JP2009193733A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、コネクタ手段1,2どうしの嵌合性及び電気的接続特性を長期にわたって良好に維持することを可能とする。
【解決手段】一方側のコネクタ手段1の導電コンタクト12に設けた突起状摺動部12dと、他方側のコネクタ手段2の導電コンタクト22に設けた溝状摺動部22dとを、両コネクタ手段1,2の嵌合時に接触して乗り越えるように相対移動させて嵌合感を得るようにしたものであって、前記溝状摺動部22dを、両コネクタ手段1,2の嵌合方向と直交する方向において接点部12c,12cから位置をずらして配置して、両コネクタ手段1,2の嵌合時に接点部12c,12cに対して突起状摺動部22dを非接触状態とする構成を採用したことによって、接点部12c,12cに対する突起状摺動部22dの接触をなくして従来のような突起状摺動部の接触による接点部の摩耗を防止するように構成したものである。
【選択図】図6

Description

本発明は、互いに嵌合される一対のコネクタ手段の導電コンタクトの接点部どうしを接触させる構成になされた電気コネクタに関する。
一般に、種々の電気機器において、一対のコネクタ手段どうしを嵌合させることによって信号線及びシールド線を印刷配線基板側に接続させるようにした電気コネクタが広く用いられている。例えば、下記の特許文献1では、同軸ケーブルの信号線(中心導体)及びシールド線(外部導体)が、プラグコネクタ等からなる第1のコネクタ手段に設けられた導電コンタクトに接続されているとともに、リセプタクルコネクタ等からなる第2のコネクタ手段の導電コンタクトが印刷配線基板に接続・固定されている。そして、例えば第1のコネクタ手段(プラグコネクタ)が第2のコネクタ手段(リセプタクルコネクタ)に対して上方側から嵌合されることにより、それら両コネクタ手段にそれぞれ設けられた導電コンタクトの接点部どうしを接触させて、同軸ケーブルの信号線及びシールド線を印刷配線基板側の導電路に対して電気的に接続させるようにしている。
このような電気コネクタにおいて、一対の両コネクタ手段どうしを嵌合させる際にあたって、確実に嵌合されたことを確認するための嵌合感(クリック感)を創出する構成を備えたものが従来から知られている。このものでは、両コネクタ手段のうちの一方側の導電コンタクトに、例えばピンプルと呼ばれる突起状摺動部が設けられている。その一方側の導電コンタクトに設けられた突起状摺動部(ピンプル)は、両コネクタ手段どうしの嵌合が完了される直前に、他方側の導電コンタクトの接点部を乗り越えるように相対移動する配置関係になされており、その突起状摺動部が接点部を乗り越える際の押し込み抵抗感や嵌合音等によって嵌合感(クリック感)を得るようにしている。
しかしながら、このような構成を有する従来の電気コネクタでは、一方側の導電コンタクトの突起状摺動部(ピンプル)が、他方側の導電コンタクトの接点部を乗り越える際に比較的強い圧接状態で摺動するように構成されている。そのため、多数回にわたって嵌合が繰り返されたときには接点部に摩耗を生じてしまい、その結果として電気的な接続状態が不良になってしまうおそれがある。
また、下記の特許文献2に開示されたコネクタは、一対のコネクタどうしを嵌合させる際に、それらの各コネクタのコンタクトに設けられた接点部どうしを押圧接触させながら互いに乗り越えるように嵌合させるものであって、それら両接点部どうしが摺動して係合される際に嵌合感(クリック感)を得るように構成されている。しかしながら、同文献2にかかるコネクタでは、嵌合感(クリック感)を得るために両接点部どうしが押圧接触した状態で擦れ合う構成になされているため、それら両接点部における摩耗は避けられず、上述した従来例と同様な問題を有している。
特開2004−259672号公報 特開平4−43579号公報
そこで本発明は、簡易な構成で、コネクタ手段どうしの嵌合感を良好に得つつ接点部の摩耗を防止することによって、コネクタ手段どうしの嵌合性及び電気的接続特性を長期にわたって良好に維持することができるようにした電気コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明では、一対のコネクタ手段を嵌合させることにより、それら両コネクタ手段にそれぞれ設けられた導電コンタクトの接点部どうしを互いに接触させるように構成された電気コネクタにおいて、前記両コネクタ手段のうちの一方側の導電コンタクトに設けられた突起状摺動部と、他方側のコネクタ手段の導電コンタクトに設けられた溝状摺動部とを備え、それら突起状摺動部と溝状摺動部とが、前記両コネクタ手段の嵌合時に互いに接触して乗り越えるように相対移動することによって前記両コネクタ手段どうしの嵌合感を創出するように構成されたものであって、前記一方側のコネクタ手段の導電コンタクトに設けられた突起状摺動部は、前記他方側のコネクタ手段の接点部に対して、前記両コネクタ手段の嵌合方向と直交する方向に位置をずらして配置され、前記両コネクタ手段の嵌合時に前記他方側のコネクタ手段の接点部と非接触となる構成が採用されている。
このような構成を有する本発明によれば、両コネクタ手段を嵌合させる際に、一方側のコネクタ手段の導電コンタクトに設けられた突起状摺動部と、他方側のコネクタ手段の導電コンタクトに設けられた溝状摺動部とが互いに乗り越えるように押圧接触されることにより嵌合感が得られるようになっている。すなわち、接点部に対して突起状摺動部が接触することなく両コネクタ手段の嵌合感が得られることから、従来のような接点部の摩耗がなくなり、当該接点部における電気的接続状態が長期にわたって良好に維持されるようになっている。
このとき、一方側のコネクタの突起状摺動部が他方側のコネクタの溝状摺動部を乗り越えるように相対移動されるにあたって、他方側のコネクタの導電コンタクトに設けられた湾曲状接点部と一方側のコネクタの導電コンタクトとが離間されることによって一旦開放状態になされることから、それまでに上記両導電コンタクトどうしの間に加工粉や粉塵などのような異物が噛み込まれていたとしても、それらの異物が良好に除去されるようになっている。
また、本発明における一方側の導電コンタクトに設けられた突起状摺動部は、当該一方側の導電コンタクトに設けられた接点部に対して、前記両コネクタ手段の嵌合方向前方側に配置された構成を採用することが可能である。
また、本発明における他方側の導電コンタクトに設けられた接点部は、前記両コネクタ手段の嵌合方向と直交する方向において前記溝状摺動部の両側2箇所に配置された構成を採用することが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、2箇所の接点部が同時に接触するように構成された2点接触構造の電気コネクタにおいて上述した作用が良好に得られる。
さらに、本発明における一方側の導電コンタクトに設けられた突起状摺動部の突出高さが、前記他方側の導電コンタクトに設けられた溝状摺動部の溝深さよりも大きくなるように設定された構成を採用することが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、嵌合感を良好に得つつ、他方側の導電コンタクトに設けられた接点部に対して、一方側の導電コンタクトに設けられた突起状摺動部を確実に非接触状態に維持することが可能となる。
また、本発明における両コネクタ手段の一方側の導電コンタクトには、前記両コネクタ手段の嵌合方向において前記突起状摺動部から前後方向に沿って延在するガイド突規制部が設けられ、前記ガイド突規制部が、前記溝状摺動部内に挿通可能に配置されていることにより前記嵌合方向と直交する方向における前記溝状摺動部の位置ずれを規制する構成を採用することが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、溝状摺動部がガイド突規制部によって位置ずれすることなく相対移動され、突起状摺動部に対して溝状摺動部が確実に接触されることとなり、接点部に対する突起状摺動部の接触が良好に防止されるようになっている。
以上述べたように本発明は、一方側のコネクタ手段の導電コンタクトに設けた突起状摺動部と、他方側のコネクタ手段の導電コンタクトに設けた溝状摺動部とを、両コネクタ手段の嵌合時に接触して乗り越えるように相対移動させて嵌合感を得るようにしたものであって、前記溝状摺動部を、両コネクタ手段の嵌合方向と直交する方向において接点部から位置をずらして配置して、両コネクタ手段の嵌合時に接点部に対して突起状摺動部を非接触状態とする構成を採用したことによって、接点部に対する突起状摺動部の接触をなくして従来のような突起状摺動部の接触による接点部の摩耗を防止するように構成したものであるから、簡易な構成で、コネクタ手段どうしの嵌合性及び電気的接続特性を長期にわたって良好に維持することができ、電気コネクタの信頼性を低廉かつ大幅に高めることができる。
以下、複数本の同軸ケーブルを印刷配線基板側に接続する電気コネクタに本発明を適用した場合の実施形態に関する説明を図面に基づいて詳細に行う。
[コネクタ組立体の全体構造について]
まず、図1及び図2に表された本発明の一実施形態にかかる電気コネクタの組立体は、同軸ケーブルSCの端末部分が連結されたプラグコネクタ(第1のコネクタ手段)1と、図示を省略した印刷配線基板上に実装されるリセプタクルコネクタ(第2のコネクタ手段)2とからなる垂直嵌合型コネクタを構成するものである。そして、図示のようにリセプタクルコネクタ2の直上位置にプラグコネクタ1が配置された状態で、印刷配線基板と略直交する図示の下方側に向かってプラグコネクタ1が下降されることにより、前記リセプタクルコネクタ2の嵌合部にプラグコネクタ1の嵌合部が差し込まれて当該両コネクタ1,2どうしの嵌合が行われるようになっている。以下、プラグコネクタ1を差し込む方向を下方向とし、それとは反対の抜き出す方向を上方向とする。
上述したプラグコネクタ1における長手側両端縁部の一方側(図1の手前側)には、多極状に並列するように配列された複数本の同軸ケーブルSCの端末部分が連結されている。以下において、上記同軸ケーブルSCの端末部分が連結される側の端縁部を後端縁部と呼び、それとは反対側の他端縁部を前端縁部と呼ぶこととする。さらに、それらプラグコネクタ1の後端縁部及び前端縁部に対応するリセプタクルコネクタ2の各端縁部についても同様に後端縁部及び前端縁部と呼ぶこととし、それら後端縁部及び前端縁部に向かう方向を後方及び前方とする。
上述した同軸ケーブルSCの端末部分には、被覆材が皮剥きされることによってケーブル中心導体(信号線)SCa及びケーブル外部導体(シールド線)SCbが同軸状をなすように露出されており、当該同軸ケーブルSCの中心軸線に沿うようにして配置されたケーブル中心導体SCaが、後述するプラグコネクタ1における信号伝送用の導電コンタクト(導電端子)のそれぞれに接続されることによって信号回路が構成されるようになっている。
また、上記ケーブル中心導体SCaの外周側を取り囲むように配置されたケーブル外部導体SCbは、グランド部材を構成している上部グランドバーGUと下部グランドバーGDとの間において上下に挟持されるように配置されており、半田付けやカシメや圧接等により接続されることによりグランド回路が構成されるようになっている。これら上部グランドバーGU及び下部グランドバーGDは、多極配列方向に沿って長尺状に延在する細長の帯板状部材から形成されており、上述した同軸ケーブルSCの多極配列されたケーブル外部導体(シールド線)SCbの上下各面に沿うように載置された状態で長尺状の半田材を用いて一括接続されている。そして、これらの両グランドバーGU,GDが、後述する導電性シェル等を介してグランド接続される構成になされている。
一方、上述した両コネクタ手段であるプラグコネクタ(第1のコネクタ手段)1及びリセプタクルコネクタ(第2のコネクタ手段)2は、細長状の絶縁ハウジング11,21をそれぞれ備えている。それらの絶縁ハウジング11,21には、長手方向に沿って多数の導電コンタクト(導電端子)12,22が適宜のピッチ間隔で多極配列されている。図2に表された各導電コンタクト12,22は、信号伝送用として構成されたものであるが、グランド接続用に構成することも可能である。これら複数体の導電コンタクト12,22の各々は、上述した多極配列方向(コネクタ長手方向)に隣接するものどうしが略同一の材質によって略同一の形状をなすように形成されており、絶縁ハウジング11,21に対して例えばインサート成形によって埋設された状態にて配置されている。
上述した両コネクタ1,2の各導電コンタクト(導電端子)12,22のうち、一方側のプラグコネクタ(第1のコネクタ手段)1に設けられた導電コンタクト12は、前記絶縁ハウジング11の前方側の領域(図2の右側領域)に延在する前方平坦部12aを備えている。また、その前方平坦部12aの後端部分から下方に向かって側面略U字状をなして延出する後方折曲部12bを有している。そして、上記前方平坦部12aの上面側に対して、前述した同軸ケーブルSCのケーブル中心導体SCaが上方側から載置するように当接された状態で半田接合される。このとき、複数体のケーブル中心導体SCaと導電コンタクト12との半田接合は一括的に行われる。
また、上述した導電コンタクト(導電端子)12の後方折曲部12bにおける側面略U字状の前端側(図2の右端側)に相当する壁面には、特に図3に示されているように平面状接点部12cが設けられている。そして、この一方側のプラグコネクタ1が他方側のリセプタクルコネクタ2に対して上方側から嵌合されたときに、当該プラグコネクタ1側の導電コンタクト12に設けられた平面状接点部12cが、特に図4に示されているような形状を有する他方側のリセプタクルコネクタ2の導電コンタクト22の湾曲状接点部22cに対してバネ弾性的に接触される構成になされている。それら両導電コンタクト12,22どうしの詳細な接続構造については後段において説明する。
一方、前記プラグコネクタ(第1のコネクタ手段)1の絶縁ハウジング11の上方側表面、及び前記リセプタクルコネクタ(第2のコネクタ手段)2の絶縁ハウジング21の外周側表面は、導電性シェル14及び24によりそれぞれ覆われている。これらの導電性シェル14,24は、薄板状の金属部材から形成されており、例えばグランド回路を構成するように装着されている。
そのうちプラグコネクタ1側に設けられた導電性シェル14は、前述した同軸ケーブルSCに対して前記両グランドバー(グランド部材)GU,GDが半田接合された状態になされた上で前記絶縁ハウジング11の上方側から被せるようにして装着されている。その装着された導電性シェル14は、前記絶縁ハウジング11の上面側から前端側にかけての部位、及び長手方向の両端部分を覆っている。そして、この導電性シェル14の上面側には、多極配列方向であるコネクタ長手方向に沿って複数体のグランド接続舌片14aが切欠き形成されている。それらの各グランド接続舌片14aは、片持ちの板バネ状をなして斜め下方側に延在するように切り起こされており、当該各グランド接続舌片14aが、上述したように導電性シェル14の装着が行われたときに、前記上部グランドバーGUの上面側に押圧接触されるようになっている。
また、前記導電性シェル14の上面側における後端縁部分には、押圧突起状摺動部14bが下方向に向かって略円弧状に突出するように形成されており、上述した導電性シェル14の装着が行われたときに、当該押圧突起状摺動部14bが同軸ケーブルSCの絶縁被膜に対して上方側から押圧接触されるようになっている。
これに対して、他方側のリセプタクルコネクタ2に設けられた導電性シェル24は、絶縁ハウジング21の外周部における後端側、前端側及び両端側を取り囲むように配置されている。そして、その導電性シェル24におけるコネクタ長手方向の両端部分の各々には、外方側に向かって突出するように折り曲げ形成されたホールドダウン24aがそれぞれ設けられている。また、その導電性シェル24の後端側縁部及び前端側縁部には、コネクタ長手方向(多極配列方向)に沿って適宜の間隔をなすように複数体のホールドダウン24bが後方側及び前方側に突出するように形成されている。それらの各ホールドダウン24a,24bは、前記印刷配線基板(図示省略)上に形成されたグランド導電路(図示省略)に対して半田接合され、それによってグランド回路の電気的な接続が行われるとともに、リセプタクルコネクタ2の全体が強固に固定されるようになっている。
また、前記導電性シェル24の後端側立壁部には、板バネ状をなすようにして後方側に向かって切り起こされた複数体のグランド接続舌片24cが設けられている。これらの各グランド接続舌片24cは、長手方向(多極配列方向)に沿って複数箇所にわたって設けられており、それらの各グランド接続舌片24cの後方側突出の頂部に設けられたグランド接点凸部が、前記プラグコネクタ1がリセプタクルコネクタ2に嵌合されたときにグランド接続されるように構成されている。
[リセプタクルコネクタ側の導電コンタクトについて]
ここで、前述したように本実施形態にかかる電気コネクタは、一対のコネクタ手段である一方側のプラグコネクタ(第1のコネクタ手段)1と、他方側のリセプタクルコネクタ(第2のコネクタ手段)2とが互いに嵌合されることによって、プラグコネクタ1の導電コンタクト(導電端子)12に設けられた平面状接点部12cが、リセプタクルコネクタ2の導電コンタクト(導電端子)22に設けられた湾曲状接点部22cに対してバネ弾性的に接触される構成になされているが、そのときのリセプタクルコネクタ2の導電コンタクト22に設けられた湾曲状接点部22cは、図2及び図4に示されているような構造になされている。
すなわち、その他方側のリセプタクルコネクタ(第2のコネクタ手段)2に配置された導電コンタクト(導電端子)22には、上述した絶縁ハウジング21の前端縁部に相当する部位に略水平に延在する平坦状の前方半田接合部22aが設けられている。この前方半田接合部22aは、実際の使用時において前述した印刷配線基板(図示省略)上の信号導電路又はグランド導電路に載置されてから半田接合されるものであるが、当該前方半田接合部22aの後端部(図2の左端部)から後方に向かっては略横S字に延在する形状になされている。
より具体的には、上述した前方半田接合部22aの後端部から上方に向かって立ち上げられた導電コンタクト(導電端子)22は、略逆U字状をなすように湾曲して下降した後に再び略U字状をなすように立ち上がる後端立壁部22bを有している。そして、その後端立壁部22bの上端側部分には、後方側(図2の左方側)に向かって略「く」の字状に湾曲して張り出す部位の頂部に湾曲状接点部22cが設けられている。この導電コンタクト22に設けられた湾曲状接点部22cに対しては、前述したようにプラグコネクタ1がリセプタクルコネクタ2に嵌合されたときに、プラグコネクタ1側の平面状接点部12cがバネ弾性的に接触されるように構成されており、それによって前記両接点部12c,22cどうしの電気的な接続が行われるようになっている。
このリセプタクルコネクタ2の導電コンタクト(導電端子)22に設けられた湾曲状接点部22cは、前記プラグコネクタ1の導電コンタクト12に設けられた平面状接点部12cに向かって側面略円弧状に張り出すように形成されている(特に図4(d)参照)。この湾曲状接点部22cは、前記両コネクタ1,2どうしの嵌合方向と直交する端子幅方向(図2の紙面垂直方向)に適宜の間隔をなして2箇所設けられている。そして、それら2箇所の湾曲状接点部22c,22cどうしの間部分には、コネクタ嵌合方向(図4の下方向)に沿って細長状に延在する横断面略台形状の凹溝からなる溝状摺動部22dが形成されている。
その溝状摺動部22dは、導電コンタクト(導電端子)22の端子幅方向(図2の紙面垂直方向)における略中心部分を縦長溝状に窪ませるプレス形成によって、横断面略台形状の凹溝をなすように形成されている。その溝状摺動部22dにおける横断面略台形状の底面に相当する部分は、当該溝状摺動部22dの両側に配置された前記2箇所の湾曲状接点部22c,22cに対して略平行に窪むように形成されているが、前記プラグコネクタ1側の平面状接点部12cに向かって側面略円弧状をなして湾曲状に張り出すように形状を有している(特に図4(d)参照)。
このように、接点部を2箇所形成されることによって、両コネクタ1,2が嵌合してプラグコネクタ1の導電コンタクト12に設けられた平面状接点部12cと、リセプタクルコネクタ2の導電コンタクト22に設けられた湾曲状接点部22c,22cとが接触するときに、2箇所の湾曲状接点部22c,22cのうち一方の接点部に異物をかみこんだとしても、他方の接点部の電気的な接触を維持することが可能となる。
[プラグコネクタ側の導電コンタクトについて]
上述したように他方側のリセプタクルコネクタ2の導電コンタクト(導電端子)22には、一対の湾曲状接点部22c,22c、及びそれら一対の湾曲状接点部22c,22cどうしの間の溝状摺動部22dが設けられているが、それらの各部に対応して前記他方側のプラグコネクタ1側の導電コンタクト(導電端子)12には、特に図3に示されているように、一対の平面状接点部12c,12cが端子幅方向(図2の紙面垂直方向)に隣接して設けられているとともに、それらの平面状接点部12c,12cの近傍に突起状摺動部(ピンプル)12dが設けられている。
このプラグコネクタ1側に設けられた平面状接点部12c,12cは、前述したリセプタクルコネクタ2側の湾曲状接点部22c,22cに対して接触可能となるように設けられたものであるが、それら一対の平面状接点部12c,12cの下方位置、すなわちコネクタ嵌合方向における前方側に、前記突起状摺動部(ピンプル)12dが設けられている。この突起状摺動部12dは、前記リセプタクルコネクタ2に配置された導電コンタクト22に向かって山形状に突出するように形成されている。
すなわち、そのプラグコネクタ1側の導電コンタクト(導電端子)12に設けられた突起状摺動部(ピンプル)12dは、リセプタクルコネクタ2側の導電コンタクト(導電端子)22に設けられた溝状摺動部22dに対応するように設けられている。具体的には、前記導電コンタクト12の端子幅方向(図2の紙面垂直方向)の略中心部分に形成されていることによって、特に図5及び図6に示されているように、他方側のリセプタクルコネクタ2側の導電コンタクト22の溝状摺動部22dを構成している凹溝内に挿入可能となるように配置されている。そして、前記両コネクタ1,2どうしが嵌合される際に、上記突起状摺動部12dの頂部が、前記溝状摺動部22dの底面部に接触されるように次に説明する高さ調整がなされており、それによって嵌合感を得られるとともに、当該プラグコネクタ1側の突起状摺動部12dが、前記リセプタクルコネクタ2側に設けられた2箇所の湾曲状接点部22c,22cに対して非接触となるように構成されている。
上述したプラグコネクタ1側の突起状摺動部(ピンプル)12dと、リセプタクルコネクタ2側の溝状摺動部22d及び湾曲状接点部22c,22cとは、例えば図6(b)に示されているような位置関係及び高さ関係となるように設定されている。すなわち、まずプラグコネクタ1側の突起状摺動部12dは、リセプタクルコネクタ2側の湾曲状接点部22c,22cと非接触となるように位置をずらして配置されている。より具体的には、一方側のプラグコネクタ1に設けられた突起状摺動部12dが、前記両コネクタ1,2の嵌合方向と直交する端子幅方向(図2の紙面垂直方向)において前記導電コンタクト12の略中央部分に設けられている。一方、他方側のリセプタクルコネクタ2に設けられた湾曲状接点部22c,22cは、同方向において前記突起状摺動部12dの両側において非接触となるように形成されている。これによって、前記両コネクタ1,2の嵌合時に、上記プラグコネクタ1側の突起状摺動部12dがリセプタクルコネクタ22側の溝状摺動部22dの溝内に入り込む構成になされている。
さらに、上述した一方側のプラグコネクタ1の突起状摺動部12dが有する突出高さh1は、前記他方側のリセプタクルコネクタ22の溝状摺動部22dが有する溝深さh2よりも大きくなるように設定されている(h1>h2)。これによって、前記リセプタクルコネクタ22側の溝状摺動部22dの溝内に入り込んだプラグコネクタ1側の突起状摺動部12dの頂部が、溝状摺動部22dの底面部に押圧接触し、リセプタクルコネクタ2側の2箇所の湾曲状接点部22c,22cがプラグコネクタ1側の導電コンタクト12から浮き上がるように離間する構成になされている。
なお、図10に示すように、プラグコネクタ1側の突起状摺動部12dが、リセプタクルコネクタ22側の溝状摺動部22dの底面部ではなく、両側傾斜面部に対して押圧接触する関係に構成されている場合には、プラグコネクタ1の突起状摺動部12dが有する突出高さh3が、リセプタクルコネクタ22の溝状摺動部22dが有する溝深さh2よりも小さく設定(h2>h3)されていてもよい。この場合も、リセプタクルコネクタ22側の溝状摺動部22dの溝内に入り込んだプラグコネクタ1側の突起状摺動部12dの頂部側縁部が、溝状摺動部22dの両側傾斜面部に押圧接触し、リセプタクルコネクタ2側の2箇所の湾曲状接点部22c,22cがプラグコネクタ1側の導電コンタクト12から浮き上がるように離間する構成になされている。
すなわち、前記両コネクタ1,2どうしの嵌合操作が開始されることにより、それらの両導電コンタクト(導電端子)12,22が、図5(a)及び図6(a)のように接触し始め、さらに前記両コネクタ1,2どうしの嵌合が進むと、図5(b)及び図6(b)のように、前記プラグコネクタ1側の突起状摺動部(ピンプル)12dが、リセプタクルコネクタ22側の溝状摺動部22d内部に入り込む。このようにして前記リセプタクルコネクタ22側の溝状摺動部22dの内部に入り込んだプラグコネクタ1側の突起状摺動部12dは、前記溝状摺動部22dに乗り上げるようにして相対移動していく。
そして、上述したようにリセプタクルコネクタ2側の溝状摺動部22dに対してプラグコネクタ1側の突起状摺動部(ピンプル)12dが乗り上げることによって、当該突起状摺動部12dの頂部(または頂部側縁部)が溝状摺動部22dの底面部(または斜面部)に押圧するように接触すると、リセプタクルコネクタ2の導電コンタクト(導電端子)22が後方側(図5の右方側)に押されることとなって同図(b)中の矢印のように撓む。このようにリセプタクルコネクタ2側の導電コンタクト22が後方側にやや変位されることによって、当該リセプタクルコネクタ2側の導電コンタクト22に設けられた2箇所の湾曲状接点部22c,22cが、プラグコネクタ1側の導電コンタクト(導電端子)12から後方側に浮き上がるように離間することとなる。その結果、上記リセプタクルコネクタ2側の湾曲状接点部22c,22cは、プラグコネクタ1側の導電コンタクト12に対して非接触状態になされる。
そして、そのような非接触状態が維持されながら前記両コネクタ1,2どうしの嵌合操作がさらに進むと、プラグコネクタ1側の突起状摺動部(ピンプル)12dが、図5の下方に向かって相対移動し、図5(c)及び図6(c)のようにリセプタクルコネクタ2側の溝状摺動部22dからプラグコネクタ1側の突起状摺動部12dが図示下方側に脱することとなる。これによって、上記リセプタクルコネクタ2側の導電コンタクト(導電端子)22が、図5中(c)の矢印のように元の位置に復帰するように変位し、それに伴って当該リセプタクルコネクタ2側の導電コンタクト(導電端子)22に設けられた2箇所の湾曲状接点部22c,22cが前記プラグコネクタ1側の導電コンタクト(導電端子)12に設けられた2箇所の平面状接点部12c,12cにそれぞれ接触して電気的な接続が行われ、それによって両コネクタ1,2どうしの嵌合操作が完了する。
このように一方側のプラグコネクタ1の突起状摺動部(ピンプル)12dが、他方側のリセプタクルコネクタ2の溝状摺動部22dを乗り越えるように相対移動されるにあたっては、リセプタクルコネクタ2側の導電コンタクト(導電端子)22が後方側にやや撓むことにより適度な押し込み抵抗感が嵌合操作の完了直前に得られる。また、嵌合操作の完了時には、リセプタクルコネクタ20側の湾曲状接点部22c,22cが、プラグコネクタ1側の平面状接点部12c,12cに向かって落ち込むように移動し、それら両接点部12c,22cどうしが軽く衝突するようにして接触が行われる。その結果として、上記両接点部12c,22cどうしが接触する際に適度な接触音が発生することとなり、その両コネクタ1,2どうしの嵌合操作時における押し込み抵抗感及び接触音に基づいて、当該両コネクタ1,2どうしの嵌合感(クリック感)が創出されるようになっている。
また、一方側のプラグコネクタ1の突起状摺動部12dが、他方側のリセプタクルコネクタ2の溝状摺動部22dを乗り越えるように相対移動されるにあたっては、リセプタクルコネクタ2の導電コンタクト22に設けられた湾曲状接点部22c,22cとプラグコネクタ1の導電コンタクト12とが離れることとなる。そのため、前記両コネクタ1,2同士の嵌合操作が開始されることにより、それらの両導電コンタクト12,22が接触し始めたときに、当該両導電コンタクト12,22どうしの間に加工粉や粉塵などのような異物をかみこんでいたとしても、前述したように前記湾曲状接点部22c,22cと前記導電コンタクト12とが一旦離れることにより開放状態になされることから、それまでかみこんでいた異物を除去することが可能となる。
以上のような構成を有する本実施形態によれば、両コネクタ手段1,2を嵌合させる際に、一方側のプラグコネクタ1の導電コンタクト12に設けられた突起状摺動部(ピンプル)12dと、他方側のリセプタクルコネクタ20の導電コンタクト22に設けられた溝状摺動部22dとが互いに乗り越えるように押圧接触されることにより嵌合感が得られるようになっている。その結果、2点接触構造をなすリセプタクルコネクタ20側の2箇所の湾曲状接点部22c,22cに対して、プラグコネクタ1側の突起状摺動部12dが接触することなく両コネクタ1,2の嵌合感が得られることとなり、従来のような接点部の摩耗がなくなり、当該接点部における電気的接続状態が長期にわたって良好に維持されるようになっている。
特に、本実施形態にかかる電気コネクタは、前述したように2箇所の湾曲状接点部22c,22cが平面状接点部12c,12cに同時に接触するように構成された2点接触構造において良好な作用が得られる。
さらに本実施形態によれば、一方側のプラグコネクタ1の導電コンタクト12に設けられた突起状摺動部(ピンプル)12dの突出高さh1が、他方側のリセプタクルコネクタ20の導電コンタクト22に設けられた溝状摺動部22dの溝深さh2よりも大きくなるように設定されていることから、嵌合感を良好に得つつ、リセプタクルコネクタ20側の湾曲状接点部22c,22cに対して、プラグコネクタ1側の突起状摺動部12dを確実に非接触状態に維持することが可能となっている。
一方、上述した実施形態と同一の構成部材に対して同一の符号を付した図7ないし図9にかかる第2の実施形態においては、プラグコネクタ1側の導電コンタクト12に設けられた突起状摺動部(ピンプル)12dに対して、一対のガイド突規制部12d1,12d2が連設されている。これら一対のガイド突規制部12d1,12d2は、前記両コネクタ1,2の嵌合方向において前記突起状摺動部12dから前後方向(上下方向)に沿ってそれぞれ所定の長さだけ延在するように設けられている。
このとき、上記ガイド突規制部12d1,12d2は、前記突起状摺動部(ピンプル)12dよりも突出高さがやや低く抑えられており、それらのガイド突規制部12d1,12d2が、図示を省略したリセプタクルコネクタ20側の溝状摺動部22dの内部に挿通可能に配置されている。このようにプラグコネクタ1側のガイド突規制部12d1,12d2が、両コネクタ1,2の嵌合時に、リセプタクルコネクタ20側の溝状摺動部22dの内部に挿通されることによって(図9を参照)、上記嵌合方向と直交する方向における前記溝状摺動部22dの位置ずれを規制する構成になされている。
このような構成を有する第2の実施形態によれば、溝状摺動部22dがガイド突規制部12d1,12d2によって位置ずれすることなく相対移動され、突起状摺動部12dに対して溝状摺動部22dが確実に接触されることとなり、リセプタクルコネクタ20側の湾曲状接点部22c,22cに対するプラグコネクタ1側の突起状摺動部12dの接触が良好に防止される。
さらに、上述した各実施形態における突起状摺動部(ピンプル)12d及び溝状摺動部22dは、それらの幅寸法どうしの大小関係を種々に設定することが可能である。例えば図11の(a)のように、突起状摺動部12dの幅寸法W1を溝状摺動部22dの幅寸法W2より小さくしたり、同図(b)のように突起状摺動部12dの幅寸法W1と溝状摺動部22dの幅寸法W2とを略等しくしたり、また同図(c)のように突起状摺動部12dの幅寸法W1を溝状摺動部22dの幅寸法W2より大きくするように設定することが可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
例えば、上述した各実施形態では、プラグコネクタの導電コンタクトに対して突起状摺動部(ピンプル)を設けるとともに、リセプタクルコネクタの導電コンタクトに溝状摺動部を設けるようにしているが、それとは逆に、リセプタクルコネクタの導電コンタクトに突起状摺動部(ピンプル)を設けるとともに、プラグコネクタ側の導電コンタクトに溝状摺動部を設けるようにしても良い。
また、上述した各実施形態は、垂直嵌合型の電気コネクタに本実施形態を適用したものであるが、水平嵌合型の電気コネクタに対しても同様に適用することができる。
さらにまた本発明は、上述した各実施形態のような同軸ケーブル用コネクタに限定されることはなく、絶縁ケーブル用コネクタや、同軸ケーブルと絶縁ケーブルとが複数混合したタイプの電気コネクタや、フレキシブル配線基板等が連結される電気コネクタ、プリント基板同士を接続する基板対基板コネクタ等についても同様に適用することが可能である。
以上のように本実施形態は、各種電気機器に使用される多種多様な電気コネクタに対して広く適用することが可能である。
本発明の第1の実施形態における一方側のプラグコネクタを、他方側のリセプタクルコネクタに対して上方側から嵌合しようとしている状態を後方側から表した外観斜視説明図である。 図1に示された一方側のプラグコネクタと他方側のリセプタクルコネクタとを嵌合した状態を表した図1中のii−ii線に沿った縦断面説明図である。 図1及び図2に示されたプラグコネクタに用いられている導電コンタクトに設けられた接点部の近傍を拡大して表したものであって、(a)は正面説明図、(b)は側面説明図、(c)は(a)中のiii−iii線に沿った断面説明図である。 図1及び図2に示されたリセプタクルコネクタの導電コンタクトに設けられた接点部の近傍を拡大して表したものであって、(a)は正面説明図、(b)は側面説明図、(c)は平面説明図、(d)は(a)中のiv−iv線に沿った断面説明図である。 本発明の第1の実施形態における一方側のプラグコネクタの接点部を他方側のリセプタクルコネクタの接点部に対して上方側から嵌合する際の工程を、図2中の符号vにより囲まれた部位を拡大することにより表したものであって、(a)は嵌合の初期段階を表した縦断面説明図、(b)は突起状摺動部が溝状摺動部に乗り上げた状態を表した縦断面説明図、(c)は嵌合を完了した状態を表した縦断面説明図である。 本発明の第1の実施形態における一方側のプラグコネクタの接点部を、他方側のリセプタクルコネクタの接点部に対して上方側から嵌合する際の工程を拡大して表したものであって、(a)は嵌合の初期段階を表した横断面説明図、(b)は突起状摺動部が溝状摺動部に乗り上げた状態を表した横断面説明図、(c)は嵌合を完了した状態を表した横断面説明図である。 本発明の第2実施形態にかかるプラグコネクタの導電コンタクトに設けられた接点部の近傍を拡大して表したものであって、(a)は正面説明図、(b)は側面説明図、(c)は(a)中のvii−vii線に沿った断面説明図である。 本発明の第2の実施形態における一方側のプラグコネクタの接点部を、他方側のリセプタクルコネクタの接点部に対して上方側から嵌合する際の工程を拡大して表したものであって、(a)は嵌合の初期段階を表した縦断面説明図、(b)は突起状摺動部が溝状摺動部に乗り上げた状態を表した縦断面説明図、(c)は嵌合を完了した状態を表した縦断面説明図である。 本発明の第2の実施形態における一方側のプラグコネクタの接点部を、他方側のリセプタクルコネクタの接点部に対して上方側から嵌合する際の工程を拡大して表したものであって、(a)は嵌合の初期段階を表した横断面説明図、(b)は突起状摺動部が溝状摺動部に乗り上げた状態を表した横断面説明図、(c)は嵌合を完了した状態を表した横断面説明図である。 本発明における突起状摺動部と溝状摺動部との接触関係の他の実施形態を拡大した横断面説明図である。 本発明における突起状摺動部と溝状摺動部との幅寸法の関係を拡大して表したものであって、(a)は突起状摺動部の幅寸法が溝状摺動部の幅寸法より小さい場合の横断面説明図、(b)は突起状摺動部の幅寸法と溝状摺動部の幅寸法とが略等しい場合の横断面説明図、(c)は突起状摺動部の幅寸法が溝状摺動部の幅寸法より大きい場合の横断面説明図である。
符号の説明
1 プラグコネクタ(第1のコネクタ手段)
2 リセプタクルコネクタ(第2のコネクタ手段)
SC 同軸ケーブル
SCa ケーブル中心導体
SCb ケーブル外部導体
11 絶縁ハウジング
12 導電コンタクト(導電端子)
12c 平面状接点部
12d 突起状摺動部(ピンプル)
12d1,12d2 ガイド突規制部
21 絶縁ハウジング
22 導電コンタクト(導電端子)
22c 湾曲状接点部
22d 溝状摺動部

Claims (5)

  1. 一対のコネクタ手段を嵌合させることにより、それら両コネクタ手段にそれぞれ設けられた導電コンタクトの接点部どうしを互いに接触させるように構成された電気コネクタにおいて、
    前記両コネクタ手段のうちの一方側の導電コンタクトに設けられた突起状摺動部と、他方側のコネクタ手段の導電コンタクトに設けられた溝状摺動部とを備え、それら突起状摺動部と溝状摺動部とが、前記両コネクタ手段の嵌合時に互いに接触して乗り越えるように相対移動することによって前記両コネクタ手段どうしの嵌合感を創出するように構成されたものであって、
    前記一方側のコネクタ手段の導電コンタクトに設けられた突起状摺動部は、前記他方側のコネクタ手段の接点部に対して、前記両コネクタ手段の嵌合方向と直交する方向に位置をずらして配置され、前記両コネクタ手段の嵌合時に前記他方側のコネクタ手段の接点部と非接触となるように構成されていることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記一方側の導電コンタクトに設けられた突起状摺動部は、当該一方側の導電コンタクトに設けられた接点部に対して、前記両コネクタ手段の嵌合方向の前方側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記他方側の導電コンタクトに設けられた接点部は、前記両コネクタ手段の嵌合方向と直交する方向において前記溝状摺動部の両側2箇所に配置されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  4. 前記一方側の導電コンタクトに設けられた突起状摺動部の突出高さが、前記他方側の導電コンタクトに設けられた溝状摺動部の溝深さよりも大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  5. 前記両コネクタ手段の一方側の導電コンタクトには、前記両コネクタ手段の嵌合方向において前記突起状摺動部から前後方向に沿って延在するガイド突規制部が設けられ、
    前記ガイド突規制部が、前記溝状摺動部内に挿通可能に配置されていることにより前記嵌合方向と直交する方向における前記溝状摺動部の位置ずれを規制する構成になされていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
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