JP2009189712A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者に映写手段が映し出す映像を積極的に見てもらうように誘導し、遊技者の興趣を高めることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】所定条件の成立に基づいて抽選処理を実行する抽選手段と、複数の図柄列において複数の図柄を変動表示し、停止表示したときの図柄の組み合わせにより抽選手段による抽選結果を表示する表示手段と、その抽選手段による抽選結果が大当たりのとき、遊技者にとって有利な大当たり遊技を実行する遊技制御手段と、予め定められた映像を遊技機外部の映写面に映写する映写手段と、表示手段において変動表示している図柄列の少なくとも一部を視認困難または視認不能にするとともに、その視認困難または視認不能になった図柄列の変動表示を映写手段により映写させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機,スロットマシンやパチスロ機等の回胴式遊技機,ポーカーゲーム機等の各種ゲーム機等の遊技機に関し、特に、遊技機外部の映写面に映し出す映写手段を含む遊技機に関するものである。
遊技者の興趣を高めるために、大当たりとなる期待度を映し出す映写手段を備え、遊技者が遊技機に向かってかざした掌等にその映像を映し出す遊技機が考案されている(特許文献1参照)。
特開2005−034407号公報
特許文献1の例では、抽選結果に基づく図柄変動は遊技機に備えられた例えば役物に含まれる表示装置で行われており、その表示装置における図柄変動が大当たりの組み合わせとなることの期待度を報知するための専用の画像が映写手段により映写されるもので、遊技者は表示装置さえ見ていれば変動している図柄が1つずつ停止し、大当たりの組み合わせとなるか否かを容易に判断できる構成となっている。よって、単なる期待度の報知にあまり興味を示さない遊技者であれば、わざわざ手を掲げて、その映像を映し出して見ることをしないため、折角の演出を見てもらえない可能性も少なくない。
上記問題を背景として、本発明の課題は、遊技者に映写手段が映し出す映像を積極的に見てもらうように誘導し、遊技者の興趣を高めることが可能な遊技機を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するための遊技機は、所定条件の成立に基づいて抽選処理を実行する抽選手段と、複数の図柄列において複数の図柄を変動表示し、停止表示したときの図柄の組み合わせにより抽選手段による抽選結果を表示する表示手段と、その抽選手段による抽選結果が大当たりのとき、遊技者にとって有利な大当たり遊技を実行する遊技制御手段と、予め定められた映像を遊技機外部の映写面に映写する映写手段と、表示手段において変動表示している図柄列の少なくとも一部を視認困難または視認不能にするとともに、その視認困難または視認不能になった図柄列の変動表示を映写手段により映写させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明は、複数の図柄を変動表示することで抽選結果を報知する表示手段から変動表示中の図柄列の一部を消去するとともに、映写機により遊技者側にその図柄列の変動表示映像を映写し、遊技者は手や体をスクリーン(映写面)としてその変動表示している映像を見る、という新しい表示方法を提供することで、遊技者の興趣を高めることを目的とするものである。また、表示手段で変動表示している図柄列の少なくとも一部を表示手段から消す等して視認困難または視認不能とするとともに、映写手段により遊技者側に映写するようにしたので、遊技者は抽選結果を知るためにより積極的に映写された図柄の変動表示を見るようになり、遊技者の興趣を向上させることができる。また、例えば隣の遊技者からは見づらい位置に図柄の変動表示を映写するようにすることで、隣の遊技者から表示内容を覗かれること嫌う遊技者を満足させることができる。
また、本発明の遊技機における表示制御手段は、複数ある変動パターンの中から選択された変動パターンにしたがって、映写手段による映写を行うか否か、または何れの図柄列をいつから変動表示するのかを決定しており、所定の変動パターンが選択されたときは、表示手段にて一旦停止表示した図柄列をその表示手段から消去すると同時に、当該図柄列を映写手段により再度変動表示している状態で映写させるように構成される。
例えば、図柄の変動表示中に、表示中の図柄を一旦停止表示し、遊技者の注意を惹きつけて(展開に期待を持たせて)次の図柄を表示する演出方法がある。この場合、遊技者の特に大当たりへの期待感は最高潮に達しているので、表示手段を注視している。そのときに、一旦停止表示した図柄をその表示手段から消去して視認不能とすると同時に、図柄を映写手段により再度変動表示すれば、遊技者は否が応でも映写手段による図柄の変動表示を見るようになり、遊技者の興趣を向上させることができる。また、映写手段による図柄の変動表示に遷移したときに、ユーザの予想した展開と全く異なるものとすれば、遊技者を驚かせることができるとともに、興趣をさらに向上させることができる。
以下、本発明の遊技機の実施例について、図面を参照しながら説明する。図1に、本発明に係る遊技機の一例としてのパチンコ遊技機1の正面模式図を示す。このパチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた透明ガラス板でなる前面扉2と、台枠の内側に配置されて前面扉2によって覆われる遊技盤3と、遊技盤3の左右斜め下方に配置された一対のスピーカ4と、遊技盤3の上方位置等に配置された装飾ランプ類5と、遊技盤3の下方に設けられた貯留皿6と、貯留皿6の右方(図1で見て)に設けられた発射ハンドル7とを含んで構成されている。
遊技盤3は、遊技盤3のほぼ中央位置に配設された役物装置10と、役物装置10の左方(図1で見て)に設けられた通過ゲート11と、遊技盤3上に植設された多数本の釘3b,12(一部のみ図示)と、いわゆる電動チューリップ(以下、電チューと略記することもある)である始動入賞装置13と、始動入賞装置13の下方に設けられた大入賞装置14と、大入賞装置14の下方に設けられた玉排出口15と、遊技盤3の側端部に配置されたLEDでなる普通図柄(以下、普図と略記することもある)表示部16と、普図表示部16の下方に連設された複数(例えば4個)のLEDでなる普図保留表示部17とを含んで構成されている。
遊技盤3には、ほぼ円形状の遊技領域3aが形成されている。貯留皿6に準備された玉(遊技球:20)は、発射ハンドル7を含んで構成される発射装置151(図2参照)によって遊技領域3aに向けて発射される。遊技領域3aには釘3b,12が多数立設されているので、レール(図示せず)を通じて遊技盤3の遊技領域3aに達した玉20は、それらの釘3b,12に弾かれながら遊技領域3aを落下する。
発射ハンドル7は、発射停止ボタン71を備える回転操作部材でなり、発射停止ボタン71を押圧することなしに回転操作されると、その回転操作量を表す回転操作信号を発射制御回路150(図2参照)に出力する。なお、発射停止ボタン71を押圧しているときは、発射ハンドル7の回転操作量に関わらず回転操作信号は出力されない。
役物装置10は、特別図柄(以下、特図と略記することもある)の抽選結果により決定された3桁のアラビア数字等のキャラクタでなる特図を表示して遊技者に特図の抽選結果を報知するもので、LCDおよびその駆動回路を含む液晶表示装置8と、液晶表示装置8の窓枠下辺に配設された複数(例えば4個)のLEDでなる特図保留表示部9とから構成されている。なお、液晶表示装置8が本発明の表示手段に相当する。
通過ゲート11は、賞球がないゲートであり、通過ゲート11に玉20を通過させると、普図の抽選処理が行われる。普図表示部16では、普図の抽選結果に基づいて図柄変動(LEDの点滅動作)が行われ、所定時間経過後に点灯表示すれば当たりとなり、後述する始動入賞装置13の回動翼片13a,13aを所定時間開放する。普図の図柄変動中や始動入賞装置13の開放動作中に新たな普図の抽選処理が行われると、その抽選結果はRAM113上の普図保留記憶領域113e(図5参照)に一時記憶(保留)され、普図保留表示部17は、最大4つまで保留できる普図の抽選結果の数に応じて点灯表示する。先の図柄変動や開放動作が終了すると、普図表示部16では保留された普図の抽選結果に基づいて新たな図柄変動を開始する。
始動入賞装置13は、開口部に一対の回動翼片13a,13aを有する、いわゆる電チューと呼ばれる可変入賞装置でなる。始動入賞装置13は、普図表示部16にて当たり表示がなされると、回動翼片13a,13aを所定時間開放し、遊技領域3aを流下する玉20を入賞し易くする。始動入賞装置13に玉20が入賞すると、特図の抽選処理が行われる。液晶表示装置8では、特図の抽選結果に基づいて図柄変動が行われる。詳しくは、3桁の図柄が同時に変動を開始し、所定時間経過後に停止し、3つの同じ数字が並べば大当たりとなり、大当たり処理が行われる。
特図の図柄変動中や大当たり処理中に新たな特図の抽選処理が行なわれると、その抽選結果はRAM113上の特図保留記憶領域113d(図5参照)に一時記憶(保留)され、特図保留表示部9は、最大4つまで保留できる特図の抽選結果の数に応じて点灯表示する。先の図柄変動や大当たり処理が終了すると、液晶表示装置8では保留された特図の抽選結果に基づいて新たな図柄変動を開始する。
大入賞装置14は、いわゆるアタッカーと呼ばれる可変入賞装置であり、開口部と蓋部材とから構成され、蓋部材が移動することにより開口部の閉鎖状態と開放状態とに切り替えられる。大入賞装置14は、大当たりに当選すると、1回の大当たり処理で、例えば、開放してから10個入賞または25秒経過で閉鎖するまでの処理を1ラウンドとして、15ラウンド継続する処理を行う。
玉排出口15は、遊技盤3の最下部に開口されており、遊技盤3(遊技領域3a)の盤面上を流下し終わった玉をパチンコ遊技機1の外部に排出する。
また、払出装置141(図2参照)により払い出された玉(賞球)が貯留される貯留皿6の手前あるいは近傍には、第1映写口21,第2映写口22が設けられている。これら第1映写口21,第2映写口22の内側には、例えば周知のプロジェクタとして構成される第1映写機131,第2映写機132(図2参照)が設置されている。これら第1映写機131,第2映写機132は、表示制御回路130(図2参照)の制御に基づいて、それぞれ第1映写口21,第2映写口22からパチンコ遊技機1の外部に向かって所定の映像を映写する。なお、第1映写機131,第1映写口21,第2映写機132,第2映写口22が本発明の映写手段に相当する。
図3に、第1映写機131による第1映写口21からの映写の例を示す。第1映写口21は、例えば遊技者が左手をかざすと掌に映写されるように、また、遊技者が長時間手をかざしても疲労しにくいように、開口位置および映写範囲21aが調整されている。第1映写口から出力するときには、図柄は液晶表示装置8と同じように上から下へ変動表示させる。
図4に、第2映写機132による第2映写口22から映写の例を示す。第2映写口22は、破線で表された遊技者の略正面(例えば腹部)に向けて映写されるように、開口位置および映写範囲22aが調整されている。第2映写口から出力するときは、遊技者が下を向いて覗き込んだ状態で図柄の動きが自然に見えるように、図柄は液晶表示装置8とは逆に下から上へ変動表示させ、停止表示する図柄も上下逆さまに出力する。
図1に戻り、貯留皿6には、遊技者が操作可能な押しボタンである操作ボタン23が取り付けられている。遊技者は、例えば、いずれかの映写機(131,132)から変動表示映像が出力されている状態や、図柄変動していない状態など、所定の条件下で操作ボタン23を操作することによって、第1映写口21,第2映写口22のいずれから映像を映写するかを選択できるようにしてもよい。
なお、映写機の数は1つでもよいし3つ以上でもよい。映写機の数を増やすことで、いずれの映写機から出力されているのか探す楽しみを付加することができる。また、映写口の開口位置および映写角度についても、上記以外の位置・角度としてもよい。
また、映写機の数を1つにしたとき、遊技者の操作によって変動表示映像の出力方向を変更できるようにしてもよい。すなわち、映写機および映写口を左右上下に駆動させることが可能な構成とし、操作キー23に周知の十字キー,トラックボール,あるいはジョイスティックなどを含め、映写されているときにその出力方向を確認しながら操作できるようにする。
また、貯留皿6には、払出ボタン18が備えられている。遊技者が払出ボタン18を押下すると、貯留皿6の底部に設けられた蓋(図示せず)が開口状態となり、貯留皿6に貯えられた玉20が、玉箱19(図4参照)に流下する。
図2に、パチンコ遊技機1の制御ブロック図を示す。パチンコ遊技機1は、主回路110を搭載する主制御基板100と、各種表示部,制御基板群,検出器,アクチュエータ等を含んで構成される。
主回路110には、特図保留表示部9,普図表示部16および普図保留表示部17等の表示部およびその駆動回路が接続されている。
また、主回路110には、接続された装飾ランプ類5ならびにアンプ40およびスピーカ4を制御し、液晶表示装置8,第1映写機131,第2映写機132を制御する表示制御回路130の搭載された表示制御基板(図示せず)と接続された副制御回路120の搭載された副制御基板(図示せず)と、払出装置141を制御し、発射ハンドル7からの回転操作信号に基づいて発射装置151を制御する発射制御回路150の搭載された発射制御基板(図示せず)と接続された払出制御回路140の搭載された払出制御基板(図示せず)等の回路基板群が接続されている。
なお、パチンコ遊技機1を制御する各回路が搭載された各基板はパチンコ遊技機1の背面側に配置されており、例えば、表示制御回路130の搭載された表示制御基板は液晶表示装置8の背面側に配置されている。
また、主回路110には、通過ゲート11に併設されたゲート通過検出器161と、始動入賞装置13に併設された始動入賞検出器162と、大入賞装置14に併設された大入賞検出器163と、電チューである始動入賞装置13の可動翼片13a,13aを開閉する電チューソレノイド166と、大入賞装置14を開閉する大入賞ソレノイド167等の、検出部およびアクチュエータが接続されている。
また、主回路110には、操作ボタン23と、各基板に所定電圧を供給する電源回路168が接続されている。
主回路110は、CPU111,制御プログラム(図示せず)格納用のROM112,ワークエリアや各種カウンタ(例えば、普図用乱数カウンタ,特図用乱数カウンタ)等が割り当てられるRAM113,I/O(Input/Output:入出力回路)114等を備える。CPU111が制御プログラムを実行することで、パチンコ遊技機としての各種機能を実現する。なお、主回路110が本発明の抽選手段,遊技制御手段に相当する。
その他の各基板の各回路も、個別にCPUやメモリを備える構成が一般的であるが、図2では省略している。
図5に、RAM113の記憶内容の一例を示す。RAM113には、大当たりや特図変動等の時間管理を行うためのタイマおよびカウンタが格納されるカウンタ領域113a,各種状態を示すフラグが格納されるフラグ領域113b,特図抽選結果を一時記憶する特図保留記憶領域113d,普図抽選結果を一時記憶する普図保留記憶領域113eが含まれている。
図6に、フラグ領域113bに含まれる状態フラグおよび変動フラグを示す。状態フラグは、遊技盤3上での遊技状態を示すもので、遊技状態の変化(通常,大当たり,確変,時短)に応じた値が設定されている。そして、制御プログラムのスタート時において、状態フラグは0(通常状態)に初期化されている。また、変動フラグは、特図の変動(後述)が実行されているか否かを示すものである。同様に、制御プログラムのスタート時において、変動フラグは0(停止)に初期化されている。
図2に戻り、副制御回路120は、主回路110より入力される音声制御信号に応じてアンプ40を介してスピーカ4より音声を出力させる。また、副制御回路120は、主回路110より入力されるランプ制御信号に応じて装飾ランプ類5の点灯/消灯を制御する。また、操作ボタン23を、副制御回路120に接続し、これらボタンの操作に基づく制御を副制御回路120で行う構成としてもよい。
払出制御回路140は、主回路110より入力される賞球払出信号に応じて払出装置141を制御し、貯留皿6に所定数の賞球を払い出させる。
発射制御回路150は、遊技者による発射ハンドル7の回転操作に応じて発射装置151を作動させる。発射ハンドル7の回転操作量に応じて、発射装置151による玉20の発射強度(玉の飛距離)を調節することが可能となっている。発射装置151より発射された玉20は、遊技盤3上に形成された遊技領域3aへと放出され自重によって流下する。
表示制御回路130は、図7のように、表示制御用CPU131と、表示制御用CPU131に含まれた、例えば、DDR−SDRAM(Double-Data-Rate Synchronous Dynamic RAM)で構成されるRAM133と、表示制御用CPU131に接続されたプログラムROM134と、表示制御用CPU131に接続されたVDP(Video Display Processor:画像処理用LSI)135と、VDP135に接続されたキャラクタROM137と、VDP135に含まれたVRAM(Video Random Access Memory)138と、表示制御回路130と液晶表示装置8,第1映写機131,第2映写機132との信号の遣り取りを行う入出力インターフェース(I/F)139とを含んで構成されている。なお、表示制御回路130が本発明の表示制御手段に相当する。
表示制御回路130は、副制御回路120から入力される表示制御コマンドに応じて、液晶表示装置8に画像を表示させるための処理、および第1映写機131,第2映写機132に映像を映写させるための処理を実行する。
図8に、プログラムROM134に格納されている表示用パラメータのテーブルを示す。表示用パラメータとしては、起動用,待機用,変動表示用,および大当たり用の4種類がある。例えば変動表示用パラメータとしては、通常状態用,確変状態用,および時短状態用の3種類がある。確変状態用パラメータとしては、ハズレ,ハズレリーチ,および当たりの3種類がある。ハズレリーチパターンとしては、A,B,C,D,E,F,Gの7パターンがある。パターンDとしては、背景,キャラクタ,および図柄の3つがあり、7種類あるキャラクタのうち、キャラクタDには、コード,時間,位置,倍率,回転,透過度,座標,および順の項目がある。ここで、コードは、3D(3次元)で構成されるキャラクタの部品を指しており、時間の経過とともにキャラクタがどう移動するのか、どのように変形するのか等を、そのキャラクタのベースとなる位置やそのキャラクタの部分を構成するポリゴンの1要素の動きに基づいて各種パラメータが設定されている。
表示制御用CPU131は、図8のような階層構造のテーブルから作成すべきディスプレイリストの構成要素となる各種パラメータを読み込んで演算し、そのフレームのディスプレイリストを作成する。そして、ディスプレイリストに基づいて、VDP135がキャラクタROM137からキャラクタデータを読み込んで表示用データを作成する。
図8において、「位置」の内容に、そのキャラクタを液晶表示装置8,第1映写機131,第2映写機132のいずれに表示させるかの情報が含まれている。
次に、図1および図2を用いて、パチンコ遊技機1における遊技の流れ(遊技盤3上での遊技状態の変化)について概要を説明する。
通常状態では、玉20が通過ゲート11に入球してゲート通過検出器161で検知されると、普図の当たり抽選(普図用乱数カウンタから値を抽出)が実行されて抽選結果が普図保留としてRAM113上の普図保留記憶領域113e(図5参照)に記憶される。通常状態用の当たり判定テーブル(普図当選確率:1/100)を用いて当たり抽選の抽選結果を判定し、その判定結果に応じて普図表示部16に抽選結果を表示する(変動時間は30秒間)。当たり抽選の結果が当たりであると、普図表示部16のLEDを点灯表示させるとともに、電チューソレノイド166を励磁して回動翼片13a,13aを所定時間(0.2秒間)開放して、電チュー13に入賞しやすくする。なお、当たり抽選の結果がハズレであるときは、普図表示部16のLEDを消灯して確定表示とする。
玉20が電チュー13に入賞して始動入賞検出器162で検知されると始動条件が成立し、所定数の賞球(例えば1入賞当たり3個)を払い出し、大当たり抽選(特図用乱数カウンタから値を抽出)が実行されて抽選結果が特図保留として記憶される。通常・時短状態用の大当たり判定テーブル(特図当選確率:1/300)を用いて大当たり抽選の抽選結果を判定し、その判定結果に応じた図柄変動が液晶表示装置8で開始される。液晶表示装置8では、3桁の図柄が所定時間にわたり変動表示され、例えば、左→右→中の順に確定表示(停止表示)する。判定結果が大当たりであれば3桁の大当たり図柄(例えば、横方向に一直線に揃う「777」等のゾロ目)が確定表示され、判定結果がハズレであれば3桁のハズレ図柄(例えば図1のような「135」等のバラケ目)が確定表示される。
液晶表示装置8に大当たり図柄が停止表示されると「大当たり状態(大当たり遊技状態)」となり、大入賞ソレノイド167を励磁することで大入賞装置14を開放し、玉が極めて入り易い状況をもたらす。大入賞装置14は、開放された後、大入賞検出器163による所定数(例えば10個)の入賞検知または所定時間(例えば25秒)の経過を1ラウンドとし、大入賞ソレノイド167を非励磁にすることで閉鎖される。1回の大当たり状態では、所定ラウンド回数(例えば15回)まで繰り返されるので、このような大当たり状態の間に遊技者は多数の賞球(例えば1入賞当たり15個)を得ることができる。
通常状態での大当たり終了後は、50%の割合で確変状態(高確率状態;確変中)となる。すなわち、奇数の大当たり図柄(確変図柄)で大当たりに当選すると、その大当たり終了後は確変状態となり、次回の大当たりまで継続する。一方、偶数の大当たり図柄(非確変図柄)で大当たりに当選すると、その大当たり終了後は時短状態となり、次回の大当たりに当選するか、特図の変動表示が100回行なわれるか、いずれか早い方が成立するまで継続する。
確変状態においては、普図の変動時間が短くなり(普図変動時間:1秒間)、普図の当選確率は高くなり(99/100)、回動翼片13a,13aの開放時間が長くなる(1.5秒間×3回)とともに、通常用の大当たり判定テーブル(特図当選確率:1/300)よりも大当たりの当選確率が高い確変用の大当たり判定テーブル(特図当選確率:1/30)によって特図の当否判定が行われる。つまり、確変状態では、電チュー13への入賞が容易になるので、持玉をさほど減らすことなく遊技できるとともに、すぐに次の大当たりに当選することができる。
時短状態は、確変状態と同様に普図の変動時間が短くなり(普図変動時間:1秒間)、普図の当選確率は高くなり(1/99)、回動翼片13a,13aの開放時間が長くなる(1.5秒間×3回)とともに、通常用の大当たり判定テーブル(特図当選確率:1/300)によって特図の当否判定が行われる。つまり、時短状態でも、電チュー13への入賞は容易なので、持玉をさほど減らすことなく遊技できる。新たな大当たりに当選しなければ特図の変動表示が繰り返され、時短状態が終了すると通常状態へ移行する。
次に、パチンコ遊技機1での制御について、フローチャートを用いて説明する。まず、図9〜図12を用いて、主回路110において、ROM112に格納されCPU111により所定のタイミングで繰り返し実行される処理について説明する。
図9を用いて、始動入賞処理について説明する。電チュー13に併設される始動入賞検出器162が玉20の通過を検出すると、検出信号が主回路110に送信される。主回路110は、始動入賞検出器162から検出信号を受信すると(S1:YES)、払出制御回路140に賞球払出信号を出力し、払出装置141から貯留皿6に、例えば3玉のような所定数の賞球の払い出しを行うように指示する(S2)。
次に、主回路110は、RAM113上の特図保留記憶領域113d(図5参照)を参照し、特図保留が4個に達しているか否かを判定する(S3)。主回路110は、特図保留が3つ以下であると判定すると(S3:YES)、RAM113上のカウンタ領域113a(図5参照)に含まれる特図用乱数カウンタより値を抽出して大当たり抽選を実施し(S4)、その抽選結果を特図保留として特図保留記憶領域113dに記憶し(S5)、本処理を終了する。なお、始動入賞検出器162から検出信号を受信しないときには(S1:NO)、直ちに本処理を終了する。また、特図保留が4個に達しているときにも(S3:NO)、直ちに本処理を終了する。
図10を用いて、変動前処理について説明する。まず、主回路110は、RAM113上の特図保留記憶領域113d(図5参照)に特図抽選結果の保留があるかどうかを判定し(S11)、特図保留記憶領域113dに特図抽選結果の保留がなければ(S11:NO)、本処理を終了する。
一方、特図保留記憶領域113dに特図抽選結果の保留があれば(S11:YES)、主回路110は、RAM113上のフラグ領域113bに含まれる状態フラグ(図6参照)を参照し、状態フラグが1(大当たり)であるか否かを判定する。そして、状態フラグが1であれば(S12:NO)、本処理を終了する。
一方、状態フラグが1でなければ(S12:YES)、主回路110は、RAM113上のフラグ領域113bに含まれる変動フラグ(図6参照)を参照して、液晶表示装置8において特図の図柄変動表示中であるか否かを判定する(S13)。変動フラグが1である場合には、図柄変動表示中であると判定する。特図の図柄変動表示中であれば(S13:NO)、主回路110は、本処理を終了する。
一方、変動フラグ=0で、特図の図柄変動表示中でなければ(S13:YES)、主回路110は、RAM113上の特図保留記憶領域113d(図5参照)から最古の特図保留(特図抽選結果)を読み出す(S14)。
次に、主回路110は、上記処理で読み出された特図保留を、ROM112等に予め記憶されている大当たり判定用テーブルと照合して当たり/ハズレの抽選結果の当否判定を行う(S15)。例えば、特図の大当たり確率は、通常状態時は1/300、確変状態時は1/30とすることができる。
次に、主回路110は、当たりの判定結果(抽選結果)に基づいて特図の変動時間,表示する内容や変動パターン(キャラクタ表示やリーチ演出の有無など),および停止図柄を決定する(S16)。最後に、演出内容および停止図柄に基づいて特図変動処理を実行する(S17,図11参照)。
図11を用いて、図10のステップS17に相当する特図変動処理について説明する。まず、主回路110は、副制御回路120に対し液晶表示装置8あるいは映写機(131,132)における特図の変動開始を指示するとともに、RAM113上のカウンタ領域113a(図5参照)に含まれる特図変動タイマのカウントを開始する(S31)。具体的には、副制御回路120を経由し、表示制御回路130に対して演出内容および停止図柄を指示する表示制御コマンドを送信し、表示制御回路130は、受信した表示制御コマンドにしたがって液晶表示装置8あるいは映写機(131,132)において特図の図柄変動を開始する。
続いて、RAM113上のフラグ領域113bに含まれる変動フラグ(図6参照)を1(変動中)に変更する(S32)。
特図変動時間が経過すると(S33:YES)、主回路110は、液晶表示装置8あるいは映写機(131,132)における特図の変動を停止する(S34)。具体的には、副制御回路120を経由し、表示制御回路130に対して変動停止を指示する表示制御コマンドを送信し、表示制御回路130は、受信した表示制御コマンドにしたがって液晶表示装置8あるいは映写機において特図の図柄変動を停止する。詳しくは、特図抽選結果が大当たりのときは、液晶表示装置8に大当たり図柄(「777」などのゾロ目)が表示される。特図抽選結果がハズレのときは、液晶表示装置8にハズレ図柄が表示される。
次に、主回路110は、抽選結果が大当たりであるか、すなわち停止図柄が大当たり図柄であるか否かを判定する(S35)。そして、停止図柄が大当たり図柄であれば(S35:YES)、主回路110は、RAM113上のフラグ領域113b(図6参照)に含まれる状態フラグを1(大当たり状態)に変更し(S36)、ステップS37に移る。一方、停止図柄が大当たり図柄でなければ(S35:NO)、直ちにステップS37に移る。
ステップS37では、主回路110は、状態フラグが3(時短状態)であるか否かを判定する。状態フラグが3でなければ(S37:NO)、変動フラグを0(図柄変動停止)に変更して(S41)、本処理を終了する。
一方、状態フラグが3(時短状態)であれば(S37:YES)、RAM113上のカウンタ領域113a(図5参照)に含まれる時短カウンタの値(時短回数)を1減算する(S38)。そして、主回路110は、時短カウンタの値が0になったか否かを判定する(S39)。そして、時短回数が0でなければ(S39:NO)、変動フラグを0(図柄変動停止)に変更して(S41)、本処理を終了する。
一方、時短回数が0であれば(S39:YES)、状態フラグを0(通常状態)に変更し(S40)、変動フラグを0(図柄変動停止)に変更して(S41)、本処理を終了する。つまり、時短状態から通常状態に遷移する。
図12を用いて、大当たり処理について説明する。まず、主回路110は、RAM113上のフラグ領域113bに含まれる状態フラグ(図6参照)が1(大当たり状態)であるか否かを判定する(S51)。そして、状態フラグが1でなければ(S51:NO)、本処理を終了する。
一方、状態フラグが1(大当たり状態)であれば(S51:YES)、主回路110は、ラウンド数に1を加算し(S52)、大入賞ソレノイド167(図2参照)を励磁することにより、大入賞装置14(図12では、「大入賞口」と表記)を開放する(S53)。これにより、大入賞装置14への玉の入賞が可能になる。
大入賞装置14へ1ラウンドの入賞可能玉数である10個の玉が入賞するか(S54:YES)、大入賞装置14が開放状態となってから1ラウンドの最大開放時間である25秒が経過するか(S55:YES)のいずれかが満たされると、主回路110は、大入賞ソレノイド167(図2参照)を非励磁とすることにより、大入賞装置14を閉鎖する(S56)。これにより、大入賞装置14への玉の入賞ができなくなる。
そして、ラウンド数が最大ラウンド数である15に満たないとき(S57:NO)、本処理を一旦終了してから再度実行し、ラウンド数が15になるまで本処理を繰り返す。一方、ラウンド数が最大ラウンド数である15になると(S57:YES)、主回路110は、ラウンド数を初期値0にリセットする(S58)。
この後、確変図柄(例えば奇数図柄)で大当たりとなったときは(S59:YES)、確変状態となり、状態フラグを2(確変状態)に変更して(S60)本処理を終了する。一方、非確変図柄(例えば偶数図柄)で大当たりとなったときは(S59:NO)、時短状態となり、状態フラグを3(時短状態)に変更し(S61)、RAM113上のカウンタ領域113a(図5参照)に含まれる時短カウンタの値(時短回数)に100をセットして(S62)、本処理を終了する。
図13を用いて、副制御回路120において実行される特図変動処理について説明する。なお、本処理は、副制御回路120に含まれるROM(図示せず)に記憶されるプログラムに含まれ、副制御回路120に含まれるCPU(図示せず)により実行される。まず、副制御回路120は、図11のステップS31で生成される、主回路110からの変動開始指示を受信しないときには(S71:NO)、直ちに本処理を終了する。一方、主回路110からの変動開始指示を受信すると(S71:YES)、副制御回路120は、変動開始指示に含まれる変動パターンを解析し(S72)、その解析結果に基づいて、表示制御回路130に対して表示コマンドを送信する(S73)。
次に、副制御回路120は、変動パターンの解析結果に基づいて、装飾ランプ類5の発光,およびアンプ40を介した音声・効果音のスピーカへの出力を行う(S74)。
その後、図11のステップS34で生成される、主回路110からの変動終了指示を受信すると(S75:YES)、副制御回路120は、表示制御回路130に対して変動表示を停止させる停止コマンドを送信する(S76)。
図14を用いて、表示制御回路130において、プログラムROM134に記憶され、表示制御用CPU131が実行する特図変動処理について説明する。まず、図13のステップS73で生成される、副制御回路120からの表示コマンドを受信しないときには(S91:NO)、直ちに本処理を終了する。
一方、副制御回路120からの表示コマンドを受信すると(S91:YES)、表示制御回路130は、その表示コマンドに含まれる変動パターンを解析し(S92)、プログラムROM134に格納されている表示用パラメータのテーブル(図8参照)を参照し、ディスプレイリストを作成する。そして、そのディスプレイリストに基づいて、VDP135において表示用データが作成され、液晶表示装置8において変動表示が開始される(S93)。
次に、表示制御回路130は、ディスプレイリストに含まれるキャラクタに、映写機(131,132)に表示するものが含まれているか否かを判定する(S94)。映写機に表示するキャラクタ含まれていないときには(S94:NO)、ステップS99(後述)へ移る。
一方、映写機(131,132)に表示するキャラクタが含まれているときには(S94:YES)、表示制御回路130は、そのキャラクタを映写機に表示するタイミング(映写開始タイミング)が到来したか否かを判定する(S95)。映写開始タイミングとして、例えば以下のものが挙げられる。
・ 液晶表示装置8に表示された3桁の図柄のうち、左と右の図柄列をリーチにならない図柄の組み合わせとなったときを映写開始タイミングとする。映写開始タイミング到来後は、左右のいずれかまたは両方の図柄を液晶表示装置8から消去すると同時に映写機からの変動表示を開始し、リーチの組み合わせで左右の図柄を停止表示する。
・ 液晶表示装置8に表示された3桁の図柄のうち、左と右の桁が同じ図柄で停止して、リーチ状態となったときを映写開始タイミングとする。映写開始タイミング到来後は、中央の桁に表示される図柄(キャラクタ)のみ、あるいは全ての図柄が液晶表示装置8から消去され、映写機からのみ表示するように設定されている。
・ 変動表示中に全ての図柄を一時停止させる条件が成立したときを映写開始タイミングとする。映写開始タイミング到来後は、全ての図柄が液晶表示装置8から消去され、映写機からのみ表示するように設定されている。この場合、ハズレと認識していた遊技者を驚かせることができるとともに、遊技者の興趣を向上させることができる。
・ 液晶表示装置8での図柄の変動表示を開始してから、所定時間が経過したときを映写開始タイミングとする。映写開始タイミング到来後は、例えば右の図柄列が表示されている部分を背景だけ残して変動中の図柄列を消去すると同時に、右の図柄列のみを映写機から表示させる。
・ 善玉キャラクタ対悪玉キャラクタの戦いが繰り広げられ、善玉キャラクタが必殺技を繰り出しそうとするような、大当たりが期待されるような場面に遷移するときを映写開始タイミングとする。映写開始タイミング到来後は、善玉キャラクタが必殺技を繰り出す場面は液晶表示装置8から消去され、映写機からのみ表示するように設定されている。
液晶表示装置8上において、映写機(131,132)にのみ表示する図柄を消去する等して視認困難または視認不能にする方法の他に、液晶表示装置8の前方を覆い隠す障子などの様々な部材(可動役物)により、該当する図柄の表示領域を視認困難または視認不能にする方法を用いてもよい。これら可動役物の構成については、例えば特開2005−040413号公報に詳細が記載されている。また、液晶表示装置8の表示輝度を低くしてもよい。
映写開始タイミングが到来したと判定されたとき(S95:YES)、表示制御回路130は、映写機(131,132)にのみ表示する図柄を消去する等して、液晶表示装置8における表示形態を変更する(S96)。そして、該当する図柄を、第1映写機131,第2映写機132のいずれから出力するかを判定する(S97)。いずれの映写機から出力するかの情報は、プログラムROM134に格納されている表示用パラメータのテーブル(図8の「位置」等)に含まれている。
第1映写機131から出力するときには(S97:YES)、I/F139を介して第1映写機131に表示用データを送り、第1映写機131での表示が開始される(S98)。第2映写機132から出力するときには(S97:NO)、I/F139を介して第2映写機132に表示用データを送り、第2映写機132での表示が開始される(S103)。
遊技者は、例えば液晶表示装置8からいずれかの図柄列が消去されたことを確認すると、貯玉皿6の左下斜めの位置(第1映写口21による映写範囲21a,図3参照)に手を広げてかざしてみたり、あるいは自分の胸・腹(第2映写口22による映写範囲22a,図4参照)を見下ろすことで、いずれの映写口から出力されているかを探す。例えば、液晶表示装置8に停止表示された左図柄列の図柄と、いずれかの映写口から映写されている図柄を組み合わせることで、リーチになったか否か確認することができる。
また、映写機(131,132)から出力する図柄列は1つに限らず、2つや3つ全ての図柄列を出力するように変動パターンを設定してもよい。映写機から出力される図柄列の数によって大当たりになる期待度を変えると、さらに遊技者の興趣を高めることができる。
また、特定の変動パターンが選択されたときだけ映写機(131,132)により変動表示を行うのではなく、液晶表示装置8では背景やキャラクタによる演出表示を行い、図柄の変動表示は常に映写機にて行うようにしてもよい。遊技者の操作ボタン23の操作によって、図柄変動を液晶表示装置8と映写機の何れで行うかを選択できるようにしてもよい。
次に、表示制御回路130は、副制御回路120から送信される停止コマンドを受信するのを待ち続け、図13のステップS76において生成される、副制御回路120からの停止コマンドを受信すると(S99:YES)、映写機(131,132)において図柄を表示しているか否かを判定する(S100)。映写機において図柄を表示していないと判定されたときには(S100:NO)、液晶表示装置8における図柄の変動を停止し(S102)、本処理を終了する。
一方、映写機(131,132)おいて図柄を表示していると判定されたときには(S100:YES)、映写機における表示を停止する(S101)。そして、液晶表示装置8に、映写機において表示されていた図柄を表示した上で、図柄の変動を停止し(S102)、本処理を終了する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
本発明の一実施例であるパチンコ遊技機の正面模式図。 図1のパチンコ遊技機の制御ブロック図。 第1映写機による第1映写口からの映写の例を示す図。 第2映写機による第2映写口からの映写の例を示す図。 図2のRAMの記憶内容の一例を示す図。 状態フラグおよび変動フラグの構成を示す図。 図2の表示制御回路の構成を示す図。 図7の表示制御回路のプログラムROMに格納されている表示用パラメータのテーブルの一例を示す図。 図2の主回路の始動入賞処理を説明するフロー図。 図2の主回路の変動前処理を説明するフロー図。 図2の主回路の特図変動処理を説明するフロー図。 図2の主回路の大当たり処理を説明するフロー図。 図2の副制御回路の特図変動処理を説明するフロー図。 図7の表示制御回路の特図変動処理を説明するフロー図。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 遊技盤
3a 遊技領域
8 液晶表示装置(表示手段)
10 役物装置
21 第1映写口(映写手段)
22 第2映写口(映写手段)
23 操作ボタン
100 主制御基板
110 主回路(抽選手段,遊技制御手段)
120 副制御回路
130 表示制御回路(表示制御手段)
131 第1映写機(映写手段)
132 第2映写機(映写手段)

Claims (2)

  1. 所定条件の成立に基づいて抽選処理を実行する抽選手段と、
    複数の図柄列において複数の図柄を変動表示し、停止表示したときの図柄の組み合わせにより前記抽選手段による抽選結果を表示する表示手段と、
    その抽選手段による抽選結果が大当たりのとき、遊技者にとって有利な大当たり遊技を実行する遊技制御手段と、
    予め定められた映像を遊技機外部の映写面に映写する映写手段と、
    前記表示手段において変動表示している前記図柄列の少なくとも一部を視認困難または視認不能にするとともに、その視認困難または視認不能になった図柄列の変動表示を前記映写手段により映写させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示制御手段は、複数ある変動パターンの中から選択された変動パターンにしたがって、前記映写手段による映写を行うか否か、または何れの図柄列をいつから変動表示するのかを決定しており、所定の変動パターンが選択されたときは、前記表示手段にて一旦停止表示した図柄列をその表示手段から消去すると同時に、当該図柄列を前記映写手段により再度変動表示している状態で映写させる請求項1に記載の遊技機。
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