JP4634180B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば半導体記憶装置などヒューズを備えることが必要な半導体装置及びその製造方法に関する。
例えば、SRAM(static random access memory)に於ける冗長救済を行ったり、或いは、半導体記憶装置に於けるセンス増幅器の起動タイミングを設定する為、レーザービーム照射で切断されるヒューズが多用されてきた。
近年、半導体装置を組み込んだチップの面積縮小化や信頼性確保に応える為、様々な構造のヒューズが開発され、例えば、面積縮小化や製造工程簡略化の為、Cu配線に用いられるバリアメタルをヒューズとして利用することが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
図24はバリアメタルをヒューズとして用いる半導体装置の公知例を説明する為の要部切断側面図であり、図に於いて、1は基板、2は絶縁膜、3はエッチングストッパー膜、4は絶縁膜、5はバリアメタル膜、6はCuからなる導電プラグ、7はCuからなる埋め込み配線、8はバリアメタル膜をそれぞれ示している。尚、特許文献1に見られる図には省略があり、実際の半導体装置では有り得ない構成を示しているので、若干の加筆をしてある。
図示の半導体装置に於いては、絶縁膜4及び絶縁膜2をエッチングしてビアホールを形成し、次いで、絶縁膜4をエッチングして配線溝を形成し、次いで、ビアホール内及び配線溝内にバリアメタル膜5を形成し、次いで、ビアホール内及び配線溝内を埋めるCu膜を形成し、次いで、表面を研磨してビアホール内に導電プラグ6を、また、配線溝内に配線7を形成し、次いで、全面にバリアメタル膜8を形成し、次いで、バリアメタル膜8をパターニングし、記号8Aで指示した箇所をヒューズとするものである。
ここで問題となるのは、図24に見られる半導体装置を作製する場合、2回のバリアメタル膜形成工程が必要になることであり、大別すると、バリアメタル形成→配線形成→バリアメタル形成、の三つの工程を実施しなければならず、製造工程の複雑化は免れない。
また、従来、レーザービーム照射に依って切断するヒューズが多用されてきたのであるが、ヒューズの微細化を更に進展させた場合、切断することが困難となり、従って、その微細化には限界がある。
然しながら、面積縮小化や試験工程の短縮化は当該分野で回避できない命題であり、それに応える手段として、エレクトロマイグレーションに依って切断される電気ヒューズが開発されている(例えば、特許文献2、或いは、特許文献3を参照。)。
エレクトロマイグレーションに依って切断する電気ヒューズとして、特許文献2に見られる発明では、ポリサイドを材料とするものが知られているのであるが、その材料を採用したことに起因し、ヒューズを作製し得る層は最下層に限られてしまい、レイアウトの自由度が極めて低い旨の欠点がある。
同じく、エレクトロマイグレーションに依って切断する電気ヒューズとして、特許文献3に見られる発明では、導電プラグや配線にタングステンを用い、それと同じ材料でヒューズを形成しているのであるが、この発明にCuを用いるデュアルダマシン法を応用して配線を形成するとした場合、当然、導電プラグ、配線、ヒューズの材料はCuとなるが、ヒューズをCuにしたのでは、切断した際、絶縁膜中にCuが拡散してしまうから実施は不可能である。
特開2001−284352号公報 米国特許第5969404号明細書 特開2002−43432号公報
本発明では、Cuの埋め込み配線構造に於けるバリアメタルで構成したヒューズを少ない工程で容易に作製できるように、また、埋め込み配線表面とヒューズ表面とが同一面にある構造を実現しようとする。
本発明に於いては、第1の金属と第2の金属とが順に積層されて絶縁膜中に埋め込まれた構造の一対のヒューズ電極を備え、第1の金属は両ヒューズ電極を隔てる絶縁膜上を越えて両ヒューズ電極を結ぶと共に表面がヒューズ電極周辺と略同一面を成し且つ該絶縁膜上に在る部分がヒューズ部を成すことが基本になっている。
前記手段を採ることに依り、ヒューズの面積は、レーザー切断を用いるヒューズに比較して縮小することが可能であり、また、配線層に形成されるので、多結晶Siの電気ヒューズと異なり、レイアウトの自由度が大きく、そして、縦方向に積層形成することができる為、高い集積度を実現することができ、更にまた、特許文献1に見られるヒューズに比較して製造工程が簡単であり、そして、ヒューズを作製する際に近接効果を利用すれば、工程の増加は皆無である。
図1は本発明の半導体装置に於ける基本構造を説明する為の要部切断側面図であり、図24に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
図1に見られる半導体装置が図24に見られる半導体装置と相違するところは、バリアメタル膜は記号5で表示した1層のみであり、そのバリアメタル膜5にヒューズ5Aを形成してあるので、図24に見られるバリアメタル膜8及びヒューズ8Aは存在しない。ここで、バリアメタルとしては、Ta、TaN、Ti、TiN、W、WNを用いることができる。
即ち、図1に見られる半導体装置では、1層のバリアメタル膜5が埋め込み配線7−7間の絶縁膜4を越えて延在し、その絶縁膜4上に位置するバリアメタル膜5をパターニングしてヒューズ5Aを形成した構成になっている。
この構成が可能になった理由は、埋め込み配線7−7間の絶縁膜4の頂面がバリアメタル膜5の厚さを受容する分だけ他の部分の絶縁膜4に比較して低く形成されていることに依る。即ち、ビアホール及び配線溝を埋めるバリアメタル膜及びCu膜を形成した後、CMP(chemical mechanical polishing)法を適用して研磨を行って図示の構成にするのであるが、図24に見られる従来の半導体装置に於いて、バリアメタル膜8に対し、このような研磨を行った場合、ヒューズとなるべき部分は勿論のこと、他の部分も除去されてしまうので、図1に見られるような半導体装置は実現することができない。
ところで、埋め込み配線7−7間に位置するヒューズ形成予定部分の絶縁膜4を少なくともバリアメタル膜5の厚さ分だけ他の部分の絶縁膜4に比較して低く(薄く)することは本発明にとって重要な事項であり、そして、それを実現する手段は幾つか存在するが、後に説明する実施例に見られるように、エッチャントを異にする複数の被膜を使い分ける方法、エッチングマスクとなるレジスト膜の一部を選択的に薄くしてマスク効果を低下させ、その下の絶縁膜のみエッチングされるようにする方法などがある。
エッチングマスクとなるレジスト膜の一部を選択的に薄くするには、近接効果を利用すとことが効果的であることから、公知の技術ではあるが、ここで、近接効果について概略を説明する。
図2及び図3は近接効果について説明する為の半導体装置及び露光装置の一部を表す要部説明図であり、図に於いて、9はレジスト膜、10は露光マスク、11は露光光をそれぞれ示している。
図示のように、露光マスク10を透過してきた光は強度分布をもつので、パターンの間隔が狭い場合、楕円で囲んだ部分に見られるように強度分布が重なる領域が生じ、その重なった領域に於ける光強度は足し算されるので、他の領域に比較して大きな値となる。この光強度がレジスト膜9の感光閾値を越えてしまうとパターンが形成されることとなり、従って、現像を行うと記号9Aで示してあるように薄くすることができる。
この状態で、図3に見られるようにエッチングを行った場合、薄いレジスト膜9Aの下地になっている絶縁膜4は、レジスト膜9が全く存在しない領域に比較し、量は少ないのであるがエッチングされるので、薄くすることができる。
図4乃至図12は実施例1を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明する。尚、実施例1は前記近接効果を利用しない方法である。
図4参照
(1)
PE(plasma enhanced)−CVD(chemical vapor deposition)法を適用することに依り、半導体素子が作り込まれた基板(図示せず)に積層された配線層13の上にビア層間絶縁膜である厚さ50nmのSiCからなる第1のエッチングストッパー膜15、厚さ300nmのSiO2 からなる第1の絶縁膜16を成膜する。尚、必須ではないが、この工程に於いて、配線層13に於ける配線に起因する段差を平坦化する為、第1の絶縁膜16の厚さを800nm程度に成膜し、CMP(chemical mechanical polishing)法を適用して例えば500nm程度を研磨・除去を行っても良い。
(2)
引き続いて、PE−CVD法を適用することに依り、第1の絶縁膜16上に配線層間絶縁膜である厚さ30nmのSiCからなる第2のエッチングストッパー膜17、厚さ300nmのSiO2 からなる第2の絶縁膜18、厚さ50nmのSi3 4 からなる反射防止膜19を成膜する。
図5参照
(3)
リソグラフィ技術に於けるレジストプロセスを適用することに依り、反射防止膜19上にビアホールパターンの開口20Aをもつレジスト膜20を形成する。
(4) レジスト膜20をマスクとして、反射防止膜19、第2の絶縁膜18、第2のエッチングストッパー膜17、第1の絶縁膜16のエッチングを行ってビアホール15Aを形成する。この際のエッチング法としてはドライエッチング法を適用し、又、エッチングガスとしてはSi3 4 に対してはCF4 +Arを、SiO2 及びSiCに対してはC4 6 +Ar+O2 を用いて良い。
図6参照
(5) エッチングガスをO2 +CF4 とするプラズマアッシング法を適用することに依り、レジスト膜20を除去し、その後、新たに浅いトレンチを形成する為の開口21Aをもつレジスト膜21を形成する。
(6)
エッチングガスをCF4 +Arとするドライエッチング法を適用することに依り、レジスト膜21をマスクとして反射防止膜19のエッチングを行い、浅いトレンチのパターンをもつ開口19Aを形成する。尚、開口19Aのパターンを用いて、第2の絶縁膜18に形成される浅いトレンチの深さは、後に形成するバリアメタル膜22(図11参照)の厚さ如何に依って調整する必要があり、バリアメタル膜22が厚い場合には、第2の絶縁膜18に形成する浅いトレンチは深く形成しなければならず、その為には、反射防止膜19に開口19Aを形成する際、下地の第2の絶縁膜18の一部に食い込むようにエッチングを行うことも必要になる。
図7参照
(7)
ガスをO2 とするプラズマアッシング法を適用することに依り、レジスト膜21を除去する。この工程を経ることで、開口19Aが形成された反射防止膜19が表出され、又、再度、ビアホール15Aが現れる。
(8)
ビアホール15A内に樹脂27を埋め込み、エッチングガスをO2 とするプラズマエッチング法を適用することに依り、樹脂27を所要高さ、例えば、配線層間絶縁膜である第2の絶縁膜18とビア層間絶縁膜である第1の絶縁膜16との境界、即ち、第2のエッチングストッパー膜17の近傍までエッチバックする。尚、樹脂27としてはノボラック樹脂を用いて良い。
図8参照
(9)
リソグラフィ技術に於けるレジストプロセスを適用することに依り、配線パターンの開口26Aをもつレジスト膜26を形成する。
図9参照
(10)
エッチングガスをCF4 +Arとするドライエッチング法を適用することに依り、レジスト膜26をマスクとして反射防止膜19並びに第2の絶縁膜18のエッチングを行い、配線溝17Aを形成する。
図10参照
(11)
エッチングガスをCF4 +O2 とするプラズマエッチング法を適用することに依り、レジスト膜26及びビアホール15A内の樹脂27を除去し、引き続き、ビアホール15A内の第1のエッチングストッパー膜15、レジスト膜26を除去することで現れた反射防止膜19、配線溝17A内の第2のエッチングストッパー膜17を除去する。尚、レジスト膜26が除去されて表出される第2の絶縁膜18のうち、浅いトレンチに対応する領域は他の領域に比較して薄くなっていて、これを記号18Aで指示してある。
図11参照
(12)
スパッタリング法を適用することに依り、厚さが25nmのTaからなるバリアメタル膜22及び厚さ100nmのシードCu膜を形成する。尚、シードCu膜は、次の工程で成膜するCu膜と一体化される為、図示されていない。
(13)
電解めっき法を適用することに依り、シードCu膜上にCu膜を形成する。尚、ビアホール15A内に埋め込まれたCu膜は、そのまま導電プラグとして作用可能であるから、これを24Aで指示してある。また、この実施例では、導電プラグや配線にCuを用いるが、Alに代替しても良い。
図12参照
(14)
CMP法を適用することに依り、Cu膜及びバリアメタル膜22の研磨を行って、第2の絶縁膜18を表出させる。この工程を経ることで、第2の絶縁膜18上のバリアメタル膜22は除去されてしまうが、浅いトレンチの部分、即ち、薄い第2の絶縁膜18A上に在るバリアメタル膜22は残ってヒューズ22Aを成し、また、配線溝17A内のCu膜が配線24を構成する。尚、ヒューズ22Aは、必要とされる形状、例えば細線状にパターニングされても良い。
図13乃至図20は実施例2を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明する。尚、実施例2は前記説明した近接効果を利用する方法を採っている。
図13参照
(1)
PE−CVD法を適用することに依り、半導体素子が作り込まれた基板に積層された配線層の上にビア層間絶縁膜である厚さ50nmのSiCからなる第1のエッチングストッパー膜15、厚さ300nmのSiO2 からなる第1の絶縁膜16を成膜する。尚、必須ではないが、この工程に於いて、配線層13に於ける配線に起因する段差を平坦化する為、第1の絶縁膜16の成膜厚さを800nm程度とし、CMP法を適用して例えば500nm程度を研磨・除去を行っても良い。
(2)
引き続いて、PE−CVD法を適用することに依り、第1の絶縁膜16上に配線層間絶縁膜である厚さ30nmのSiCからなる第2のエッチングストッパー膜17、厚さ300nmのSiO2 からなる第2の絶縁膜18、厚さ50nmのSi3 4 からなる反射防止膜19を成膜する。
図14参照
(3)
リソグラフィ技術に於けるレジストプロセスを適用することに依り、反射防止膜19上にビアホールパターンの開口20Aをもつレジスト膜20を形成する。
(4) レジスト膜20をマスクとして、反射防止膜19、第2の絶縁膜18、第2のエッチングストッパー膜17、第1の絶縁膜16のエッチングを行ってビアホール15Aを形成する。この際のエッチング法としてはドライエッチング法を適用し、又、エッチングガスとしてはSi3 4 に対しCF4 +Arを、SiO2 並びにSiCに対しC4 6 +Ar+O2 をそれぞれ用いて良い。
図15参照 (5)
エッチングガスをO2 +CF4 とするプラズマアッシング法を適用することに依り、レジスト膜20を除去する。
(6)
ビアホール15A内に樹脂27を埋め込み、エッチングガスをO2 とするプラズマエッチング法を適用することに依り、樹脂27を所要高さ、例えば、配線層間絶縁膜である第2の絶縁膜18とビア層間絶縁膜である第1の絶縁膜16との境界、即ち、第2のエッチングストッパー膜17の近傍までエッチバックする。尚、樹脂27としてはノボラック樹脂を用いて良い。
図16参照
(7)
レジストプロセスを適用することに依り、配線溝を形成する為の開口28Aをもつレジスト膜28を形成する。
(8)
配線溝パターンを形成する為、レジスト膜28の露光及び現像を行うのであるが、露光の際、配線溝−配線溝の間隔を狭めた箇所で近接効果を生成させてレジスト膜28の一部露光を行って現像すると、記号28Bで指示してあるように、他の部分に比較して薄いレジスト膜が形成される。
図17参照 (9)
レジスト膜28をマスクとして反射防止膜19、第2の絶縁膜18のエッチングを行って配線溝17Aを形成するのであるが、薄いレジスト膜28Bは、エッチング中に失われてしまうので、その下地になっている第2の絶縁膜18もエッチングされるので薄くなってしまう。図17では、この薄くなった第2の絶縁膜を記号18Aで示してある。
図18参照
(10)
2 +CF4 を反応ガスとするプラズマエッチング法を適用し、レジスト膜28及びビアホール15A内の樹脂27を除去し、次いで、配線溝17Aの底に表出された第2のエッチングストッパー膜17及びビアホール15Aの底に表出された第1のエッチングストッパー膜15のエッチングを行って配線溝17Aの底には第1の絶縁膜16の一部が、そして、ビアホール15Aの底には下層配線の一部がそれぞれ表出される。
図19参照
(11)
スパッタリング装置を用い、全面に厚さ25nmのTaからなるバリアメタル膜22及び厚さ100nmのシードCu膜を形成する。尚、シードCu膜は、その上に形成されるCu膜と一体化されてしまうものであるから、特に記号を付与して表示することはしていない。また、バリアメタル膜22を成膜する前に同一真空中(in−situ)でArスパッタリングやH2 プラズマ、及び、H2 アニールで前処理を行っても良い。
(12)
電界めっき法を適用することに依り、シードCu膜上に厚いCu膜を形成する。Cu膜はビアホール15A内並びに配線溝17Aを充分に埋めて表面に展延する程度の厚さにする。尚、ビアホール15Aを埋めたCu膜は、そのまま導電プラグとして作用可能であるから、これを記号24Aで指示してある。
図20参照
(13)
CMP法を適用することに依り、不要なCu膜及びバリアメタル膜22の研磨除去を行って、第2の絶縁膜18を表出させる。この工程を経ることで、第2の絶縁膜18上のバリアメタル膜22は除去されてしまうが、浅いトレンチの部分、即ち、薄い第2の絶縁膜18A上に在るバリアメタル膜22は残ってヒューズ22Aを成し、また、配線溝17A内のCu膜が配線24を構成する。尚、ヒューズ22Aは、必要とされる形状、例えば細線状にパターニングされても良い。
図21乃至図23は実施例3を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明する。尚、実施例3は実施例2で説明した近接効果をビアホールの形成段階で利用する方法である。
図21参照
(1)
基板上に第1のエッチングストッパー膜15を形成してから反射防止膜19を形成するまでの工程は実施例2と同じであるから説明を省略して次の段階から説明する。
先ず、リソグラフィ技術に於けるレジストプロセスを適用することに依り、ビアホール形成予定部分に開口26Aをもつレジスト膜26を形成する。尚、この場合、形成すべきビアホールは、レジスト膜26にパターンを露光する際に近接効果が生ずる程度に近接した位置に形成するものとする。
(2)
ビアホールを形成する為、レジスト膜26の露光及び現像を行うのであるが、ビアホール形成予定領域に対応する開口は前記したように近接している為、開口−開口間に在るレジスト膜は、記号26Bで指示してあるように、他の部分に比較して薄く形成される。
図22参照
(3)
レジスト膜26をマスクとして反射防止膜19、第2の絶縁膜18、第2のエッチングストッパー膜17、第1の絶縁膜16のエッチングを行ってビアホール16Aを形成するのであるが、薄いレジスト膜26は、エッチング中に失われてしまうので、その下地になっている第2の絶縁膜18もエッチングされ、破線で表したように薄くなってしまう。図22では、薄くなった第2の絶縁膜を記号18Aで示してある。
図23参照
(4)
ビアホール16A内に例えばノボラックからなる樹脂を埋め込み、O2 プラズマを用いて樹脂を所要高さ、例えば第1の絶縁膜16と略同一面になる程度までエッチバックを行う(図示せず)。
(5)
リソグラフィ技術に於けるレジストプロセスを適用することに依り、配線溝パターンをもつレジスト膜(図示せず)を形成する。
(6)
前記工程(5)で形成したレジスト膜をマスクとして、反射防止膜19、第2の絶縁膜18のエッチングを行って配線溝を形成する。
(7)
2 +CF4 を反応ガスとするプラズマエッチング法を適用し、レジスト膜及びビアホール16A内のノボラック樹脂を除去する。
(8)
配線溝の底に表出されている第2のエッチングストッパー膜17及びビアホールの底に表出された第1のエッチングストッパー膜15のエッチングを行って、配線溝の底には第1の絶縁膜16の一部を、そして、ビアホールの底には下層配線25の一部をそれぞれ表出させる。
(9)
スパッタリング装置を用い、全面に厚さ25nmのTaからなるバリアメタル膜22及び厚さ100nmのシードCu膜を形成する。尚、シードCu膜は、その上に形成されるCu膜と一体化されてしまうものであるから、特に記号を付与して表示することはしていない。また、バリアメタル膜22を成膜する前にin−situでArスパッタリングやH2 プラズマ、及び、H2 アニールで前処理を行っても良い。
(10)
電界めっき法を適用することに依り、シードCu膜上にCu膜を形成する。そのCu膜はビアホール内及び配線溝を充分に埋めて表面に展延する程度の厚さにする。
(11)
CMP法を適用することに依り、不要なCu膜及びバリアメタル膜22の研磨除去を行う。この場合の研磨は、薄い第2の絶縁膜18A上に在るバリアメタル膜22が表出される程度に実施する。この工程を経ることで、導電プラグ23及び埋め込み配線24が形成される。
(12)
薄い第2の絶縁膜18A上に在るバリアメタル膜22を所要の形状、例えば細線状にパターニングしてヒューズ22Aを形成する。
本発明の半導体装置に於ける基本構造を説明する為の要部切断側面図である。 近接効果について説明するための半導体装置及び露光装置の一部を表す要部説明図である。 近接効果について説明するための半導体装置及び露光装置の一部を表す要部説明図である。 実施例1を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例1を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例1を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例1を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例1を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例1を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例1を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例1を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例1を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例2を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例2を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例2を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例2を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例2を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例2を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例2を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例2を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例3を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例3を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 実施例3を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図である。 バリアメタルをヒューズとして用いる半導体装置の公知例を説明する為の要部切断側面図である。
符号の説明
1 基板
2 絶縁膜
3 エッチングストッパー膜
4 絶縁膜
5 バリアメタル膜
5A ヒューズ
6 導電プラグ
7 埋め込み配線

Claims (4)

  1. 第1の金属と第2の金属とが順に積層されて絶縁膜中に埋め込まれた構造の一対のヒューズ電極を備え、
    第1の金属は両ヒューズ電極を隔てる絶縁膜上を越えて両ヒューズ電極を結ぶと共に表面がヒューズ電極及びその周辺と略同一面を成し且つ該絶縁膜上に在る部分がヒューズ部を成すこと
    を特徴とする半導体装置。
  2. 第1の金属はTa、TaN、Ti、TiN、W、WNから選択され、且つ、第2の金属はCu或いはAlであること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 絶縁膜に一対の第1の溝及び該一対の第1の溝と連なり且つ該一対の第1の溝に比較して浅い第2の溝を形成する工程と、
    該一対の第1の溝及び該第2の溝に第1の金属及び第2の金属を積層して形成する工程と、
    該第2の金属及び該第1の金属を研磨して該第2の溝中に在る該第1の金属を表出させてヒューズ部と成す工程と
    が含まれてなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 該第1の金属から成るバリアメタルの厚さ分だけ該第1の金属及び該第2の金属から成るヒューズ電極及びその周辺に比較して低くされた該第2の溝並びに該第2の溝で結ばれる該一対の第1の溝をもつ該絶縁膜を形成するに際し、ヒューズ電極を埋め込む該一対の第1の溝を形成する為のレジスト膜に於ける一対の開口をリソグラフィに於ける近接効果が発生する程度に近接した位置に設定すること
    を特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
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