JP2009195506A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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JP2009195506A JP2008040881A JP2008040881A JP2009195506A JP 2009195506 A JP2009195506 A JP 2009195506A JP 2008040881 A JP2008040881 A JP 2008040881A JP 2008040881 A JP2008040881 A JP 2008040881A JP 2009195506 A JP2009195506 A JP 2009195506A
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Naozumi Ueno
上野直純
Hirotsugu Mabuchi
馬渕博嗣
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Abstract

【課題】 2つの特図表示装置の同時変動が可能であって、遊技の公正を欠くことも、射幸性が過度に高くなることもないパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】 第1始動口18と、可変入賞装置からなる第2始動口19と、各始動口18,19に対応する2つの特別図柄表示部24,28とを備え、各特別図柄表示部24,28の同時変動が可能であって、確変・時短遊技状態下で、第2始動口19への入賞を契機とする大当り抽選の結果、確変大当りに当選すると、第2特別図柄表示部28での図柄変動時間が著しく長くなると共に、液晶表示部14では第1始動口18への入賞を契機とする大当りを引き当てることをミッションとしたミッション演出が開始される場合がある。該ミッション演出中に前記ミッションを達成した場合には、前記図柄変動時間内の連荘が確定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、風営法関連規則で定義される特別図柄表示装置を複数有するパチンコ遊技機に関する。
従来、遊技盤面に、始動口、大入賞口及び可変表示装置を備え、前記始動口への入賞(以下、始動入賞という)を契機として大当り抽選を実行すると共に、該大当り抽選に当選した場合には、前記可変表示装置に大当り図柄が表示された後、前記大入賞口を複数回開放する大当り遊技が実行されるパチンコ遊技機が知られている。通常、前記大当り抽選結果は、始動入賞時に取得した大当り抽選乱数の値に基づき判断されると共に、可変表示装置変動中に始動入賞が発生した場合、次の大当り抽選は、可変表示装置が大当り抽選結果を停止表示するまで保留される。又、大当り抽選未実行の大当り抽選乱数は、1つの可変表示装置に対して最大4個を限度として保留記憶が可能となっている。
更に、上記パチンコ遊技機では、前記大当り遊技終了後、前記大当り図柄の種別に応じて、前記大当り抽選での当選確率が通常時より向上する確変遊技状態へ移行する場合や、前記始動口を構成する電動チューリップ(以下、電チューという)が開状態となる頻度が通常時よりも向上する時短遊技状態へ移行する場合等がある。尚、風営法関連規則上、大当り抽選結果を遊技者に報知する図柄を特別図柄(以下、特図ともいう)、該特別図柄を表示する上述の可変表示装置を特別図柄表示装置という。
ところで近年、第1及び第2の始動口と、両始動口にそれぞれ対応する第1及び第2の特図表示装置とを備えたパチンコ遊技機が登場してきている。例えば、特許文献1には、2つの特図表示装置を同時に変動可能、即ち大当り抽選から変動を経て停止に至るまでの特図変動プロセスをそれぞれ独立して実行可能なパチンコ遊技機が開示されている。
通常始動口と電チュー始動口とからなる2つの始動口と、両始動入賞に係る大当り抽選結果を表示する1つの特図表示装置とを備えた従来のパチンコ遊技機では、大当り抽選乱数を最大4個しか保留記憶できないため、特に電チュー始動口への入賞が頻繁に発生する前記時短遊技中には、始動入賞しても大当り抽選乱数が取得されない、所謂無駄球が発生する場合が多かった。
これに対し、特許文献1のパチンコ遊技機によれば、各特図表示装置に対して最大4個、合計8個の大当り抽選乱数を保留記憶可能であると共に、各特図表示装置において特図変動プロセスをそれぞれ独立して実行可能であるため、従来のパチンコ遊技機に比べて、前記無駄球の発生を抑制でき、結果として、大当り抽選の機会が増加する。
特開2007−160013号公報
ところで、風営法関連規則上、一方の特図表示装置に大当り図柄が停止表示された場合、これに対応する大当り遊技が終了するまで、他方の特図表示装置に大当り図柄を表示することは禁止されている。これにより、射幸性が過度に高くなることを防止している。
このため、特許文献1のパチンコ遊技機では、第1の始動口への入賞時に取得した大当り抽選乱数に基づく大当り抽選に当選し、これに対応する大当り図柄を導出すべく第1の特図表示装置が変動中である場合には、第2の始動口への入賞時に取得した大当り抽選乱数に基づく大当り抽選を行わずに強制的に外れとして、第2の特図表示装置の特図変動プロセスを進めている。しかしながら、この方法では、遊技の公正を著しく欠くという問題がある。
そこで本発明の第1の目的は、2つの特図表示装置の同時変動が可能であって、遊技の公正を欠くことも、射幸性が過度に高くなることもないパチンコ遊技機を提供することである。
又、本発明の第2の目的は、2つの特図表示装置の同時変動が可能なパチンコ遊技機特有の新たな遊技性を提案することである。
本発明のパチンコ遊技機は、第1始動口と、開状態と該開状態よりも入賞が困難な閉状態とに遷移可能な可変入賞装置からなる第2始動口と、遊技制御を司る主制御部とを備え、該主制御部は、大当り遊技を実行するか否かを決定するための大当り抽選に用いる大当り抽選乱数を生成する乱数生成手段と、前記第1始動口への入賞時に、前記大当り抽選乱数を取得する第1の大当り抽選乱数取得手段と、前記第2始動口への入賞時に、前記大当り抽選乱数を取得する第2の大当り抽選乱数取得手段と、前記第1の大当り抽選乱数取得手段によって取得された前記大当り抽選乱数の値を所定数を上限として前記大当り抽選実行時まで保留記憶する第1保留記憶手段と、前記第2の大当り抽選乱数取得手段によって取得された前記大当り抽選乱数の値を所定数を上限として前記大当り抽選実行時まで保留記憶する第2保留記憶手段と、前記第1保留記憶手段に記憶された最先取得に係る前記大当り抽選乱数の値に基づき前記大当り抽選を実行すると共に、該大当り抽選に当選した場合にはその種別を抽選する第1の大当り抽選手段と、前記第2保留記憶手段に記憶された最先取得に係る前記大当り抽選乱数の値に基づき前記大当り抽選を実行すると共に、該大当り抽選に当選した場合にはその種別を抽選する第2の大当り抽選手段と、を備えている。
又、本発明のパチンコ遊技機は、前記第1の大当り抽選手段による抽選の後に図柄変動を開始すると共に、前記大当り抽選に当選した場合にはその種別に応じた大当り図柄、外れた場合には外れ図柄を最終的に停止表示する第1特別図柄表示装置と、前記第2の大当り抽選手段による抽選の後に図柄変動を開始すると共に、前記大当り抽選に当選した場合にはその種別に応じた大当り図柄、外れた場合には外れ図柄を最終的に停止表示する第2特別図柄表示装置と、前記第1の大当り抽選手段による抽選の後、第1特別図柄表示装置における図柄変動開始前に、前記抽選の結果と現在の遊技状態とに応じて、第1特別図柄表示装置における図柄変動時間を事前に決定する第1特図変動時間決定手段と、前記第2の大当り抽選手段による抽選の後、第2特別図柄表示装置における図柄変動開始前に、前記抽選の結果と現在の遊技状態とに応じて、第2特別図柄表示装置における図柄変動時間を事前に決定する第2特図変動時間決定手段と、前記第1又は第2の特別図柄表示装置に前記大当り図柄が停止表示された場合に、該大当り図柄の種別に応じた大当り遊技を実行すると共に、大当り遊技終了後の遊技状態を前記大当り図柄の種別に応じた遊技状態に設定する大当り遊技実行手段と、を備えている。
更に、本発明のパチンコ遊技機は、前記第1特別図柄表示装置が図柄変動中である場合には該図柄変動が終了するまで、第1特別図柄表示装置に大当り図柄が停止表示された場合には該大当り図柄に対応する大当り遊技が終了するまで、前記第1の大当り抽選手段による次の抽選処理を保留する第1の大当り抽選保留手段と、前記第2特別図柄表示装置が図柄変動中である場合には該図柄変動が終了するまで、第2特別図柄表示装置に大当り図柄が停止表示された場合には該大当り図柄に対応する大当り遊技が終了するまで、前記第2の大当り抽選手段による次の抽選処理を保留する第2の大当り抽選保留手段と、第1及び第2特別図柄表示装置の内、一方の特別図柄表示装置に前記大当り図柄が停止表示されたときに他方の特別図柄表示装置が図柄変動中である場合に、前記大当り図柄に対応する大当り遊技が終了するまで、他方の特別図柄表示装置における図柄変動時間の計測を一時停止し、前記大当り遊技終了後、前記図柄変動時間の計測を再開する図柄変動時間計測一時停止/再開手段と、を備えている。
更にまた、前記第1及び第2の特図変動時間決定手段の内、一方の特図変動時間決定手段によって選択され得る複数種類の図柄変動時間のなかには、他方の特図変動時間決定手段によって選択され得る最長の図柄変動時間よりも長い特殊図柄変動時間が含まれ、前記一方の特図変動時間決定手段は、特定の遊技状態下で特定の大当り種別に当選した場合に前記特殊図柄変動時間を選択する場合がある一方、他の場合には選択されることがない或いは殆んど選択されることがないように、前記特殊変動時間の選択確率が設定されていることを特徴としている。
上記本発明のパチンコ遊技機は、前記図柄変動時間計測一時停止/再開手段を備えているので、一方の特別図柄表示装置に大当り図柄が停止表示された場合、該大当り図柄に対応する大当り遊技が終了するまで、他方の特別図柄表示装置に大当り図柄が導出されることはない。
又、一方の特別図柄表示装置が大当り図柄を導出すべく、図柄変動中であったとしても、他方の始動口への入賞時に取得した大当り抽選乱数に基づく大当り抽選が実行されるため、遊技の公正を欠くこともない。
さらに、一方の特図変動時間決定手段によって前記特殊図柄変動時間が選択された場合には、一方の特別図柄表示装置における図柄変動時間が著しく長くなり、該図柄変動中に他方の始動口への入賞を契機とする大当りを狙う時間が遊技者に与えられることになる。
ここで、特殊図柄変動時間が選択されるのは、特定の遊技状態下で特定の大当り種別に当選した場合に略限定されているので、この時点で、特定の大当り種別に当選したことが略確定し、さらに、前記特殊図柄変動時間内に、他方の始動口への入賞を契機とする大当りを引き当てれば、該特殊図柄変動時間内の連荘が確定することになる。これにより、一方の特別図柄表示装置の大当り図柄を導出するための図柄変動中に他方の始動口への入賞を契機とする大当り(以下、大当り変動中大当りという)を狙うという、2つの特図表示装置の同時変動が可能なパチンコ遊技機特有の新たな遊技性を創出できる。
更に、一方の特別図柄表示装置における図柄変動時間が著しく長くなる前記特殊図柄変動時間が選択され得る条件、即ち前記大当り変動中大当りが狙いやすくなる状況が創出される条件を、特定の遊技状態下で特定の大当り種別に当選した場合に略限定しているため、従来のパチンコ遊技機に比べて、射幸性が著しく高くなることもない。
具体的構成において、前記第1及び第2特別図柄表示装置における図柄変動に同期して大当り抽選結果導出演出を表示する演出表示装置と、前記主制御部からの指令に基づき前記演出表示装置を制御する副制御部と、を備え、前記主制御部は、前記第1特別図柄表示装置での図柄変動開始時に、前記第1大当り抽選手段による抽選結果と、前記第1特図変動時間決定手段による決定結果とを含む第1特図変動開始コマンドを前記副制御部に送信する第1特図変動開始コマンド送信手段と、前記第2特別図柄表示装置での図柄変動開始時に、前記第2大当り抽選手段による抽選結果と、前記第2特図変動時間決定手段による決定結果とを含む第2特図変動開始コマンドを前記副制御部に送信する第2特図変動開始コマンド送信手段と、を備え、前記副制御部は、前記第1及び第2特図変動開始コマンドに含まれる前記第1及び第2特図変動時間決定手段による決定結果に基づき、前記図柄変動時間として前記特殊図柄変動時間が選択されたか否かを判断し、該特殊図柄変動時間が選択されたと判断した場合には、前記演出表示装置にて、図柄変動時間として前記特殊図柄変動時間が選択された一方の特別図柄表示装置の図柄変動中に、他方の特別図柄表示装置に対応する他方の始動口への入賞を契機とする大当り当選が得られた場合には成功となる一方、得られなかった場合には失敗となるミッション演出を実行するミッション演出実行手段を備える。
さらに、前記ミッション演出実行手段は、前記ミッション演出の開始時に前記他方の始動口への入賞を促すメッセージを前記演出表示装置に表示すると共に、前記ミッション演出中には、前記特殊図柄変動時間の残り時間を前記演出表示装置に表示する。
上記具体的構成によれば、遊技者は、ミッション演出開始をもって特定の大当り種別に当選したことを認識できるばかりでなく、ミッション演出開始時には、前記他方の始動口への入賞を促すメッセージによって、前記大当り変動中大当りを狙いやすい状況であることを認識できる。更に、ミッション演出中には、前記演出表示装置に前記特殊図柄変動時間の残り時間を表示することによって、遊技者に焦燥感を与え、遊技者を遊技に熱中させることが出来る。
更に具体的構成において、前記特定の遊技状態は、前記大当り抽選の当選確率が初期化時よりも向上する確変遊技状態と、前記第2始動口が開状態となる時間が初期化時よりも長くなる時短遊技状態とが並立する確変・時短遊技状態であり、前記特定の大当り種別は、大当り遊技終了後の遊技状態が前記確変遊技状態となる確変大当りである。
前記確変・時短遊技状態中は、第2始動口への入賞が容易となるばかりでなく、大当り抽選に当選する確率が向上するため、前記大当り変動中大当りを狙う遊技状態として最も好適である。
さらに、前記特定の大当り種別を確変大当りとすることにより、前記大当り変動中大当りとして、前記大当り抽選の当選確率が初期化時と同等に設定される非確変(通常)大当りを引き当てて確変遊技状態から通常遊技状態へ降格したとしても、前記特殊図柄変動時間が経過して一方の特別図柄表示装置に大当り図柄が停止表示されこれに対応する大当り遊技が終了した後には、再度確変遊技状態へ昇格するため、通常遊技状態への降格期間を前記特殊図柄変動時間内に限定することが出来るというメリットがある。
更に又、具体的構成において、前記第1及び第2始動口は、一方の始動口を狙って発射した遊技球の軌道から他方の始動口が外れるように、互いに離間して配置され、前記一方の特図変動時間決定手段が、前記第2特図変動時間決定手段である。
該具体的構成によれば、遊技者は、非時短状態時には第1始動口、時短遊技状態時には第2始動口を狙って遊技を行い、一方の始動口を狙った場合には、他方の始動口への入賞が殆んど得られない。
従って、前記確変・時短遊技状態では、遊技者は第2始動口を狙うことになり、該遊技状態下で、前記第2大当り抽選手段による抽選の結果、確変大当りに当選した場合に、前記第2特図変動時間決定手段によって前記特殊特図変動時間が選択される場合がある。
前記特殊特図変動時間が選択された場合、前記大当り変動中大当りを引き当てるべく、第1始動口狙いを行う遊技者は、第2始動口狙いを継続すれば頻繁な第2始動口への入賞による多くの賞球によって持ち球の減少を回避できるにも拘らず、持ち球の減少というリスクを敢えて冒すことになる。
そして、上記リスクを冒して第1始動口狙いを行った遊技者にのみ、前記大当り変動中大当りによる連荘の可能性、及び通常大当りを引き当てた場合の非確変状態への降格期間の限定化という2つの特典が付与される。従って、上記リスクを冒したくない遊技者は第2始動口狙い、リスクを冒して連荘を狙う遊技者は第1始動口狙いといったように、遊技者自らの意思で遊技を選択することが出来る。
更に、リスクを冒して連荘を狙ったにも拘らず、前記大当り変動中大当りを達成できなかった場合、減少する持ち球数は、前記特殊特図変動時間、即ち、ミッション演出期間が長ければ長くなるほど大きくなる。従って、前記特殊特図変動時間、即ち、ミッション演出期間が長くなればなるほど、ミッション達成期待値は高くなるものの、ミッションを達成できなかった場合に失うこととなる持ち球数は大きなものとなり、遊技者及びホールの何れかが一方的に有利となることはなく、適度な射幸性を維持することが出来る。
更に又、具体的構成において、前記確変大当りとして、大当り遊技中に多量の出玉が得られる高出玉確変大当りと、大当り遊技中には出玉が殆んど得られない突然確変大当りとを含み、前記突然確変大当りの振分確率が、前記第2の大当り抽選手段よりも第1の大当り抽選手段の方が高くなる様に設定されており、前記一方の特図変動時間決定手段が、前記第1特図変動時間決定手段であり、前記特定の大当り種別が前記突然確変大当りである。
近年、遊技状態に拘らず入賞の難易度が一定の第1始動口と、可変入賞装置からなる第2始動口と、両始動口にそれぞれ対応する2つの特別図柄表示部とを備え、第2始動口への入賞を契機とする大当り遊技の方が第1始動口への入賞を契機とする大当り遊技よりも出玉の期待値が高くなるように、始動口毎に異なる大当り種別抽選テーブルを設定する一方、両特別図柄表示部での同時変動は許容せず、第2始動口への入賞時に取得され大当り抽選未実行の乱数(以下、第2特図保留乱数という)がある限り、該第2特図保留乱数に基づく大当り抽選を優先して実行し、第2特図保留乱数がない場合にのみ、第1始動口への入賞時に取得され大当り抽選未実行の乱数(以下、第1特図保留乱数という)に基づく大当り抽選を実行するようにした第2特図保留乱数優先消化型パチンコ遊技機が登場してきている。
第2始動口への入賞が頻繁に発生する時短中には、第2特図保留乱数の数が0になることが殆んどないため、前記第2特図保留乱数優先消化型パチンコ遊技機によれば、時短中に大当りを引き当てれば、大当り遊技中に得られる出玉の期待値が高くなる。このため、遊技者に人気を博している。
しかしながら、前記第2特図保留乱数優先消化型パチンコ遊技機では、時短中に第1特図保留乱数が消化されることは殆んどないため、第1特図保留乱数の数が保留記憶の上限値に至りやすく、この結果、時短中の第1始動口への入賞の多くは乱数が取得されない無駄球となってしまう問題がある。
これに対し、上記具体的構成によれば、第1及び第2特別図柄表示装置の同時変動を許容しているため、時短中であっても無駄球の発生を抑制できるばかりでなく、確変・時短状態中に第1始動口への入賞を契機とする大当り抽選の結果、突確大当りに当選した場合に、前記特殊特図変動時間が選択される可能性があるものとしたため、前記大当り変動中大当りを引き当てれば、出玉の期待値が高い第2の大当り抽選手段によって大当り種別の抽選が実行され、この結果、前記第2特図保留乱数優先消化型パチンコ遊技機と同様に、時短中に大当りを引き当てた場合の大当り遊技中に得られる出玉の期待値を高めることが出来る。
上記本発明のパチンコ遊技機によれば、2つの特図表示装置の同時変動を許容しつつ、遊技の公正を欠くことも、射幸性が過度に高くなることもない。
又、前記大当り変動中大当りを狙うという、2つの特図表示装置の同時変動が可能なパチンコ遊技機特有の新たな遊技性を創出できる。
以下、本発明の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
第1実施例
本実施例のパチンコ遊技機1は、図1に示す如く、ベース枠2と、該ベース枠2に対して回動自在に取り付けられた本体枠56と、該本体枠56内に取り付けられた遊技盤5と、前記本体枠56に対して開閉可能に取り付けられて、閉状態では前記遊技盤5の前面を覆う正面扉3とを備えている。正面扉3には、透明板55が嵌め込まれた略円形の窓4が形成され、該窓4を通して前記遊技盤5を視認することができる様になっている。又、窓4の周囲には、装飾用の前面ランプL1が設けられている。
正面扉3の下部には、遊技球を貯留するための球受け皿6が設けられ、球受け皿6に貯留された遊技球は、パチンコ遊技機1の内部に設けられた発射装置(図示省略)に1球ずつ供給される。球受け皿6の右下にはハンドル7が設けられ、該ハンドル7の回転操作によって、発射装置から遊技盤5に向けて遊技球を発射できるようになっている。又、球受け皿6の前面には、遊技者参加型の演出が実行された場合等に、操作が促される左ボタン8、中ボタン9及び右ボタン10が配置されている。更に、球受け皿6の下方左右両側には、一対のスピーカ11,12が設けられている。
図2に示す如く、遊技盤5の周縁には、発射装置から発射された遊技球を遊技盤5の左側上部に導くための円弧状のガイドレール13が配置されている。遊技盤5には、多数本の障害釘(図示省略)が配設されており、ガイドレール13に沿って遊技盤5の左側上部から上方に放たれた遊技球は、遊技盤5の盤面に沿って多数本の障害釘の間を通って下方へと落下していく。
遊技盤5の略中央には、後述する大当り抽選結果導出演出や大当り遊技演出等を表示する液晶表示部14が設けられると共に、液晶表示部14の上部には、装飾用の演出ランプL2が設けられている。
液晶表示部14の下方及び右側方にはそれぞれ、第1始動口18と、第2始動口19とが設けられている。第1始動口18或いは第2始動口19に入賞すると、所定個数の賞球が払い出されると共に、大当り抽選に用いる大当り抽選乱数を含む種々の乱数が、それぞれ最大4個を限度として取得され、取得した乱数の値に基づく種々の抽選が実行される。
第2始動口19は、一対の可動羽根201,202を備えた電動式チューリップ(以下、電チューという)20からなる。電チュー20は、両可動羽根201,202が遊技球の直径よりもやや広い間隔をもって互いに近接した閉状態と、両可動羽根201,202が該閉状態よりも互いに離間した開状態とに遷移可能となっており、通常、閉状態となっている。電チュー20が図2に示す開状態となると、閉状態の場合に比べて、第2始動口19への入賞が容易となる。尚、本実施例では、第1始動口18と第2始動口19とは、一方の始動口を狙って発射した遊技球の軌道から他方の始動口が外れるように互いに離間して配置し、一方の始動口を狙うと他方の始動口には殆んど入賞しない様なゲージ構成を採用している。
又、液晶表示部14の左右両側にはそれぞれ、遊技球の通過に応じて前記電チュー20を開状態にするか否かを抽選する普図抽選の契機となる第1ゲート21と第2ゲート70とが設けられている。
第1始動口18の下方には、大当り遊技中に複数回開放される矩形状の大入賞口22が設けられている。大入賞口22の入口には、遊技盤面に沿って起立して大入賞口22を閉塞する閉状態と、手前側に倒れて大入賞口22を開放すると共に遊技球を案内する開状態とに遷移可能な開閉板23が設けられている。尚、図2は、開閉板23の開状態を示している。
液晶表示部14の左側には、遊技球の流れに影響を与えるための風車27と、入賞時に賞球が払い出されるだけの3つの普通入賞口72〜72とが配置されている。又、遊技盤5の下部には、第1始動口18、第2始動口19、大入賞口22及び3つの普通入賞口72〜72に入らなかった遊技球(アウト球)を回収するアウト球回収口71が設けられている。
液晶表示部14の右下側には、第1特別図柄表示部24と、第2特別図柄表示部28と、普通図柄表示部25とが設けられると共に、各図柄表示部24,28,25の周囲にはそれぞれ、第1特別図柄保留表示部26と、第2特別図柄保留表示部29と、普通図柄保留表示部27とが設けられている。
第1特別図柄表示部24及び第2特別図柄表示部28は、それぞれ7セグメント表示器からなり、第1特別図柄表示部24は、第1始動口18に係る大当り抽選の後、図柄変動(以下、特図変動ともいう)を開始し、最終的に停止して、大当り抽選結果を示す図柄を確定表示する。同様に、第2特別図柄表示部28は、第2始動口19に係る大当り抽選の後、図柄変動を開始し、最終的に停止して、大当り抽選結果を示す図柄を確定表示する。又、第1特別図柄表示部24及び第2特別図柄表示部28での特図変動に同期して、液晶表示部14では、演出図柄の変動を伴う大当り抽選結果導出演出が実行される。
普通図柄表示部25は、赤色と緑色の2つの発光ダイオードからなり、第1ゲート21及び第2ゲート70に係る前記普図抽選の後に、両発光ダイオードを交互に点灯させる変動(以下、普図変動とも言う)を開始し、普図抽選に当選した場合には緑色、外れた場合には赤色の発光ダイオードを点灯させた状態で停止して、普図抽選結果を遊技者に報知する。
第1特別図柄保留表示部26、第2特別図柄保留表示部29及び普通図柄保留表示部27は、それぞれ4つのLEDランプからなり、未だ大当り抽選が実行されていない大当り抽選乱数の数(以下、特図保留数という)、及び未だ普図抽選が実行されていない普図抽選乱数の数(以下、普図保留数という)に等しい数のLEDランプを点灯させて、特図保留数及び普図保留数を遊技者に報知する。
図3に示す如く、本実施例のパチンコ遊技機の制御部100は、遊技制御を司る主制御部110と、該主制御部110からの指令に基づいて主に液晶表示部114の制御を司る副制御部120とからなり、主制御部110と副制御部120とは、主制御部110から副制御部120への一方向通信経路によって互いに電気的に接続されている。
主制御部110は、CPU111、ROM112、RAM113、入力ポート101A、及び出力ポート102を備え、主制御部110の入力ポート101Aには、第1始動口18への入賞を検知する第1始動口センサ31と、第2始動口19への入賞を検知する第2始動口センサ34と、大入賞口22への入賞を検知する大入賞口センサ32と、遊技球の第1ゲート21通過を検知する第1ゲートセンサ33と、遊技球の第2ゲート70通過を検知する第2ゲートセンサ35と、3つの普通入賞口72〜72への入賞をそれぞれ検知する普通入賞口センサ41〜43とが、それぞれ電気的に接続されている。主制御部110の出力ポート102には、第1特別図柄表示部24と、第2特別図柄表示部28と、普通図柄表示部25と、第1特別図柄保留表示部26と、第2特別図柄保留表示部29と、普通図柄保留表示部27と、電チュー20の可動羽根201,202を開閉駆動する電チュー駆動部61と、大入賞口22の開閉板23を開閉駆動する開閉板駆動部62とが、それぞれ電気的に接続されている。
主制御部110のCPU111は、ROM112に格納された遊技プログラムPgに則り、入力ポート101Aに接続された各種センサの検出信号に応じて、出力ポートに接続された各表示部及び駆動部の制御、並びに副制御部120へのコマンドの送信を行う。RAM113には、遊技プログラムPgの実行に必要な情報が逐次記憶される。
同様に、副制御部120は、CPU121、ROM122、RAM123、入力ポート101B、及び出力ポート103を備え、副制御部120の入力ポート101Bには、左/中/右ボタン8〜10に対する操作の有無をそれぞれ検出する左/中/右ボタンセンサ51〜53が電気的に接続されている。副制御部120の出力ポート103には、液晶表示部14と、スピーカ11,12と、前面ランプL1と、演出ランプL2とが、それぞれ電気的に接続されている。
副制御部110のCPU121は、ROM122に格納された演出プログラムQgに則り、主制御部110からのコマンドと、入力ポート101Bに接続された各種センサの検出信号とに応じて、出力ポートに接続された液晶表示部14、スピーカ11,12、及びランプ類L1,L2を制御する。RAM123には、演出プログラムQgの実行に必要な情報が逐次記憶される。
以下、主制御部110のCPU111によって実行される各種処理手続きについて、図面に沿って詳細に説明する。
第1始動入賞処理(図4)
図4に示す第1始動入賞処理では、第1始動口18への入賞の有無を監視すると共に、入賞した場合には、各種乱数の取得処理並びに賞球払出処理を実行する。
先ずステップS1にて、第1始動口18の入賞センサ31が入賞を検知したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS1にて同じ判断を繰り返す。一方、ステップS1にてイエスと判断した場合には、ステップS2へ移行して、第1始動口18入賞時に取得され大当り抽選を保留している大当り抽選乱数の数(以下、第1特図保留数という)が4か否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS6へ移行する一方、ノーと判断した場合には、次のステップS3にて、第1特図保留数に1加算する。次のステップS4では、大当り抽選乱数R1を取得してRAM113の第1特図保留記憶領域に記憶すると共に、ステップS5にて大当り種別抽選乱数R2、及び特図変動時間抽選乱数R3の現在値をRAM113の第1特図保留記憶領域に記録する。そして、最後のステップS6にて賞球払出処理を実行して、ステップS1へ戻る。
ここで、大当り抽選乱数R1は、主制御部110のCPU111内蔵の乱数発生器によって極短周期(例えば、33μSec周期)で更新されるハード乱数であって、0〜1199の数値範囲を有する。一方、大当り種別抽選乱数R2及び特図変動時間抽選乱数R3は、前記遊技プログラムPg内で逐次更新されるカウンタ型のソフト乱数であって、大当り種別抽選乱数R2は0〜99、特図変動時間抽選乱数R3は0〜2047の数値範囲をそれぞれ有する。
第2始動入賞処理(図5)
図5に示す第2始動入賞処理では、第2始動口19への入賞の有無を監視すると共に、入賞した場合には、各種乱数の取得処理並びに賞球払出処理を実行する。
先ずステップS10にて、第2始動口19の入賞センサ34が入賞を検知したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS10にて同じ判断を繰り返す。一方、ステップS10にてイエスと判断した場合にはステップS11へ移行して、第2始動口19入賞時に取得され大当り抽選を保留している大当り抽選乱数の数(以下、第2特図保留数という)が4か否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS15へ移行する一方、ノーと判断した場合には、次のステップS12にて第2特図保留数に1加算する。次のステップS13では、大当り抽選乱数R1を取得してRAM113の第2特図保留記憶領域に記憶すると共に、次のステップS14にて大当り種別抽選乱数R2、及び特図変動時間抽選乱数R3の現在値をRAM113の第2特図保留記憶領域に記録する。そして、最後のステップS15にて賞球払出処理を実行して、ステップS10へ戻る。
ゲート処理(図6)
図6に示すゲート処理では、遊技球が第1ゲート21又は第2ゲート70を通過したか否かを監視し、通過した場合には普図抽選乱数の取得処理を実行する。
先ずステップS20にて、第1ゲートセンサ33又は第2ゲートセンサ35が遊技球通過を検知したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS20にて同じ判断を繰り返す。一方、ステップS20にてイエスと判断した場合には、ステップS21へ移行して、遊技球が第1ゲート21又は第2ゲート70を通過したときに取得され普図抽選を保留している普図抽選乱数の数(以下、普図保留数という)が4か否かを判断し、ノーと判断した場合には、次のステップS22にて普図保留数に1加算すると共に、次のステップS23にて、普図抽選乱数R5の現在値をRAM113の普図保留記憶領域に記録して、ステップS20へ戻る。ステップS21にてイエスと判断した場合にも、ステップS20へ戻る。
ここで、普図抽選乱数R5は、大当り種別抽選乱数R2及び特図変動時間抽選乱数R3と同様に、前記遊技プログラムPg内で逐次更新されるカウンタ型のソフト乱数であって、0〜251の数値範囲を有する。
普図処理(図7)
図7に示す普図処理では、遊技球が第1ゲート21又は第2ゲート70を通過したときに取得した普図抽選乱数R5に基づく普図抽選処理と、該抽選結果に応じた普通図柄表示部25の表示制御とを実行する。
先ずステップS90にて、普図保留数が0か否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS90にて同じ判断を繰り返す。一方、ノーと判断した場合にはステップS91に移行して普図保留数を1減算すると共に、ステップS92にて抽選対象となる最先取得に係る普図抽選乱数R5の退避処理、並びに該退避処理によって空きのできた普図保留記憶領域の前詰処理を行う。次のステップS93では、普図抽選を行う。具体的には、普図抽選乱数R5の値が1〜250の場合は当選、0又は251の場合はハズレと判定する。従って、普図抽選に当選する確率は250/252である。
次のステップS94では、時短遊技中か否かを判断し、ノーと判断した場合にはステップS95、イエスと判断した場合にはステップS96に移行して、普図の変動時間に30秒、3秒をそれぞれセットし、次のステップS97にて普図変動を開始する。時短遊技については後述する。
次のステップS98では、ステップS95又はステップS96でセットした変動時間が経過したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS98にて同じ判断を繰り返す。ステップS98にてイエスと判断されると、ステップ99へ移行して普図変動を停止する。上述の如く、当選した場合には普通図柄表示部25の緑色発光ダイオード、外れた場合には赤色発光ダイオードがそれぞれ点灯する。
そして、次にステップ100にて普図抽選に当選したか否かを判断し、イエスと判断した場合にはステップS101へ移行して、普通遊技処理を実行する一方、ノーと判断した場合にはステップS90へ戻る。
ここで、時短遊技状態とは、普図変動時間が初期化時の30秒から3秒に短縮されると共に、普図抽選当選時に実行される後述の普通遊技処理における電チュー20の開放時間が初期化時よりも長くなる遊技状態をいう。従って、時短遊技状態においては、初期化時の非時短遊技状態に比べて、電チュー20の長時間開放が頻繁に発生することになり、この結果、第2始動口19への入賞が非時短遊技状態よりも容易となる。尚、本実施例において、普図抽選に当選する確率は、非時短遊技状態及び時短遊技状態に拘らず一定としたが、時短遊技状態中の普図抽選の当選確率を非時短遊技状態中よりも高く設定してもよい。
普通遊技処理(図8)
図8に示す普通遊技処理では、普通図柄表示部25における普図変動後、普通図柄表示部25に普図抽選に当選したことを示す図柄が停止表示された場合(具体的には、緑色発光ダイオードが点灯)に実行される、電チュー20開放に関する制御を実行する。
先ずステップS110にて時短遊技中か否かを判断し、イエスと判断した場合にはステップS111にて、最大開放時間に1.5秒、最大開放回数に3をセットする一方、ノーと判断した場合にはステップS112にて、最大開放時間に0.5秒、最大開放回数に1をセットする。続くステップS113にて最大カウント数に9、ステップS114にて開放回数に1をそれぞれセットすると共に、ステップS115にてカウント数に0をセットする。そして、次のステップS116にて、電チュー駆動部61を駆動して電チュー20を開放すると共に、開放時間の計測を開始する。
電チュー20の開放中には、ステップS117にて第2始動口19の入賞センサ34が入賞を検知したかを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS118へ移行してカウント数に1加算すると共に、次のステップS119にて、カウント数が最大カウント数以上となったか否かを判断する。ステップS119にてイエスと判断した場合には、ステップS120へ移行し、電チュー駆動部61を駆動して電チュー20を閉塞する。
一方、ステップS117及びS119にてノーと判断した場合には、ステップS121にて、電チュー20開放後、最大開放時間が経過したか否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS122にて電チュー20を閉塞してステップS123へ移行する一方、ノーと判断した場合には、ステップS117へ戻る。次のステップS123では、開放回数が最大開放回数に等しいか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS124にて開放回数に1加算すると共に計時を開始する。次のステップS125では、インターバル時間が経過したか否かを判断し、イエスと判断した場合にはステップS116へ戻る一方、ノーと判断された場合は、同じ判断を繰り返す。一方、ステップS123にてイエスと判断した場合には、普通遊技処理を終了してリターンする。
第1特図処理(図9)
図9に示す第1特図処理では、第1始動口18への入賞時に取得した各種乱数に基づく各種抽選処理と、該各種抽選処理の結果に応じた第1特別図柄表示部24の表示制御とを実行する。
先ずステップS30にて、第1特別図柄表示部24が図柄変動中か否か、及び大当り遊技中か否かを判断し、何れかをイエスと判断した場合には、ステップS30にて同じ判断を繰り返す。一方、何れもノーと判断した場合には、ステップS31へ移行して第1特図保留数が0か否かを判断する。ステップS31にてイエスと判断した場合には、ステップS30へ戻る一方、ノーと判断した場合には、次のステップS32に移行して第1特図保留数を1減算すると共に、次のステップS33にて、抽選対象となる最先取得に係る各乱数R1〜R3の退避処理、並びに該退避処理によって空きのできた第1特図保留記憶領域の前詰処理を行う。次のステップS34では、大当り抽選乱数R1及び大当り種別抽選乱数R2に基づく大当り抽選処理、ステップS35では、特図変動時間抽選乱数R3に基づく第1特図変動時間抽選処理を行う。尚、大当り抽選処理及び第1特図変動時間抽選処理については後述する。
次のステップS36では、大当り抽選結果と、第1特図変動時間抽選結果とを含む第1特図変動開始コマンドを副制御部120に送信し、次のステップS37にて、第1特別図柄表示部24での図柄変動を開始すると共に、変動時間の計測を開始する。
第1特図変動開始コマンドを受信した副制御部120は、大当り抽選結果と、第1特図変動時間抽選結果とに応じて、液晶表示部14で実行すべき大当り抽選結果導出演出の種別を決定し、該演出の実行を開始する。
次のステップS38では、変動時間の計測結果が第1特図変動時間抽選結果に応じて定まる第1特図変動時間に至ったか否かを判断する。ステップS38にてノーと判断した場合には、次のステップS39にて、第2特別図柄表示部28に大当り抽選に当選したことを示す大当り図柄が停止表示されたか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS38に戻る。
一方、ステップS39にてイエスと判断した場合には、ステップS40にて、変動時間の計測を一時停止すると共に、次のステップS41にて第2特別図柄表示部28での大当り図柄停止を契機とする大当り遊技が終了したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS41にて同じ判断を繰り返す。前記大当り遊技が終了するとステップ41でイエスと判断され、ステップS42にて変動時間の計測を再開してステップS38へ戻る。
尚、ステップS39にてイエスと判断された後、ステップS41にてイエスと判断されるまでの間、即ち第2特別図柄表示部28に大当り図柄が停止表示されてから、該大当り図柄停止を契機とする大当り遊技が終了するまでの間、第1特別図柄表示部24での図柄変動は継続される。
変動時間の計測結果が前記第1特図変動時間に至ると、ステップS38にてイエスと判断されてステップS43へ移行し、第1特図変動停止コマンドを副制御部120に送信する。第1特図変動停止コマンドを受信した副制御部120は、大当り抽選結果に応じた演出図柄を停止させて、前記大当り抽選結果導出演出を終了する。
次のステップS44では、第1特別図柄表示部24での図柄変動を停止し、大当り抽選結果に応じた大当り図柄或いは外れ図柄を第1特別図柄表示部24に表示する。ステップS45では、大当り抽選に当選したか否かを判断し、イエスと判断した場合にはステップS46の大当り遊技処理へ移行する一方、ノーと判断した場合にはステップS47の時短回数更新処理へ移行して、ステップS30に戻る。尚、大当り遊技処理及び時短回数更新処理については後述する。
第2特図処理(図10)
図10に示す第2特図処理では、第2始動口19への入賞時に取得した各種乱数に基づく各種抽選処理と、該各種抽選処理の結果に応じた第2特別図柄表示部28の表示制御とを実行する。
先ずステップS50にて、第2特別図柄表示部28が図柄変動中か否か、及び大当り遊技中か否かを判断し、何れかをイエスと判断した場合には、ステップS50にて同じ判断を繰り返す。一方、何れもノーと判断した場合には、ステップS51へ移行して第2特図保留数が0か否かを判断する。ステップS51にてイエスと判断した場合には、ステップS50へ戻る一方、ノーと判断した場合には、次のステップS52に移行して第2特図保留数を1減算すると共に、次のステップS53にて、抽選対象となる最先取得に係る各乱数R1〜R3の退避処理、並びに該退避処理によって空きのできた第2特図保留記憶領域の前詰処理を行う。次のステップS54では、大当り抽選乱数R1及び大当り種別抽選乱数R2に基づく大当り抽選処理、ステップS55では、特図変動時間抽選乱数R3に基づく第2特図変動時間抽選処理を行う。
次のステップS56では、大当り抽選結果と、第2特図変動時間抽選結果とを含む第2特図変動開始コマンドを副制御部120に送信し、次のステップS57にて、第2特別図柄表示部28での図柄変動を開始すると共に、変動時間の計測を開始する。
第2特図変動開始コマンドを受信した副制御部120は、大当り抽選結果と、第2特図変動時間抽選結果とに応じて、液晶表示部14で実行すべき大当り抽選結果導出演出の種別を決定し、該演出の実行を開始する。
次のステップS58では、変動時間の計測結果が、第2特図変動時間抽選結果に応じて定まる第2特図変動時間に至ったか否かを判断する。ステップS58にてノーと判断した場合には、次のステップS59にて、第1特別図柄表示部24に大当り図柄が停止表示されたか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS58に戻る。
一方、ステップS59にてイエスと判断した場合には、ステップS60にて、変動時間の計測を一時停止すると共に、次のステップS61にて第1特別図柄表示部24での大当り図柄停止を契機とする大当り遊技が終了したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS61にて同じ判断を繰り返す。前記大当り遊技が終了するとステップ61でイエスと判断され、ステップS62にて変動時間の計測を再開してステップS58へ戻る。
尚、ステップS59にてイエスと判断された後、ステップS61にてイエスと判断されるまでの間、即ち第1特別図柄表示部24に大当り図柄が停止表示されてから、該大当り図柄停止を契機とする大当り遊技が終了するまでの間、第2特別図柄表示部28での図柄変動は継続される。
変動時間の計測結果が前記第2特図変動時間に至ると、ステップS58にてイエスと判断されてステップS63へ移行し、第2特図変動停止コマンドを副制御部120に送信する。第2特図変動停止コマンドを受信した副制御部120は、大当り抽選結果に応じた演出図柄を停止させて、前記大当り抽選結果導出演出を終了する。
次のステップS64では、第2特別図柄表示部28での図柄変動を停止し、大当り抽選結果に応じた大当り図柄或いは外れ図柄を第2特別図柄表示部28に表示する。ステップS65では、大当り抽選に当選したか否かを判断し、イエスと判断した場合にはステップS66の大当り遊技処理へ移行する一方、ノーと判断した場合にはステップS67の時短回数更新処理へ移行して、ステップS50に戻る。
大当り抽選処理
大当り抽選処理では、大当り抽選乱数R1の値に基づき、大当り遊技を実行するか否かを抽選すると共に、大当り遊技を実行する場合には、大当り種別抽選乱数R2の値に基づき、大当り種別を抽選する。
具体的には、先ず、確変状態か否かを判断し、ノーと判断した場合、即ち非確変状態である場合には、4個の当選判定値が格納された第1の大当り抽選テーブル、イエスと判断した場合には、40個の当選判定値が格納された第2の大当り抽選テーブルをそれぞれ参照し、大当り抽選乱数R1の値が各大当り抽選テーブルに格納された当選判定値の何れかと一致した場合には当選、何れとも一致しない場合には外れと判定する。従って、大当り抽選に当選する確率は、非確変状態では1/300、確変状態では非確変状態の10倍の1/30となる。
又、大当り抽選に当選した場合には、図11に示す大当り種別抽選テーブルを参照し、大当り種別抽選乱数R2の値に応じて、大当り種別を抽選する。即ち、大当り種別抽選乱数R2の値が0〜9の場合には大当り種別1、10〜49の場合には大当り種別2、50〜99の場合には大当り種別3となる。従って、大当り種別1、2及び3の振分確率はそれぞれ、10%、40%、50%となる。ここで、大当り種別1及び3は、大当り遊技終了後、確変状態に移行する確変大当りである一方、大当り種別2は、大当り遊技終了後、非確変状態へ移行する非確変大当り(以下、通常大当りともいう)である。従って、大当り遊技終了後、確変遊技状態へ移行する確率(以下、確変突入率という)は、60%である。又、確変大当りの場合は、大当り遊技終了後、次回大当りまで継続する時短状態、通常大当りの場合は、大当り遊技終了後、第1及び第2特別図柄表示装置24,28に外れ図柄が合計100回停止されるまで継続する回数制限付の時短状態へ移行する。
以下、大当り種別が1の大当りを突然確変(又は突確)大当り、大当り種別2の大当りを高出玉通常大当り、大当り種別3の大当りを高出玉確変大当りという。
尚、大当り抽選に外れた場合、大当り種別には0がセットされ、該大当り種別が、上述の第1及び第2特図変動開始コマンドに含まれる大当り抽選結果として、副制御部120に送信される。
又、図柄変動終了後、第1及び第2特別図柄表示部24,28には、大当り種別に応じた当否判定図柄が停止表示される。即ち、大当り種別が1乃至3の場合にはそれぞれ大当り図柄「3」、「7」、「F」が、大当り種別が0の場合は外れ図柄「−」(バー)が停止表示される。
第1特図変動時間抽選処理
第1特図変動時間抽選処理では、現在の遊技状態と、大当り抽選の結果と、特図変動時間抽選乱数R3の値とに応じて、第1特別図柄表示部24での図柄変動時間を決定する。具体的には、現在の遊技状態に応じて、図12(a)〜(c)に示す何れかの第1特図変動時間抽選テーブルを選択し、該第1特図変動時間抽選テーブルと、大当り抽選結果と、特図変動時間抽選乱数R3の値とに基づき、前記図柄変動時間を決定する。
図12(a)は、大当り抽選に当選する確率が初期化時と同等の1/300に設定された非確変状態、且つ非時短状態中に選択される第1特図変動時間抽選テーブル、図12(b)は、確変状態且つ時短状態中に選択される第1特図変動時間抽選テーブル、図12(c)は、非確変状態且つ時短状態中に選択される第1特図変動時間抽選テーブルをそれぞれ示している。
又、図12(a)〜(c)及び図13(a)〜(c)に示す演出種別は、各変動パターン番号を含む第1又は第2特図変動開始コマンドを受信した場合に、副制御部120によって液晶表示部14で開始される大当り抽選結果導出演出の種別を示している。
これら11種類の変動パターン番号の内、変動パターン番号0〜6に対応する各大当り抽選結果導出演出(通常時短、通常、ノーマルリーチ、ノーマルロングリーチ、及びスーパーリーチA〜C)については、従来のパチンコ遊技機における大当り抽選結果導出演出と略同等であるが、変動パターン番号7〜10に対応する各大当り抽選結果導出演出(ミッション演出)については、従来のパチンコ遊技機にはない本願の特徴部分である。各大当り抽選結果導出演出の詳細については、後述する。
図12(a)〜(c)に示す如く、第1特図変動時間抽選処理の結果、変動パターン番号7〜10が選択されることはなく、変動パターン番号0〜6の7通りから何れかの変動パターン番号が選択され、該変動パターン番号に応じて、第1特別図柄表示部24における特図変動時間が決定される。そして、第1特図変動時間抽選処理にて決定した変動パターン番号が、上述の第1特図変動開始コマンドに含まれる第1特図変動時間抽選結果として、副制御部120に送信される。
図12(a)〜(c)から明らかな様に、各変動パターン番号の選択率は、大当り種別が2及び3の場合、何れの遊技状態においても同等である一方、大当り種別が0及び1の場合、時短中か否かに応じて異なる様に設定している。具体的には、図12(b)及び(c)に示す時短中は、外れ時の平均第1特図変動時間、及び大当り種別1に当選時の平均第1特図変動時間が、図12(a)に示す非時短中に比べて短くなる様に、即ち時短中は非時短中に比べて、第1特図変動時間が短い変動パターンの選択確率が高くなるように設定している。
第2特図変動時間抽選処理
第2特図変動時間抽選処理では、現在の遊技状態と、大当り抽選の結果と、特図変動時間抽選乱数R3の値とに応じて、第2特別図柄表示部28での図柄変動時間を決定する。具体的には、現在の遊技状態に応じて、図13(a)〜(c)に示す何れかの第2特図変動時間抽選テーブルを選択し、該第2特図変動時間抽選テーブルと、大当り抽選結果と、特図変動時間抽選乱数R3の値とに基づき、前記図柄変動時間を決定する。
図13(a)は、非確変且つ非時短状態中に選択される第2特図変動時間抽選テーブル、図13(b)は、確変且つ時短状態中に選択される第2特図変動時間抽選テーブル、図13(c)は、非確変且つ時短状態中に選択される第2特図変動時間抽選テーブルをそれぞれ示している。
図13(a)及び(c)に示す第2特図変動時間抽選テーブルはそれぞれ、図12(a)及び(c)に示す同じ遊技状態の第1特図変動時間抽選テーブルと同じである一方、図13(b)に示す確変・時短中の第2特図変動時間抽選テーブルは、大当り種別1及び3に当選時の確変同パターン番号の選択率が、図12(b)に示す同じ遊技状態の第1特図変動時間抽選テーブルとは異なる。具体的には、図13(b)に示す確変・時短中の第2特図変動時間抽選テーブルは、大当り種別1及び3の当選時にそれぞれ、変動パターン番号7〜10が合計25%の選択率で選択される様に設定している。
即ち、確変・時短中に、第2始動口19への入賞を契機とする大当り抽選の結果、大当り種別1又は3の確変大当りに当選した場合には、25%の確率で第2特別図柄表示部28での図柄変動時間が極めて長時間、具体的には90、300、600又は900秒に設定される。
時短回数更新処理
時短回数更新処理では、前記回数制限付の時短状態中か否かを判断し、該回数制限付の時短状態中である場合には、第1及び第2特別図柄表示装置24,28に外れ図柄が停止表示された合計回数をカウントし、該カウント結果が100回となった場合に、時短状態を終了し、非時短状態へ移行させる。
大当り遊技処理(図14)
図14に示す大当り遊技処理は、第1又は第2特別図柄表示部24,28における図柄変動後、第1又は第2特別図柄表示部24,28に大当り抽選に当選したことを示す大当り図柄が停止表示された場合に実行される大当り遊技に関する制御を実行する。
先ずステップS71にて、大当り遊技開始コマンドを副制御部120に送信する。該大当り遊技開始コマンドを受信した副制御部120は、液晶表示部14にて大当り演出を開始する。
そして、次のステップS72にて、大当り種別に応じて、最大ラウンド数、大入賞口22の最大開放時間を設定すると共に、各ラウンドで許容される大入賞口22への入賞の最大カウント数を設定する。具体的には、図11に示す如く、大当り種別が1の場合、最大ラウンド数には2、大入賞口22の最大開放時間には0.5秒をセットする一方、大当り種別が2及び3の場合には、最大ラウンド数には15、大入賞口22の最大開放時間には30秒をそれぞれセットする。最大カウント数には、大当り種別に拘らず9をセットする。
そして、次のステップS73にてラウンド数に1、ステップS74にてカウント数に0をそれぞれセットした後、ステップS75にて開閉板駆動部62を駆動して大入賞口22を開放すると共に、開放時間の計測を開始する。
大入賞口22の開放中には、ステップS76にて大入賞口入賞センサ32が入賞を検知したかを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS77へ移行してカウント数に1加算すると共に、次のステップS78にて、カウント数が最大カウント数以上となったか否かを判断する。ステップS78にてイエスと判断した場合には、ステップS80へ移行し、開閉板駆動部62を駆動して大入賞口22を閉塞する。一方、ステップS76及びステップS78にてノーと判断した場合には、ステップS79へ移行して、大入賞口22開放後、最大開放時間が経過したか否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS80にて開閉板駆動部62を駆動して大入賞口22を閉塞する一方、ノーと判断した場合には、ステップS76へ戻る。
ステップS80にて大入賞口9を閉塞した後は、ステップS81にてラウンド数が最大ラウンド数に等しいか否かを判断し、ノーと判断した場合にはステップS84にてラウンド数に1加算してステップS74へ戻る一方、イエスと判断した場合にはステップS82の大当り遊技後の遊技状態設定処理へ移行する。該大当り遊技後の遊技状態設定処理では、大当り種別に応じた遊技状態の設定処理を行う。具体的には、図11に示す如く、大当り種別が1又は3の場合には、確変状態且つ次回大当りまで継続する時短状態へ移行させる一方、大当り種別が2の場合には、非確変状態且つ外れ図柄が合計100回停止されるまで継続する回数制限付の時短状態へ移行させる。
そして、次のステップS83にて、大当り遊技終了コマンドを副制御部120に送信してリターンする。該大当り遊技終了コマンドを受信した副制御部120は、液晶表示部14にて実行中の大当り演出を終了する。
次に、上述の第1及び第2特別図柄表示部24,28での図柄変動に同期して、液晶表示部14で実行される各種大当り抽選結果導出演出、並びに該演出実行時に副制御部120のCPU121によって実行される処理手続きについて、図面に沿って詳細に説明する。
第1特図演出処理(図15)
図15に示す第1特図演出処理では、第1特別図柄表示部24での図柄変動に同期して、液晶表示部14で実行すべき大当り抽選結果導出演出に関する制御を行う。
先ず、ステップS201にて、第1特図変動開始コマンドを受信したか否かを判断し、ノーと判断した場合には同じ判断を繰り返す一方、イエスと判断した場合にはステップS202へ移行して、第1特図変動開始コマンドに含まれる大当り種別及び変動パターン番号に応じた大当り抽選結果導出演出を開始する。
次のステップS203では、第1特図変動停止コマンドを受信したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS204にて第2特図変動停止コマンドを受信したか否かを判断する。ステップS204にてイエスと判断した場合には、ステップS205にて、ステップS204で受信した第2特図変動停止コマンドと対をなす、受信済の第2特図変動開始コマンドに含まれていた大当り種別に基づき、第2特別図柄表示部28に大当り図柄が停止するか否かを判断する。具体的には、前記受信済の第2特図変動開始コマンドに含まれていた大当り種別が0の場合にはノー、0以外の場合にはイエスと判断する。ステップS205にてイエスと判断した場合には、ステップS206へ移行して、実行中の大当り抽選結果導出演出を一時停止する一方、ステップS204及びS205にてノーと判断した場合には、ステップS203へ戻る。
次のステップS207では、大当り遊技終了コマンドを受信したか否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS208にて一時停止していた大当り抽選結果導出演出を再開してステップS203へ戻る一方、ノーと判断した場合には、ステップS207にて同じ判断を繰り返す。
一方、ステップS203にてイエスと判断した場合には、ステップS209にて、ステップS201で受信済の第1特図変動停止コマンドに含まれていた大当り種別及び変動パターン番号に応じた演出図柄を停止表示して、大当り抽選結果導出演出を終了する。
次のステップS210では、前記受信済の第1特図変動停止コマンドに含まれていた大当り種別に基づき、第1特別図柄表示部24に大当り図柄が停止するか否かを判断する。具体的には、前記受信済の第1特図変動開始コマンドに含まれていた大当り種別が0の場合にはノー、0以外の場合にはイエスと判断する。ステップS210にてノーと判断した場合には、ステップS201へ戻る一方、イエスと判断した場合には、ステップS211へ移行する。
ステップS211では、大当り遊技開始コマンドを受信したか否かを判断し、ノーと判断した場合には同じ判断を繰り返す一方、イエスと判断した場合には、大当り演出処理へ移行する。該大当り演出処理は、主制御部110からの大当り遊技終了コマンドの受信をもって終了し、終了後ステップS201へ戻る。
第2特図演出処理(図16)
図16に示す第2特図演出処理では、第2特別図柄表示部28での図柄変動に同期して、液晶表示部14で実行すべき大当り抽選結果導出演出に関する制御を行う。
先ず、ステップS221にて、第2特図変動開始コマンドを受信したか否かを判断し、ノーと判断した場合には同じ判断を繰り返す一方、イエスと判断した場合にはステップS222へ移行して、第2特図変動開始コマンドに含まれる大当り種別及び変動パターン番号に応じた大当り抽選結果導出演出を開始する。
次のステップS223では、第2特図変動停止コマンドを受信したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS224にて第1特図変動停止コマンドを受信したか否かを判断する。ステップS224にてイエスと判断した場合には、ステップS225にて、ステップS224で受信した第1特図変動停止コマンドと対をなす、受信済の第1特図変動開始コマンドに含まれていた大当り種別に基づき、第1特別図柄表示部24に大当り図柄が停止するか否かを判断する。具体的には、前記受信済の第1特図変動開始コマンドに含まれていた大当り種別が0の場合にはノー、0以外の場合にはイエスと判断する。ステップS225にてイエスと判断した場合には、ステップS226へ移行して、実行中の大当り抽選結果導出演出を一時停止する一方、ステップS224及びS225にてノーと判断した場合には、ステップS223へ戻る。
次のステップS227では、大当り遊技終了コマンドを受信したか否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS228にて一時停止していた大当り抽選結果導出演出を再開してステップS223へ戻る一方、ノーと判断した場合には、ステップS227にて同じ判断を繰り返す。
一方、ステップS223にてイエスと判断した場合には、ステップS229にて、ステップS221で受信済の第2特図変動停止コマンドに含まれていた大当り種別及び変動パターン番号に応じた演出図柄を停止表示して、大当り抽選結果導出演出を終了する。
次のステップS230では、前記受信済の第2特図変動停止コマンドに含まれていた大当り種別に基づき、第2特別図柄表示部28に大当り図柄が停止するか否かを判断する。具体的には、前記受信済の第2特図変動開始コマンドに含まれていた大当り種別が0の場合にはノー、0以外の場合にはイエスと判断する。ステップS230にてイエスと判断した場合には、ステップS231へ移行する一方、ノーと判断した場合には、ステップS221へ戻る。
ステップS231では、大当り遊技開始コマンドを受信したか否かを判断し、ノーと判断した場合には同じ判断を繰り返す一方、イエスと判断した場合には、大当り演出処理へ移行する。該大当り演出処理は、主制御部110からの大当り遊技終了コマンドの受信をもって終了し、終了後ステップS221へ戻る。
次に、各種大当り抽選結果導出演出について説明する。
図17(a)に示す如く、基本的に、第1特別図柄表示部24での図柄変動に同期した大当り抽選結果導出演出は液晶表示部14の左領域14Lにて、第2特別図柄表示部28での図柄変動に同期した大当り抽選結果導出演出は液晶表示部14の右領域14Rにて、それぞれ個別に実行される。
各種大当り抽選結果導出演出は、それぞれ1〜9の数字図柄からなる3つの演出図柄150L/150M/150R、151L/151M/151Rのスクロール変動を含み、少なくとも1つの演出図柄は、第1又は第2特図変動停止コマンドを受信するまでスクロール変動を継続する。そして、第1又は第2特図変動停止コマンドを受信後、第1又は第2特図変動開始コマンドに含まれる大当り種別が1、即ち突確大当りの場合には123,234,345,456,567,678,789の7通りの連番図柄の内、何れかの連番図柄、大当り種別が2、即ち高出玉通常大当りの場合には111,222,444,555,666,888,999の7通りのゾロ目図柄の内、何れかのゾロ目図柄、大当り種別が2、即ち高出玉通常大当り場合には333,777の2通りのゾロ目図柄の内、何れかのゾロ目図柄、大当り種別が0、即ち外れの場合には前記ゾロ目図柄を除く数字図柄の組み合わせが、それぞれ確定表示される。
上述の如く、大当り抽選結果導出演出の種別は、第1又は第2特図変動開始コマンドに含まれる大当り種別及び変動パターン番号に応じて決定されるが、変動パターン番号が同じである場合には、大当り種別が異なったとしても、最終的に大当り種別に応じた演出図柄組み合わせが確定表示されることを除けば、該確定表示までの演出は略同等である。
又、図12及び13に示す変動パターン番号が0〜6に対応する各種大当り抽選結果導出演出、即ち通常時短、通常、ノーマルリーチ、ノーマルロングリーチ、及びスーパーリーチA〜Cについては、液晶表示部14の左領域14Lで実行された場合と右領域14Rで実行された場合とで、図17(a)に示す如く登場するキャラクタが異なる様に設定されているが、演出図柄150L/150M/150R、151L/151M/151Rの変動態様については基本的に同等であるため、以下、変動パターン番号0〜6に対応する各種大当り抽選結果導出演出が液晶表示部14の左領域14Lで実行される場合についてのみ説明し、右領域14Rで実行される場合については、説明を省略する。
変動パターン番号0〜6に対応する各種大当り抽選結果導出演出の開始時には、図17(a)に示す如く、3つの演出図柄150L,150M,150Rが一斉にスクロール変動を開始する。
その後、変動パターン番号0に対応する通常時短演出の場合、3つの演出図柄150L/150M/150Rが一斉にスクロール変動を停止して、大当り種別に応じた確定図柄を停止表示する。
又、変動パターン番号1に対応する通常演出の場合、3つの演出図柄150L/150M/150Rのスクロール変動が、左演出図柄150L、右演出図柄150R、中演出図柄150Mの順に停止して、大当り種別に応じた確定図柄を停止表示する。
これに対し、変動パターン番号2〜6に対応するノーマルリーチ、ノーマルロングリーチ、及びスーパーリーチA〜Cの場合は、先ず、左演出図柄150L、右演出図柄150Rの順で同じ図柄を停止させてリーチ状態を成立させる。その後、図17(b)に示す如く、リーチ状態がクローズアップ表示され、中演出図柄150Mの種々の変動(例えば、変動中の図柄の種別が認識可能な低速変動及び駒送り変動等)と共に、種々のキャラクタ演出(例えば、メインキャラクタとサブキャラクタとのバトル演出等)が実行される。ノーマルリーチ、ノーマルロングリーチ、及びスーパーリーチA〜Cは、中演出図柄150Mの変動態様と、キャラクタ演出の種別とがそれぞれ異なるものである。この後、中演出図柄150Mの変動を停止して、大当り種別に応じた確定図柄を停止表示する。
図18(a)は、液晶表示部14の右領域14Rでの演出図柄151L/151M/151Rの変動中に、左領域14Lにて大当り、正確には高出玉確変大当りを示す確定図柄が停止表示された状態、図18(b)は、その後、液晶表示部14の全面で大当り演出が実行された状態をそれぞれ示している。
図18(b)に示す如く、液晶表示部14の右領域14Rでの演出図柄151L/151M/151Rの変動は、大当り演出中にも液晶表示部14の右隅に縮小された状態で見掛け上継続されるが、上述したように、内部的には一時停止状態である。又、右領域14Rでのキャラクタ演出は、左領域に大当りを示す確定図柄が停止表示された時点で一時停止され、大当り演出中には表示されない。尚、液晶表示部14の左領域14L及び右領域14Rの内、一方の領域に大当りを示す確定図柄が停止して、他方の領域で実行中の大当り抽選結果導出演出が一時停止された場合、大当り遊技(演出)終了後、一時停止した大当り抽選結果導出演出が、前記他方の領域にて継続実行される。
次に、変動パターン番号7〜9に対応するミッション演出について説明する。
図12(a)〜(c)及び図13(a)〜(c)に示す如く、該ミッション演出は、確変・時短状態中に第2始動口19への入賞を契機とする大当り抽選の結果、確変大当りに当選した場合、即ち大当り種別が1又は3となった場合にのみ選択される可能性がある大当り抽選結果導出演出である。従って、ミッション演出が実行された場合、確変大当りが確定する。
時短遊技中には、第2始動口19への入賞が容易となるため、該入賞を得るべく、遊技者は、第2始動口19のある右盤面を狙う、所謂右打ちを実行する。更に、時短遊技状態と確変遊技状態とが並立する確変・時短状態では、第2始動口19への頻繁な入賞によって大当り抽選の機会が増加することに加え、大当り抽選の当選確率が向上するため、比較的早期に大当りを引き当てることが出来る。
そして、確変・時短状態中に第2始動口19への入賞を契機とする大当り抽選の結果、確変大当りに当選し、且つ第2特図変動時間抽選の結果、変動パターン番号7〜9の何れかが選択された場合に、ミッション演出が実行される。尚、確変・時短状態中に第2始動口19への入賞を契機とする大当り抽選の結果、確変大当りに当選した場合に、変動パターン番号7〜9の何れかが選択される確率は、トータルで25%に設定している。
本実施例のパチンコ遊技機1では、上述の如く、2つの特別図柄表示部24,28での同時図柄変動を許容しているため、一方の始動口に対応する一方の特別図柄表示部での大当り図柄を導出することとなる図柄変動中に、他方の始動口に対応する他方の特別図柄表示部に大当り図柄が導出された(以下、大当り変動中大当りという)場合、短時間での連荘が確定することになる。特に、大当り抽選の当選確率が向上する確変中は、前記大当り変動中大当りの可能性も高くなる。
又、本実施例のパチンコ遊技機1では、上述の如く、一方の始動口を狙った場合には、他方の始動口への入賞の可能性が殆んど無いゲージ構成を採用している。これにより、2つの特別図柄表示部24,28での同時図柄変動を許容しつつも、従来のパチンコ遊技機に比べて大当り抽選機会が著しく増加すること、即ち射幸性が著しく高くなることを防止している。
しかしながら、このままでは、2つの特別図柄表示部24,28での同時図柄変動が生じることは殆んど無く、従来のパチンコ遊技機と同等となってしまう。そこで、本実施例のパチンコ遊技機1では、2つの特別図柄表示部24,28での同時図柄変動が生じ易い期間を限定的に創出すべく、他の変動パターン番号が選択された場合よりも、第2特別図柄表示部28での図柄変動時間が極めて長くなる変動パターン番号7〜9、及びこれに対応するミッション演出を設けた。
ミッション演出のミッションは、「第2特別図柄表示部28に大当り図柄を導出することとなる図柄変動中に、第1特別図柄表示部24に大当り図柄を導出させる」こと、即ち、前記大当り変動中大当りを引き当てることにある。従って、ミッションを達成するためには、第1始動口18を狙う必要がある。
図19(a)に示す如く、ミッション演出開始時、液晶表示部14には、右領域14Rでの3つの演出図柄151L/151M/151Rのスクロール変動と共に、「第1始動口を狙って爆弾が爆発するまでに敵キャラクタを倒せ」とのメッセージが表示される。ここで、爆弾が爆発するまでの時間、即ち制限時間は、変動パターン番号7〜9に応じた第2特図変動時間、即ち、90秒、300秒、600秒又は900秒となる。又、ミッション演出中には、図19(a)〜(b)、図20(a)、図21(a)〜(b)に示す如く、第2特図が停止する間までの残り変動時間が、爆発までの残り時間としてカウントダウン表示される。
ミッション演出中に、第1特図変動開始コマンドを受信した場合には、図19(b)に示す如く、液晶表示部14の左領域14Lにて、3つの演出図柄150L/150M/150Rの変動が開始されると共にサブ(敵)キャラクタが登場し、これに引き続き、図20(a)に示す如く、メインキャラクタとサブキャラクタのバトル演出が開始される。
そして、第1特図変動開始コマンドに含まれる大当り種別が0以外であった場合、即ち大当り抽選に当選した場合には、その後の第1特図変動停止コマンドの受信時に、図20(b)に示す如く、3つの演出図柄150L/150M/150Rの変動を停止して大当り種別に応じた確定図柄を表示すると共に、前記バトル演出の結果、メインキャラクタがサブキャラクタに勝利する映像を表示する。この場合は、ミッション達成となり、大当り遊技へ移行する。そして、大当り遊技終了後も、第2特図変動停止コマンドを受信するまで、ミッション演出を継続する。但し、大当り遊技終了後には、大当り種別に応じた遊技状態へ移行するため、例えば大当り種別2の通常大当りの場合には、ミッション演出は継続されるものの、内部的な遊技状態は、確変状態から非確変状態へ降格する。
一方、ミッション演出中に受信した第1特図変動開始コマンドに含まれる大当り種別が0であった場合、即ち大当り抽選に外れた場合には、その後の第1特図変動停止コマンドの受信時に、図21(a)に示す如く、3つの演出図柄150L/150M/150Rの変動を停止して外れを示す確定図柄を表示すると共に、メインキャラクタがサブキャラクタとのバトルに負けた映像を表示する。その後、図21(b)に示す如く、メインキャラクタが立ち上がる映像と共に、ミッション演出が継続する旨のメッセージを表示して、図19(a)又は図19(b)の状態へ戻る。
そして、最終的に第2特図変動停止コマンドを受信すると、ミッション演出終了となる。ミッション演出終了時には、右領域14Rでの3つの演出図柄151L/151M/151Rのスクロール変動を停止して、大当り種別に応じた確定図柄を表示すると共に、ミッション演出中にミッションを1回以上達成した場合には、図22(a)に示す如く、液晶表示部14にミッションが達成された旨がその達成回数と共に表示される。一方、ミッション演出中にミッションを1回も達成出来なかった場合、ミッション終了時には、図22(b)に示す如く、液晶表示部14にミッションが達成されずに失敗した旨が爆弾の爆発する映像と共に表示される。ミッション演出終了後には、大当り種別に応じた大当り遊技を実行し、確変・時短遊技状態へ移行する。
ところで、ミッション演出中にミッションを達成する確率は、第1始動口18への入賞を契機とする大当り抽選の機会の増大、即ちミッション演出中の第1始動口18への入賞回数の増大に連れて高くなる。ここで、ミッション演出中の第1始動口18への入賞回数は、基本的にミッション演出期間、即ち第2特図変動時間が長くなればなるほど大きくなるため、ミッション演出中にミッションを達成する確率は、高い方から順に変動パターン番号10、9、8、7となる。
本実施例のパチンコ遊技機1では、第1始動口18を狙って1分間に遊技球を100球打ち出した場合、第1始動口18の入賞が平均5回/分、即ち平均で12秒に1回得られるようなゲージ構成を採用している。又、図12(b)に示す如く、確変・時短状態中の第1特別図柄表示部24での平均第1特図変動時間は8.51秒に設定している。よって、確変・時短状態中には、平均第1特図変動時間(=8.51秒)が第1始動口18への平均入賞間隔(=12秒)よりも短いため、第1特別図柄表示部24での図柄変動中に第1始動口18への入賞が発生して大当り抽選が保留されることが殆んどないような構成となっている。
従って、ミッション演出中、上述の平均的な第1始動口18の入賞が得られたと仮定すると、変動パターン番号10、9、8及び7のミッション期間中の第1特図変動回数期待値は、75(=900/12)、50(=600/12)、25(=300/12)、7.5(=90/12)回となる。この第1特図変動回数期待値から算出した、変動パターン番号10、9、8及び7のミッション演出中のミッション達成期待値はそれぞれ、平均で92.1%、81.6%、57.2%、22.5%、又、変動パターン番号7〜10の選択確率を考慮した全ミッション演出中の平均ミッション達成期待値は、42.1%となる。
以上、説明したように、本実施例のパチンコ遊技機1によれば、遊技者は、ミッション演出の開始をもって確変大当りに当選したことを認識することが出来るばかりでなく、ミッションを達成すれば、連荘が確定することになる。又、ミッション演出中に、大当り種別2の通常大当りを引き当てて非確変状態へ降格したとしても、ミッション演出及び大当り遊技終了後には、再度確変状態へ昇格するため、非確変状態へ降格する期間は、最長でもミッション演出終了までの限定されたものとなる。
一方、ミッション演出中は、第2始動口19を狙っていれば持ち球の減少が抑制される時短状態であるため、ミッション演出中に第1始動口18狙いを行う遊技者は、持ち球の減少というリスクを伴うこととなる。そして、リスクを冒して第1始動口18狙いを行う遊技者にのみ、前記大当り変動中大当りによる連荘の可能性、及び通常大当りを引き当てた場合の非確変状態への降格期間の限定化という2つの特典が付与される。従って、上記リスクを冒したくない遊技者は第2始動口19狙い、リスクを冒して連荘を狙う遊技者は第1始動口18狙いといったように、遊技者自らの意思で遊技を選択することが出来る。
更に、リスクを冒して連荘を狙ったにも拘らず、ミッションを達成できなかった場合、減少する持ち球数は、第2特図変動時間、即ち、ミッション演出期間が長ければ長くなるほど大きくなる。従って、第2特図変動時間、即ち、ミッション演出期間が長くなればなるほど、ミッション達成期待値は高くなるものの、ミッションを達成できなかった場合に失うこととなる持ち球数は大きなものとなり、遊技者及びホールの何れかが一方的に有利となることはなく、適度な射幸性を維持することが出来る。
尚、本実施例において、変動パターン番号7〜9に対応するミッション演出は、確変・時短状態中に第2始動口19への入賞を契機とする大当り抽選の結果、確変大当りに当選した場合にのみ選択される可能性があるものとしたが、例えば、確変・時短状態中に第2始動口19への入賞を契機とする大当り抽選の結果、特定の確変大当りに当選した場合のみ選択される可能性があるものとしてもよい。例えば、大当り遊技中に出玉が殆んど得られない大当り種別1の突確大当りに当選した場合にミッション演出が実行されるようにした場合、ミッション演出中に大当り種別2又は3の大当りを引き当てれば多くの出玉が得られる上、ミッション演出終了後には確変状態へ移行するため、ミッション演出中にリスクを冒して第1始動口18を狙うメリットが大きくなる。
又、必ずしも上記条件下で「のみ」選択される可能性があるということに限定されるものではなく、上記条件下では他の条件下に比べて極めて高い確率で選択されるものであればよい。例えば、他の条件としては以下が考えられる。
a)非確変・時短状態中に第2始動口19への入賞を契機とする大当り抽選の結果、確変大当りに当選した場合
b)時短状態中に第2始動口19への入賞を契機とする大当り抽選の結果、通常大当りに当選した場合
上記a)の場合、ミッション演出中は、大当り抽選での当選確率が低い非確変状態であるため、ミッション達成期待値は低いものとなり、遊技者が、該ミッション達成期待値の低さを上述のリスクに見合わないと感じる虞がある。又、上記b)の場合、ミッション演出中に確変大当りを引き当てたとしても、ミッション演出終了後には非確変状態へ降格するため、遊技者が損失を蒙ったように感じる虞がある。従って、上記a)又はb)の構成のように、他の条件下でもミッション演出へ移行する可能性がある構成を採用する場合には、この条件下でのミッション演出に対応する変動パターン番号の選択確率を極めて低く設定するのが好適である。
更に、図12(a)〜(c)に示す第1始動口18用変動時間抽選テーブルを第2始動口19用の変動時間抽選テーブル、図13(a)〜(c)に示す第2始動口19用変動時間抽選テーブルを第1始動口18用の変動時間抽選テーブルとしてもよい。但し、この場合には、確変・時短中に、先ず第1始動口18を狙わせ、ミッション演出が開始された後に、第2始動口19を狙わせることになる。この場合、第1始動口18への入賞を契機とする大当りを引き当てるまで持ち球の減少を伴うと共に、大当りを引き当てたとしても、通常大当りを引き当てた場合はミッション演出が開始されないため、本実施例のパチンコ遊技機1に比べてリスクが大きい。
このため、ハイリスクな第1始動口18狙いよりも、持ち球の減少が抑制される第2始動口19狙いを選択する遊技者が多くなる虞がある。従って、この構成を採用する場合には、確変時の大当り確率を極めて高く(例えば、1/20以上)設定するのが好適である。
第2実施例
本実施例のパチンコ遊技機1´は、第1実施例のパチンコ遊技機1の第2ゲート70を省略すると共に、図23に示す如く、第2始動口19を第1始動口18の下方に隣接して設けている。従って、本実施例のパチンコ遊技機1´では、第1実施例のパチンコ遊技機1のように時短中に右打ちを行う必要はなく、常時、第1始動口18を狙って遊技球を発射すればよい構成となっている。
本実施例のパチンコ遊技機1´は、上記の他、大当り種別抽選処理、第1及び第2特図変動時間抽選処理が異なること以外は、第1実施例のパチンコ遊技機と同等であるので、以下、大当り種別抽選処理、第1及び第2特図変動時間抽選処理についてのみ説明し、その他については説明を省略する。
大当り種別抽選処理
本実施例のパチンコ遊技機1´では、第1始動口18への入賞時に取得した大当り抽選乱数R1の値に基づく大当り抽選に当選した場合には、図24(a)に示す第1特図用大当り種別抽選テーブルを参照し、大当り種別抽選乱数R2の値に応じて、大当り種別を抽選する一方、第2始動口19への入賞時に取得した大当り抽選乱数R1の値に基づく大当り抽選に当選した場合には、図24(b)に示す第2特図用大当り種別抽選テーブルを参照し、大当り種別抽選乱数R2の値に応じて、大当り種別を抽選する。
図24(a)に示す第1特図用大当り種別抽選テーブルは、図11に示す第1実施例の大当り種別抽選テーブルと同等であるので説明は省略する。
図25(b)に示す第2特図用大当り種別抽選テーブルに基づく大当り種別抽選処理では、大当り種別抽選乱数R2の値が0〜4の場合には大当り種別4、5〜44の場合には大当り種別2、45〜99の場合には大当り種別3に振り分けられる。従って、大当り種別4、2及び3の振分確率はそれぞれ、5%、40%、55%となる。ここで、本実施例で新たに追加された大当り種別4は、最大ラウンド数及び大当り後の遊技状態については大当り種別1と同等である一方、最大開放時間が30秒と長くなっているため、大当り遊技中に少量の出玉が得られる確変大当り(以下、低出玉確変大当りという)である。尚、大当り種別が4の場合には、図柄変動終了後、第2特別図柄表示部28に大当り図柄「8」が停止表示される。
第1特図用大当り種別抽選テーブルと、第2特図用大当り種別抽選テーブルの確変突入率はそれぞれ60%で同じであるが、前者は出玉が殆んどない大当り種別1の突確大当りの振分確率を10%に設定している一方、後者は大当り種別1の突確大当りを抽選対象に含まず、この代わりに大当り種別4の低出玉確変大当りの振分確率を5%に設定すると共に、大当り種別3の高出玉確変大当りの振分確率を5%向上させて55%に設定している。即ち、大当り遊技中に得られる出玉の期待値が、前者よりも後者の方が高くなるように設定している。
第1特図変動時間抽選処理
第1特図変動時間抽選処理では、第1実施例と同様に、現在の遊技状態と、大当り抽選の結果と、特図変動時間抽選乱数R3の値とに応じて、第1特別図柄表示部24での図柄変動時間を決定する。具体的には、現在の遊技状態に応じて、図25(a)〜(c)に示す何れかの第1特図変動時間抽選テーブルを選択し、該第1特図変動時間抽選テーブルと、大当り抽選結果と、特図変動時間抽選乱数R3の値とに基づき、前記図柄変動時間を決定する。
図25(a)は、非確変・非時短状態中に選択される第1特図変動時間抽選テーブル、図25(b)は、確変・時短状態中に選択される第1特図変動時間抽選テーブル、図25(c)は、非確変・時短状態中に選択される第1特図変動時間抽選テーブルをそれぞれ示している。
図25(a)〜(c)に示す如く、ミッション演出に対応する変動パターン番号7〜10は、確変・時短状態中に大当り種別1の突確大当りを引き当てた場合に、25%の確率で選択される可能性がある一方、他の場合では選択されることがないように設定している。
又、外れ時の各変動パターンの選択確率は、時短中/非時短中に拘らず一定としており、この点が第1実施例とは異なる。
第2特図変動時間抽選処理
第2特図変動時間抽選処理では、第1実施例と同様に、現在の遊技状態と、大当り抽選の結果と、特図変動時間抽選乱数R3の値とに応じて、第2特別図柄表示部28での図柄変動時間を決定する。具体的には、現在の遊技状態に応じて、図26(a)〜(c)に示す何れかの第2特図変動時間抽選テーブルを選択し、該第2特図変動時間抽選テーブルと、大当り抽選結果と、特図変動時間抽選乱数R3の値とに基づき、前記図柄変動時間を決定する。
図26(a)は、非確変・非時短状態中に選択される第2特図変動時間抽選テーブル、図26(b)は、確変・時短状態中に選択される第2特図変動時間抽選テーブル、図26(c)は、非確変・時短状態中に選択される第2特図変動時間抽選テーブルをそれぞれ示している。
図26(a)〜(c)に示す如く、第2特図変動時間抽選処理の結果、ミッション演出に対応する変動パターン番号7〜10が選択されることはない。
ところで近年、本実施例のパチンコ遊技機1´と同様に、遊技状態に拘らず入賞の難易度が一定の通常始動口(第1始動口18に相当)と、電チューからなる電チュー始動口(第2始動口19に相当)と、両始動口にそれぞれ対応する2つの特別図柄表示部とを備え、電チュー始動口への入賞を契機とする大当り遊技の方が通常始動口への入賞を契機とする大当り遊技よりも出玉の期待値が高くなるように、始動口毎に異なる大当り種別抽選テーブル(第1及び第2特図用大当り種別抽選テーブルに相当)を設定する一方、両特別図柄表示部での同時変動は許容せず、電チュー始動口への入賞時に取得され大当り抽選未実行の乱数(以下、電チュー保留乱数という)がある限り、該乱数に基づく大当り抽選を優先的に実行し、電チュー保留乱数がない場合にのみ、通常始動口への入賞時に取得され大当り抽選未実行の乱数(以下、通常保留乱数という)に基づく大当り抽選を実行するようにした電チュー優先消化型パチンコ遊技機が登場してきている。
電チュー始動口への入賞が頻繁に発生する時短中には、電チュー保留乱数の数が0になることが殆んどないため、前記電チュー優先消化型パチンコ遊技機によれば、時短中に大当りを引き当てれば、大当り遊技中に得られる出玉の期待値が高くなる。このため、遊技者に人気を博している。
しかしながら、前記電チュー優先消化型パチンコ遊技機では、時短中に通常保留乱数の保留記憶が消化されることは殆んどないため、通常保留乱数の数が保留記憶の上限値に至りやすく、この結果、時短中の通常始動口への入賞の多くは乱数が取得されない無駄球となってしまう問題がある。
これに対し、本実施例のパチンコ遊技機1´によれば、第1及び第2特別図柄表示部の同時変動を許容しているため、時短中であっても無駄球の発生を抑制できる。即ち、第1始動口18の入賞頻度及び第1特別図柄表示部24での平均変動時間(図25(a)〜(c)参照)は、時短中及び非時短中で同等であるため、時短中であっても非時短中と同等の頻度で、第1始動口18への入賞時に取得した乱数に基づく大当り抽選が実行される。
このため、時短中であっても、第1始動口18への入賞時に取得した乱数に基づく大当り抽選に当選した場合には、大当り遊技中の出玉の期待値が低い第1特図用大当り種別抽選テーブル(図24(a)参照)に基づく大当り種別抽選が実行され、この結果、10%の確率で大当り種別1の突確大当りに振り分けられることになる。従って、このままでは、時短中に大当りを引き当てた場合の大当り遊技中に得られる出玉の期待値が、前記電チュー優先消化型パチンコ遊技機に比べて低いものとなってしまう。
そこで、本実施例のパチンコ遊技機1´では、図25(b)に示す如く、変動パターン番号7〜9に対応するミッション演出は、確変・時短状態中に第1始動口18への入賞を契機とする大当り抽選の結果、大当り種別1の突確大当りに当選した場合にのみ選択される可能性があるものとした。ミッション演出が選択された場合、該ミッション演出中に、第2始動口19への入賞を契機とする大当り抽選に当選し第2特別図柄表示部28に大当り図柄が確定表示されれば、該大当り図柄に対応した大当り遊技の結果、必ず出玉が得られることになる。これにより、前記電チュー優先消化型パチンコ遊技機と同様に、時短中に大当りを引き当てた場合の大当り遊技中に得られる出玉の期待値を高めることが出来ると共に、前記電チュー優先消化型パチンコ遊技機では不可能であった時短中の無駄球の発生を抑制が可能となる。
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
即ち、第1始動口18と、可変入賞装置からなる第2始動口19と、各始動口18,19に対応する2つの特別図柄表示部24,28とを備え、各特別図柄表示部24,28の同時変動が可能であって、確変・時短遊技状態下で、一方の始動口への入賞を契機とする大当り抽選の結果、特定の大当りに当選した場合には、該特定の大当り図柄を導出するための一方の特別図柄表示部での図柄変動中に、他方の特別図柄表示部に当否判定図柄を確定表示可能な回数が、他の遊技状態下で前記一方の特別図柄表示部に当否判定図柄を導出する場合、及び前記確変・時短遊技状態下で前記特定の大当り図柄以外の当否判定図柄を前記一方の特別図柄表示部に導出する場合に比べて高くなるように、各特別図柄表示部24,28での図柄変動時間が設定されていれば、本実施例のパチンコ遊技機と同等の効果が得られる。
本発明のパチンコ遊技機の斜視図である。 第1実施例のパチンコ遊技機1の正面図である。 本発明のパチンコ遊技機の制御部のブロック図である。 主制御部のCPUが実行する第1始動入賞処理のフローチャートである。 同第2始動入賞処理のフローチャートである。 同ゲート処理のフローチャートである。 同普図処理のフローチャートである。 同普通遊技処理のフローチャートである。 同第1特図処理のフローチャートである。 同第2特図処理のフローチャートである。 第1実施例のパチンコ遊技機1で用いる大当り種別抽選テーブルである。 第1実施例のパチンコ遊技機1で用いる第1特図変動時間抽選テーブルである。 第1実施例のパチンコ遊技機1で用いる第2特図変動時間抽選テーブルである。 主制御部のCPUが実行する大当り遊技処理のフローチャートである。 副制御部のCPUが実行する第1特図演出処理のフローチャートである。 同第1特図演出処理のフローチャートである。 大当り抽選結果導出演出の開始時及びリーチ成立時に液晶表示部に表示される映像例を示す図である。 大当り抽選結果導出演出の終了時及び大当り遊技演出中に液晶表示部に表示される映像例を示す図である。 ミッション演出の開始時及びミッション演出中に液晶表示部に表示される映像例を示す図である。 ミッション演出中に両特別図柄表示部で同時に図柄変動が発生した場合及びミッション演出中にミッションを達成した場合に液晶表示部に表示される映像例を示す図である。 ミッション演出中に一方の特別図柄表示部に外れ図柄が表示された場合に液晶表示部に表示される映像例を示す図である。 ミッション演出終了時に液晶表示部に表示される映像例を示す図である。 第2実施例のパチンコ遊技機1´の正面図である。 第2実施例のパチンコ遊技機1´で用いる第1及び第2特図用大当り種別抽選テーブルである。 第2実施例のパチンコ遊技機1´で用いる第1特図変動時間抽選テーブルである。 第2実施例のパチンコ遊技機1´で用いる第2特図変動時間抽選テーブルである。
符号の説明
1,1´:パチンコ遊技機
14:液晶表示器
18:第1始動口
19:第2始動口
20:電動式チューリップ
22:大入賞口
24:第1特別図柄表示部
28:第2特別図柄表示部

Claims (6)

  1. 第1始動口と、
    開状態と、該開状態よりも入賞が困難な閉状態とに遷移可能な可変入賞装置からなる第2始動口と、
    遊技制御を司る主制御部とを備え、
    該主制御部は、
    大当り遊技を実行するか否かを決定するための大当り抽選に用いる大当り抽選乱数を生成する乱数生成手段と、
    前記第1始動口への入賞時に、前記大当り抽選乱数を取得する第1の大当り抽選乱数取得手段と、
    前記第2始動口への入賞時に、前記大当り抽選乱数を取得する第2の大当り抽選乱数取得手段と、
    前記第1の大当り抽選乱数取得手段によって取得された前記大当り抽選乱数の値を所定数を上限として前記大当り抽選実行時まで保留記憶する第1保留記憶手段と、
    前記第2の大当り抽選乱数取得手段によって取得された前記大当り抽選乱数の値を所定数を上限として前記大当り抽選実行時まで保留記憶する第2保留記憶手段と、
    前記第1保留記憶手段に記憶された最先取得に係る前記大当り抽選乱数の値に基づき前記大当り抽選を実行すると共に、該大当り抽選に当選した場合にはその種別を抽選する第1の大当り抽選手段と、
    前記第2保留記憶手段に記憶された最先取得に係る前記大当り抽選乱数の値に基づき前記大当り抽選を実行すると共に、該大当り抽選に当選した場合にはその種別を抽選する第2の大当り抽選手段と、
    前記第1の大当り抽選手段による抽選の後に図柄変動を開始すると共に、前記大当り抽選に当選した場合にはその種別に応じた大当り図柄、外れた場合には外れ図柄を最終的に停止表示する第1特別図柄表示装置と、
    前記第2の大当り抽選手段による抽選の後に図柄変動を開始すると共に、前記大当り抽選に当選した場合にはその種別に応じた大当り図柄、外れた場合には外れ図柄を最終的に停止表示する第2特別図柄表示装置と、
    前記第1の大当り抽選手段による抽選の後、第1特別図柄表示装置における図柄変動開始前に、前記抽選の結果と現在の遊技状態とに応じて、第1特別図柄表示装置における図柄変動時間を事前に決定する第1特図変動時間決定手段と、
    前記第2の大当り抽選手段による抽選の後、第2特別図柄表示装置における図柄変動開始前に、前記抽選の結果と現在の遊技状態とに応じて、第2特別図柄表示装置における図柄変動時間を事前に決定する第2特図変動時間決定手段と、
    前記第1又は第2の特別図柄表示装置に前記大当り図柄が停止表示された場合に、該大当り図柄の種別に応じた大当り遊技を実行すると共に、大当り遊技終了後の遊技状態を前記大当り図柄の種別に応じた遊技状態に設定する大当り遊技実行手段と、
    前記第1特別図柄表示装置が図柄変動中である場合には該図柄変動が終了するまで、第1特別図柄表示装置に大当り図柄が停止表示された場合には該大当り図柄に対応する大当り遊技が終了するまで、前記第1の大当り抽選手段による次の抽選処理を保留する第1の大当り抽選保留手段と、
    前記第2特別図柄表示装置が図柄変動中である場合には該図柄変動が終了するまで、第2特別図柄表示装置に大当り図柄が停止表示された場合には該大当り図柄に対応する大当り遊技が終了するまで、前記第2の大当り抽選手段による次の抽選処理を保留する第2の大当り抽選保留手段と、
    第1及び第2特別図柄表示装置の内、一方の特別図柄表示装置に前記大当り図柄が停止表示されたときに他方の特別図柄表示装置が図柄変動中である場合に、前記大当り図柄に対応する大当り遊技が終了するまで、他方の特別図柄表示装置における図柄変動時間の計測を一時停止し、前記大当り遊技終了後、前記図柄変動時間の計測を再開する図柄変動時間計測一時停止/再開手段と、
    を備えたパチンコ遊技機において、
    前記第1及び第2の特図変動時間決定手段の内、一方の特図変動時間決定手段によって選択され得る複数種類の図柄変動時間のなかには、他方の特図変動時間決定手段によって選択され得る最長の図柄変動時間よりも長い特殊図柄変動時間が含まれ、
    前記一方の特図変動時間決定手段は、特定の遊技状態下で特定の大当り種別に当選した場合に前記特殊図柄変動時間を選択する場合がある一方、他の場合には選択されることがない或いは殆んど選択されることがないように、前記特殊変動時間の選択確率が設定されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記第1及び第2特別図柄表示装置における図柄変動に同期して大当り抽選結果導出演出を表示する演出表示装置と、
    前記主制御部からの指令に基づき前記演出表示装置を制御する副制御部と、
    を備え、
    前記主制御部は、
    前記第1特別図柄表示装置での図柄変動開始時に、前記第1大当り抽選手段による抽選結果と、前記第1特図変動時間決定手段による決定結果とを含む第1特図変動開始コマンドを前記副制御部に送信する第1特図変動開始コマンド送信手段と、
    前記第2特別図柄表示装置での図柄変動開始時に、前記第2大当り抽選手段による抽選結果と、前記第2特図変動時間決定手段による決定結果とを含む第2特図変動開始コマンドを前記副制御部に送信する第2特図変動開始コマンド送信手段と、
    を備え、
    前記副制御部は、前記第1及び第2特図変動開始コマンドに含まれる前記第1及び第2特図変動時間決定手段による決定結果に基づき、前記図柄変動時間として前記特殊図柄変動時間が選択されたか否かを判断し、該特殊図柄変動時間が選択されたと判断した場合には、前記演出表示装置にて、図柄変動時間として前記特殊図柄変動時間が選択された一方の特別図柄表示装置の図柄変動中に、他方の特別図柄表示装置に対応する他方の始動口への入賞を契機とする大当り当選が得られた場合には成功となる一方、得られなかった場合には失敗となるミッション演出を実行するミッション演出実行手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記ミッション演出実行手段は、前記ミッション演出の開始時に前記他方の始動口への入賞を促すメッセージを前記演出表示装置に表示すると共に、前記ミッション演出中には、前記特殊図柄変動時間の残り時間を前記演出表示装置に表示することを特徴とする請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記特定の遊技状態は、前記大当り抽選の当選確率が初期化時よりも向上する確変遊技状態と、前記第2始動口が開状態となる時間が初期化時よりも長くなる時短遊技状態とが並立する確変・時短遊技状態であり、前記特定の大当り種別は、大当り遊技終了後の遊技状態が前記確変遊技状態となる確変大当りであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記第1及び第2始動口は、一方の始動口を狙って発射した遊技球の軌道から他方の始動口が外れるように、互いに離間して配置され、前記一方の特図変動時間決定手段が、前記第2特図変動時間決定手段であることを特徴とする請求項4に記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記確変大当りとして、大当り遊技中に多量の出玉が得られる高出玉確変大当りと、大当り遊技中には出玉が殆んど得られない突然確変大当りとを含み、
    前記突然確変大当りの振分確率が、前記第2の大当り抽選手段よりも第1の大当り抽選手段の方が高くなる様に設定されており、
    前記一方の特図変動時間決定手段が、前記第1特図変動時間決定手段であり、前記特定の大当り種別が前記突然確変大当りであることを特徴とする請求項4に記載のパチンコ遊技機。
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