JP2009200343A - ダイヤモンド電子素子 - Google Patents

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Natsuo Tatsumi
夏生 辰巳
Yoshiki Nishibayashi
良樹 西林
Takahiro Imai
貴浩 今井
Kazuhiro Ikeda
和寛 池田
Hitoshi Umezawa
仁 梅澤
Shinichi Shikada
真一 鹿田
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Abstract

【課題】低抵抗値であり高剛性のダイヤモンド電子素子を提供する。
【解決手段】第1の表面M1と第1の表面M1の反対側にある第2の表面M2とを有し、第1の表面M1から第2の表面M2に貫通する一または複数のコンタクトホール12の形成されたダイヤモンド基板2と、ダイヤモンド基板2の第1の表面M1上に設けられ、ダイヤモンドを含むp型のバルク層8またはバルク層20と、バルク層8またはバルク層20上に設けられ、ダイヤモンドを含むドリフト層10と、ドリフト層10上に設けられたショットキー電極16と、コンタクトホール12内に設けられ、バルク層8またはバルク層20に接続されたオーミック電極14とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイヤモンド電子素子に関する。
非特許文献1には、オーミック電極の設けられたp型のバルクダイヤモンド層上に、ショットキー電極の設けられたドリフト層の形成されたダイヤモンド電子素子が開示されている。
S.J. Rashid, A. Tajani, L. Coulbeck, M.Brezeanu, A. Garraway, T. Butler, N.L. Rupesinghe, D.J. Twitchen, G.A.J.Amaratunga, F. Udrea, P. Taylor, M. Dixon and J. Isberg、"Modelling of single-crystal diamond Schottky diodes for high-voltage applications Diamondand Related Materials"、DIAMOND AND RELATED MATERIALS、Volume 15、Issues 2-3、February-March 2006、Pages 317-323
ダイヤモンドはSi等の材料に比較して脆いので、このようなダイヤモンド電子素子の剛性を確保するには、例えばバルクダイヤモンド層等の厚みをある程度確保する必要がある。しかし、バルクダイヤモンド層を厚くすると、ダイヤモンド電子素子自体の抵抗値が高くなり、実用的なデバイスとしての提供が困難となる。そこで本発明の目的は、低抵抗値であり高剛性のダイヤモンド電子素子を提供することである。
本発明のダイヤモンド電子素子は、第1の表面と該第1の表面の反対側にある第2の表面とを有し、前記第1の表面から前記第2の表面に貫通する一または複数のコンタクトホールの形成されたダイヤモンド基板と、前記ダイヤモンド基板の前記第1の表面上に設けられ、ダイヤモンドを含む所定の導電型のバルク層と、前記バルク層上に設けられ、ダイヤモンドを含むドリフト層と、前記ドリフト層上に設けられたショットキー電極と、前記コンタクトホール内に設けられ、前記バルク層に接続されたオーミック電極とを備える、ことを特徴とする。本発明によれば、バルク層がダイヤモンド基板上に設けられているので、低抵抗値を実現するためにバルク層を薄化してもダイヤモンド電子素子の剛性を確保できる。
本発明では、前記バルク層は、不純物濃度の異なる複数のダイヤモンド層を含み、前記複数のダイヤモンド層は、前記ダイヤモンド基板上に順次設けられ、該ダイヤモンド基板に近いほど不純物濃度が低いのが好ましい。従って、バルク層における不純物添加による格子定数の伸長がダイヤモンド基板との距離に応じて異なるので、バルク層にかかる応力を緩和できる。よって、ダイヤモンド電子素子の変形や割れが回避可能となる。
本発明では、前記コンタクトホールは、前記ダイヤモンド基板を貫通すると共に、前記バルク層内であって前記複数のダイヤモンド層のなかで最も不純物濃度の高いダイヤモンド層に至り、前記オーミック電極は、前記最も不純物濃度の高いダイヤモンド層に接続しているのが好ましい。従って、オーミック電極とバルク層との接触抵抗が低減できる。
本発明では、前記コンタクトホール内に設けられた導電性部材を更に備えるのが好ましい。このように導電性部材をコンタクトホール内に設けることによって、コンタクトホールの形成により低下するダイヤモンド基板の剛性を補うことが可能となる。
本発明では、前記ショットキー電極は、Ru、Mo、Pt、IrおよびAuの少なくとも一種類の金属を含むのが好ましい。よって、高温でも安定したショットキー特性が実現できる。
本発明では、前記第2の表面に設けられた前記一または複数のコンタクトホールの全開口が該第2の表面に占める割合は、10%以上50%以下が好ましい。よって、ダイヤモンド基板に複数のコンタクトホールを設けた場合であっても、ダイヤモンド電子素子に十分な剛性が確保可能となる。
本発明によれば、低抵抗値であり高剛性のダイヤモンド電子素子が提供できる。
以下、図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、可能な場合には、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1は、実施形態に係るダイヤモンド電子素子1の断面構造を示す図である。ダイヤモンド電子素子1は、ダイヤモンド基板2、バルク層8、ドリフト層10、オーミック電極14およびショットキー電極16を備えるショットキーダイオードである。
ダイヤモンド基板2は、第1の表面M1と、第1の表面M1の反対側にある第2の表面M2とを有し、第1の表面M1から第2の表面M2に貫通する一または複数のコンタクトホール12が形成されている。ダイヤモンド基板2は、例えば、高温高圧の環境下で合成されたIbタイプのダイヤモンドや、気相合成されたダイヤモンド等の単結晶ダイヤモンドから成る。第1の表面M1は、(100)となっているが、(111)、(110)または(113)等であってもよい。ダイヤモンド基板2の厚み(第1の表面M1と第2の表面M2との間隔)は、300〜500マイクロメートルであるが、300マイクロメートル未満であってもよいし、更に、100マイクロメートル以下であってもよいが、薄くなりすぎると剛性が不足して割れる危険性があるため、50マイクロメートル以上が望ましい。
バルク層8は、ダイヤモンド基板2の第1の表面M1上に設けられ、ダイヤモンドを含む。バルク層8は、不純物にホウ素を含んでおり、p型の導電型を有する。バルク層8は、例えばホウ素源としてジボランやトリメチルボロン等を用いたマイクロ波プラズマCVD法等の気相合成により形成される。この気相合成時のガスは、水素を主体として炭素を含有する例えばメタンガス等である。また、この気相合成時の合成圧力は20〜150Torr程度であり、基板温度は摂氏850〜1100度程度である。
バルク層8は、p型ダイヤモンド緩和層4およびp型ダイヤモンド層6を有する。p型ダイヤモンド緩和層4は、0.5〜20マイクロメートル(好ましくは1マイクロメートル程度)の厚みを有し、ダイヤモンド基板2の第1の表面M1上に設けられている。p型ダイヤモンド緩和層4のホウ素濃度は、1017〜1019cm−3程度(気相合成中のガスのホウ素と炭素との濃度比(B/C比)は0.1〜100ppm程度)である。p型ダイヤモンド層6は、5〜50マイクロメートル程度の厚みを有し、p型ダイヤモンド緩和層4上に設けられている。p型ダイヤモンド層6は、p型ダイヤモンド緩和層4よりも高いホウ素濃度を有しており、1019〜1021cm−3程度(好ましくは1020cm−3程度であり、気相合成中のガスのホウ素と炭素との濃度比(B/C比)は5〜50000ppm程度)となっている。このようなp型ダイヤモンド緩和層4およびp型ダイヤモンド層6を有するバルク層8は、金属的な伝導性を有し、よって低抵抗値を有する。
なお、p型ダイヤモンド緩和層4は、単層であってもよいし、複層であってもよい。p型ダイヤモンド緩和層4が複層の場合、各層の不純物(ホウ素)濃度は異なっており、ダイヤモンド基板2に近いほど不純物濃度が低い。
このように、バルク層8は、不純物濃度の異なる複数のダイヤモンド層、すなわちp型ダイヤモンド層6や単層または複層のp型ダイヤモンド緩和層4を含み、これらの複数のダイヤモンド層は、ダイヤモンド基板2上に順次設けられ、ダイヤモンド基板2に近いほど不純物濃度が低い。
ドリフト層10は、バルク層8上(p型ダイヤモンド層6上)に設けられ、ダイヤモンドを含む。ドリフト層10は、1〜50マイクロメートル程度の厚みを有する。ドリフト層10は、例えばホウ素源としてジボランやトリメチルボロン等を用いたマイクロ波プラズマCVD法等の気相合成により形成される。この気相合成時のガスは、水素を主体として炭素を含有する例えばメタンガス等であるが、ダイヤモンド膜の結晶性を高めるためにOやCO等の酸素を含むガスを更に含有してもよい。
コンタクトホール12は、ダイヤモンド基板2およびバルク層8に形成される。コンタクトホール12は、ダイヤモンド基板2を貫通すると共に、バルク層8の複数のダイヤモンド層(p型ダイヤモンド緩和層4やp型ダイヤモンド層6)のなかで最も不純物濃度の高いp型ダイヤモンド層6に至る。このような不純物濃度の高いp型ダイヤモンドは、不純物を含まないダイヤモンドよりも大きな格子定数を有するので、不純物濃度の高いp型ダイヤモンドとダイヤモンド基板2との間には大きな応力が生じる。このため、p型ダイヤモンド層6とダイヤモンド基板2との間にp型ダイヤモンド緩和層4が設けられていないと、コンタクトホール12の端部に応力が集中するのでp型ダイヤモンド層6に割れが生じる虞があり、電子素子の作製が困難となる。これに対し、p型ダイヤモンド層6とダイヤモンド基板2との間にp型ダイヤモンド緩和層4が設けられていれば、ダイヤモンドの格子定数の変動が緩やかになるので、上記応力が抑制され、p型ダイヤモンド層6における割れ不良が回避可能となる。コンタクトホール12は、例えばOガスとCFガスとを用いたICPもしくは並行平板型などのドライエッチング法を用いて形成される。このICPドライエッチング法では、まず、ダイヤモンド基板2の第2の表面M2上にAlやSiO等のマスク材料が蒸着され、フォトリソグラフィとウェットエッチングとによってコンタクトホール12に対応した孔がこのマスク材料に形成される。そして、OガスとCFガスとを用いたICPドライエッチング法によって、ダイヤモンド基板2を貫通しバルク層8内のp型ダイヤモンド層6(バルク層8内において最も不純物濃度の高いダイヤモンド層)に至るコンタクトホール12が形成される。なお、コンタクトホール12は、YAGレーザ等を用いて形成されてもよい。
コンタクトホール12の形成時には、バルク層8のうちコンタクトホール12の設けられた箇所に比較的大きな応力が生じる。このような応力はコンタクトホール12が大きいほど増大する。よって、コンタクトホール12の断面径(断面の直径)は、このような応力を低減しダイヤモンド基板2の変形やバルク層8の割れを低減するために、500マイクロメートル以下が好ましく、十分な接触面積を確保するために、10マイクロメートル以上が好ましい。第2の表面M2に設けられた一または複数のコンタクトホール12の全ての開口が第2の表面M2に占める割合を10%以上50%以下とするのが好ましい。特に、200〜300マイクロメートル程度の断面径の複数のコンタクトホール12が例えば500マイクロメートル程度のピッチでダイヤモンド基板2に形成されるのが好ましい。この場合例えば3mm角のダイヤモンド基板2の場合、第1の表面M1や第2の表面M2の面積に対しコンタクトホール12の開口面積は1.44〜3.24mmと占める割合は16〜36%となる。
オーミック電極14は、例えば、Ti/Pt/Au等が用いられる。オーミック電極14は、コンタクトホール12内に形成され、バルク層8の複数のダイヤモンド層(p型ダイヤモンド緩和層4やp型ダイヤモンド層6)のなかで最も不純物濃度の高いp型ダイヤモンド層6に接続している。従って、バルク層8に対するオーミック電極14のオーミック接触抵抗は最も低減される。
オーミック電極14は、コンタクトホール12内の底壁であるp型ダイヤモンド層6の表面上に設けられている。オーミック電極14は、図1に示すように、コンタクトホール12の側壁(底壁から延びる壁)に更に設けられていてもよく(すなわち、コンタクトホール12の底壁および側壁に設けられていてもよく)、ダイヤモンド基板2の第2の表面M2上に更に設けられていてもよい。この場合、第2の表面M2上のオーミック電極14は、コンタクトホール12の内壁(底壁および側壁)に設けられたオーミック電極14と接続する。
また、ダイヤモンド電子素子1は、コンタクトホール12内に設けられた導電性部材を更に備えてもよい。この導電性部材は、例えば、メッキにより設けられたCuや、はんだにより設けられたInまたはAuSi等であり、オーミック電極14に接続する。このような導電性部材が、プローブの接触やワイヤーボンディング等による応力をダイヤモンド基板2と共に受け止めることができるので、剛性が向上し、バルク層8等の割れの発生が低減される。コンタクトホール12の内壁にオーミック電極14が設けられている場合、導電性部材は、コンタクトホール12内のうちこの内壁に設けられたオーミック電極14により囲まれた領域に充填される。
ショットキー電極16は、ドリフト層10上に設けられている。ショットキー電極16は、例えば穴あきメタルマスクやフォトリソグラフィによるリフトオフによって形成される。ショットキー電極16は、例えば、ルテニウム(Ru)、モリブデン(Mo)、白金(Pt)、イリジウム(Ir)および金(Au)の少なくとも一種類の金属を有する。ショットキー電極16は、これらの金属を有することによって、高温や高電流密度等の高負荷環境下においても高いショットキー特性を発揮する。
図2は、他の実施形態に係るダイヤモンド電子素子18の断面構造を示す図である。ダイヤモンド電子素子18は、ダイヤモンド基板2、バルク層20、ドリフト層10、オーミック電極14およびショットキー電極16を備える。バルク層20はダイヤモンド基板2上に設けられ、ドリフト層10はバルク層20上に設けられ、ショットキー電極16はドリフト層10上に設けられている。
ここで、ダイヤモンド電子素子18とダイヤモンド電子素子1との相違点を説明する。ダイヤモンド電子素子18は、ダイヤモンド電子素子1のバルク層8に替えて設けられたバルク層20を備える。更に、ダイヤモンド電子素子1のコンタクトホール12は、ダイヤモンド基板2を貫通すると共に、バルク層8の複数のダイヤモンド層(p型ダイヤモンド緩和層4やp型ダイヤモンド層6)のなかで最も不純物濃度の高いp型ダイヤモンド層6に至る構成であるが、これに対し、ダイヤモンド電子素子18のコンタクトホール12は、ダイヤモンド基板2を貫通しバルク層20内に至る構成である。更に、ダイヤモンド電子素子1のオーミック電極14は、コンタクトホール12内に形成され、コンタクトホール12内の底壁であるp型ダイヤモンド層6の表面上に設けられ、バルク層8の複数のダイヤモンド層(p型ダイヤモンド緩和層4やp型ダイヤモンド層6)のなかで最も不純物濃度の高いp型ダイヤモンド層6に接続する構成であるが、これに対し、ダイヤモンド電子素子18のオーミック電極14は、コンタクトホール12内に形成され、コンタクトホール12内の底壁であるバルク層20の表面上に設けられ、バルク層20に接続する構成である。以上のような相異点を除けば、ダイヤモンド電子素子18はダイヤモンド電子素子1と同様の構成を有している。なお、ダイヤモンド電子素子18は、ダイヤモンド電子素子1と同様に、コンタクトホール12内に設ける導電性部材を更に備えてもよい。
そこでバルク層20について説明する。バルク層20は、バルク層8のp型ダイヤモンド層6に対応している。バルク層20は、ダイヤモンド基板2の第1の表面M1上に設けられ、ダイヤモンドを含む。バルク層20は、5〜70マイクロメートル程度の厚みを有する。バルク層20は、不純物にホウ素を含んでおり、p型の導電型を有する。バルク層20は、例えばホウ素源としてジボランやトリメチルボロン等を用いたマイクロ波プラズマCVD法等の気相合成により形成される。この気相合成時のガスは、水素を主体として炭素を含有する例えばメタンガス等である。また、この気相合成時の合成圧力は20〜150Torr程度であり、基板温度は摂氏850〜1100度程度である。バルク層20のホウ素濃度は、1018〜1021cm−3程度(好ましくは1020cm−3程度であり、気相合成中のガスのホウ素と炭素との濃度比(B/C比)は1〜50000ppm程度)となっている。
次に、実施形態に係るダイヤモンド電子素子1の第1実施例について説明する。ダイヤモンド電子素子1の第1実施例は、工程A1〜工程F1を有する第1の製造方法によって製造された。
工程A1では、まず、ダイヤモンド基板2として、高温高圧の環境下で合成されたIbタイプの単結晶ダイヤモンド基板を用意した。このダイヤモンド基板2の第1の表面M1は(100)面であった。また、ダイヤモンド基板2は、50〜1000マイクロメートル程度の厚みを有するが、ここでは100マイクロメートルのダイヤモンド基板2が用いられた。そして、ダイヤモンド基板2を熱濃硫酸およびフッ酸に浸した後に純水を用いてリンスし、アセトンやイソプロピルアルコール等の有機溶剤及び純水を用いて超音波洗浄した(以上、工程A1)。
工程B1では、工程A1後のダイヤモンド基板2をマイクロ波プラズマCVD装置内にセットし、バルク層8を形成した。まず、水素ガスのみを、50Torr程度の圧力のもとで合計流量が400sccm程度となるように導入し、この後、1200W程度のマイクロ波パワーのもとで基板温度を摂氏900度程度に保ちつつ60分間程度処理した。次に、50Torr程度の圧力のもとで基板温度を摂氏950度程度に保ちつつ、水素ガスにメタンおよびトリメチルボロンを含めた混合ガス(メタン濃度は0.4%程度であり、トリメチルボロン濃度はメタンに対して10ppm程度である)を供給し、5マイクロメートル程度の膜厚のp型ダイヤモンド緩和層4をダイヤモンド基板2上に形成した。次に、25Torr程度の圧力のもとで基板温度を摂氏950度程度に保ちつつ、水素ガスにメタンおよびトリメチルボロンを含めた混合ガス(メタン濃度は0.6%程度であり、トリメチルボロン濃度はメタンに対して1.6%程度である)を供給し、10マイクロメートル程度の膜厚のp型ダイヤモンド層6をp型ダイヤモンド緩和層4上に形成した(以上、工程B1)。
工程C1では、工程B1の後に、25Torr程度の圧力と750W程度のマイクロ波パワーとのもとで基板温度を摂氏950度程度に保ちつつ、水素ガスにメタンを含めた混合ガス(メタン濃度は0.5%程度)を供給し、3マイクロメートル程度の膜厚のドリフト層10を形成した(以上、工程C1)。
工程D1では、工程C1の後に、マスクの材料であるSiOをダイヤモンド基板2の第2の表面M2に蒸着し、リフトオフによるパターニングを行った。このパターニングにより、コンタクトホール12に対応した孔を有するマスクが形成された。次に、酸素とCFとを含む混合ガス(CF濃度は5%程度)を用いて、ICPエッチング装置により、107マイクロメートル程度分をエッチングした。このエッチングにより、ダイヤモンド基板2を貫通しp型ダイヤモンド緩和層4に到達するコンタクトホール12が形成された(以上、工程D1)。
工程E1では、工程D1によって形成されたコンタクトホール12の全内壁(側壁および底壁)にTi/Pt/Auを蒸着し、このTi/Pt/Auを摂氏400度程度のもとでアニールすることにより、オーミック電極14を形成した(以上、工程E1)。
工程F1では、工程E1の後に、ドリフト層10上にフォトレジストを塗布し、リフトオフによるパターニングを行って電極パターンを形成した後に、Ptを蒸着し、ショットキー電極16を形成した(以上、工程F1)。
以上のようにして製造したダイヤモンド電子素子1の第1実施例のバルク層8のON抵抗値は、1.3mΩcm程度であり、低抵抗値であった。
次に、実施形態に係るダイヤモンド電子素子1の第2実施例について説明する。ダイヤモンド電子素子1の第2実施例は、工程A2〜工程F2を有する第2の製造方法によって製造された。工程A2〜工程F2は、工程A1〜工程F1にそれぞれ対応している。工程A2は工程A1と同様である。
工程B2では、工程A2後のダイヤモンド基板2をマイクロ波プラズマCVD装置内にセットし、バルク層8を形成した。まず、水素ガスのみを、50Torr程度の圧力のもとで合計流量が400sccm程度となるように導入し、この後、1200W程度のマイクロ波パワーのもとで基板温度を摂氏900度程度に保ちつつ60分間程度処理した。次に、50Torr程度の圧力のもとで基板温度を摂氏950度程度に保ちつつ、水素ガスにメタンおよびトリメチルボロンを含めた混合ガス(メタン濃度は0.4%程度であり、トリメチルボロン濃度はメタンに対して100ppm程度である)を供給し、10マイクロメートル程度の膜厚のp型ダイヤモンド緩和層4をダイヤモンド基板2上に形成した。次に、25Torr程度の圧力のもとで基板温度を摂氏950度程度に保ちつつ、水素ガスにメタンおよびトリメチルボロンを含めた混合ガス(メタン濃度は0.6%程度であり、トリメチルボロン濃度はメタンに対して1.6%程度である)を供給し、20マイクロメートル程度の膜厚のp型ダイヤモンド層6をp型ダイヤモンド緩和層4上に形成した(以上、工程B2)。
工程C2では、工程B2の後に、120Torr程度の圧力と4000W程度のマイクロ波パワーとのもとで基板温度を摂氏1000度程度に保ちつつ、水素ガスにメタンおよび酸素を含めた混合ガス(メタン濃度は4%程度であり、酸素濃度はメタンに対して20%程度である)を供給し、3マイクロメートル程度の膜厚のドリフト層10を形成した(以上、工程C2)。
工程D2では、工程C2の後に、マスクの材料であるSiNをダイヤモンド基板2の第2の表面M2に蒸着し、リフトオフによるパターニングを行った。このパターニングにより、コンタクトホール12に対応した孔を有するマスクが形成された。次に、酸素とCFとを含む混合ガス(CF濃度は5%程度)を用いて、ICPエッチング装置により、115マイクロメートル程度分をエッチングした。このエッチングにより、ダイヤモンド基板2を貫通しp型ダイヤモンド緩和層4に到達するコンタクトホール12が形成された(以上、工程D2)。
工程E2では、工程D2によって形成されたコンタクトホール12の全内壁(側壁および底壁)にTi/Pt/Auを蒸着し、このTi/Pt/Auを摂氏400度のもとでアニールすることにより、オーミック電極14を形成した。次に、Cuを含む導電性部材をコンタクトホール12内にメッキにより設け(より具体的には、コンタクトホール12内の内壁に設けられたオーミック電極14により囲まれる空間にCuを含む導電性部材をメッキにより充填し)、コンタクトホール12の開口にある導電性部材の表面を研磨してオーミック電極14との平坦性を確保した(以上、工程E2)。
工程F2では、工程E2の後に、ドリフト層10上にフォトレジストを塗布し、リフトオフによるパターニングを行って電極パターンを形成した後に、Ruを蒸着し、ショットキー電極16を形成した(以上、工程F2)。
以上のようにして製造したダイヤモンド電子素子1の第2実施例は、コンタクトホール12内にCuを含む導電性部材が設けられているので、高剛性を有する。よって、ショットキー電極16に対するワイヤーボンディング時に圧力が加えられても、ダイヤモンド電子素子1の変形や割れ等が回避できる。これにより、寿命試験におけるワイヤーボンドの脱落が低減した。また、バルク層8のON抵抗値は、1.1mΩcm程度であり、低抵抗値であった。
次に、ダイヤモンド電子素子18の実施例について説明する。ダイヤモンド電子素子18の実施例は、工程A3〜工程F3を有する第3の製造方法によって製造された。工程A3〜工程F3は、工程A1〜工程F1にそれぞれ対応している。工程A3は工程A1と同様である。
工程B3では、工程A3後のダイヤモンド基板2をマイクロ波プラズマCVD装置内にセットし、バルク層20を形成した。まず、水素ガスのみを、50Torr程度の圧力のもとで合計流量が400sccm程度となるように導入し、この後、1200W程度のマイクロ波パワーのもとで基板温度を摂氏900度程度に保ちつつ60分間程度処理した。次に、25Torr程度の圧力のもとで基板温度を摂氏950度程度に保ちつつ、水素ガスにメタンおよびトリメチルボロンを含めた混合ガス(メタン濃度は0.6%程度であり、トリメチルボロン濃度はメタンに対して1.6%程度である)を供給し、10マイクロメートル程度の膜厚のバルク層20をダイヤモンド基板2上に形成した(以上、工程B3)。
工程C3では、工程B3の後に、25Torr程度の圧力と750W程度のマイクロ波パワーとのもとで基板温度を摂氏950度程度に保ちつつ、水素ガスにメタンを含めた混合ガス(メタン濃度は0.5%程度)を供給し、3マイクロメートル程度の膜厚のドリフト層10を形成した(以上、工程C3)。
工程D3では、工程C3の後に、マスクの材料であるAlをダイヤモンド基板2の第2の表面M2に蒸着し、リフトオフによるパターニングを行った。このパターニングにより、コンタクトホール12に対応した孔を有するマスクが形成された。次に、酸素とCFとを含む混合ガス(CF濃度は5%)を用いて、ICPエッチング装置により、102マイクロメートル程度分をエッチングした。このエッチングにより、ダイヤモンド基板2を貫通しp型ダイヤモンド緩和層4に到達するコンタクトホール12が形成された(以上、工程D3)。
工程E3では、工程D3によって形成されたコンタクトホール12の全内壁(側壁および底壁)にTi/Pt/Auを蒸着し、このTi/Pt/Auを摂氏400度程度のもとでアニールすることにより、オーミック電極14を形成した(以上、工程E3)。
工程F3では、工程E3の後に、ドリフト層10上に穴あきメタルマスクを設けてMoを蒸着し、ショットキー電極16を形成した(以上、工程F3)。
以上のようにして製造したダイヤモンド電子素子18の実施例のバルク層20のON抵抗値は、1.2mΩcm程度であり、低抵抗値であった。
次に、上記の第1〜第3実施例に対する比較例について説明する。図3は、比較例に係るダイヤモンド電子素子22の断面構造を示す図である。ダイヤモンド電子素子22は、p型ダイヤモンド層24、ドリフト層26、オーミック電極28およびショットキー電極30を備えるショットキーダイオードである。p型ダイヤモンド層24は、ドリフト層26とオーミック電極28とに挟まれており、ダイヤモンドを含む。ドリフト層26とオーミック電極28とは何れもp型ダイヤモンド層24に接続している。
p型ダイヤモンド層24は、不純物にホウ素を含んでおり、p型の導電型を有する。ドリフト層26は、p型ダイヤモンド層24上に設けられ、ダイヤモンドを含む。オーミック電極28は、例えば、Ti/Pt/Au等が用いられ、ドリフト層26上に形成される。ショットキー電極30は、例えば、Ru、Mo、Pt、IrおよびAuの少なくとも一種類の金属を有する。
この比較例のダイヤモンド電子素子22を、工程A4〜工程F4を有する第4の製造方法によって製造した。工程A4は工程A1と同様である。
工程B4では、工程A4後のダイヤモンド基板2をマイクロ波プラズマCVD装置内にセットし、p型ダイヤモンド層24を形成した。まず、水素ガスのみを、50Torr程度の圧力のもとで合計流量が400sccm程度となるように導入し、この後、1200W程度のマイクロ波パワーのもとで基板温度を摂氏900度程度に保ちつつ60分間程度処理した。次に、25Torr程度の圧力のもとで基板温度を摂氏950度程度に保ちつつ、水素ガスにメタンおよびトリメチルボロンを含めた混合ガス(メタン濃度は0.6%程度であり、トリメチルボロン濃度はメタンに対して1.6%程度である)を供給し、150マイクロメートル程度の膜厚のバルク層20をダイヤモンド基板2上に形成した(以上、工程B4)。
工程C4では、工程B4の後、酸素とCFとを含む混合ガス(CF濃度は5%)を用いて、ICPエッチング装置によりダイヤモンド基板2を除去した(以上、工程C4)。
工程D4では、工程C4の後に、25Torr程度の圧力と750W程度のマイクロ波パワーとのもとで基板温度を摂氏950度程度に保ちつつ、水素ガスにメタンを含めた混合ガス(メタン濃度は0.5%程度)を供給し、5マイクロメートル程度の膜厚のドリフト層10を形成した(以上、工程D4)。
工程E4では、工程D4の後に、p型ダイヤモンド層24上にTi/Pt/Auを蒸着し、このTi/Pt/Auを摂氏400度のもとでアニールすることにより、オーミック電極14を形成した(以上、工程E4)。
工程F4では、工程E4の後に、ドリフト層26上にフォトレジストを塗布し、リフトオフによるパターニングを行って電極パターンを形成した後に、Moを蒸着し、ショットキー電極16を形成した(以上、工程F4)。
以上のようにして製造したダイヤモンド電子素子22のp型ダイヤモンド層24は、剛性を確保するために第1実施例〜第3実施例のバルク層8やバルク層20と比較して10倍程度の厚みを有している。このため、p型ダイヤモンド層24のON抵抗値は、2.7mΩcm程度と高い値になった。
なお、第4の製造方法の工程C4では、ダイヤモンド基板2のみをエッチングにより除去したが、この工程C4において、ダイヤモンド基板2だけでなくp型ダイヤモンド層24もエッチングし、10マイクロメートル程度の厚みのp型ダイヤモンド層24を有するダイヤモンド電子素子22も製造した。このダイヤモンド電子素子22は、p型ダイヤモンド層24の厚みが、第1実施例〜第3実施例のバルク層8やバルク層20と同程度の10マイクロメートル程度であり、第1実施例〜第3実施例と同程度の1.3mΩcm程度のON抵抗値であった。しかし、p型ダイヤモンド層24がこのように薄いと十分な剛性を確保できず、ショットキー電極30に対するプローブのコンタクト中、ワイヤボンディング中またはパッケージへの固定中に、ダイヤモンド電子素子22の変形や割れが頻発し、歩留りが大幅に低下した。
以上説明したように、ダイヤモンド電子素子1およびダイヤモンド電子素子18は、第1の表面M1と第1の表面M1の反対側にある第2の表面M2とを有し、第1の表面M1から第2の表面M2に貫通する一または複数のコンタクトホール12の形成されたダイヤモンド基板2と、ダイヤモンド基板2の第1の表面M1上に設けられ、ダイヤモンドを含むp型のバルク層8またはバルク層20と、バルク層8またはバルク層20上に設けられ、ダイヤモンドを含むドリフト層10と、ドリフト層10上に設けられたショットキー電極16と、コンタクトホール12内に設けられ、バルク層8またはバルク層20に接続されたオーミック電極14とを備える。従って、バルク層8またはバルク層20がダイヤモンド基板2上に設けられているので、低抵抗値を実現するためにバルク層8またはバルク層20を薄化してもダイヤモンド電子素子1やダイヤモンド電子素子18の剛性を確保できる。
ダイヤモンド電子素子1のバルク層8は、不純物濃度の異なる複数のダイヤモンド層(p型ダイヤモンド緩和層4およびp型ダイヤモンド層6)を含み、これらの複数のダイヤモンド層は、ダイヤモンド基板2上に順次設けられ、ダイヤモンド基板2に近いほど(すなわちp型ダイヤモンド緩和層4のほうがp型ダイヤモンド層6よりも)不純物濃度が低い。従って、バルク層8における不純物添加による格子定数の伸長がダイヤモンド基板2との距離に応じて異なるので、バルク層8にかかる応力を緩和できる。よって、ダイヤモンド電子素子1の変形や割れが回避可能となる。
ダイヤモンド電子素子1のコンタクトホール12は、ダイヤモンド基板2を貫通すると共に、バルク層8内の複数のダイヤモンド層(p型ダイヤモンド緩和層4およびp型ダイヤモンド層6)のなかで最も不純物濃度の高いp型ダイヤモンド層6に至り、オーミック電極14は、この最も不純物濃度の高いp型ダイヤモンド層6に接続している。従って、オーミック電極14とバルク層8との接触抵抗が低減できる。
ダイヤモンド電子素子1およびダイヤモンド電子素子18は、コンタクトホール12内に設けられた導電性部材を備えてもよい。このように導電性部材をコンタクトホール12内に設けることによって、コンタクトホール12の形成により低下するダイヤモンド基板2の剛性を補うことが可能となる。
ダイヤモンド電子素子1およびダイヤモンド電子素子18は、Ru、Mo、Pt、IrおよびAuの少なくとも一種類の金属を含むショットキー電極16を有する。よって、高温でも安定したショットキー特性が実現できる。
ダイヤモンド電子素子1およびダイヤモンド電子素子18において、第2の表面M2に設けられた一または複数のコンタクトホール12の全開口が第2の表面M2に占める割合は、10%以上50%以下である。よって、ダイヤモンド基板2に複数のコンタクトホール12を設けた場合であっても、ダイヤモンド電子素子1およびダイヤモンド電子素子18に十分な剛性が確保可能となる。
以上、好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
実施形態に係るダイヤモンド電子素子の構成を示す図である。 実施形態に係る他のダイヤモンド電子素子の構成を示す図である。 比較例のダイヤモンド電子素子の構成を示す図である。
符号の説明
1,18,22…ダイヤモンド電子素子、10,26…ドリフト層、12…コンタクトホール、14,28…オーミック電極、16,30…ショットキー電極、2…ダイヤモンド基板、20,8…バルク層、24,6…p型ダイヤモンド層、4…p型ダイヤモンド緩和層

Claims (6)

  1. 第1の表面と該第1の表面の反対側にある第2の表面とを有し、前記第1の表面から前記第2の表面に貫通する一または複数のコンタクトホールの形成されたダイヤモンド基板と、
    前記ダイヤモンド基板の前記第1の表面上に設けられ、ダイヤモンドを含む所定導電型のバルク層と、
    前記バルク層上に設けられ、ダイヤモンドを含むドリフト層と、
    前記ドリフト層上に設けられたショットキー電極と、
    前記コンタクトホール内に設けられ、前記バルク層に接続されたオーミック電極と
    を備える、ことを特徴とするダイヤモンド電子素子。
  2. 前記バルク層は、不純物濃度の異なる複数のダイヤモンド層を含み、
    前記複数のダイヤモンド層は、前記ダイヤモンド基板上に順次設けられ、該ダイヤモンド基板に近いほど不純物濃度が低い、
    ことを特徴とする請求項1に記載のダイヤモンド電子素子。
  3. 前記コンタクトホールは、前記ダイヤモンド基板を貫通すると共に、前記バルク層内であって前記複数のダイヤモンド層のなかで最も不純物濃度の高いダイヤモンド層に至り、
    前記オーミック電極は、前記最も不純物濃度の高いダイヤモンド層に接続している、
    ことを特徴とする請求項2に記載のダイヤモンド電子素子。
  4. 前記コンタクトホール内に設けられた導電性部材を更に備える、ことを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載のダイヤモンド電子素子。
  5. 前記ショットキー電極は、Ru、Mo、Pt、IrおよびAuの少なくとも一種類の金属を含む、ことを特徴とする請求項1〜4のうち何れか一項に記載のダイヤモンド電子素子。
  6. 前記第2の表面に設けられた前記一または複数のコンタクトホールの全開口が該第2の表面に占める割合は、10%以上50%以下である、ことを特徴とする請求項1〜5のうち何れか一項に記載のダイヤモンド電子素子。
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