JP2008286538A - エネルギー構成情報配信を用いた二酸化炭素情報提供システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力量に応じた二酸化炭素排出量を正確に算出する。
【解決手段】二酸化炭素情報提供システムは、発電単位量当たりの二酸化炭素排出量が異なる複数の発電システムの組み合わせにより発電した電力が供給される受電点101に設置され、受電点101に接続された機器によって消費される電力を積算計測する電力計測ユニット102と、発電種別構成比率および発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量を含むエネルギー情報を配信するエネルギー情報配信サーバ104と、電力計測ユニット102で計測された積算電力量値とエネルギー情報配信サーバ104から配信されたエネルギー情報とに基づいて上記機器によって消費された消費電力量に応じた二酸化炭素排出量を算出する制御ユニット103とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、消費電力量に応じた二酸化炭素排出量の情報を提供する二酸化炭素情報提供システムに関する。
近年の地球温暖化問題から、電力供給サービスを受ける消費者においても、消費電力量に応じた二酸化炭素排出量についての関心が高まっている。しかし、消費者側で、消費電力量に応じて排出される二酸化炭素の量を直接視認することはできないため、消費者が、定量的な二酸化炭素の排出量を知ることは困難である。
そこで、特許文献1に記載のような電気機器制御システムが提案されている。この電気機器制御システムでは、電力事業者から定期的に発電単位量当たりの二酸化炭素排出量の基準レートを受信し、その基準レートと消費電力量に基づいて二酸化炭素排出量を算出する。算出した二酸化炭素排出量は、表示装置にて表示される。
特開2002−40065号公報
原子力発電、火力発電、水力発電、風力発電等の種々の発電システムがあり、それぞれの発電システムの発電単位量(1kWh)当たりの二酸化炭素排出量は異なる。また、火力発電においては、燃料が天然ガスの場合と石炭の場合とでは、発電単位量当たりの二酸化炭素排出量が異なる。電力事業者は、そのような発電システムのいくつかの組み合わせにより電力供給サービスを運用しており、その組み合わせにおける発電システムの構成比率(以下、発電種別構成比率という)は、一日の中でも時間帯によって変化する。例えば、昼間は、二酸化炭素排出量が多い火力発電の構成比率が高まり、夜間は、二酸化炭素排出量が少ない原子力発電の構成比率が高まる。風力発電など、天候により発電能力が変化する発電については、その構成比率は天候によって変化する。火力発電については、燃料の価格相場によって、その構成比率が変化する。
このように、電力事業者による電力供給サービスは、発電単位量当たりの二酸化炭素排出量の異なる複数の発電システムの組み合わせにより運用されており、その発電種別構成比率は一日の中でも大きく変化する。このため、消費電力量に応じた二酸化炭素排出量を正確に算出するためには、最新の発電種別構成比率と発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量を取得する必要がある。
しかし、特許文献1に記載の電気機器制御システムでは、電力事業者から定期的に供給される発電単位量当たりの二酸化炭素排出量の基準レートは、発電種別に関係なく一律のものであるため、消費電力量に応じた二酸化炭素排出量を正確に算出することは困難である。例えば、二酸化炭素排出量が多い火力発電の構成比率が高まる昼間と、二酸化炭素排出量が少ない原子力発電の構成比率が高まる夜間とで、同じ電力量を消費した場合に、同じ二酸化炭素排出量が表示されてしまう。このように、実際の二酸化炭素排出量とは異なる値が表示されるため、消費者に対して電力消費の効率的な調整を訴求する上での効果が半減する。
本発明の目的は、上記問題を解決し、消費電力量に応じた二酸化炭素排出量を正確に算出することのできる二酸化炭素情報提供システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の二酸化炭素情報提供システムは、発電単位量当たりの二酸化炭素排出量が異なる複数の発電システムの組み合わせにより発電した電力が供給される受電点に設置され、該受電点に接続された機器によって消費される電力を積算計測する電力計測ユニットと、前記複数の発電システムの組み合わせについて、各発電システムの構成の比率を示す発電種別構成比率および各発電システムの発電単位量当たりの二酸化炭素排出量を示す発電種別毎の前記発電単位量当たりの二酸化炭素排出量を配信するサーバと、前記電力計測ユニットで計測された積算電力量値から消費電力量を算出し、配信された前記発電種別構成比率に基づいて、該消費電力量を発電種別毎の消費電力量に按分し、該発電種別毎の消費電力量のそれぞれについて、配信された前記発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量を乗じて発電種別毎の二酸化炭素排出量を算出し、該二酸化炭素排出量の合計値を前記機器によって消費された消費電力量に応じた二酸化炭素排出量として表示する制御ユニットと、を有する。
上記のとおりの本発明によれば、組み合わせた発電システムの構成比率に応じた二酸化炭素排出量の算出が可能である。例えば、二酸化炭素排出量が多い火力発電の構成比率が高まる昼間と、二酸化炭素排出量が少ない原子力発電の構成比率が高まる夜間とで、同じ電力量を消費した場合は、昼間の二酸化炭素排出量は夜間より多くなる。本発明によれば、昼間は、火力発電の比率が高い構成比率で二酸化炭素排出量の算出が行われ、夜間は、原子力発電の比率が高い構成比率で二酸化炭素排出量の算出が行われる。このように、実際の発電システムの組み合わせに応じた二酸化炭素排出量の算出が可能である。
本発明によれば、実際の発電システムの組み合わせに応じた二酸化炭素排出量の算出が可能であるので、二酸化炭素排出量を正確に算出することができる。よって、消費者に対して、電力消費の効率的な調整を訴求する上での効果が増大する。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である二酸化炭素情報提供システムの構成を示すブロック図である。図1を参照すると、二酸化炭素情報提供システムの主な構成は、電力計測ユニット102、制御ユニット103、エネルギー情報配信サーバ104および管理サーバ105からなる。
エネルギー情報配信サーバ104および管理サーバ105のそれぞれは通信機能を備えたコンピュータシステムである。コンピュータシステムは、プログラムなどを蓄積する記憶装置、キーボードやマウスなどの入力装置、CRTやLCDなどの表示装置、外部との通信を行うモデムなどの通信装置、プリンタなどの出力装置、および記憶装置に格納されたプログラム従って動作し、入力装置からの入力を受け付けて通信装置、出力装置、表示装置の動作を制御する制御装置から構成されている。エネルギー情報配信サーバ104は、通信回線106を介して管理サーバ105に接続されている。
管理サーバ105は、電力事業者によって管理される。エネルギー情報配信サーバ104は、二酸化炭素情報提供システムを提供する業者によって管理される。電力事業者とシステム提供業者が同じである場合は、管理サーバ105およびエネルギー情報配信サーバ104を1つのサーバで構成してもよい。
電力事業者は、発電単位量(1kWh)当たりの二酸化炭素排出量が異なる複数の発電システムの組み合わせにより電力供給サービスを運用している。発電システムとしては、原子力発電、火力発電、水力発電、風力発電等の種々の発電システムを適用することができる。管理サーバ105は、電力事業者のサーバ管理者が入力装置から入力した発電種別構成比率および発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量の情報を管理するための情報管理機能を有している。この情報管理機能により、発電種別構成比率および発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量の最新情報が、通信装置を通じてエネルギー情報配信サーバ104に送信される。
エネルギー情報配信サーバ104は、通信回線107を介して制御ユニット103と接続されている。エネルギー情報配信サーバ104は、管理サーバ105から受信した発電種別構成比率および発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量の最新情報を含むエネルギー情報を制御ユニット103に送信する。エネルギー情報配信サーバ104は、複数の制御ユニット103を収容することができる。
電力計測ユニット102は、変電所から電力が供給される受電点101近傍に配置されている。受電点101に供給された電力は、電力線112を通じて不図示の機器に供給される。電力計測ユニット102は、受電点101を通じて供給された電力の消費量を積算計測する。
図2に、電力計測ユニット102の構成を示す。図2に示すように、電力計測ユニット102は、電力積算計測部1020、メモリ1021および通信部1022を有する。通信部1022は、無線回線108を通じて制御ユニット103との間でデータ通信を行う通信機能を有する。電力積算計測部1020は、電力線112に接続された不図示の機器により消費される電力(消費電力量)を積算計測し、その結果を積算電力量データとしてメモリ1021に格納する。電力積算計測部1020は、制御ユニット103からの要求に応じて、メモリ1021に格納した積算電力量データを通信部1022に供給する。通信部1022は、供給された積算電力量データを制御ユニット103に送信する。
制御ユニット103は、電力計測ユニット102から取得した積算電力量データとエネルギー情報配信サーバ104から供給された最新のエネルギー情報(発電種別構成比率および発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量)とに基づいて、消費電力量に応じた二酸化炭素排出量を算出する。
図3は、制御ユニット103の構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御ユニット103は、演算制御部1030、メモリ1031、通信部1032、時計1033および表示部1034を有する。
通信部1032は、通信回線107を通じてエネルギー情報配信サーバ104との間でデータ通信を行う第1の通信機能部と、無線回線108を通じて電力計測ユニット102との間でデータ通信を行う第2の通信機能部と、LAN(Local Area Network)110を通じて情報処理端末111との間でデータ通信を行う第3の通信機能部とを有する。表示部1034は、例えば液晶ディスプレイである。情報処理端末111は、パーソナルコンピュータに代表される端末であって、上述のコンピュータシステムと同様の構成を有する。
時計1033は、現在の時刻情報を演算制御部1030に供給する。演算制御部1030は、時計1033から供給される時刻情報に基づいて、設定時刻になったか否かを判定する。演算制御部1030は、エネルギー情報配信サーバ104から供給された最新のエネルギー情報(発電種別構成比率および発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量)をメモリ1031に格納する。エネルギー情報配信サーバ104からエネルギー情報を受信するたびに、メモリ1031に格納されるエネルギー情報が最新の情報に更新される。また、演算制御部1030は、電力計測ユニット102から取得した積算電力量データを、次回の積算電力量データの取得時に使用するためにメモリ1031に格納する。
演算制御部1030は、積算電力量データと最新のエネルギー情報とに基づいて消費電力量に応じた二酸化炭素排出量を算出するための処理を実行する。図4に、演算制御部1030にて実行される二酸化炭素排出量算出処理の手順を示す。
図4を参照すると、演算制御部1030は、エネルギー情報配信サーバ104からエネルギー情報が供給される、または、設定時刻になると、電力計測ユニット102から積算電力量データを取得する(ステップS10、S11)。
電力計測ユニット102から積算電力量データを取得すると、演算制御部1030は、前回取得した積算電力量データと今回取得した積算電力量データとの差分を算出し、その結果を消費電力量とする(ステップS12)。次に、演算制御部1030は、メモリ1031に格納した最新の発電種別構成比率に基づいて、ステップS12で算出した消費電力量を発電種別毎に按分する(ステップS13)。
次に、演算制御部1030は、ステップS13で按分した発電種別毎の消費電力量にそれぞれ、メモリ1031に格納した最新の発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量を乗じて、発電種別毎の二酸化炭素排出量を算出する(ステップS14)。
最後に、演算制御部1030は、ステップS14で算出した発電種別毎の二酸化炭素排出量の合計値を、消費電力量に応じた二酸化炭素排出量として表示部1034に表示する(ステップS15)。
次に、二酸化炭素情報提供システム全体の動作について説明する。
図5に、二酸化炭素情報提供システム全体の動作を示す。図5を参照すると、エネルギー情報配信サーバ104と管理サーバ105の間、エネルギー情報配信サーバ104と制御ユニット103の間でそれぞれ認証処理が行われる(ステップS100)。これらの認証処理は、パスワードや暗証番号などを用いた既存の認証処理を適用することができる。
認証処理後、管理サーバ105は、エネルギー情報(発電種別構成比率および発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量)が入力または更新される度に、そのエネルギー情報をエネルギー情報配信サーバ104に送信する(ステップS101)。エネルギー情報配信サーバ104は、管理サーバ105から受信したエネルギー情報を配下の制御ユニット103に配信する(ステップS102)。
制御ユニット103は、エネルギー情報配信サーバ104から受信したエネルギー情報が、認証処理後、はじめて受信したエネルギー情報であるか否かを判定する。この時点では、はじめてのエネルギー情報の受信であるので、制御ユニット103は、その受信したエネルギー情報をメモリ1031に格納する(ステップS103)。エネルギー情報の格納後、制御ユニット103は、二酸化炭素排出量算出処理を図4に示した手順で開始する(ステップS104)。
設定時刻になると(ステップS105)、制御ユニット103は、電力計測ユニット102に対して積算電力量データを要求する(ステップS106)。電力計測ユニット102は、制御ユニット103からの要求に応じて、メモリ1021に格納されている積算電力量データを制御ユニット103に送信する(ステップS107)。
積算電力量データの受信後、制御ユニット103は、メモリ1031に格納されているエネルギー情報と受信した積算電力量データとに基づいて、図4のステップS12〜S15の手順で、消費電力量に応じた二酸化炭素排出量を算出して表示する(ステップS108)。この場合のステップS12の消費電力量の算出では、前回の積算電力量データは「0」とされる。また、受信した積算電力量データは、次回の二酸化炭素排出量算出のためにメモリ1031に格納される。
電力事業者が、発電種別構成比率および発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量を更新すると(ステップS109)、管理サーバ105が、その更新したエネルギー情報をエネルギー情報配信サーバ104に送信する(ステップS110)。エネルギー情報配信サーバ104は、管理サーバ105から受信したエネルギー情報を配下の制御ユニット103に配信する(ステップS111)。
制御ユニット103は、エネルギー情報配信サーバ104から受信したエネルギー情報が、認証処理後、はじめて受信したエネルギー情報であるか否かを判定する。この時点では、エネルギー情報は2回目の受信であるので、制御ユニット103は、その受信したエネルギー情報に基づく二酸化炭素排出量算出処理を図4に示した手順で開始する(ステップS112)。
制御ユニット103は、電力計測ユニット102に対して積算電力量データを要求する(ステップS113)。電力計測ユニット102は、制御ユニット103からの要求に応じて、メモリ1021に格納されている積算電力量データを制御ユニット103に送信する(ステップS114)。
積算電力量データの受信後、制御ユニット103は、メモリ1031に格納されているエネルギー情報と受信した積算電力量データとに基づいて、図4のステップS12〜S15の手順で、消費電力量に応じた二酸化炭素排出量を算出して表示する(ステップS115)。なお、制御ユニット103は、算出した二酸化炭素排出量を自ユニット内の表示装置で表示してもよい。また、制御ユニット103が、LAN110を通じて、算出した二酸化炭素排出量を情報処理端末111に送信し、情報処理端末111が受信した二酸化炭素排出量を表示するようにしてもよい。
以下に、上述の処理について具体的な数値を挙げてさらに説明する。
図6に、制御ユニット103のメモリ1031に登録される情報を示す。登録情報は、「現在の発電構成比」、「1kWhあたりのCO2」、「直近の電力量値」、「電力量読出し間隔」、「計測ユニットIPアドレス」および「管理サーバIPアドレス」の項目からなる。
「現在の発電構成比」および「1kWhあたりのCO2」の項目において、「原子力」、「火力」、「水力」、「風力」、「その他」の各小項目別に数値が格納されるようになっており、さらにその数値の更新日時が記録される。図6に示す例では、「原子力」、「火力」、「水力」、「風力」、「その他」の構成比率(%)はそれぞれ「30」、「50」、「20」、「0」、「0」となっており、発電単位量(1kWh)当たりの二酸化炭素排出量はそれぞれ「20」、「700」、「10」、「10」、「10」となっている。構成比率の更新日時は「2007.2.1」であり、発電単位量(1kWh)当たりの二酸化炭素排出量の更新日時は「2007.1.1」である。
「直近の電力量値」の値は600kWhで、その更新日時は「2007.2.1. 13:00:00」である。「電力量読出し間隔」の値は60分である。「計測ユニットIPアドレス」は「129.001.001.001」であり、「管理サーバIPアドレス」は「120.150.023.255」である。これらIPアドレスは、制御ユニット103と計測ユニットおよび管理サーバとの間の通信を行う際に参照される。
制御ユニット103は、図6に示した登録情報を参照して、消費電力量に応じた二酸化炭素排出量を計算する。例えば、今回取得した積算電力量データの値が600kWhで、前回取得した積算電力量データの値が500kWhである場合、これら積算電力量データの差分である100kWhが消費電力量となる。図6に示した構成比率に従うと、この消費電力量100kWhは、「原子力:火力:水力=30kWh:50kWh:20kWh」となるように按分される。図6に示した発電単位量当たりの二酸化炭素排出量に従うと、按分消費電力量毎の二酸化炭素排出量は「原子力:火力:水力=600g:35000g:200g」となる。この按分消費電力量毎の二酸化炭素排出量の合計値35800gが、消費電力量100kWhに応じた二酸化炭素排出量として表示される。
図7に、制御ユニット103にて画面に表示される情報の一例を示す。「直近60分の消費電力」、「昨日の消費電力」、「直近60分のCO2排出量」、「昨日のCO2排出量」、「現在の発電構成比率」および「現在の二酸化炭素排出量」の表示項目がある。「現在の発電構成比率」および「現在の二酸化炭素排出量」の項目は、「原子力」、「火力」、「水力」、「風力」の各小項目別に数値が表示される。
以上説明した二酸化炭素情報提供システムによれば、組み合わせた発電システムの構成比率に応じた二酸化炭素排出量の算出が可能であるので、消費電力量に応じた二酸化炭素排出量を正確に算出することができる。例えば、二酸化炭素排出量が多い火力発電の構成比率が高まる昼間と、二酸化炭素排出量が少ない原子力発電の構成比率が高まる夜間とで、同じ電力量を消費した場合は、昼間の二酸化炭素排出量は夜間より多くなる。本実施形態の二酸化炭素情報提供システムによれば、昼間は、火力発電の比率が高い構成比率で二酸化炭素排出量の算出が行われ、夜間は、原子力発電の比率が高い構成比率で二酸化炭素排出量の算出が行われる。このように、実際の発電システムの組み合わせに応じた二酸化炭素排出量の算出が可能であるので、二酸化炭素排出量を正確に算出することができる。よって、消費者に対して、電力消費の効率的な調整を訴求する効果が増大する。
本実施形態の二酸化炭素情報提供システムは本発明の一実施例であり、その構成および動作は発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更することができる。
本発明の一実施形態である二酸化炭素情報提供システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す二酸化炭素情報提供システムの電力計測ユニットの構成を示すブロック図である。 図1に示す二酸化炭素情報提供システムの制御ユニットの構成を示すブロック図である。 図1に示す二酸化炭素情報提供システムの演算制御部にて実行される二酸化炭素排出量算出処理の手順を示すフローチャートである。 二酸化炭素情報提供システム全体の動作を説明するための図である。 図3に示す制御ユニットのメモリに登録される情報を説明するための図である。 図3に示す制御ユニットにて表示される画面の一例を示す模式図である。
符号の説明
101 受電点
102 電力計測ユニット
103 制御ユニット
104 エネルギー情報配信サーバ
105 管理サーバ
106、107 通信回線
108 無線回線
109 電力線
110 LAN
111 情報処理端末

Claims (5)

  1. 発電単位量当たりの二酸化炭素排出量が異なる複数の発電システムの組み合わせにより発電した電力が供給される受電点に設置され、該受電点に接続された機器によって消費される電力を積算計測する電力計測ユニットと、
    前記複数の発電システムの組み合わせについて、各発電システムの構成の比率を示す発電種別構成比率および各発電システムの発電単位量当たりの二酸化炭素排出量を示す発電種別毎の前記発電単位量当たりの二酸化炭素排出量を配信するサーバと、
    前記電力計測ユニットで計測された積算電力量値から消費電力量を算出し、配信された前記発電種別構成比率に基づいて、該消費電力量を発電種別毎の消費電力量に按分し、該発電種別毎の消費電力量のそれぞれについて、配信された前記発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量を乗じて発電種別毎の二酸化炭素排出量を算出し、該二酸化炭素排出量の合計値を前記機器によって消費された消費電力量に応じた二酸化炭素排出量として表示する制御ユニットと、を有する、二酸化炭素情報提供システム。
  2. 前記制御ユニットは、設定時刻毎または前記発電種別構成比率および発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量を含むエネルギー情報の受信時に、前記電力計測ユニットから積算電力量値を取得し、該積算電力量値と前回取得した積算電力量値との差分を前記機器によって消費された消費電力量とする、請求項1に記載の二酸化炭素情報提供システム。
  3. 前記制御ユニットは、前記発電種別構成比率および発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量を含むエネルギー情報が格納される記憶部を備え、
    前記サーバは、前記記憶部に格納されたエネルギー情報を更新する、請求項1または2に記載の二酸化炭素情報提供システム。
  4. ネットワークを介して前記制御ユニットに接続された情報処理端末をさらに有し、
    前記情報処理端末は、前記制御ユニットから前記機器によって消費された消費電力量に応じた二酸化炭素排出量を受信し、該二酸化炭素排出量を表示する、請求項1から3のいずれか1項に記載の二酸化炭素情報提供システム。
  5. 発電単位量当たりの二酸化炭素排出量が異なる複数の発電システムの組み合わせにより発電した電力が供給される受電点にて、該受電点に接続された機器によって消費される電力に応じた二酸化炭素排出量を算出する方法であって、
    電力計測ユニットが、前記受電点に接続された機器によって消費される電力を積算計測するステップと、
    制御ユニットが、前記複数の発電システムの組み合わせについて、各発電システムの構成の比率を示す発電種別構成比率および各発電システムの発電単位量当たりの二酸化炭素排出量を示す発電種別毎の前記発電単位量当たりの二酸化炭素排出量をサーバから受信するステップと、
    前記制御ユニットが、前記電力計測ユニットで計測された積算電力量値から消費電力量を算出し、前記サーバから受信した前記発電種別構成比率に基づいて、該消費電力量を発電種別毎の消費電力量に按分し、該発電種別毎の消費電力量のそれぞれについて、配信された前記発電種別毎の発電単位量当たりの二酸化炭素排出量を乗じて、前記発電種別毎の二酸化炭素排出量を算出し、該二酸化炭素排出量の合計値を前記機器によって消費された消費電力量に応じた二酸化炭素排出量として表示するステップと、を含む、二酸化炭素情報提供方法。
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