JP2009190768A - 吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成及び操作によって、可撓性シート材料からなる容器の吐出口の方向を安定させ、内容物を吐出する操作をスムーズに行うことのできる吐出容器を提供する。
【解決手段】可撓性シート材料17a,17bからなる容器本体部11及び容器本体部11の周縁部分11aから突出して設けられた吐出口部14からなる吐出容器10であって、吐出口部14の少なくとも一方の側縁部14aとこれの側方の容器本体部11の周縁部分11aとの間に介在して、可撓性シート材料17aからなる曲げ剛性補強板18が設けられており、この曲げ剛性補強板18は、吐出口部14と近接する位置において折り返されることにより、折り返された湾曲断面形状部分18aによる支柱部19を吐出口部14と並設して形成し、吐出口部14の曲げ剛性を増加させるようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、吐出容器に関し、特に可撓性シート材料からなり、液状内容物を収容する容器本体部と吐出口部とからなる、液体の吐出容器に関する。
可撓性シート材料からなり、液状内容物を収容する容器として、例えば詰替え用パウチ等の袋容器が知られている。このような袋容器では、例えば合成樹脂材料からなる表裏一対の可撓性シート材料の周縁部分をヒートシールして容器本体部を形成すると共に、容器本体部の周縁部分から突出させて吐出口部を設け、この吐出口部の先端部分を切取り線等に沿って切断することにより吐出口を形成して、内容物を吐出するようになっている。
また可撓性シート材料からなる容器では、例えば容器を逆さまにして、内容物をその自重により吐出口から吐出させる方法の他、容器を握り潰したり折り曲げたりして、内容物を押し出すことにより吐出させる方法を採用するのが一般的である。容器を握り潰したり折り曲げたりする場合、容器には様々な方向から応力が印加され、吐出口部の周囲でも変形し易くなる。特に、近年、容器を構成する可撓性シート材料の薄肉化が図られているので、吐出口部の変形が大きくなって、吐出口の開口面積が小さくなったり、吐出口の方向が定まらなくなって、内容物を他の容器に移し替える操作や、所望の吐出箇所に吐出させる操作を行い難くなる。
このため、吐出口部やこれの周囲の部分の剛性を高めることにより、吐出口部の開口形状を容易に保持できるようにすることを目的として、吐出口部に保形立体形状を有する口部材を設けた袋容器(例えば、特許文献1参照)や、吐出口部から容器本体部に跨って、可撓性シート材料を変形加工してなる補強線や補強リブを設けた袋容器(例えば、特許文献2、特許文献3参照)も開示されている。
特開平11−11498号公報 特開平7−2260号公報 特開平11−59704号公報
可撓性シート材料からなる容器が、内容液を吐出口部から吐出させる詰め替え容器である場合、詰め替え先のボトル等のノズルに吐出口部を近接させた時、吐出口部の根元が振らついて不安定になり、スムーズな詰め替え作業が困難である。
一方、可撓性シート材料からなる容器が、例えば容器本体部に第1袋状収容部及び第2袋状収容部を備え、第1袋状収容部に収容された第1液と第2袋状収容部に収容された第2液とを混合した後に、混合液を吐出口部から吐出させる2液混合吐出容器である場合、容器本体部まではみ出して補強線や補強リブ、或いは口部材を設けると、混合操作に支障を来たすことになる。このため、吐出口部に口部材や補強線等を設けても、これらを容器本体部にまで延設できないことから、特に吐出口部と容器本体部との接続部分で可撓性シート材料が変形し易くなって、吐出口の方向が安定しなくなり、吐出口から内容物を吐出する操作をスムーズに行うことが困難になる。
本発明は、簡易な構成及び操作によって、可撓性シート材料からなる容器の吐出口部に形成した吐出口の方向を安定させ、内容物を吐出する操作をスムーズに行うことのできる吐出容器を提供することを目的とする。
本発明は、可撓性シート材料からなり、液状内容物を収容する容器本体部及び該容器本体部の周縁部分から突出して設けられた吐出口部からなる吐出容器であって、前記吐出口部の少なくとも一方の側縁部とこれの側方の前記容器本体部の周縁部分との間に介在して、前記可撓性シート材料からなる曲げ剛性補強板が設けられている吐出容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の吐出容器によれば、簡易な構成及び操作によって、可撓性シート材料からなる容器の吐出口の方向を安定させ、内容物を吐出する操作をスムーズに行うことができる。
図1及び図2に示す本発明の好ましい一実施形態に係る吐出容器10は、例えば容器本体部11の第1袋状収容部12に二液混合硬化型組成物の第1液が充填され、第2袋状収容部13に二液混合硬化型組成物の第2液が充填され、第1袋状収容部12と第2袋状収容部13とは外力により連通可能に独立しており、第1袋状収容部12と第2袋状収容部13とを外力により連通させて、第1液と第2液とを混合させ(図3参照)、混合液を得た後、混合液を吐出口部14に設けた口部材15の吐出口16から吐出できるように構成された二液混合吐出容器として用いられる。
本実施形態では、二液混合硬化型組成物は例えば身体凹部洗浄剤であり、吐出容器10は、図4〜図6に示すように、へそ等の身体の凹部50に装着される注入具51と組み合わせて用いられる。すなわち、身体に装着した注入具51の剤注入口52から身体凹部洗浄剤をへそ等の凹部50に注入し、これを硬化させた後に、硬化した身体凹部洗浄剤53と共に注入具51を身体から取り外して、例えばへそごま等の凹部50に溜まった汚れ54を身体凹部洗浄剤53に付着させて除去することにより身体の凹部50を洗浄する際に、本実施形態の吐出容器10が用いられる。
また、本実施形態の吐出容器10では、図1及び図2に示すように、吐出口部14に設けられた口部材15は、保形立体形状を有すると共に、容器本体部11側にはみ出すことなく設けられており、これによって特に吐出口部14と容器本体部11との接続部分でこれらを構成する可撓性シート材料17a,17bが折れ曲り変形し易くなっている。本実施形態の吐出容器10は、容器本体部11に対して折れ曲り易くなっている吐出口部14に形成された吐出口16の方向を安定させる機能を備えており、これによって吐出口16から身体凹部洗浄剤を注入具51の剤注入口52に精度良く吐出させて、身体凹部洗浄剤を身体の凹部50に注入する操作をスムーズに行うことができるようになっている。
そして、本実施形態の吐出容器10は、可撓性シート材料17a,17bからなる容器本体部11及び容器本体部11の周縁部分11aから突出して設けられた吐出口部14と、吐出口部14に設けられた口部材15とからなる吐出容器であって、吐出口部14の一方の側縁部14aとこれの側方の容器本体部11の周縁部分11aとの間に介在して、可撓性シート材料17aからなる曲げ剛性補強板18が設けられており、この曲げ剛性補強板18は、吐出口部14と近接する位置において折り返されることにより、折り返された湾曲断面形状部分18aによる支柱部19を吐出口部14と並設して形成し(図2参照)、吐出口部14の曲げ剛性を増加させるようになっている。
本実施形態では、容器本体部11及び吐出口部14は、可撓性シート材料である基材シート17aと、同じく可撓性シート材料である膨出部形成シート17bとを用いて形成されている。すなわち、容器本体部11及び吐出口部14は、薄板状の基材シート17aの一面側に、柔軟なフィルム状の膨出部形成シート17bを重ね合わせると共に、後述する所望の位置において基材シート17aに膨出部形成シート17bを融着接合することによって形成されている。
基材シート17aは、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂を単独で又はポリマーアロイとしてシート状にしたものを用いて形成することができる。また、2以上のシートを積層したラミネートシートを用いることもできる。基材シート17aの厚さは、好ましくは40〜200μmとなっており、縁部を把持して片持ち状に略水平に保持した際に、折れ曲がることなく若干湾曲する程度の形状保持性を備えると共に、手指の力で容易に折り返したり、折り曲げたりすることのできる程度の可撓性を備えている。本実施形態においては、基材シート17aとして、ポリアミド(厚さ30μm)とポリプロピレン(厚さ60μm)とのラミネートシートが用いられている。
また、本実施形態では、基材シート17aは、容器本体部11の領域、吐出口部14の領域、及び曲げ剛性補強板18の領域を一体として含んだ平面形状となるように形成されている。基材シート17aは、周縁シール部S1を介して膨出部形成シート17bと接合されることにより、容器本体部11及び吐出口部14が一体となった略L字型の領域を、これの周囲の部分から区画すると共に、吐出口部14の一方の側縁部14aとこれの側方の容器本体部11の周縁部分11aとの間に介在する略直角三角形状の剛性補強板18から区画している。
さらに、本実施形態では、基材シート17aの周縁シール部S1によって区画された略L字型の領域は、吐出部シール部S2を介して膨出部形成シート17bと接合されることにより、略矩形形状の容器本体部11の領域と、容器本体部11の第2袋状収容部13側の部分から突出する吐出口部14の領域とに区画されている。さらにまた、本実施形態では、基材シート17aの周縁シール部S1及び吐出部シール部S2よって区画された略矩形形状の領域は、これの中央部分で領域間シール部S3を介して膨出部形成シート17bと接合されることにより、略対称に配置された第1袋状収容部12と第2袋状収容部13の領域に区画されている。
基材シート17aに接合されるフィルム状の膨出部形成シート17bは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂を単独で又はポイマーアロイとしてシート状にしたものを用いて形成することができる。また、2以上のシートを積層したラミネートシートを用いることもできる。膨出部形成シート17bは、二液混合硬化型組成物の第1液及び第2液がそれぞれ充填された第1袋状収容部12及び第2袋状収容部13を形成するとき、並びに第1袋状収容部12及び第2袋状収容部13に外力を加えて使用するときに、破断することのない強度を有すると共に、第1袋状収容部12又は第2袋状収容部13に外力を付与して容易に変形させることが可能な柔軟性を有している。膨出部形成シート17bの原体の厚さは、好ましくは40〜300μmである。本実施形態においては、膨出部形成シート17bの原体として、ポリアミド(厚さ30μm)とポリプロピレン(厚さ170μm)とのラミネートシートを用いている。
また、本実施形態では、膨出部形成シート17bは、金型を用いた真空成型や圧空成型等によって、第1袋状収容部12及び第2袋状収容部13に対応する略3角形の中空断面形状の膨出部分を備えると共に、吐出口部14に保形立体形状の口部材15を固定するための略3角形の中空断面形状の膨出部分を備え、且つ外周部分が周縁シール部S1に沿った平面形状となるように形成される。なお、第1袋状収容部12及び第2袋状収容部13における膨出部形成シート17bの厚さは、その原体の厚さより幾分薄くなり、好ましくは30〜150μmである。
膨出部形成シート17bは、上述のように、周縁シール部S1、吐出部シール部S2、及び領域間シール部S3を介して基材シート17aと融着接合され、基材シート17aとの間に第1袋状収容部12、第2袋状収容部13、及び吐出部固定部20を形成する。本実施形態では、領域間シール部S3は、そのシール強度が、吐出部シール部S2、及び周縁シール部S1よりも小さく、且つ外力によって剥離可能となっている。また、吐出部シール部S2は、そのシール強度が、周縁シール部S1よりも小さく、且つ外力によって剥離可能となっている。さらに、周縁シール部S1は、使用時において剥離しない程度のシール強度となっている。
より具体的には、領域間シール部S3のシール強度は、好ましくは50〜800gf/15mm、更に好ましくは300〜500gf/15mmである。なお、シール強度の測定は、JIS K6854−2に準じた180度剥離試験により、15mm幅の試験片を用いて行うことができる。また、吐出部シール部S2のシール強度は、好ましくは400〜1000gf/15mm、更に好ましくは700〜900gf/15mmである。周縁シール部S1のシール強度は、好ましくは1500gf/15mm以上、更に好ましくは2500gf/15mm以上である。
吐出容器10を使用する際に、第1液が収容された第1袋状収容部12及び/又は第2液が収容された第2袋状収容部13を押圧して(図3参照)、領域間シール部S3に基材シート17aと膨出部形成シート17bとを剥離する方向の力が加わると、これらが剥離して、第1袋状収容部12と第2袋状収容部13とを連通する領域間連通路が領域間シール部S3に形成される。引続いて、例えば第1袋状収容部12と第2袋状収容部13とを交互に押圧する操作を繰り返すことにより、第1液と第2液とが容器本体部11の内部で混合されて、混合液が形成されることになる。
続いて、該混合液を、例えば容器本体部11の内部で第2袋状収容部13の側に片寄せした状態で、領域間シール部S3の部分で第1袋状収容部12及び第2袋状収容部13を内側にして容器本体部11を二つ折りにし(図2、図4、図5参照)、混合液を、吐出口部14側に押し出すように容器本体部11を押圧することにより、吐出部シール部S2に基材シート17aと膨出部形成シート17bとを剥離する方向の力が加わると、これらが剥離して、第2袋状収容部13と吐出部固定部20とを連通する吐出部連通路が吐出部シール部S2に形成される。これによって、吐出口部14における吐出部固定部20に固定された口部材15を介して、混合液を吐出することが可能になる。
本実施形態では、吐出口部14における吐出部固定部20に固定される口部材15は、図1及び図2に示すように、固定基部21及び吐出ノズル22を主体として構成されている。口部材15は、合成樹脂、金属等から形成することができるが、本実施形態においては、基材シート17a及び膨出部形成シート17bとの接合性、外観、触感等を考慮し、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂から射出成形(インジェクション成形)により一体的に形成されている。
口部材15の固定基部21は、略二等辺三角形の断面形状を備えており、その底辺部分に相当する平坦な底面が、吐出口部14の領域における基材シート17aの表面に密着した状態で融着接合される。また、山形形状の上面が、吐出部固定部20の膨出部形成シート17bによって覆われて、当該膨出部形成シート17bに融着接合される。これらによって、口部材15の固定基部21は、基材シート17aと膨出部形成シート17bとの間に挟み込まれた状態で、容器本体部11側にはみ出すことなく吐出口部14に装着固定されることになる。
口部材15の吐出ノズル22は、略円筒形状の中空パイプ部分であって、その接合基端部が固定基部21に貫通形成された吐出流路と連通した状態で、固定基部21の端面に一体接合され、例えば10〜20mm程度の長さで突出して設けられている。また、吐出容器10の使用前の状態においては、吐出ノズル22は、その先端が、ねじり切り栓23によって封止されている。吐出容器10の使用時に、このねじり切り栓23を捻るようにして、例えば環状の薄肉部からなる易破断部24を破断させ、ねじり切り栓23を切り離すことにより、口部材15の吐出ノズル22の先端に混合液を吐出させる吐出口16を開口形成することができるようになっている。
本実施形態では、さらに、吐出口部14の一方の側縁部14aとこれの側方の容器本体部11の周縁部分11aとの間に介在して、曲げ剛性補強板18が設けられている。曲げ剛性補強板18は、周縁シール部S1の外側にはみ出した部分の基材シート17aからなり、容器本体部11の領域及び吐出口部14の領域の基材シート17aと連続する部分として形成される。また本実施形態では、剛性補強板18は、吐出口部14の一方の側縁部14aに沿った周縁シール部S1を一辺部とし、該側縁部14aと垂直又は略垂直な方向の容器本体部11の周縁部分11aに沿った周縁シール部S1を他の一辺部とする、略直角三角形の平面形状の部分として形成される。
曲げ剛性補強板18は、図2に示すように、吐出口部14と近接する位置において基材シート17aが折り返されることにより、折り返された湾曲断面形状部分18aによる支柱部19を、容器本体部11と吐出口部14との接合部分の側方に、吐出口部14と並設して形成する。この支柱部19によって、特に吐出部シール部S2の付近の容器本体部11と吐出口部14との接合部分における、口部材15が装着された吐出口部14が容器本体部11の表面側又は裏面側に倒れ込もうとする方向の力に対抗する吐出口部14の曲げ剛性を増加させて、吐出口16の方向を安定させる機能を発揮する。
上述のように、例えば容器本体部11の第1袋状収容部12に充填された第1液と第2袋状収容部13に充填された第2液とを混合して二液混合硬化型組成物の混合液を形成した後(図3参照)、吐出ノズル22からねじり切り栓23を切り離して吐出口16を形成すると共に、第1袋状収容部12及び第2袋状収容部13を内側にして容器本体部11を二つ折りにすることにより混合液を押し出して、吐出口16から吐出することになる。本実施形態の可撓性吐出容器10によれば、簡易な構成及び操作によって、可撓性シート材料17a,17bからなる容器10の吐出口部14に形成した吐出口16の方向を安定させ、混合液(内容物)を吐出する操作をスムーズに行うことが可能になる。
本実施形態によれば、吐出口部14の一方の側縁部14aとこれの側方の容器本体部11の周縁部分11aとの間に介在して曲げ剛性補強板18が設けられており、この曲げ剛性補強板18を折り返して、折り返された湾曲断面形状部分18aによる支柱部19が吐出口部14と並設して形成される。すなわち、曲げ剛性補強板18を設け、この曲げ剛性補強板18を折り返すだけの簡易な構成及び操作によって、支柱部19を容易に形成することが可能になる。そして、形成された支柱部19によって、特に容器本体部11と吐出口部14との接合部分における、口部材15が設けられた吐出口部14が容器本体部11の表面側又は裏面側に倒れ込もうとする方向の力に対抗する吐出口部14の曲げ剛性を増加させることが可能になり、これによって吐出口16の方向を安定させて、内容物を吐出口16から吐出する操作をスムーズに行うことが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、可撓性シート材料からなる吐出容器は、第1袋状収容部と第2袋状収容部とを備える2液混合容器である必要は必ずしもなく、容器本体部及び吐出口部を備える、詰替え用パウチ等のその他の袋容器であっても良い。また、吐出容器は、可撓性シート材料からなる基材シートと膨出部形成シートの周縁部分を接合することによって形成されるものである必要は必ずしもない。さらに、吐出口部に口部材が設けられている必要は必ずしもなく、口部材は、吐出口部の可撓性シート材料を変形加工してなる補強線や補強リブによって形成することもできる。
本発明の好ましい一実施形態に係る吐出容器の正面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る吐出容器の容器本体部を折り返した状態の正面図である。 第1袋状収容部に充填した第1液と第2袋状収容部に充填した第2液とを混合する操作の説明図である。 形成した混合液を身体に装着した注入具に吐出する操作の説明図である。 形成した混合液を身体に装着した注入具に吐出して、身体の凹部に注入する操作の説明図である。 硬化した混合液と共に注入具を身体から取り外す操作の説明図である。
符号の説明
10 吐出容器
11 容器本体部
11a 容器本体部の周縁部分
12 第1袋状収容部
13 第2袋状収容部
14 吐出口部
14a 吐出口部の一方の側縁部
15 口部材
16 吐出口
17a 基材シート(可撓性シート材料)
17b 膨出部形成シート(可撓性シート材料)
18 曲げ剛性補強板
18a 湾曲断面形状部分
19 支柱部
20 吐出部固定部
21 口部材の固定基部
22 口部材の吐出ノズル
23 ねじり切り栓
24 易破断部
S1 周縁シール部
S2 吐出部シール部
S3 領域間シール部

Claims (4)

  1. 可撓性シート材料からなり、液状内容物を収容する容器本体部及び該容器本体部の周縁部分から突出して設けられた吐出口部からなる吐出容器であって、
    前記吐出口部の少なくとも一方の側縁部とこれの側方の前記容器本体部の周縁部分との間に介在して、前記可撓性シート材料からなる曲げ剛性補強板が設けられている吐出容器。
  2. 前記曲げ剛性補強板は、前記吐出口部と近接する位置において折り返されることにより、折り返された湾曲断面形状部分による支柱部を形成し、前記吐出口部の曲げ剛性を増加させる請求項1記載の吐出容器。
  3. 前記容器本体部及び前記吐出口部は、表裏一対の可撓性シート材料の周縁部分を接合することにより形成されている請求項1又は2に記載の吐出容器。
  4. 前記容器本体部が第1袋状収容部及び第2袋状収容部を備えており、前記第1袋状収容部に収容された第1液と前記第2袋状収容部に収容された第2液とを混合して、混合液を前記吐出口部から吐出させる2液混合吐出容器である請求項1又は2に記載の吐出容器。
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