JP2009192521A - クロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙 - Google Patents

クロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙 Download PDF

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Abstract

【課題】ストリップを好適な強度で安定に固定でき、かつ梱包時及び取り出し時の作業性に優れたクロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙を提供する。
【解決手段】クロマトグラフィー分析用ストリップ1の包装用台紙2では、短冊状のストリップ1の持手部分Hを第1の孔部32及び第2の孔部33を通すことにより、第1の孔部32と第2の孔部33との間の台紙部分がストリップ1の掛止部34として機能し、ストリップ1を好適な強度で包装用台紙2に固定することができる。また、この包装用台紙2では、梱包時には、ストリップ1を第1の孔部32及び第2の孔部33に通すだけでよく、取り出し時には、ストリップ1を第1の孔部32及び第2の孔部33から引き抜くだけでよいので、梱包時及び取り出し時の作業性にも優れている。
【選択図】図3

Description

本発明は、クロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙に関する。
液体試料中の被検出物質をクロマトグラフィーによって検出する測定キットとして、例えば特許文献1に記載のバイオセンサがある。このバイオセンサは、全体として短冊状をなしており、その一端側から順に、被検出物質を添加する添加部と、スポット状の標識試薬保持部及び試薬固定化部とを有する反応部と、溶液の吸収を行う吸収部とを備えている。検出結果は、一定時間が経過した後の試薬固定化部における標識試薬の結合状態に基づいて確認される(特許文献1)。
ところで、このような測定キットとして用いられるストリップ(試験片)は、製品として出荷される際、通常、プラスチックカセットや台紙などの支持体と共に梱包される。例えば、ストリップをプラスチックカセット等の中に収納したり(特許文献2)、ストリップ試験紙を台紙に固定したりして出荷される(特許文献3)。
また、ストリップの判定領域に存在する物質は、湿気などによって変質することがあるため、ストリップは、通常、乾燥剤と共にアルミ製などの袋状包装体によって包装される。包装体の内部には、乾燥剤と同じ場所にストリップが収容される場合が多く、包装の過程でストリップの判定領域と乾燥剤とが互いに接触しないように収容する必要がある。このように、プラスチックカセットや台紙などの支持体は、ストリップと乾燥剤との接触を防止するための部材としても機能している。
特許3542999号公報 特許2919392号公報 特開2001−56339号公報
コスト削減の観点からは、カセットを使用するタイプより、カセットを使用しないタイプの方が望ましい。しかしながら、糊などの接着材料を使用してストリップを台紙に固定する方法では、作業性が悪く、また、用途によっては試験時にストリップを台紙から取り外す必要があり、その際にストリップが傷んでしまう可能性もある。
ストリップを台紙に接着せずに台紙及び乾燥剤と共に包装袋に包装することも考えられるが、この場合、包装作業時及び取り出し時にストリップが包装袋内で動いてしまい、使い勝手が悪いという問題があった。特にストリップが短冊状で細い場合、また、複数の部材で構成される複雑な構造の場合、ストリップの形状を保持したまま、簡易に包装作業や取り出し作業を行うのが困難であった。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、ストリップを好適な強度で安定に固定でき、かつ梱包時及び取り出し時の作業性に優れたクロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明者らは、ストリップを挟んで固定することのできる台紙を検討した。まず、様々な形状の切り込みを台紙に形成することを検討したが、切り込み部分がすぐに開かない等の理由で作業性に問題があった。さらに検討を進めた結果、2つの孔部を有する台紙によって、上記課題を解決できることを見出した。
すなわち、本発明に係るクロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙は、液体試料中の被検出物質を検出する短冊状のクロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙であって、ストリップの持手部分に対応して設けられたストリップ固定部を備え、ストリップ固定部は、ストリップを台紙の一面側から他面側に通す第1の孔部と、ストリップを他面側から一面側に通す第2の孔部とからなることを特徴としている。
このクロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙では、短冊状のストリップの持手部分を第1の孔部によって台紙の一面側から他面側に通すと共に、第2の孔部によって台紙の他面側から一面側に通すことにより、台紙における第1の孔部と第2の孔部との間の部分でストリップが好適な強度で固定される。また、梱包時には、ストリップを第1の孔部及び第2の孔部に通すだけでよく、取り出し時には、ストリップを第1の孔部及び第2の孔部から引き抜くだけでよいので、梱包時及び取り出し時の作業性にも優れている。
また、第1の孔部及び第2の孔部は、一直線状に配置されていることが好ましい。この場合、ストリップの梱包時及び取り出し時の作業性が一層向上する。
また、第1の孔部及び第2の孔部は、円形状をなしており、その直径は、ストリップの幅の1倍〜10倍となっていることが好ましい。このような構成により、第1の孔部及び第2の孔部に対してストリップの抜き差しをスムーズに行うことができる。また、好適な強度でストリップを台紙に掛止できる。
また、ストリップ固定部は、第1の孔部と第2の孔部との間に位置し、各孔部に通されたストリップを台紙本体部に対して掛止する掛止部を更に有し、第1の孔部の一部と第2の孔部の一部とを結ぶように切込部が形成されることにより、掛止部が台紙本体部の表裏方向に回動可能となっていることが好ましい。
この場合、第1の孔部及び第2の孔部を通る短冊状のストリップの持手部分が掛止部によって好適な強度で固定される。また、掛止部を台紙本体部の表裏方向に回動させることで、掛止部が台紙本体部に対して開いた状態となり、第1の孔部及び第2の孔部の脇側からメンブレン部分を傷つけることなくストリップの取り付け及び取り外しを行うことができる。
また、回動可能の掛止部の先端に掛止部よりも幅広の爪部が形成されるように、切込部が第1の孔部の一部と第2の一部とを結んでいることが好ましい。このような爪部を設けることにより、掛止部を台紙本体部に対して開いたときに、掛止部と台紙本体部との間の隙間にストリップを通しやすくなるので、ストリップの取り付け及び取り外しをスムーズに行うことができる。
また、爪部は、掛止部の先端方向に向かって凸となる半円状をなしていることが好ましい。これにより、ストリップを掛止部と台紙本体部との間の隙間に通す際にストリップが爪部に当たりにくくなり、一層の作業性を確保できると共に、ストリップの破損も防止できる。また、爪部付近を押すことにより、掛止部を簡単に回動させることができる。
本発明に係るクロマトグラフィー分析用ストリップの包装台紙によれば、ストリップを好適な強度で固定でき、かつ梱包時及び取り出し時の作業性に優れたものとなる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るクロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙の好適な実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、図面の寸法比率についても図示された寸法比率に制限されるものではない。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る包装用台紙を用いて包装袋に梱包されるクロマトグラフィー分析用ストリップを示した斜視図である。図1に示すように、梱包状態におけるストリップ1は、包装用台紙2に固定された状態で、乾燥剤3と共に包装袋4内に収容されている。
包装袋4は、例えばアルミ製の袋である。このアルミ袋は、材質がポリエステルやアルミニウムからなる多層フィルムであり、上部と両側面の三方がシールされ、底面が開いた形状をしている。包装したい物を底面からこの包装袋内に入れた後、熱圧着等により底面をシールし内部を密閉する。また、包装袋4の上部には、開閉自在のチャック4aが設けられている。チャック4aの上部を鋏などで切り取ることにより、チャック4aを開けて袋内の物を取り出すことができる。包装袋4の前面には、例えば物品名、貯蔵方法、製造元などが記載されたラベル(図示せず)が貼り付けられる。乾燥剤3は、例えば包装用台紙2と同程度の大きさの袋に収容された所定量シリカゲルである。
まず、ストリップ1の構造について説明する。
図2は、ストリップ1の構造を示す断面図である。同図に示すストリップ1は、例えばヒトの涙液(液体試料)中のIgE抗体(被検出物質)を免疫クロマトグラフィーによって検出するものである。ストリップ1は、例えば幅が約1.5mm、長さが約57mmの短冊状であり、質量は約0.03gである。
ストリップ1は、図2に示すように、シート状の支持部材18と、支持部材18上に支持部材18の一方面に接して設けられた採取部材10、保持部材12、検出部材14、及び吸収部材16と、採取部材10、保持部材12及び検出部材14の支持部材18とは反対側の表面に、保持部材12の端部が検出部材14に対して固定されるように接着している第1の接着部材20aとを備えている。
また、ストリップ1は、検出部材14及び吸収部材16の支持部材18とは反対側の表面に、吸収部材16の端部が検出部材14に対して固定されるように接着すると共に、吸収部材16及び支持部材18の採取部材10側とは反対側の端部を挟み込むように延在する第2の接着部材20bと、支持部材18の他方面に接して設けられた背景部材22とを備えている。
採取部材10、保持部材12、検出部材14及び吸収部材16は、これらの部材の中を涙液が毛細管現象によりこの順序で移動するように、支持部材18上でストリップ1の長手方向に並んで配列されている。保持部材12及び検出部材14は、保持部材12の一部が検出部材14の支持部材18とは反対側の面に乗り上げることにより互いに部分的に重なり合っている。
採取部材10は、例えばパルプ不織布、ポリエステル等の繊維基材からなる部材である。採取部材10は、涙液の移動方向における上流側(以下、単に「上流側」という。)に支持部材18からはみ出して突出する突出部分10aと、それ以外の部分である非突出部分10bとを含む。突出部分10aは、支持部材18、第1の接着部材20a等の他の部材によって被覆されずに露出している。また、突出部分10aの端部には、平面部が形成されている。突出部分10aの長さは好適には5mm以上である。ストリップ1を用いてヒトの涙液を採取する際には、突出部分10aを、被検者の下側結膜円蓋に挿入し、ストリップ1を鉛直方向に垂らした状態で涙液の採取を行う。
採取部材10に吸収された涙液は、毛細管現象により保持部材12へ移動する。保持部材12は、パルプ不織布、ポリエステル等の繊維基材と、IgE抗体と特異的に結合する標識試薬とを含む。この標識試薬は、IgE抗体を抗原とする抗体を、金コロイドにより標識したものである。標識試薬は、繊維基材に保持されており、涙液と接触すると涙液中に溶出して涙液の移動と共に移動する。標識試薬は、保持部材12及び検出部材14中を涙液の移動と共に移動する過程で、涙液中のIgE抗体と結合し、IgE抗体と標識試薬との結合体を形成する。
保持部材12は採取部材10と単一の繊維基材を共有し、その繊維基材の涙液の移動方向における下流側(以下、単に「下流側」という。)の端部に標識試薬が保持されることにより、保持部材12が形成されている。採取部材10と保持部材12とが一体化していることにより、ストリップ1の強度を高めることができる。また、単一の繊維基材を用いることにより、液体試料が採取部材10から保持部材12へ毛細管現象により移動しやすくなっている。
検出部材14は、多孔性のメンブレンであるニトロセルロース膜14cと、ニトロセルロース膜14cに固定されている検出試薬及び対照試薬とを含む。検出試薬は、ニトロセルロース膜14c上の検出試薬固定部14aに固定されている。検出試薬固定部14aは、ストリップ1の長手方向に直交する方向に沿って線状に延在している。
検出試薬は、上記標識試薬が有する抗体と同一の又は異なる、IgE抗体を抗原とする抗体である。検出試薬は、IgE抗体と特異的に結合することにより、上記IgE抗体と標識試薬との結合体を捕捉する。これにより、検出試薬固定部14aに赤いラインが現れ、このラインを目視で確認することにより、涙液中のIgE抗体の存在を判定できる。
対照試薬は、ニトロセルロース膜14c上の検出試薬固定部14aよりも下流側に位置する対照試薬固定部14bに固定されている。対照試薬固定部14bは、ストリップ1の長手方向に直交する方向に沿って線状に延在する。対照試薬は、標識試薬が有する抗体を抗原とする抗体である。対照試薬が、移動してきた涙液中の標識試薬を捕捉することにより、対照試薬固定部14bに赤いラインが現れる。このラインを目視確認することにより、涙液および標識試薬が検出試薬固定部14a上を通過したことを判定できる。対照試薬固定部14bに赤いラインが現れない場合は、例え検出試薬固定部14aに赤いラインが現れたとしても、検出に十分な量の涙液および標識試薬が反応していない可能性があるので、試験不成立となる。
吸収部材16は、セルロース等の、涙液を吸収可能な素材から形成されている。吸収部材16は、検出部材14から毛細管現象により移動してきた涙液や標識試薬を吸収する。また、涙液採取後、採取部材10を精製水等の展開液に浸して涙液を展開する際に、吸収部材16が展開液を吸収することにより、展開液の展開が円滑に行われる。また、吸収部材16は、展開液によって洗い流された夾雑物を検出部材14から除去する機能をも有する。
支持部材18は、検出部材14を支持するシート状の第1の支持体18aと、支持体18aの上流側及び下流側の端部における検出部材14とは反対側の面にそれぞれ接して設けられ、互いに離間した2つの部分から構成される第2の支持体18bを有する。すなわち、第2の支持体18bは長手方向に分離している。
第1の支持体18aは、検出部材14と同一の長さ及び幅を有しており、検出部材14の裏打ちとして機能も有する。第1の支持体18aは、ストリップ1の構造を強化し、ストリップ1が操作中に縒れたり曲がったりすることを防止する。第1の支持体18aは、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等のプラスチックフィルムから形成され、液不透過性である。
第2の支持体18bは、接着面を有する接着シートであることが好ましく、透明であっても非透明であってもよい。第2の支持体18bは、第1の支持体18aの検出部材14とは反対側において、その長手方向に好適には約5mm離れるように分離している。第2の支持体18bは、背景部材22よりも上流側に2mm以上延在していることが好ましい。
第2の支持体18bは、第1の支持体18a側に接着面を有する液不透過性の接着シートであることが好ましい。この接着面に対して採取部材10、保持部材12及び吸収部材16が接着している。第2の支持体18bの具体例としては、例えば、表面に接着層が形成されたプラスチックフィルム(例えばポリエチレンテレフタレートフィルム)がある。
第1の接着部材20a及び第2の接着部材20bは、例えば紙製の粘着テープである。第1の接着部材20aは、接着面を有し、その接着面で採取部材10の下流側の端部(すなわち非突出部分10b)、保持部材12、及び検出部材14の上流側の端部の、支持部材18とは反対側の表面に、保持部材12の端部が検出部材14に対して固定されるように接着している。
第2の接着部材20bは、接着面を有し、その接着面で検出部材14及び吸収部材16の支持部材18とは反対側の表面に、吸収部材16の上流側の端部が検出部材に対して固定されるように接着するとともに、検出部材14の下流側の端部、吸収部材16及び第2の支持体18bの下流側の端部を、下流側から挟み込むように接着している。
第2の接着部材20bは、その接着面とは反対側に非接着面を有し、さらに、下流側の端部に、ツマミ部分20b´を有している。ツマミ部分20b´は、第2の接着部材20bの折り返し部分において、第2の接着部材20b同士が接着することにより形成されている。第2の接着部材20bが吸収部材16の表面を被覆し、外側に非接着面を有することにより、第2の接着部材20bは、ストリップ1の持手部分Hとして機能する。
背景部材22は、第1の支持体18a及び第2の支持体18bの検出部材14とは反対側に貼り付けられている。背景部材22は、例えば支持部材18側に接着面を有する白色の紙製テープである。背景部材22の支持部材18とは反対側の表面には、検出試薬固定部14a及び対照試薬固定部14bの位置を示す目印が着色されている。
続いて、包装用台紙2の構造について説明する。
図3は、上述したストリップを固定した状態で示す包装用台紙の正面図であり、図4は、その背面図である。図3及び図4に示すように、包装用台紙2は、例えば画用紙などの紙材であり、縦74mm×横52mmの長方形状をなしている。また、包装用台紙2の厚さは、例えば0.2mm程度となっている。
包装用台紙2の一端側の領域には、ストリップ1の持手部分Hに対応して設けられたストリップ固定部31が設けられている。ストリップ固定部31は、包装用台紙2における長手方向の中心線に沿って一直線状に設けられた第1の孔部32及び第2の孔部33と、第1の孔部32と第2の孔部33の間の掛止部34とによって構成されている。
第1の孔部32及び第2の孔部33は、例えば直径約6mm程度(ストリップ1の幅の約4倍)の真円状をなしている。第2の孔部33の中心は、包装用台紙2の一端から約12mm程度内側に位置しており、第1の孔部32の中心は、第2の孔部33の中心から更に約9mm程度内側に位置している。第1の孔部32と第2の孔部33との間には、約3mm程度の台紙部分、すなわち、掛止部34が存在している。
包装用台紙2にストリップ1を固定する場合、まず、ストリップ1を包装用台紙2の正面側(一面側)に沿わせ、ストリップ1の持手部分Hを第1の孔部32に通す。次に、第1の孔部32を通って包装用台紙2の背面側(他面側)に突出するストリップの持手部分Hを第2の孔部33に通し、当該持手部分Hの先端を再び包装用台紙2の正面側に突出させる。なお、ストリップ1の先端は、包装用台紙2の端からはみ出さないようにすることが好ましい。
このようにストリップ1の持手部分Hを第1の孔部32及び第2の孔部33に通すことにより、上述した第1の孔部32と第2の孔部33との間の台紙部分がストリップ1の掛止部34として機能し、接着剤等を用いなくともストリップ1が好適な強度で包装用台紙2に対して固定される。また、ストリップ1を包装用台紙2から取り外すときは、ストリップ1において、第1の孔部32を通っている部分の近傍を持って、ストリップ1の持手部分Hを第1の孔部32及び第2の孔部33から矢印イ方向(図3参照)に引き抜けばよい。
以上説明したように、このクロマトグラフィー分析用ストリップ1の包装用台紙2では、ストリップ1の持手部分Hを第1の孔部32及び第2の孔部33を通すことにより、第1の孔部32と第2の孔部33との間の台紙部分がストリップ1の掛止部34として機能し、ストリップ1を好適な強度で包装用台紙2に固定することができる。
また、この包装用台紙2では、梱包時には、ストリップ1を第1の孔部32及び第2の孔部33に通すだけでよく、取り出し時には、ストリップ1を第1の孔部32及び第2の孔部33から引き抜くだけでよいので、梱包時及び取り出し時の作業性にも優れている。第1の孔部32及び第2の孔部33が包装用台紙2における長手方向の中心線に沿って一直線状に配置されていることも、ストリップ1の梱包時及び取り出し時の作業性の向上に寄与している。第1の孔部32及び第2の孔部33は、パンチ等によって簡単に形成できるので、包装用台紙2の製造コストも低く抑えられる。
また、第1の孔部32及び第2の孔部33は、ストリップ1の幅の1倍〜10倍の範囲の直径を有する真円形状をなしている。このような構成により、第1の孔部32及び第2の孔部33に対してストリップ1の抜き差しをスムーズに行うことができる。また、好適な強度でストリップ1を包装用台紙2に掛止できる。なお、第1の孔部32及び第2の孔部33の直径は、ストリップ1の幅の1倍〜7.5倍であることがより好ましく、1倍〜5倍であることがさらに好ましい。
この点に関し、比較例として、図5及び図6に示すように、ストリップ固定部として、真円形状の孔部ではなく、種々の形状の切り込みを台紙40に設けたものを作製し、ストリップ1の固定性と、梱包時及び取り出し時の作業性と検証した。
比較例1は、図5(A)に示すように、直線状の辺からなる略S字形状の切り込み42によってストリップ固定部41Aを構成したものである。また、比較例2は、図5(B)に示すように、台紙の幅方向に延びる2本の切り込み43,44、及びこれらの切り込み43,44の中心同士を結ぶ切り込み45によってストリップ固定部41Bを構成したものである。
比較例3は、図6(A)に示すように、図5(B)の切り込み43,44よりも幅が3倍程度大きな切り込み46,47によってストリップ固定部41Cを構成したものである。比較例4は、図6(B)に示すように、台紙の内側に向かって凸となる半円形状の切り込み48と、この切り込み48より内側に位置し、台紙の外側に向かって凸となる半円形状の切り込み49とによってストリップ固定部41Dを構成したものである。
以上の比較例1〜4では、切り込み42〜49にストリップ1を通して台紙に固定しようとする際、切り込み42〜49がスムーズに開かず、作業性の点で本実施形態に係る包装用台紙2に劣るものであった。また、比較例1〜4では、固定状態が包装用台紙2よりも不安定で、ストリップが切り込み部分で動いてしまう場合があった。その他に、固定状態において、切り込み部分42〜49で台紙に挟まれることによりストリップ1が変形する場合があった。
したがって、本実施形態のように、ストリップ1の幅の4倍程度の直径を有する真円形状の第1の孔部32及び第2の孔部33によってストリップ固定部31を構成することが、ストリップ1の好適な強度での安定的な固定と、梱包時及び取り出し時の作業性との両立に好適であることが確認できた。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上述した実施形態では、第1の孔部32及び第2の孔部33をいずれも真円形状としたが、一方又は両方が楕円形状や矩形状となっていてもよく、楕円の一部と矩形の一部とで構成される形状となっていてもよい。第1の孔部32及び第2の孔部33が、真円状や楕円状のように流線形状を有している場合には、ストリップ1を包装用台紙2にスムーズに取り付けられる点で好ましく、矩形状のように直線で形成される形状の場合には、製造が容易となるので好ましい。包装用台紙2の寸法・形状は、ストリップ1の寸法・形状に合わせて適宜設計変更してもよい。
続いて、本発明に係るクロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙の別実施形態について詳細に説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る包装用台紙を、上述したストリップを固定した状態で示す正面図である。この第2の実施形態に係る包装用台紙50は、第1の孔部52及び第2の孔部53の脇側からストリップ1の取り付け及び取り外しができる点で、第1の孔部32及び第2の孔部33への抜き差しによってストリップ1の取り付け及び取り外しを行う上記実施形態と相違している。
図7に示すように、包装用台紙50は、例えば画用紙などの紙材であり、縦74mm×横52mmの長方形状をなしている。また、包装用台紙50の厚さは、例えば0.2mm程度となっている。
包装用台紙50の一端部50a側の領域には、ストリップ1の持手部分Hに対応して設けられたストリップ固定部51が設けられている。ストリップ固定部51は、包装用台紙50における長手方向の中心線に沿って一直線状に設けられた第1の孔部52及び第2の孔部53と、第1の孔部52と第2の孔部53の間の掛止部54とによって構成されている。
第1の孔部52及び第2の孔部53は、例えば一辺が約5mm程度(ストリップ1の幅の約3.3倍)の正方形状をなしている。第2の孔部53の中心は、包装用台紙50の一端部50aから約9.5mm程度内側に位置しており、第1の孔部52の中心は、第2の孔部53の中心から更に約11mm程度内側に位置している。第1の孔部52と第2の孔部53との間には、包装用台紙50の長手方向の幅が約6mm程度の台紙部分、すなわち、掛止部54が存在している。
また、第1の孔部52及び第2の孔部53の脇側(図7において右側)には、第1の孔部52と第2の孔部53とを結ぶように形成された切込部55が設けられている。切込部55は、2つの直線部分55a,55bと、1つの円弧部分55cとを有している。直線部分55aは、図7の状態において、第1の孔部52の右下の角部から包装用台紙50の他端部50b側に向かって約1.5mm程度伸びている。直線部分55bは、図7の状態において、第2の孔部53の右上の角部から包装用台紙50の一端部50a側に向かって約1.5mm程度伸びている。円弧部分55cは、直線部分55aの先端と直線部分55bの先端とを結ぶように形成され、半径約9.5mmの半円状をなしている。
このような第1の孔部52の一部と第2の孔部53とを結ぶ切込部55により、掛止部54は、第1の孔部52の左上の角部と第2の孔部53の左下の角部とを結ぶラインL1を基端として、包装用台紙50の台紙本体部50cの表裏方向に回動可能となっている。
また、掛止部54の先端には、切込部55の直線部分55a,55b及び円弧部分55cによって画成された爪部56が掛止部54と一体的に形成される。爪部56は、掛止部54よりも幅広となっており、ラインL1側から見て掛止部54の先端方向に向かって凸となるように半径約9.5mmの半円状をなしている。この爪部56は、掛止部54の回動に伴って、包装用台紙50の台紙本体部50cの表裏方向に回動可能となっている。
なお、例えば図7において第1の孔部52の右上の角部と第2の孔部53の右下の角部とを結ぶラインL2に折れ目を設定することにより、ラインL2を基端として、爪部56が掛止部54に対して包装用台紙50の台紙本体部50cの表裏方向に回動可能となっていてもよい。
包装用台紙50にストリップ1を固定する場合、まず、包装用台紙50の裏側から掛止部54を軽く押さえ、図8に示すように、掛止部54を包装用台紙50の台紙本体部50cに対して開いた状態にする。次に、ストリップ1の持手部分Hをピンセット等で把持しながらストリップ1を包装用台紙2の正面側に沿わせ、掛止部54を開いたことによって生じた爪部56と包装用台紙50の台紙本体部50cとの間の隙間から、第1の孔部52及び第2の孔部53側に向かってストリップ1の持手部分Hを差し入れる。なお、ストリップ1の先端は、包装用台紙50の端からはみ出さないようにすることが好ましい。
ストリップ1を差し入れた後、掛止部54の押さえを解除し、掛止部54を台紙本体部50cに対して閉じた状態にする。これにより、第1の孔部52及び第2の孔部53を通ったストリップ1が掛止部54によって包装用台紙2に対して好適な強度で固定される。ストリップ1を包装用台紙50から取り外すときは、図9に示すように、再び掛止部54を包装用台紙50の台紙本体部50cに対して開いた状態にし、爪部56と包装用台紙50の台紙本体部50cとの間の隙間からストリップ1を取り出せばよい。
以上説明したように、このクロマトグラフィー分析用ストリップ1の包装用台紙50では、第1の孔部52及び第2の孔部53を通る短冊状のストリップ1の持手部分Hが掛止部54によって好適な強度で固定される。また、掛止部54を台紙本体部50cの表裏方向に回動させることで、掛止部54が台紙本体部50cに対して開いた状態となり、第1の孔部52及び第2の孔部53の脇側からメンブレン部分を傷つけることなくスムーズにストリップ1の取り付け及び取り外しを行うことができる。また、第1の孔部52及び第2の孔部53からストリップ1を引き抜く場合に比べて、ストリップ1が台紙本体部50cに当たりにくいので、メンブレンが傷つかないよう配慮する必要がなくなり、特にストリップ1の取り外し時の優れた作業性を確保できる。
また、包装用台紙50では、回動可能の掛止部54の先端に掛止部54よりも幅広の爪部56が形成されている。このような爪部56を設けることにより、掛止部54を台紙本体部50cに対して開いたときに、掛止部54と台紙本体部50cとの間の隙間にストリップ1を通しやすくなるので、ストリップ1の取り付け及び取り外しを一層スムーズに行うことができる。
また、包装用台紙50では、爪部56が掛止部54の先端方向に向かって凸となる半円状をなしている。これにより、ストリップ1を掛止部54と台紙本体部50cとの間の隙間に通す際にストリップ1が爪部56に当たりにくくなり、一層の作業性を確保できると共に、ストリップ1の破損も防止できる。
なお、包装用台紙50を用いたストリップ1の取り付けは、第1の孔部52及び第2の孔部53の脇側から行う方法に限られず、第1の実施形態と同様に、第1の孔部52及び第2の孔部53への差し込みによって行ってもよい。この場合、図10に示すように、掛止部54を回動させずにストリップ1を包装用台紙50の正面側(一面側)に沿わせ、ストリップ1の持手部分Hを第1の孔部52に通す。次に、第1の孔部52を通って包装用台紙2の背面側(他面側)に突出するストリップの持手部分Hを第2の孔部53に通し、当該持手部分Hの先端を再び包装用台紙2の正面側に突出させる。ストリップ1の取り出しは、図9に示した場合と同様に、掛止部54を開くことによって第1の孔部52及び第2の孔部53の脇側から行えばよい。
ストリップ1の取り付けは、持手部分Hを第1の孔部52及び第2の孔部53に通す方法の方が、第1の孔部52及び第2の孔部53の脇側から通す方法に比べて作業性に優れる。したがって、包装用台紙50を用いるに当たり、第1の孔部52及び第2の孔部53を通す方法でストリップ1の取り付けを行い、かつ第1の孔部52及び第2の孔部53の脇側からストリップ1の取り外しを行うと、取り付け及び取り外しを含めた全体の作業性が最も良好となる。
本発明は、更に種々の変形を適用可能である。図11は、図7に示した実施形態の変形例を示す図である。この変形例に係る包装用台紙60は、第1の孔部62及び第2の孔部63が円形状となっている点で、第1の孔部52及び第2の孔部53が正方形状となっている包装用台紙50と相違している。
すなわち、包装用台紙60のストリップ固定部61では、第1の孔部62及び第2の孔部63がそれぞれ直径6mm程度(ストリップ1の幅の約4倍)の真円状をなしている。第2の孔部63の中心は、包装用台紙60の一端部60aから約12mm程度内側に位置しており、第1の孔部62の中心は、第2の孔部63の中心から更に約9mm程度内側に位置している。第1の孔部62と第2の孔部33との間には、最小幅が約3mm程度の掛止部64が存在している。
また、第1の孔部62及び第2の孔部63の脇側(図11において右側)に形成された切込部65は、包装用台紙50と同様に、2つの直線部分65a,65bと、1つの円弧部分65cとを有している。直線部分65aは、図11の状態において、第1の孔部62の右端から包装用台紙60の他端部60b側に向かって約1.5mm程度伸びている。直線部分65bは、図11の状態において、第2の孔部63の右端から包装用台紙60の一端部60a側に向かって約1.5mm程度伸びている。円弧部分65cは、直線部分65aの先端と直線部分65bの先端とを結ぶように形成され、半径約9.5mmの半円状をなしている。
このような切込部65により、掛止部64は、第1の孔部62の左端と第2の孔部63の左端とを結ぶラインL1を基端として、包装用台紙60の台紙本体部60cの表裏方向に回動可能となっている。また、掛止部64の先端には、切込部65の直線部分65a,65b及び円弧部分65cによって画成された爪部66が掛止部64と一体的に形成される。爪部66は、掛止部64よりも幅広となっており、ラインL1側から見て掛止部64の先端方向に向かって凸となるように半径約9.5mmの半円状をなしている。この爪部66は、掛止部64の回動に伴って、包装用台紙60の台紙本体部60cの表裏方向に回動可能となっている。
なお、例えば図11において第1の孔部62の右端と第2の孔部63の右端とを結ぶラインL2に折れ目を設定することにより、ラインL2を基端として、爪部66が掛止部64に対して包装用台紙60の台紙本体部60cの表裏方向に回動可能となっていてもよい。
このような包装用台紙60においても、包装用台紙50と同様に、第1の孔部62及び第2の孔部63の脇側からストリップ1の取り付け及び取り外しを行うことができるので、梱包時及び取り出し時の優れた作業性を確保できる。また、回動可能の掛止部64の先端に設けられた掛止部64により、一層の作業性を確保できると共に、ストリップ1の破損も防止できる。
図12は、図7に示した実施形態の更に別の変形例を示す図である。この変形例に係る包装用台紙70は、第1の孔部72及び第2の孔部73の形状が包装用台紙60と相違しており、その他の点では包装用台紙60と同様である。すなわち、包装用台紙70のストリップ固定部71では、図12に示すように、第1の孔部72の右下部分及び第2の孔部73の右上部分がそれぞれ矩形状で、それ以外の部分が円弧形状に置き換えられたものとなっている。
図11に示した包装用台紙60では、真円状の第1の孔部62の右端及び第2の孔部63の右端に半円状の爪部66の直線部分が接しているため、第1の孔部62及び第2の孔部63と爪部66との間には、包装用台紙60の台紙本体部60cが先鋭の状態で介在している(図11のA部分)。これに対し、包装用台紙70では、第1の孔部72の右下部分及び第2の孔部73の右上部分がそれぞれ矩形状に置き換えられることにより、第1の孔部72及び第2の孔部73と爪部66との間に包装用台紙70の台紙本体部70cが介在しない状態となっている。
したがって、包装用台紙70では、包装用台紙60と同様の作用効果に加え、掛止部64と台紙本体部70cとの間の隙間にストリップ1を通す際に、ストリップ1が包装用台紙70の台紙本体部70cに引っ掛かってしまうことを防止でき、作業性の確保及びストリップ1の破損を一層確実に防止できる。
上述した各実施形態において、製造が容易という観点からは、図7及び図12に示したように、第1の孔部及び第2の孔部における爪部との接続部分が角部となっていることが好ましい。接続部分が角部として形成されることにより型抜きが一度でできる為、製造工程が簡略化できる。一方、ストリップの着脱容易性の観点からは、図11及び図12に示したように、第1の孔部及び第2の孔部の少なくとも一部が円弧状に形成されていることが好ましい。
さらに、切込部は、掛止部が台紙本体部の表裏方向に回動可能となるように形成されていればよく、例えば図7に示した実施形態の更なる変形例として、図13に示すように、切込部55cの円弧部分55cの頂部に途切れ部分を設けることにより、爪部56の先端が台紙本体部50cと繋がった状態となっていてもよい。切込部55cの途切れ部分は、円弧部分55cの頂部及び両端部に3箇所設けるようにしてもよく、切込部55cを点線状又は破線状にして多数設けるようにしてもよい。この場合、掛止部54が意図せずに開いてしまうことを抑制でき、包装中のストリップ1が第1の孔部52及び第2の孔部53から外れることを効果的に防止できる。
この変形例に係る包装用台紙50にストリップ1を固定する場合、まず、図14に示すように、掛止部54を回動させずにストリップ1を包装用台紙50の正面側(一面側)に沿わせ、ストリップ1の持手部分Hを第1の孔部52に通す。次に、第1の孔部52を通って包装用台紙2の背面側(他面側)に突出するストリップの持手部分Hを第2の孔部53に通し、当該持手部分Hの先端を再び包装用台紙2の正面側に突出させる。ストリップ1の取り出しは、図15に示すように、切込部55を台紙本体部50cの裏面側から押すことにより円弧部分55cの途切れ部分を破り、掛止部54を開くことによって第1の孔部52及び第2の孔部53の脇側から行えばよい。
本発明の第1の実施形態に係る包装用台紙を用いて包装袋に梱包されるクロマトグラフィー分析用ストリップを示した斜視図である。 図1に示したストリップの構造を示す断面図である。 ストリップを固定した状態で示す包装用台紙の正面図である。 図3に示した包装用台紙の背面図である。 比較例に係る包装用台紙を示す正面図である。 別の比較例に係る包装用台紙を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る包装用台紙を示す正面図である。 図7に示した包装用台紙にストリップを取り付ける様子を示す図である。 図7に示した包装用台紙からストリップを取り外す様子を示す図である。 図7に示した包装用台紙にストリップを取り付ける様子の別の例を示す図である。 本発明の変形例に係る包装用台紙を示す正面図である。 本発明の更に別の変形例に係る包装用台紙を示す正面図である。 本発明の更に別の変形例に係る包装用台紙を示す正面図である。 図13に示した包装用台紙にストリップを取り付ける様子を示す図である。 図13に示した包装用台紙からストリップを取り外す様子を示す図である。
符号の説明
1…ストリップ、2,50,60,70…包装用台紙、50c,60c,70c…台紙本体部、31,51,61,71…ストリップ固定部、32,52,62,72…第1の孔部、33,53,63,73…第2の孔部、34,54,64…掛止部、55,65…切込部、56,66…爪部、H…持手部分、イ…ストリップの抜き取り方向。

Claims (6)

  1. 液体試料中の被検出物質を検出する短冊状のクロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙であって、
    前記ストリップの持手部分に対応して設けられたストリップ固定部を備え、
    前記ストリップ固定部は、前記ストリップを台紙の一面側から他面側に通す第1の孔部と、前記ストリップを前記他面側から前記一面側に通す第2の孔部とからなることを特徴とするクロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙。
  2. 前記第1の孔部及び前記第2の孔部は、一直線状に配置されていることを特徴とする請求項1記載のクロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙。
  3. 前記第1の孔部及び前記第2の孔部は、円形状をなしており、その直径は、前記ストリップの幅の1倍〜10倍となっていることを特徴とする請求項1又は2記載のクロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙。
  4. 前記ストリップ固定部は、前記第1の孔部と前記第2の孔部との間に位置し、各孔部に通された前記ストリップを台紙本体部に対して掛止する掛止部を更に有し、
    前記第1の孔部の一部と前記第2の孔部の一部とを結ぶように切込部が形成されることにより、前記掛止部が前記台紙本体部の表裏方向に回動可能となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のクロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙。
  5. 前記回動可能の掛止部の先端に前記掛止部よりも幅広の爪部が形成されるように、前記切込部が前記第1の孔部の一部と前記第2の一部とを結んでいることを特徴とする請求項4記載のクロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙。
  6. 前記爪部は、前記掛止部の先端方向に向かって凸となる半円状をなしていることを特徴とする請求項5記載のクロマトグラフィー分析用ストリップの包装用台紙。
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