別情報及び装置識別情報を特定し、前記処理実行手段は、前記復調手段により特定された装置識別情報が自装置を表す場合に、前記復調手段により特定された識別情報に応じた第1の処理を実行する構成であってもよい。
本発明に係る音声情報出力装置は、通信網を介して送信された接続要求の送信元である通信装置の識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された識別情報に基づいて搬送波を変調した変調波を生成する変調手段と、前記変調手段により生成された変調波をある音声に重畳した音声を表す音声情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る音声情報出力装置において、前記出力手段は、前記ある音声を表す音声信号を連続的に発生させる発生手段と、前記変調手段により生成された変調波を表す変調波信号と前記音声信号とを重畳させる重畳手段とを備え、前記重畳手段は、前記ある音声が所定の時間発生された後に、前記変調波信号と前記音声信号とを重畳させる構成であってもよい。
本発明に係る音声情報処理システムは、通信網を介して送信された接続要求に応じて放音する放音装置と、前記放音装置により放音された音声を収音する収音装置とを有し、前記放音装置は、接続要求の送信元である通信装置の識別情報を前記通信網を介して受信する受信手段と、前記受信手段により前記識別情報が受信された場合に、当該識別情報に基づいて搬送波を変調した変調波を生成する変調手段と、前記変調手段により生成された変調波をある音声に重畳して放音する放音手段とを備え、前記収音装置は、前記放音手段により放音された音声を収音する収音手段と、前記収音手段により収音された音声から前記変調波を分離する分離手段と、前記分離手段により分離された変調波を復調して前記識別情報を特定する復調手段と、前記復調手段により特定された識別情報に応じた処理を実行する処理実行手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る音声情報処理システムは、前記処理実行手段が、前記復調手段により特定された識別情報により表される通信装置と、前記通信網と異なる他の通信網を介した通信を制御する処理を実行する構成であってもよい。
本発明は、コンピュータを上述した音声情報処理装置又は音声情報出力装置として機能させるためのプログラムや、かかるプログラムを記憶した記録媒体としても特定され得る。
本発明によれば、通知すべき情報を、人間に明示的に知覚させることなく、接続要求に応じた処理を実行する機器に対して通知することが可能となる。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態である通信システムの構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態の通信システム10は、放音端末100と、移動通信端末200a及び200bと、通信端末300とを備える。また、通信システム10は、第1電話網NW1と、第2電話網NW2と、第3電話網NW3とを通信網として含んでいる。なお、通信端末300は、第3電話網NW3に対して複数接続され得るが、その図示は省略する。同様に、移動通信端末や電話網も、図示した以外のものを含み得る。
第1電話網NW1、第2電話網NW2及び第3電話網NW3は、それぞれ、相異なる通信事業者(キャリア)によって提供される電話網である。これらの電話網は、例えば、公衆交換電話網又は移動体通信網であるが、いわゆるIP(Internet Protocol)電話などを用いる場合には、インターネットなどの他の通信網であってもよい。本実施形態においては、第1電話網NW1及び第2電話網NW2が移動体通信網であるとし、第3電話網NW3が公衆交換電話網であるとする。また、第1電話網NW1及び第2電話網NW2は、第3電話網NW3に接続されている。第3電話網NW3は、交換機をノードとして含んでおり、発番号通知サービス、すなわち、接続要求の送信元の通信装置に割り当てられた電話番号をその送信先の通信装置に表示するサービスを提供する。
放音端末100は、第3電話網NW3を介して通信を行う通信装置である。放音端末100は、所定の電話番号を割り当てられており、この電話番号あての接続要求を認識すると、音声を発生させる。なお、放音端末100は、いわゆる電話機のような通話機能を有さなくてもよい。
図2は、放音端末100の構成を示すブロック図である。同図に示すように、放音端末100は、制御部110と、変調部120と、音源部130と、重畳部140と、放音部150とを備える。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置やメモリを備えるとともに、第3電話網NW3を介して送信される接続要求及び電話番号を認識する回路群を備える。制御部110は、あらかじめ記憶されたプログラムを実行することによって放音端末100の動作を制御するとともに、接続要求を認識すると、接続要求とともに送信される電話番号を表すデータを変調部120に供給する。変調部120は、制御部110から電話番号を取得し、電話番号に基づいて変調された変調波を表す信号(以下「変調波信号」という。)を生成する。音源部130は、いわゆる呼出音を表す所定の音声信号(以下「呼出音信号」という。)を発生させる音源回路を備え、呼出音信号を重畳部140に供給する。なお、音源部130が発生させる呼出音信号は、所定の長さの音声を繰り返し連続的に発生させるものである。重畳部140は、変調波信号と呼出音信号を重畳させる処理(ミキシング処理)を行うミキシング回路を備え、変調波信号と呼出音信号が重畳された信号(以下「重畳信号」という。)を放音部150に供給する。放音部150は、スピーカを備え、重畳部140から供給された重畳信号を音声に変換して放音する。
ここで、変調部120による変調処理について、図を参照してより詳細に説明する。変調部120は、所定の周波数及び振幅を有する搬送波を表す波形データをASK(Amplitude Shift Keying)方式により変調する。変調部120は、電話番号を表すデータをベースバンド波形として用い、搬送波の波形をベースバンド波形に応じて断続するように変化させ、変調波の波形データを生成する。変調部120は、「0」及び「1」の組み合わせにより電話番号を表し、これをベースバンド波形として用いる。すなわち、十進数で表される電話番号は、所定の規則により二進数の二値データに変換され、ベースバンド波形として用いられる。なお、搬送波の周波数は、人間の可聴域と重ならない帯域から適宜選択されるのが望ましく、例えば500kHz程度である。また、搬送波の振幅は、上述した呼出音よりも小さいことが望ましい。
図3は、変調部120による変調処理を例示する図である。ここでは、電話番号が「01101…」という二進数により表される場合を例示しており、図3(a)がベースバンド波形を表している。また、図3(b)は搬送波を表し、図3(c)は変調波を表している。すなわち、変調波は、ベースバンド波形の「0」に相当する部分の振幅が「0」となり、ベースバンド波形の「1」に相当する部分の振幅が元の搬送波のままとなる。
移動通信端末200a及び200bは、第1電話網NW1又は第2電話網NW2のいずれかを介して通信を行う通信装置であり、本実施形態においては、いわゆる携帯電話であるとする。移動通信端末200a及び200bには、所定の電話番号が割り当てられている。本実施形態においては、移動通信端末200aが第1電話網NW1を介して通信を行い、移動通信端末200bが第2電話網NW2を介して通信を行うとする。移動通信端末200a及び200bは、接続する電話網が異なるものの、その主たる構成は同一である。そこで、以下において移動通信端末200aと移動通信端末200bとを区別する必要がない場合には、これらを「移動通信端末200」と総称する。
なお、移動通信端末200は、通信端末300と通信を行う場合には、放音端末100の近傍にある。ここにおいて、「近傍」とは、放音端末100が発する呼出音を収音可能な範囲をいい、呼出音の音量や各装置の配置などに応じて異なる範囲となる。また、移動通信端末200a及び200bは、同一の利用者に利用されてもよいし、互いに異なる利用者に利用されてもよい。
図4は、移動通信端末200の構成を示すブロック図である。同図に示すように、移動通信端末200は、制御部210と、無線通信部220と、操作部230と、表示部240と、音声処理部250とを備える。制御部210は、演算装置やメモリを備え、プログラムを実行することによって移動通信端末200の動作を制御する。また、制御部210は、後述する電話帳をメモリに記憶している。無線通信部220は、第1電話網NW1又は第2電話網NW2に接続し、接続する通信網との無線通信を実現する。操作部230は、キーボード等の入力装置を備え、利用者の操作に応じた情報を制御部210に供給する。表示部240は、液晶ディスプレイ等の表示装置を備え、受信したデータや利用者の操作に応じた画像を表示する。なお、表示部240が表示する画像を表す情報は、制御部210から供給される。音声処理部250は、放音端末100が発する呼出音から電話番号を特定し、特定した電話番号を制御部210に供給する。
図5は、音声処理部250の構成を示すブロック図である。同図に示すように、音声処理部250は、収音部251と、分離部252と、復調部253と、情報特定部254とを備える。収音部251は、マイクロホンを備え、収音した音声を音声情報に変換して分離部252に供給する。なお、収音部251の収音対象は、放音端末100が発する呼出音である。分離部252は、収音部251から音声情報を取得し、上述した変調波を抽出する。分離部252は、変調部120が搬送波に用いた周波数を中心とする所定幅の帯域の成分を透過するバンドパスフィルタを用いて音声情報にフィルタ処理を実行することにより、変調波を抽出する。音声情報が変調波を含んでいる場合、分離部252が抽出する変調波は、図3(c)のようになる。復調部253は、分離部252により抽出された変調波を復調し、変調波が表す二値データを出力する。情報特定部254は、復調部253から出力された二値データに基づき、電話番号を特定する。変調波が表す二値データは、図3(a)に示したようなデータとなるため、情報特定部254は、変調部120が行った二値データへの変換の逆の変換を行うことで電話番号を特定することができる。
なお、ここにおいて「音声情報」は、音声を表すアナログ信号又はデジタルデータである。音声情報は、必要に応じて、デジタルデータからアナログ信号に変換され、又は、アナログ信号からデジタルデータに変換される。
図6は、本実施形態における電話帳を例示する図である。本実施形態において、電話帳とは、電話番号と、電話番号に対応付けられた情報とを記述したデータの集合をいう。電話帳として記述されるデータは、移動通信端末200の利用者により適宜追加や変更ができるように構成されている。電話番号に対応付けられる情報は、例えば、名前、メールアドレス、キャリア識別情報、位置情報などである。この、電話番号に付帯する情報のことを、以下では「付帯情報」という。
本実施形態のキャリア識別情報は、これに対応する電話番号が割り当てられた通信装置が用いる通信網のキャリアを表す情報である。キャリア識別情報は、利用者によりあらかじめ入力されるなどしてもよいが、電話番号やメールアドレスの一部からキャリアを特定できる場合には、これをキャリア識別情報として用いてもよい。例えば、いわゆる携帯電話においては、メールアドレスのドメイン名からキャリアを特定できる場合がある。
また、本実施形態の位置情報は、これに対応する電話番号が割り当てられた通信装置の位置を表す情報である。位置情報は、利用者によりあらかじめ入力されるなどしてもよいが、電話番号の一部(国番号、市外局番等)から位置を特定できる場合には、これを位置情報として用いてもよい。
通信端末300は、第3電話網NW3を介して通信を行う通信装置であり、本実施形態においては、いわゆる固定電話である。通信端末300は、一般的な通話機能を有する。なお、通信端末300は、通話機能とは別に他のデータ通信機能を有していてもよいし、有線ではなく無線で通信を行うものであってもよい。
本実施形態の通信システム10の構成は、以上のとおりである。通信システム10においては、この構成のもと、通信端末300が通話を行う。通信端末300は、通話を開始しようとするとき、放音端末100に割り当てられた電話番号に対して接続要求を送信する。この接続要求は、第3電話網NW3の所定のノードにおいて電話番号を付加される。電話番号の付加は、発番号通知サービスによる既存の技術を用いて行われるものである。
放音端末100は、接続要求を受信するとともに、通信端末300に割り当てられた電話番号を受信する。このとき、放音端末100は、図2に示した構成により、受信した電話番号に基づいて変調した変調波を表す変調波信号を生成し、これを呼出音信号に重畳した重畳信号として放音部150に供給し、放音を行う。このとき、呼出音の放音は、移動通信端末200がこれを収音できるように、所定の期間継続される。
移動通信端末200は、この呼出音を収音し、収音した呼出音を表す音声信号から変調波を分離して電話番号を特定する。呼出音の収音から電話番号の特定までの処理は、音声処理部250により実行される。音声処理部250は、特定した電話番号を制御部210に供給し、制御部210は、取得した電話番号に基づいて以下の処理を実行する。
図7は、移動通信端末200の制御部210が実行する処理を示すフローチャートである。同図に示すように、制御部210は、まず、音声処理部250から電話番号を取得する(ステップSa1)。続いて、制御部210は、取得した電話番号をキーとして電話帳を検索し(ステップSa2)、当該電話番号が電話帳に記憶されているか否かに応じて異なる処理を実行する。
取得した電話番号が電話帳に記憶されている場合(ステップSa3:YES)、制御部210は、電話帳から当該電話番号に対応する付帯情報を読み出し(ステップSa4)、電話番号と付帯情報とを表示部240に表示させる(ステップSa5)。一方、制御部210は、取得した電話番号が電話帳に記憶されていない場合には(ステップSa3:NO)、電話番号を表示部240に表示させる(ステップSa6)。なお、ステップSa6においては、ステップSa5の場合と異なり、対応する付帯情報が存在しないため、付帯情報は表示されない。
以上のとおり、本実施形態の通信システム10においては、接続要求を受信する側の利用者が、接続要求を受信した通信装置(放音端末100)と異なる通信装置(移動通信端末200a又は200b)で通信を行うことが可能である。また、この通信システム10においては、接続要求を受信する側の利用者が、接続要求が送信された通信網(第3電話網NW3)と異なる通信網(第1電話網NW1又は第2電話網NW2)を介して通信を行うことが可能である。すなわち、移動通信端末200の利用者は、相手方の接続要求の態様によらず、利用者が所望する通信装置や通信網を用いて相手方と通信を行うことが可能となる。
例えば、同一の利用者が複数の移動通信端末200を所持している場合、接続要求に応じる移動通信端末200を当該接続要求の送信元の通信装置に応じて変えたい場合がある。これは、例えば、あるキャリアの通信網を用いた方が通信料が割安になるとか、あるいは、通信装置や通信網毎に音質や通信速度に差異がある、といった理由によるものである。このように、通信装置や通信網を利用者が選択できるようにすると、利用者が何らかの利益を享受できる場合がある。
また、複数の移動通信端末200の利用者が同一でない場合においては、1つの通信装置(放音端末100)に接続要求を送信するだけで移動通信端末200の利用者の全員にその旨を通知することができるという効果がある。このとき、接続要求の送信元の電話番号や、その付帯情報は、移動通信端末200の利用者しか知り得ず、その場にいる移動通信端末200を所持していない者には呼出音しか聞こえない。すなわち、本実施形態の通信システム10によれば、電話番号や付帯情報を音声として通知する場合に比べ、その通知対象を限定することが可能である。
さらに、通信端末300の利用者にあっては、相手方の移動通信端末200が複数あり、それぞれの電話番号を知らない場合であっても、放音端末100の電話番号さえ知っていれば、移動通信端末200と通信を行うことが可能である。この場合において、通信端末300は、放音端末100に接続要求を送信するのみで足り、放音端末100は、着呼に応答する必要がなく、呼出音を放音するのみで足りる。すなわち、通信端末300と放音端末100との間においては、通信料が発生しない。
[第1実施形態の応用例]
上述した第1実施形態においては、移動通信端末200が電話帳を記憶していたが、電話帳を記憶するのは、放音端末100であってもよい。また、このような構成とした場合において、電話番号と移動通信端末200に対応付けを与え、特定の電話番号の通信端末との通話が特定の移動通信端末200と行われるようにしてもよい。本応用例は、かかる態様を開示するものである。
本応用例と第1実施形態の相違点は、放音端末100及び移動通信端末200が記憶する情報の内容にある。放音端末100は、電話帳をメモリに記憶している点が第1実施形態と異なる。また、移動通信端末200は、電話帳に代えて、自装置を他の移動通信端末200と区別するための情報をメモリに記憶する。この情報のことを、以下では「装置識別情報」という。
なお、その他の構成は、第1実施形態と同様であるため、重複する説明を適宜省略する。
図8は、本応用例における電話帳を例示する図である。同図に示すように、放音端末100が記憶する電話帳には、第1実施形態と同様の情報(図6参照)に加えて装置識別情報が記述されている。装置識別情報は、電話番号に対応付けられて記憶される。すなわち、装置識別情報は、記憶されている電話番号毎に決められている。なお、ここでは、説明の便宜上、移動通信端末200a又は200bの符号を装置識別情報として用いている。実際の装置識別情報は、移動通信端末200a又は200bの電話番号でもよいし、あらかじめ適当に定めた互いに重複しない文字又は数字でもよい。
本応用例において、放音端末100の制御部110は、第3電話網NW3を介して送信された電話番号を取得すると、電話帳を検索し、この電話番号が記憶されているか否かを判断する。制御部110は、取得した電話番号が電話帳に記憶されている場合には、当該電話番号に対応付けられた装置識別情報を読み出し、取得した電話番号にこの装置識別情報を付加し、電話番号と装置識別情報の組み合わせからなる文字列を表す情報を変調部120に供給する。変調部120は、この情報に基づいたベースバンド波形を用いて変調波を生成する。なお、電話番号と装置識別情報の組み合わせには、各々を区別できるように、適当な区切りを設けるのが望ましい。放音端末100は、変調波を生成した後、第1実施形態と同様にミキシング処理等を実行し、重畳信号を音声に変換して放音する。
なお、取得した電話番号が電話帳に記憶されていない場合、放音端末は、第1実施形態と同様の処理を行ってもよいし、放音を行わないようにしてもよい。
一方、移動通信端末200においては、このようにして放音された呼出音が収音されると、音声処理部250が電話番号と装置識別情報の組み合わせを特定する。制御部210は、この電話番号と装置識別情報を取得し、取得した装置識別情報が自装置に記憶されたものと同一であるか否かを判断する。そして、制御部210は、取得した装置識別情報が自装置に記憶されたものと同一である場合には、取得した電話番号を表示部240に表示させることによって通話を促し、取得した装置識別情報が自装置に記憶されたものと同一でない場合には、かかる表示を行わない。
本応用例における動作は、以上のとおりである。通信システム10は、このように動作することにより、特定の通信端末300から接続要求が送信された場合に、あらかじめ決められた特定の移動通信端末200が反応し、その他の移動通信端末200は反応しないようにすることが可能である。そのため、移動通信端末200の利用者にあっては、いずれの移動通信端末200が通話すべき端末であるかを容易に判断することが可能である。また、移動通信端末200は、自装置が通話すべきでない場合には、その電話番号を表示しないため、当該電話番号を知る必要がない利用者にはこれを通知しないようにすることが可能である。
なお、電話番号と装置識別情報の組み合わせは、あらかじめ決められたものを用いるだけでなく、演算などにより求めるようにしてもよい。また、通信端末300の電話番号と移動通信端末200の組み合わせによって通話料が異なる場合、すなわち、いずれのキャリアの通信網を用いるかによって通話料が異なる場合には、通信端末300の電話番号と移動通信端末200の組み合わせ毎の通話料を記憶しておき、通話料が最も廉価となる組み合わせを特定し、対応する装置識別情報を通知するようにしてもよい。あるいは、いわゆるLCR(Least Cost Routing)機能のように、接続要求の送信元である通信端末300の電話番号に基づいて、通話料が最も廉価となるキャリア(すなわち通信網)を選択する機能を放音端末100に付与してもよい。
[第2実施形態]
図9は、本発明の第2の実施形態である通信システムの構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態の通信システム20は、通信端末500と、電話端末600と、通信端末700と、ゲートウェイ装置800とを備える。また、通信システム20は、IP網NW4と、電話網NW5と、ローカル網NW6とを通信網として含んでいる。なお、通信端末500は、IP網NW4に対して複数接続され得るが、その図示は省略する。同様に、通信端末700も、ローカル網NW6内に複数あってもよい。
IP網NW4は、IPを利用した通信網である。IP網NW4は、例えばインターネットであるが、特定の通信事業者によって設けられた通信網であってもよい。電話網NW5は、接続される通信装置どうしを電話番号により通信可能にする通信網である。電話網NW5は、本実施形態においては公衆交換電話網であるとするが、移動体通信網などであってもよい。また、電話網NW5は、IP網NW4と通信可能であり、IP網NW4を介して情報を受信し、受信した情報を電話端末600に送信することが可能である。ローカル網NW6は、ある場所に設けられた通信網であり、いわゆるイントラネットである。ローカル網NW6は、IP網NW4と同様に、インターネットにおいて用いられる通信プロトコルを用いて構築されている。ローカル網NW6は、通信端末700及びゲートウェイ装置800をノードとして含んでいる。なお、通信端末700及び電話端末600は、例えば同一の室内などのように、互いに近傍に設けられている。
本実施形態の通信システム20においては、発番号通知サービスと同様の要領により、接続要求の送信元の通信装置(通信端末500)に割り当てられたIPアドレスがその送信先の通信装置(電話端末600)に通知される。本実施形態の電話端末600は、このIPアドレスに基づいて変調された変調波を生成する機能を有する。
通信端末500は、IP網NW4に接続された通信装置であり、例えば、いわゆるスマートフォンやPDA(Personal Digital Assistant)である。通信端末500は、所定の電話番号とIPアドレスとが割り当てられており、電話番号に基づいた音声通信(通話)とIPアドレスに基づいたデータ通信とを実行することができる。
図10は、通信端末500の構成を示すブロック図である。同図に示すように、通信端末500は、制御部510と、通信部520と、操作部530と、表示部540と、送受話部550とを備える。制御部510は、演算装置やメモリを備え、プログラムを実行することによって通信端末500の動作を制御する。また、制御部510は、自装置に割り当てられたIPアドレスをメモリに記憶している。通信部520は、IP網NW4に接続し、IP網NW4との無線通信を実現する。操作部530は、ボタン等の複数の操作子を備え、利用者の操作に応じた情報を制御部510に供給する。表示部540は、表示装置を備え、受信したデータや利用者の操作に応じた画像を表示する。送受話部550は、マイクロホン及びスピーカを備え、制御部510から取得した音声情報を音声に変換して放音するとともに、収音した音声を音声情報に変換して制御部510に供給する。
図11は、電話端末600の構成を示すブロック図である。同図に示すように、電話端末600は、制御部610と、送受話部620と、変調部630と、音源部640と、重畳部650と、放音部660とを備える。制御部610は、演算装置やメモリを備えるとともに、電話網NW5を介して送信される接続要求、電話番号及びIPアドレスを認識する回路群を備える。制御部610は、接続要求を認識すると、接続要求とともに送信されるIPアドレスを表すデータを変調部630に供給する。また、制御部610は、利用者が呼び出しに応じる操作を行った場合に、送受話部620と音声情報の授受を行い、音声通信(すわなち通話)を実現する。送受話部620は、いわゆる送話器及び受話器の機能を備え、音声と音声情報の相互変換を行う。すなわち、送受話部620は、制御部610から供給される音声情報を音声に変換して放音するとともに、収音した音声を音声情報に変換して制御部610に供給する。変調部630、音源部640、重畳部650及び放音部660は、それぞれ、第1実施形態の変調部120、音源部130、重畳部140、放音部150と同様の構成であるため、その説明を省略する。
図12は、通信端末700の構成を示すブロック図である。通信端末700は、ローカル網NW6に収容された通信装置であり、本実施形態においては、パーソナルコンピュータである。また、通信端末700は、電話端末600の近傍に設置されている。通信端末700は、同図に示すように、制御部710と、通信部720と、操作部730と、表示部740と、音声処理部750とを備える。制御部210は、演算装置やメモリを備え、プログラムを実行することによって通信端末700の動作を制御し、通信部720は、ローカル網NW6を介した通信を実現する。操作部730は、入力装置を備え、利用者の操作に応じた情報を制御部710に供給する。表示部740は、表示装置を備え、受信したデータや利用者の操作に応じた画像を表示する。音声処理部750は、電話端末600が発する呼出音からIPアドレスを特定し、特定したIPアドレスを制御部710に供給する。なお、音声処理部750の構成は、第1実施形態の音声処理部250と同様である。
ゲートウェイ装置800は、ローカル網NW6に収容され、IP網NW4に接続される通信装置である。ゲートウェイ装置800は、例えば、ルータである。ゲートウェイ装置800は、ローカル網NW6に収容された通信装置が行う通信を中継する。例えば、通信端末700から送信される通信端末500あてのデータは、必ずゲートウェイ装置800を中継してからIP網NW4に送信される。
図13は、ゲートウェイ装置800の構成を示すブロック図である。同図に示すように、ゲートウェイ装置800は、制御部810と、第1通信部820と、第2通信部830と、記憶部840とを備える。制御部810は、演算装置やメモリを備え、プログラムを実行することによってゲートウェイ装置800の動作を制御する。第1通信部820は、IP網NW4に接続され、IP網NW4とのデータの送受信を行う。第2通信部830は、ローカル網NW6に接続され、ローカル網NW6とのデータの送受信を行う。通信端末700から通信端末500に送信されるデータは、第2通信部830、制御部810、第1通信部820の順に転送され、通信端末500から通信端末700に送信されるデータは、第1通信部820、制御部810、第2通信部830の順に転送される。記憶部840は、揮発性/不揮発性メモリ等の記憶装置を備え、データの中継に関する設定などを記述したデータを記憶する。
ゲートウェイ装置800は、周知のルーティング機能及びフィルタリング機能を有する。すなわち、ゲートウェイ装置800は、データのあて先に基づき、あらかじめ決められた経路でデータの転送を行うとともに、データの送受信の可否を制御する。また、ゲートウェイ装置800は、VPN(Virtual Private Network)、すなわち仮想プライベートネットワークにより通信端末500と通信端末700との間のデータ通信を行わせる機能を有する。VPNによるデータは、ゲートウェイ装置800における設定によらず、ゲートウェイ装置800を通過することができる(VPNパススルー)。ゲートウェイ装置800は、さらには、IPsec(Security Architecture for Internet Protocol)などをサポートし、より安全にデータ通信を行い得るようにするのが望ましい。
本実施形態の通信システム20の構成は、以上のとおりである。通信システム20においては、この構成のもと、通信端末500と通信端末700との間でデータ通信が行われる。なお、説明の便宜上、以下においては、通信端末500を「外部通信端末」といい、通信端末700を「内部通信端末」という。ここにおける「外部」及び「内部」は、ローカル網NW6を基準にしており、ローカル網NW6に収容されているか否かを区別するものである。
外部通信端末が内部通信端末とのデータ通信を行おうとするときに、外部通信端末から電話端末600に接続要求の送信(すなわち呼び出し)が行われ、その呼出音を収音した内部通信端末によりデータ通信が開始される。呼出音にはIPアドレスが重畳されているため、内部通信端末は、呼出音を収音することによりIPアドレスを特定し、特定したIPアドレスが割り当てられた外部通信端末とVPNによるデータ通信を行う。
図14は、外部通信端末と内部通信端末とのデータ通信に係る動作を示すシーケンスチャートである。以下、同図を参照してこの動作を説明する。なお、内部通信端末がローカル網NW6の外部と通信を行う場合、送受信するデータがゲートウェイ装置800を経由するが、この図においてはゲートウェイ装置800の図示を省略する。
まず、外部通信端末の利用者は、内部通信端末とのデータ通信を行うために、電話端末600を呼び出す。このとき、外部通信端末の制御部510は、操作部530を介して利用者を呼び出す旨の操作を受け付け、電話端末600あてに接続要求を送信する(ステップSb1)。このとき、制御部510は、自装置に割り当てられたIPアドレスを読み出し、これを接続要求とともに送信する。
電話端末600は、接続要求を受信すると、IPアドレスを認識し、認識したIPアドレスに基づいて変調した変調波を重畳した音声信号(重畳信号)を呼出音として放音する(ステップSb2)。呼出音の放音は、内部通信端末がこれを収音できるように、所定の期間継続される。内部通信端末は、この呼出音を収音し(ステップSb3)、収音した呼出音を表す音声信号から変調波を分離してIPアドレスを特定する(ステップSb4)。
内部通信端末は、IPアドレスを特定すると、当該IPアドレスが割り当てられた通信装置、すなわち外部通信端末との間でVPNによるデータ通信を開始する(ステップSb5)。内部通信端末と外部通信端末とのデータ通信は、いわゆるトンネリングにより実現される。
なお、このとき内部通信端末の利用者は、電話端末600をともに操作し、内部通信端末によりデータ通信を行いつつ、電話端末600により他の通信(すなわち通話)を行うようにしてもよい。あるいは、外部通信端末の利用者(又は外部通信端末自体)が、内部通信端末とのデータ通信が可能になった時点で呼び出しを終えるようにしてもよい。
以上のとおり、本実施形態の通信システム20によれば、外部通信端末がローカル網NW6内部の内部通信端末にアクセスしようとする場合に、内部通信端末がVPNによりデータ通信を開始する。すなわち、この通信システム20においては、データ通信を要求する者が外部通信端末の利用者である場合であっても、外部通信端末からではなく、内部通信端末からデータ通信が開始される。
また、本実施形態の通信システム20によれば、外部通信端末の利用者が内部通信端末のIPアドレスをあらかじめ知っている必要がない。すなわち、外部通信端末の利用者は、電話端末600の近傍にあるいかなる内部通信端末ともデータ通信が可能である。
[第2実施形態の応用例]
上述した第2実施形態においては、内部通信端末は、外部通信端末により送信されたIPアドレスを用いてデータ通信を行った。しかし、IPアドレスは、外部通信端末から送信されないでもよい。本応用例は、既存の発番号通知サービスを用いて、IPアドレスを外部通信端末から送信することなくデータ通信を行うものである。
図15は、本応用例の通信システムの構成を示す図である。同図において、第2実施形態の通信システム20と同様の構成に対しては、同一の符号を付している。本応用例の通信システム30は、IP網NW4に収容されたサーバ装置900を備える点において第2実施形態の通信システム20と相違している。また、電話端末600は、IPアドレスに代えて、電話番号に基づいて変調波を生成する。
図16は、サーバ装置900の構成を示すブロック図である。同図に示すように、サーバ装置900は、制御部910と、通信部920と、記憶部930とを備える。制御部910は、演算装置やメモリを備え、プログラムを実行することによってサーバ装置900の動作を制御する。また、制御部910は、必要に応じて、後述する管理データベースを更新する。通信部920は、IP網NW4に接続され、IP網NW4との通信を実現する。記憶部930は、記憶装置を備え、制御部910が参照するデータを記憶する。なお、記憶部930は、例えば、IP網NW4を介して接続されるデータベース装置のように、サーバ装置900と別体としてもよい。
記憶部930は、本実施形態において用いられる電話番号とIPアドレスとを対応付けて記憶する。記憶部930は、電話番号とIPアドレスの対をIP網NW4と通信可能な外部通信端末の数だけ記憶している。以下では、この電話番号とIPアドレスの対を「登録情報」といい、この登録情報の集合を「管理データベース」という。
図17は、管理データベースを示す図である。同図に示すように、管理データベースは、ある電話番号と当該電話番号に対応するIPアドレスとを対にして記述したものである。電話番号とIPアドレスの対は、管理データベースにおいてレコードを構成する。管理データベースにおいて、各レコードは、IP網NW4と通信可能な通信端末500のいずれかに対応している。この管理データベースは、例えば、図17に示す「num1」なる電話番号が割り当てられた通信端末500には、対応するIPアドレスとして「add1」が割り当てられていることを意味している。
本応用例の通信システム30においては、この構成のもと、電話端末600が接続要求とともに送信された電話番号を認識し、認識した電話番号に基づいて変調された変調波を重畳した呼出音を放音する。内部通信端末は、電話番号を特定すると、特定した電話番号に対応するIPアドレスをサーバ装置900に問い合わせる。サーバ装置900の制御部910は、管理データベースを参照し、通信部920を介して取得した電話番号をキーとして用いて、当該電話番号と対をなすIPアドレスを検索する。制御部910は、かかるIPアドレスが管理データベースに記録されている場合に、これを内部通信端末に送信する。そして、内部通信端末は、送信した電話番号に対応するIPアドレスを受信すると、当該IPアドレスが割り当てられた通信装置、すなわち外部通信端末との間でVPNによるデータ通信を開始する。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態や応用例に限らず、その他の形態でも実施し得る。本発明に対しては、例えば、以下のような変形を適用することが可能である。なお、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
(1)変形例1
第1実施形態における電話番号と第2実施形態におけるIPアドレスは、本発明に係る識別情報の一例である。本発明に係る識別情報としては、例えば、IPアドレスに代えてFQDN(Fully Qualified Domain Name)を用いることも可能である。この場合、DNS(Domain Name System)サーバのような、FQDNからIPアドレスを特定できる通信装置を別途設ければよい。また、同様に、SIP(Session Initiation Protocol)アドレスとSIPサーバの組み合わせを用いてもよい。
(2)変形例2
上述した第1実施形態において、接続要求の通知の態様は、表示部240に電話番号の表示を行うものである。しかし、接続要求の通知の態様は、電話番号の表示に代えて、あるいは電話番号の表示とともに、他の通知手段を用いた通知を行うものであってもよい。例えば、移動通信端末200にバイブレータを設け、振動により接続要求を通知してもよい。この場合において、電話番号に応じた振動パターンで振動するなど、電話番号毎に異なる態様で振動を行ってもよい。
(3)変形例3
上述した第1実施形態の移動通信端末200は、特定した電話番号が電話帳に記憶されているか否かによらず、当該電話番号を表示部240に表示するものである(ステップSa5及びSa6参照)。しかし、本発明に係る音声情報処理装置は、この態様に限らず、例えば、特定した電話番号が電話帳に記憶されていない場合には、いかなる通知も行わないようにしてもよい。このようにすれば、電話番号を知っている利用者のみに接続要求の送信元を通知することが可能である。
(4)変形例4
上述した第1実施形態の応用例は、装置識別情報を用いて電話番号と移動通信端末200に対応付けを与え、特定の電話番号の通信端末との通話が特定の移動通信端末200と行われるようにしたものである。しかし、本発明において、装置識別情報は、他の用途に利用することも可能である。
例えば、放音端末100は、複数の装置識別情報を所定の規則で選択する選択手段をさらに備え、選択された装置識別情報と電話番号との組み合わせからなる文字列を表す情報を変調部120に供給する構成とすることができる。この構成において、選択手段は、例えば、複数の装置識別情報をある順番で繰り返し選択するようにしてもよいし、選択する装置識別情報を時刻に応じて定めておくようにしてもよい。このようにすれば、特定の移動通信端末200に処理が集中することを抑制し、負荷を分散させることが可能となる。
(5)変形例5
上述した内部通信端末が備える構成及び機能は、これをゲートウェイ装置800に付与させてもよい。この場合、ゲートウェイ装置800は、呼出音を収音可能な位置に設けられる。かかる場合において、ゲートウェイ装置800は、変調波を重畳した呼出音からIPアドレスを特定し、このIPアドレスが割り当てられた外部通信端末とのデータ通信を許可するように設定を切り替える制御を行えばよい。このようにすれば、VPNによらないデータ通信が可能であり、また、内部通信端末に対するデータ通信を外部通信端末が開始することも可能となる。
なお、この場合において、ゲートウェイ装置500は、外部通信端末とのデータ通信を許可するように設定を切り替えた後に、当該外部通信端末に対して内部通信端末のIPアドレスを通知してもよい。
(6)変形例6
外部通信端末は、内部通信端末とのVPNによるデータ通信が可能であることを検知する構成を備え、これによりデータ通信が可能であることが検知された場合に、電話端末600に対する接続要求の送信を終了する構成を備えてもよい。このようにすれば、電話端末600との通話を内部通信端末とのデータ通信と同時に行わない場合に、接続要求の送信を自動的に(すなわち人間の操作によらずに)終了させることが可能となる。
(7)変形例7
上述した第2実施形態においては、電話番号を電話端末600に送信する通信装置と、内部通信端末とデータ通信を行う通信装置とを同一の通信装置(外部通信端末)としたが、これらを別体にしてもよい。すなわち、電話番号を電話端末600に送信する第1の装置と、内部通信端末とデータ通信を行う第2の装置とを用い、第1の装置の電話番号と第2の装置のIPアドレスとをあらかじめ対応付けるようにしてもよい。なお、この場合において、第1の装置は、IP網NW4を介することなく、電話網NW5と直接に接続されてもよい。また、第1の装置の利用者と第2の装置の利用者は、同一であってもよいし、別異であってもよい。
(8)変形例8
上述した第2実施形態においては、内部通信端末をパーソナルコンピュータであるとし、利用者により操作されることを前提としたが、内部通信端末は、その他の通信装置であってもよい。内部通信端末は、例えば、外部通信端末が利用する各種のデータを記憶した記憶装置であってもよい。
(9)変形例9
本発明において、呼出音に識別情報を重畳させるタイミングは、任意である。よって、放音端末100(又は電話端末600)は、呼出音を放音すると同時に識別情報を重畳させてもよいし、放音を開始してから所定時間が経過した後に識別情報を重畳させてもよい。
例えば、重畳部140(又は重畳部650)は、呼出音信号が所定の時間発生され、呼出音が所定の時間放音された後に変調波信号と呼出音信号とを重畳させるようにしてもよい。このようにすれば、呼出音が放音されてから移動通信端末200(通信端末700)において識別情報に応じた処理が実行されるまでに時間差が生じ、この間に利用者が操作を行い、識別情報に応じた処理と異なる処理を実行させることが可能となる。これにより、利用者が操作できる場合とそうでない場合(不在時等)とで異なる処理を行わせることも可能となる。
(10)変形例10
上述した実施形態は、いずれも、重畳信号から特定した識別情報(電話番号又はIPアドレス)が表す通信装置との通信制御について説明したものであり、特定した識別情報に応じた処理の一例である。しかし、本発明に係る音声情報処理装置が実行する、この識別情報に応じた処理は、外部の通信装置との通信に係る制御に限らない。例えば、本発明に係る音声情報処理装置は、識別情報とこれに対応する動作(電源のオフ、各種の設定変更など)をあらかじめ決めておき、認識した識別情報に対応する動作を行ってもよい。
また、本発明に係る音声情報処理装置は、特定した識別情報をパスワード等の認証のための情報として用い、所定の送信元から接続要求があった場合に所定の処理の実行を許可するなどしてもよい。
また、識別情報に応じた処理は、時刻や時間帯に応じてさらに異ならせてもよい。例えば、同一の電話番号の通信装置からの接続要求を受信した場合であっても、朝と夜とでは実行する処理が異なるようにしてもよい。
(11)変形例11
接続要求とともに送信される識別情報には、他の情報が付加されてもよい。例えば、通信端末300(又は500)に、GPS(Global Positioning System)により位置情報を求める機能や、読取手段によりバーコードや二次元コード等のコード情報を取得する機能を付与した場合には、これらの位置情報やコード情報が識別情報とともに送信されるようにしてもよい。このようにすれば、位置情報やコード情報に応じた処理を放音端末100(又は移動通信端末200)や電話端末600(又は通信端末700)に行わせることが可能となる。
(12)変形例12
通信端末300(又は500)による識別情報の送信の態様は、実施形態の例に限らず、例えば、電子メールやショートメッセージサービスなどを用いてもよい。また、接続要求を受信する側に電話機としての一般的な機能が備わっている場合には、トーン信号によって識別情報を送信してもよい。
(13)変形例13
本発明において、電話番号を変調する変調方式は、上述したASK方式に限らない。変調方式は、電話番号を表す信号を所定の音声に重畳させた後に、もとの電話番号を復元(すなわち復調)することができるものであれば、いかなる方式であってもよい。
(14)変形例14
本発明に係る通信装置によって実行されるプログラムは、磁気ディスク等の磁気記録媒体、光ディスク等の光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムは、インターネット等のネットワーク経由でダウンロードされてもよい。
通信システムの構成を示す図 放音端末の構成を示すブロック図 変調部による変調処理を例示する図 移動通信端末の構成を示すブロック図 音声処理部の構成を示すブロック図 電話帳を例示する図 移動通信端末が実行する処理を示すフローチャート 電話帳を例示する図 通信システムの構成を示す図 通信端末の構成を示すブロック図 電話端末の構成を示すブロック図 通信端末の構成を示すブロック図 ゲートウェイ装置の構成を示すブロック図 データ通信に係る動作を示すシーケンスチャート 通信システムの構成を示す図 サーバ装置の構成を示すブロック図 管理データベースを示す図
符号の説明
10、20、30…通信システム、100…放音端末、200、200a、200b…移動通信端末、300、500、700…通信端末、600…電話端末、800…ゲートウェイ装置、900…サーバ装置、NW1…第1電話網、NW2…第2電話網、NW3…第3電話網、NW4…IP網、NW5…電話網、NW6…ローカル網

Claims (10)

  1. 通信装置の識別情報に基づいて変調された変調波が重畳された音声を表す音声情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された音声情報から前記変調波を分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離された変調波を復調して前記識別情報を特定する復調手段と、
    前記復調手段により特定された識別情報に応じた処理を実行する処理実行手段と
    を備えることを特徴とする音声情報処理装置。
  2. 前記処理実行手段が、前記復調手段により特定された識別情報により表される通信装置との通信網を介した通信を制御する処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の音声情報処理装置。
  3. 前記識別情報は、電話番号であり、
    通信装置に割り当てられた電話番号と通信アドレスとを対応付けて記憶する記憶装置と通信を行う通信手段を備え、
    前記処理実行手段は、前記復調手段により特定された識別情報に対応する通信アドレスを前記通信手段を介して取得する処理と、前記アドレス取得手段により取得された通信アドレスを用いて、当該通信アドレスが割り当てられた通信装置との通信網を介した通信を制御する処理とを実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の音声情報処理装置。
  4. 前記音声情報は、前記識別情報と、自他を識別する装置識別情報とに基づいて変調された変調波が重畳された音声を表し、
    前記復調手段は、前記識別情報及び装置識別情報を特定し、
    前記処理実行手段は、前記復調手段により特定された装置識別情報が自装置を表す場合に、前記復調手段により特定された識別情報に応じた第1の処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の音声情報処理装置。
  5. 通信網を介して送信された接続要求の送信元である通信装置の識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された識別情報に基づいて搬送波を変調した変調波を生成する変調手段と、
    前記変調手段により生成された変調波をある音声に重畳した音声を表す音声情報を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする音声情報出力装置。
  6. 前記出力手段は、
    前記ある音声を表す音声信号を連続的に発生させる発生手段と、
    前記変調手段により生成された変調波を表す変調波信号と前記音声信号とを重畳させる重畳手段とを備え、
    前記重畳手段は、前記ある音声が所定の時間発生された後に、前記変調波信号と前記音声信号とを重畳させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の音声情報出力装置。
  7. 通信網を介して送信された接続要求に応じて放音する放音装置と、前記放音装置により放音された音声を収音する収音装置とを有する音声情報処理システムであって、
    前記放音装置は、
    接続要求の送信元である通信装置の識別情報を前記通信網を介して受信する受信手段と、
    前記受信手段により前記識別情報が受信された場合に、当該識別情報に基づいて搬送波を変調した変調波を生成する変調手段と、
    前記変調手段により生成された変調波をある音声に重畳して放音する放音手段とを備え、
    前記収音装置は、
    前記放音手段により放音された音声を収音する収音手段と、
    前記収音手段により収音された音声から前記変調波を分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離された変調波を復調して前記識別情報を特定する復調手段と、
    前記復調手段により特定された識別情報に応じた処理を実行する処理実行手段とを備える
    ことを特徴とする音声情報処理システム。
  8. 前記処理実行手段が、前記復調手段により特定された識別情報により表される通信装置と、前記通信網と異なる他の通信網を介した通信を制御する処理を実行することを特徴とする請求項7に記載の音声情報処理システム。
  9. コンピュータを、
    通信装置の識別情報に基づいて変調された変調波が重畳された音声を表す音声情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された重畳信号から前記変調波を分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離された変調波を復調して前記識別情報を特定する復調手段と、
    前記復調手段により特定された識別情報に応じた処理を実行する処理実行手段
    として機能させるためのプログラム。
  10. コンピュータを、
    通信網を介して送信された接続要求の送信元である通信装置の識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された識別情報に基づいて搬送波を変調した変調波を生成する変調手段と、
    前記変調手段により生成された変調波をある音声に重畳した音声を表す音声情報を出力する出力手段
    として機能させるためのプログラム。
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