JP2009190653A - 船舶推進機のシフト機構 - Google Patents

船舶推進機のシフト機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2009190653A
JP2009190653A JP2008035669A JP2008035669A JP2009190653A JP 2009190653 A JP2009190653 A JP 2009190653A JP 2008035669 A JP2008035669 A JP 2008035669A JP 2008035669 A JP2008035669 A JP 2008035669A JP 2009190653 A JP2009190653 A JP 2009190653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
propulsion device
shift mechanism
synchro
shift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008035669A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yukishima
賢司 雪嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2008035669A priority Critical patent/JP2009190653A/ja
Priority to US12/367,648 priority patent/US20090209150A1/en
Publication of JP2009190653A publication Critical patent/JP2009190653A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H23/00Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements
    • B63H23/30Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements characterised by use of clutches
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H23/00Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements
    • B63H23/02Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements with mechanical gearing
    • B63H23/08Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements with mechanical gearing with provision for reversing drive

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

【課題】スムーズなシフトインが可能なシンクロ機構を備えた船舶推進機のシフト機構を提供する。
【解決手段】シフトクラッチ11を前進ギア14又は後進ギア15に係合させることによって、エンジンのドライブ軸の回転をプロペラ軸21に伝達するシフト機構10において、シフトクラッチ11は、プロペラ軸21と軸方向に移動可能に結合したドッグクラッチ12と、ドッグクラッチ12と軸方向に移動可能に結合したシンクロクラッチ13とを備えている。ドッグクラッチ12を前進ギア14又は後進ギア15側に移動させてシフトインする際、ドッグクラッチ12の爪部12aが前進ギア14又は後進ギア15の爪部14a、15aとドッグ係合される前に、シンクロクラッチ13の端面13aが前進ギア14又は後進ギア15に設けられた当接面14b、15bと摩擦係合される。
【選択図】図1

Description

本発明は、船舶推進機のシフト機構に関し、特にシンクロ機構を備えた船舶推進機のシフト機構に関する。
船体に搭載されている船外機では、エンジンからプロペラへの動力の伝達を前進、後進、及び中立の何れかに切り換えるためのシフト機構が備えられている。図8は、船体101の後尾に取り付けられた船外機100の一般的な構成を示した図で、船外機100内には、クランク軸103が上下方向になるようにエンジン102が配置され、クランク軸103の下端に連結されたドライブ軸104と、プロペラ107の回転軸であるプロペラ軸106との間にシフト機構105が設置されている。
シフト機構105の一般的な構成は、図9に示すように、ドライブ軸104の下端に固定した駆動ギア108と、プロペラ軸106の外周に配置され、駆動ギア108と係合して互いに逆方向に回転する前進ギア109及び後進ギア110と、プロペラ軸106と一体に回転するクラッチ111とを備えている。そして、シフトチェンジは、シフトスリーブ112をプロペラ軸106の軸方向に移動させて、シフトスリーブ112とクロスピン113を介して連結したクラッチ111を、前進ギア109又は後進ギア110に係合させることによって行われる。
ところで、クラッチ111と前進ギア109又は後進ギア110との係合は、一般に、クラッチ111の端部に形成された爪部と、前進ギア109又は後進ギア110に形成された爪部とを噛み合わせる、いわゆるドッグクラッチによって行われる。
しかしながら、ドッグクラッチ111を中立位置から前進ギア109又は後進ギア110に移動させて、前進ギア109又は後進ギア110にシフトインさせる際、前進ギア109又は後進ギア110は回転しているのに対し、ドッグクラッチ111は回転していないため、お互いの爪部の噛み合わせがスムーズになされない場合、シフトショックが生じる。このシフトショックが生じると、船外機全体や船体への振動や騒音を招くおそれがある。
このような問題に対して、特許文献1には、ドッグクラッチを前進ギア又は後進ギアに係合させるとき、ドライブ軸とエンジンとの接続を遮断して、エンジンの出力を前進ギア又は後進ギアに伝達させない方法が記載されている。これにより、ドッグクラッチと前進ギア又は後進ギアとの回転を早期に同期させることができるため、シフトイン時の衝撃を低減させることができる。さらに、ドッグクラッチと前進ギア又は後進ギアとの間にブロッキングリングを設け、ドッグクラッチが前進ギア又は後進ギアに係合する前に、ブロッキングリングを前進ギア又は後進ギアに押圧する方法が記載されている。これにより、エンジンの出力が伝達されていない前進ギア又は後進ギアの回転速度を落とすことによって、その後のドッグクラッチと前進ギア又は後進ギアとの係合を早期に同期させることができるため、シフトイン時の衝撃を低減させることができる。
しかしながら、上記の方法では、シフトイン時のタイミングに合わせて、ドライブ軸とエンジンとの接続を遮断する機構(特許文献1では、ドライブ軸を2分割し、それを電磁クラッチを介して接続する機構を設けている)を制御する必要があり、構成が複雑になるという問題がある。
そこで、このようなドライブ軸とエンジンとの接続を遮断する機構を設けずに、ドッグクラッチと前進ギア又は後進ギアとの回転を早期に同期させる方法が、特許文献2に記載されている。図10は、特許文献2に記載されたドッグクラッチ200の構成を示した図で、(a)は斜視図、(b)は正面図である。図10(a)、(b)に示すように、ドッグクラッチ200は、高さの異なる複数の爪部200a、200bを備えており、シフトイン時に、高さの高い爪部200aを前進ギア又は後進ギアの爪部に係合させることによって、ドッグクラッチ200と前進ギア又は後進ギアとの回転を同期させた後、高さの低い爪部200bを含む全ての爪部200a、200bを前進ギア又は後進ギアに係合させることによって、シフトイン時の衝撃を低減させることができる。
特開2004−276726号公報 特開2004−245349号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載された方法では、ドッグクラッチの回転を同期させる初期の係合において、高さの高い爪部200aと前進ギア又は後進ギアの爪部との係合がスムーズになされないおそれがあり、その場合に、初期の係合において衝撃が生じてしまうという問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたもので、その主な目的は、スムーズなシフトインが可能なシンクロ機構を備えた船舶推進機のシフト機構を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、前進ギア又は後進ギアに係合させるシフトクラッチを、プロペラ軸と軸方向に移動可能に結合したドッグクラッチと、ドッグクラッチと軸方向に移動可能に結合したシンクロクラッチとを備えた構成を採用する。
すなわち、本発明に係わる船舶推進機のシフト機構は、シフトクラッチを前進ギア又は後進ギアに係合させることによって、エンジンのドライブ軸の回転をプロペラ軸に伝達する船舶推進機のシフト機構であって、シフトクラッチは、プロペラ軸と軸方向に移動可能に結合したドッグクラッチと、ドッグクラッチと軸方向に移動可能に結合したシンクロクラッチとを備え、ドッグクラッチを前進ギア又は後進ギア側に移動させてシフトインする際、ドッグクラッチの爪部が前進ギア又は後進ギアの爪部とドッグ係合される前に、シンクロクラッチの端面が前進ギア又は後進ギアに設けられた当接面と摩擦係合されることを特徴とする。
このような構成により、ドッグクラッチと軸方向に移動可能に結合したシンクロクラッチを、ドッグクラッチに先立って前進ギア又は後進ギアに摩擦係合させることによって、シンクロクラッチに結合したドッグクラッチを、前進ギア又は後進ギアの回転に同期させた状態で前進ギア又は後進ギアにドッグ係合させることができる。これにより、スムーズなシフトインを確実に行うことができ、シフトイン時の衝撃を低減させることができる。
本発明におけるシフトイン時のシンクロクラッチ及びドッグクラッチの一連の動作は、シフトクラッチに、ドッグクラッチをシンクロクラッチに対して付勢力を付与する付勢手段を備えることによって規制することができる。
すなわち、シフトクラッチがシフトインする際、シフトクラッチの中立位置から、シンクロクラッチの端面が前進ギア又は後進ギアに設けられた当接面と当接されるまで、シンクロクラッチは、付勢手段による付勢力によってドッグクラッチと一体的に移動する。さらに、シンクロクラッチの端面が、前進ギア又は後進ギアに設けられた当接面と当接されてから、ドッグクラッチの爪部が前進ギア又は後進ギアの爪部とドッグ係合されるまで、ドッグクラッチは、付勢力に抗してシンクロクラッチと独立に移動する。
上記付勢手段はディテント機構で構成することが好ましい。このディテント機構は、シンクロクラッチが、ドッグクラッチの外周面に結合されている場合、ドッグクラッチの外周面に形成された溝部と、溝部内に配設されたスプリングと、スプリングによって付勢された状態でシンクロクラッチの内周面に形成された溝部に係合された球体とで構成される。なお、このディテント機構は、シフトクラッチの中立位置を位置決めする作用も果たす。
また、上記シフトクラッチを中立位置に移動させてシフトアウトする際は、シンクロクラッチの他方の端面が、前進ギア又は後進ギアに設けられた当接面と当接されるまで、シンクロクラッチは、付勢手段による付勢力によって、ドッグクラッチと一体的に移動し、その後、ドッグクラッチは、付勢力に抗してシンクロクラッチと独立に移動して中立位置まで戻る。
本発明によれば、ドッグクラッチと軸方向に移動可能に結合したシフトクラッチを、ドッグクラッチに先立って前進ギア又は後進ギアに摩擦係合させることによって、シフトクラッチに係合したドッグクラッチを、前進ギア又は後進ギアの回転に同期させた状態で前進ギア又は後進ギアにドッグ係合させることができる。これにより、スムーズなシフトインが可能なシンクロ機構を備えた船舶推進機のシフト機構を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
図1は、本発明の実施形態における船外機のシフト機構10の構成を示した断面図である。なお、本発明におけるシフト機構10が搭載された船外機の構成は、図8に示した従来の構成と基本的に同じものである。また、本発明は、船外機はもちろん、船内機、船内外機(いわゆるスタンドライブ)にも適用可能である。
図1に示すように、シフトクラッチ11は、プロペラ軸21と軸方向に移動可能に結合したドッグクラッチ12と、このドッグクラッチ12と軸方向に移動可能に結合したシンクロクラッチ13とで構成されており、シフトクラッチ11を前進ギア14又は後進ギア15に係合させることによって、エンジンのドライブ軸(不図示)の回転をプロペラ軸21に伝達する。なお、前進ギア14及び後進ギア15は、ドライブ軸の下端に固定した駆動ギア30と常時係合して互いに逆方向に回転している。
シフトクラッチ11の動作は、ドッグクラッチ12を前進ギア14又は後進ギア15側に移動させてシフトインする際、ドッグクラッチ12の爪部12aが前進ギア14の爪部14a又は後進ギア15の爪部15aとドッグ係合される前に、シンクロクラッチ13の端面13aが、前進ギア14に設けられた当接面14b又は後進ギア15に設けられた当接面15bと摩擦係合されるように規制されている。
すなわち、ドッグクラッチ12と軸方向に移動可能に結合したシンクロクラッチ13を、ドッグクラッチ12に先立って前進ギア14又は後進ギア15に摩擦係合させることによって、シンクロクラッチ13は、摩擦力によって、前進ギア14又は後進ギア15の回転に同期して回転し始め、それに伴い、シンクロクラッチ13に係合しているドッグクラッチ12も、シンクロクラッチ13と一体的に回転し始める。そして、ドッグクラッチ12をさらに前進ギア14又は後進ギア15側に移動させてシフトインする際、ドッグクラッチ12を、前進ギア14又は後進ギア15の回転に同期させた状態で前進ギア14又は後進ギア15にドッグ係合させることができる。これにより、スムーズなシフトインを確実に行うことができ、シフトイン時の衝撃を低減させることができる。
本発明におけるシフトイン時のシンクロクラッチ13及びドッグクラッチ12の一連の動作は、シフトクラッチ11に、ドッグクラッチ12をシンクロクラッチ13に対して付勢力を付与する付勢手段を備えることによって規制することができる。
ここで、付勢手段としては、例えば、図1及び図2(a)に示すようなディテント機構16を用いることができる。ここで、図2(a)は、図1のIIa−IIa線に沿った断面図である。このディテント機構16は、ドッグクラッチ12の外周面に形成された溝部17と、この溝部17内に配設されたスプリング20と、このスプリング20によって付勢された状態で、シンクロクラッチ13の内周面に形成された溝部19に係合された球体18とで構成されている。
シンクロクラッチ13は、図1及び図2(b)に示すように、ドッグクラッチ12の外周面に形成されたキー22が、シンクロクラッチ13の内周面に設けられたキー溝23に結合することによって、ドッグクラッチ12の外周面にキー結合されている。ここで、図2(b)は、図1のIIb−IIb線に沿った断面図である。なお、キー22は、シンクロクラッチ13がドッグクラッチ12に対して回転方向に移動するのを規制するためのものである。この結合は、シンクロクラッチ13が軸方向に移動可能にドッグクラッチ12に結合されるものであれば、どのような結合でもよく、例えば、スプライン結合等を用いてもよい。
また、ドッグクラッチ12は、図1、図2(c)に示すように、ドッグクラッチ12を軸方向に移動するシフトスリーブ24とクロスピン25を介して連結している。ここで、図2(c)は、図1のIIc−IIc線に沿った断面図である。ドッグクラッチ12の軸方向の移動、すなわち、シフトクラッチ11のシフトチェンジの動作は、プロペラ軸21の中空部内に配置されたシフトスリーブ24の軸方向の移動によって規制される。
図3(a)は、ドッグクラッチ12の構成を示した斜視図で、前進ギア14又は後進ギア15とドッグ係合するための爪部12aが等間隔に6個形成されている。また、ドッグクラッチ12の外周面に、シンクロクラッチ13とキー結合するためのキー22が、それぞれ軸方向の前後に分かれて2個形成されている。さらに、ドッグクラッチ12の内周面には、プロペラ軸21の外周とスプライン結合するためのスプライン溝26が軸方向に形成されている。
図3(b)は、シンクロクラッチ13の構成を示した斜視図で、端面13aが円錐面からなるコーンクラッチで構成されている。また、シンクロクラッチ13の内周面に、ドッグクラッチ12とキー結合するためのキー溝23が軸方向に形成されている。
図4は、前進ギア14又は後進ギア15の構成を示した正面図である。両ギア14、15はベベルギアで構成されており、それぞれ、外周側には、駆動ギアと係合する歯27が形成されている。また、内周側には、シンクロクラッチ13の端面13aと摩擦係合するための当接面14b、15bと、ドッグクラッチ12の爪部12aとドッグ係合するための爪部14a、15aとが形成されている。なお、当接面14b、15bは円錐面をなしている。
ここで、前進ギア14又は後進ギア15の当接面14b、15bは、前進ギア14又は後進ギア15の外周側に形成された歯27と内周側に形成された爪部14a、15aとの境界スペースを利用して設けることができるため、本発明における前進ギア14又は後進ギア15は、従来のものとほとんど同じ大きさにすることができる。
なお、シンクロクラッチ13の外周面をドッグクラッチ12の内周面に結合させてもよい。この場合、シンクロクラッチ13の端面13aと摩擦係合する当接面14b(15b)は、ドッグクラッチ12の爪部12aとドッグ係合する爪部14a(15a)の内周側に形成される。
次に、図5(a)〜(c)を参照しながら、本実施形態におけるシフトクラッチ11が前進ギア14側にシフトインする際の動作を説明する。
図5(a)は、シフトクラッチ11が中立位置にある時の状態を示した断面図である。ドッグクラッチ12及びシンクロクラッチ13とも、前進ギア14及び後進ギア15に係合しておらず、前進ギア14及び後進ギア15は、駆動ギア(不図示)のみと係合して、互いに逆方向にプロペラ軸21に対して空転している。また、ドッグクラッチ12の外周面に形成された溝部17内に配設された球体18は、スプリング20によって付勢された状態で、シンクロクラッチ13の内周面に形成された溝部19に係合している。
次に、図5(b)に示すように、シフトスリーブ24を矢印の方向に移動させることによって、クロスピン25を介してシフトスリーブ24に連結したドッグクラッチ12を前進ギア14側に移動させる。このとき、シンクロクラッチ13は、スプリング20で付勢された球体18によって押圧されているため、ドッグクラッチ12と一体的に移動し、シンクロクラッチ13の前進ギア14側の端面13aは、前進ギア14に設けられた当接面14bに当接する。このとき、ドッグクラッチ12の爪部12aは、前進ギア14の爪部14aと所定の距離だけ離れているように、予め、中立位置において、ドッグクラッチ12とシンクロクラッチ13との位置関係が調整されている。
さらに、ドッグクラッチ12を前進ギア14側に移動させると、シンクロクラッチ13の端面13aは、前進ギア14の当接面14bに当接しているため、その位置に止まる一方、ドッグクラッチ12は、スプリング20による付勢力に抗してシンクロクラッチ13と独立に移動する。この間、シンクロクラッチ13の溝部19内に係合していた球体18は、係合が解除されて、ドッグクラッチ12の溝部17内に埋設されている。また、ドッグクラッチ12が移動している間、シンクロクラッチ13の端面13aと前進ギア14の当接面14bとの摩擦係合により、前進ギア14の回転がシンクロクラッチ13に伝達されて回転を始め、それと同時に、シンクロクラッチ13とキー結合しているドッグクラッチ12もシンクロクラッチ13と一体回転する。
そして、図5(c)に示すように、ドッグクラッチ12は、前進ギア14の回転と同期した状態で、前進ギア14にドッグ係合される。これにより、ドッグクラッチ12を、前進ギア14にスムーズにシフトインさせることができる。
なお、シフトクラッチ11が後進ギア15側にシフトインする際の動作も、前進ギア14側にシフトインする際の動作と同様に行うことができる。
図6は、シフトクラッチ11が、中立位置から前進ギア14又は後進ギア15にシフトインするまでのドッグクラッチ12の回転数の変化を定性的に示したグラフである。
シンクロクラッチ13の端面13aが、前進ギア14の当接面14b又は後進ギア15の当接面15bに当接した時刻tから、シンクロクラッチ13が摩擦係合によりシンクロ回転を始め、それと同時にドッグクラッチ12もシンクロ回転を始める。その後、ドッグクラッチ12は、回転を速めながら、シンクロクラッチ13とは独立に移動し、回転数がRになった時刻tで、前進ギア14又は後進ギア15とドッグ係合する。これにより、ドッグクラッチ12は、前進ギア14又は後進ギア15と同じ回転数Rで回転して、ドライブ軸の回転をプロペラ軸に伝達する。
ここで、時刻tにおけるドッグクラッチ12のシンクロ回転数Rは、シンクロクラッチ13と前進ギア14又は後進ギア15との摩擦係合における摩擦力の大きさや、摩擦係合されている時間(t−t)によって決まるが、必ずしも前進ギア14又は後進ギア15の回転数Rと同じである必要はない。例えば、空間的な制約から、前進ギア14又は後進ギア15における当接面14b、15bの面積を十分に取れない場合や、中立位置におけるシフトクラッチ11と前進ギア14又は後進ギア15との距離を十分に取れない場合には、十分なシンクロ回転数Rが得られないこともある。しかしながら、その場合でも、シンクロ回転数Rが、前進ギア14又は後進ギア15の回転数Rの20〜30%程度に達していれば、スムーズなドッグ係合を行うことができる。
次に、図7(a)〜(c)を参照しながら、本実施形態におけるシフトクラッチ11が前進ギア14側からシフトアウトする際の動作を説明する。
図7(a)に示すように、シフトスリーブ24を矢印の方向に移動させることによって、ドッグクラッチ12を後進ギア15側に移動させる。このとき、シンクロクラッチ13は、スプリング20で付勢された球体18によって押圧されているため、ドッグクラッチ12と一体的に移動する。そして、シンクロクラッチ13の後進ギア15側の端面13aが、後進ギア15に設けられた当接面15bと当接する。なお、このとき、ドッグクラッチ12は、シンクロクラッチ13に対して中立位置よりも前進ギア14側に変位しているため、ドッグクラッチ12の後進ギア15側の爪部12aは、後進ギア15の爪部14aと所定の距離だけ離れている。
次に、図7(b)に示すように、ドッグクラッチ12をさらに後進ギア15側に移動させると、シンクロクラッチ13の後進ギア15側の端面13aは、後進ギア15の当接面15bに当接しているため、その位置に止まる一方、ドッグクラッチ12は、ドッグクラッチ12の溝部17内に配設されたスプリング20による付勢力に抗してシンクロクラッチ13と独立に移動して図7(b)に示す中立位置まで戻る。
このとき、球体18とシンクロクラッチ13の内周面に形成された溝部19とは、プロペラ軸21の軸方向において、その一部が互いに重なった位置関係にあるため、図7(c)に示すように、ドッグクラッチ12の溝部17内に配設されたスプリング20の付勢力によって、球体18がシンクロクラッチ13の内周面に形成された溝部19に再び係合されて、これにより、端面13aが後進ギア15の当接面15bに当接していたシンクロクラッチ13は、図7(c)に示す中立位置に戻される。すなわち、ディテント機構16は、シフトクラッチ11の中立位置を位置決めする作用もなす。
なお、シンクロクラッチ13の端面13aが後進ギア15の当接面15bに当接したとき、シンクロクラッチ13の回転は後進ギア15の回転と逆方向であるが、シンクロクラッチ13の溝部19との係合から解除された球体18による付勢力は十分小さく、シンクロクラッチ13は、ドッグクラッチ12に対してプロペラ軸21の軸方向にある程度自由に動くことが可能な状態になっている。そのため、シンクロクラッチ13と後進ギア15との摩擦係合における摩擦力が大きくなることはなく、急激なトルク発生は起きない。
上記動作は、前進で走行している船舶を減速してから、後進にシフトチェンジする場合にも有効である。すなわち、ドッグクラッチ12が後進ギア15にドッグ係合するのに先立って、シンクロクラッチ13の端面13aが後進ギア15の当接面15bに摩擦係合することによって、プロペラ軸と共に前進方向に回転していたドッグクラッチ12を、後進ギア15の回転と同じ方向に回転させることができる。これにより、ドッグクラッチ12を後進ギア15にドッグ係合する際、後進ギア15に、エンジンの回転方向とは逆向きの急激なトルク変化が加わらないため、運転中のエンジンに急激な負荷がかからないとともに、シンクロクラッチ13によるシンクロ機構が働いて、ドッグクラッチ12の後進ギア15へのスムーズな係合を行うことができる。
ここで、シフトアウトする際、シンクロクラッチ13の端面13aが、摩擦係合している前進ギア14又は後進ギア15の当接面14b、15bとよりスムーズに離れるようにするために、シンクロクラッチ13を、前進ギア14又は後進ギア15と異なる材料を用いてもよい。例えば、シンクロクラッチ13を銅系合金(例えば、高力黄銅)、前進ギア14又は後進ギア15を合金鋼とすることができる。また、シンクロクラッチ13の端面13aの一部に、潤滑油保持用の溝部を形成しておいても、同様の効果を得ることができる。
本発明におけるシフト機構10は、シンクロクラッチ13をドッグクラッチ12に先立って前進ギア14又は後進ギア15に摩擦係合させることによって、ドッグクラッチ12をシンクロ回転させた状態で前進ギア14又は後進ギア15にドッグ係合(シフトイン)せるものであるが、前進ギア14及び後進ギア15へのシフトインにおける特性の差を考慮して、種々の構成態様を取ることができる。
例えば、一般的に、船の行き足は前進側につきやすいため、中立位置から後進ギア15にシフトインする際、プロペラが前進側に連れ回っているのを、静止させてから回転を逆転させなければならないため、前進ギア14にシフトインするよりも大きなトルクが必要となる。このことを考慮して、シンクロクラッチ13の後進ギア15側の端面13aの傾斜角を、前進ギア14側の端面13aの傾斜角よりも大きくしておいてもよい。これにより、シンクロクラッチ13における摩擦係合の大きさを後進側で大きくすることができ、後進ギア15へのシフトインをスムーズに行うことができる。
また、シンクロクラッチ13の前進ギア14側の端面13aと、後進ギア15側も端面13aを異なる材料にすることによって、シンクロクラッチ13における摩擦係合の大きさを後進側で大きくすることもできる。
さらに、前進ギア14へのシフトインの頻度が後進ギア15へのシフトインの頻度より多いことを考慮して、シンクロクラッチ13が中立位置にあるときの、シンクロクラッチ13の後進ギア15側の端面13aと後進ギア15の当接面15bとの間隔を、シンクロクラッチ13の前進ギア14側の端面13aと前進ギア14の当接面14bとの間隔よりも広くしておいてもよい。これにより、前進ギア14から中立位置にシフトアウトする際、シンクロクラッチ13の後進ギア15側の端面13aが後進ギア15の当接面15bに当接するまでの時間を長くすることができるため、シンクロクラッチ13の回転数をより落とした状態で、後進ギア15の当接面15bに当接させることができる。その結果、シンクロクラッチ13の端面13aと後進ギア15の当接面15bとの摩耗を低減することができる。
また、シンクロクラッチ13の後進ギア15側の端面13aの傾斜角を小さくすることによっても、シンクロクラッチ13の端面13aと後進ギア15の当接面15bとの摩耗を低減する効果を得ることができる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。例えば、上記実施形態において、シンクロクラッチ13として、コーンクラッチを用いたが、端面13aが傾斜角のない形状のものであってもよい。
本発明の実施形態におけるシフト機構の構成を示した断面図である。 (a)は図1のIIa−IIa線に沿った断面図、(b)は図1のIIb−IIb線に沿った断面図、(c)は図1のIIc−IIc線に沿った断面図である。 (a)は本実施形態におけるドッグクラッチの斜視図、(b)はシンクロクラッチの斜視図である。 本実施形態における前進ギア又は後進ギアの正面図である。 (a)〜(c)は、本実施形態におけるシフトインの動作を示した断面図である。 本実施形態におけるシフトイン時のドッグクラッチの回転数の変化を示したグラフである。 (a)〜(c)は、本実施形態におけるシフトアウトの動作を示した断面図である。 従来の船外機の構成を示した概略側面図である。 従来のシフト機構の構成を示した断面図である。 (a)は従来のドッグクラッチの構成を示した斜視図、(b)はその正面図である。
符号の説明
10 シフト機構
11 シフトクラッチ
12 ドッグクラッチ
12a ドッグクラッチの爪部
13 シンクロクラッチ
13a シンクロクラッチの端面
14 前進ギア
14a 前進ギアの爪部
14b 前進ギアの当接面
15 後進ギア
15a 後進ギアの爪部
15b 後進ギアの当接面
16 付勢手段(ディテント機構)
17 ドッグクラッチに設けられた溝部
18 球体
19 シンクロクラッチに設けられた溝部
20 スプリング
21 プロペラ軸
22 キー
23 キー溝
24 シフトスリーブ
25 クロスピン
26 スプライン溝
27 歯
30 駆動ギア

Claims (21)

  1. シフトクラッチを前進ギア又は後進ギアに係合させることによって、エンジンのドライブ軸の回転をプロペラ軸に伝達する船舶推進機のシフト機構であって、
    前記シフトクラッチは、
    前記プロペラ軸と軸方向に移動可能に結合したドッグクラッチと、
    該ドッグクラッチと軸方向に移動可能に結合したシンクロクラッチと
    を備え、
    前記ドッグクラッチを前記前進ギア又は後進ギア側に移動させてシフトインする際、前記ドッグクラッチの爪部が前進ギア又は後進ギアの爪部とドッグ係合される前に、前記シンクロクラッチの端面が前進ギア又は後進ギアに設けられた当接面と摩擦係合される、船舶推進機のシフト機構。
  2. 請求項1に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記シンクロクラッチは、前記ドッグクラッチの外周面に結合されている、船舶推進機のシフト機構。
  3. 請求項1又は2に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記シフトクラッチは、前記ドッグクラッチを、前記シンクロクラッチに対して付勢力を付与する付勢手段を備えている、船舶推進機のシフト機構。
  4. 請求項3に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記シフトクラッチがシフトインする際、前記シフトクラッチの中立位置から、前記シンクロクラッチの端面が、前記前進ギア又は後進ギアに設けられた当接面と当接されるまで、前記シンクロクラッチは、前記付勢手段による付勢力によって、前記ドッグクラッチと一体的に移動する、船舶推進機のシフト機構。
  5. 請求項4に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記シフトクラッチがシフトインする際、前記シンクロクラッチの端面が、前記前進ギア又は後進ギアに設けられた当接面と当接されてから、前記ドッグクラッチの爪部が前進ギア又は後進ギアの爪部とドッグ係合されるまで、前記ドッグクラッチは、前記付勢力に抗して前記シンクロクラッチと独立に移動する、船舶推進機のシフト機構。
  6. 請求項5に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記ドッグクラッチが前記シンクロクラッチと相対的に移動する間、前記シンクロクラッチは、前記シンクロクラッチの端面と前記前進ギア又は後進ギアに設けられた当接面との摩擦係合により、前記前進ギア又は後進ギアとシンクロ回転するとともに、前記シンクロクラッチと結合した前記ドッグクラッチは、該シンクロクラッチと一体回転する、船舶推進機のシフト機構。
  7. 請求項3に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記付勢手段はディテント機構からなる、船舶推進機のシフト機構。
  8. 請求項7に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記ディテント機構は、前記ドッグクラッチの外周面に形成された溝部と、該溝部内に配設されたスプリングと、該スプリングによって付勢された状態で、前記シンクロクラッチの内周面に形成された溝部に係合された球体とで構成されている、船舶推進機のシフト機構。
  9. 請求項7に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記ディテント機構は、前記シフトクラッチの中立位置を位置決めしている、船舶推進機のシフト機構。
  10. 請求項1又は2に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記シンクロクラッチは、前記ドッグクラッチとキー結合されている、船舶推進機のシフト機構。
  11. 請求項10に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記ドッグクラッチは、該ドッグクラッチを軸方向に移動するシフトスリーブとクロスピンを介して連結しており、
    前記ドッグクラッチの外周面の前記クロスピンの両側に形成されたキーが、前記シンクロクラッチの内周面に設けられたキー溝に係合されている、船舶推進機のシフト機構。
  12. 請求項1に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記シンクロクラッチは、前記ドッグクラッチとスプライン結合されている、船舶推進機のシフト機構。
  13. 請求項1に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記シンクロクラッチは、端面が円錐面からなるコーンクラッチで構成されている、船舶推進機のシフト機構。
  14. 請求項13に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記シンクロクラッチの一方の端面における円錐面の傾斜角と、前記シンクロクラッチの他方の端面における円錐面の傾斜角とは、異なっている、船舶推進機のシフト機構。
  15. 請求項13に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記前進ギア又は後進ギアにおける前記シンクロクラッチとの当接面は、円錐面をなしている、船舶推進機のシフト機構。
  16. 請求項1に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記シンクロクラッチが中立位置にあるとき、前記シンクロクラッチの一方の端面と前記前進ギアの当接面との間隔と、前記シンクロクラッチの他方の端面と前記後進ギアの当接面との間隔は、異なっている、船舶推進機のシフト機構。
  17. 請求項1に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記シフトクラッチを中立位置に移動させてシフトアウトする際、前記シンクロクラッチの他方の端面が、前進ギア又は後進ギアに設けられた当接面と当接されるまで、前記シンクロクラッチは、前記付勢手段による付勢力によって、前記ドッグクラッチと一体的に移動し、その後、前記ドッグクラッチは、前記付勢力に抗して前記シンクロクラッチと独立に移動して中立位置まで戻る、船舶推進機のシフト機構。
  18. 請求項1に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記シンクロクラッチは、前記前進ギア又は後進ギアと異なる材料からなる、船舶推進機のシフト機構。
  19. 請求項17に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記シンクロクラッチは、銅系合金からなる、船舶推進機のシフト機構。
  20. 請求項1に記載の船舶推進機のシフト機構において、
    前記シンクロクラッチの端面の一部に、潤滑油保持用の溝部が形成されている、船舶推進機のシフト機構。
  21. 請求項1〜20の何れかに記載のシフト機構を備えた船舶推進機。
JP2008035669A 2008-02-18 2008-02-18 船舶推進機のシフト機構 Pending JP2009190653A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008035669A JP2009190653A (ja) 2008-02-18 2008-02-18 船舶推進機のシフト機構
US12/367,648 US20090209150A1 (en) 2008-02-18 2009-02-09 Shift mechanism of boat propulsion unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008035669A JP2009190653A (ja) 2008-02-18 2008-02-18 船舶推進機のシフト機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009190653A true JP2009190653A (ja) 2009-08-27

Family

ID=40955544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008035669A Pending JP2009190653A (ja) 2008-02-18 2008-02-18 船舶推進機のシフト機構

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20090209150A1 (ja)
JP (1) JP2009190653A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5250137B1 (ja) * 2012-06-15 2013-07-31 武蔵精密工業株式会社 噛み合いクラッチ
US9315251B2 (en) 2014-02-27 2016-04-19 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Outboard motor
US9327815B2 (en) 2014-02-27 2016-05-03 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Outboard motor

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5320137B2 (ja) * 2009-04-07 2013-10-23 本田技研工業株式会社 船外機のクラッチディテント構造
US9074662B2 (en) 2012-04-04 2015-07-07 Gm Global Technology Operations, Llc Binary and friction clutch assembly
CN105934596B (zh) * 2014-01-30 2019-06-14 博格华纳公司 双增益摩擦离合器
EP3099952B1 (en) * 2014-01-30 2021-01-20 BorgWarner Inc. Composite friction and dog clutch

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2091557A (en) * 1935-04-09 1937-08-31 Montgomery And Fleming Inc Marine power transmission
DE1775155C3 (de) * 1968-07-10 1978-06-08 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag, 7000 Stuttgart Kegelradwendegetriebe mit Gleichlaufeinrichtung
US4349091A (en) * 1980-11-12 1982-09-14 Yanmar Diesel Engine Co., Ltd. Synchronized dog clutch
KR910009871B1 (ko) * 1987-03-24 1991-12-03 미쯔비시마테리얼 가부시기가이샤 Cu계 합금제 변속기용 동기링
JP2902403B2 (ja) * 1987-10-16 1999-06-07 三信工業株式会社 船舶用駆動ユニットのシフト装置
US4820210A (en) * 1987-11-18 1989-04-11 Outboard Marine Corporation Lower gearcase shift mechanism for marine propulsion device
US6062360A (en) * 1998-05-13 2000-05-16 Brunswick Corporation Synchronizer for a gear shift mechanism for a marine propulsion system
US7140932B2 (en) * 2003-01-17 2006-11-28 Honda Motor Co., Ltd. Outboard motor shift mechanism
US6899577B2 (en) * 2003-03-14 2005-05-31 Honda Motor Co., Ltd. Outboard motor shift mechanism

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5250137B1 (ja) * 2012-06-15 2013-07-31 武蔵精密工業株式会社 噛み合いクラッチ
WO2013187111A1 (ja) * 2012-06-15 2013-12-19 武蔵精密工業株式会社 噛み合いクラッチ
US9518613B2 (en) 2012-06-15 2016-12-13 Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. Dog clutch
US9315251B2 (en) 2014-02-27 2016-04-19 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Outboard motor
US9327815B2 (en) 2014-02-27 2016-05-03 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Outboard motor

Also Published As

Publication number Publication date
US20090209150A1 (en) 2009-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009190653A (ja) 船舶推進機のシフト機構
US9878768B1 (en) Marine transmission with synchronizer to shift into high speed gear
US10883547B2 (en) Dog clutch and transmission
JP4875302B2 (ja) ドグクラッチ
EP1886039B1 (en) Sleeve spline structure of synchronizer
JP6010334B2 (ja) 変速機の同期噛合い機構
JP2008196559A (ja) 船外機用クラッチ構造
CN104728293A (zh) 水陆两栖车三档位锁环式惯性同步器
JP2009185981A (ja) シンクロメッシュ機構及び同期噛合式変速機
JP4246606B2 (ja) 変速機のシンクロ機構
CN102691731A (zh) 具有控位同步环的同步器
KR101321614B1 (ko) 수동 변속기의 동기 장치
JP2010071331A (ja) 変速機の同期装置
KR102496249B1 (ko) 변속기구
JP2008075672A (ja) 変速機
JP2005344849A (ja) 変速機用クラッチの同期装置
KR100568818B1 (ko) 수동변속기의 동기장치
JP2009036217A (ja) 変速機の同期装置
JP4600252B2 (ja) 車両用手動変速機の後進変速機構
KR101014467B1 (ko) 수동변속기의 동기장치
KR100551087B1 (ko) 수동변속기의 동기장치
KR101014487B1 (ko) 수동변속기의 동기장치
JP2005201415A (ja) 変速機のシンクロナイザディテント構造
KR101431908B1 (ko) 수동변속기 동기 장치
JPS5918178Y2 (ja) 船内外機等のクラッチ