JP2009198357A - 計量器 - Google Patents
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Abstract
【課題】検定満期警告機能を有する計量器に、警告または予告通信する日時(発呼日時)を任意の日時に設定可能とする通信日時制御手段を設けることで、警告または予告通信が集中することがなく、センター側のシステムの対応負荷が軽減できるような計量器を提供する。
【解決手段】計量器として、例えば流量計1は、カレンダー手段15の現在の日付と検定期限記憶手段16に記憶された検定期間満了年月とを比較手段17によって比較し、検定期間満了年月より前のある所定の時期となったとき、または、検定期間満了年月切れとなったときに、通信日時制御手段18で定められた任意の日時に検定期間満了の予告情報、または、警告情報を通信手段14によって外部に通信する。任意の日時としては乱数を用いて決定したり、流量計の固有の値、例えば製造番号から定まるようにしている。
【選択図】図1
【解決手段】計量器として、例えば流量計1は、カレンダー手段15の現在の日付と検定期限記憶手段16に記憶された検定期間満了年月とを比較手段17によって比較し、検定期間満了年月より前のある所定の時期となったとき、または、検定期間満了年月切れとなったときに、通信日時制御手段18で定められた任意の日時に検定期間満了の予告情報、または、警告情報を通信手段14によって外部に通信する。任意の日時としては乱数を用いて決定したり、流量計の固有の値、例えば製造番号から定まるようにしている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガス、水道、電気などの使用量を計量する計量器に関し、より詳細には検定期間満了年月の確認を、通信手段からの通信により容易に行える計量器に関する。
従来、ガスメータ、水道メータ、電力メータなどの計量器は、その内部に、ガスや水道または電気の使用を検出するための検出手段と、この検出手段からの出力に基づいて検出値を積算する積算演算手段と、その積算値を表示する表示手段などを備え、全体がケース内に封入されるとともに、使用者により容易に分解されることのないように、ガスメータや水道メータの場合は封印玉で、また、電力メータの場合は検定ラベルによって封印されていた。そして、その封印玉や検定ラベルには検定期間満了年月が表記されていた。一方、計量器の管理者が計量器毎に、管理台帳などを作成して各計量器の情報とともに検定期間満了年月を記していた。
そして、検定期間満了年月日の確認は、通常、検針員やガスボンベの交換員などによって確認されることはほとんどなく、また、計量器の管理者も、計量器の管理台帳によって、各々の計量器の検査期間満了年月を確認するものの、管理者自身が設置場所まで出向いて封印玉や検定ラベルに記してある検定期間満了年月を確認することはほとんど行われていない。
このように、検定期間満了年月を確認のために、検針やガスボンベ交換などの通常作業とは別に封印玉や検定ラベルを確認する作業が必要となり、また計量器の管理者にとっても管理台帳を計量器毎に確認した上で、封印玉や検定ラベルを見に行って再確認する必要があり、これらの作業は大変手間がかかるものであった。
また、このような手間を怠ると、検定期間満了年月が過ぎた計量器が、そのまま使用されることになり、検定期間満了年月切れの計量器を使用する一般使用者に対して、使用量計算および費用計算に大きな不信感を与えるおそれがあった。また、検針員やガスボンベ交換員あるいは計量器管理者にとっても、計量器自体に検定期間満了年月切れになったことを通知する機能や表示機能がないことから、非常に不便であった。
このため、計量器の検定期間満了年月の確認を、封印玉や検定ラベルによらずに、計量器自身の表示手段による表示や、通信手段からの通信により容易に行える計量器が知られており(特許文献1参照)、以下、その構成について、図5の流量計のブロック図を参照に説明する。
図5に示す流量計2は、マイクロコンピュータ21、流量検出手段22、表示手段23、通信手段24を備えており、マイクロコンピュータ21は流量検出手段22からの出力に基づいて流量を積算し、この積算流量等を表示手段23に表示するようになっている。
また、マイクロコンピュータ21は、現在の日付を日毎に更新するカレンダー手段25としての機能と、流量計の検定期間満了年月を記憶する検定期限記憶手段26としての機能と、カレンダー手段25の現在の日付と検定期限記憶手段26に記憶されている検定期間満了年月とを比較する比較手段27としての機能を有している。
そして、検定期間満了年月より前の所定の期間前となったとき、および、検定期間満了年月切れとなったときは、表示手段3または通信手段4を制御して予告、および、警告を行うようになっている。
特開平11−142212号公報
また、マイクロコンピュータ21は、現在の日付を日毎に更新するカレンダー手段25としての機能と、流量計の検定期間満了年月を記憶する検定期限記憶手段26としての機能と、カレンダー手段25の現在の日付と検定期限記憶手段26に記憶されている検定期間満了年月とを比較する比較手段27としての機能を有している。
そして、検定期間満了年月より前の所定の期間前となったとき、および、検定期間満了年月切れとなったときは、表示手段3または通信手段4を制御して予告、および、警告を行うようになっている。
このように、従来の計量器では、検定期間満了年月より前の所定の期間前となったことの予告、および検定期間満了年月切れとなったことの警告を表示したり、または外部へ通信したりすることできるため、検針員やガスボンベ交換員あるいは計量器の管理者が、封印玉や検定ラベルに記してある見づらい検定期間満了年月をいちいち目視確認する作業が不要になり、検定期間満了年月切れの計量器が使用され続けることがなくなるが、検定満期の予告及び警告を外部へ通信する日時を分散することは行われていなかった。
このため、検定期間満了前の予告、検定期間満了切れの警告期日となった複数(例えば1000台)のガスメータや水道メータあるいは電力メータが一斉に外部へ通信を行うこととなり、通信を受けたシステム側(センター)は一度に多量の受信を受け付ける必要があることから、センター側のシステムとしてこのピークに対応した通信回線能力を備えた通信設備を準備しておく必要があった。また、通信回線能力によっては、予告情報や警告情報がシステム側に伝わらないおそれがあった。
本発明は、上述のこのような実情に鑑みてなされたものであり、検定満期警告機能を有する計量器(メータ)において、警告及び/又は予告通信する日時(発呼日時)を任意の日時に設定可能とする通信日時制御手段を設けることで、検定期間満了前の予告期日、検定期間満了切れの警告期日となった複数の計量器が一斉に外部へ通信することがなくなり、センター側のシステムの対応負荷が軽減できるような計量器を提供することをその目的とする。
同様に、警告及び/又は予告通信する日時の分散は、計量器が保持する情報、例えば、製品製造時の製造年月、製造番号(製品番号)から任意に決定されるようにすることで、任意の製造ロット単位の中では、検定期間満了前の予告、検定期間満了切れの警告期日となった複数の計量器が同一時刻に外部へ通信することがなくなり、センター側のシステム、通信回線の負荷が軽減できる計量器を提供することを目的とする。
さらには、通信手段が通信を開始する発呼日、または通信を開始する発呼時間を任意に設定可能とし、システム側で運用する日時に合わせて管理しやすい計量器を提供することをその目的とする。
そして、これらの計量器を提供することによって、事業者が快適、安全にガスや水道あるいは電気事業を運用できることを目的とする。
そして、これらの計量器を提供することによって、事業者が快適、安全にガスや水道あるいは電気事業を運用できることを目的とする。
請求項1の発明は、データを外部に通信可能な通信手段と、現在の日付を日毎に更新するカレンダー手段と、計量器の検定期間満了年月を記憶する検定期限記憶手段と、前記カレンダー手段の年月日と前記検定期限記憶手段に記憶された検定期間満了年月とを比較する比較手段とを有し、比較手段の結果に基づいて、検定期間満了切れの警告及び/又は検定期間満了前の予告を外部に通信する計量器において、前記警告及び/又は前記予告の通信の発呼日時を決定するための通信日時制御手段を設けたことを特徴としたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記通信日時制御手段は、前記計量器が保持する情報から発呼日時を決定することを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記計量器の保持する情報が計量器の製造番号であることを特徴としたものである。
請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記計量器の保持する情報が計量器の検針値であることを特徴としたものである。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記通信日時制御手段は、乱数を用いて発呼日時を決定することを特徴としたものである。
検定満期警告機能を有する計量器において、任意の日時に検定期間満了の警告又は予告を通信させる通信日時制御手段を備えることにより、検定期間満了前の予告又は検定期間満了切れの警告を行う複数の計量器が一斉に外部(センター)へ通信することがなくなり、システム(センター)側の対応負荷の低減が図れる。
さらには、通信日時を任意に設定できることから、管理側での対応が事前に調整でき、事業者のシステム運用を円滑にすることが可能となる。
さらには、通信日時を任意に設定できることから、管理側での対応が事前に調整でき、事業者のシステム運用を円滑にすることが可能となる。
また、計量器が保持する情報から通信日時を決定することが可能であり、計量器が個々に保持するデータから自動で通信日時を設定するので、通信日時を設定する手間が不要となる。
さらに、通信手段が通信を開始する発呼日、又は、発呼時間を任意に設定することがでいるので、管理する台数に応じて設定値の変更を行い、効率的なシステム運用が可能となる。
さらに、通信手段が通信を開始する発呼日、又は、発呼時間を任意に設定することがでいるので、管理する台数に応じて設定値の変更を行い、効率的なシステム運用が可能となる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態として流量計を例に説明するが、本発明の計量器は流量計に限らず、電力メータなどのその他の検定期間満了年月が定められた計量器(メータ)全般に適応できるものである。
図1は本発明の一実施形態に係る流量計のブロック構成図である。
流量計1は、流体の流れを検出する流量検出手段12と、記憶演算素子であるマイクロコンピュータ11(以下、マイコンという。)と、積算流量等を表示するLCD(液晶ディスプレイ)などの表示手段13と、流量計1の各種データ等を外部へ通信する通信手段14を備えており、流量検出手段12からの出力に基づいてマイコン11が流量値を積算し、この積算流量値を検針値として表示手段13に表示し、また、通信手段14によって外部へ伝送するようになっている。
図1は本発明の一実施形態に係る流量計のブロック構成図である。
流量計1は、流体の流れを検出する流量検出手段12と、記憶演算素子であるマイクロコンピュータ11(以下、マイコンという。)と、積算流量等を表示するLCD(液晶ディスプレイ)などの表示手段13と、流量計1の各種データ等を外部へ通信する通信手段14を備えており、流量検出手段12からの出力に基づいてマイコン11が流量値を積算し、この積算流量値を検針値として表示手段13に表示し、また、通信手段14によって外部へ伝送するようになっている。
このマイコン11は、図示しないCPU(演算装置)、ROMやRAMなどのメモリを備えるとともに、メモリに保存された各種プログラムを実行し各種データ処理を行うことによって種々の機能を実現しており、上記の流量値の積算のほか、現在の日付をメモリに記憶するとともに計時機能により現在の日付を日毎に更新するカレンダー手段15としての機能、流量計1の検定期間満了年月をメモリに書き込み記憶する検定期限記憶手段16としての機能、カレンダー手段15の年月日と前記検定期限記憶手段16に記憶された検定期間満了年月とを比較する比較手段17としての機能、比較手段17の比較結果から検定満期警告及び/又は検定満期予告を表示手段14に表示させる機能、任意の日時に検定期間満了の警告及び/又は予告を通信手段14に通信させる通信日時制御手段18としての機能を備えている。
そして、マイコン11は、検定期間満了年月より前のある所定の時期となったとき及び/又は検定期間満了年月切れとなったときに、表示手段13に検定期間満了の予告及び/又は警告を表示するとともに、通信日時制御手段18で設定された任意の日時に検定期間満了の予告及び/又は警告情報を通信手段14を介して外部(センター)に通信するようになっている。
ここで、通信日時制御手段18による任意の日時とは、出荷時に流量計に通信日時を設定するデータを記憶させるのでもよく、通信手段14を介してセンター側からデータを送信し、通信日時を設定するものでもよい。また、マイコン11で乱数を発生させ、この乱数に基づいて通信日時を決めるようにしてもよい。さらに、後述するように、流量計1が保持する情報、例えば製造年月日や製造番号等から通信日時を決めるようにしてもよい。
また、センターへの通信は、予告を行うことなく検定期間満了年月が経過したと判定された警告の段階でのみ行うようにしてもよい。なお、表示手段13には、検定期間満了年月より前のある所定の時期となったとき及び/又は検定期間満了年月切れとなったときに、検定期間満了の予告及び/又は警告のための表示をさせているが、通信手段14による通報と同時期に表示を行うようにしてもよい。
また、センターへの通信は、予告を行うことなく検定期間満了年月が経過したと判定された警告の段階でのみ行うようにしてもよい。なお、表示手段13には、検定期間満了年月より前のある所定の時期となったとき及び/又は検定期間満了年月切れとなったときに、検定期間満了の予告及び/又は警告のための表示をさせているが、通信手段14による通報と同時期に表示を行うようにしてもよい。
図3は本発明の一実施形態に係る流量計の検定満期予告および警告の処理フロー図であり、図1に示した流量計のブロック構成図とともに、図3の処理フローを説明する。
マイコン11は、所定周期で発生するクロックをカウントすることによって時計動作を行い、カレンダー手段15の日付けを日毎に更新している。まず、マイコン11は、ステップS1においてカレンダー手段15の日付が変わったか(更新されたか)どうかを判断し、日が変わったと判断した場合は、さらに、現在の日付の月が変わったかどうかを判断する(ステップS2)。日あるいは月が変わっていなければ、変わるまでこのルーチンを繰り返す。
マイコン11は、所定周期で発生するクロックをカウントすることによって時計動作を行い、カレンダー手段15の日付けを日毎に更新している。まず、マイコン11は、ステップS1においてカレンダー手段15の日付が変わったか(更新されたか)どうかを判断し、日が変わったと判断した場合は、さらに、現在の日付の月が変わったかどうかを判断する(ステップS2)。日あるいは月が変わっていなければ、変わるまでこのルーチンを繰り返す。
ステップS2で月が変わっていれば、マイコン11は、今月(実際は、月が変わる前の月を示す。以下同じ。)の月間使用量を、今月の最終積算値(検針値)と前月(月が変わる2月前の月)の最終積算値(検針値)との差から算出し、算出した今月の月間使用量と今月の最終積算値(検針値)とをマイコン11内のメモリに記憶するとともに、年間の月別使用量を更新記憶する(ステップS3)。
続いて、ステップS4で今月の使用量を外部へ通信するかどうか判断し、外部へ通信すると設定されている場合には、ステップS5に分岐して、センターからの検針要求に応じて、通信手段4によりセンターへ月間使用量を通信し、ステップS6へ進む。ここで、外部へ通信するか否かの設定は、予め流量計1の出荷時に設定しておいてもよいし、通信手段14を介してセンター側から設定するようにしてもよい。
ステップS6では、マイコン11の比較手段17がカレンダー手段15にある現在の日付(年月日)と検定期限記憶手段16に記憶した検定期間満了年月とを比較し、検定満期の予告を行う時期、例えば残り1ケ月かどうか判断する。そして、残り1ケ月を切っていないならば、ステップS1に戻り、このルーチンを繰り返す。
一方、検定期間満了年月まで残り1ケ月を経過している場合には、さらに、ステップS7に進み、検定期間満了年月を過ぎたかどうかを判断する。そして、ステップS7で検定期間満了年月を過ぎていない場合は、ステップS8に分岐し、検定期間満了年月を過ぎている場合は、ステップS12に分岐する。
一方、検定期間満了年月まで残り1ケ月を経過している場合には、さらに、ステップS7に進み、検定期間満了年月を過ぎたかどうかを判断する。そして、ステップS7で検定期間満了年月を過ぎていない場合は、ステップS8に分岐し、検定期間満了年月を過ぎている場合は、ステップS12に分岐する。
ステップS8では、検定期間満了年月まで残り1ケ月であるという予告情報を表示手段13に表示する。この場合、検定期間満了前の予告の表示は予告月になった時点から行われることになる。
そして、ステップS8で表示を行った後、ステップS9に進み、ステップS4の場合と同様に、マイコン11は外部へ検定満期の予告を通信するかどうかを判断する。外部へ予告を通信すると設定されている場合にはステップS10に進み、設定されていない場合はステップS1へ戻る。後者の場合は、検定期間満了前の予告は表示手段13でのみ行われ、センター側への通報は行われないこととなる。
そして、ステップS8で表示を行った後、ステップS9に進み、ステップS4の場合と同様に、マイコン11は外部へ検定満期の予告を通信するかどうかを判断する。外部へ予告を通信すると設定されている場合にはステップS10に進み、設定されていない場合はステップS1へ戻る。後者の場合は、検定期間満了前の予告は表示手段13でのみ行われ、センター側への通報は行われないこととなる。
ステップS10では、検定期間満了年月まで残り1ケ月であるという予告情報を通信する日時(発呼日時)を決定し、さらに、この決定した日時にマイコン11は通信手段4により検定期間満了の予告をセンターに通報する(ステップS11)。
ここで、予告情報を通信手段4により通信する発呼日時は、通信日時制御手段18によって予め定められており、先述したように、出荷時に流量計に通信日時、例えば、検定期間満了年月の1カ月前の予告を通信させる場合は、予告月になった時点から所定時間後に予告の通信を開始するように設定しておいてもよく、また、乱数を用いることにより、予告月になった時点から乱数で求まる所定期間内(例えば1週間以内)の時間の経過後に、予告の通信を開始するように設定しておいてもよい。
また、後述するように、流量計1が保持する情報、例えば製造年月日や製造番号等から発呼日時を決めるようにしてもよい。
ここで、予告情報を通信手段4により通信する発呼日時は、通信日時制御手段18によって予め定められており、先述したように、出荷時に流量計に通信日時、例えば、検定期間満了年月の1カ月前の予告を通信させる場合は、予告月になった時点から所定時間後に予告の通信を開始するように設定しておいてもよく、また、乱数を用いることにより、予告月になった時点から乱数で求まる所定期間内(例えば1週間以内)の時間の経過後に、予告の通信を開始するように設定しておいてもよい。
また、後述するように、流量計1が保持する情報、例えば製造年月日や製造番号等から発呼日時を決めるようにしてもよい。
また、上記の例では、検定期間満了年月まで残り1ケ月で予告通信を行うようにしているが、1ケ月と限定されるものではなく、半年前、3ケ月前、数週間前と任意に設定してもよい。
そして、予告通信を行う場合、通信日時制御手段18によって定まる実際の発呼日時は、遅くとも検定期間満了日時が経過するまでの期間に行われるようにしておく必要がある。
例えば、検定期間満了前の予告通信を1週間前と設定した場合は、検定期間満了年月までの時間が短いことから、検定期間満了年月まで1週間前になった時点から1両日中に予告通信が行われるようにしておくことが望ましい。同様に、検定期間満了前の予告通信を6ヶ月前と設定した場合は、検定期間満了までの時間が長いことから、検定期間満了年月の6ヶ月前を経過した時点から、1月程度以内に予告通信が行われるように設定しておくことも可能である。
そして、予告通信を行う場合、通信日時制御手段18によって定まる実際の発呼日時は、遅くとも検定期間満了日時が経過するまでの期間に行われるようにしておく必要がある。
例えば、検定期間満了前の予告通信を1週間前と設定した場合は、検定期間満了年月までの時間が短いことから、検定期間満了年月まで1週間前になった時点から1両日中に予告通信が行われるようにしておくことが望ましい。同様に、検定期間満了前の予告通信を6ヶ月前と設定した場合は、検定期間満了までの時間が長いことから、検定期間満了年月の6ヶ月前を経過した時点から、1月程度以内に予告通信が行われるように設定しておくことも可能である。
次に、ステップS7で検定期間満了年月が過ぎている場合は、ステップS12へ進み、マイコン11は、検定期間満了年月まで残り1ケ月であるという予告表示を消去してから、検定期間満了切れであるという警告情報を表示手段13に表示する。
このため、表示手段13による定期間満了切れの警告の表示時期は検定間満了年月を経過した時点となる。
次に、ステップS13に進み、ステップS4およびS9の場合と同様に、検定満期の警告を外部へ通信するかどうか判断する。そして、外部へ検定期間満了切れの警告を通信すると設定されている場合にはステップS14に進み、設定されていない場合は一連の処理を終了する。
このため、表示手段13による定期間満了切れの警告の表示時期は検定間満了年月を経過した時点となる。
次に、ステップS13に進み、ステップS4およびS9の場合と同様に、検定満期の警告を外部へ通信するかどうか判断する。そして、外部へ検定期間満了切れの警告を通信すると設定されている場合にはステップS14に進み、設定されていない場合は一連の処理を終了する。
ステップS14では、ステップS10と同様に、通信日時制御手段18によって、検定期間満了切れの警告を実際にセンターへ通信する日時(発呼日時)を決定し、さらに、この決定した日時にマイコン11は通信手段4により検定期間満了切れの警告をセンターに通報した後(ステップS11)、一連の処理を終了する。
ここで、通信日時制御手段18によって予め定められた、実際の警告情報をセンターへ通信する日時の決定方法は、基本的に、ステップS9における予告通信の場合と同様であるため、その詳細については説明を省略するが、検定期間満了切れの警報通信は、センターが管理する流量計の台数規模に応じて設定すればよく、検定間満了年月を経過した時点から、数日ないし数十日以内に行われるように設定しておくことが望ましい。
また、予告あるいは警告通信を行う時間帯についても、センターに管理者がいる、休日を除く日中のみとなるようにしておくことも可能である。
ここで、通信日時制御手段18によって予め定められた、実際の警告情報をセンターへ通信する日時の決定方法は、基本的に、ステップS9における予告通信の場合と同様であるため、その詳細については説明を省略するが、検定期間満了切れの警報通信は、センターが管理する流量計の台数規模に応じて設定すればよく、検定間満了年月を経過した時点から、数日ないし数十日以内に行われるように設定しておくことが望ましい。
また、予告あるいは警告通信を行う時間帯についても、センターに管理者がいる、休日を除く日中のみとなるようにしておくことも可能である。
図2は本発明の他の実施形態に係る流量計のブロック構成図であり、通信日時制御手段18が、流量計1が保持する情報、例えば製造年月日18aや製造番号18b等から通信日時を決めるものであり、その他の構成は図1に示した流量計と同じである。
図2に示した流量計1において、通信日時制御手段18が検定満期予告あるいは検定満期警告の通信日時を決定する方法について、通信日時を決定する方法の一例を示した図5に基づいて以下に説明する。
図2に示した流量計1において、通信日時制御手段18が検定満期予告あるいは検定満期警告の通信日時を決定する方法について、通信日時を決定する方法の一例を示した図5に基づいて以下に説明する。
まず、流量計1がガスメータであり、製造年月日18aが例えば2008年01月である場合、検定期間満了年月は計量法で定められた10年後の2018年01月となり、検定期間満了切れの警告通信の発呼日時は2018年02月以降となる。
流量計にはそれぞれ固有の製造番号18bが付与されており、ここでは通信日時を決定するために、製造番号18bの下3桁を用いる場合について説明する。
製造番号は(****,n3,n2,n1)という数字で管理されており、n1〜n3はそれぞれ下1桁目〜下3桁目の数字を表すものとすると、n1〜n3はそれぞれ0から9までの整数値をとることとなる。
流量計にはそれぞれ固有の製造番号18bが付与されており、ここでは通信日時を決定するために、製造番号18bの下3桁を用いる場合について説明する。
製造番号は(****,n3,n2,n1)という数字で管理されており、n1〜n3はそれぞれ下1桁目〜下3桁目の数字を表すものとすると、n1〜n3はそれぞれ0から9までの整数値をとることとなる。
そして、製造番号の下2桁(*****,n2,n1)から通信を開始する発呼日と発呼時を、また、製造番号の下3桁目(****,n3,**)から通信を開始する発呼分を設定するものとする。
例えば検定満期警告月に達した場合、発呼を1日〜20日の20日間で行うものとすれば、製造番号の下2桁(00〜99の100個)を20日で分割することにより、発呼日を分散することが可能となる。例えば、2日に発呼する流量計は下2桁の(*****,05)から(*****,09)の製造番号を有する流量計となる。
例えば検定満期警告月に達した場合、発呼を1日〜20日の20日間で行うものとすれば、製造番号の下2桁(00〜99の100個)を20日で分割することにより、発呼日を分散することが可能となる。例えば、2日に発呼する流量計は下2桁の(*****,05)から(*****,09)の製造番号を有する流量計となる。
次に、発呼時は11時から16時までの5時間以内に行うものとし、各発呼の時間帯を11時台、12時台、13時台、14時台、15時台とした場合、発呼時間帯は、下1桁目のn1から順番に定めることができる。
さらに、発呼分については下から3桁目の製造番号(****,n3,**)を用いて分散させることができる。n3は10個の数(0〜9)を取り得るので、一時間当たり6分間隔で発呼時間を設定することが可能である。
さらに、発呼分については下から3桁目の製造番号(****,n3,**)を用いて分散させることができる。n3は10個の数(0〜9)を取り得るので、一時間当たり6分間隔で発呼時間を設定することが可能である。
以上を整理したものが、図5に示されており、発呼日、発呼時、発呼分の関係は以下の通りとなる。
発呼日:(n2×2)+[n1÷5]+1
(ここで、[n1÷5]はn1を5で除した場合の商を示すものとする。)
発呼時:n1<5のときはn1+11、n1≧5のときはn1+6
発呼分:n3×6
発呼日:(n2×2)+[n1÷5]+1
(ここで、[n1÷5]はn1を5で除した場合の商を示すものとする。)
発呼時:n1<5のときはn1+11、n1≧5のときはn1+6
発呼分:n3×6
例えば、製造番号18bが(****207)の場合、マイコン11の比較手段17が検定期限記憶手段16に記憶した検定期間満了年月(2008年01月)とカレンダー手段15にある現在の日付とを比較し、検定満期警告年月に達したと判断した場合は、直ちに(2008年02月01日00時00分に)センターへの検定満期警告の通報を行うのではなく、通信日時制御手段18によって定められる2008年02月02日13時12分に通信手段14を介してセンターへ検定満期警告の通報が行われることとなる。
ここで、通信日時制御手段18によって決定される発呼日時は、マイコン11が製造番号18bから所定のプログラムによって算出してもよいし、予め図5の内容をテーブルとして記憶しておき、このテーブルから求めるようにしてもよい。
なお、検定満期の予告を行う場合も、同様の方法で製造番号から発呼日時を決定することができる。
なお、検定満期の予告を行う場合も、同様の方法で製造番号から発呼日時を決定することができる。
このように、上記実施態様では、製造年月から検定期間満了年月を決め、製造番号(製品番号)の下3桁から規則的に通信発呼の日時を決めている。製造番号の下桁から規則的に発呼日時を決め、その発呼日時を分散させることにより、同一生産ロットのガスメータからの検定満期の予告及び/又は警告の発呼日時を分散できる。例えば、上記実施態様では製造番号の下3桁を用いているため1000台の流量計の発呼日時の分散を可能にしている。そして、同一生産ロットのガスメータは、特定のガス事業者に出荷されて近隣の現場に設置され運用される可能が高いため、近隣現場でのガスメータからの発呼日時を分散させることは、通信回線の効率運用、システム対応の面で多くの効果が期待できる。
なお、上記の実施態様では、発呼日を01〜20日の20日間、発呼時間帯を11時台、12時台、13時台、14時台、15時台、発呼分を6分間隔としたが、これに限定されるものではない。
また、製造番号の下3桁を用いて検定満期の警告及び/又は予告の通信を行う通信日時を指定したが、その他の方法でもよい。例えば流量計が保有する流量積算値(検針値)から検定満期の予告及び/又は警告の通信を行う通信日時を決定するものでもよい。
また、製造番号の下3桁を用いて検定満期の警告及び/又は予告の通信を行う通信日時を指定したが、その他の方法でもよい。例えば流量計が保有する流量積算値(検針値)から検定満期の予告及び/又は警告の通信を行う通信日時を決定するものでもよい。
以上、本発明の計量器としてガスメータや水道メータなどの流量計を例に説明したが、本発明は計量器として電力メータなど検定期間満了年月が定められた計量器(メータ)全般に適応できるものである。
1,2…流量計、11,21…マイクロコンピュータ、12,22…流量検出手段、13,23…表示手段、14,24…通信手段、15,25…カレンダー手段、16,26…検定期限記憶装置、17,27…比較手段、18…通信日時制御手段、18a…製造年号、18b…製造番号。
Claims (5)
- データを外部に通信可能な通信手段と、
現在の日付を日毎に更新するカレンダー手段と、
計量器の検定期間満了年月を記憶する検定期限記憶手段と、
前記カレンダー手段の年月日と前記検定期限記憶手段に記憶された検定期間満了年月とを比較する比較手段とを有し、
比較手段の結果に基づいて、検定期間満了切れの警告及び/又は検定期間満了前の予告を外部に通信する計量器において、
前記警告及び/又は前記予告の通信の発呼日時を決定するための通信日時制御手段を設けたことを特徴とする計量器。 - 前記通信日時制御手段は、前記計量器が保持する情報から発呼日時を決定することを特徴とする請求項1に記載の計量器。
- 前記計量器の保持する情報が計量器の製造番号であることを特徴とする請求項2に記載の計量器。
- 前記計量器の保持する情報が計量器の検針値であることを特徴とする請求項2に記載の計量器。
- 前記通信日時制御手段は、乱数を用いて発呼日時を決定することを特徴とする請求項1に記載の計量器。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113490892A (zh) * | 2019-03-14 | 2021-10-08 | 欧姆龙株式会社 | 控制装置以及控制系统 |
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-
2008
- 2008-02-22 JP JP2008041132A patent/JP2009198357A/ja active Pending
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