JP2009190625A - シートベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員の身体を拘束するウエビングベルトに更に張力を付与するに際して、その状況に応じて適切な向きの張力を付与できるシートベルト装置を得る。
【解決手段】乗員72がステアリングホイールを左回転させる場合には、モータプリローダ92のモータを作動させて車幅方向中央側へウエビングベルト30を引っ張って拘束力を向上させ、乗員72がステアリングホイールを右回転させる場合には、ウエビング巻取装置16のモータを作動させて車幅方向外側へウエビングベルト30を引っ張って拘束力を向上させる。このため、ウエビングベルト30の引っ張りがステアリング操作の妨げにならず、円滑に操作できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の座席に着座した乗員の身体をウエビングベルトにより拘束するシートベルト装置に関する。
下記特許文献1に開示された3点式シートベルト装置では、座席に着座した乗員の身体に掛けまわされたウエビングベルト(シートベルト)を、モータの駆動力で巻き取ることでウエビングベルトに張力を付与でき、車両が旋回する際にはウエビングベルトの張力を増加させてウエビングベルトで乗員の身体を拘束する。
また、一般的に3点式シートベルト装置では、ウエビングベルトの一部であるショルダベルトが、乗員の左右何れか一方の肩から腰部の左右何れか他方の側へ掛け回されるが、下記特許文献1に開示された3点式シートベルト装置では、ウエビングベルトが掛け回される肩(ウエビングベルトにより拘束される肩)の側とは反対側に車両が旋回した場合には、ウエビングベルトが掛け回される肩の側へ車両が旋回した場合よりもウエビングベルトに付与する張力を小さくしている。
特開2007−210602の公報
ところで、車両が旋回した場合等、車両の姿勢が車両の上下方向を軸方向とする軸周りに回動するような挙動を示す場合には、その車両の挙動に応じ乗員の両肩の何れか一方が前方に移動するように乗員の身体が移動しようとする。このような場合、単純にウエビングベルトの張力を増加させるだけでは、前方へ移動しようとする肩が過剰に拘束され乗員の身体動作が不要に制限されることがある。
本発明は、上記事実を考慮して、乗員の身体を拘束するウエビングベルトに更に張力を付与するに際して、その状況に応じて適切な向きの張力を付与できるシートベルト装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るシートベルト装置は、車両の座席に着座した乗員の身体に掛け回されて、前記乗員の身体を拘束する長尺帯状のウエビングベルトと、前記ウエビングベルトの長手方向に沿って、前記座席の幅方向一方の側へ向けて前記ウエビングベルトを引っ張り、前記ウエビングベルトに張力を付与する張力付与手段と、前記ウエビングベルトによる前記乗員の身体の拘束の強化を要し、しかも、前記座席の幅方向一方の側へ前記乗員が身体を捩じるような動作を要する特定動作許容状態、及び、前記ウエビングベルトによる前記乗員の身体の拘束の強化を要し、しかも、前記座席の幅方向他方の側へ前記乗員が身体を捩じるような動作又は前記座席の幅方向他方の側への乗員の身体の慣性移動の抑制を要する特定動作抑制状態の何れかの一方の状態で、前記張力付与手段を作動させる制御手段と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るシートベルト装置では、ウエビングベルトによる車両乗員の身体の拘束の強化を要し、しかも、車両の座席の幅方向一方の側へ乗員が身体を捩じるような動作を要する特定動作許容状態、及び、ウエビングベルトによる乗員の身体の拘束の強化を要し、しかも、座席の幅方向他方の側へ乗員が身体を捩じるような動作又は座席の幅方向他方の側への乗員の身体の慣性移動の抑制を要する特定動作抑制状態の何れかの一方の状態になると、制御手段が張力付与手段を作動させる。張力付与手段は作動するとウエビングベルトをその長手方向に沿って引っ張る。
これにより、ウエビングベルトの張力が増加し、ウエビングベルトによる乗員の身体の拘束力が強化される。また、張力付与手段はウエビングベルトをその長手方向に沿って座席の幅方向一方の側へ向けて引っ張るので、乗員の身体はウエビングベルトとの摩擦で座席の幅方向一方の側へ向けて引っ張られる。
このため、座席の幅方向一方の側へ身体を捩じるような乗員の動作に対して上記の引っ張りは抗しないので、乗員は円滑に動作できる。これに対して、座席の幅方向他方の側へ身体を捩じるような乗員の動作や座席の幅方向他方の側への乗員の身体の慣性移動に対しては上記の引っ張りが抗するので、このような乗員の動作を抑制できる。
請求項2に記載の本発明に係るシートベルト装置は、請求項1に記載の本発明において、前記乗員の両肩のうち、前記座席の幅方向に沿った他方の側の肩を前記ウエビングベルトが拘束することを特徴としている。
請求項2に記載の本発明に係るシートベルト装置では、制御手段が張力付与手段を作動させて張力付与手段がウエビングベルトを引っ張った際に、座席の幅方向一方の側へ身体を捩じるような乗員の動作に対して張力付与手段によるウエビングベルトの引っ張りが抗しないので、特定動作許容状態において乗員はウエビングベルトにより拘束された側の肩を前方に移動させることができ、乗員は円滑に動作できる。
なお、所謂三点式のシートベルト装置の場合、ウエビングベルトは座席に対して車幅方向外側(車幅方向中央側とは反対側)の乗員の肩部を拘束する。したがって、このような車幅方向外側(車幅方向中央側とは反対側)の乗員の肩部をウエビングベルトで拘束する構成の場合、張力付与手段は車幅方向中央側へウエビングベルトを引っ張る構成になる。
請求項3に記載の本発明に係るシートベルト装置は、請求項1に記載の本発明において、前記乗員の両肩のうち、前記座席の幅方向に沿った一方の側の肩を前記ウエビングベルトが拘束することを特徴としている。
請求項3に記載の本発明に係るシートベルト装置では、制御手段が張力付与手段を作動させて張力付与手段がウエビングベルトを引っ張った際に、座席の幅方向他方の側へ身体を捩じるような乗員の動作しようとすると、ウエビングベルトが乗員の両肩のうち、この動作により前へ出ようとする方を座席に押さえ付けるように作用するので、特定動作抑制状態において、より一層確実に乗員の身体を拘束できる。
なお、所謂三点式のシートベルト装置の場合、ウエビングベルトは座席に対して車幅方向外側(車幅方向中央側とは反対側)の乗員の肩部を拘束する。したがって、このような車幅方向外側(車幅方向中央側とは反対側)の乗員の肩部をウエビングベルトで拘束する構成の場合、張力付与手段は車幅方向外側(車幅方向中央側とは反対側)へウエビングベルトを引っ張る構成になる。
請求項4に記載の本発明に係るシートベルト装置は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の本発明において、前記座席の幅方向一方の側へ前記車両を旋回させる場合を前記特定動作許容状態としたことを特徴としている。
請求項4に記載の本発明に係るシートベルト装置では、座席の幅方向一方の側へ車両を旋回させる場合には、制御手段により張力付与手段が作動させられて、張力付与手段がウエビングベルトをその長手方向に沿って座席の幅方向一方の側へ向けて引っ張る。これにより、乗員の身体はウエビングベルトにより強く拘束されるものの、ステアリング操作をするに際して身体を座席の幅方向一方の側へ捩じるように乗員が動作しても、この動作が妨げられないので、円滑にステアリング操作を行なえる。
請求項5に記載の本発明に係るシートベルト装置は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の本発明において、前記車両の幅方向中央よりも前記座席の幅方向他方の側で前記車両の前端部が障害物に衝突する状態又はその直前の状態を前記特定動作抑制状態としたことを特徴としている。
請求項5に記載の本発明に係るシートベルト装置では、車両の幅方向中央よりも座席の幅方向他方の側で車両の前端部が障害物に衝突する所謂オフセット衝突の状態、又は、このようなオフセット衝突の直前の状態になると、制御手段により張力付与手段が作動させられて、張力付与手段がウエビングベルトをその長手方向に沿って座席の幅方向一方の側へ向けて引っ張る。これにより、上記のオフセット衝突による車両の慣性回動に伴う乗員の身体の動作、すなわち、座席の幅方向他方の側へ身体を捩じるような動作を効果的に抑制し、乗員の身体をウエビングベルトにより効果的に拘束できる。
請求項6に記載の本発明に係るシートベルト装置は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の本発明において、前記車両の幅方向に沿った中央よりも前記座席の幅方向他方の側から前記車両に所定の大きさ以上の荷重が作用した状態を前記特定動作抑制状態としたことを特徴としている。
請求項6に記載の本発明に係るシートベルト装置では、車両の幅方向中央よりも座席の幅方向他方の側から車両に所定の大きさ以上の荷重が作用した所謂側面衝突の状態になると、制御手段により張力付与手段が作動させられて、張力付与手段がウエビングベルトをその長手方向に沿って座席の幅方向一方の側へ向けて引っ張る。この引っ張りは、上記の荷重に起因した乗員の身体の慣性移動に抗するので、このような慣性移動を効果的に抑制し、乗員の身体をウエビングベルトにより効果的に拘束できる。
以上説明したように、本発明に係るシートベルト装置では、乗員の身体を拘束するウエビングベルトに更に張力を付与するに際して、その状況に応じて適切な向きの張力を付与して乗員の身体を適切に拘束できる。
<本実施の形態の構成>
図1には本発明の一実施の形態に係るシートベルト装置10の構成の概略が斜視図により示されている。なお、本実施の形態では、車両12の車幅方向中央よりも右側の座席14が運転席、車両12の車幅方向中央よりも左側の座席(図示省略)が助手席に設定された所謂「右ハンドル車」に本発明を適用したものとして説明する。
図1に示されるように、シートベルト装置10はウエビング巻取手段としてのウエビング巻取装置16を備えている。図2に示されるように、ウエビング巻取装置16はフレーム18を備えている。フレーム18は平板状の背板20を備えており、背板20がボルト等の図示しない締結手段によって、例えば、車両12のセンターピラー22(図2参照)の下端部近傍(すなわち、座席14の右下側)にて車体に固定され、これにより、本ウエビング巻取装置16が車体に取り付けられる。
背板20の幅方向両端からは、略車両前後方向に互いに対向した一対の脚板24、26が互いに平行に延出されている。これらの脚板24、26間には略円筒形状のスプール28が配置されている。スプール28は軸方向が脚板24、26の対向方向とされており、自らの軸周りに回転可能とされている。また、スプール28には長尺帯状のウエビングベルト30の長手方向基端部が係止されている。ウエビングベルト30はスプール28がその軸周り一方である巻取方向に回転することでスプール28の外周部に基端側から層状に巻き取られて収納される。さらに、ウエビングベルト30を先端側から引っ張れば、スプール28に巻き取られたウエビングベルト30が引き出され、これに伴い、巻取方向とは反対の引出方向にスプール28が回転する。
また、脚板24の外側(脚板24の脚板26とは反対側)ではクラッチケース32が脚板24に取り付けられており、スプール28の脚板24側の端部(又は、スプール28に対して同軸的且つ一体的に繋がった軸部材の脚板24側の一部)は、脚板24を貫通してクラッチケース32に入り込んでいる。クラッチケース32の内側にはクラッチ34が収容されている。クラッチ34はスプール28に対して同軸的に相対回転自在に脚板24に入り込んだスプール28の一端側(又は、スプール28に対して同軸的且つ一体的に繋がって脚板24に入り込んだ軸部材)に支持されている。クラッチ34の内部には例えば遠心クラッチ機構を構成するパウル等の連結部材が設けられており、クラッチ34が巻取方向へ一定の大きさ以上の速度で回転すると、クラッチ34がスプール28に機械的に繋がって巻取方向へのクラッチ34の回転をスプール28に伝える。
一方、脚板24と脚板26との間で且つスプール28の回転半径方向側方(スプール28の下方)には張力付与手段としてのモータ40が配置されている。モータ40は図示しないブラケット等の支持部材を介して間接的にフレーム18に支持されている。モータ40は出力軸42を備えている。モータ40からの出力軸42の突出方向は背板20からの脚板24、26の延出方向と同じとされている。出力軸42の先端側は背板20に取り付けられた図示しないギヤボックス内に入り込んでいる。
このギヤボックス内には平歯で且つ外歯のギヤ44が設けられている。ギヤ44は出力軸42に対して同軸的且つ一体的に出力軸42に取り付けられている。また、上記のギヤボックス内には平歯で且つ外歯のギヤ46が設けられている。ギヤ46は軸方向が出力軸42の軸方向が同じ方向へ向けられた状態でギヤボックスに回転自在に支持されている。ギヤ46はギヤ44の回転半径方向側方に配置されておりギヤ44に噛み合っている。このギヤ46の軸方向側方には平歯で且つ外歯のギヤ48がギヤ46に対して同軸的且つ一体的に設けられている。ギヤ48の回転半径方向側方では、平歯で且つ外歯のギヤ50がギヤ48に噛み合っている。
ギヤ50にはウオームギヤ52が同軸的且つ一体的に繋がっている。ウオームギヤ52はクラッチケース32の内側に設けられており、クラッチ34の外周部に形成されたウオームホール状の外歯に噛み合っている。このようにモータ40はクラッチ34に機械的に連結されており、モータ40の駆動力がクラッチ34に伝えられて、クラッチ34が一定の大きさ以上の速度で巻取方向に回転すると、クラッチ34がスプール28に機械的に連結されてスプール28が巻取方向に回転する。
一方、図1に示されるように、センターピラー22の上端側にはショルダアンカ60が設けられている。ショルダアンカ60はスリップジョイント62を備えている。スリップジョイント62にはウエビングベルト30の通過が可能なスリット孔64が形成されており、ウエビング巻取装置16の背板20から車両12の上方へ引き出されたウエビングベルト30は、スリット孔64を通過して車両12の下方へ折り返されている。また、車両12のセンターピラー22の下端部近傍(すなわち、座席14の右下側)では、車両12の車体にアンカプレート66が固定されている。このアンカプレート66にはウエビングベルト30の先端部が係止されている。
スリット孔64でのウエビングベルト30の折り返し部分とウエビングベルト30との間ではウエビングベルト30にタングプレート68が設けられている。スリット孔70には乗員72が形成されており、この乗員72をウエビングベルト30が通過している。このため、乗員72はスリット孔64でのウエビングベルト30の折り返し部分とウエビングベルト30との間の一定の範囲内でウエビングベルト30に沿って移動可能とされている。
このスリット孔70に対応して座席14のウエビング巻取装置16及びアンカプレート66の取付位置とは反対側にはバックル装置80が設けられている。バックル装置80は装置本体82を備えている。装置本体82にはスリット孔70の先端側の通過が可能な挿込口84が形成されており、この挿込口84から装置本体82の内側へスリット孔70を挿し込むことができる。装置本体82の内側にはラッチ等のタングロック部材から成るタング保持手段が設けられており、挿込口84から装置本体82の内側へスリット孔70を挿し込むとタングロック部材がスリット孔70に係合し、挿込口84からスリット孔70が抜け出ることを規制する。
座席14に着座した乗員72の身体の前方側でウエビングベルト30が乗員72の身体に掛け回され、更にこの状態で装置本体82の内側へスリット孔70を挿し込まれることでウエビング装着状態となる。このウエビング装着状態では、ウエビングベルト30のうちスリップジョイント62とスリット孔70との間のショルダベルト74が乗員72の右肩から右胸部を介して腰部左側までの間を拘束し、スリット孔70とアンカプレート66との間のラップベルト76が乗員72の腰部を拘束する。
また、装置本体82には解除ボタン86が設けられており、装置本体82の内側にスリット孔70が入り込んでスリット孔70にタングロック部材が係合した状態で解除ボタン86を押圧操作すると、スリット孔70に対するタングロック部材の係合が解除され、装置本体82からスリット孔70を抜き取ることができるようになっている。
さらに、バックル装置80はアンカプレート88を備えている。アンカプレート88は長手方向が概ね車両12の上下方向に対して車両12の前後方向に傾斜した細幅平板状に形成されている。アンカプレート88の上端部よりも車両12の後方側に位置するアンカプレート88の下端側は、座席14を構成するシートクッション90のフレームに固定されている。アンカプレート88には上記の装置本体82がアンカプレート88の長手方向に沿って所定範囲スライド自在に取り付けられている。
また、バックル装置80はバックル引張手段としてのモータプリローダ92を備えている。図1及び図3に示されるように、モータプリローダ92は張力付与手段としてのモータ94を備えている。モータ94の側方にはギヤハウジング96が設けられている。モータ94とギヤハウジング96とはねじ等の締結部材により一体的に固定されている。モータ94の出力軸98は出力軸98内に入り込んでいる。また、ギヤハウジング96の内側にはウオームギヤ100が設けられている。ウオームギヤ100は出力軸98に対して同軸的且つ一体的に出力軸98に取り付けられている。
さらに、ギヤハウジング96の内側にはウオームホイール102が設けられている。ウオームホイール102はウオームギヤ100に噛み合った状態で回転自在にギヤハウジング96に支持されている。ウオームホイール102の軸方向側方には巻取軸104がウオームホイール102に対して同軸的且つ一体的に設けられている。巻取軸104には連結部材としてのワイヤ106の長手方向基端部が係止されており、モータ94が正転駆動してウオームホイール102、ひいては巻取軸104が回転すると、ワイヤ106はその長手方向基端側から巻取軸104に巻き取られる。
ワイヤ106はその長手方向中間部にてギヤハウジング96に形成された透孔108を通過してギヤハウジング96の外部へ延びている。さらに、ワイヤ106の先端は装置本体82に係止されており、ワイヤ106が巻取軸104に巻き取られると、装置本体82をアンカプレート88の基端側へスライドさせる。
一方、図4に示されるように、上述したウエビングベルト30のモータ40はドライバ122に電気的に接続されている。ドライバ122は車両12に搭載されたバッテリー124に電気的に接続されていると共に、制御手段としてのECU126に電気的に接続されている。ドライバ122に対してECU126からは駆動制御信号Ds1が出力される。ECU126から出力された駆動制御信号Ds1がLowレベルからHighレベルに切り替わると、ドライバ122はモータ40に電流を流してモータ40を駆動させる。このようにしてモータ40が駆動されることでクラッチ34が巻取方向に回転し、ひいてはスプール28が巻取方向に回転する。
また、上述したモータプリローダ92のモータ94はドライバ128に電気的に接続されている。ドライバ128はドライバ122と同様に車両12に搭載されたバッテリー124に電気的に接続されていると共にECU126に電気的に接続されている。ドライバ128に対してECU126からは駆動制御信号Ds2が出力される。ECU126から出力された駆動制御信号Ds2がLowレベルからHighレベルに切り替わると、ドライバ128はモータ94に電流を流してモータ94を駆動させる。このようにしてモータ94が駆動されることでウオームホイール102を巻き取る方向へ巻取軸104が巻取方向に回転し、ひいては装置本体82がアンカプレート88の基端側へ向けてスライドする。
一方、ECU126は舵角センサ130に電気的に接続されている。舵角センサ130は車両12の操舵操作手段であるステアリングシャフトの近傍に設けられており、ステアリングシャフトの回転を検出し、ステアリングシャフトの回転方向及び回転量に応じたレベルの操舵検出信号Ssを出力する。舵角センサ130から出力された操舵検出信号SsはECU126に入力され、ECU126では操舵検出信号Ssが正であれば操舵操作手段を構成するステアリングホイールが右方向へ回転させられて車両12が右旋回すると判定し、操舵検出信号Ssが負であればステアリングホイールが左方向へ回転させられて車両12が左旋回すると判定する。
また、ECU126は速度センサ132に電気的に接続されている。速度センサ132は車両12の駆動輪の回転速度、すなわち、車両12の走行速度を検出している。また、速度センサ132からは速度検出信号Vsが出力されるが、車両12の走行速度が所定値以上になると、出力される速度検出信号VsがLowレベルからHighレベルに切り替わる。この速度センサ132から出力された速度検出信号VsはECU126に入力される。
さらに、ECU126は右側前方監視センサ134及び左側前方監視センサ136に電気的に接続されている。右側前方監視センサ134は車両12の前端部の車幅方向中央よりも右側に設けられ、左側前方監視センサ136は車両12の前端部の車幅方向中央よりも左側に設けられている。右側前方監視センサ134及び左側前方監視センサ136の双方は何れも車両12の前方で走行する他の車両を含む車両12の前方の障害物までの距離を検出している。右側前方監視センサ134からは前方監視信号Rfsが出力され、左側前方監視センサ136からは前方監視信号Lfsが出力される。これらの前方監視信号Rfs及び左側前方監視センサ136は何れもECU126に入力される。また、右側前方監視センサ134及び左側前方監視センサ136の各々は、車両12から障害物までの距離が一定値未満に達すると、出力する前方監視信号Rfs及び前方監視信号LfsがLowレベルからHighレベルに切り替わる。
ここで、上記のように、右側前方監視センサ134は車両12の前端部の車幅方向中央よりも右側に設けられ、左側前方監視センサ136は車両12の前端部の車幅方向中央よりも左側に設けられている。このため、右側前方監視センサ134から出力される前方監視信号RfsがHighレベルに切り替わり、左側前方監視センサ136から出力される前方監視信号LfsがLowレベルで維持された場合には、車両12の車幅方向中央よりも右側に障害物が存在し、左側には障害物が存在しないことを示す。このような状態で車両12が障害物に衝突すると、車両12の車幅方向中央よりも右側でのみ車両12の前端部が障害物に衝突する右側オフセット衝突の可能性が高くなる。
また、左側前方監視センサ136から出力される前方監視信号RfsがHighレベルに切り替わり、右側前方監視センサ134から出力される前方監視信号RfsがLowレベルで維持された場合には、車両12の車幅方向中央よりも左側に障害物が存在し、右側には障害物が存在しないことを示す。このような状態で車両12が障害物に衝突すると、車両12の車幅方向中央よりも左側でのみ車両12の前端部が障害物に衝突する左側オフセット衝突の可能性が高くなる。
また、ECU126は右側方監視センサ138に電気的に接続されている。右側方監視センサ138は車両12の右側のドアパネル内に設けられており、ドアパネルの外側、すなわち、車両12の右側からの荷重を検出する。また、右側方監視センサ138からは右側突検出信号Rcsが出力されるが、右側のドアパネルに作用した荷重が一定の大きさ、すなわち、車両12の右側から他の車両が衝突したものとみなせる程度の大きさの荷重を右側方監視センサ138が検出すると、右側方監視センサ138から出力される右側突検出信号RcsがLowレベルからHighレベルに切り替わる。この右側方監視センサ138から出力された右側突検出信号RcsはECU126に入力される。
さらに、ECU126は左側方監視センサ140に電気的に接続されている。左側方監視センサ140は車両12の左側のドアパネル内に設けられており、ドアパネルの外側、すなわち、車両12の左側からの荷重を検出する。また、左側方監視センサ140からは左側突検出信号Lcsが出力されるが、左側のドアパネルに作用した荷重が一定の大きさ、すなわち、車両12の左側から他の車両が衝突したものとみなせる程度の大きさの荷重を左側方監視センサ140が検出すると、左側方監視センサ140から出力される左側突検出信号LcsがLowレベルからHighレベルに切り替わる。この左側方監視センサ140から出力された左側突検出信号LcsはECU126に入力される。
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について、ECU126によるモータ40、94の制御の概略的な内容を示す図5のフローチャートに基づいて説明する。
乗員72の身体にウエビングベルト30が装着されるとECU126によるモータ40、94の制御が開始される(ステップ200)。ECU126による制御が開始されると、先ず、ステップ202でECU126におけるタイマの経過時間がリセットされる(経過時間Tに0が代入される)。次いで、ステップ204で舵角センサ130から出力された操舵検出信号Ssの絶対値が、予め設定された設定値S0よりも大きいか否かが判定される。乗員72がステアリングホイールを設定値S0に対応した一定角度以上に回転させていれば、ステップ206に進む。ステップ206では速度センサ132から出力された速度検出信号VsがHighレベルであるか否かが判定される。この状態で、車両12が所定の速度以上で走行していればステップ208に進む。
ステップ206では操舵検出信号Ssが0より大きいか否か、すなわち、ステアリングホイールが右回転させられたか否かが判定される。操舵検出信号Ssが0より大きい、すなわち、ステアリングホイールが右回転させられたと判定された場合には、ステップ210でECU126から出力される駆動制御信号Ds1がLowレベルからHighレベルに切り替えられる。Highレベルの駆動制御信号Ds1が入力されたドライバ122はモータ40に電流を流してモータ40を駆動させる。モータ40の駆動力はクラッチ34を一定速度以上で巻取方向に回転させる。これにより、クラッチ34とスプール28とが機械的に連結されて、スプール28が巻取方向に回転させられる。
スプール28が巻取方向に回転することで、ウエビングベルト30がスプール28に巻き取られ、これにより、乗員72の身体に装着されているウエビングベルト30の張力、特にショルダベルト74の張力が増加する。このように、車両12が一定の速度以上で右旋回するに際してウエビングベルト30の張力が増加するので、車両12が旋回する際の遠心力で慣性移動しようとする乗員72の身体を強く拘束できる。
さらに、ステップ210で駆動制御信号Ds1がLowレベルからHighレベルに切り替えられると、ステップ212でタイマがスタートされる。ステップ214ではタイマがスタートしてからの経過時間Tが予め設定した設定時間T0を越えたか否かが判定され、経過時間Tが予め設定した設定時間T0を越えたと判定されればステップ216で駆動制御信号Ds1がLowレベルに切り替えられてステップ200に戻る。
ところで、乗員72がステアリングホイールを右回転させる場合、乗員72の上半身は右方へ捩じれるように回動して左肩が前方へ出ようとする。ここで、このようなステアリング操作をするに際して、乗員72の身体に装着されているウエビングベルト30が乗員72の上半身を左に引っ張ると、この引っ張り力が上記のステアリング操作に抗することになる。
これに対して、上記のように、右旋回のステアリング操作の際に本シートベルト装置10ではスプール28にウエビングベルト30を巻き取らせるので、ショルダベルト74は乗員72の身体との摩擦で乗員72の身体を右側へ引っ張ろうとする。この引っ張り方向は右旋回のステアリング操作の際の乗員72の身体の移動方向に沿うので、ウエビングベルト30による乗員の身体の拘束力を向上させるにも関わらず、円滑にステアリング操作を行なうことができる。
一方、ステップ208では操舵検出信号Ssが0より未満、すなわち、ステアリングホイールが左回転させられたと判定された場合には、ステップ220でECU126から出力される駆動制御信号Ds2がLowレベルからHighレベルに切り替えられる。Highレベルの駆動制御信号Ds2が入力されたドライバ128はモータ94に電流を流してモータ94を駆動させる。モータ94の駆動力はウオームホイール102、ひいては、巻取軸104を回転させる。このように、巻取軸104が回転することでワイヤ106が基端側から巻取軸104に巻き取られる。
ワイヤ106が巻取軸104に巻き取られることで、巻取軸104に装置本体82が引っ張られ、アンカプレート88の基端側へ装置本体82がスライドする。装置本体82と共にスリット孔70がアンカプレート88の基端側へスライドすることで、乗員72の身体に装着されているショルダベルト74及びラップベルト76の張力が増加する。このように、車両12が一定の速度以上で右旋回するに際してショルダベルト74及びラップベルト76(すなわち、ウエビングベルト30)の張力が増加するので、車両12が旋回する際の遠心力で慣性移動しようとする乗員72の身体を強く拘束できる。
さらに、ステップ220で駆動制御信号Ds2がLowレベルからHighレベルに切り替えられると、ステップ212からステップ214、216、218を経てステップ200に戻る。
ところで、乗員72がステアリングホイールを左回転させる場合、乗員72の上半身は左方へ捩じれるように回動して右肩が前方へ出ようとする。ここで、このようなステアリング操作をするに際して、乗員72の身体に装着されているウエビングベルト30が乗員72の上半身を右に引っ張る乗員72の右肩が座席14のシートバック(背凭れ)に押し付けられるので、上記のステアリング操作に抗することになる。
これに対して、上記のように、左旋回のステアリング操作の際に本シートベルト装置10ではワイヤ106を巻取軸104に巻き取らせて装置本体82と共にショルダベルト74及びラップベルト76を引っ張る。このように引っ張られたショルダベルト74及びラップベルト76は乗員72の身体との摩擦で乗員72の身体を左側へ引っ張ろうとする。この引っ張り方向は左旋回のステアリング操作の際の乗員72の身体の移動方向に沿うので、ウエビングベルト30による乗員の身体の拘束力を向上させるにも関わらず、円滑にステアリング操作を行なうことができる。
一方、上記のステップ204で舵角センサ130から出力された操舵検出信号Ssの絶対値が、予め設定された設定値S0よりも大きくないと判定された場合にはステップ222に進む。ステップ222では右側前方監視センサ134から出力された前方監視信号RfsがLowレベルからHighレベルに切り替わったか否かが判定される。右側前方監視センサ134から出力された前方監視信号RfsがHighレベルであると判定された場合には、ステップ224で前方監視信号LfsがLowレベルからHighレベルに切り替わったか否かが判定される。ステップ224において前方監視信号LfsがLowレベルで維持されていると判定された場合にはステップ210に進んでECU126から出力される駆動制御信号Ds1がLowレベルからHighレベルに切り替えられる。
すなわち、前方監視信号RfsがHighレベルに切り替わったにも関わらず、前方監視信号LfsがLowレベルで維持されている状態で前方の障害物に車両12が衝突する場合、車両12の車幅方向中央よりも右側でのみ障害物に衝突する右側オフセット衝突の可能性が高い。右側オフセット衝突の場合、車幅方向中央よりも左側には障害物がないので、車両12は障害物との衝突位置を中心に後端側が右回転するように慣性移動する。
このような場合、乗員72は衝突以前の車両12の進行方向を向いているので、相対的に乗員72の身体は上半身が左方へ捩じれるように回動して右肩が前方へ出ようとする。ここで、このように乗員72の身体が動作するに際して、本シートベルト装置10では乗員72の身体に装着されているウエビングベルト30が乗員72の上半身を右に引っ張ることで、乗員72の右肩部を座席14のシートバックに押さえ付けて、効果的に乗員72の身体を強く拘束できる。
一方、上記のステップ224で前方監視信号LfsがLowレベルからHighレベルに切り替わったと判定された場合には、ステップ226で駆動制御信号Ds1、Ds2の双方がLowレベルからHighレベルに切り替えられる。さらに、ステップ212、214、216、218を経てステップ200に戻る。
すなわち、前方監視信号Rfs、Lfsの双方がHighレベルに切り替わったということは、この状態で前方の障害物に車両12が衝突する場合、所謂左右何れにもオフセットしていない正面衝突の可能性が高い。このため、この状態では、モータ40の駆動力でスプール28にウエビングベルト30を巻き取らせると共に、モータ94の駆動力で装置本体82を引っ張ってスライドさせる。これにより、乗員72の身体に装着されているウエビングベルト30の僅かな弛み、所謂「スラック」を素早く解消して乗員72の身体を強く拘束できる。
一方、上記のステップ222で右側前方監視センサ134から出力された前方監視信号RfsがHighレベルに切り替わっていないと判定されると、ステップ228で前方監視信号LfsがLowレベルからHighレベルに切り替わったか否かが判定される。ステップ228において前方監視信号LfsがHighレベルに切り替わったと判定された場合にはステップ220、212、214、216、218を経てステップ200に戻る。
上記のステップ222で前方監視信号RfsがLowレベルで維持されていると判定されたにも関わらず、ステップ228において前方監視信号LfsがHighレベルに切り替わったと判定された状態で前方の障害物に車両12が衝突する場合、車両12の車幅方向中央よりも左側でのみ障害物に衝突する左側オフセット衝突の可能性が高い。左側オフセット衝突の場合、車幅方向中央よりも右側には障害物がないので、車両12は障害物との衝突位置を中心に後端側が左回転するように慣性移動する。
このような場合、乗員72は衝突以前の車両12の進行方向を向いているので、相対的に乗員72の身体は上半身が右方へ捩じれるように回動して左肩が前方へ出ようとする。ここで、このように乗員72の身体が動作するに際して、本シートベルト装置10では乗員72の身体に装着されているウエビングベルト30が乗員72の上半身を左に引っ張ることで、乗員72の身体動作に抗することになり、効果的に乗員72の身体を強く拘束できる。
一方、上記のステップ228で前方監視信号LfsがLowレベルで維持されていると判定された場合には、ステップ230にて右側方監視センサ138から出力される右側突検出信号RcsがLowレベルからHighレベルに切り替わったか否かが判定される。ステップ230にて右側突検出信号RcsがHighレベルに切り替わったと判定された場合には、ステップ210に進み、更に、ステップ212、214、216、218を経てステップ200に戻る。
右側突検出信号RcsがLowレベルからHighレベルに切り替わった場合、すなわち、車両12の右方から一定の大きさ以上の荷重が作用した場合、乗員72は慣性で左方へ移動しようとする。ここで、このような場合、本シートベルト装置10では乗員72の身体に装着されているウエビングベルト30が乗員72の上半身を右に引っ張ることで、左方への乗員72の身体の慣性移動を効果的に抑制でき、乗員72の身体を強く拘束できる。
一方、上記のステップ230にて右側突検出信号RcsがLowレベルで維持されていると判定された場合には、ステップ232にて左側方監視センサ138から出力される左側突検出信号LcsがLowレベルからHighレベルに切り替わったか否かが判定される。ステップ232にて左側突検出信号LcsがHighレベルに切り替わったと判定された場合には、ステップ220に進み、更に、ステップ212、214、216、218を経てステップ200に戻る。
左側突検出信号LcsがLowレベルからHighレベルに切り替わった場合、すなわち、車両12の左方から一定の大きさ以上の荷重が作用した場合、乗員72は慣性で右方へ移動しようとする。ここで、このような場合、本シートベルト装置10では乗員72の身体に装着されているウエビングベルト30が乗員72の上半身を左に引っ張ることで、右方への乗員72の身体の慣性移動を効果的に抑制でき、乗員72の身体を強く拘束できる。
このように、本シートベルト装置10では、単純にウエビングベルト30を引っ張ってウエビングベルト30によって乗員72の身体を強く拘束するのではなく、車両12の状況に応じて乗員72による円滑なステアリング操作等を可能にしつつもウエビングベルト30に張力を付与して乗員72の身体を強く拘束できる。また、車両12の状況に応じて乗員72の身体の慣性移動に抗するようにウエビングベルト30に張力を付与するので、乗員72の身体の慣性移動を効果的に抑制でき、乗員72の身体を強く拘束できる。
なお、本実施の形態は、右ハンドル車の運転席用のシートベルト装置に本発明を適用した構成であったが、右ハンドル車、左ハンドル車等の車種や、運転席、助手席等の座席の種類に関係なく本発明を適用することが可能である。
但し、車幅方向中央よりも左側に座席14が設けられる構成に本発明を適用する場合、ウエビング巻取装置16が座席14の左側に配置されバックル装置80が座席14の右側に配置される構成になるので、モータ40とモータ94の制御がこれまでに説明した制御の態様とは反対になる(すなわち、上記の実施の形態では、ドライバ122に駆動制御信号Ds1が入力され、ドライバ128に駆動制御信号Ds2が入力されたが、車幅方向中央よりも左側に座席14が設けられる構成では、ドライバ122に駆動制御信号Ds2が入力され、ドライバ128に駆動制御信号Ds1が入力されることになる)。
また、本実施の形態は、所謂三点式シートベルト装置に本発明を適用した構成であったが、四点式シートベルト装置等の他の構成のシートベルト装置に本発明を適用してもよい。
本発明の一実施の形態に係るシートベルト装置の構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るシートベルト装置のウエビング巻取装置の構成を概略的に示す正面図である。 本発明の一実施の形態に係るシートベルト装置のモータプリローダの構成を概略的に示す正面図である。 本発明の一実施の形態に係るシートベルト装置の制御システムの構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係るシートベルト装置の張力付与手段の制御の内容を概略的に示すフローチャートである。
符号の説明
10 シートベルト装置
12 車両
14 座席
30 ウエビングベルト
40 モータ(張力付与手段)
72 乗員
94 モータ(張力付与手段)
126 ECU(制御手段)

Claims (6)

  1. 車両の座席に着座した乗員の身体に掛け回されて、前記乗員の身体を拘束する長尺帯状のウエビングベルトと、
    前記ウエビングベルトの長手方向に沿って、前記座席の幅方向一方の側へ向けて前記ウエビングベルトを引っ張り、前記ウエビングベルトに張力を付与する張力付与手段と、
    前記ウエビングベルトによる前記乗員の身体の拘束の強化を要し、しかも、前記座席の幅方向一方の側へ前記乗員が身体を捩じるような動作を要する特定動作許容状態、及び、前記ウエビングベルトによる前記乗員の身体の拘束の強化を要し、しかも、前記座席の幅方向他方の側へ前記乗員が身体を捩じるような動作又は前記座席の幅方向他方の側への乗員の身体の慣性移動の抑制を要する特定動作抑制状態の何れかの一方の状態で、前記張力付与手段を作動させる制御手段と、
    を備えるシートベルト装置。
  2. 前記乗員の両肩のうち、前記座席の幅方向に沿った他方の側の肩を前記ウエビングベルトが拘束することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
  3. 前記乗員の両肩のうち、前記座席の幅方向に沿った一方の側の肩を前記ウエビングベルトが拘束することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
  4. 前記座席の幅方向一方の側へ前記車両を旋回させる場合を前記特定動作許容状態としたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のシートベルト装置。
  5. 前記車両の幅方向中央よりも前記座席の幅方向他方の側で前記車両の前端部が障害物に衝突する状態又はその直前の状態を前記特定動作抑制状態としたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のシートベルト装置。
  6. 前記車両の幅方向に沿った中央よりも前記座席の幅方向他方の側から前記車両に所定の大きさ以上の荷重が作用した状態を前記特定動作抑制状態としたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のシートベルト装置。
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