JP2009198288A - 半導体集積回路の検証装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機能検証を高速化できる半導体集積回路の検証装置を提供する。
【解決手段】検証対象回路3のネットリスト1及びタイミング制約ファイル2から、前記検証対象回路における周期が異なる複数のクロックの周期情報を抽出するクロック周期抽出部11と、前記複数のクロックの周期の最小公倍数を算出し、この最小公倍数に含まれる各クロックのサイクル数を求めて基本クロック波形を生成する基本クロック波形生成部12と、前記基本クロック波形における各クロックの立ち上がりイベント及び立ち下がりイベントの発生時間を算出するクロックエッジリスト作成部13と、各クロックのイベントを前記発生時間順にハードウェアシステムクロックの立ち上がりに割り当てて、各クロックに対応した検証用クロックを生成するクロック生成回路の回路記述を作成する回路記述作成部14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路の検証装置に関するものである。
半導体集積回路の設計工程では、論理シミュレーションなどを用いて検査用のテストパターンを実行し、その時に出力される回路上のメモリの値や回路上の各信号の挙動を観測することによって、仕様書通りの設計が行われているか検査される。
近年のLSIの大規模化、複雑化により、検査対象の半導体集積回路が論理シミュレーションで取り扱える範囲を超えてしまっている。そのため一般的に機能検証とタイミング検証とが分けて行われている。
回路全体が同一周期のクロックで動作する場合は、スタティック・タイミング・アナライザ(以下、STA)によってタイミングの検証を行うことが出来る。しかし、回路の一部に異なる周期で動作する回路が存在した場合、同一周期で動作する部分のみに着目すればSTAでのタイミング検証は可能であるが、異なる周期間の回路では回路の受け渡し部に遅延が発生するため、STAで検証することが出来ない。
そのため、回路の一部に異なる周期で動作する回路が存在する場合は、遅延付きのダイナミック・シミュレーションにて検証を行う必要が出てくる。だが前述した通り、検査対象の半導体集積回路は論理シミュレーションで取り扱える規模を超えており、計算機のメモリが足りずに処理を行うことが出来ない、もしくは処理出来たとしても膨大な時間を要してしまうために、ソフトウェアでは現実的な処理時間で検証を終えることが出来ない。
そこで、動作結果を速く得るために、論理回路部分にハードウェア化できるFPGA(Field Programmable Gate Array)などの部品を使用することが提案されている(例えば特許文献1参照)。ハードウェアを用いることで、ソフトウェア・シミュレーションと比較して、高速に処理ができるため、異なる周期で動作する回路の検証も高速に行うことが可能となる。
FPGAに対してクロックを生成する場合、FPGAのシステムクロックの立ち上がりに同期してクロックエッジを発生させることが一般的である。周期の異なるクロックを生成する場合は、クロックの位相関係を維持するために、全クロック周期の最小公倍数を元に新たなクロックを生成することになる。
例えば、周波数50MHz(周期20ns)のクロックAと、周波数40MHz(周期25ns)のクロックBの2つのクロックがある場合、クロック周期の最小公倍数は100nsとなる。この100nsにはクロックAが5周期、クロックBが4周期含まれる。つまり、クロックAはシステムクロックの4サイクル毎にクロックエッジを変化させ、クロックBはシステムクロックの5サイクル毎にクロックエッジを変化させるようにして、クロック生成を行う。言い換えれば、クロック周期に比例したシステムクロックサイクル数でクロックエッジを変化させて検証対象の回路に与えるクロックの生成を行う。
ここで、周波数40MHzのクロックBに対応するクロックの生成では、システムクロックの5サイクル毎にクロックエッジを変化させるため、その倍の10サイクルで1周期(サイクル)を表すということになる。つまり、システムクロックと比較すると10倍遅い周期で検証対象回路を動作させることになる。
このように、従来のFPGA等のハードウェアを用いた回路検証では、非同期クロック(周期が異なるクロック)を生成する際に、クロック周期に比例したシステムクロックサイクル数でクロックエッジを変化させているために、動作速度、機能検証の高速化の妨げになるという問題を有していた。
特開2000−181566号公報
本発明は機能検証を高速化できる半導体集積回路の検証装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による半導体集積回路の検証装置は、検証対象回路のネットリスト及びタイミング制約ファイルから、前記検証対象回路における周期が異なる複数のクロックの周期情報を抽出するクロック周期抽出部と、前記複数のクロックの周期の最小公倍数を算出し、この最小公倍数に含まれる各クロックのサイクル数を求めて基本クロック波形を生成する基本クロック波形生成部と、前記基本クロック波形における各クロックの立ち上がりイベント及び立ち下がりイベントの発生時間を算出するクロックエッジリスト作成部と、各クロックのイベントを前記発生時間順にハードウェアシステムクロックの立ち上がりに連続して割り当てて、各クロックに対応した検証用クロックを生成するクロック生成回路の回路記述を作成する回路記述作成部と、を備えるものである。
また、本発明の一態様による半導体集積回路の検証装置は、検証対象回路のネットリスト及びタイミング制約ファイルから、前記検証対象回路における周期が異なる複数のクロックの周期情報を抽出するクロック周期抽出部と、前記複数のクロックの周期の最小公倍数を算出し、この最小公倍数に含まれる各クロックのサイクル数を求めて基本クロック波形を生成する基本クロック波形生成部と、前記基本クロック波形における各クロックの立ち上がりイベント及び立ち下がりイベントの発生時間を算出するクロックエッジリスト作成部と、各クロックのイベントを前記発生時間順にハードウェアシステムクロックの立ち上がり及び立ち下がりに連続して割り当てて、各クロックに対応した検証用クロックを生成するクロック生成回路の回路記述を作成する回路記述作成部と、を備えるものである。
本発明によれば、機能検証を高速化できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)図1に本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の検証装置の概略構成を示す。検証装置はクロック周期抽出部11、基本クロック波形生成部12、クロックエッジリスト作成部13、回路記述作成部14、クロック生成回路15、及びテストベンチ回路18を備える。クロック生成回路15はカウンタ回路16及びステート・マシン回路17を有する。
クロック生成回路15は検証対象の半導体集積回路(以下DUT)3に検証用クロック信号を与える。テストベンチ回路18はDUT3へテストパターン信号を出力し、DUT3からの出力信号が入力される。テストベンチ回路18はDUT3からの出力信号と期待値との比較を行い、DUT3の動作や機能に問題がないか検査する。また、テストベンチ回路18はクロック生成回路15へイネーブル制御信号CLK_ENを出力し、クロック発生開始のタイミング制御を行う。
クロック生成回路15及びDUT3はFPGAハードウェアで構成されており、FPGAシステムクロック(以下システムクロック)に同期して動作する。
クロック周期抽出部11はDUT3の設計情報を含むネットリスト(又はRTL)1及びタイミング制約ファイル2からクロック周期及びデューティ(Duty)比を含む周期情報を抽出する。タイミング制約ファイル2は例えばLSI設計に関するタイミング制約形式であるSDC(Synopsys Design Constraints)である。
ここで例えば、DUT3のクロックとして、図2に示すような周期の異なる(非同期の)2つのクロックCLKA、CLKBの周期情報が抽出されたとする。クロックCLKAは周期が20nsであり、値が1(High)の期間が9ns、値が0(Low)の期間が11nsである。また、クロックCLKBは周期が25nsであり、High期間が17ns、Low期間が8nsである。
基本クロック波形生成部12はクロック周期抽出部11で抽出された複数のクロックの周期の最小公倍数を算出し、この最小公倍数に含まれる各クロックの周期数(サイクル数)を求めて基本クロック波形を生成する。
例えば、クロックCLKAの周期が20ns、クロックCLKBの周期が25nsであるため、周期の最小公倍数は100nsとなる。この100nsにクロックCLKAは5周期、クロックCLKBは4周期含まれ、図3に示すような基本クロック波形が生成される。
クロックエッジリスト作成部13は基本クロック波形におけるクロック毎のイベント発生時間を抽出し、発生時間順にソートしてクロックエッジリストを作成する。ここでイベントとは、値が0から1へ変化する立ち上がりイベントと、値が1から0へ変化する立ち下がりイベントとからなる。
例えばクロックCLKAは0nsで立ち上がり、9nsで立ち下がり、20nsで立ち上がり、29nsで立ち下がり、・・・となる。また、クロックCLKBは0nsで立ち上がり、17nsで立ち下がり、25nsで立ち上がり、42nsで立ち下がり、・・・となる。
これにより、図4(a)に示すようなクロックエッジが抽出される。ここでは“イベント発生時間”、“クロック名”_“クロック極性”“クロックサイクル数”の形式でデータが構築される。“クロック極性”は立ち上がりをPOS、立ち下がりをNEGで表す。
これを発生時間順にソートすることで、図4(b)に示すようなクロックエッジリストが得られる。このクロックエッジリストを図示すると図5のようになる。上向き矢印が立ち上がり極性、下向き矢印が立ち下がり極性、実線がクロックCLKA、破線がクロックCLKBを表す。
回路記述作成部14はクロックエッジリストに基づいてクロック生成回路15の回路記述を作成する。クロック生成回路15はFPGAで構成され、回路記述作成部14で作成された回路記述に基づいて論理合成される。
カウンタ回路16はカウントする最大値がクロックエッジリストのイベント総数になっている。ステート・マシン回路17はカウンタ回路16のカウント値及びクロックエッジリストに基づいて、システムクロックの各サイクルの立ち上がりにDUT3のクロックイベントを発生時間順に割り当てた検証用クロック信号を生成する。検証用クロック信号は回路検証時にDUT3に与えられる。
回路記述作成部14で作成される回路記述の一例を図6に示す。テストベンチ回路18から出力されるイネーブル制御信号CLK_ENの値が0の時にカウンタ回路16及びステート・マシン回路17は動作する。
クロックエッジリスト(図4(b))のイベント総数は17のため、カウンタ回路16は初期値1からインクリメント処理を行い、17までカウントを行ったら1に戻る。
イベント総数は異なる時間に発生するイベント(立ち上がり又は立ち下がり)の総数である。従って、クロックエッジリストにて時間0で発生するクロックCLKA及びCLKBの立ち上がりイベントは1つと見なされる。
ステート・マシン回路17はカウンタ回路16のカウント値に応じて各検証用クロックの値を遷移させていく。例えばカウント値が1の時は検証用クロックCLKA_I、CLKB_Iの値を1にする。また、カウント値が3の時はクロックCLKB_Iの値を0にする。
これにより図7に示すような、クロックCLKA、CLKBに対応した検証用クロックCLKA_I、CLKB_Iが生成される。この検証用クロックCLKA_I、CLKB_Iは、クロックCLKA、CLKBにおけるイベント発生順番が維持されているため、DUT3の検証に用いることが出来る。
FPGAシステムクロックの立ち上がりに各クロックの立ち上がりイベント及び立ち下がりイベントを発生時間順に割り当てて検証用クロックを生成させるため、検証処理に要する時間を短縮することができる。
(比較例)比較例による半導体集積回路の検証方法を説明する。比較例による検証方法では、クロック周期に比例したシステムクロックサイクル数でクロックエッジを変化させて検証用クロックを生成する。従って、周期が20nsのクロックと周期が25nsの2つのクロックに対応する検証用クロックを生成する場合、図8に示すような検証用クロックCLKA_C、CLKB_Cが生成される。
クロック周期の比が4:5のため、検証用クロックCLKA_Cはシステムクロック4サイクル毎に、検証用クロックCLKA_Cはシステムクロック5サイクル毎に値を変化させる。信号の1周期は立ち上がり及び立ち下がりからなるので、検証用クロックCLKA_Cの1周期はシステムクロック8サイクル、検証用クロックCLKB_Cの1周期はシステムクロック10サイクルからなる。
つまり、周期20nsのクロック、周期25nsのクロックの周期の最小公倍数(基本クロック波形)である100nsに相当する検証用クロック信号を生成するにあたり、FPGAシステムクロックの40サイクル分の時間を要することになる。
一方、上記第1の実施形態による検証方法では、図7に示すように、システムクロックの17サイクル分の時間になる。
このように、システムクロックの立ち上がりに各クロックのイベントを発生順に割り当てて新たな検証用クロックを生成することで、非同期クロックを含む回路の機能検証を高速化できる。
(第2の実施形態)本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路の検証装置の概略構成を図9に示す。本実施形態による検証装置は上記第1の実施形態による検証装置にさらに動作クロック極性判定部21を備えた構成になっている。上記第1の実施形態による検証装置と同じ構成については同じ参照番号を付して説明を省略する。
動作クロック極性判定部21はネットリスト(又はRTL)1を用いてDUT3が片エッジで動作する回路か否かを判定する。片エッジで動作するとはクロックの立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジのいずれか一方にのみ対応して動作することである。
動作クロック極性判定部21はDUT3が片エッジ動作であると判定した場合は回路記述作成部14へ圧縮制御信号を出力する。
回路記述作成部14は圧縮制御信号に基づいてクロックイベントを圧縮して動作記述を作成する。例えばDUT3が立ち上がりエッジで動作する場合、(1)立ち下がりの次が立ち下がり、(2)立ち上がりの次が立ち下がり、(3)立ち下がりの次が立ち上がりとなっている2つの連続するイベントを1つにまとめてシステムクロックの立ち上がりに割り当てる。これらをまとめても立ち上がりエッジの発生順序は維持され、DUT3の動作には影響がない。
例えば図5に示されるクロックCLKA、CLKBでは9nsにおけるクロックCLKAの立ち下がりと17nsにおけるクロックCLKBの立ち下がりがまとめられる。また、25nsにおけるクロックCLKBの立ち上がりと29nsにおけるクロックCLKAの立ち下がりがまとめられる。
このようなイベント圧縮により、回路記述作成部14で作成される動作記述は図10に示すようなものになり、クロック生成回路15からは図11に示すような検証用クロックCLKA_I、CLKB_Iが出力される。クロックCLKA、CLKBの周期の最小公倍数である100nsに相当するクロック信号を生成するにあたり要する時間がFPGAシステムクロックの10サイクル分になる。
このように、DUTが片エッジ動作する場合に、動作に影響がないクロックイベントをまとめて、対応する検証用クロックのイベントをマージ(同時に変化させる)することで、検証処理に要する時間をさらに短縮し、機能検証をさらに高速化できる。
上述した実施の形態はいずれも一例であって限定的なものではないと考えられるべきである。例えば上記第1の実施形態ではシステムクロックの立ち上がりに合わせてクロックイベントを割り当てていたが、図12に示すようにシステムクロックの立ち上がりと立ち下がりの両エッジにクロックイベントを割り当てるようにしても良い。これにより、機能検証をさらに高速化できる。
また、上記第2の実施形態による半導体集積回路の検証方法に、システムクロックの両エッジへのクロックイベントの割り当てを適用してもよい。これにより、図13に示すように、クロックCLKA、CLKBの周期の最小公倍数である100nsに相当するクロック信号を生成するにあたり要する時間がFPGAシステムクロックの5サイクル分になり、機能検証をさらに高速化できる。
上記実施形態ではDUTに2つの非同期クロックCLKA、CLKBが存在する場合を例に説明したが、クロック数は3以上でもよい。複数の非同期クロックの基本クロック波形を求め、各クロックにおけるイベントを発生順にシステムクロックのエッジに割り当てて、検証用クロックを生成することで、機能検証を高速化できる。
本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の検証装置の概略構成図である。 クロック周期及びデューティ比の一例を示す図である。 基本クロック波形の一例を示す図である。 抽出されたクロックエッジ及びクロックエッジリストを示す図である。 クロックイベントを示す図である。 クロック生成回路の回路記述を示す図である。 同第1の実施形態に係る検証方法により生成される検証用クロックを示す図である。 比較例による検証用クロックを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路の検証装置の概略構成図である。 クロック生成回路の回路記述を示す図である。 同第2の実施形態に係る検証方法により生成される検証用クロックを示す図である。 変形例による検証方法により生成される検証用クロックを示す図である。 変形例による検証方法により生成される検証用クロックを示す図である。
符号の説明
1 ネットリスト
2 タイミング制約ファイル
3 DUT
11 クロック周期抽出部
12 基本クロック波形生成部
13 クロックエッジリスト作成部
14 回路記述作成部
15 クロック生成回路
16 カウント回路
17 ステート・マシン回路
18 テストベンチ回路
21 動作クロック極性判定部

Claims (5)

  1. 検証対象回路のネットリスト及びタイミング制約ファイルから、前記検証対象回路における周期が異なる複数のクロックの周期情報を抽出するクロック周期抽出部と、
    前記複数のクロックの周期の最小公倍数を算出し、この最小公倍数に含まれる各クロックのサイクル数を求めて基本クロック波形を生成する基本クロック波形生成部と、
    前記基本クロック波形における各クロックの立ち上がりイベント及び立ち下がりイベントの発生時間を算出するクロックエッジリスト作成部と、
    各クロックのイベントを前記発生時間順にハードウェアシステムクロックの立ち上がりに連続して割り当てて、各クロックに対応した検証用クロックを生成するクロック生成回路の回路記述を作成する回路記述作成部と、
    を備える半導体集積回路の検証装置。
  2. 前記ネットリストから前記検証対象回路がクロックの立ち上がり又は立ち下がりのいずれか一方にのみ同期して動作する回路か否か判定し、いずれか一方にのみ同期して動作すると判定した場合は圧縮制御信号を出力する動作クロック極性判定部をさらに備え、
    前記回路記述作成部は前記圧縮制御信号に基づいて、第1のクロックの立ち上がりイベントと第2のクロックの立ち下がりイベントが連続して発生する場合は、これら2つのイベントを前記ハードウェアシステムクロックの同じ立ち上がりに割り当てることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路の検証装置。
  3. 検証対象回路のネットリスト及びタイミング制約ファイルから、前記検証対象回路における周期が異なる複数のクロックの周期情報を抽出するクロック周期抽出部と、
    前記複数のクロックの周期の最小公倍数を算出し、この最小公倍数に含まれる各クロックのサイクル数を求めて基本クロック波形を生成する基本クロック波形生成部と、
    前記基本クロック波形における各クロックの立ち上がりイベント及び立ち下がりイベントの発生時間を算出するクロックエッジリスト作成部と、
    各クロックのイベントを前記発生時間順にハードウェアシステムクロックの立ち上がり及び立ち下がりに連続して割り当てて、各クロックに対応した検証用クロックを生成するクロック生成回路の回路記述を作成する回路記述作成部と、
    を備える半導体集積回路の検証装置。
  4. 前記ネットリストから前記検証対象回路がクロックの立ち上がり又は立ち下がりのいずれか一方にのみ同期して動作する回路か否か判定し、いずれか一方にのみ同期して動作すると判定した場合は圧縮制御信号を出力する動作クロック極性判定部をさらに備え、
    前記回路記述作成部は前記圧縮制御信号に基づいて、第1のクロックの立ち上がりイベントと第2のクロックの立ち下がりイベントが連続して発生する場合は、これら2つのイベントを前記ハードウェアシステムクロックの同じ立ち上がり又は立ち下がりに割り当てることを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路の検証装置。
  5. 前記回路記述作成部により作成された前記回路記述に基づいて論理合成されたクロック生成回路と、
    前記クロック生成回路の前記検証用クロック生成開始のタイミング制御と、前記検証対象回路へのテストパターン信号の出力と、前記検証対象回路が前記テストパターン信号の入力に基づいて生成した信号と期待値データとの比較と、を行うテストベンチ回路と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4に記載の半導体集積回路の検証装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101855802B1 (ko) * 2011-06-24 2018-05-10 삼성전자주식회사 패턴합성기기 및 이를 포함하는 반도체 테스트 시스템

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