JP2009190360A - 輪転印刷機および表示装置の表示制御方法 - Google Patents

輪転印刷機および表示装置の表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の構成を大幅に変更することなく、オペレータの誤操作を低減することが可能な輪転印刷機および表示装置の表示制御方法を提供する。
【解決手段】搬送されるウェブに印刷を行うと共に、印刷後のウェブから、複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機本体と、各印刷物毎に応じて輪転印刷機本体を制御可能な制御装置と、制御装置に接続され、輪転印刷機本体の制御操作を行うための各種制御画面G1〜G7を表示可能な表示装置と、を備え、各種制御画面G1〜G7は、各印刷物毎に応じた輪転印刷機本体の制御操作が可能なように、各印刷物毎に識別させて表示している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、搬送されるウェブに印刷を行うと共に、印刷後のウェブから、複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機および表示装置の表示制御方法に関するものである。
従来、特許文献1に示すように、一般的な新聞用オフセット輪転印刷機は、給紙装置、印刷ユニット、ウェブパス装置、および折機等から構成され、制御装置により制御されている。そして、給紙装置から印刷ユニットにウェブが供給されると、ウェブWに対して印刷が施され、ウェブパス装置で多数のウェブの走行ルートが変更されてから所定の順番に重ね合わされる。この後、折機にて、重ね合わされたウェブが縦折りされてから所定の長さで横裁断され、横折されることで折帳、すなわち新聞(印刷物)が作成され、排紙される。このとき、制御装置はオペレータにより操作可能となっており、新聞用オフセット輪転印刷機は、制御装置に制御されながら運転を行っている。
特開2006−159802号公報
ところで、新聞用オフセット輪転印刷機では、新聞以外に広告などの別刷りを行っている。このような別刷りを従来の新聞用オフセット輪転印刷機により行う場合、新聞用オフセット輪転印刷機は一種類ずつ印刷を行うように構成されているため、新聞を印刷していない空き時間を利用して別刷りを行っている。このため、新聞用オフセット輪転印刷機による別刷りの印刷作業は、印刷準備時間や作業切換時間などを考慮すると、新聞の印刷作業の前後に行われることとなり、作業効率が良くない。
このため、作業効率を向上させるべく、新聞と同時に別刷りを行うことが可能な新聞用オフセット輪転印刷機が考えられている。つまり、この新聞用オフセット輪転印刷機によれば、異なる複数種の印刷物を同時に作成することができる。このとき、例えば、新聞用オフセット輪転印刷機により二種類の印刷物を同時に作成する場合、複数種の印刷物に対応させて、複数の制御装置を設けることが好ましい。
しかしながら、制御装置を増加させてしまうと装置コストが増大してしまうと共に、制御装置の増加により輪転印刷機の装置サイズが大きくなってしまい、輪転印刷機の設置場所が制限されてしまう虞がある。
そこで、本発明は、従来の構成を大幅に変更することなく、オペレータの誤操作を低減することが可能な輪転印刷機および表示装置の表示制御方法を提供することを課題とする。
本発明の輪転印刷機は、搬送されるウェブに印刷を行うと共に、印刷後のウェブから、複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機本体と、印刷物毎に応じて輪転印刷機本体を制御可能な制御装置と、制御装置に接続され、輪転印刷機本体の制御を行うための各種制御画面を表示可能な表示装置と、制御装置に接続され、制御装置を介して輪転印刷機本体を制御操作可能な操作装置と、を備え、表示装置は、各種制御画面上において、印刷物毎に応じた輪転印刷機本体の制御が可能なように、印刷物毎に識別させて表示させていることを特徴とする。
この場合、表示装置は、単一の表示部を有すると共に、表示部は各種制御画面を表示しており、各種制御画面上において、印刷物毎に識別させて表示させていることが、好ましい。
一方、表示装置は、複数の表示部を有すると共に、複数の表示部に、印刷物毎に応じた各種制御画面をそれぞれ表示させてもよい。
これらの場合、各種制御画面上には、各印刷物を識別するための識別マークが付されていることが、好ましい。
これらの場合、各種制御画面上には、各印刷物間での表示の切替を行う表示切替手段が設けられていることが、好ましい。
また、これらの場合、各種制御画面上には、各印刷物間での操作の切替を行う操作切替手段が設けられていることが、好ましい。
本発明の表示装置の表示制御方法は、搬送されるウェブに印刷を行うと共に、印刷後のウェブから、複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機の表示装置を制御する表示装置の表示制御方法において、表示装置には、輪転印刷機の制御を行うための各種制御画面が表示されており、表示装置は、各種制御画面上において、印刷物毎に応じた輪転印刷機本体の制御が可能なように、印刷物毎に識別させて表示させる表示制御工程を実行することを特徴とする。
請求項1の輪転印刷機および請求項7の表示装置の表示制御方法によれば、輪転印刷機本体において同時に作成される印刷物が複数種である場合、表示装置に表示された各種制御画面は、各印刷物を識別可能に表示している。このため、オペレータが、操作装置により所望の印刷物に関する輪転印刷機本体の制御操作を行う場合、各種制御画面を視認することにより、所望の印刷物を認識することができる。これにより、所望の印刷物を認識して、所望の印刷物に関する輪転印刷機本体の制御操作を行うことができるため、オペレータによる誤操作を低減することができる。
請求項2の輪転印刷機によれば、単一の表示部とすることができるため、装置コストを抑制することができる。
請求項3の輪転印刷機によれば、輪転印刷機本体において同時に作成される印刷物が複数種である場合、複数種の印刷物に対応させて、複数の表示部に各種制御画面を表示することができる。このため、オペレータが所望の印刷物に関する輪転印刷機本体の制御操作を行う場合、各印刷物に対応した表示部を視認することにより、所望の印刷物を認識することができる。これにより、所望の印刷物を認識して、所望の印刷物に関する輪転印刷機本体の制御操作を行うことができるため、オペレータによる誤操作を低減することができる。
請求項4の輪転印刷機によれば、各種制御画面に付された識別マークを視認することにより、オペレータは所望の印刷物を認識することができるため、オペレータによる誤操作を低減することができる。
請求項5の輪転印刷機によれば、各種制御画面上において、各印刷物間での表示を切り替えることができるため、オペレータは所望の印刷物を認識することができ、これにより、オペレータによる誤操作を低減することができる。
請求項6の輪転印刷機によれば、各種制御画面上において、各印刷物間での操作を切り替えることができるため、オペレータは所望の印刷物を認識することができ、これにより、オペレータによる誤操作を低減することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明にかかる輪転印刷機について説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
ここで、図1は、実施例1に係る新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図であり、図2は、操作モニタに表示される運転条件選択画面の説明図である。また、図3は、操作モニタに表示される連結クラッチプリセット画面の説明図であり、図4は、操作モニタに表示されるコンペンセータプリセット画面の説明図である。さらに、図5は、操作モニタに表示される折機プリセット画面の説明図であり、図6は、操作モニタに表示されるダンサー圧プリセット画面の説明図である。また、図7は、操作モニタに表示されるインキプリセット画面の説明図であり、図8は、操作モニタに表示される輪転機状態監視画面の説明図である。さらに、図9は、各種制御画面により輪転印刷機本体の各種制御操作を行う一連の操作フローの図である。
本実施例において、図1に示すように、輪転印刷機として適用された新聞用オフセット輪転印刷機10は、輪転印刷機本体11と、輪転印刷機本体11を制御可能な運転管理制御装置12(制御装置)とから構成されている。そして、運転管理制御装置12には、1台の操作モニタ13(表示装置および表示部)が接続されると共に、運転管理制御装置12を操作するマウスおよびキーボードから成る操作装置14が接続されている。詳細は後述するが、この操作モニタ13には、輪転印刷機本体11を制御するための各種制御画面G1〜G7が表示されており、オペレータは操作モニタ13を視認しながら、操作装置14により各種操作を行うことにより、運転管理制御装置12を介して輪転印刷機本体11を操作することができる。なお、本実施例では、表示装置として機能する操作モニタ13と、操作装置とをそれぞれ独立させて構成したが、例えば、表示装置および操作装置としての機能を備えたタッチパネル式の操作パネルにより、表示装置および操作装置を構成してもよい。
輪転印刷機本体11は、複数(本実施例では、5台)の給紙ユニットR1〜R5を有する給紙装置Rと、複数(本実施例では、5台)の印刷ユニットU1〜U5を有する印刷装置Uと、ウェブパス装置Dと、複数(本実施例では、2個)の折ユニットF1,F2を有する折機Fとから構成されている。
上述した各給紙ユニットR1〜R5には、それぞれウェブWがロール状に巻かれた3つの巻取紙Pを保持する保持アーム15が設けられ、この保持アーム15を回動させることで、巻取紙Pを給紙位置に臨ませることができる。また、この各給紙ユニットR1〜R5には、図示しない紙継装置が設けられており、給紙位置で繰り出されている巻取紙Pが残り少なくなると、この紙継装置により給紙位置にある巻取紙Pに対して、待機位置にある巻取紙Pを紙継することができる。
各印刷ユニットU1〜U5において、印刷ユニットU1,U5は、両面4色印刷を行う多色刷印刷ユニットであり、印刷ユニットU2〜U4は、両面2色印刷を行う2色刷印刷ユニットとなっている。そして、複数の印刷ユニットU1〜U5には、各種のインキロールを駆動する複数の駆動モータ20がそれぞれ設けられ、複数の駆動モータ20に対応して設けられた複数のドライバ25により駆動制御可能となっている。また、各給紙ユニットR1〜R5と各印刷ユニットU1〜U5との間には、複数のインフィード装置I1〜I5が設けられており、複数のインフィード装置I1〜I5には、インフィードロールを駆動する複数の駆動モータ30がそれぞれ設けられ、複数の駆動モータ30に対応して設けられた複数のドライバ35により駆動制御可能となっている。また、複数のインフィード装置I1〜I5には、複数のダンサーローラがそれぞれ設けられており、このダンサーローラによりダンサー圧を調整することで、各印刷ユニットU1〜U5を通過する各ウェブの張力を調整することが可能となっている。従って、各印刷ユニットU1〜U5および各インフィード装置I1〜I5はそれぞれ独立して駆動することが可能となっており、各給紙ユニットR1〜R5から各インフィード装置I1〜I5を介して各印刷ユニットU1〜U5にウェブWが供給されると、各印刷ユニットU1〜U5では、各ウェブWに対して所定の印刷を行うことができる。
なお、本実施例では、各印刷ユニットU1〜U5を、多色刷印刷ユニットU1,U5と2色刷印刷ユニットU2〜U4により構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、両面単色印刷を行う両面単色刷ユニット、一面4色または2色印刷を行う多色刷印刷ユニットなど印刷物に応じて適宜各種ユニットを組み合わせて使用すればよい。
ウェブパス装置Dは、図示は省略するが、ウェブWの搬送方向(縦方向)に沿ってその幅方向(横方向)の中央部で裁断する複数のカッタと、裁断したウェブWの搬送経路を設定する多数のターンバーが設けられている。また、ウェブパス装置Dには、後述する折機FによりウェブWの幅方向に横断裁される断裁位置を調整するための複数のコンペンセータローラが設けられている。従って、各印刷ユニットU1〜U5で印刷が施された各ウェブWは、ウェブパス装置Dにて、カッタにより縦裁断されると共に、ターンバーにより搬送経路が変更され、さらに各コンペンセータローラにより断裁位置が調整され、所定の順番に重ね合わせられる。
折機Fは、2個の折ユニットF1,F2を有している。そして、この各折ユニットF1,F2は、各種の搬送ローラを駆動する複数の駆動モータ40が設けられ、複数のドライバ43により駆動制御可能となっている。また、各折ユニットF1,F2は、各種の胴を駆動する複数の駆動モータ45が設けられ、複数のドライバ47により駆動制御可能となっている。従って、各折ユニットF1,F2は独立して駆動することが可能となっており、ウェブパス装置Dから複数のウェブWが重ねられて導入されると、各折ユニットF1,F2にて、ウェブWを縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして所望の折帳(新聞:印刷物)を形成することができ、この折帳を排紙することができる。なお、2個の折ユニットF1,F2のうち、一方が操作側の折ユニットF1となっており、他方が駆動側の折ユニットF2となっている。
ここで、輪転印刷機本体11による一連の印刷動作について説明する。なお、この輪転印刷機本体11では、各印刷ユニットU1〜U5、各インフィード装置I1〜I5および各折ユニットF1,F2は独立して駆動することが可能となっているため、一種類の印刷物を作成することはもちろん、二種類の異なる印刷物を同時に作成することが可能となっている。つまり、二種類の印刷物のうち、一方の印刷物は、複数の印刷ユニットU1〜U5の中の一部の印刷ユニットを用いて印刷が行われた後、一方の折ユニットF1から排紙され、他方の印刷物は、残りの印刷ユニットを用いて印刷が行われた後、他方の折ユニットF2から排紙される。以下、二種類の異なる印刷物を同時に作成する場合について説明する。
先ず、各給紙ユニットR1〜R5から各印刷ユニットU1〜U5に各ウェブWが供給されると、各印刷ユニットU1〜U5では、各ウェブWに対して4色刷や2色刷が両面に行われる。次に、各印刷ユニットU1〜U5で印刷が施された複数のウェブWは、ウェブパス装置Dにおいて、カッタにより縦裁断されると共に、走行ルートが変更され、この後、作成される二種類の印刷物に応じて、操作側の折ユニットF1に導入されるウェブ群と、駆動側の折ユニットF2に導入されるウェブ群とに分けられ、それぞれ所定の順番に重ね合わせられる。そして、ウェブパス装置Dにより重ね合わされた2つのウェブ群が、折機Fに導入されると、各折ユニットF1,F2のそれぞれにおいて、重ね合わされた各ウェブ群は、縦折りされた後、所定の長さで横裁断され、横折りされて所望の折帳が作成され、この後、この折帳は排紙される。これにより、二種類の異なる印刷物を同時に作成することができる。なお、本実施例では、2個の折ユニットF1,F2から成る折機Fを用いているため、同時に作成可能な印刷物は二種類となるが、折ユニットを2つ以上設けることにより、同時に作成可能な印刷物を二種以上とすることができる。
なお、上記の輪転印刷機本体11では、各印刷ユニットU1〜U5、各インフィード装置I1〜I5および各折ユニットF1,F2は独立して駆動することが可能となっているため、二種類の異なる印刷物をそれぞれ独立系統で作成することができるが、各印刷ユニットU1〜U5、各インフィード装置I1〜I5および各折ユニットF1,F2が独立して駆動することが不可能である場合、二種類の異なる印刷物を両出し印刷により印刷してもよい。つまり、両出し印刷とは、各印刷ユニットU1〜U5が、各ウェブWの一方の縦半分に対し一方の印刷物に関する印刷を行うと共に、各ウェブWの他方の縦半分に対し他方の印刷物に関する印刷を行った後、ウェブパス装置Dのカッタにより印刷された各ウェブWを2つに縦裁断し、続いて、裁断後の一方の縦半分のウェブWを操作側の折ユニットF1に導入し、裁断後の他方の縦半分のウェブWを駆動側の折ユニットF2に導入して、二種類の異なる印刷物を作成する。
ところで、輪転印刷機本体11では、上述したように、印刷ユニットU1〜U5にて、各駆動モータ20がドライバ25により駆動制御可能であり、インフィード装置I1〜I5にて、各駆動モータ30がドライバ35により駆動制御可能であり、ウェブパス装置Dにて、ウェブWの縦裁断及び搬送経路の変更が可能であり、折機Fの折ユニットF1,F2にて、各駆動モータ40がドライバ43により駆動制御可能であると共に、各駆動モータ45がドライバ47により駆動制御可能となっている。
そして、各印刷ユニットU1〜U5及び各インフィード装置I1〜I5の各ドライバ25,35は、各印刷ユニットコントローラ60により駆動制御可能であり、ウェブパス装置Dは、ターンバーコントローラ65により駆動制御可能であり、折機Fにおける各折ユニットF1,F2の各ドライバ43,47は、各折ユニットコントローラ70により駆動制御可能となっている。
また、全てのコントローラ60,65,70は、運転管理制御装置12に接続されているため、運転管理制御装置12は、各印刷ユニットU1〜U5、各インフィード装置I1〜I5、ウェブパス装置Dおよび各折ユニットF1,F2を制御することが可能となっている。つまり、輪転印刷機本体11は、運転管理制御装置12により制御されており、上記したように、オペレータは操作モニタ13を視認しながら、操作装置14により各種制御操作を行うことにより、運転管理制御装置12を介して輪転印刷機本体11を制御操作することができる。
ところで、上記の新聞用オフセット輪転印刷機10において、二種類の印刷物を同時に作成する場合、複数の印刷ユニットU1〜U5の中から、その一方の印刷物(以下、「刷物1」と言う)を作成するための印刷ユニットU1〜U5および折ユニットF1,F2を選択し、その他方の印刷物(以下、「刷物2」と言う)を作成するための印刷ユニットU1〜U5および折ユニットF1,F2を選択する必要がある。この場合、オペレータは、操作モニタ13に表示された各種制御画面G1〜G7を視認しながら、運転管理制御装置12を操作することにより、各印刷物毎に対応した印刷ユニットU1〜U5および折ユニットF1,F2を選択することが可能となっている。このとき、「刷物1」に関する輪転印刷機本体11の制御操作を行う場合、オペレータの誤操作により、「刷物2」に関する輪転印刷機本体11の制御操作を行ってしまう虞がある。このような、オペレータの誤操作を低減すべく、各種制御画面G1〜G7では、印刷物毎に応じた輪転印刷機本体11の制御操作が可能なように、印刷物毎に識別させて表示している。以下、図2ないし図8を参照して、各種制御画面G1〜G7について具体的に説明する。
操作モニタ13に表示される各種制御画面G1〜G7としては、例えば、運転条件選択画面G1と、連結クラッチプリセット画面G2と、コンペンセータプリセット画面G3と、折機プリセット画面G4と、ダンサー圧プリセット画面G5と、インキプリセット画面G6と、輪転機状態監視画面G7とが用意されている。
図2に示すように、運転条件選択画面G1は、輪転印刷機本体11の運転条件を設定するものであり、具体的には、印刷ユニットU1〜U5、インフィード装置I1〜I5、ウェブパス装置Dおよび折ユニットF1,F2における組み合わせ、使用するコンペンセータローラ、紙通しIDや、頁割等を設定するものである。運転条件選択画面G1の図示中央には、各印刷ユニットU1〜U5に対応させて割り付けられた新聞の頁割に関する頁割画面80が表示されており、また、運転条件選択画面G1の図示右側中央には、輪転印刷機本体11の運転条件を設定する運転条件ID設定ボタン81と、設定した運転条件データを各コントローラ60,65,70に送信するための運転条件ロードボタン82と、印刷を終了するための刷了ボタン83とが配置されている。運転条件ID設定ボタン81は、印刷ユニットU1〜U5、インフィード装置I1〜I5、ウェブパス装置Dおよび折ユニットF1,F2における組み合わせを選択すると共に、使用するコンペンセータローラ、紙通しIDおよび頁割を設定するものである。つまり、この運転条件ID設定ボタン81を押す(クリックする)と、登録された複数の運転条件IDが表示され、この中から所望の運転条件IDを選択することにより、輪転印刷機本体11を所望の運転条件に設定する、すなわち印刷ユニットU1〜U5、インフィード装置I1〜I5、ウェブパス装置Dおよび折ユニットF1,F2における組み合わせを所望の組み合わせとすると共に、使用するコンペンセータローラ、紙通しIDおよび頁割を設定することができる。運転条件ロードボタン82は、上記したように設定した運転条件データを各コントローラ60,65,70に送信するものであり、運転条件ロードボタン82を押すことにより、設定した運転条件における印刷ユニットU1〜U5、インフィード装置I1〜I5、ウェブパス装置Dおよび折ユニットF1,F2を駆動させることが可能となる。運転条件選択画面G1の図示下側には、他の各種制御画面G2〜G7に切り替えるための複数の画面切替ボタン84が配置されており、任意の画面切替ボタン84を押すことにより、他の各種制御画面G2〜G7に切り替えることができる。なお、複数の画面切替ボタン84は、他の各種制御画面G2〜G7の図示下側にそれぞれ設けられているため、他の各種制御画面G2〜G7において複数の画面切替ボタン84の説明は省略するが、符号84のみ各図面に記載する。
ここで、運転条件選択画面G1の図示左上には、各印刷物毎に操作を切り替えるための2つの操作切替ボタン90,91が配置されている。この2つの操作切替ボタン(操作切替手段)90,91は、「刷物1」ボタン90と、「刷物2」ボタン91とで構成されており、例えば、「刷物1」ボタン90を押すことにより、「刷物1」に関する運転条件を設定することが可能となる一方、「刷物2」ボタン91を押すことにより、「刷物2」に関する運転条件を設定することが可能となる。また、運転条件選択画面G1の図示中央の頁割画面80の下側には、複数の識別マーク94,95がそれぞれ付されている。複数の識別マーク94,95としては、「刷物1」マーク94および「刷物2」マーク95があり、「刷物1」に関する運転条件に用いられる印刷ユニットU1〜U5の下方に「刷物1」マーク94が付され、「刷物2」に関する運転条件に用いられる印刷ユニットU1〜U5の下方に「刷物2」マーク95が付される。これにより、運転条件選択画面G1は、「刷物1」ボタン90および「刷物2」ボタン91により、印刷物毎に操作を切り替えることができ、また、「刷物1」マーク94および「刷物2」マーク95により、印刷物毎に識別して表示することができるため、オペレータによる誤操作を低減することができる。なお、識別マークとして、「刷物1」マーク94および「刷物2」マーク95を用いたが、これに限らず、各印刷物毎に識別可能なマークであればよい。
図3に示すように、連結クラッチプリセット画面G2は、複数の印刷ユニットU1〜U5、ウェブパス装置Dおよび折機Fに設けられた複数の連結クラッチをプリセット(初期設定)するものである。そして、連結クラッチプリセット画面G2上において、この各連結クラッチをプリセット操作することで、各印刷ユニットU1〜U5、ウェブパス装置Dおよび折機Fの駆動を設定することが可能となっている。この連結クラッチプリセット画面G2の図示中央には、複数の印刷ユニットU1〜U5、ウェブパス装置Dおよび折機Fが模式的に表示されると共に、複数の印刷ユニットU1〜U5、ウェブパス装置Dおよび折機Fに設けられた複数の連結クラッチの連結・非連結を設定する複数のチェックボックス97が表示されている。そして、各チェックボックス97を任意にチェックすることで、各連結クラッチの連結を設定する一方、各チェックボックス97のチェックを解除することで、各連結クラッチの非連結を設定している。また、連結クラッチプリセット画面G2の図示右側中央には、複数のチェックボックス97により設定した連結・非連結データを各コントローラ60,65,70に送信するためのプリセットボタン98が設けられている。
この連結クラッチプリセット画面G2の図示右上には、各印刷物毎に表示・操作を切替えるための2つの表示・操作切替ボタン100,101(表示切替手段)が配置されており、「刷物1」ボタン100を押すことにより、「刷物1」に関する連結クラッチの連結・非連結を表示・プリセットすることが可能となる一方、「刷物2」ボタン101を押すことにより、「刷物2」に関する連結クラッチの連結・非連結を表示・プリセットすることが可能となる。これにより、連結クラッチプリセット画面G2においても、「刷物1」ボタン100および「刷物2」ボタン101により、各印刷物毎に表示・操作を切り替えることができるため、オペレータによる誤操作を低減することができる。
図4に示すように、コンペンセータプリセット画面G3は、ウェブパス装置Dに設けられた複数のコンペンセータローラの位置をそれぞれプリセットするものである。そして、コンペンセータプリセット画面G3上において、各コンペンセータローラの位置をそれぞれプリセットすることで、折機Fにより横断裁されるウェブWの断裁位置を予め、設定することができる。また、コンペンセータプリセット画面G3の図示右側には、設定した複数のコンペンセータローラの位置データを各コントローラ60,65,70に送信するためのプリセットボタン103が設けられている。このコンペンセータプリセット画面G3の図示右上にも、連結クラッチプリセット画面G2と同様に、各印刷物毎に表示・操作を切り替えるための2つの表示・操作切替ボタン100,101が配置されている。この2つの表示・操作切替ボタン100,101は、「刷物1」ボタン100と、「刷物2」ボタン101とで構成されており、例えば、「刷物1」ボタン100を押すことにより、「刷物1」において使用されるコンペンセータローラの位置を表示・プリセットすることが可能となる一方、「刷物2」ボタン101を押すことにより、「刷物2」おいて使用されるコンペンセータローラの位置を表示・プリセットすることが可能となる。これにより、コンペンセータプリセット画面G3は、「刷物1」ボタン100および「刷物2」ボタン101により、各印刷物毎に表示・操作を切り替えることができるため、オペレータによる誤操作を低減することができる。
図5に示すように、折機プリセット画面G4は、折機Fの各折ユニットF1,F2に設けられたワリス、ニッピングローラおよび折込ローラのニップ圧をそれぞれプリセットするものである。そして、折機プリセット画面G4上において、各折ユニットF1,F2のワリス、ニッピングローラおよび折込ローラのニップ圧をそれぞれ適宜プリセットすることで、各折ユニットF1,F2により適切に折帳を作成することができる。この折機プリセット画面G4の図示左側には、操作側の折ユニットF1を調整するための操作側折ユニット設定画面107が配置され、操作側折ユニット設定画面107の図示右側には、駆動側の折ユニットF2を調整するための駆動側折ユニット設定画面108が配置されている。また、折機プリセット画面G4の図示右側には、設定したワリス、ニッピングローラおよび折込ローラのニップ圧データを各コントローラ60,65,70に送信するためのプリセットボタン110が設けられている。
この折機プリセット画面G4の図示右上にも、連結クラッチプリセット画面G2と同様に、各印刷物毎に表示・操作を切り替えるための2つの表示・操作切替ボタン100,101が配置されており、「刷物1」ボタン100を押すことにより、「刷物1」が排紙される操作側の折ユニットF1を表示・プリセットすることが可能となる一方、「刷物2」ボタン101を押すことにより、「刷物2」が排紙される駆動側の折ユニットF2を表示・プリセットすることが可能となる。また、このとき、「刷物1」ボタン100を押すことにより、操作側折ユニット設定画面107が「刷物1」に対応した色(例えば、緑色)に変化する一方、「刷物2」ボタン101を押すことにより、駆動側折ユニット設定画面108が「刷物3」に対応した色(例えば、赤色)に変化する。これにより、折機プリセット画面G4においても、「刷物1」ボタン100および「刷物2」ボタン101により、各印刷物毎に表示・操作を切り替え、また、画面の色分けにより、各印刷物毎に識別して表示することができるため、オペレータによる誤操作を低減することができる。
図6に示すように、ダンサー圧プリセット画面G5は、各インフィード装置I1〜I5に設けた複数のダンサーローラのダンサー圧をそれぞれプリセットするものである。そして、ダンサー圧プリセット画面G5上において、各ダンサーローラのダンサー圧をそれぞれプリセットすることで、各印刷ユニットU1〜U5に給紙されるウェブWの張力を適宜調整し、これにより、ウェブWの断紙や紙詰りを抑制することができる。このダンサー圧プリセット画面G5の図示中央には、各ダンサーローラのダンサー圧をそれぞれ調整するためのダンサー圧調整画面113が配置されている。また、ダンサー圧プリセット画面G5の図示右側には、設定した各ダンサーローラのダンサー圧データを各コントローラ60,65,70に送信するためのプリセットボタン115が設けられている。
このダンサー圧プリセット画面G5の図示右上にも、連結クラッチプリセット画面G2と同様に、各印刷物毎に表示・操作を切り替えるための2つの表示・操作切替ボタン100,101が配置されており、「刷物1」ボタン100を押すことにより、「刷物1」に用いられるダンサーローラのダンサー圧を表示・プリセットすることが可能となる一方、「刷物2」ボタン101を押すことにより、「刷物2」に用いられるダンサーローラのダンサー圧を表示・プリセットすることが可能となる。また、ダンサー圧調整画面113の図示下側には、運転条件選択画面G1に設けられた「刷物1」マーク94および「刷物2」マーク95と同様のものが付されており、「刷物1」に関する運転条件に用いられるダンサーローラの下方に「刷物1」マーク94が付され、「刷物2」に関する運転条件に用いられるダンサーローラの下方に「刷物2」マーク95が付されている。これにより、ダンサー圧プリセット画面G5は、「刷物1」ボタン100および「刷物2」ボタン101により、各印刷物毎に表示・操作を切り替えることができ、また、「刷物1」マーク94および「刷物2」マーク95により、各印刷物毎に識別して表示することができるため、オペレータによる誤操作を低減することができる。
図7に示すように、インキプリセット画面G6は、各印刷ユニットU1〜U5に供給されるインキ量をプリセットするものである。そして、インキプリセット画面G6上において、各印刷ユニットU1〜U5に供給されるインキ量をプリセットすることにより、ウェブWに対し適切な印刷を行うことが可能となる。このインキプリセット画面G6は、運転条件選択画面G1と略同様に構成され、インキプリセット画面G6の図示中央には、各印刷ユニットU1〜U5に対応させて割り付けられた新聞の頁割に関する頁割画面117が表示されている。また、インキプリセット画面G6の図示右側には、設定したインキ量データを各コントローラ60,65,70に送信するためのプリセットボタン120が設けられている。さらに、インキプリセット画面G6の図示右上には、運転条件選択画面G1に設けられた「刷物1」ボタン90および「刷物2」ボタン91と同様のものが設けられている。また、インキプリセット画面G6の図示中央の頁割画面117の下側には、運転条件選択画面G1に設けられた「刷物1」マーク94および「刷物2」マーク95と同様のものが付されている。
図8に示すように、輪転機状態監視画面G7は、輪転印刷機本体11に異常があるか否かを監視するものである。この輪転機状態監視画面G7は、各印刷物毎に応じた輪転印刷機本体11の制御操作を行うための画面ではないため、各印刷物毎に識別可能に表示する必要はない。
次に、図9を参照して、上記のように構成された各種制御画面G1〜G7により、輪転印刷機本体11の各種制御操作を行う一連の操作フローについて説明する。「刷物1」に関する輪転印刷機本体11の制御操作として、「刷物1」の印刷準備を行う場合、先ず、操作モニタ13に運転条件選択画面G1を表示させ、運転条件選択画面G1の「刷物1」ボタン90を押す。続いて、運転条件ID設定ボタン81を押し、所望の運転条件を設定した後、運転条件ロードボタン82を押して、設定した運転条件を各コントローラ60,65,70に送信する(S1)。
この後、連結クラッチプリセット画面G2に移行し、この連結クラッチプリセット画面G2において、「刷物1」ボタン100を押した後、各連結クラッチの連結・非連結を設定する。この後、プリセットボタン98を押して、設定した連結・非連結データを各コントローラ60,65,70に送信する(S2)。
次に、コンペンセータプリセット画面G3に移行し、このコンペンセータプリセット画面G3において、「刷物1」ボタン100を押した後、各コンペンセータローラの位置を設定する。この後、プリセットボタン103を押して、設定した各コンペンセータローラの位置データを各コントローラ60,65,70に送信する(S3)。
続いて、折機プリセット画面G4に移行し、この折機プリセット画面G4において、「刷物1」ボタン100を押した後、操作側の折ユニットF1のワリス、ニッピングローラおよび折込ローラのニップ圧をそれぞれ調整して設定する。この後、プリセットボタン110を押して、設定したワリス、ニッピングローラおよび折込ローラのニップ圧データを各コントローラ60,65,70に送信する(S4)。
今度は、ダンサー圧プリセット画面G5に移行し、このダンサー圧プリセット画面G5において、「刷物1」ボタン100を押した後、各ダンサーローラのダンサー圧をそれぞれ調整して設定する。この後、プリセットボタン115を押して、設定した各ダンサーローラのダンサー圧データを各コントローラ60,65,70に送信する(S5)。
続いて、インキプリセット画面G6に移行し、このインキプリセット画面G6において、「刷物1」ボタン90を押した後、各印刷ユニットU1〜U5に供給されるインキ量をそれぞれ調整して設定する。この後、プリセットボタン120を押して、設定したインキ量データを各コントローラ60,65,70に送信する(S6)。
そして、各種制御画面G1〜G7において上記した一連の操作フローを行うことにより、「刷物1」の印刷準備を行うことができる。続いて、オペレータは「刷物2」の印刷準備を行うか否かを判断する(S7)。このとき、オペレータが「刷物2」の印刷準備を行わないと判断した場合、新聞用オフセット輪転印刷機10において、「刷物1」の印刷を開始する(S8)。「刷物1」の印刷中において、再び、オペレータは「刷物2」の印刷準備を行うか否かを判断する(S9)。この場合においても、オペレータが「刷物2」の印刷準備を行わないと判断した場合、オペレータは操作モニタ13に輪転機状態監視画面G7を表示させ、輪転印刷機本体11の状態を監視する(S10)。そして、オペレータは「刷物1」が印刷中であるか否かを判断し(S11)、「刷物1」が印刷中である場合、S9に戻って、再び「刷物2」の印刷準備を行うか否かを判断する。一方、S11において、「刷物1」が印刷中でない、すなわち「刷物1」の印刷が終了したと判断した場合、操作モニタ13に運転条件選択画面G1を表示させ、刷了ボタン83を押して、「刷物1」の刷了操作を行う(S12)。
ここで、S7およびS9において、オペレータが「刷物2」の印刷準備を行うと判断した場合、「刷物1」の印刷準備におけるS1からS6までの操作フローと略同様の操作フローを行って、「刷物2」の印刷準備を行う(S13)。なお、「刷物1」の印刷準備を行う場合は、「刷物1」ボタン90,100を押したが、「刷物2」の印刷準備を行う場合は、「刷物2」ボタン91,101を押した後、各種制御設定を実行する。そして、「刷物2」の印刷準備を行った後、新聞用オフセット輪転印刷機10において、「刷物2」の印刷を開始する(S14)。「刷物2」の印刷中において、オペレータは操作モニタ13に輪転機状態監視画面G7を表示させ、輪転印刷機本体11の状態を監視する(S15)。そして、オペレータは「刷物2」が印刷中であるか否かを判断し(S16)、「刷物2」が印刷中である場合、S15に戻って、再び輪転印刷機本体11の状態を監視する。一方、S16において、「刷物2」が印刷中でない、すなわち「刷物2」の印刷が終了したと判断した場合、操作モニタ13に運転条件選択画面G1を表示させ、刷了ボタン83を押して、「刷物2」の刷了操作を行う(S17)。
以上の構成によれば、二種類の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機本体11において、操作モニタ13に表示される各種制御画面G1〜G7は、各印刷物毎に識別して表示することができる。このため、各種制御画面G1〜G7を視認しながら輪転印刷機本体11の制御操作を行う場合、各種制御画面G1〜G7上において、所望の印刷物を認識しながら制御操作を行うことができるため、オペレータによる誤操作を低減することができる。
次に、図10を参照して、実施例2に係る新聞用オフセット輪転印刷機200について説明する。なお、重複した記載を避けるべく、異なる部分についてのみ説明する。図10は、実施例2に係る新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図である。実施例1に係る新聞用オフセット輪転印刷機10では、運転管理制御装置12に接続された操作モニタ13は1台であったが、実施例2に係る新聞用オフセット輪転印刷機200では、運転管理制御装置12に接続された操作モニタ13(表示部)は2台となっている。すなわち、同時に作成される印刷物の種類数に応じて操作モニタ13を複数配設することにより、各種制御画面G1〜G7を、各印刷物毎に応じてそれぞれ表示することが可能となっている。
具体的に、2台の操作モニタ13のうち、その一方を「刷物1」用の操作モニタ13とし、その他方を「刷物2」用の操作モニタ13とすると共に、「刷物1」用の操作モニタ13に「刷物1」に関する各種制御画面G1〜G7を表示し、「刷物2」用の操作モニタ13に「刷物2」に関する各種制御画面G1〜G7を表示する。
以上の構成によれば、オペレータは、「刷物1」用の操作モニタ13または「刷物2」用の操作モニタ13を視認しながら、輪転印刷機本体11の制御操作を行うことができるため、オペレータによる誤操作を低減することができる。なお、「刷物1」用の操作モニタ13および「刷物2」用の操作モニタ13は、操作装置による所定の操作により、表示切替可能となっている。
以上のように、本発明にかかる輪転印刷機および表示装置の表示制御方法は、異なる複数種の印刷物を同時に作成する場合に適している。
実施例1に係る新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図である。 操作モニタに表示される運転条件選択画面の説明図である。 操作モニタに表示される連結クラッチプリセット画面の説明図である。 操作モニタに表示されるコンペンセータプリセット画面の説明図である。 操作モニタに表示される折機プリセット画面の説明図である。 操作モニタに表示されるダンサー圧プリセット画面の説明図である。 操作モニタに表示されるインキプリセット画面の説明図である。 操作モニタに表示される輪転機状態監視画面の説明図である。 各種制御画面により輪転印刷機本体の各種制御操作を行う一連の操作フローの図である。 実施例2に係る新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図である。
符号の説明
10 新聞用オフセット輪転印刷機
11 輪転印刷機本体
12 運転管理制御装置
13 操作モニタ
14 操作装置
60 印刷ユニットコントローラ
65 ターンバーコントローラ
70 折ユニットコントローラ
81 運転条件ID設定ボタン
82 運転条件ロードボタン
83 刷了ボタン
84 画面切替ボタン
90,91 2つの操作切替ボタン
94 「刷物1」マーク
95 「刷物2」マーク
97 チェックボックス
100,101 2つの表示・操作切替ボタン
107 操作側折ユニット設定画面
108 駆動側折ユニット設定画面
113 ダンサー圧調整画面
R1〜R5 複数の給紙ユニット
U1〜U5 複数の印刷ユニット
D ウェブパス装置
F1,F2 複数の折ユニット
F 折機
I1〜I5 複数のインフィード装置
G1〜G7 各種制御画面
G1 運転条件選択画面
G2 連結クラッチプリセット画面
G3 コンペンセータプリセット画面
G4 折機プリセット画面
G5 ダンサー圧プリセット画面
G6 インキプリセット画面
G7 輪転機状態監視画面

Claims (7)

  1. 搬送されるウェブに印刷を行うと共に、印刷後の前記ウェブから、複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機本体と、
    前記印刷物毎に応じて前記輪転印刷機本体を制御可能な制御装置と、
    前記制御装置に接続され、前記輪転印刷機本体の制御を行うための各種制御画面を表示可能な表示装置と、
    前記制御装置に接続され、前記制御装置を介して前記輪転印刷機本体を制御操作可能な操作装置と、を備え、
    前記表示装置は、前記各種制御画面上において、前記印刷物毎に応じた前記輪転印刷機本体の制御が可能なように、前記印刷物毎に識別させて表示させていることを特徴とする輪転印刷機。
  2. 前記表示装置は、単一の表示部を有すると共に、前記表示部は前記各種制御画面を表示しており、前記各種制御画面上において、前記印刷物毎に識別させて表示させていることを特徴とする請求項1に記載の輪転印刷機。
  3. 前記表示装置は、複数の表示部を有すると共に、前記複数の表示部に、前記印刷物毎に応じた前記各種制御画面をそれぞれ表示させていることを特徴とする請求項1に記載の輪転印刷機。
  4. 前記各種制御画面上には、前記各印刷物を識別するための識別マークが付されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の輪転印刷機。
  5. 前記各種制御画面上には、前記各印刷物間での表示の切替を行う表示切替手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の輪転印刷機。
  6. 前記各種制御画面上には、前記各印刷物間での操作の切替を行う操作切替手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の輪転印刷機。
  7. 搬送されるウェブに印刷を行うと共に、印刷後の前記ウェブから、複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機の表示装置を制御する表示装置の表示制御方法において、
    前記表示装置には、前記輪転印刷機の制御を行うための各種制御画面が表示されており、
    前記表示装置は、前記各種制御画面上において、前記印刷物毎に応じた前記輪転印刷機本体の制御が可能なように、前記印刷物毎に識別させて表示させる表示制御工程を実行することを特徴とする表示装置の表示制御方法。
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