JP2009191959A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】作動油が高温である場合に、自動変速機の内圧が急上昇するのを抑制することが可能な自動変速機の油圧制御装置を提供する。
【解決手段】油圧制御装置は、作動油の油温を検出して、検出した油温を第1の温度(THO)として出力する油温センサ8026と、アクセル開度が減少した場合に、温度THOに基づいて油圧回路4000を制御することにより、ライン圧を低下させるECU8000とを備える。ECU8000は、油温THOが第2の温度(しきい温度T1)より高い場合には、ライン圧の低下率を、しきい温度T1に対応するライン圧の低下率よりも小さくする。ライン圧の低下率を小さくすることによって、作動油内に含まれる空気が急激に膨張するのを抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される自動変速機の油圧制御装置に関し、特に、自動変速機に含まれる作動油の温度に応じてその作動油の圧力を制御する油圧制御装置に関する。
従来より、油圧を用いて作動する車両用の自動変速機が知られている。車両に搭載される自動変速機は、たとえばトルクコンバータと歯車式変速機構とを組み合わせ、この歯車式変速機構の動力伝達経路をクラッチやブレーキなどの複数の摩擦係合要素の選択的作動により切り換えて、所定の変速段に自動的に変速するように構成される。
このような自動変速機には、摩擦係合要素のアクチュエータに対する油圧の供給および排出を制御する油圧回路が設けられる。この油圧回路には、具体的には、エンジンにより駆動されるオイルポンプの吐出圧を所定のライン圧に調整するレギュレータバルブが設けられるとともに、このレギュレータバルブの下流側に、マニュアルバルブやシフトバルブなどの各種のバルブ類が設置される。
たとえば特開平3−288056号公報(特許文献1)には、自動変速機の油圧回路のライン圧をアクセル開度に応じて設定する制御装置が開示されている。この制御装置は、アクセル開度の急減時(スロットル弁の急閉時)に、ライン圧の低下を開始するタイミングを遅らせる。ストール状態(トルクコンバータによるトルク増幅作用が最大の状態)においてアクセル開度を急に減少させた場合、エンジントルクが低下する前にライン圧が低下することによって、クラッチ滑りが発生する可能性がある。上記文献に記載された制御装置は、アクセル開度の急減時に、ライン圧の低下を開始するタイミングを遅らせることによって、クラッチ伝達容量がエンジントルクより低くなるのを防ぐ。これによってクラッチ滑りを防ぐことが可能になる。
特開平3−288056号公報 特開2002−227982号公報 特開平10−89445号公報
一般的に、自動変速機には、その内圧の上昇を抑制するための機構(以下ではブリーザ機構とも称する)が設けられている。たとえば自動変速機のケースに大気開放口としてブリーザホースが設けられる。自動変速機の内圧が大気圧より高い場合には、そのブリーザホースを介して自動変速機の内部から空気が排出される。
作動油の温度が高くなった場合、作動油が泡立つことによって作動油の表面が上昇することが起こり得る。この状態においてライン圧が急速に低下した場合(たとえば上述したようにアクセル開度を急に減少した場合)に、自動変速機の内圧が急速に上昇することが考えられる。作動油の表面が上昇した状態では、自動変速機の内圧が上昇すると、自動変速機の内部空間から空気とともに作動油が排出される可能性がある。しかし、特開平3−288056号公報(特許文献1)には、作動油の温度上昇に伴う自動変速機の内圧上昇については言及されていない。
本発明の目的は、作動油が高温である場合に、自動変速機の内圧が急上昇するのを抑制することが可能な自動変速機の油圧制御装置を提供することである。
本発明は要約すれば、作動油を供給する供給源と、供給源から供給された作動油の油圧を調整する油圧機器とを含み、かつ車両の動力源に結合される自動変速機の油圧制御装置である。油圧制御装置は、作動油の油温を検出して、検出した油温である第1の温度を出力する温度検出部と、所定の条件が成立した場合には、第1の温度に基づいて油圧機器を制御することにより、油圧を低下させる制御部とを備える。制御部は、第1の温度が第2の温度より高い場合には、油圧の低下率を、第2の温度に対応する低下率よりも小さくする。
好ましくは、第2の温度は、固定値である。
好ましくは、制御部は、低下率を小さくした後に、温度検出部から出力された第1の温度を第2の温度に置き換える。
好ましくは、所定の条件は、車両の駆動力を低下させるという制御条件を含む。
より好ましくは、車両は、駆動力を変化させるためのアクセルペダルを備える。制御条件は、アクセルペダルの開度を減少させるという条件である。
好ましくは、動力源は、内燃機関である。供給源は、内燃機関から出力される動力により駆動されるオイルポンプである。
好ましくは、制御部は、油圧の低下量が、所定の条件が成立してから経過した時間に比例するように、油圧を低下させる。
好ましくは、制御部は、所定の条件が成立したから所定の時間が経過した後に、油圧の低下を開始する。
好ましくは、自動変速機は、作動油をその内部に含み、かつ、その内部空間と自動変速機の外部とを連通するための通気路が設けられた筐体をさらに含む。
本発明によれば、作動油が高温である場合において、作動油に含まれる空気の膨張により自動変速機の内圧が急速に上昇するのを抑制することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る制御装置を搭載した車両について説明する。この車両は、FF(Front engine Front drive)車両である。なお、FF以外の車両であってもよい。
車両は、エンジン1000と、オートマチックトランスミッション2000と、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成するプラネタリギヤユニット3000と、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成する油圧回路4000と、ディファレンシャルギヤ5000と、ドライブシャフト6000と、前輪7000と、ECU(Electronic Control Unit)8000とを含む。本実施の形態に係る油圧制御装置に含まれる制御部は、たとえばECU8000のROM(Read Only Memory)8300に記録されたプログラムを実行することにより実現される。なお、ECU8000により実行されるプログラムをCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体に記録して市場に流通させてもよい。
エンジン1000は、インジェクタ(図示せず)から噴射された燃料と空気との混合気を、シリンダの燃焼室内で燃焼させる内燃機関である。燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、クランクシャフトが回転させられる。なお、エンジン1000に加えて、動力源にモータを用いるようにしてもよい。あるいはエンジン1000に代えて、動力源にモータを用いるようにしてもよい。
オートマチックトランスミッション2000は、トルクコンバータ3200を介してエンジン1000に連結される。オートマチックトランスミッション2000は、所望のギヤ段を形成することにより、クランクシャフトの回転数を所望の回転数に変速する。
オートマチックトランスミッション2000の出力ギヤは、ディファレンシャルギヤ5000と噛合っている。ディファレンシャルギヤ5000にはドライブシャフト6000がスプライン嵌合などによって連結される。ドライブシャフト6000を介して、左右の前輪7000に動力が伝達される。
ECU8000には、エアフローメータ8002と、シフトレバー8004のポジションスイッチ8006と、アクセルペダル8008のアクセル開度センサ8010と、ブレーキペダル8012の踏力センサ8014と、電子スロットルバルブ8016のスロットル開度センサ8018と、エンジン回転数センサ8020と、入力軸回転数センサ8022と、出力軸回転数センサ8024と、油温センサ8026とがハーネスなどを介して接続されている。
エアフローメータ8002は、エンジン1000に吸入される空気量を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。シフトレバー8004の位置(ポジション)は、ポジションスイッチ8006により検出され、検出結果を表す信号がECU8000に送信される。シフトレバー8004の位置に対応して、オートマチックトランスミッション2000のギヤ段が自動で形成される。また、運転者の操作に応じて、運転者が任意のギヤ段を選択できるマニュアルシフトモードを選択できるように構成してもよい。
アクセル開度センサ8010は、アクセルペダル8008の開度を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。踏力センサ8014は、ブレーキペダル8012の踏力(運転者がブレーキペダル8012を踏む力)を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。
スロットル開度センサ8018は、アクチュエータにより開度が調整される電子スロットルバルブ8016の開度を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。電子スロットルバルブ8016により、エンジン1000に吸入される空気量(エンジン1000の出力)が調整される。
なお、電子スロットルバルブ8016の代わりにもしくは加えて、吸気バルブ(図示せず)や排気バルブ(図示せず)のリフト量や開閉する位相を変更することにより、エンジン1000に吸入される空気量を調整するようにしてもよい。
エンジン回転数センサ8020は、エンジン1000の出力軸(クランクシャフト)の回転数を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。入力軸回転数センサ8022は、オートマチックトランスミッション2000の入力軸回転数NI(トルクコンバータ3200のタービン回転数NT)を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。出力軸回転数センサ8024は、オートマチックトランスミッション2000の出力軸回転数NOを検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。出力軸回転数NOから車速が算出(検出)される。
油温センサ8026は、オートマチックトランスミッション2000の作動や潤滑に用いられる作動油(ATF:Automatic Transmission Fluid)の温度(油温)を検出し、検出結果(油温THO)を表す信号をECU8000に送信する。
ECU8000は、エアフローメータ8002、ポジションスイッチ8006、アクセル開度センサ8010、踏力センサ8014、スロットル開度センサ8018、エンジン回転数センサ8020、入力軸回転数センサ8022、出力軸回転数センサ8024、油温センサ8026などから送られてきた信号、ROM8300に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、車両が所望の走行状態となるように、機器類を制御する。
本実施の形態において、ECU8000は、シフトレバー8004がD(ドライブ)ポジションであることにより、オートマチックトランスミッション2000のシフトレンジにD(ドライブ)レンジが選択された場合、1速〜6速ギヤ段のうちのいずれかのギヤ段が形成されるように、オートマチックトランスミッション2000を制御する。1速〜6速ギヤ段のうちのいずれかのギヤ段が形成されることにより、オートマチックトランスミッション2000は前輪7000に駆動力を伝達し得る。なおDレンジにおいて、6速ギヤ段よりも高速のギヤ段、すなわち7速ギヤ段や8速ギヤ段を形成可能であるようにしてもよい。形成するギヤ段は、車速とアクセル開度とをパラメータとして実験等により予め作成された変速線図に基づいて決定される。
図1に示すように、ECU8000は、エンジン1000を制御するエンジンECU8100と、オートマチックトランスミッション2000を制御するECT(Electronic Controlled Transmission)_ECU8200とを含む。
エンジンECU8100とECT_ECU8200とは、互いに信号を送受信可能であるように構成される。本実施の形態においては、エンジンECU8100からECT_ECU8200に、アクセル開度を表わす信号および吸入空気量から換算される出力トルクTEKLを表わす信号などが送信される。ECT_ECU8200からエンジンECU8100には、エンジン1000が出力すべきトルクとして定められるトルク要求量、トルクダウン量、トルクアップ量などを表わす信号が送信される。
オートマチックトランスミッション2000の筐体には、ブリーザ機構2500が設けられる。ブリーザ機構2500はオートマチックトランスミッション2000の内部空間とオートマチックトランスミッション2000の外部空間とを連通するためのものである。オートマチックトランスミッション2000の内圧が上昇した場合(たとえばその内圧が大気圧より上昇した場合)には、オートマチックトランスミッション2000の内部空間から、オートマチックトランスミッション2000の筐体に設けられた通気路およびブリーザ機構2500を介して、オートマチックトランスミッション2000の外部空間に空気が放出される。これによりオートマチックトランスミッション2000の内圧上昇を抑制することができる。なお、ブリーザ機構2500の具体的構成は特に限定されない。
図2を参照して、プラネタリギヤユニット3000について説明する。プラネタリギヤユニット3000は、クランクシャフトに連結された入力軸3100を有するトルクコンバータ3200に接続されている。プラネタリギヤユニット3000は、遊星歯車機構の第1セット3300と、遊星歯車機構の第2セット3400と、出力ギヤ3500と、ギヤケース3600に固定されたB1ブレーキ3610、B2ブレーキ3620およびB3ブレーキ3630と、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650と、ワンウェイクラッチF3660とを含む。
第1セット3300は、シングルピニオン型の遊星歯車機構である。第1セット3300は、サンギヤS(UD)3310と、ピニオンギヤ3320と、リングギヤR(UD)3330と、キャリアC(UD)3340とを含む。
サンギヤS(UD)3310は、トルクコンバータ3200の出力軸3210に連結されている。ピニオンギヤ3320は、キャリアC(UD)3340に回転自在に支持されている。ピニオンギヤ3320は、サンギヤS(UD)3310およびリングギヤR(UD)3330と噛合している。
リングギヤR(UD)3330は、B3ブレーキ3630によりギヤケース3600に固定される。キャリアC(UD)3340は、B1ブレーキ3610によりギヤケース3600に固定される。
第2セット3400は、ラビニヨ型の遊星歯車機構である。第2セット3400は、サンギヤS(D)3410と、ショートピニオンギヤ3420と、キャリアC(1)3422と、ロングピニオンギヤ3430と、キャリアC(2)3432と、サンギヤS(S)3440と、リングギヤR(1)(R(2))3450とを含む。
サンギヤS(D)3410は、キャリアC(UD)3340に連結されている。ショートピニオンギヤ3420は、キャリアC(1)3422に回転自在に支持されている。ショートピニオンギヤ3420は、サンギヤS(D)3410およびロングピニオンギヤ3430と噛合している。キャリアC(1)3422は、出力ギヤ3500に連結されている。
ロングピニオンギヤ3430は、キャリアC(2)3432に回転自在に支持されている。ロングピニオンギヤ3430は、ショートピニオンギヤ3420、サンギヤS(S)3440およびリングギヤR(1)(R(2))3450と噛合している。キャリアC(2)3432は、出力ギヤ3500に連結されている。
サンギヤS(S)3440は、C1クラッチ3640によりトルクコンバータ3200の出力軸3210に連結される。リングギヤR(1)(R(2))3450は、B2ブレーキ3620により、ギヤケース3600に固定され、C2クラッチ3650によりトルクコンバータ3200の出力軸3210に連結される。また、リングギヤR(1)(R(2))3450は、ワンウェイクラッチF3660に連結されており、1速ギヤ段の駆動時に回転不能となる。
ワンウェイクラッチF3660は、B2ブレーキ3620と並列に設けられる。すなわち、ワンウェイクラッチF3660のアウターレースはギヤケース3600に固定され、インナーレースはリングギヤR(1)(R(2))3450に回転軸を介して連結される。
図3に、各変速ギヤ段と、各クラッチおよび各ブレーキの作動状態との関係を表した作動表を示す。この作動表に示された組み合わせで各ブレーキおよび各クラッチを作動させることにより、1速〜6速の前進ギヤ段と、後進ギヤ段が形成される。
図4を参照して、油圧回路4000の要部について説明する。なお、油圧回路4000は、以下に説明するものに限られない。
油圧回路4000は、オイルポンプ4004と、プライマリレギュレータバルブ4006と、マニュアルバルブ4100と、ソレノイドモジュレータバルブ4200と、SL1リニアソレノイド(以下、SL(1)と記載する)4210と、SL2リニアソレノイド(以下、SL(2)と記載する)4220と、SL3リニアソレノイド(以下、SL(3)と記載する)4230と、SL4リニアソレノイド(以下、SL(4)と記載する)4240と、SLTリニアソレノイド(以下、SLTと記載する)4300と、B2コントロールバルブ4500とを含む。
オイルポンプ4004は、エンジン1000のクランクシャフトに連結されている。クランクシャフトが回転することにより、オイルポンプ4004が駆動し、油圧を発生する。オイルポンプ4004で発生した油圧は、プライマリレギュレータバルブ4006により調圧され、ライン圧が生成される。
プライマリレギュレータバルブ4006は、SLT4300により調圧されたスロットル圧をパイロット圧として作動する。ライン圧は、ライン圧油路4010を介してマニュアルバルブ4100に供給される。
マニュアルバルブ4100は、ドレンポート4105を含む。ドレンポート4105から、Dレンジ圧油路4102およびRレンジ圧油路4104の油圧が排出される。マニュアルバルブ4100のスプールがDポジションにある場合、ライン圧油路4010とDレンジ圧油路4102とが連通させられ、Dレンジ圧油路4102に油圧が供給される。このとき、Rレンジ圧油路4104とドレンポート4105とが連通させられ、Rレンジ圧油路4104のRレンジ圧がドレンポート4105から排出される。
マニュアルバルブ4100のスプールがRポジションにある場合、ライン圧油路4010とRレンジ圧油路4104とが連通させられ、Rレンジ圧油路4104に油圧が供給される。このとき、Dレンジ圧油路4102とドレンポート4105とが連通させられ、Dレンジ圧油路4102のDレンジ圧がドレンポート4105から排出される。
マニュアルバルブ4100のスプールがNポジションにある場合、Dレンジ圧油路4102およびRレンジ圧油路4104の両方と、ドレンポート4105とが連通させられ、Dレンジ圧油路4102のDレンジ圧およびRレンジ圧油路4104のRレンジ圧がドレンポート4105から排出される。
Dレンジ圧油路4102に供給された油圧は、最終的には、B1ブレーキ3610、B2ブレーキ3620、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650に供給される。Rレンジ圧油路4104に供給された油圧は、最終的には、B2ブレーキ3620に供給される。
ソレノイドモジュレータバルブ4200は、ライン圧を元圧とし、SLT4300に供給する油圧(ソレノイドモジュレータ圧)を一定の圧力に調圧する。
SL(1)4210は、C1クラッチ3640に供給される油圧を調圧する。SL(2)4220は、C2クラッチ3650に供給される油圧を調圧する。SL(3)4230は、B1ブレーキ3610に供給される油圧を調圧する。SL(4)4240は、B3ブレーキ3630に供給される油圧を調圧する。
SLT4300は、アクセル開度センサ8010により検出されたアクセル開度に基づいたECU8000からの制御信号に応じて、ソレノイドモジュレータ圧を調圧し、スロットル圧を生成する。スロットル圧は、SLT油路4302を介して、プライマリレギュレータバルブ4006に供給される。スロットル圧は、プライマリレギュレータバルブ4006のパイロット圧として利用される。
SL(1)4210、SL(2)4220、SL(3)4230、SL(4)4240、およびSLT4300は、ECU8000から送信される制御信号により制御される。
B2コントロールバルブ4500は、Dレンジ圧油路4102およびRレンジ圧油路4104のいずれか一方からの油圧を選択的に、B2ブレーキ3620に供給する。B2コントロールバルブ4500に、Dレンジ圧油路4102およびRレンジ圧油路4104が接続されている。B2コントロールバルブ4500は、SLソレノイドバルブ(図示せず)およびSLUソレノイドバルブ(図示せず)から供給された油圧とスプリングの付勢力とにより制御される。
SLソレノイドバルブがオフで、SLUソレノイドバルブがオンの場合、B2コントロールバルブ4500は、図4において左側の状態となる。この場合、B2ブレーキ3620には、SLUソレノイドバルブから供給された油圧をパイロット圧として、Dレンジ圧を調圧した油圧が供給される。
SLソレノイドバルブがオンで、SLUソレノイドバルブがオフの場合、B2コントロールバルブ4500は、図4において右側の状態となる。この場合、B2ブレーキ3620には、Rレンジ圧が供給される。
SLT4300は、ECU8000からの制御信号に応じてスロットル圧を生成する。スロットル圧は、プライマリレギュレータバルブ4006のパイロット圧として利用される。プライマリレギュレータバルブ4006は、そのパイロット圧に応じてオイルポンプ4004で発生した油圧を調整することによりライン圧を生成する。すなわち、ECU8000は油圧回路4000を制御することによりライン圧を上昇させたり低下させたりすることができる。
次に、作動油が高温であり、かつ、ライン圧が急に低下した場合に生じうる問題点を説明する。
図5は、図1のオートマチックトランスミッション2000を単純化したモデル図である。図5を参照して、オートマチックトランスミッション2000は、筐体2010およびその中に入った作動油2020からなるものと示される。
ブリーザ機構2500は、オートマチックトランスミッション2000の筐体2010に設けられ、筐体2010の内外を連通させる通気路が内部に形成された本体部2510と、その通気路を開閉する蓋体2520とを備える。本体部2510は筐体2010の上面から上方に突出するように設けられる。なお、ブリーザ機構2500の構成は、図5(以下説明する図6、図7でも同様)に示した構成に限定されるものではない。
図6は、図5に示したモデルにおいて、作動油2020の温度が高くなった状態を示した図である。図6を参照して、作動油2020の温度が高くなることによって、作動油2020に気泡が発生する。作動油2020の温度が高くなると泡立ちも激しくなるため、作動油の表面(液面)が上昇する。
図7は、図5に示したモデルにおいて、作動油2020の表面が上昇し、かつライン圧が低下した状態を示した図である。図7を参照して、ライン圧が急速に低下した場合、作動油2020に含まれている空気(気泡)が膨張する。これによって筐体2010内の圧力が上昇する。筐体2010の内圧が上昇するとブリーザ機構2500の蓋体2520が開くとともに、筐体2010内の空気がブリーザ機構2500の本体部2510(通気路)から放出される。これにより、筐体2010内の圧力が過度に高くなるのを防止することができる。
筐体2010の内部の圧力が緩やかに上昇する場合には、筐体2010の内部から少しずつ空気が抜けることによって作動油が通気路から放出されるのを防止できる。しかしながら、筐体2010の内部の圧力が急速に上昇した場合には、既に作動油2020の表面が上昇しているため、筐体2010内から空気とともに作動油2020の一部が通気路から放出される(作動油が吹き出される)可能性が高くなる。
上述のように、ECU8000は、アクセル開度センサからの信号が示すアクセル開度に応じて油圧回路4000を制御することによりライン圧を変化させる。つまりアクセル開度が減少するとライン圧も低下する。したがって、作動油の温度が高く、かつ、アクセル開度が急に減少した場合には、オートマチックトランスミッションの内部の圧力が急に上昇する可能性がある。さらに、作動油がオートマチックトランスミッションの内圧が急に上昇することによって、作動油の一部がブリーザ機構から放出される可能性も生じる。
本実施の形態では、作動油の温度が高い場合には作動油の温度が低い場合に比較してライン圧の低下率が小さくなるように、ECU8000が油圧回路4000を制御する。ライン圧の低下率を小さくすることによって、作動油に含まれる空気が急に膨張することを抑制することができる。これにより、オートマチックトランスミッション(図5〜図7では筐体2010)の内部の圧力が急速に上昇するのを抑制することができる。
オートマチックトランスミッションの内部の圧力が急速に上昇するのを抑制することによって、オートマチックトランスミッションの内外の圧力差が急速に大きくなるのを抑制できる。この結果、作動油の表面が上昇していても、空気とともに作動油が放出されるのを防ぐことができる。
図8は、実施の形態1におけるアクセル開度とライン圧との関係を説明する図である。図8を参照して、時刻t11以前において、アクセル開度は大きい。時刻t11において、アクセル開度が大きい状態からアクセル開度が小さい状態に変化する。
作動油の温度が低い場合、ECU8000は、ライン圧がアクセル開度と同時に変化するように油圧回路4000を制御する。したがって、ライン圧の低下率は大きい。これに対し、作動油の温度が高い場合、ECU8000は、ライン圧の低下率を作動油の温度が低い場合のライン圧の低下率より小さくする。つまりECU8000はライン圧を緩やかに低下させる。
また、ECU8000は、ライン圧の減少量が、ライン圧の低下を開始した時点(時刻t11)からの経過時間に比例するようにライン圧を減少させる。すなわち、ECU8000は、ライン圧の減少率を一定に制御する。これによって、ライン圧の低下により作動油に含まれる空気(気泡)が膨張しても、その膨張の速度を制限することができる。よって、オートマチックトランスミッション2000の内圧上昇の速度を緩やかにすることができる。したがって、作動油がブリーザ機構から吹き出す可能性を小さくすることができる。
時刻t12においてアクセル開度が増加する。応じてECU8000はライン圧が上昇するように、油圧回路4000を制御する。なお、ECU8000は、作動油が高温状態であっても、ライン圧の上昇時にはライン圧の上昇率を小さくする処理を行なわない。ライン圧の上昇率を制限しないことによって、係合圧が不足することによるクラッチ滑りを防ぐことが可能になる。
なお、ライン圧の低下率を小さくすることによって、アクセル開度を減少させてもライン圧が比較的高い状態が続く。このため、オイルポンプ4004(図4参照)の負荷も高くなる。オイルポンプ4004はエンジン1000の動力により駆動されるので、オイルポンプ4004の負荷が高くなるとエンジン1000の負荷が高くなる。これにより燃費が低下することが起こりうる。したがって本実施の形態では、作動油が高温である場合(言い換えれば作動油が空気とともに通気路から排出される可能性が高い場合)にのみ、ライン圧の低下率を小さくする処理が行なわれる。これによって燃費の低下を回避することができる。
図9は、ECU8000が実行するライン圧の制御処理を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートに示す処理は、一定の時間ごと、または所定の条件の成立時にメインルーチンから呼び出されて実行される。
図9を参照して、処理が開始されると、ECU8000は、油温センサ8026からの信号が示す作動油の温度(油温THO)が、所定のしきい温度T1以上であるか否かを判定する(ステップS1)。なお、しきい温度T1は、たとえば、実験(たとえばライン圧の低下に伴って作動油がブリーザ機構から放出されるときの作動油の温度を予め測定する)ことによって予め決定される。
油温THOがしきい温度T1以上である場合(ステップS1においてYES)、ECU8000は、アクセル開度センサ8010により検出されたアクセル開度が減少しているか否かを判定する。アクセル開度が減少している場合(ステップS2においてYES)、ECU8000は、ライン圧の低下率を小さくする(ステップS3)。具体的には、ECU8000は、SLT4300を制御することによって、プライマリレギュレータバルブ4006がライン圧を単位時間(たとえば1秒)あたり一定の低下量で低下させるよう動作するためのスロットル圧をSLT4300に生成させる。
一方、油温THOがしきい温度T1未満である場合(ステップS1においてNO)には、ECU8000は、通常のライン圧制御、すなわちアクセル開度に応じてライン圧を変化させる制御を実行する(ステップS4)。同様に、油温THOがしきい温度T1以上であってもアクセル開度が減少していない場合(ステップS2においてNO)には、ステップS4の処理が実行される。
ステップS3の処理またはステップS4の処理が終了すると、全体の処理はメインルーチンに戻される。
以上の説明に基づき、実施の形態1に係る油圧制御装置を総括的に説明する。実施の形態1に係る油圧制御装置は、作動油の油温を検出して、検出した油温を第1の温度(THO)として出力する油温センサ8026と、アクセル開度が減少した場合に、油温THOに基づいて油圧回路4000を制御することにより、ライン圧を低下させるECU8000とを備える。ECU8000は、油温THOが第2の温度(しきい温度T1)より高い場合には、ライン圧の低下率を、しきい温度T1に対応するライン圧の低下率よりも小さくする。
「しきい温度T1に対応するライン圧の低下率」とは、図8に示される、油温が低い場合のライン圧の低下率である。ライン圧の低下率を小さくすることによって、作動油内に含まれる空気が急激に膨張するのを抑えることができるので、オートマチックトランスミッションの内部の圧力が急速に上昇するのを抑制することができる。
さらに、実施の形態1によれば、オートマチックトランスミッションの内部の圧力が急速に上昇するのを抑制することによって、ブリーザ機構から作動油が放出されるのを防ぐことができる。
[実施の形態2]
実施の形態2に係る車両の構成は図1から図4に示した構成と同様であるので、以後の説明は繰返さない。実施の形態2に係るライン圧の制御(ライン圧を低下させる処理)では、ライン圧の低下を開始するタイミングが実施の形態1に係るライン圧の制御と異なる。
図10を参照して、時刻t11において、アクセル開度が大きい状態からアクセル開度が小さい状態に変化する。ECU8000は、作動油の温度が高い場合には、アクセル開度が変化してから所定時間が経過した後にライン圧が低下するように油圧回路4000を制御する。これにより時刻t1Aにおいて、ライン圧が低下し始める。この点において実施の形態2に係るライン圧の制御は、実施の形態1に係るライン圧の制御(図8参照)と異なる。なお、実施の形態2に係るライン圧の制御に関する他の点は、実施の形態1に係るライン圧の制御と同様であるので以後の説明は繰返さない。
図11は、実施の形態2に係るライン圧の制御処理を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートに示す処理は、一定の時間ごと、または所定の条件の成立時にメインルーチンから呼び出されて実行される。
図11および図9を参照して、図11のフローチャートは、図9のフローチャートに、ステップS2Aの処理を追加したものである。図11のフローチャートにおける他のステップの処理は、図9のフローチャートの対応するステップの処理と同様であるので、ここでは詳細な説明を繰返さない。
図11を参照して、ECU8000は、油温センサ8026からの信号が示す作動油の温度(油温THO)が、所定のしきい温度T1以上である場合(ステップS1においてYES)、アクセル開度が減少したか否かを判定する(ステップS2)。アクセル開度が減少している場合(ステップS2においてYES)、ECU8000は、アクセル開度が減少していることを検出してから所定時間が経過するまで、ライン圧を変化させずに待機する(ステップS2A)。ECU8000は、その所定時間が経過すると、ライン圧の低下率を小さくする(ステップS3)。
実施の形態2においては、アクセル開度が減少しても、そのアクセル開度の減少から所定期間が経過するまでは、ライン圧が低下しない。したがって、たとえばアクセル開度がその所定期間内で、低下および上昇した場合(すなわちアクセル開度が小さい状態が短時間しか生じない場合)には、ライン圧が低下しない。ライン圧が低下しないことによって、オートマチックトランスミッションの内圧が上昇するのを抑制できる。したがって、実施の形態2によれば、実施の形態1よりもオートマチックトランスミッションの内圧の急上昇を確実に防ぐことができる。さらに、実施の形態2によれば、実施の形態1よりも、ブリーザ機構から作動油が放出されるのをより確実に防ぐことができる。
(変形例)
本実施の形態の変形例に係る車両の構成は図1から図4に示した構成と同様であるので、以後の説明は繰返さない。この変形例では、ECU8000は、油温THOが高くなるほど、ライン圧の低下率を小さくする。図12を参照して、ECU8000は、油温THOがTである場合におけるライン圧の低下率を、油温THOがTである場合のライン圧の低下率よりも小さくする。なお、油温Tは油温Tより大きい。また、油温T,Tはいずれも、ライン圧の低下率を小さくするか否かをECU8000が判定するためのしきい温度T1よりも大きい。
図13は、本実施の形態の変形例に係るライン圧の制御処理を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートに示す処理は、一定の時間ごと、または所定の条件の成立時にメインルーチンから呼び出されて実行される。
図13および図9を参照して、図13のフローチャートに示した制御処理は、図9のフローチャートにおけるステップS3の処理に代えてステップS11〜S14の処理が実行される点で、図9のフローチャートに示した制御処理と異なる。なお、図13のフローチャートにおける他のステップの処理は、図9のフローチャートの対応するステップの処理と同様である。したがって、以下では、主としてステップS11〜S14の処理について説明するものとする。
ステップS11において、ECU8000は、油温センサ8026により検出された作動油の温度(油温THO)が、温度T2よりも高いか否かを判定する。温度T2は、前回のライン圧の制御処理において、油温センサ8026により検出された油温THOである。油温THOが、温度T2以上の場合(ステップS11においてYES)、ECU8000は、ライン圧の低下率を、前回の制御処理における低下率よりも小さくする(ステップS12)。一方、油温THOが温度T2より低い場合(ステップS11においてNO)、ECU8000は、ライン圧の低下率を、前回の制御処理における低下率よりも大きくする(ステップS13)。
たとえばECU8000は、前回の制御処理におけるライン圧の低下率から所定値を減ずることによって、今回の制御処理におけるライン圧の低下率を算出する(ステップS12)。同様に、たとえばECU8000は、前回の制御処理におけるライン圧の低下率に所定値を加えることによって、今回の制御処理におけるライン圧の低下率を算出する(ステップS13)。
ステップS12またはステップS13の処理が終了すると、ECU8000は、今回検出された油温THOを温度T2に置き換える(ステップS14)。したがって、次回のライン制御処理では、温度T2は今回検出された油温THOとなる。ステップS14の処理が終了すると、全体の処理はメインルーチンに戻される。
たとえば油温が高いほど作動油の泡立ちが激しくなることにより、作動油の表面が大きく上昇することが考えられる。この変形例によれば、油温が高くなるほどライン圧の低下率が小さくなる。したがって、この変形例では、油温が高くなるほど、ライン圧の低下に伴うオートマチックトランスミッションの内圧の上昇が抑制されるので、ブリーザ機構からの作動油の放出を防ぐことが可能になる。
なお、本実施の形態およびその変形例においては、ライン圧はアクセル開度の変化に応じて変化するものとした。ただし、アクセル開度は、車両に要求される駆動力を変化させるための条件の一例である。たとえば、本実施の形態およびその変形例においては、駆動力は、スロットル開度センサ8018が検出したスロットル開度によっても変化する。
すなわち、本発明は駆動力の変化に応じてライン圧を変化させる油圧制御装置に対して適用可能である。そして本発明では、その駆動力を変化させるための条件は、アクセル開度に依存するものと限定されず、上述したように、スロットル開度に依存してもよい。
さらに、本発明は、ライン圧を低下させるための所定の条件が成立した場合にライン圧を低下させる油圧制御装置であれば適用可能である。したがって、本発明は、駆動力の低下以外の条件が成立することによりライン圧を低下させる油圧制御装置に対しても適用可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態に係る車両を示す概略構成図である。 プラネタリギヤユニットを示す図である。 作動表を示す図である。 油圧回路の要部を示す図である。 図1のオートマチックトランスミッション2000を単純化したモデル図である。 図5に示したモデルにおいて、作動油2020の温度が高くなった状態を示した図である。 図5に示したモデルにおいて、作動油2020の表面が上昇し、かつライン圧が低下した状態を示した図である。 実施の形態1におけるアクセル開度とライン圧との関係を説明する図である。 ECU8000が実行するライン圧の制御処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2におけるアクセル開度とライン圧との関係を説明する図である。 実施の形態2に係るライン圧の制御処理を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態の変形例におけるアクセル開度とライン圧との関係を説明する図である。 本実施の形態の変形例に係るライン圧の制御処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1000 エンジン、2000 オートマチックトランスミッション、2010 筐体、2020 作動油、2500 ブリーザ機構、2510 本体部、2520 蓋体、3000 プラネタリギヤユニット、3100 入力軸、3200 トルクコンバータ、3210 出力軸、3320 ピニオンギヤ、3420 ショートピニオンギヤ、3430 ロングピニオンギヤ、3500 出力ギヤ、3600 ギヤケース、3610 B1ブレーキ、3620 B2ブレーキ、3630 B3ブレーキ、3640 C1クラッチ、3650 C2クラッチ、4000 油圧回路、4004 オイルポンプ、4006 プライマリレギュレータバルブ、4010 ライン圧油路、4100 マニュアルバルブ、4102 Dレンジ圧油路、4104 Rレンジ圧油路、4105 ドレンポート、4200 ソレノイドモジュレータバルブ、4302 SLT油路、4500 B2コントロールバルブ、5000 ディファレンシャルギヤ、6000 ドライブシャフト、7000 前輪、8000 ECU、8002 エアフローメータ、8004 シフトレバー、8006 ポジションスイッチ、8008 アクセルペダル、8010 アクセル開度センサ、8012 ブレーキペダル、8014 踏力センサ、8016 電子スロットルバルブ、8018 スロットル開度センサ、8020 エンジン回転数センサ、8022 入力軸回転数センサ、8024 出力軸回転数センサ、8026 油温センサ、8100 エンジンECU、8200 ECT_ECU。

Claims (9)

  1. 作動油を供給する供給源と、前記供給源から供給された前記作動油の油圧を調整する油圧機器とを含み、かつ車両の動力源に結合される自動変速機の油圧制御装置であって、
    前記作動油の油温を検出して、検出した前記油温である第1の温度を出力する温度検出部と、
    所定の条件が成立した場合には、前記第1の温度に基づいて前記油圧機器を制御することにより、前記油圧を低下させる制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第1の温度が第2の温度より高い場合には、前記油圧の低下率を、前記第2の温度に対応する前記低下率よりも小さくする、自動変速機の油圧制御装置。
  2. 前記第2の温度は、固定値である、請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  3. 前記制御部は、前記低下率を小さくした後に、前記温度検出部から出力された前記第1の温度を前記第2の温度に置き換える、請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  4. 前記所定の条件は、前記車両の駆動力を低下させるという制御条件を含む、請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  5. 前記車両は、前記駆動力を変化させるためのアクセルペダルを備え、
    前記制御条件は、前記アクセルペダルの開度を減少させるという条件である、請求項4に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  6. 前記動力源は、内燃機関であり、
    前記供給源は、前記内燃機関から出力される動力により駆動されるオイルポンプである、請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  7. 前記制御部は、前記油圧の低下量が、前記所定の条件が成立してから経過した時間に比例するように、前記油圧を低下させる、請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  8. 前記制御部は、前記所定の条件が成立したから所定の時間が経過した後に、前記油圧の低下を開始する、請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  9. 前記自動変速機は、
    前記作動油をその内部に含み、かつ、その内部空間と前記自動変速機の外部とを連通するための通気路が設けられた筐体をさらに含む、請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011196473A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Jatco Ltd 自動変速機の制御装置およびその制御方法
JP2016014401A (ja) * 2014-06-30 2016-01-28 ダイハツ工業株式会社 ブリーザ油漏れ防止方法

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