JP2009196054A - ロボット制御システム - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 制御装置5のプログラム記憶部5Dには、ロボットハンド3Aを正確に水平にさせるための姿勢制御プログラムが予め記憶されている。
まず、操作者は、操作手段2を介しての遠隔操作によりロボットハンド3Aの把持部3Bを容器Bに接近させる。次に、その状態において、操作者が操作手段2のプログラム実行スイッチ2Bを押すと、上記姿勢制御プログラムが実行される。つまり、作動制御部5Bにより、ロボットハンド3Aの姿勢が正確に水平となる。
【効果】 操作者の作業負担を軽減させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はロボット制御システムに関し、より詳しくは、操作者が操作手段を介して遠隔操作でロボット本体を作動させるようにしたロボット制御システムに関する。
従来、操作者が遠隔操作でロボット本体を作動させるようにしたロボット制御システムが提案されている(例えば特許文献1)。
この従来のロボット制御システムにおいては、操作者が操作する操作手段の移動軌跡に追従するようにロボットハンドを移動させるようになっている。つまり、例えばロボットハンドにより容器を把持して他の位置まで移送しようとする場合には、操作者はロボットハンドが容器を把持して移送先へ到達するまでの移動軌跡が得られるように操作手段を手動で動かしていたものである。
特開2007−7786号公報
ところで、こうした従来のロボット制御システムにおいては、つぎのような問題点があった。すなわち、図4に示すように、液体が入ったビーカーBをロボットハンド3Aの把持部3Bによって把持して他の位置に移載しようとする場合には、図4(a)、(b)の想像線で示されたように傾いた状態のロボットハンド3AでビーカーBを把持すると、ビーカーBはロボットハンド3Aの傾きに倣って傾いた状態で把持され内部の液体がビーカーBの外部へこぼれるおそれがある。そのため、この場合には、まず、ビーカーBの近接位置まで開放状態のロボットハンド3Aを移動させ、その後、ロボットハンド3Aが水平となるように操作者は操作手段を手で動かしてロボットハンド3Aの姿勢調整作業を行う。その際、操作者が操作手段を介して遠隔操作でロボットハンド3Aを正確に水平となるように調整するのは容易ではなく、その姿勢調整作業に時間が掛かるとともに正確にロボットハンド3Aを水平にすることは困難であった。そのため、上記従来のロボット制御システムにおいては、操作者の作業負担が大きいという欠点があった。
上述した事情に鑑み、本発明は、物品を把持するロボットハンドを有するロボット本体と、操作者が所持して動かす操作手段と、操作手段の位置と姿勢を検出するセンサと、操作手段の動きに追従してロボットハンドが作動するようにロボット本体の作動を制御する制御装置とを備えたロボット制御システムにおいて、
上記制御装置は、上記ロボットハンドを所定の把持姿勢にさせるための姿勢制御プログラムを記憶したプログラム記憶部を備えるとともに、該プログラム記憶部に記憶された姿勢制御プログラムを実行させるためのプログラム実行スイッチが上記操作手段に設けられ、操作者により上記プログラム実行スイッチが入れられると、上記制御装置は、上記姿勢制御プログラムを実行して上記ロボットハンドを所定の把持姿勢にするようにしたものである。
このような構成によれば、操作者がプログラム実行スイッチを入れると、制御装置は姿勢制御プログラムを実行するので、ロボットハンドを例えば正確に水平姿勢にさせることができる。したがって、上述した従来のものと比較して操作者の作業負担を大幅に軽減することができる。
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、図1ないし図4において1はロボット制御システムであり、このロボット制御システム1は、操作者が操作手段2を所持して操作することによりロボット本体3のロボットハンド3Aを遠隔操作で作動させるようになっている。
本実施例のロボット制御システム1は、容器Bを把持するロボットハンド3Aを備えたロボット本体3と、このロボット本体3を遠隔操作で動かすために操作者が所持して動かす操作手段2と、この操作手段2の位置と姿勢を検出するセンサ4と、このセンサ4が検出した操作手段2の位置と姿勢の変化を基にしてロボットハンド3Aを上記操作手段2の動きに追従作動させる制御装置5とを備えている。
ロボット本体3は従来公知の6軸型多関節ロボットであり、その先端部にロボットハンド3Aが設けられ、さらにそのロボットハンド3Aの先端部分には容器Bを把持するための左右一対の部材が相互の間隔を拡縮可能に構成される把持部3Bが設けられている。図1、図4(c)に示すように、把持部3Bを構成する上記一対の部材には、対向位置にそれぞれ係合凹部3Cが形成されており、これら両係合凹部3Cによって容器Bの外周部を安定して把持するようになっている。
図2は、ロボット本体3を作動させるための第1軸R1から第6軸R6の配置状態を簡略化して示したものである。つまり、第1軸R1はロボット本体3の基部3D内に配置されており、この第1軸R1に連動するアーム部材3Eの一端と他端にそれぞれ第2軸R2と第3軸R3が設けられている。第3軸R3の隣接位置に第4軸R4が設けられ、また第4軸R4の隣接位置に第5軸R5が設けられ、さらに第5軸R5の隣接位置となる先端部分に第6軸R6が設けられている。前述したロボットハンド3Aは第6軸R6の先端に連結されており、把持部3Bは第6軸R6によって、該第6軸R6を回転中心として正逆に回転されるようになっている。
ロボット本体3の基本構成は従来公知のものと同じであり、ロボット本体3内には上記第1軸R1〜第6軸R6の駆動用のモータがそれぞれ配置されており、それら各モータの作動は制御装置5の作動制御部5Bによって制御されるようになっている。
そして、上記第4軸R4〜第6軸R6は、従来一般的に手首軸6と称されており、上記作動制御部5Bによって手首軸6(第4軸R4〜第6軸R6)用のモータの作動を制御することで、ロボットハンド3Aの姿勢を調整できるようになっている。また、上記把持部3Bは、操作者が操作手段2の閉鎖スイッチ2Cまたは開放スイッチ2Dを操作することで開閉作動されるようになっている。
ロボット本体3の上記各軸R1〜R6の駆動源となる各モータにはそれぞれエンコーダが取り付けてあり、各エンコーダがカウントしたパルス信号は制御装置5の位置演算部5Cに常時送信されるようになっている。これにより、制御装置5は、ロボットハンド3Aの位置と姿勢を常時認識できるようになっている。
制御装置5は、指令出力部5A、作動制御部5B、位置演算部5Cおよびプログラム記憶部5Dを備えている。
指令出力部5Aは、上記センサ4が検出した操作手段2の位置と姿勢の変化を基にして、ロボット本体3の各モータの回転方向と回転量に関する制御指令を作動制御部5Bに指示するようになっている。操作者が操作手段2の遠隔操作スイッチ2Aを押した状態で操作手段2を動かすと、センサ4は操作手段2の位置と姿勢を検出して指令出力部5Aに伝達するようになっている。すると、指令出力部5Aは作動制御部5Bに対してロボット本体3内の駆動源となる各モータに関する制御指令を伝達するようになっている。
そして作動制御部5Bは指令出力部5Aからの制御指令に基づいて上記ロボット本体3の各モータを所要量だけ正逆に回転させるようになっている。それによって、操作者が操作手段2を動かした移動軌跡に追従するようにロボットハンド3Aが遠隔操作で作動されるようになっている。そして、このように作動される際のロボットハンド3Aの位置と姿勢は、位置演算部5Cによって検出されて制御装置5に認識されるようになっている。
センサ4は、上記操作手段2の内部に配置された図示しない移動部7と、所定位置の支柱8に固定された原点部11と、上記移動部7と原点部11とを接続する本体部12とを備えている。本体部12からは原点部11に対して電力が供給されてそこに磁場を発生させてあり、操作手段2を操作者が動かした際に移動部7のコイルに生じた誘導電流を本体部12で検出することで、操作手段2の位置と姿勢を検出できるようになっている。また、このセンサ4の本体部12には所要時に操作者が足で踏み込んでスイッチを入れるフットスイッチ13が接続されている。
このセンサ4は、上記操作手段2の遠隔操作スイッチ2Aが押されたままの状態において操作手段2が操作者により動かされると、操作手段2の位置と姿勢を検出して、その検出信号を制御装置5の指令出力部5Aへ伝達するようになっている。また、操作手段2に設けられたプログラム実行スイッチ2B、閉鎖スイッチ2Cおよび開放スイッチ2Dが押されると、それらが押されたことを検出して制御装置5の指令出力部5Aへ伝達するようになっている。また、操作者によってフットスイッチ13が踏み込まれた際にも、センサ4はそれを検出して指令出力部へ5Aに伝達するようになっている。センサ4は6自由度磁気センサであり、その基本構成は従来すでに公知であるため、センサ4に関するこれ以上の詳細な説明は省略する。
しかして、本実施例は、このように操作手段2を介して遠隔操作でロボットハンド3Aを作動させる構成を前提として、ロボットハンド3Aの把持部3Bにより容器Bを把持する前にロボットハンド3Aの姿勢を正確に水平となるようにしたものである。そのため、制御装置5にプログラム記憶部5Dを設けてあり、このプログラム記憶部5Dには、予めプログラム編集手段14によって作成された姿勢制御のための姿勢制御プログラムが記憶されている。
この姿勢制御プログラムは、上記位置演算部5Cによって検出されたロボットハンド3Aの現在の姿勢に対して、該ロボットハンド3Aを水平にするために必要な上記手首軸6(第4軸R4〜第6軸R6)の各回転角度を演算するようになっている。そして、上記操作手段2の遠隔操作スイッチ2Aが押されていない状態において操作者によりプログラム実行スイッチ2Bが押されると、上記プログラム記憶部5Dに記憶された姿勢制御プログラムが実行されるようになっている。その際には、制御装置5の作動制御部5Bは、プログラム記憶部5Dに記憶した姿勢制御プログラムに基づいて図示しないロボット本体3内のモータを介して上記手首軸6を所要角度だけ回転させてロボットハンド3Aを正確に水平となるように姿勢を移動するようになっている。
次に図3に拡大して示すように、操作手段2は、操作者が片手で所持して操作し易い縦長の直方体形状になっている。操作手段2の一つの側面に遠隔操作スイッチ2Aとプログラム実行スイッチ2Bが突出させて設けられるとともに、反対側の側面にロボットハンド3Aの把持部3Bを開閉させるための閉鎖スイッチ2Cと開放スイッチ2Dが突出させて設けられている。これらの各スイッチ2A〜2Dは、操作者がそれら各スイッチを指で押し込むとスイッチが入るようになっており、操作者が各スイッチから指を離すとばねによって元の突出位置に復帰してスイッチが切れるようになっている。
前述したように、操作者が操作手段2の遠隔操作スイッチ2Aを押し込んだ状態(スイッチを入れた状態)で操作手段2を動かすと、該操作手段2の位置と姿勢はセンサ4によって検出され、センサ4によって検出された操作手段2の位置と姿勢は、制御装置5の指令出力部5Aに伝達されるようになっている。すると、制御装置5の指令出力部5Aは、センサ4によって検出された操作手段2の位置と姿勢の変化を基にして作動制御部5Bに対してロボット本体3内の各モータの制御指令を伝達し、作動制御部5Bは制御指令に基づいて各モータを作動させてロボットハンド3Aを操作手段2の位置と姿勢に追従するように作動させるようになっている。
そして、操作者が遠隔操作スイッチ2Aから指を離してスイッチを切った状態から操作者がプログラム実行スイッチ2Bを押すと、前述したように上記制御装置5のプログラム記憶部5Dに記憶された姿勢制御プログラムが実行される。つまり、制御装置5の作動制御部5Bは、ロボットハンド3Aが正確に水平となるように上記手首軸6に連動させた各モータを所要量だけ正逆いずれかに所要角度だけ回転させる。それにより、ロボットハンド3Aは正確に水平になるようになっている。
これに関して、図4(a)〜図4(c)を基にして詳細に説明する。なお、図4(a)は水平姿勢のロボットハンド3Aを正面から見た図、図4(b)はその側方から見た図で、図4(c)は上方から見た図で、想像線は姿勢制御プログラム実行前の状態を示し、実線は姿勢制御プログラム実行後の容器Bの把持状態を示している。把持部3Bの対向位置となる係合凹部3C、3Cの凹部中央における上下方向の中間点を3C’、3C’とし、また、それらを相互に結ぶ仮想の直線をL1と定義したときに、位置演算部5Cおよび作動制御部5Bは、上記仮想の直線L1の中間点を把持部3Bの中心Cとして認識するようになっている。この中心Cはロボット本体3の第6軸R6の回転軸L2上に位置しており、作動制御部5Bは、姿勢制御プログラムを実行する場合には、この把持部3Bの中心Cが移動しないようにして上記手首軸6に連動させた各モータを所要量だけ正逆いずれかに所要角度だけ回転させるようになっている。それにより、上記仮想の直線L1と回転軸L2を含む仮想平面が正確に水平となり、したがって、ロボットハンド3Aが正確に水平になるようになっている。
そして、このようにロボットハンド3Aが水平な状態において、操作者が操作手段2の閉鎖スイッチ2Cを押すと、作動制御部5Bによりロボットハンド3Aの把持部3Bが閉鎖されるようになっている。
操作者が手で操作する操作手段2とは別に、操作者が足で踏んで操作する上記フットスイッチ13を設けてあり、このフットスイッチ13の操作はセンサ4によって検出されて制御装置5の指令出力部5Aに伝達されるようになっている。
操作者によって操作手段2のプログラム実行スイッチ2Bが押されてロボットハンド3Aが水平になった時点で、操作者がフットスイッチ13を足で踏み込んだ場合には、そのことがセンサ4を介して制御装置5の指令出力部5Aに伝達される。このフットスイッチ13が踏まれている間、指令出力部5Aはセンサ4が検出するロボットハンド3Aの姿勢の変化を無視することによって作動制御部5Bに姿勢維持指令を出すので、作動制御部5Bによってロボットハンド3Aは同じ姿勢を維持するようになっている。
操作者がフットスイッチ13から足を外すと姿勢維持指令が切れるようになっている。フットスイッチ13を踏んでいる間に操作者が操作手段2の遠隔操作スイッチ2Aを押したまま操作手段2を動かすと、その際のロボットハンド3Aの姿勢を変えないで制御装置5の指令出力部5Aと作動制御部5Bを介して操作手段2の動きに追従するようにロボットハンド3Aの位置が操作手段2に追従するように作動されるようになっている。
以上の構成において、上記ロボット制御システム1により液体を貯溜した容器(ビーカー)Bを一方のテーブル15上で把持してから他方のテーブル上のトレイ16に移載する場合について説明する。なお、テーブル15及びトレイ16の上面は水平であるものとし、容器Bには満杯に近い状態まで液体が貯溜されているものとする。
この場合、先ずロボットハンド3Aの把持部3Bが開放された状態において、操作者は、操作手段2の遠隔操作スイッチ2Aを押し込んでそのスイッチを入れる。その状態のまま操作手段2を所要方向に向けて動かす(図5のS1、S2)。これにより、操作手段2の位置と姿勢はセンサ4によって検出されるので、その検出信号を基にして制御装置5の指令出力部5A、作動制御部5Bを介してロボットハンド3Aが操作手段2の動きに追従して作動され、ロボットハンド3Aの把持部3Bがテーブル15上の容器Bを把持できる位置まで移動される。
この後、操作者は操作手段2の遠隔操作スイッチ2Aから指を離すことにより、遠隔操作を切る。そのため、ロボットハンド3Aは把持部3Bが容器Bの両側を挟み込むことができる位置で静止した状態となる。(図5のS3)。この状態では、図4(a)、図4(b)に想像線で示すように把持部3Bは正確に水平にはなっておらず紙面の左右方向のみならず、前後方向にも傾斜状態となっている。
この後、操作者が操作手段2のプログラム実行スイッチ2Bを押すと、制御装置5の作動制御部5Bはプログラム記憶手段5Dに記憶された姿勢制御プログラムを実行する(図5のS4)。つまり、作動制御部5Bは、位置演算部5Cを介してロボットハンド3Aの現在の位置と姿勢を認識した上で、手首軸6(第4軸R4〜第6軸R6)を所要角度だけ回転させてロボットハンド3Aを正確に水平となるように移動させる。それにより、把持部3Bの中心Cが移動することなくロボットハンド3Aが所要角度回転されて正確に水平となる。
このようにロボットハンド3Aが姿勢制御プログラムにより正確に水平になったら、次に操作者はフットスイッチ13を足で踏み込む。これにより、制御装置5の作動制御部5Bは、ロボットハンド3Aと把持部3Bは同じ高さと水平な姿勢での停止状態が維持される(図5のS5)。
この後、操作者が操作手段2の閉鎖スイッチ2Cを押すと、作動制御部5Bを介して把持部3Bが閉鎖されて、該把持部3Bの両係合凹部3C、3Cにより容器Bが把持される(図5のS6)。その際、把持部3Bは正確に水平な状態において容器Bを両側から挟み込んで把持するので、容器Bが不用意に傾斜されることはなく、つまり容器Bは姿勢を変えることなく把持部3Bに把持され、したがって、容器B内の液体がこぼれるようなことはない。
これにより、テーブル15上の容器Bがロボットハンド3Aの把持部3Bにより把持されたことになる。
この後、操作者が操作手段2の遠隔操作スイッチ2Aを押してから、操作手段2を少し持ち上げた後にトレイ16の方向に移動させると、センサ4を介して制御装置5の作動制御部5Bがロボットハンド3Aを操作手段2の動きに追従するように移動させる(図5のS1、S2)。これにより、容器2を把持したロボットハンド3Aはトレイ16上まで移動されて、容器2はトレイ16上に載置される。
この後、操作者は操作手段2の遠隔操作スイッチ2Aを離して、それを切った状態としてから開放スイッチ2Dを押す。これにより、作動制御部5Bを介して把持部3Bが開放されるので、該把持部3Bによる容器Bの把持状態が解放される。
これで、操作者が操作手段2を介してロボットハンド3Aを作動させることによる、テーブル15からトレイ16上への容器Bの移載作業が終了する。
作業手順としては、必ずしも上記実施例において記載した手順で行う必要はなく、例えば、容器Bから離れた位置でプログラム実行スイッチ2Bを押してロボットハンド3Aを水平姿勢にしてから、水平姿勢のまま容器Bを把持できる位置に動かすようにしても良い。
以上のように、本実施例においては、ロボットハンド3Aの把持部3Bを容器Bに近接させて停止させた状態から操作者が操作手段2のプログラム実行スイッチ2Bを押すことにより、制御装置5の作動制御部5Bにより姿勢制御プログラムが実行されて、ロボットハンド3Aが正確に水平となるように姿勢を制御される。そのため、ロボットハンド3Aの把持部3Bによる容器Bを把持する直前において、ロボットハンド3Aを水平にするために操作者が操作手段2を手で煩雑に動かしてロボットハンド3Aの姿勢調整をする必要がない。
したがって、上述した従来のロボット制御システムと比較して、操作者の作業負担を大幅に軽減させることできる。
なお、上記実施例においては、姿勢制御プログラムが実行された直後にロボットハンド3Aの姿勢維持のためにフットスイッチ13を設けているが、ロボットハンド3Aの姿勢維持用のスイッチは、センサ4の本体部12やその他操作者がしやすい箇所に設けても良い。また、上記姿勢維持用の上記フットスイッチ13は省略してもよい。
また、上記実施例においては、把持部3Bによって容器Bを把持する直前において、ロボットハンド3Aが水平に対して傾きが小さい場合を想定しているが、ロボットハンド3Aの姿勢が大きく傾斜しているような場合には、安全のため次のような処理を行うようにしても良い。つまり、操作者が操作手段2のプログラム実行スイッチ2Bを押したとしても、その時点におけるロボットハンド3Aの角度が例えば30度以上傾斜しているような場合には、作動制御部5Bは姿勢制御プログラムを実行しないようにしても良い。これは換言すると、ロボットハンド3Aの傾斜角度が予め作動制御部5Bに設定された所定の傾斜角度内であって、上記操作手段2のプログラム実行スイッチ2Bが押された場合にだけ上記姿勢制御プログラムを実行することになる。
さらに、上記実施例においては、把持部3Bはロボットハンド3Aが水平姿勢で容器Bを把持する構造となっているが、特に水平姿勢に限らず、垂直姿勢や水平に対して所定の角度で把持しようとする物品の姿勢を動かさないで把持することができる構造にしたものであってもよい。
また、上記実施例の操作手段2においては、プログラム実行スイッチ2Bと閉鎖スイッチ2Cを別個に設けているが、それらを1つのスイッチに統合して、該統合したスイッチを押すことで、ロボットハンド3Aを水平にした後に、さらに把持部3Bを閉鎖するようにした姿勢制御プログラムとしてもよい。
実行し、その後、把持部3Bを閉鎖させるようにしてもよい。
さらにまた、上記姿勢制御プログラムとしては、把持部3Bを水平にした後に把持部3Bを閉鎖させ、その後、把持部3Bを所要量だけ持ち上げさせるようなプログラムであってもよい。
本発明の一実施例を示す全体図。 図1のロボット本体3とその内部を簡略化して示した構成図。 図1に示した操作手段2の拡大図。 図1に示したロボットハンド3Aの把持部3Bにより容器Bを把持する際の作業工程を示す図。 図1の操作手段2を操作者が操作する場合の処理工程とロボットハンド3Aの動きとの関係を示す図。
符号の説明
1‥ロボット制御システム 2‥操作手段
2B‥プログラム実行スイッチ 3‥ロボット本体
3A‥ロボットハンド 3B‥把持部
4‥センサ 5‥制御装置
5D‥プログラム記憶部 B‥容器(物品)

Claims (4)

  1. 物品を把持するロボットハンドを有するロボット本体と、操作者が所持して動かす操作手段と、操作手段の位置と姿勢を検出するセンサと、操作手段の動きに追従してロボットハンドが作動するようにロボット本体の作動を制御する制御装置とを備えたロボット制御システムにおいて、
    上記制御装置は、上記ロボットハンドを所定の把持姿勢にさせるための姿勢制御プログラムを記憶したプログラム記憶部を備えるとともに、
    該プログラム記憶部に記憶された姿勢制御プログラムを実行させるためのプログラム実行スイッチが上記操作手段に設けられ、
    操作者により上記プログラム実行スイッチが入れられると、上記制御装置は、上記姿勢制御プログラムを実行して上記ロボットハンドを所定の把持姿勢にすることを特徴とするロボット制御システム。
  2. 上記姿勢制御プログラムはロボットハンドに設けられた物品を把持する把持部の中心位置を移動しないようにしてロボットハンドの姿勢を所定の把持姿勢にすることを特徴とする請求項1に記載のロボット制御システム。
  3. 上記把持姿勢は、上記ロボットハンドが把持しようとする物品の姿勢を動かさないで把持することができる姿勢であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロボット制御システム。
  4. 上記姿勢制御プログラムには、ロボットハンドの上記把持姿勢に対して移動可能な角度範囲が設定されており、上記制御装置は姿勢制御プログラムを実行する際にロボットハンドの姿勢が移動可能な角度範囲を超える場合には上記姿勢制御プログラムを実行しないことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のロボット制御システム。
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