JP2009190890A - 入庫引当て装置及び入庫引当て方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ある特定の自動倉庫への荷の搬入が滞ったとしても、他の自動倉庫への搬送ができなくなってしまうことを避けることができる入庫引当て装置及び入庫引当て方法を提供すること。
【解決手段】在庫管理コンピュータは、ステップS25の処理にて最も古い日時に引当てられた自動倉庫を仮引当てし、ステップS26の処理にてその仮引当てした自動倉庫に関わる荷の在荷数がN−1以下のときのみステップS27の処理にて搬送指示をコンベア制御盤へ送信する。また、仮引当てした倉庫に関わる荷の在荷数がN−1以下でないときには、ステップS28の処理にて次に最も古い日時に引当てられた自動倉庫を仮引当てし、ステップS29の処理にてその仮引当てした自動倉庫に関わる荷の在荷数がN−1以下のときのみステップS27の処理にて搬送指示をコンベア制御盤へ送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、入庫引当て装置及び入庫引当て方法に関する。
一般に、自動倉庫システムは、複数台の倉庫へ物品(荷)を搬送するための搬送コンベアが設置されている。搬送コンベアは、物品が搬入される入庫口から各倉庫へ物品を搬送するための主搬送コンベアと、主搬送コンベアから倉庫毎に分岐されて配設されている複数の入庫用コンベアとから構成されている(例えば、特許文献1参照)。
このような自動倉庫システムは、物品の搬送作業がある特定の倉庫へ偏らないように、制御コンピュータによって最も古い日時に引当てした倉庫に対して優先的に倉庫を引当てることができるようになっており、ある特定の倉庫へ入庫が偏ってしまうことを避けることができる。
特開2007−176617号公報
しかしながら、このような自動倉庫システムでは、ある特定の倉庫で物品を搬送している際に異常となった場合、その倉庫に対応するスタッカクレーンの荷移載装置によって、入庫用コンベア上に待機している物品を受け取ることができなくなり、この倉庫は入庫作業が出来なくなる。その状態において、制御コンピュータによって異常となった倉庫が引当てられると、異常となった倉庫への物品が入庫用コンベア上に滞ることになる。そして、物品が入庫用コンベア上に待機可能な個数待機された状態で、さらに異常となった倉庫が引当てられると、異常となった倉庫への物品は、入庫用コンベアに載りきらなくなり、主搬送コンベア上で滞ってしまう。すると、載りきらなくなった物品が、後から搬送されてくる他の物品の搬送経路を塞いでしまい、他の物品に対しての主搬送コンベア上での搬送が出来なくなる。よって、他の倉庫への物品の搬送ができなくなってしまう虞がある。
本発明の目的は、ある特定の自動倉庫への荷の搬入が滞ったとしても、他の自動倉庫への搬送ができなくなってしまうことを避けることができる入庫引当て装置及び入庫引当て方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数台の自動倉庫と、各自動倉庫へ入庫させる荷を搬送可能であって、主搬送部と前記主搬送部から各自動倉庫へ前記荷を分岐させて搬送する副搬送部とからなる搬送手段と、前記搬送手段への前記荷の受入れを検知する検知手段とを含む自動倉庫システムに設けられ、前記荷の搬送先となる前記自動倉庫への引当てを行う入庫引当て装置であって、前記検知手段によって前記荷の受入れが検知された際に、前記自動倉庫への引当てを行う制御手段を備え、前記制御手段は、各自動倉庫に引当てられ、前記搬送手段上を搬送されている前記荷の在荷数を自動倉庫毎に管理し、前記荷の受入れが検知された際に当該荷の搬送先として最も引当て日時の古い自動倉庫を優先的に引当てる第1倉庫とし、当該第1倉庫に対する前記在荷数が前記副搬送部にて待機可能な在荷数条件を満たしているか否かの条件判定を行い、その判定結果が肯定の場合に前記荷の搬送先として前記第1倉庫を引当てる第1処理と、前記条件判定の判定結果が否定の場合に、前記第1倉庫以外の他の倉庫を対象として、引当て日時の古い順に前記条件判定を行い、前記条件判定の判定結果が肯定となった自動倉庫を前記荷の搬送先として引当てる第2処理と、を実行することを要旨とする。
この発明によれば、制御手段が、主搬送部及び副搬送部上に搬送されている荷の在荷数を自動倉庫毎に管理するとともに、第1倉庫に対する在荷数が副搬送部にて待機可能な在荷数条件を満たしているときのみ第1倉庫に引当てる。また、第1倉庫に対する在荷数が副搬送部にて待機可能な在荷数条件を満たしていないときには第1倉庫へ引当てず、第1倉庫以外の他の倉庫を対象として、引当て日時の古い順に条件判定を行う。そして、条件判定の判定結果が肯定となった自動倉庫を荷の搬送先として引当てる。よって、ある特定の自動倉庫への搬入が滞ったとしても、他の倉庫への搬送ができなくなってしまうことを避けることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、全ての自動倉庫に関わる荷の前記在荷数が前記在荷数条件を満たしていないときに前記主搬送部を一時停止させることを要旨とする。
この発明によれば、全ての自動倉庫において引当てできない場合に、制御手段が主搬送部を一時停止させることで、ある特定の副搬送部にて待機可能になった場合に、荷をスムーズにある特定の副搬送部へ搬送することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記制御手段は、前記搬送手段を制御する第1制御手段と、前記第1制御手段へ前記荷の搬送先を指示する第2制御手段とで構成されるとともに、前記主搬送部及び前記副搬送部には、前記荷を検知する第1荷検知手段及び第2荷検知手段が設けられ、前記在荷数は、前記第1検知手段が前記荷を検知するとともに、前記第2制御手段が前記第1制御手段へ荷の搬送先を指示した各自動倉庫に関わる荷の個数と、前記第2検知手段が検知した各自動倉庫に関わる荷の個数との合計であることを要旨とする。
この発明によれば、第1検知手段及び第2検出手段が検知した荷の情報から制御手段が在荷数を管理することで、実際に主搬送部及び副搬送部上に搬送されている荷の数を正確に得ることができる。さらに、その在荷数を用いて自動倉庫の引当てをすることで、ある特定の自動倉庫に荷が溜まってしまうことを避けることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記制御手段は、前記搬送手段を制御する第1制御手段と、前記第1制御手段へ前記荷の搬送先を指示する第2制御手段とで構成されるとともに、前記在荷数は、前記第2制御手段が前記第1制御手段へ前記荷の搬送先を指示した各自動倉庫に関わる荷の個数であることを要旨とする。
この発明によれば、第2制御手段が第1制御手段へ荷の搬送先を指示した各自動倉庫に関する荷の個数で自動倉庫の引当てができるので、第2制御手段自身の処理のみで自動倉庫の引当てをすることができる。
請求項5に記載の発明は、複数台の自動倉庫と、各自動倉庫へ入庫させる荷を搬送可能であって、主搬送部と前記主搬送部から各自動倉庫へ前記荷を分岐させて搬送する副搬送部とからなる搬送手段と、前記搬送手段への前記荷の受入れを検知する検知手段とを含む自動倉庫システムにおいて、前記荷の搬送先となる前記自動倉庫への引当てを行う入庫引当て方法であって、前記検知手段によって前記荷の受入れが検知された際に、前記自動倉庫への引当てを行う制御手段が、各自動倉庫に引当てられ、前記搬送手段上を搬送されている前記荷の在荷数を自動倉庫毎に管理し、前記荷の受入れが検知された際に当該荷の搬送先として最も引当て日時の古い自動倉庫を優先的に引当てる第1倉庫とし、当該第1倉庫に対する前記在荷数が前記副搬送部にて待機可能な在荷数条件を満たしているか否かの条件判定を行い、その判定結果が肯定の場合に前記荷の搬送先として前記第1倉庫を引当てる一方で、前記条件判定の判定結果が否定の場合に、前記第1倉庫以外の他の倉庫を対象として、引当て日時の古い順に前記条件判定を行い、前記条件判定の判定結果が肯定となった自動倉庫を前記荷の搬送先として引当てることを要旨とする。
この発明によれば、制御手段が、主搬送部及び副搬送部上に搬送されている荷の在荷数を自動倉庫毎に管理するとともに、第1倉庫に対する在荷数が副搬送部にて待機可能な在荷数条件を満たしているときのみ第1倉庫に引当てる。また、第1倉庫に対する在荷数が副搬送部にて待機可能な在荷数条件を満たしていないときには第1倉庫へ引当てず、第1倉庫以外の他の倉庫を対象として、引当て日時の古い順に条件判定を行う。そして、条件判定の判定結果が肯定となった自動倉庫を荷の搬送先として引当てる。よって、ある特定の自動倉庫への搬入が滞ったとしても、他の倉庫への搬送ができなくなってしまうことを避けることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記制御手段が、全ての自動倉庫に関わる荷の前記在荷数が前記在荷数条件を満たしていないときに前記主搬送部を一時停止させることを要旨とする。
この発明によれば、全ての自動倉庫において引当てできない場合に、制御手段が主搬送部を一時停止させることで、ある特定の副搬送部にて待機可能になった場合に、荷をスムーズにある特定の副搬送部へ搬送することができる。
この発明によれば、ある特定の自動倉庫への荷の搬入が滞ったとしても、他の自動倉庫への搬送ができなくなってしまうことを避けることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を自動倉庫における入庫引当て装置に具体化した第1実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1に示すように、自動倉庫システムを構築する自動倉庫10には、荷B(本実施形態では荷の種類や大きさは全て同一として説明をする)を収納する収納部を連方向及び段方向にそれぞれ複数ずつ区画形成した荷棚Tが、通路を挟んで並設されている。通路の底面には、当該通路の長手方向(荷棚Tの連方向)に沿って直線状の走行レールRが延設されているとともに、走行レールR上には荷棚Tに対して荷Bを出し入れするための図示しない荷移載装置(フォーク装置)を有するスタッカクレーンKが走行可能に配備されている。そして、自動倉庫システムでは、複数台(図1では3台の自動倉庫10を図示している)の自動倉庫10が、所定の間隔をおいて並設されている。本実施形態では、図1における最も右側の自動倉庫10を第1倉庫10aとし、左側に向かうにつれて第2倉庫10b,第3倉庫10cの順に配列されている。各自動倉庫10a〜10cには、各スタッカクレーンKの動作を制御するためのクレーン制御盤15a〜15cがそれぞれ設けられている。
また、自動倉庫システムには、荷Bを搬送するための搬送手段としての搬送コンベア11が設置されている。搬送コンベア11は、主搬送部としての主搬送コンベア12と、主搬送コンベア12から各自動倉庫10a〜10cにそれぞれ対応するように分岐されて配設される複数の副搬送部としての入庫用コンベア13とから構成されている。入庫用コンベア13は、主搬送コンベア12に対して直交する方向に延在するとともに、各自動倉庫10a〜10cに向かってそれぞれ配設されている。本実施形態では、図1における最も右側の入庫用コンベア13を第1入庫用コンベア13aとし、左側に向かうにつれて第2入庫用コンベア13b,第3入庫用コンベア13cの順に配列されている。各入庫用コンベア13a〜13c上には、荷BがN個(本実施形態では3個)待機できるようになっている。本実施形態において、主搬送コンベア12は、各自動倉庫10が並設される並設方向(図1に示す矢印Xの方向)に荷Bを搬送するとともに、各入庫用コンベア13a〜13cは、主搬送コンベア12と直交し、且つ各自動倉庫10に向かう方向(図1に示す矢印Y1〜Y3の方向)に荷Bをそれぞれ搬送することができるようになっている。
入庫用コンベア13a〜13cの先端側(荷Bの搬送方向における下流側)は、入庫用コンベア13a〜13c上に待機されている荷BがスタッカクレーンKへ受け渡される際に待機する入庫位置Wとなっている。入庫位置Wまで移動した荷Bは、スタッカクレーンKに設けられた荷移載装置で受け取られる。
主搬送コンベア12の基端側12aには、主搬送コンベア12に搬入された荷Bの情報(例えば製造日など)を読み取る情報読取手段としてのバーコードリーダ14が配置されている。バーコードリーダ14は、荷Bの情報を読み取ることで、荷Bの受入れを検知する検知手段としての役割を担っている。また、主搬送コンベア12には、主搬送コンベア12上の荷Bを検知する第1荷検知手段としての荷検知センサSが複数配置されている。なお、図1では、図を簡略するために荷検知センサS4が1つだけ図示されている。さらに、入庫用コンベア13a〜13cには、入庫用コンベア13a〜13c上の荷Bを検知する第2荷検知手段としての荷検知センサSがそれぞれ複数配置されている。なお、図1では、図を簡略するために、各入庫用コンベア13a〜13cと主搬送コンベア12との分岐点にそれぞれ1つずつ図示されている。また、自動倉庫システムには、搬送コンベア11を制御する第1制御手段としてのコンベア制御盤16と、荷Bの搬送先の指示をコンベア制御盤16へ送る第2制御手段としての在庫管理コンピュータ17が設けられている。
このように構築された自動倉庫システムでは、コンベア制御盤16と在庫管理コンピュータ17の制御により、主搬送コンベア12で受入れた荷Bが搬送先となる自動倉庫10へ引当てられて、搬送コンベア11(主搬送コンベア12と入庫用コンベア13a〜13c)で搬送される。そして、各クレーン制御盤15a〜15cは、在庫管理コンピュータ17からの入庫先情報を受信すると、入庫用コンベア13a〜13cの入庫位置WへスタッカクレーンKを走行させるとともに、荷Bを荷移載装置で受け取り、その受け取った荷Bを入庫先指示にしたがって荷棚Tへ入庫させるようにスタッカクレーンKを走行させる。
次に、本実施形態の自動倉庫システムの電気的構成を図2にしたがって説明する。
図2に示すように、在庫管理コンピュータ17には、制御動作を所定の手順で実行することができるCPU(中央処理装置)17aと、必要なデータの読出し及び書換え可能なメモリ17bとが設けられている。メモリ17bには、在庫管理コンピュータ17が各自動倉庫10を引当てた日時や、コンベア制御盤16へ荷Bの搬送先を指示したときに送信した情報等が記憶されるようになっている。また、コンベア制御盤16には、制御動作を所定の手順で実行することができるCPU(中央処理装置)16aが設けられている。CPU16aは、荷検知センサSが検知した荷Bの検知情報を基に搬送コンベア11上を搬送されている荷B(ここで言う搬送コンベア11上を搬送されている荷Bには、入庫用コンベア13上で待機している荷Bも含む)の在荷数を算出する。在荷数とは、荷Bがバーコードリーダ14を通過してから各入庫用コンベア13a〜13cの荷Bの入庫位置Wまでの搬入経路内に存在する荷B(荷Bが入庫待ちの状態)の個数のことを言う。複数の荷検知センサS1〜Sm(mは荷検知センサSの総数を表す)は、コンベア制御盤16と電気的に接続されている。そして、荷検知センサS1〜Smが検知した荷Bの検知情報がコンベア制御盤16に送信され、コンベア制御盤16は、その検知情報を基にCPU16aによって搬送コンベア11上の荷Bの在荷数を算出する。
バーコードリーダ14は、コンベア制御盤16と電気的に接続されるとともに、バーコードリーダ14によって検知した荷Bの受入れ情報をコンベア制御盤16へ送信するようになっている。また、コンベア制御盤16は、在庫管理コンピュータ17と電気的に接続されるとともに、コンベア制御盤16で算出された在荷数の情報は在庫管理コンピュータ17へ送信されるようになっている。在庫管理コンピュータ17へ送信された在荷数の情報は、メモリ17bに上書き記憶され、自動倉庫10毎に管理されている。さらに、在庫管理コンピュータ17は、クレーン制御盤15a〜15n(nはクレーン制御盤15の総数を表し、自動倉庫10の台数と同数である)と電気的に接続される。そして、在庫管理コンピュータ17は、スタッカクレーンKによって荷Bを荷棚Tへ入庫されるように荷Bの入庫先指示をクレーン制御盤15a〜15nへそれぞれ送信する。本実施形態では、図2に示す、バーコードリーダ14、コンベア制御盤16、在庫管理コンピュータ17、及び荷検知センサS1〜Smにより、入庫引当て装置が構成される。
次に、コンベア制御盤16の制御手順を、図3に示すフローチャートにしたがって説明する。
図3に示すように、コンベア制御盤16のCPU16aは、まず、搬送コンベア11に配置されている複数の荷検知センサS1〜Smが検知した荷Bの検知情報を受信する(ステップS11)。次に、CPU16aは、その検知情報を基に搬送コンベア11上の荷Bの在荷数を算出する(ステップS12)。入庫用コンベア13a〜13c上にある荷Bは、入庫用コンベア13a〜13cにそれぞれ配置される複数の荷検知センサSによって検知される。また、主搬送コンベア12上を搬送中の荷Bについても、主搬送コンベア12に配置される複数の荷検知センサSによって検知される。主搬送コンベア12上の荷Bの検知情報は、コンベア制御盤16に送信され、コンベア制御盤16は、在庫管理コンピュータ17から受信した荷Bに関する搬送指示と照合することによって、各自動倉庫10に対して荷Bの個数を割り出す。すなわち、在荷数は、入庫用コンベア13a〜13cにそれぞれ配置される複数の荷検知センサSによって検知された荷Bの個数と、主搬送コンベアに配置される複数の荷検知センサSによって検知された荷Bの検知情報を基にコンベア制御盤16によって各自動倉庫10に対して割り出された個数とを加算することで算出される。そして、コンベア制御盤16は、ステップS12において算出した荷Bの在荷数を在庫管理コンピュータ17へ送信する(ステップS13)。
次に、コンベア制御盤16は、バーコードリーダ14から新たな荷Bの受入れ情報が受信されたか否かを判定する(ステップS14)。この判定結果が肯定(YES)の場合、主搬送コンベア12上には新たな荷Bが搬送された状態であり、コンベア制御盤16は、新たな荷Bの受入れ情報を在庫管理コンピュータ17に送信する(ステップS15)。そして、コンベア制御盤16は、在庫管理コンピュータ17で引当てられた自動倉庫10へステップS14における荷Bを搬送するように処理された搬送指示を受信する(ステップS16)。さらに、コンベア制御盤16は、在庫管理コンピュータ17で引当てられた自動倉庫10へステップS14における荷Bを搬送するように搬送コンベア11を制御する(ステップS17)。
一方、ステップS14の判定結果が否定(NO)の場合は、まだ主搬送コンベア12上に新たな荷Bが受入れされていない状態であるため、ステップS11へ移行し、ステップS11からの処理を実行する。すなわち、コンベア制御盤16は、入庫用コンベア13a〜13c上にある荷Bが自動倉庫10へ搬入されたり、もしくは、主搬送コンベア12上を搬送されていた荷Bが、入庫用コンベア13a〜13c上へ搬送されたりする等して在荷数が変化しているかを確認するためにステップS11からステップS13における処理を行う。
次に、在庫管理コンピュータ17の制御手順を、図4に示すフローチャートにしたがって説明する。
図4に示すように、在庫管理コンピュータ17のCPU17aは、まず、コンベア制御盤16が算出した荷Bの在荷数を受信する(ステップS21)。次に、CPU17aは、ステップS21において受信した荷Bの在荷数をメモリ17bに上書き記憶する(ステップS22)。さらに、CPU17aは、コンベア制御盤16から新たな荷Bの受入れ情報が受信された否かを判定する(ステップS23)。この判定結果が肯定(YES)の場合、CPU17aは、メモリ17bに記憶されている各自動倉庫10の引当て日時を確認する(ステップS24)。
一方、ステップS23の判定結果が否定(NO)の場合は、まだ主搬送コンベア12上に新たな荷Bが受入れされていない状態であるため、CPU17aは、ステップS21へ移行し、ステップS21からの処理を実行する。よって、CPU17aは、入庫用コンベア13a〜13c上にある荷Bが自動倉庫10へ搬入されたり、もしくは、主搬送コンベア12上を通過していた荷Bが、入庫用コンベア13a〜13c上へ搬送されたりする等して在荷数が変化することがあるため、再度コンベア制御盤16から荷Bの在荷数が受信される。すなわち、CPU17aは、コンベア制御盤16が算出した荷Bの在荷数を受信し、その都度メモリ17bに上書き記憶している。
そして、CPU17aは、ステップS24において確認した各自動倉庫10を引当てた日時の中から最も古い日時に引当てられた自動倉庫10を仮引当てする(ステップS25)。CPU17aは、自動倉庫10毎に入庫される荷Bの偏りを防ぐために、受け入れた荷Bの搬送先として、引当て日時の最も古い自動倉庫10を優先的に引当てる。このため、CPU17aは、引当て日時の最も古い自動倉庫10への引当てが可能か否かを次のステップS26で判定するために、ステップS25において引当て日時の最も古い自動倉庫10を仮引当てする。
次に、CPU17aは、ステップS25において仮引当てされた自動倉庫10(第1倉庫)に関わる在荷数がN−1以下(在荷数条件)であるか否かを判定する(ステップS26)。在荷数がN−1以下であるということは、入庫用コンベア13上に荷Bが待機できるスペースが空いているため、荷Bが確実に入庫用コンベア13上に待機可能である。この判定結果が肯定(YES)の場合、CPU17aは、ステップS25で仮引当てした自動倉庫10を正規の引当て自動倉庫10として決定する。そして、CPU17aは、仮引当てした自動倉庫10へステップS23で受入れた荷Bが搬送されるように荷Bの行先搬送指示をコンベア制御盤16へ送信する(ステップS27)。このステップS26及びステップS27の処理が第1処理である。なお、ステップS27における、ステップS25で仮引当てした自動倉庫10を正規の引当て自動倉庫10と決定し、その自動倉庫10へ搬送するように指示した荷Bの情報は、メモリ17bに記憶され、在荷数を算出する際に用いられる。
一方、ステップS26の判定結果が否定(NO)の場合、CPU17aは、ステップS25で仮引当てした自動倉庫10へ引当てずに、ステップS25で仮引当てされた自動倉庫10の次に古い日時に引当てられた自動倉庫10(他の倉庫)を仮引当てする(ステップS28)。そして、CPU17aは、ステップS28において仮引当てされた自動倉庫10に関わる在荷数がN−1以下であるか否かを判定する(ステップS29)。この判定結果が肯定(YES)の場合、ステップS27へ移行し、CPU17aは、ステップS28で仮引当てした自動倉庫10を正規の引当て自動倉庫10として決定する。そして、ステップS28で仮引当てした自動倉庫10へステップS23で受入れた荷Bが搬送されるように荷Bの行先搬送指示をコンベア制御盤16へ送信する。
一方、ステップS29の判定結果が否定(NO)の場合、CPU17aは、全ての自動倉庫10に関わる在荷数がN−1以下であるか否かを確認済みかを判定する(ステップS30)。この判定結果が肯定(YES)の場合、在庫管理コンピュータ17は、全ての自動倉庫10に関わる在荷数がN(全ての入庫用コンベア13上が満杯)であると判断し、主搬送コンベア12を一定時間だけ一時停止させる指示をコンベア制御盤16へ送信する(ステップS31)。そして、CPU17aは、在庫管理コンピュータ17に設けられたタイマーを使用し、一定時間経過したか否かを判定する(ステップS32)。この判定結果が肯定(YES)の場合、CPU17aは、ステップS25へ移行し、再度同じ制御手順を行う。一方、ステップS32の判定結果が否定(NO)の場合、CPU17aは、ステップS32へ移行し、再度一定時間経過したか否かを判定する。
また、ステップS30の判定結果が否定(NO)の場合、ステップS28へ移行し、CPU17aは、さらに次に古い日時に引当てられた自動倉庫10(他の倉庫)を仮引当てし、ステップS29にてその仮引当てされた自動倉庫10に関わる在荷数がN−1以下であるか否かを判定する。すなわち、ステップS29からステップS27へ移行する過程及びステップS29からステップS30を介してステップS28へ移行する過程が第2処理である。
次に、搬送コンベア11の荷Bの搬送動作を図5(a),(b)にしたがって説明する。
図5(a)に示すように、例えば、第1入庫用コンベア13a上に荷Bが2個待機され、第2入庫用コンベア13b上に荷Bが3個待機され、さらに、第3入庫用コンベア13c上に荷Bが1個待機されている状態で、CPU17aが荷Bの受入れ情報を受信したとする。そして、第2倉庫10bが最も古い日時に引当てられた自動倉庫10であるとした場合、CPU17aは、第2倉庫10bに関わる在荷数がN−1以下(2個以下)であるか否かを判定する。この場合、第2倉庫10bに関わる在荷数はN(3個)であるため、CPU17aは、第2倉庫10bには引当てずに、第2倉庫10bの次に古い日時に引当てられた自動倉庫10を仮引当てする。
例えば、第2倉庫10bの次に古い日時に引当てられた自動倉庫10が第3倉庫10cの場合、CPU17aは、第3倉庫10cに関わる在荷数がN−1以下(2個以下)であるか否かを判定する。この場合、第3倉庫10cに関わる在荷数はN−1以下(1個)であるため、CPU17aは、第3倉庫10cを正規の引当て自動倉庫10と決定し、受入れた荷B(図5(a)における荷B1)が第3倉庫10cへ搬送されるように荷B1の行先搬送指示をコンベア制御盤16へ送信する。コンベア制御盤16は、搬送コンベア11を制御することで、受入れられた荷B1を主搬送コンベア12と第2入庫用コンベア13bとの分岐点で滞ることなく第3入庫用コンベア13c側に向かう方向(図5(a)における矢印P)へ搬送させる。そして、荷B1は、第3入庫用コンベア13cに待機し、ひいては、第3倉庫10cへ搬入される。すなわち、荷B1が、在荷数条件を満たしていない第2倉庫10bへ引当てられ、第2入庫用コンベア13b上に待機することができずに主搬送コンベア12上で滞ってしまうことがない。
また、例えば、第2倉庫10bの次に古い日時に引当てられた自動倉庫10が第1倉庫10aの場合、CPU17aは、第1倉庫10aに関わる在荷数がN−1以下(2個以下)であるか否かを判定する。この場合、第1倉庫10aに関わる在荷数はN−1以下(2個)であるため、CPU17aは、第1倉庫10aを正規の引当て自動倉庫10と決定し、受入れられた荷B(図5(a)における荷B2)が第1倉庫10aへ搬送されるように荷B2の行先搬送指示をコンベア制御盤16へ送信する。コンベア制御盤16は、搬送コンベア11を制御することで、第1入庫用コンベア13a側に向かう方向(図5(a)における矢印Q)へ搬送させる。そして、荷B2は、第1入庫用コンベア13aに待機し、ひいては、第1倉庫10aへ搬入される。すなわち、荷B2が、在荷数条件を満たしていない第2倉庫10bへ引当てられ、第2入庫用コンベア13b上に待機することができずに主搬送コンベア12上で滞ってしまうことがない。
一方、図5(b)に示すように、例えば、第1入庫用コンベア13a、第2入庫用コンベア13b及び第3入庫用コンベア13c上に荷Bがそれぞれ3個待機されている状態で、CPU17aが荷Bの受入れ情報を受信したとする。この場合、在庫管理コンピュータ17は、全ての自動倉庫10に関わる在荷数がN(全ての入庫用コンベア13上が満杯)であると判断するため、コンベア制御盤16へ主搬送コンベア12を一時停止する指示を送信し、コンベア制御盤16は、主搬送コンベア12を一時停止させるように制御する。受入れられた荷B(図5(b)における荷B3)は、図5(b)に示すように、主搬送コンベア12と第1入庫用コンベア13aとの分岐点の手前で停止する。入庫用コンベア13については一時停止されずに、各自動倉庫10へ荷Bが搬入されるようにコンベア制御盤16によって制御されている。なお、主搬送コンベア12が一時停止する条件は、上記のように全ての入庫用コンベア13上に荷BがそれぞれN個待機されている状態のみに限らない。例えば、図5(a)に示すように、第1入庫用コンベア13a上に荷Bが2個待機され、第2入庫用コンベア13b上に荷Bが3個待機され、さらに、第3入庫用コンベア13c上に荷Bが1個待機されている状態を考える。この場合、主搬送コンベア12に配置されている複数の荷検知センサSによって検知された荷Bにおいて、主搬送コンベア12上に第1倉庫10a行きである荷Bが1個搬送されており、そして、第3倉庫10c行きである荷Bが2個搬送されているときに、新たに荷Bが受入れられたときには、主搬送コンベア12は一時停止する。
第1実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)コンベア制御盤16は、荷検知センサSが検知した荷Bの検知情報から、各自動倉庫10a〜10cに関わる荷Bの在荷数をそれぞれ演算し、在庫管理コンピュータ17へ荷Bの在荷数を送信する。在庫管理コンピュータ17は、最も古い日時に引当てられた自動倉庫10を仮引当てするとともに、その仮引当てした自動倉庫10に関わる荷Bの在荷数がN−1以下のときのみ搬送指示をコンベア制御盤16へ指示する。また、仮引当てした自動倉庫10に関わる荷Bの在荷数がN−1以下でないときには、次に最も古い日時に引当てられた自動倉庫10を仮引当てするとともに、その仮引当てした自動倉庫10に関わる荷Bの在荷数がN−1以下のときのみ搬送指示をコンベア制御盤16へ指示する。よって、ある特定の自動倉庫10への搬入が滞ったとしても、他の自動倉庫10への搬送ができなくなってしまうことを避けることができる。
(2)在庫管理コンピュータ17は、全ての自動倉庫10に関わる在荷数がNであると判断したとき、主搬送コンベア12を一定時間だけ一時停止させる指示をコンベア制御盤16へ送り、コンベア制御盤16は、主搬送コンベア12を一時停止させる。よって、ある特定の入庫用コンベア13にて待機可能になった場合に、荷Bをスムーズにある特定の入庫用コンベア13へ搬送することができる。
(3)荷検知センサSが検知した荷Bの検知情報を使用して、コンベア制御盤16が各自動倉庫10a〜10cに関わる荷Bの在荷数をそれぞれ算出することで、実際に搬送コンベア11上に搬送されている荷Bの個数を正確に得ることができる。
(4)在庫管理コンピュータ17は、在荷数を考慮して自動倉庫10を引当てるので、例えば、異常によりある特定の自動倉庫10へ搬入できなくなったとしても、異常となった自動倉庫10に関わる荷Bの在荷数がNではない限り、その自動倉庫10に対してクレーン切離し等を行わずにその異常となった自動倉庫10に引当てることができる。また、異常となった自動倉庫10に関わる荷Bの在荷数がNの場合でも、新たに受入れられた荷Bは、他の自動倉庫10へ割振られるので、クレーン切離し作業を行わずに異常となった荷Bを手動で修正するだけで良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図6,図7を用いて説明する。なお、図6,図7において、第1実施形態の図1〜図5に付した符号と同一符号を付した部分は同一又は相当部分を示し、その重複する説明を省略する。
ところで、第1実施形態では、荷検知センサSが検知した荷Bの検知情報を使用して、コンベア制御盤16が各自動倉庫10a〜10cに関わる荷Bの在荷数をそれぞれ算出し、在庫管理コンピュータ17がその在荷数を考慮して最も古い日時に引当てられた自動倉庫10の引当てを行った。しかし、この第2実施形態は、在庫管理コンピュータ17がコンベア制御盤16へ送信する荷Bの搬送指示を行うための搬送データを使用して、最も古い日時に引当てられた自動倉庫10の引当てを行う点が、第1実施形態と異なる。
搬送データは、荷Bの搬送先を示すデータであり、コンベア制御盤16から受入れ情報を入力した在庫管理コンピュータ17のCPU17aが荷Bの搬送先を決定した際に自動倉庫10毎に区分された状態でメモリ17bに記憶される。そして、CPU17aは、搬送先を指示した荷Bが、当該指示にしたがって搬送コンベア11により搬送先の自動倉庫10へ搬送され、当該自動倉庫10のスタッカクレーンKに移載されると(荷Bが入庫すると)、その荷Bに対応する搬送データをメモリ17bから消去する。すなわち、自動倉庫10毎に区分してメモリ17bに記憶される搬送データは、荷Bを受入れることで搬送先を決定してから、スタッカクレーンKに移載される迄の間、メモリ17bに記憶されていることになる。このことから、メモリ17bに記憶されている搬送データに対応する荷Bは、バーコードリーダ14を通過してから各入庫用コンベア13a〜13cの入庫位置Wまでの搬入経路内に存在していると言える。したがって、自動倉庫10毎に区分してメモリ17bに記憶された搬送データの数は、各自動倉庫10に対して引当てられ、入庫待ちの状態で搬送コンベア11(搬送経路)上を搬送されている荷Bの個数をそれぞれ示すことになる。そして、本実施形態において搬送データを管理することは、第1実施形態において荷検知センサS1〜Smの検知結果をもとに在荷数を演算して管理することと同じであり、搬送データの数は同一状況下において第1実施形態で管理される在荷数と同数を示すことなる。本実施形態では、前述した搬送データの管理が、荷の在荷数を管理することに相当する。
図6は、本実施形態におけるコンベア制御盤16の制御手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、コンベア制御盤16のCPU16aは、バーコードリーダ14から新たな荷Bの受入れ情報が受信されたか否かを判定する(ステップS14)。この判定結果が肯定(YES)の場合、主搬送コンベア12上には新たな荷Bが搬送された状態であり、CPU16aは、新たな荷Bの受入れ情報を在庫管理コンピュータ17に送信する(ステップS15)。そして、CPU16aは、在庫管理コンピュータ17で引当てられた自動倉庫10へステップS14における荷Bを搬送するように処理された搬送指示を受信する(ステップS16)。さらに、CPU16aは、在庫管理コンピュータ17で引当てられた自動倉庫10へステップS14における荷Bを搬送するように搬送コンベア11を制御する(ステップS17)。
一方、ステップS14の判定結果が否定(NO)の場合は、まだ主搬送コンベア12上に新たな荷Bが受入れされていない状態であるため、CPU16aは、ステップS14へ移行し、ステップS14からの処理を実行する。
図7は、本実施形態における在庫管理コンピュータ17の制御手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、在庫管理コンピュータ17のCPU17aは、まず、コンベア制御盤16から新たな荷Bの受入れ情報が受信されたか否かを判定する(ステップS23)。この判定結果が肯定(YES)の場合、CPU17aは、メモリ17bに記憶されている各自動倉庫10の引当て日時を確認する(ステップS24)。一方、ステップS23の判定結果が否定(NO)の場合は、まだ主搬送コンベア12上に新たな荷Bが受入れされていない状態であるため、CPU17aは、ステップS23へ移行し、ステップS23からの処理を実行する。
CPU17aは、ステップS24において確認した各自動倉庫10を引当てた日時の中から最も古い日時に引当てられた自動倉庫10に仮引当てする(ステップS25)。CPU17aは、自動倉庫10毎に入庫される荷Bの偏りを防ぐために、受け入れた荷Bの搬送先として、引当て日時の最も古い自動倉庫10を優先的に引当てる。このため、CPU17aは、引当て日時の最も古い自動倉庫10への引当てが可能か否かを次のステップS50で判定するために、ステップS25において引当て日時の最も古い自動倉庫10を仮引当てする。次に、CPU17aは、ステップS25において仮引当てされた自動倉庫10(第1倉庫)に関わる搬送データがN−1以下(在荷数条件)であるか否かを判定する(ステップS50)。搬送データがN−1以下であるということは、入庫用コンベア13上に荷Bが待機できるスペースが空いているとし、荷Bが入庫用コンベア13上に待機可能であると在庫管理コンピュータ17は判断する。この判定結果が肯定(YES)の場合、CPU17aは、ステップS25で仮引当てした自動倉庫10を正規の引当て自動倉庫10として決定する。そして、CPU17aは、ステップS25で仮引当てした自動倉庫10に関わる搬送データをメモリ17bに1つ加算するとともに、上書き記憶させる(ステップS51)。さらに、CPU17aは、仮引当てした自動倉庫10へステップS23で受入れた荷Bが搬送されるように荷Bの行先搬送指示をコンベア制御盤16へ送信する(ステップS52)。このステップS50からステップS51を介してステップS52へ移行する過程が第1処理である。なお、CPU17aは、在庫管理コンピュータ17が荷Bを荷棚Tへ入庫するように荷Bの入庫先指示をクレーン制御盤15に送信すると、その自動倉庫10に関わる搬送データをメモリ17bから1つ減算するとともに、上書き記憶するようになっている。
一方、ステップS50の判定結果が否定(NO)の場合、CPU17aは、ステップS25で仮引当てした自動倉庫10へ引当てずに、ステップS25で仮引当てされた自動倉庫10の次に古い日時に引当てられた自動倉庫10(他の倉庫)を仮引当てする(ステップS53)。そして、CPU17aは、ステップS53において仮引当てされた自動倉庫10に関わる搬送データがN−1以下であるか否かを判定する(ステップS54)。この判定結果が肯定(YES)の場合、ステップS51へ移行し、CPU17aは、ステップS53で仮引当てした自動倉庫10を正規の引当て自動倉庫10として決定する。そして、CPU17aは、ステップS54で仮引当てした自動倉庫10に関わる搬送データをメモリ17bに1つ加算するとともに、上書き記憶させる。さらに、CPU17aは、ステップS54で仮引当てした自動倉庫10へステップS23で受入れた荷Bが搬送されるように荷Bの行先搬送指示をコンベア制御盤16へ送信する(ステップS52)。
一方、ステップS54の判定結果が否定(NO)の場合、CPU17aは、全ての自動倉庫10に関わる搬送データがN−1以下であるか否かを確認済みかを判定する(ステップS55)。この判定結果が肯定(YES)の場合、在庫管理コンピュータ17は、全ての自動倉庫10に関わる搬送データがN(全ての入庫用コンベア13上が満杯)であると判断し、主搬送コンベア12を一定時間だけ一時停止させる指示をコンベア制御盤16へ送信する(ステップS56)。そして、CPU17aは、在庫管理コンピュータ17に設けられたタイマーを使用し、一定時間経過したか否かを判定する(ステップS57)。この判定結果が肯定(YES)の場合、CPU17aは、ステップS25へ移行し、再度同じ制御手順を行う。一方、ステップS57の判定結果が否定(NO)の場合、CPU17aは、ステップS57へ移行し、再度一定時間経過したか否かを判定する。
また、ステップS55の判定結果が否定(NO)の場合、ステップS53へ移行し、CPU17aは、さらに次に古い日時に引当てられた自動倉庫10(他の倉庫)を仮引当てし、ステップS54にてその仮引当てされた自動倉庫10に関わる搬送データがN−1以下であるか否かを判定する。すなわち、ステップS54からステップS51を介してステップS52へ移行する過程及びステップS54からステップS55を介してステップS53へ移行する過程が第2処理である。
第2実施形態では、第1実施形態の(1),(2),(4)に対応する効果を得ることができるとともに、以下の効果を得ることができる。
(5)在庫管理コンピュータ17が、コンベア制御盤16へ荷Bの搬送先を指示した搬送データを使用して、最も古い日時に引当てられた自動倉庫10の引当てができるので、在庫管理コンピュータ17自身の処理のみで自動倉庫10の引当てができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 各実施形態において、コンベア制御盤16と在庫管理コンピュータ17とを一体化させた制御装置にしてもよい。
○ 各実施形態において、バーコードリーダ14に変えて、荷の受入れを検知することができる光センサ等を配置してもよい。
○ 各実施形態において、クレーン制御盤15を各自動倉庫10にそれぞれ設けずに、各自動倉庫10におけるスタッカクレーンKを一括して制御できるクレーン制御盤を一つ設ける構成にしてもよい。
○ 本発明を荷の種類や大きさによって引当てる倉庫を考慮しながら倉庫を引当てる自動倉庫における入庫引当て装置に具体化してもよい。
自動倉庫システムの模式図。 自動倉庫システムの電気的構成を示すブロック図。 第1実施形態のコンベア制御盤の制御手順を示すフローチャート。 第1実施形態の在庫管理コンピュータの制御手順を示すフローチャート。 (a)は搬送コンベアにおける荷の搬送動作を示す模式図、(b)は主搬送コンベアが一時停止している状態を示す模式図。 第2実施形態のコンベア制御盤の制御手順を示すフローチャート。 第2実施形態の在庫管理コンピュータの制御手順を示すフローチャート。
符号の説明
10,10a,10b,10c…自動倉庫、12…主搬送部(搬送手段)としての主搬送コンベア、13,13a,13b,13c…副搬送部(搬送手段)としての入庫用コンベア、14…検知手段としてのバーコードリーダ、16…制御手段を構成する第1制御手段としてのコンベア制御盤、17…制御手段を構成する第2制御手段としての在庫管理コンピュータ、B…荷、S,S〜Sm…第1検知手段及び第2検知手段としての荷検知センサ。

Claims (6)

  1. 複数台の自動倉庫と、各自動倉庫へ入庫させる荷を搬送可能であって、主搬送部と前記主搬送部から各自動倉庫へ前記荷を分岐させて搬送する副搬送部とからなる搬送手段と、前記搬送手段への前記荷の受入れを検知する検知手段とを含む自動倉庫システムに設けられ、前記荷の搬送先となる前記自動倉庫への引当てを行う入庫引当て装置であって、
    前記検知手段によって前記荷の受入れが検知された際に、前記自動倉庫への引当てを行う制御手段を備え、
    前記制御手段は、各自動倉庫に引当てられ、前記搬送手段上を搬送されている前記荷の在荷数を自動倉庫毎に管理し、前記荷の受入れが検知された際に当該荷の搬送先として最も引当て日時の古い自動倉庫を優先的に引当てる第1倉庫とし、当該第1倉庫に対する前記在荷数が前記副搬送部にて待機可能な在荷数条件を満たしているか否かの条件判定を行い、その判定結果が肯定の場合に前記荷の搬送先として前記第1倉庫を引当てる第1処理と、前記条件判定の判定結果が否定の場合に、前記第1倉庫以外の他の倉庫を対象として、引当て日時の古い順に前記条件判定を行い、前記条件判定の判定結果が肯定となった自動倉庫を前記荷の搬送先として引当てる第2処理と、を実行することを特徴とする入庫引当て装置。
  2. 前記制御手段は、全ての自動倉庫に関わる荷の前記在荷数が前記在荷数条件を満たしていないときに前記主搬送部を一時停止させる請求項1に記載の入庫引当て装置。
  3. 前記制御手段は、前記搬送手段を制御する第1制御手段と、前記第1制御手段へ前記荷の搬送先を指示する第2制御手段とで構成されるとともに、前記主搬送部及び前記副搬送部には、前記荷を検知する第1荷検知手段及び第2荷検知手段が設けられ、前記在荷数は、前記第1検知手段が前記荷を検知するとともに、前記第2制御手段が前記第1制御手段へ荷の搬送先を指示した各自動倉庫に関わる荷の個数と、前記第2検知手段が検知した各自動倉庫に関わる荷の個数との合計である請求項1又は請求項2に記載の入庫引当て装置。
  4. 前記制御手段は、前記搬送手段を制御する第1制御手段と、前記第1制御手段へ前記荷の搬送先を指示する第2制御手段とで構成されるとともに、前記在荷数は、前記第2制御手段が前記第1制御手段へ前記荷の搬送先を指示した各自動倉庫に関わる荷の個数である請求項1又は請求項2に記載の入庫引当て装置。
  5. 複数台の自動倉庫と、各自動倉庫へ入庫させる荷を搬送可能であって、主搬送部と前記主搬送部から各自動倉庫へ前記荷を分岐させて搬送する副搬送部とからなる搬送手段と、前記搬送手段への前記荷の受入れを検知する検知手段とを含む自動倉庫システムにおいて、前記荷の搬送先となる前記自動倉庫への引当てを行う入庫引当て方法であって、
    前記検知手段によって前記荷の受入れが検知された際に、前記自動倉庫への引当てを行う制御手段が、
    各自動倉庫に引当てられ、前記搬送手段上を搬送されている前記荷の在荷数を自動倉庫毎に管理し、前記荷の受入れが検知された際に当該荷の搬送先として最も引当て日時の古い自動倉庫を優先的に引当てる第1倉庫とし、当該第1倉庫に対する前記在荷数が前記副搬送部にて待機可能な在荷数条件を満たしているか否かの条件判定を行い、その判定結果が肯定の場合に前記荷の搬送先として前記第1倉庫を引当てる一方で、前記条件判定の判定結果が否定の場合に、前記第1倉庫以外の他の倉庫を対象として、引当て日時の古い順に前記条件判定を行い、前記条件判定の判定結果が肯定となった自動倉庫を前記荷の搬送先として引当てることを特徴とする入庫引当て方法。
  6. 前記制御手段が、全ての自動倉庫に関わる荷の前記在荷数が前記在荷数条件を満たしていないときに前記主搬送部を一時停止させる請求項5に記載の入庫引当て方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109250375A (zh) * 2017-07-14 2019-01-22 李双玉 一种自动补货的设备

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