JP2009200235A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線抵抗のばらつきが低減されて、電気的特性の向上が図られる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板1の主表面上にLow−k膜3および保護膜5が形成される。配線パターンが相対的に疎な第1領域と密な第2領域のうち、第1領域に位置する保護膜5の部分の厚みが第2領域に位置する部分の厚みよりも薄くされる。保護膜5およびLow−k膜3に所定の深さの溝部が形成される。その溝部を充填するように、保護膜5の表面上に銅膜が形成される。銅膜に研磨処理を施すことにより、溝部内に位置する銅膜の部分を残して保護膜5の表面上に位置する銅膜の部分が除去される。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、特に、化学的機械研磨を適用した半導体装置の製造方法に関するものである。
半導体装置の配線材料として、エレクトロマイグレーション耐性に優れた銅が使用されている。銅配線は、いわゆるダマシン法によって形成される。すなわち、絶縁膜に配線のパターンに対応した溝(トレンチ)が形成され、その溝を充填するように形成された銅膜に対して、溝内に位置する部分を残しての部分を除去することによって銅配線が形成される。また、半導体装置の微細化に伴って生じるRC(Resistance-Capacitance)遅延を低減するために、絶縁膜としては比較的誘電率の低い低誘電率膜(Low−k膜)が適用される。ここで、RC遅延とは、銅配線の配線抵抗Rと銅配線間の容量Cとに起因して信号の伝達が遅延する現象である。
Low−k膜は比較的ポーラスな膜で、エッチングやアッシング等のプラズマプロセスに対する耐性や化学薬品による処理に対する耐性が低いとされる。そのため、銅配線を形成する際には、Low−k膜を加工のダメージから保護するために、Low−k膜を覆うように保護膜(CAP膜)が形成される。溝は、その保護膜の表面からLow−k膜の所定の深さにわたって形成されることになる。なお、Low−k膜を保護膜で覆って銅配線を形成する手法を開示した文献の一つとして、非特許文献1がある。
K.Y.Yiang, et al.:"RELIABILITY IMPROVEMENT USING BURIED CAPPING LAYER IN ADVANCED INTERCONNECTS", IEEE 04CH37533 42nd Annual International Reliability Physics Symposium, Phoenix, p333-337 (2004).
しかしながら、従来の銅配線の形成方法では次のような問題点があった。半導体装置の半導体基板の領域には、隣り合う銅配線同士の間隔が相対的に広い領域と狭い領域とがある。すなわち、銅配線のパターンが疎な領域(領域A)と密な領域(領域B)とがある。また、銅膜に化学的機械研磨処理を施す際には、銅膜の研磨速度は保護膜の研磨速度よりも速い。
そのため、銅膜の領域の割合が高い領域Bでは、溝と溝との間(銅配線と銅配線との間)に位置する絶縁膜(Low−k膜)の部分が銅膜とともに研磨されてしまい、溝に残される銅膜の部分(銅配線)の高さが、領域Aにおける銅配線の高さよりも低くなることがあった。その結果、領域Aと領域Bとで、銅配線の高さにばらつきが生じて、配線抵抗がばらつくことがあった。
このように、従来の半導体装置では、銅配線を形成する際の化学的機械研磨処理に起因して配線抵抗のばらつきが生じ、電気的特性の向上が阻害されるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、配線抵抗のばらつきが低減されて電気的特性の向上が図られる半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明に係る半導体装置の製造方法は以下の工程を備えている。半導体基板の主表面上に、配線パターンに対応した所定の溝部が形成される第1の厚みの絶縁膜を形成する。配線パターンが相対的に疎な第1領域と密な第2領域のうち、第1領域に位置する絶縁膜の部分の厚みを第1の厚みよりも薄い第2の厚みにする。絶縁膜に配線パターンに対応した所定の深さの溝部を形成する。その溝部を充填するように、絶縁膜の表面上に金属膜を形成する。その金属膜に研磨処理を施すことにより、溝部内に位置する金属膜の部分を残して絶縁膜の表面上に位置する金属膜の部分を除去する。
この方法によれば、配線パターンが相対的に疎な第1領域に位置する絶縁膜の部分の厚みが、配線パターンが相対的に密な第2領域に位置する絶縁膜の部分の厚みよりも薄くされた後に、絶縁膜の全体に研磨処理が施される。これにより、金属膜の領域の割合が高く研磨速度がより速い第2領域の絶縁膜の厚みが、金属膜の領域の割合が低く研磨速度が遅い第1領域の絶縁膜の厚みよりも厚くなって、研磨後に残される絶縁膜の厚みを第1領域と第2領域とでほぼ同じ厚みにすることができる。その結果、配線の高さのばらつきが低減されて、配線抵抗のばらつきが低減される。
実施の形態1
ここでは、Low−k膜と保護膜を適用した半導体装置の製造方法について説明する。図1に示すように、半導体基板1の主表面上に、たとえば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法によって比誘電率が3以下で膜厚約200nmのLow−k膜3が形成される。次に、Low−k膜3を覆うように、たとえば、CVD法によってTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)膜などの膜厚約100nmの保護膜(CAP膜)5が形成される。なお、図1等に示される領域R1は、隣り合う配線と配線との間隔が比較的広い配線パターンの疎な領域を示す。一方、領域R2は、隣り合う配線と配線との間隔が比較的狭い配線パターンの密な領域を示す。また、配線パターンの密な領域R2の抽出方法については後述する。
次に、保護膜5上にフォトレジスト(図示せず)が塗布される。そのフォトレジストに所定の写真製版処理を施すことにより、図2に示すように、領域R2に位置する保護膜5の部分を覆う膜厚約200nmのレジストパターン7が形成される。次に、そのレジストパターン7をマスクとして、領域R1に露出した保護膜5の部分に異方性エッチングを施すことにより、領域R1に位置する保護膜5の部分の膜厚が領域R2に位置する保護膜5の部分の膜厚よりも薄くされる。たとえば、領域R1に位置する保護膜5の部分の膜厚は、当初の膜厚約100nmから約30nm分を除去することにより約70nmとされる。その後、図3に示すように、レジストパターン7が除去される。
次に、保護膜5上にフォトレジスト(図示せず)が塗布される。そのフォトレジストに所定の写真製版処理を施すことにより、銅配線を形成するためのレジストパターン(図示せず)が形成される。次に、そのレジストパターンをマスクとして保護膜5に異方性エッチング(第1エッチング)を施すことにより、領域R1ではLow−k膜3の表面を露出する第1開口部5aが形成され、領域R2ではLow−k膜3の表面を露出する第1開口部5bが形成される(図4参照)。
次に、レジストパターンをマスクとして露出したLow−k膜3に異方性エッチング(第2エッチング)を施すことにより、領域R1では第2開口部3aが形成され、領域R2では第2開口部3bが形成される(図4参照)。その後、レジストパターンが除去されて、図4に示すように、領域R1では第1開口部5aと第2開口部3aとからなるトレンチ(溝部)9aが形成される。一方、領域R2では第1開口部5bと第2開口部3bとからなるトレンチ(溝部)9bが形成される。
次に、そのトレンチ9a,9bを充填するように、保護膜5上に銅膜(図示せず)が形成される。次に、銅膜の研磨に適した所定のスラリーを用いて銅膜に化学的機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)処理を施すことにより、図5に示すように、トレンチ9a,9b内に位置する銅膜の部分11a,11bを残して、保護膜5の表面上に位置する銅膜の部分が除去される。
その後、保護膜5および銅膜の部分11a,11bを覆うように、たとえばシリコン窒化膜などのライナー膜(図示せず)等が形成されて半導体装置の主要部が完成する。完成した半導体装置では、トレンチ9a,9b内に残された銅膜の部分11a,11bは、銅配線13a,13bとなる(図5参照)。その銅配線13a,13bは、領域R1では相対的に疎な配線パターンとなり、領域R2では密な配線パターンとなる。
上述した半導体装置の製造方法では、配線パターンが相対的に疎な領域R1に位置する保護膜5の部分の厚みが、配線パターンが相対的に密な領域R2に位置する保護膜5の部分の厚みよりも薄くされた後に、保護膜5の全体に研磨処理が施される。これにより、領域R1に位置する保護膜の部分の厚みと、領域R2に位置する保護膜の部分の厚みとが同じ状態で、保護膜の全体に研磨処理が施される場合(比較例)と比較して、銅配線の抵抗のばらつきが低減される。
このことについて説明する。比較例に係る半導体装置では、まず、図6に示すように、半導体基板101の主表面上に膜厚約200nmのLow−k膜103が形成される。次に、Low−k膜103を覆うように、膜厚約100nmの保護膜105が形成される。次に、保護膜105上にフォトレジスト(図示せず)が塗布される。そのフォトレジストに所定の写真製版処理を施すことにより、銅配線を形成するためのレジストパターン(図示せず)が形成される。
次に、そのレジストパターンをマスクとして、保護膜105およびLow−k膜103のそれぞれに所定の異方性エッチングを施すことにより、領域R1では開口部105a,103aが形成され、領域R2では開口部105b,103bが形成される(図7参照)。その後、レジストパターンを除去することにより、図7に示すように、領域R1ではトレンチ109aが形成され、領域R2ではトレンチ109bが形成される。
次に、そのトレンチ109a,109bを充填するように、保護膜105上に銅膜(図示せず)が形成される。次に、銅膜の研磨に適した所定のスラリーを用いて銅膜に化学的機械研磨処理を施すことにより、図8に示すように、トレンチ109a,109b内に位置する銅膜の部分111a,111bを残して、保護膜5の表面上に位置する銅膜の部分が除去される。
銅膜の化学的機械研磨では、銅膜の研磨速度は保護膜105やLow−k膜103の研磨速度よりも速く、研磨選択比(銅/保護膜)は1より大きい。また、保護膜105の上面上に位置する銅膜の部分が除去されて、トレンチ内に位置する銅膜の部分と保護膜の部分とが露出した表面では、銅膜の領域の占める割合が高い領域ほど研磨速度が速く、銅膜とともに保護膜も研磨されてしまう。
そのため、領域R2に位置する保護膜105の部分の厚みが領域R1に位置する保護膜105の部分の厚みよりも薄くなって、領域R2のトレンチ109bの深さが、領域R1のトレンチ109aの深さよりも浅くなってしまう。その結果、領域R2の銅配線113bの断面積が領域R1の銅配線113aの断面積よりも小さくなって、銅配線113a,113bの抵抗が領域R1,R2によってばらつくことがあった。
これに対して、上述した半導体装置の製造方法では、領域R1に位置する保護膜5の部分にエッチングが施されて、領域R2に位置する保護膜5の部分の厚みが領域R1に位置する保護膜5の部分の厚みよりも厚い状態とされた後に、保護膜5の全体に研磨処理が施される。
そのため、保護膜5の上面上に位置する銅膜の部分が除去されてトレンチ9a,9b内に位置する銅膜の部分11a,11bと保護膜5の部分とが露出し、銅膜の領域の占める割合が高い領域R2の保護膜5等の研磨速度が、領域R1の保護膜5等の研磨速度より速くなっても、領域R2の保護膜5の部分の厚みがより厚い分、領域R2に位置する保護膜5の部分の厚みを、最終的に領域R1に位置する保護膜5の部分の厚みとほぼ同じ厚みに容易に調整することができる。
領域R1に位置する保護膜5の部分の厚みと、領域R2に位置する保護膜5の部分の厚みとがほぼ同じ厚みとなることで、領域R2のトレンチ9bの深さと領域R1のトレンチ9aの深さとはほぼ同じ深さとなる。その結果、領域R2の銅配線13bの断面積と領域R1の銅配線13aの断面積とは実質的にほぼ同じ断面積となり、半導体装置における銅配線13a,13bの抵抗のばらつきを低減することができる。
また、比較例に係る製造方法では、領域R2に位置する保護膜105の部分が領域R1に位置する保護膜105の部分よりも先に研磨されてしまい、Low−k膜103の表面が露出することがある。そのため、露出したLow−k膜103が研磨によるダメージを受けることが想定される。さらに、研磨処理後にライナー膜として、たとえばプラズマCVD法によってシリコン窒化膜を形成する際に、Low−k膜103がプラズマの雰囲気に晒されて、プラズマのダメージを受けることがある。その結果、銅配線からリーク電流が発生しやすくなることがある。
これに対して、上述した製造方法では、領域R2の保護膜5の部分の厚みが領域R1の保護膜5の部分の厚みよりも厚いことで、領域R2に位置する保護膜5の部分が領域R1に位置する保護膜5の部分よりも先に研磨されてLow−k膜3の表面が露出するのを防止することができる。これにより、露出したLow−k膜3が研磨によるダメージを受けることもなく、また、ライナー膜を形成する際に、Low−k膜3がプラズマの雰囲気に晒されてプラズマのダメージを受けることがなくなる。その結果、銅配線13a,13bからのリーク電流を低減することができる。
(銅配線パターンの密な領域の抽出方法)
上述した製造方法では、銅配線パターンの密な領域R2に保護膜5の部分を覆うレジストパターン7が形成される。ここでは、そのような銅配線パターンの密な領域を抽出する方法について説明する。
まず、図9に示すように、配線パターンの一例として、相対的に疎なパターンと密なパターンを含む配線パターン15a,15bを想定する。次に、図10に示すように、配線パターン15bと配線パターン15bとのスペース(間隔)の半分の長さ分だけ、配線パターン15a,15bを等方的に広げることによって、パターン16a,16bを形成する(オーバーサイジング)。この操作によって、特に、領域R2のパターン16bでは、当初の配線パターン15bと配線パターン15bとのスペースがなくなって、一つのパターン16bとなる。
次に、図11に示すように、当初の配線パターン15bと配線パターン15bとのスペース(間隔)の半分の長さ分だけ、パターン16a,16bを等方的に狭めることによって、パターン17bを形成する(アンダーサイジング)。この操作によって、特に、領域R1では、パターン16aがなくなる。次に、図12に示すように、当初の配線パターン15bと配線パターン15bとのスペース(間隔)の半分の長さ分だけ、パターン17bを等方的に広げることによって、パターン18bを形成する(オーバーサイジング)。この操作によって、パターン18bは、配線パターン15bのうち最外周部分と一致し、パターン18bによって囲まれた領域は、相対的に密な配線パターン15bが形成された領域R2と一致することになる。一方、相対的に疎な配線パターンが形成された領域では、パターンは形成されない。こうして、配線パターンの密な領域R2が抽出される。
実施の形態2
ここでは、誘電率を下げるために、Low−k膜を用いて保護膜を用いない半導体装置の製造方法について説明する。まず、図13に示すように、半導体基板1の主表面上に、たとえば、CVD法によって比誘電率が3以下で所定の膜厚のLow−k膜3が形成される。次に、前述したパターン抽出法を用いて、図14に示すように、配線パターンが密な領域R2に位置する保護膜5の部分を覆う所定の厚みのレジストパターン7が形成される。次に、そのレジストパターン7をマスクとして、領域R1に露出したLow−k膜3の部分に異方性エッチングを施すことにより、領域R1に位置するLow−k膜3の部分の膜厚が、領域R2に位置するLow−k膜3の部分の膜厚よりも薄くされる。その後、図15に示すように、レジストパターン7が除去される。
次に、Low−k膜3上に、銅配線を形成するためのレジストパターン(図示せず)が形成される。次に、そのレジストパターンをマスクとして露出したLow−k膜3に異方性エッチングを施すことにより、領域R1では開口部3aが形成され、領域R2では開口部3bが形成される(図16参照)。その後、レジストパターンが除去されて、図16に示すように、領域R1では開口部3aからなるトレンチ9aが形成され、領域R2では開口部3bからなるトレンチ9bが形成される。
次に、そのトレンチ9a,9bを充填するように、Low−k膜3上に銅膜(図示せず)が形成される。次に、銅膜の研磨に適した所定のスラリーを用いて銅膜に化学的機械研磨処理を施すことにより、図17に示すように、トレンチ9a,9b内に位置する銅膜の部分11a,11bを残して保護膜5の表面上に位置する銅膜の部分が除去される。
その後、保護膜5および銅膜の部分11a,11bを覆うように、たとえばシリコン窒化膜などのライナー膜(図示せず)等が形成されて半導体装置の主要部が完成する。完成した半導体装置では、トレンチ9a,9b内に残された銅膜の部分11a,11bは、銅配線13a,13bとなる(図17参照)。その銅配線13a,13bは、領域R1では相対的に疎なパターンとなり、領域R2では密なパターンとなる。
上述した半導体装置の製造方法では、領域R1に位置するLow−k膜3の部分にエッチングが施されて、領域R2に位置するLow−k膜3の部分の厚みが、領域R1に位置するLow−k膜3の部分の厚みよりも厚い状態とされた後に、Low−k膜3の全体に研磨処理が施される。
そのため、Low−k膜3の上面上に位置する銅膜の部分が除去されてトレンチ9a,9b内に位置する銅膜の部分11a,11bとLow−k膜3の部分とが露出し、銅膜の領域の占める割合が高い領域R2のLow−k膜3の研磨速度が、領域R1のLow−k膜3の研磨速度より速くなっても、領域R2のLow−k膜3の部分の厚みがより厚い分、領域R2に位置するLow−k膜3の部分の厚みを、領域R1に位置するLow−k膜3の部分の厚みとほぼ同じ厚みに最終的に調整することができる。
領域R1に位置するLow−k膜3の部分の厚みと、領域R2に位置するLow−k膜3の部分の厚みとがほぼ同じ厚みとなることで、領域R2のトレンチ9bの深さと領域R1のトレンチ9aの深さとはほぼ同じ深さとなる。その結果、領域R2の銅配線13bの断面積と領域R1の銅配線13aの断面積とは実質的にほぼ同じ断面積となり、半導体装置における銅配線13a,13bの抵抗のばらつきを低減することができる。
なお、上述した各実施の形態では、Low−k膜を用いた場合を例に挙げて説明したが、Low−k膜の他に、デュアルダマシン構造に適用可能な絶縁膜であればよく、たとえばFSG膜(FluoroSilicate Glass)などを用いてもよい。また、保護膜としては、TEOS膜の他に、世代が比較的古く誘電率が比較的高い(4.2〜4.3程度)Low−k膜などを適用してもよい。また、配線としては、銅膜に限られず、他の金属膜を適用してもよい。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図1に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図2に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図3に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図4に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 比較例に係る半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 図6に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 図7に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、配線パターンが密な領域を抽出する手法を説明するための第1のステップを示す平面図である。 同実施の形態において、配線パターンが密な領域を抽出する手法を説明するための第2のステップを示す平面図である。 同実施の形態において、配線パターンが密な領域を抽出する手法を説明するための第3のステップを示す平面図である。 同実施の形態において、配線パターンが密な領域を抽出する手法を説明するための第4のステップを示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図13示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図14に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図15に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図16に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。
符号の説明
1 半導体基板、3 Low−k膜、3a,3b 第2開口部、5 保護膜、5a,5b 第1開口部、7 レジストパターン、9a,9b トレンチ、11a,11b 銅膜の部分、13a,13b 銅配線、15a,15b 配線パターン、16a,16b パターン、17b パターン、18b パターン、R1,R2 領域。

Claims (7)

  1. 半導体基板の主表面上に、配線パターンに対応した所定の溝部が形成される第1の厚みの絶縁膜を形成する工程と、
    前記配線パターンが相対的に疎な第1領域と密な第2領域のうち、前記第1領域に位置する前記絶縁膜の部分の厚みを前記第1の厚みよりも薄い第2の厚みにする厚み調整工程と、
    前記絶縁膜に前記配線パターンに対応した所定の深さの溝部を形成する工程と、
    前記溝部を充填するように、前記絶縁膜の表面上に金属膜を形成する工程と、
    前記金属膜に研磨処理を施すことにより、前記溝部内に位置する前記金属膜の部分を残して前記絶縁膜の表面上に位置する前記金属膜の部分を除去する研磨工程と
    を備えた、半導体装置の製造方法。
  2. 前記厚み調整工程は、
    前記第2領域に位置する前記絶縁膜の部分の表面上にマスク材を形成する工程と、
    前記マスク材をマスクとして、前記第1領域に露出している前記絶縁膜の部分にエッチングを施すことにより、前記第1領域に位置する前記絶縁膜の部分の厚みを前記第2の厚みにする工程と、
    前記マスク材を除去する工程と
    を含む、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記絶縁膜を形成する工程は、
    第1層を形成する工程と
    前記第1層の上に前記第1層を保護する第2層を形成する工程と
    を含み、
    前記研磨工程では、前記第2層を残すように研磨処理が施される、請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1層を形成する工程では、前記第1層として所定の誘電率を有する誘電膜が形成される、請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第2層を形成する工程では、前記第2層としてシリコン酸化膜が形成される、請求項3または4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記絶縁膜を形成する工程は、所定の誘電率を有する誘電体層を形成する工程を含み、
    前記研磨工程では、前記誘電体層に研磨処理が施される、請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記金属膜を形成する工程では銅膜が形成される、請求項1〜6のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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