JP2009194080A - コンデンサモジュール - Google Patents

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Yoshibumi Maeda
義文 前田
Masahiro Hashirao
正弘 柱尾
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    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Abstract

【課題】コンデンサにバスバーが電気的に接続されてなるコンデンサモジュールにおいて、コンパクトな放熱構造を得る。
【解決手段】上記バスバー(21)に、上記コンデンサ(11)で発生した熱を外部に放熱するための放熱部(23)を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンデンサにバスバーが電気的に接続されてなるコンデンサモジュールに関し、特に放熱対策に係るものである。
従来より、コンデンサにバスバーが電気的に接続されてなるコンデンサモジュールが知られている。このようなコンデンサモジュールは、例えば、インバータ装置等の電力変換装置における平滑コンデンサなどに用いられるため、コンデンサの発熱量が大きく、モジュールが高温になりやすい。そのため、例えば特許文献1に開示されるように、コンデンサモジュールのコンデンサケースの上部に平面視で該ケースよりも面積の大きい冷却器を設けて、該冷却器からコンデンサの熱を外部に放熱するようにしている。
特開2003−47259号公報
ところが、上述の構成のように、放熱面積の大きい放熱器を設けると、十分な放熱性能は得られる反面、コンデンサモジュール全体が大型化するため、例えば自動車のエンジンルーム内などのように限られた空間内に配置するのには適さないという問題が生じる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コンデンサにバスバーが電気的に接続されてなるコンデンサモジュールにおいて、コンパクトな放熱構造を得ることにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るコンデンサモジュール(1)では、コンデンサ(11)に電気的に接続されるバスバー(21)に、放熱部(23)を設けることで、別途、放熱器を設けることなく、コンデンサ(11)で発生した熱を放熱部(23)から外部に放熱できるようにした。
具体的に、第1の発明は、コンデンサ(11)と、該コンデンサ(11)に電気的に接続されるバスバー(21)とを備えたコンデンサモジュールを対象とする。そして、上記バスバー(21)には、上記コンデンサ(11)で発生した熱を外部に放熱するための放熱部(23)が設けられているものとする。
この構成により、別途、大型の放熱器を設けることなく、バスバー(21)に設けられた放熱部(23)から、コンデンサ(11)で発生した熱を外部に放熱することができる。したがって、上記バスバー(21)に放熱部(23)を設けることで、従来のような放熱器を設ける場合に比べて、コンパクトな構成で放熱構造を実現することができる。
上述の構成において、上記放熱部は、上記バスバー(21)に形成されたフィン部(23)であるのが好ましい(第2の発明)。こうすることで、放熱面積を大きくすることが可能となり、コンデンサ(11)の熱をより効率良く外部に放熱することができる。
また、上記放熱部(31)には、通気孔(32)が形成されているのが好ましい(第3の発明)。これにより、放熱部(31)の通気孔(32)を通過する空気によって、該放熱部(31)からさらに効率良く放熱することができる。すなわち、例えば、コンデンサモジュール(1)が自動車のエンジンルーム内に搭載された場合、該自動車の走行によって発生する風が、上記放熱部(31)の通気孔(32)を通過することで、該放熱部(31)からの放熱を促進し、コンデンサ(11)の熱を外部に効率良く放熱することができる。
また、上記放熱部(41)には、上記通気孔(41a)に空気を流すためのガイド部(42)が設けられていてもよい(第4の発明)。こうすることで、上記通気孔(41a)内に確実に空気を流すことができるとともに、ガイド部(42)の表面からも放熱することができ、放熱性能の向上を図れる。
また、上記放熱部(51)は、表面が凹凸になるように折曲されていてもよい(第5の発明)。これにより、上記放熱部(51)の表面積を増大させることができるので、放熱性能の向上を図れる。
上記コンデンサ(11)は、フィルム(19)によって構成されていて、上記バスバー(21)とともにコンデンサケース(20)内に収容された状態で樹脂(18)によって封止されており、上記放熱部(23)の少なくとも一部が外部に露出しているのが好ましい(第6の発明)。
このように、コンデンサ(11)がフィルム(19)によって構成されるフィルムコンデンサであり、コンデンサケース(20)内に収納された状態で樹脂(18)によって封止されている構成の場合でも、上記放熱部(23)の少なくとも一部を樹脂(18)から露出させることで、コンデンサ(11)で発生した熱を該放熱部(23)から外部へ確実に放熱することができる。
特に、上記バスバー(21)は、平面視で上記コンデンサケース(20)内方に位置する部分が外部に露出しているのが好ましい(第7の発明)。これにより、上述のようにコンデンサ(11)が樹脂(18)によって封止される構成であっても、バスバー(21)からも放熱することができ、放熱性能の向上を図れる。
さらに、上記バスバーは、上記コンデンサ(11)に接続される正極側バスバー(21)と負極側バスバー(22)とからなり、上記正極側及び負極側バスバー(21,22)において平面視で上記コンデンサケース(20)内方に位置する部分のうち、一方のバスバー(21)における当該部分が上記樹脂(18)によって封止され、他方のバスバー(22)における当該部分が外部に露出しているのが好ましい(第8の発明)。こうすることで、2本のバスバー(21,22)が露出するのを防止できるため、バスバー(21,22)間での短絡の発生を防止することができる。
以上の構成において、上記コンデンサ(11)を、複数、有していて、上記バスバー(21)は、上記コンデンサ(11)同士を並列または直列に接続するように設けられているものとする(第9の発明)。このように、複数のコンデンサ(11)同士がバスバー(21)によって並列または直列に接続された構成においても、上述のような各発明の構成にすることで、コンパクトな構成によって上記複数のコンデンサ(11)の熱を外部に効率良く放熱することができる。すなわち、複数のコンデンサ(11)がバスバー(21)によって接続される構成の場合には、上述の各発明のような構成にすることで、該複数のコンデンサ(11)に対して、それぞれ放熱器を設ける必要がなくなるので、より効果的である。
本発明に係るコンデンサモジュール(1)によれば、コンデンサ(11)に電気的に接続されるバスバー(21)に放熱部(23)を設けたため、放熱性能を確保しつつモジュール(1)の小型化を図れる放熱構造を実現できる。
また、第2の発明によれば、上記放熱部は、上記バスバー(21)に形成されたフィン部(23)であるため、放熱性能の向上を図ることができる。
また、第3の発明によれば、上記放熱部(31)には、通気孔(32)が形成されているため、該放熱部(31)からより効率良く放熱することができる。
また、第4の発明によれば、上記放熱部(41)には、上記通気孔(41a)に空気を流すためのガイド部(42)が設けられているため、放熱性能の向上を図れる。
また、第5の発明によれば、上記放熱部(51)は、表面が凹凸になるように折曲されているため、放熱面積を増大させることができ、放熱性能の向上を図れる。
また、第6の発明によれば、上記コンデンサ(11)がコンデンサケース(20)内に収納された状態で樹脂(18)によって封止されるフィルムコンデンサの場合でも、上記放熱部(23)の少なくとも一部が外部に露出しているため、放熱性能を確保しつつコンパクト化を図れる。
また、第7の発明によれば、平面視でコンデンサケース(20)内方に位置する部分のバスバー(21)は、上記樹脂(18)から露出しているため、放熱性能をより向上することができる。
また、第8の発明によれば、正極側及び負極側のバスバー(21,22)において平面視でコンデンサケース(20)内方に位置する部分のうち、一方は樹脂(18)によって封止され、他方は外部に露出しているため、バスバー(21,22)間での短絡の発生を防止できる。
さらに、第9の発明によれば、上記バスバー(21)が複数のコンデンサ(11)同士を直列または並列に接続する構成において、上述のような各発明の構成にすることで、コンデンサモジュール(1)をコンパクトにすることができ、効果的である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態に係るフィルムコンデンサモジュール(1)(コンデンサモジュール)は、図1に示すように、複数(図1では3つ)のフィルムコンデンサ(11,11,11)がバスバー(21)によって接続された状態でコンデンサケース(20)内に収納されたもので、例えばハイブリッド自動車や電気自動車などにおけるインバータ回路とコンバータ回路との間の平滑コンデンサ等として用いられる。
詳しくは、上記フィルムコンデンサモジュール(1)は、上記各フィルムコンデンサ(11)の後述するメタリコン電極(14,15)にバスバー(21,22)が接続された状態で上記コンデンサケース(20)内に収納され、封止樹脂(18)(樹脂)によって封止されている。このように、本実施形態に係るフィルムコンデンサモジュール(1)は、コンデンサケース(20)及び封止樹脂(18)によって封止されているが、詳しくは後述するように、上記バスバー(21)上に形成されたフィン部(23)(放熱部)のみが封止樹脂(18)から突出していて、外部に露出した状態になっている。
上記各フィルムコンデンサ(11)は、コンデンサ素子(12)と、該コンデンサ素子(12)が巻回される巻芯(13)と、該コンデンサ素子(12)の両端部に設けられたメタリコン電極(14,15)とを備えている。
上記コンデンサ素子(12)は、帯状の絶縁フィルム(PVDF(ポリフッ化ビニリデン)系の誘電体フィルム)の片面にアルミニウム等の金属箔を蒸着させて形成した金属化フィルム(19,19)(フィルム)を2枚重ね合わせてなるもので、上記巻芯(13)の外周に巻回されるように構成されている。このとき、2枚の金属化フィルム(19,19)は巻芯(13)の軸方向にずれるように互いに重ね合わされた状態で、上記巻芯(13)に巻回されている。こうすることで、巻回されたコンデンサ素子(12)における巻芯(13)の軸方向の一端部には、金属化フィルム(19,19)のうちの一方が、該軸方向の他端部には金属化フィルム(19,19)のうちの他方が、それぞれ、はみ出した状態となっている(図示省略)。
上記巻芯(13)は、金属製の芯部(13a)と、その外周を覆うように配設される樹脂製の円筒部(13b)とを有している。この芯部(13a)及び円筒部(13b)は、軸線方向長さが上記金属化フィルム(19)の幅とほぼ同じ寸法になるように形成されている。そして、上記円筒部(13b)は、上記芯部(13a)の外周面上に外嵌された状態で樹脂接着剤(図示省略)によって該芯部(13a)と接合されている。なお、この樹脂接着剤は、熱伝導性の良い樹脂であることが好ましい。これにより、円筒部(13b)と芯部(13a)との熱伝導性を向上させることができる。
この実施形態では、上記芯部(13a)と円筒部(13b)とを樹脂接着剤によって接合しているが、この限りではなく、樹脂接着剤を用いずに、芯部(13a)と円筒部(13b)とを嵌め合いにより接合する構成であってもよい。この構成であっても、上記芯部(13a)と円筒部(13b)とを確実に接触させることで、該円周部(13b)と芯部(13a)との間で熱を確実に伝導させることができる。
上記メタリコン電極(14,15)は、巻芯(13)に巻回されて概略円柱状に形成されたコンデンサ素子(12)の軸方向両端部にそれぞれ設けられている。このメタリコン電極(14,15)は、それぞれ、コンデンサ素子(12)の軸方向端部に金属を溶射することによって形成されていて、該コンデンサ素子(12)の軸方向端部においてはみ出している金属化フィルム(19)とそれぞれ電気的に接続されている。
上記コンデンサケース(20)は、例えばABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂やポリカーボネート樹脂、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂などの樹脂材料からなり、上部が開口した箱状の部材である。このコンデンサケース(20)は、上記フィルムコンデンサ(11,11,11)を軸線方向に3個、並べた状態で収納可能な大きさに形成されている。
また、上記コンデンサケース(20)は、その内部に上記フィルムコンデンサ(11)を収納した状態で該フィルムコンデンサ(11)を封止樹脂(18)によって封止可能な容器としても構成されている。すなわち、上記フィルムコンデンサ(11)は、その外側を封止樹脂(18)及びコンデンサケース(20)によって覆われている。
上記バスバー(21,22)は、外部引出用の端子板であって、銅(合金)板又はアルミニウム(合金)板によって構成されている。このバスバー(21,22)は、フィルムコンデンサモジュール(1)において正極側を構成する正極側バスバー(21)と、負極側を構成する負極側バスバー(22)とによって構成されていて、本実施形態では、3つのフィルムコンデンサ(11)を並列に接続するように設けられている。なお、上記バスバー(21,22)は、上記3つのフィルムコンデンサ(11)を直列に接続するように設けても良い。
上記正極側バスバー(21)は、複数のフィルムコンデンサ(11)に跨って延びる本体部(21a)と、該本体部(21a)から分岐して各フィルムコンデンサ(11)のメタリコン電極(14)に電気的に接続される3つの分岐部(21b,21b,21b)とを有している。同様に、上記負極側バスバー(22)も、本体部(22a)と該本体部(22a)から分岐して各コンデンサ素子(2)のメタリコン電極(15)に電気的に接続される3つの分岐部(22b,22b,22b)とを有している。
また、図2に示すように、上記バスバー(21,22)は、正極側バスバー(21)の本体部(21a)と負極側バスバー(22)の本体部(21b)とが上下に並ぶように配置されている。すなわち、上記正極側バスバー(21)の本体部(21a)は、平面視で上記負極側バスバー(22)の本体部(22a)に重なるように、上方に配置されている。そして、上記図2に示すように、上記各フィルムコンデンサ(11)は、平面視で上記バスバー(21,22)の側方(図中では上方)に配置されているため、上記バスバー(21,22)の分岐部(21b,22b)は、本体部(21a,22a)から側方に延びて、上記各フィルムコンデンサ(11)に接続されている。
さらに、上記バスバー(21,22)も、上記フィルムコンデンサ(11)とともに、上記コンデンサケース(20)内で封止樹脂(18)によって封止されている。このように、バスバー(21,22)も樹脂(18)によって封止することで、バスバー(21,22)間で短絡が発生するのを防止することができる。
そして、本発明の特徴部分として、図1及び図2に示すように、上記正極側バスバー(21)の上面には、その長手方向に並ぶように複数のフィン部(23)(放熱部)が立設されている。このフィン部(23)は、上記正極側バスバー(21)の長手方向に延びるような平板状に形成されている。このように、上記フィン部(23)を平板状に形成することで、バスバー(21)に対して空気の流れがある場合(図2中の白抜き矢印の方向)に、上記フィン部(23)で風を受けて効率良く放熱できるようになっている。したがって、上記フィルムコンデンサモジュール(1)を例えば自動車のエンジンルーム内に配置する場合には、上記フィン部(23)で風を受けるように配置するのが好ましい。なお、上記フィン部(23)は、正極側バスバー(21)と一体に形成されていてもよいし、別体に形成されていてもよい。
また、上記フィン部(23)は、複数のフィルムコンデンサ(11)やバスバー(21,22)を封止するための封止樹脂(18)から突出し、外部に露出するように設けられている。これにより、上記フィン部(23)から確実に外部に放熱することができる。
以上の構成により、上記フィルムコンデンサ(11)のコンデンサ素子(12)で発生した熱は、メタリコン電極(14)を介して正極側バスバー(21)に伝わり、該正極側バスバー(21)の上面に形成された上記フィン部(23)から外部に放熱される。これにより、コンデンサケース(20)及び封止樹脂(18)によって封止された各フィルムコンデンサ(11)で発生した熱を、外部へ効率良く放熱することができ、該フィルムコンデンサ(11)が高温になるのを防止できる。
なお、本実施形態では、上記正極側バスバー(21)と負極側バスバー(22)とを上下に並べて配置し、該正極側バスバー(21)の上面にフィン部(23)を形成するようにしているが、この限りではなく、上記正極側バスバー(21)と負極側バスバー(22)とを平面視で重ならないように設けて、負極側バスバー(22)の上面にもフィン部を形成してもよい。なお、この場合には、フィン部での放熱性能を確保するために、該フィン部を外部に露出させる必要がある。
また、本実施形態では、上記フィン部(23)を正極側バスバー(21)の長手方向に複数、並設しているが、フィン部を正極側バスバー(21)の長手方向に延びる一体のフィンとして構成してもよい。
−実施形態の効果−
以上より、本実施形態によれば、複数のフィルムコンデンサ(11)を電気的に接続するバスバー(21)の上面に、外部に露出するようにフィン部(23)を形成したため、該フィルムコンデンサ(11)で発生した熱をフィン部(23)から外部に放熱することができる。したがって、従来構成のように、各フィルムコンデンサ(11)に表面積の大きい放熱器を設ける必要がなくなり、フィルムコンデンサモジュール(1)の小型化を図れる。
また、上記フィン部(23)は、風を受けるようにバスバー(21)の上面に平板状に形成されているため、効率良く外部に放熱することができる。
−実施形態の変形例1−
この変形例1は、図3に示すように、上記実施形態において、フィン部(23)だけでなく正極側バスバー(21)も封止樹脂(18)から露出させるようにしたものである。
具体的には、上記正極側バスバー(21)の本体部(21a)のうち、平面視でコンデンサケース(20)内方に位置する部分も外部に露出するように、該コンデンサケース(20)内に封止樹脂(18)を充填する。これにより、上記フィン部(23)からの放熱だけでなく、上記正極側バスバー(21)の本体部(21a)からも放熱することができ、放熱性能の向上を図れる。
また、負極側バスバー(22)のコンデンサケース(20)内方に位置する部分は、封止樹脂(18)によって封止されているため、正極側バスバー(21)と負極側バスバー(22)との間で短絡が発生するのを防止することができる。
なお、上記バスバー(21,22)の間隔を短絡しないような間隔にすれば、負極側バスバー(22)の本体部(22a)を外部に露出させてもよい。こうすることで、さらなる放熱性能の向上を図れる。
−実施形態の変形例2−
この変形例2は、図4に示すように、上記実施形態におけるフィン部にスリット(32)(通気孔)を設けたものである。
具体的には、平板状のフィン部(31)に、厚み方向に貫通するように複数のスリット(32)を形成する。このスリット(32)は、正面視で上記フィン部(31)の延出方向に延びる略長方形状に形成されていて、該フィン部(31)に、幅方向に並ぶように、複数、形成されている。このように、上記フィン部(31)に複数のスリット(32)を形成することで、該スリット(32)内を風が通過することができ、該スリット(32)の周縁部からも放熱することができる。すなわち、上述の構成により、放熱面積を増大させることができ、放熱性能をさらに向上することができる。
なお、上記スリット(32)は、略長方形状に限らず、円孔や楕円形状、多角形状など、どのような形状でもよい。また、上記スリット(32)は、上記フィン部(31)全体に設けてもよいし、該フィン部(31)の一部に設けてもよい。
−実施形態の変形例3−
この変形例3は、図5に示すように、上記実施形態におけるフィン部に開口(41a)を設けるとともに、該開口(41a)にガイド板部(42)を設けて、ルーバー状に形成したものである。
具体的には、フィン部(41)には、開口(41a)が形成されていて、該開口(41a)内には、フィン部(41)の厚み方向に延びるガイド部(42)が複数、並設されている。このガイド部(42)は、図5(B)に示すように、フィン部(41)に対して交差するように延びていて、該ガイド部(42)同士の間に空気通路(43)を構成している。なお、上記ガイド部(42)は、上記フィン部(41)に対して、一体に形成されていてもよいし、別体に形成されていてもよい。
このように、フィン部(41)に、空気通路(43)を構成するガイド部(42)を設けることで、該空気通路(43)内に空気をより確実に流すことができ、該ガイド部(42)の表面から効率良く放熱することができる。すなわち、上記ガイド部(42)によって放熱性能のさらなる向上を図れる。
−実施形態の変形例4−
この変形例4は、図6に示すように、上記実施形態におけるフィン部を幅方向数カ所で厚み方向に交互に折り曲げたものである。
具体的には、フィン部(51)は、その幅方向(バスバー(21)の長手方向)数カ所で山折りと谷折りとが交互に形成されるように折曲されてなる。これにより、上記フィン部(51)の幅方向のサイズが大きくなることなく、該フィン部(51)の表面積を増大させることができ、該フィン部(51)から外部に効率良く放熱することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、フィルムコンデンサとして、PVDF系の誘電体フィルムを用いるようにしているが、これに限らず、ポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)など、フィルムコンデンサとして機能する材料であれば、どのようなフィルム材料であってもよい。
また、上記実施形態では、コンデンサとしてフィルムコンデンサ(11)を用いているが、この限りではなく、電解コンデンサなど、他のコンデンサを用いてもよい。
また、上記実施形態では、バスバー(21)にフィン部(23,31,41,51)を立設し、このフィン部(31,41)にスリット(32)やガイド部(42)を設けたり、該フィン部(51)を折り曲げたりしているが、この限りではなく、上記バスバー(21)にスリットやガイド部を設けたり、該バスバー(21)自体を折り曲げたりしてもよい。この場合には、上記バスバー(21)の形状を、風が当たったときに効率良く放熱できるような形状にするとともに、該バスバー(21)を風の当たりやすい位置に配置するのがよい。この場合には、上記スリットやガイド部が設けられたバスバー(21)の部分や、折り曲げられたバスバー(21)自体が、放熱部を構成する。
以上説明したように、本発明は、コンデンサにバスバーが電気的に接続されてなるコンデンサモジュールに有用である。
図1は、本発明の実施形態に係るコンデンサモジュールの概略構成を示す断面図である。 図2は、コンデンサモジュールの外観を示す上面図である。 図3は、変形例1に係るコンデンサモジュールの概略構成を示す図1相当図である。 図4は、変形例2に係るコンデンサモジュールのフィン部の概略構成を示す正面図である。 図5は、変形例3に係るコンデンサモジュールのフィン部の、(A)斜視図、(B)(A)におけるVb-Vb線断面図である。 図6は、変形例4に係るコンデンサモジュールのフィン部の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 フィルムコンデンサモジュール(コンデンサモジュール)
11 フィルムコンデンサ(コンデンサ)
12 コンデンサ素子
13 巻芯
13a 芯部
13b 円筒部
14 メタリコン電極
15 メタリコン電極
18 封止樹脂
19 金属化フィルム(フィルム)
20 コンデンサケース
21 正極側バスバー(バスバー)
21a 本体部
21b 分岐部
22 負極側バスバー
22a 本体部
22b 分岐部
23、31、41 フィン部(放熱部)
32 スリット(通気孔)
41a 開口
42 ガイド部
43 空気通路

Claims (9)

  1. コンデンサ(11)と、該コンデンサ(11)に電気的に接続されるバスバー(21)とを備えたコンデンサモジュールであって、
    上記バスバー(21)には、上記コンデンサ(11)で発生した熱を外部に放熱するための放熱部(23)が設けられていることを特徴とするコンデンサモジュール。
  2. 請求項1において、
    上記放熱部は、上記バスバー(21)に形成されたフィン部(23)であることを特徴とするコンデンサモジュール。
  3. 請求項1または2において、
    上記放熱部(31)には、通気孔(32)が形成されていることを特徴とするコンデンサモジュール。
  4. 請求項3において、
    上記放熱部(41)には、上記通気孔(41a)に空気を流すためのガイド部(42)が設けられていることを特徴とするコンデンサモジュール。
  5. 請求項1または2において、
    上記放熱部(51)は、表面が凹凸になるように折曲されていることを特徴とするコンデンサモジュール。
  6. 請求項1から5のいずれか一つにおいて、
    上記コンデンサ(11)は、フィルム(19)によって構成されていて、上記バスバー(21)とともにコンデンサケース(20)内に収容された状態で樹脂(18)によって封止されており、
    上記放熱部(23)の少なくとも一部が外部に露出していることを特徴とするコンデンサモジュール。
  7. 請求項6において、
    上記バスバー(21)は、平面視で上記コンデンサケース(20)内方に位置する部分が外部に露出していることを特徴とするコンデンサモジュール。
  8. 請求項6において、
    上記バスバーは、上記コンデンサ(11)に接続される正極側バスバー(21)と負極側バスバー(22)とからなり、
    上記正極側及び負極側バスバー(21,22)において平面視で上記コンデンサケース(20)内方に位置する部分のうち、一方のバスバー(21)における当該部分が上記樹脂(18)によって封止され、他方のバスバー(22)における当該部分が外部に露出していることを特徴とするコンデンサモジュール。
  9. 請求項1から8のいずれか一つにおいて、
    上記コンデンサ(11)を、複数、有していて、
    上記バスバー(21)は、上記コンデンサ(11)同士を並列または直列に接続するように設けられていることを特徴とするコンデンサモジュール。
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