JP2009196744A - エレベータのアンバランス重量補償装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、主ロープの本数や昇降行程の違いに対して容易に適用することができるエレベータのアンバランス重量補償装置を得ることを目的とするものである。
【解決手段】かごの下部と釣合おもりの下部との間には、ワイヤロープ6がU字状に吊り下げられている。ワイヤロープ6の外周部は、樹脂により被覆されている。このワイヤロープ6には、複数の円筒状の中空容器7が通されている。各中空容器7の中心には、ワイヤロープ6を通すための貫通孔が設けられている。中空容器7は、かごの下部と釣合おもりの下部との間にU字状に並べて吊り下げられている。また中空容器7は、ワイヤロープ6の全長に渡って数珠状に設けられている。中空容器7内には、重量調整材が所定の量ずつ均等に入れられている。
【選択図】図2
【解決手段】かごの下部と釣合おもりの下部との間には、ワイヤロープ6がU字状に吊り下げられている。ワイヤロープ6の外周部は、樹脂により被覆されている。このワイヤロープ6には、複数の円筒状の中空容器7が通されている。各中空容器7の中心には、ワイヤロープ6を通すための貫通孔が設けられている。中空容器7は、かごの下部と釣合おもりの下部との間にU字状に並べて吊り下げられている。また中空容器7は、ワイヤロープ6の全長に渡って数珠状に設けられている。中空容器7内には、重量調整材が所定の量ずつ均等に入れられている。
【選択図】図2
Description
この発明は、かご位置により変化するかご側と釣合おもり側とのアンバランス重量を補償するエレベータのアンバランス重量補償装置に関するものである。
従来のアンバランス重量補償装置では、かごと釣合おもりとの間に金属製の鎖が吊り下げられており、この鎖が合成樹脂製の管で被覆されている(例えば、特許文献1参照)。
上記のように構成された従来のアンバランス重量補償装置では、主ロープの本数や昇降行程によって変化するかご側と釣合おもり側とのアンバランス重量に応じて、適用する金属製の鎖の種類が増えてしまう問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、主ロープの本数や昇降行程の違いに対して容易に適用することができるエレベータのアンバランス重量補償装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのアンバランス重量補償装置は、かごの下部と釣合おもりの下部との間にU字状に並べられて吊り下げられており、それぞれ重量調整材が入れられる複数の中空容器を備え、各中空容器に入れられる重量調整材の量を調整することにより、重量調整材を含む中空容器の重量が調整可能となっている。
この発明のエレベータのアンバランス重量補償装置は、中空容器に入れる重量調整材の量を調整することにより、単位長さ当たりの重量を調整することができ、これにより、主ロープの本数や昇降行程の違いに対して容易に適用することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。図1において、巻上機1の駆動シーブには、主ロープ2が懸架されている。この主ロープ2の一端にはかご3、他端には釣合おもり4が吊り下げられている。かご3の下部と釣合おもり4の下部との間には、アンバランス重量補償装置5が吊り下げられている。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。図1において、巻上機1の駆動シーブには、主ロープ2が懸架されている。この主ロープ2の一端にはかご3、他端には釣合おもり4が吊り下げられている。かご3の下部と釣合おもり4の下部との間には、アンバランス重量補償装置5が吊り下げられている。
図2は、図1のアンバランス重量補償装置5を示す正面図である。かご3と釣合おもり4との間には、ワイヤロープ6がU字状に吊り下げられている。ワイヤロープ6の外周部は、樹脂により被覆されている。ワイヤロープ6の一端部は、かご3の下部に接続されている。ワイヤロープ6の他端部は、釣合おもり4の下部に接続されている。ワイヤロープ6には、複数の円筒状の中空容器7が通されている。中空容器7は、かご3の下部と釣合おもり4の下部との間にU字状に並べて吊り下げられている。また、中空容器7は、ワイヤロープ6の全長に渡って数珠状に設けられている。これにより、ワイヤロープ6の長さ方向への各中空容器7の変位は規制されている。また、各中空容器7は、断熱性樹脂により構成されている。
図3は図2の中空容器7の断面図、図4は図3のIV部を拡大して示す分解斜視図である。各中空容器7の中心には、ワイヤロープ6を通すための貫通孔7aが設けられている。中空容器7内には、重量調整材8が所定の量ずつ均等に入れられている。重量調整材8としては、例えば、砂などの安価で計量が容易な固体、又は不揮発性の液体が用いられる。この例では、全ての中空容器7の重量(重量調整材8を含めた重量)が等しくなるように重量調整材8の量が調整されている。また、中空容器7の重量を調整することにより、アンバランス重量補償装置5の単位長さ当たりの重量が調整可能となっている。
中空容器7の軸方向一端部には、中空容器7内に重量調整材8を注入するための注入口7bが設けられている。注入口7bには、ボルト状の栓9が螺着されている。注入口7bの周縁部と栓9との間には、リング状の軟質座金10が介在されている。栓9の端部には、例えば図5に示すように、六角レンチ等の工具11を挿入するための凹部9aが設けられている。凹部9aに工具11を挿入して栓9を回転させることにより、栓9が注入口7bに対して脱着され、注入口7bが開閉される。
このようなアンバランス重量補償装置5では、中空容器7に入れる重量調整材8の量を調整することにより、単位長さ当たりの重量を調整することができるので、主ロープ2の本数や昇降行程の違いに対して容易に適用することができ、コストを低減することができる。
また、中空容器7はワイヤロープ6により貫通されて支持されているので、簡単な構成により中空容器7を安定して支持することができる。
さらに、ワイヤロープ6の外周部が樹脂により被覆されているので、ワイヤロープ6と中空容器7との接触による摩耗を低減することができる。
さらにまた、中空容器7は耐熱性樹脂により構成されているので、樹脂成型により容易に量産することができるとともに、昇降路内の温度上昇による中空容器7の変形を防止することができる。
さらに、ワイヤロープ6の外周部が樹脂により被覆されているので、ワイヤロープ6と中空容器7との接触による摩耗を低減することができる。
さらにまた、中空容器7は耐熱性樹脂により構成されているので、樹脂成型により容易に量産することができるとともに、昇降路内の温度上昇による中空容器7の変形を防止することができる。
なお、上記の例では、ワイヤロープ6により中空容器7を数珠状に支持したが、ワイヤロープ6を用いずに、互いに隣接する中空容器7を屈伸可能に連結してもよい。
また、中空容器7の形状は円筒状に限定されるものではなく、例えば球状やラクビーボール状であってもよい。
さらに、中空容器7は、必ずしもワイヤロープ6の全長に渡って設けなくてもよく、かご3の下部や釣合おもり4の下部との間にある程度の間隔を設けてもよい。但し、その場合、ワイヤロープ6の長さ方向への中空容器7の変位を阻止するためのストッパをワイヤロープ6に設けるのが好適である。
さらにまた、図1では、1:1ローピング方式のエレベータ装置を示したが、この発明のアンバランス重量補償装置5は、他のローピング方式、例えば2:1ローピング方式のエレベータ装置にも適用できる。
また、中空容器7の形状は円筒状に限定されるものではなく、例えば球状やラクビーボール状であってもよい。
さらに、中空容器7は、必ずしもワイヤロープ6の全長に渡って設けなくてもよく、かご3の下部や釣合おもり4の下部との間にある程度の間隔を設けてもよい。但し、その場合、ワイヤロープ6の長さ方向への中空容器7の変位を阻止するためのストッパをワイヤロープ6に設けるのが好適である。
さらにまた、図1では、1:1ローピング方式のエレベータ装置を示したが、この発明のアンバランス重量補償装置5は、他のローピング方式、例えば2:1ローピング方式のエレベータ装置にも適用できる。
3 かご、4 釣合おもり、5 アンバランス重量補償装置、6 ワイヤロープ、7 中空容器、8 重量調整材。
Claims (3)
- かごの下部と釣合おもりの下部との間にU字状に並べられて吊り下げられており、それぞれ重量調整材が入れられる複数の中空容器
を備え、
上記各中空容器に入れられる重量調整材の量を調整することにより、上記重量調整材を含む上記中空容器の重量が調整可能となっていることを特徴とするエレベータのアンバランス重量補償装置。 - 上記かごの下部と上記釣合おもりの下部との間にU字状に吊り下げられているワイヤロープ
をさらに備え、
上記中空容器は、上記ワイヤロープにより貫通されて上記ワイヤロープに数珠状に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のエレベータのアンバランス重量補償装置。 - 上記ワイヤロープの外周部は樹脂により被覆されていることを特徴とする請求項2記載のエレベータのアンバランス重量補償装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008038789A JP2009196744A (ja) | 2008-02-20 | 2008-02-20 | エレベータのアンバランス重量補償装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008038789A JP2009196744A (ja) | 2008-02-20 | 2008-02-20 | エレベータのアンバランス重量補償装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009196744A true JP2009196744A (ja) | 2009-09-03 |
Family
ID=41140709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008038789A Pending JP2009196744A (ja) | 2008-02-20 | 2008-02-20 | エレベータのアンバランス重量補償装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009196744A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105173965A (zh) * | 2015-09-18 | 2015-12-23 | 江南嘉捷电梯股份有限公司 | 一种电梯平衡装置 |
KR101917357B1 (ko) * | 2016-04-21 | 2018-11-09 | 장민정 | 엘리베이터용 벨런싱 로프 |
JP2019034813A (ja) * | 2017-08-15 | 2019-03-07 | ジャン ミンジョンJANG, Min Jeong | エレベーター用バランスロープ{Balancing Rope for Elevator} |
CN113816242A (zh) * | 2021-10-05 | 2021-12-21 | 南通迅达橡塑制造有限公司 | 一种带有张力保护的包塑平衡补偿链 |
-
2008
- 2008-02-20 JP JP2008038789A patent/JP2009196744A/ja active Pending
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