JP2009189436A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動送風機の駆動に伴う振動を効果的に吸収できる電気掃除機を提供する。
【解決手段】電動送風機41をモータカバー42内で弾性的に支持する複数の第1コイルばね43を備えた第1コイルばね群44を設ける。モータカバー42を本体ケース5に対して弾性的に支持する複数の第2コイルばね45を備えた第2コイルばね群46を設ける。各第1コイルばね43と各第2コイルばね45とを、電動送風部11の周方向に対してずらして配置する。電動送風機41の駆動に伴う振動を、各コイルばね群44,46によって効果的に吸収できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動送風機を弾性的に支持する電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、ファンである遠心ファンとこの遠心ファンを回転させる電動部である電動機とを有する電動送風機を、本体ケースの内部に区画された収容室である送風室に収容した掃除機本体を備えている。そして、電動送風機は、本体ケースに対して、その振動を伝えにくくするために、複数のコイルばねによって周囲を本体ケースに支持している。これらコイルばねは、電動送風機の径方向に沿って配置され、一端側が電動送風機側に連結され、他端側が本体ケース側に連結されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2874401号公報(第4頁、図5および図6)
しかしながら、上述の電気掃除機では、電動送風機を各コイルばねによって直接本体ケースに接続しているため、コイルばねによる電動送風機の振動の吸収性が充分でないという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、電動送風機の駆動に伴う振動を効果的に吸収できる電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、電動送風機と前記カバー体との間に位置して電動送風機をカバー体に対して弾性的に支持する複数の第1コイルばねを備えた第1コイルばね群と、カバー体と本体ケースとの間に位置して電動送風部を本体ケースに対して弾性的に支持する複数の第2コイルばねを備えた第2コイルばね群とを具備し、第1コイルばねと第2コイルばねとは、電動送風部の周方向に対して互いにずれて配置されているものである。
本発明によれば、電動送風機をカバー体に対して第1コイルばね群によって支持した電動送風部を第2コイルばね群によって本体ケースに対して支持するとともに、第1コイルばね群の第1コイルばねと、第2コイルばね群の第2コイルばねとを、電動送風部の周方向に対して互いにずらして配置することで、電動送風機の駆動に伴う振動を、各コイルばね群によって効果的に吸収できる。
以下、本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の構成を図1ないし図3を参照して説明する。
図1ないし図3において、1は掃除機本体であり、この掃除機本体1は被掃除面としての床面を走行可能な、いわゆるキャニスタ型の電気掃除機である。
そして、この掃除機本体1は、上側が開放されたケースである下ケース2と、この下ケース2の後部上側に対向配置されこの後部上側を覆うケースである上ケース3と、下ケース2の前部上側を開閉可能な蓋体4とを有する本体ケース5を備えている。この本体ケース5には、下ケース2と上ケース3との間に収容室としての送風室6が区画されているとともに、下ケース2と蓋体4との間に集塵室が区画され、これら送風室6と集塵室との間には、これらを区画する隔壁部8が設けられている。
送風室6には、下ケース2と上ケース3とが図示しないシールパッキンを介して螺子などにより気密に組み付けられることで区画された空間部であり、略円筒状の電動送風部11が、軸方向が前後方向に沿う状態となるように収容されている。また、この送風室6は、上ケース3の後部に穿設された排気孔12を介して本体ケース5の外部と連通している。さらに、この送風室6の側方には、電動送風部11へと外部からの電源を供給可能な電源コード13を巻回したコードリールが収容されるコードリール室が区画されている。
ここで、コードリール室は、下ケース2の後部に開口形成されたコード導出口から電源コード13を導出可能となっている。
一方、集塵室には、例えば紙パック、あるいはサイクロン集塵装置などの集塵部が着脱可能となっている。また、この集塵室の前部には、本体吸込口21が下ケース2に穿設されている。そして、この本体吸込口21には、ホース体22が着脱可能に設けられ、このホース体22の先端部に、手元操作部23が設けられている。また、この手元操作部23には、作業者が把持する把持部25が突設されているとともに、この把持部25に、作業者により電動送風部11の動作モードなどを設定する設定ボタン26が複数設けられている。さらに、手元操作部23の先端部には、延長管28と吸込口体としての床ブラシ29とが順次連通接続される。
隔壁部8には、送風室6側である後部に位置する後部隔壁31と、集塵室側である前部に位置する図示しない前部隔壁と、この前部隔壁に連続して送風室6とコードリール室とを区画する側部隔壁33とを備え、前部隔壁の後部に、掃除機本体1内の図示しない各種機構を動作させる駆動部が取り付けられている。
後部隔壁31には、丸孔状の後部連通孔37が穿設され、また、前部隔壁には、丸孔状の前部連通孔が穿設され、これら後部連通孔37と前部連通孔とが、図示しないダクトによって気密に接続されている。
後部連通孔37の後部には、電動送風部11が気密に接続されている。また、前部連通孔の前部である集塵室側には、図示しないフィルタが配置されている。
側部隔壁33には、送風室6とコードリール室とを連通する図示しない連通口が形成されている。
そして、後部隔壁31、前部隔壁および側部隔壁33の上部には、上ケース3との間で挟持されて送風室6、集塵室およびコードリール室を気密に区画するためのシール部材である図示しないパッキンが取り付けられている。
電動送風部11は、図1および図2に示すように、重量物であるファンモータすなわち電動送風機41と、この電動送風機41の少なくとも一部を覆って保持する比較的軽量のカバー体としての保持部材である略円筒状のモータカバー42と、電動送風機41をモータカバー42に対して弾性的に支持して電動送風機41の回転振動を減衰する複数、例えば3つの第1コイルばね43を有する第1支持ユニットである第1コイルばね群44とを備え、複数、例えば3つの第2コイルばね45を有する複数、例えば2つの第2支持ユニットである第2コイルばね群46により本体ケース5に対して弾性的に支持されている。
電動送風機41は、ケース体としての有底円筒状のモータフレーム47と、このモータフレーム47の開口側である前側に嵌着されモータフレーム47より大径の略円筒状のファンカバー48とを有し、モータカバー42と軸方向を合わせてこのモータカバー42内に保持されている。そして、この電動送風機41のモータフレーム47の周囲には、第1コイルばね群44をなす第1コイルばね受け部としての第1ばね受けリングである内周側ばね支持体51および外周側ばね支持体52が取り付けられ、これらばね支持体51,52間に、第1コイルばね43が保持されて、電動送風機41がモータカバー42側に対して弾性支持されている。
モータフレーム47内には、駆動源である電動部としての電動機55が収容されている。この電動機55は、回転軸56が、ファンカバー48により覆われた動翼すなわちファンである遠心ファン57と接続され、この遠心ファン57を回転させるように構成されている。
また、モータフレーム47の後側寄りの周面には、複数の四角形状の排気口61が周方向に互いに略等間隔に離間されて穿設されているとともに、これら排気口61の間の位置に穿設された図示しない取付孔に、電動機55の整流子に電気的に接続される図示しないブラシ機構部がそれぞれ取り付けられる。
また、ファンカバー48の中心部には、吸気口66が穿設されている。
そして、電動送風機41は、電動機55により回転された遠心ファン57により、吸気口66から空気を吸い込み、この吸い込んだ空気をモータフレーム47の内部から排気口61を介してモータフレーム47の外部へと排気することにより、ダクト、集塵室、ホース体22(図3)、延長管28(図3)および床ブラシ29(図3)などへと負圧を作用させることが可能となっている。
内周側ばね支持体51は、例えば合成樹脂、あるいは金属などによりモータフレーム47の外周に沿った形状、例えば円環状に形成され、モータフレーム47の周囲に密着して電動送風機41を保持している。また、この内周側ばね支持体51は、電動送風機41と軸方向を合わせてモータフレーム47に取り付けられ、前後方向(軸方向)の中心域が電動送風機41の重心Gに対応する位置である、モータフレーム47の前端寄りでかつファンカバー48の後方に位置している。なお、電動送風機41の重心は、電動送風機41とモータカバー42との重量差を考慮すると、電動送風部11の重心と略一致しているため、以下、重心Gは電動送風機41および電動送風部11の重心とする。さらに、内周側ばね支持体51の外周側には、各第1コイルばね43の一端部を保持する第1内周コイルばね保持部としての第1内周ばね保持部71が、複数、例えば3箇所に形成されている。
これら第1内周ばね保持部71は、それぞれ第1コイルばね43の一端を内周側に嵌着する円筒状の第1内周保持円筒部71aと、この第1内周保持円筒部71aの内部にて径方向に突出し第1コイルばね43に挿入されてこの第1コイルばね43を保持する第1内周突出保持部71bとを備え、内周側ばね支持体51の周方向に互いに略等角度、すなわち本実施の形態では互いに120°ずつに離間されている。また、これら第1内周ばね保持部71は、1つが電動送風機41の下部に位置し、残りの2つが上部両側に位置している。
なお、各第1内周ばね保持部71が周方向に互いに120°ずつずれている状態とは、各第1内周ばね保持部71が周方向に互いに120°前後ずつずれている状態を含むものとする。
同様に、以下、各部の角度などを規定する数値は、その数値のみでなく、その数値の前後の数値を含むものとする。
一方、外周側ばね支持体52は、例えば合成樹脂、あるいは金属などによりモータカバー42の内周に沿った形状、例えば内周側ばね支持体51よりも径大の円環状に形成され、内周側ばね支持体51と同心状に配置されてモータカバー42側に位置している。したがって、この外周側ばね支持体52も、前後方向(軸方向)の中心域が重心Gに対応する位置となっている。また、外周側ばね支持体52の内周側には、内周側ばね支持体51の各第1内周ばね保持部71に対応して、各第1コイルばね43の他端部を保持する第1外周コイルばね保持部としての第1外周ばね保持部73がそれぞれ形成されている。
第1外周ばね保持部73は、それぞれ第1コイルばね43の一端を内周側に嵌着する円筒状の第1外周保持円筒部73aと、この第1外周保持円筒部73aの内部にて径方向に突出し第1コイルばね43に挿入されてこのコイルばね43を保持する第1外周突出保持部73bとを備えている。また、これら第1外周ばね保持部73は、1つが電動送風機41の下部に位置し、残りの2つが上部両側に位置している。
したがって、第1コイルばね43は、ばね支持体51,52間で電動送風機41に対して放射状に取り付けられ、互いに略等間隔(略等角度)に離間されている。すなわち、各第1コイルばね43は、電動送風機41側である一端部が、重心G側あるいは中心軸側に向けて内周側ばね支持体51の各第1内周ばね保持部71に保持され、他端部が外周側ばね支持体52の各第1外周ばね保持部73に保持されている。このため、第1コイルばね群44は、電動送風部11(電動送風機41)の重心Gに対応する位置に取り付けられ、すなわち第1コイルばね群44の外郭の内方に重心Gが位置するように取り付けられ、第1コイルばね43が、電動送風部11を軸方向から見た状態で、周方向に互いに120°ずつずれた、電動送風機41に対してY字状に配置されている。
一方、モータカバー42は、略円筒状の第1モータカバーとしての前部モータカバー75と、この前部モータカバー75の後部に接続される略円筒状の第2モータカバーとしての後部モータカバー76とを有している。すなわち、モータカバー42は、電動送風部11の軸方向(スラスト方向)に組み立ておよび分解可能に形成されている。そして、モータカバー42は、内部に電動送風機41を同軸状に収容している。
前部モータカバー75は、例えば合成樹脂などにより形成され、前側の蓋部となる略円板状の前板81と、この前板81の外周縁部から後方へと延出する前部周壁82とを備え、前板81の略中央部に、本体ケース5の後部連通孔37と電動送風機41の吸気口66とを連通する連通開口である丸孔状の前部連通開口83が開口形成されている。したがって、前部モータカバー75は、後端が開口されている。
前部連通開口83には、本体ケース5の集塵室に連通する後部連通孔37と電動送風部11の負圧側である電動送風機41の吸気口66とを気密に接続するシール部材としてのパッキンである略円筒状のシールリング88が、後部隔壁31との間となる前部に取り付けられている。このシールリング88は、例えばゴムあるいはエラストマなどの弾性を有する部材により略円筒状に形成されており、電動送風部11の軸方向への振動により軸方向に弾性変形することで、この振動を、隔壁部8を介して本体ケース5へと伝達しないように減衰させる振動減衰部となっている。
なお、シールリング88は、電動送風部11を停止させた状態で、若干前方に付勢されるように、すなわち前部が隔壁部8の後部隔壁31の後面に若干圧接されるように取り付けられている。
一方、後部モータカバー76は、例えば合成樹脂などにより形成され、後側の蓋部となる略円板状の後板91と、この後板91の外周縁部から前方へと延出する後部周壁92と、この後部周壁92の外周縁部から径方向へと延出するフランジ部93とを備え、このフランジ部93が前部モータカバー75の前部周壁82の後端に、例えば螺子止めなどにより接続されている。
後板91の後部には、緩衝部材であるクッション部材としてのモータクッション95が取り付けられている。このモータクッション95は、下ケース2の後部に対して所定の間隙を介して対向しており、振動によって電動送風部11が後方に移動した際などに下ケース2に当接して可撓変形することで、この当接時の衝撃を吸収して下ケース2側、あるいは電動送風部11側に伝えにくくするものである。
フランジ部93には、図示しないが、複数箇所に螺子止め用の螺子穴が設けられ、これら螺子穴に図示しない螺子を螺子止めすることにより、前部モータカバー75と後部モータカバー76とが互いに固定されるように構成されている。
そして、このモータカバー42の周囲には、各第2コイルばね45の一端部を保持する第2内周コイルばね保持部としての複数の第2内周ばね保持部101が形成されているとともに、各第2コイルばね群46をなす第2コイルばね受け部としての第2ばね受けリングである本体ケース側ばね支持体102が取り付けられ、これら第2内周ばね保持部101と本体ケース側ばね支持体102との間に、第2コイルばね45が保持されて、電動送風機41が本体ケース5側に対して弾性支持されている。
第2内周ばね保持部101は、前部モータカバー75と後部モータカバー76とにそれぞれ例えば3つずつ形成され、それぞれ第2コイルばね45の一端を内周側に嵌着する円筒状の第2内周保持円筒部101aと、この第2内周保持円筒部101aの内部にて径方向に突出し第2コイルばね45に挿入されてこの第2コイルばね45を保持する第2内周突出保持部101bとを備え、モータカバー42の周方向に互いに略等角度、すなわち本実施の形態では互いに120°ずつに離間されている。また、これら第2内周ばね保持部101は、1つが電動送風部11の上部に位置し、残りの2つが下部両側に位置している。
一方、本体ケース側ばね支持体102は、例えば合成樹脂、あるいは金属などにより、例えば内側がモータカバー42の外周に沿った形状、例えばモータカバー42よりも径大の円環状に形成されているとともに、外側が送風室6の内面に沿った形状、例えば下ケース2側の内壁および上ケース3の上ケース下板3aに沿って略四角形状に形成されて、本体ケース5側に位置している。また、本体ケース側ばね支持体102の内周側には、各第2内周ばね保持部101に対応して、各第2コイルばね45の他端部を保持する第2外周コイルばね保持部としての第2外周ばね保持部107がそれぞれ形成されている。
第2外周ばね保持部107は、それぞれ第2コイルばね45の一端を内周側に嵌着する円筒状の第2外周保持円筒部107aと、この第2外周保持円筒部107aの内部にて径方向に突出し第2コイルばね45に挿入されてこの第2コイルばね43を保持する第2外周突出保持部107bとを備えている。また、これら第2外周ばね保持部107は、1つが電動送風機41の上部に位置し、残りの2つが下部両側に位置している。
したがって、第2コイルばね45は、モータカバー42と本体ケース側ばね支持体102との間で電動送風部11に対して放射状に取り付けられ、互いに略等間隔(略等角度)に離間されている。すなわち、各第2コイルばね45は、電動送風部11側である一端部が、重心G側あるいは電動送風部11の中心軸に向けてモータカバー42の各第2内周ばね保持部101に保持され、他端部が本体ケース側ばね支持体102の各第2外周ばね保持部107に保持されている。このため、各第2コイルばね46群の第2コイルばね45が、電動送風部11を軸方向から見た状態で、電動送風機41に対して周方向に互いに120°ずつずれた、逆Y字状に配置されている。
このため、第1コイルばね43と第2コイルばね45とは、周方向に互いに略等間隔で電動送風部11の周方向に対して互いに60°ずつずれて交互に配置されている。
なお、本実施の形態において、本体ケース側ばね支持体102は、ばね支持体51,52と略等しい幅寸法を有しているが、これらはそれぞれ異なる材質や異なる幅寸法などで形成してもよい。
また、第2コイルばね群46は、一方が重心Gよりも前側である遠心ファン57側、すなわちモータカバー42の前部モータカバー75の外周に位置し(以下、第2コイルばね群46aという)、他方が重心Gよりも後側である電動機55側、すなわちモータカバー42の後部モータカバー76の外周に位置している(以下、第2コイルばね群46bという)。換言すれば、第2コイルばね群46a,46bは、電動送風部11(電動送風機41)の重心Gを挟む位置、すなわち第1コイルばね群44を挟む位置にそれぞれ配置されている。さらに、第2コイルばね群46a,46bは、重心Gに対して互いに略等距離に配置されている。換言すれば、第2コイルばね群46a,46bは、第1コイルばね群44に対して、略等距離に配置されている。
また、第2コイルばね群46aの第2コイルばね45のばね定数は、第2コイルばね群46bの第2コイルばね45のばね定数よりも小さく設定されている。すなわち、第2コイルばね群46aの第2コイルばね45は、第2コイルばね群46bの第2コイルばね45よりも弾性が小さく(より小さい力で伸縮しやすく)形成されている。
また、各第2コイルばね45は、各第1コイルばね43と振動数が異なっている。具体的には、第1コイルばね43と第2コイルばね45とは、材質、直径、あるいは線径などが異なっている。
次に、上記第1の実施の形態の電気掃除機の製造方法を説明する。
まず、予め第1コイルばね43によりばね支持体51,52を連結した第1コイルばね群44を、電動送風機41のモータフレーム47の外周に取り付けた状態で、この電動送風機41を各モータカバー75,76により前後から覆ってモータカバー42に組み込んで電動送風部11とする。
次いで、予め第2コイルばね45によりモータカバー42と本体ケース側ばね支持体102とを連結してこれらを送風室6内に嵌着し、電動送風部11側と本体ケース5側との配線を接続する。
この状態で、各部品を組み込み蓋体4と連結した上ケース3を上側から下ケース2の上部へと被せて、上ケース3と下ケース2とを螺子などによって組み付けることにより、掃除機本体1が完成する。
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
掃除の際には、まず、本体吸込口21にホース体22、延長管28および床ブラシ29を順次連通接続するとともに、本体ケース5の蓋体4を開けて紙パックを集塵室に装着し、蓋体4を閉じる。
この掃除を開始する前の状態では、電動送風部11は、第2コイルばね群46の各第2コイルばね45の付勢力のつりあいにより、軸方向(前後方向)に所定のスタート位置となっている。
そして、本体ケース5から電源コード13を引き出して壁面などのコンセントに接続し、作業者が把持部25を把持して所定の設定ボタン26を操作すると、電動送風部11の電動送風機41が駆動する。
この電動送風機41の駆動やこの駆動によって発生した負圧などにより、電動送風部11は、軸方向の前後方向に振動しようとする。
このとき、各第2コイルばね群46a,46bの各第2コイルばね45の付勢によって電動送風部11が、つりあいが取れるように図2に示す上下方向、あるいは左右方向に付勢されるとともに、遠心ファン57側の第2コイルばね群46aと電動機55側の第2コイルばね群46bとによって電動送風部11が前後方向に付勢され、すなわち電動送風部11が第2コイルばね群44,44の各第2コイルばね45によって調芯され、電動送風部11の駆動に伴う軸方向(前後方向)および上下方向の振動が吸収される。
さらに、電動送風機41の駆動により、電動送風部11の内部では、電動送風機41の回転方向に交差する径方向(中心軸方向)に振動が発生しようとする。
このとき、電動送風機41の重心Gの方向に付勢されている各第1コイルばね43が互いに適宜伸縮して電動送風機41を調芯することにより、電動送風機41の駆動に伴う径方向(中心軸方向)の振動も第1コイルばね群44によって吸収される。
そして、電動送風機41の駆動による負圧により、床ブラシ29、延長管28、ホース体22、本体吸込口21、紙パックと作用する風路が形成され、空気とともに塵埃が吸い込まれる。
吸い込まれた空気は吸気風となり、この吸気風に含まれる塵埃は、紙パックを空気が通過する際に紙パックに捕集される。なお、紙パック内に収容された塵埃は、通過する吸気風により圧縮される。
さらに、紙パックを通過した吸気風は、フィルタ、前部連通孔、ダクトおよび後部連通孔37を通過し、電動送風機41の吸気口66を介して電動送風機41のファンカバー48内へと流入し、遠心ファン57の中心部から吸い込まれて周方向に排気され、モータフレーム47内を通過し、各排気口61から排気風として電動送風機41の外部へと排気される。
これら排気風は、モータカバー42の後部連通開口97を介して下方へと排気された後、電動送風部11の周囲から一部が上方へと流れ、本体ケース5の排気孔12から本体ケース5の外部へと排気されるとともに、残りが隔壁部8の連通口からコードリール室に流入してコードリール(電源コード13)を冷却しつつ、コード導出口を介して本体ケース5の外部へと排気される。
掃除が終了すると、作業者は設定ボタン26を操作して電動送風機41を停止させ、電気掃除機の運転を停止する。
このとき、電動送風部11は、各第2コイルばね群46,46の調芯作用によって所定のスタート位置に復帰する。
紙パックに所定量以上の塵埃が溜まった場合には、蓋体4を開けて紙パックを集塵室から取り外して塵埃とともに廃棄し、新たな紙パックを集塵室に装着する。
上述したように、上記一実施の形態では、電動送風機41をモータカバー42に対して第1コイルばね群44の第1コイルばね43によって支持した電動送風部11を第2コイルばね群46の第2コイルばね45によって本体ケース5に対して支持するとともに、第1コイルばね群44の第1コイルばね43と、第2コイルばね群46(第2コイルばね群46a,46b)の第2コイルばね45とを、電動送風部11の周方向に対して互いにずらして配置する構成とした。
このため、各第1コイルばね43の伸縮により、電動送風機41の駆動に伴う上下左右方向および軸方向への振動をモータカバー42に対して吸収し、かつ、このモータカバー42に残留した振動を各第2コイルばね45の伸縮により吸収し、かつ、コイルばね43,45の一方によって振動を吸収しにくい位置を他方によってカバーできるなど、電動送風機41の駆動に伴う振動を、各コイルばね群44,46によって効果的に吸収でき、本体ケース5への振動絶縁を図ることができる。
また、各第1コイルばね43は、ばね支持体51,52間に保持されて第1コイルばね群44としてユニット化されているので、これら第1コイルばね43を電動送風機41に対して容易に取り付けでき、製造性が向上する。
同様に、各第2コイルばね45は、一端側が本体ケース側ばね支持体102に保持されて第2コイルばね群46としてユニット化されているので、これら第2コイルばね45を電動送風部11の第2内周ばね保持部101に対して容易に取り付けでき、製造性が向上する。
さらに、第1コイルばね群44の3つの第1コイルばね43と各第2コイルばね群46の3つの第2コイルばね45とを周方向に対して互いに60°ずつずらして交互に配置することで、第1コイルばね43と第2コイルばね45とを等間隔に配置することが可能となり、電動送風機41の駆動に伴う振動を、各コイルばね群44,46によって、より効果的に吸収できる。
そして、第1コイルばね群44の各第1コイルばね43が、電動送風機41の下部および上部両側にそれぞれ位置し、第2コイルばね群46の各第2コイルばね45が、電動送風部11の上部および下部両側にそれぞれ位置することで、電動送風部11を第2コイルばね群46内で吊り下げ支持した状態とすることができ、例えば電動送風部11の下部と上部両側とに第2コイルばね45を配置する場合と比較して、電動送風機41の駆動に伴う振動を本体ケース5に、より伝えにくくできる。
また、第1コイルばね群44を重心Gに対応する位置に配置することで、電動送風機41の駆動に重心Gよりも前側あるいは後側で上下方向に発生する振動を最小限とすることができ、振動をモータカバー42に、より伝えにくくできるとともに、第2コイルばね群46a,46bを、第1コイルばね群44を挟む位置に配置することで、電動送風部11の重心Gの前後での振動を吸収できる。
さらに、電動送風機41の駆動により回転する遠心ファン57によって、電動送風部11は、電動機55側(後側)よりも遠心ファン57側(前側)の方が中心軸に対して振れ回りが大きくなるため、遠心ファン57側の第2コイルばね群46aの各第2コイルばね45のばね定数を、電動機55側の第2コイルばね群46bの各第2コイルばね45のばね定数よりも小さくすることで、遠心ファン57側の振れ回りを、より確実に吸収できる。
さらに、上記のように各振動を本体ケース5に伝えないように構成することで、電気掃除機の運転時の電動送風部11の振動に起因する音の発生を防止でき、特に振動が反響しやすい木床などでの掃除の際でも、動作音が静かになり、比較的振動が大きい電動送風機41でも採用することが可能となり、品質が安定する。
次に、第2の実施の形態を図4を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、第1コイルばね群44が4つの第1コイルばね43を有しているとともに、各第2コイルばね群46が4つの第2コイルばね45を有しているものである。
第1コイルばね群44を構成する内周側ばね支持体51は、第1内周ばね保持部71が4箇所に形成され、これら第1内周ばね保持部71が、内周側ばね支持体51の周方向に互いに略等角度、すなわち本実施の形態では互いに90°ずつに離間されている。また、これら第1内周ばね保持部71は、電動送風機41の上下左右にそれぞれ位置している。
同様に、第1コイルばね群44を構成する外周側ばね支持体52は、第1外周ばね保持部73が4箇所に形成され、これら第1外周ばね保持部73が、外周側ばね支持体52の周方向に互いに略等角度、すなわち本実施の形態では互いに90°ずつに離間されている。また、これら第1外周ばね保持部71は、各第1内周ばね保持部71に対応する位置、すなわち電動送風機41の上下左右にそれぞれ位置している。
したがって、第1コイルばね43は、電動送風部11を軸方向から見た状態で、電動送風機41に対して周方向に互いに90°ずつずれた、十字状に配置されている。
一方、第2内周ばね保持部101は、モータカバー42の前部モータカバー75および後部モータカバー76にそれぞれ4箇所に形成され、これら第2内周ばね保持部101が、モータカバー42の周方向に互いに略等角度、すなわち本実施の形態では互いに90°ずつに離間されている。また、これら第2内周ばね保持部71は、電動送風機41の上部両側および下部両側にそれぞれ位置している。
同様に、第2コイルばね群46を構成する本体ケース側ばね支持体102は、第2外周ばね保持部107が4箇所に形成され、これら第2外周ばね保持部107が、本体ケース側ばね支持体102の周方向に互いに略等角度、すなわち本実施の形態では互いに90°ずつに離間されている。また、これら第2外周ばね保持部107は、各第2内周ばね保持部101に対応する位置、すなわち電動送風部11の上部両側および下部両側にそれぞれ位置している。
したがって、第1コイルばね43は、電動送風部11を軸方向から見た状態で、電動送風機41に対して周方向に互いに90°ずつずれた、X字状に配置されている。
このため、第1コイルばね43と第2コイルばね45とは、周方向に互いに略等間隔で電動送風部11の周方向に対して互いに45°ずつずれて交互に配置されている。
そして、電動送風機41をモータカバー42に対して弾性的に支持する複数の第1コイルばね43と、電動送風部11を本体ケース5に対して弾性的に支持する複数の第2コイルばね45とを、電動送風部11の周方向に対してずらして配置するなど、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができるとともに、第1コイルばね43と第2コイルばね45とをそれぞれ4つずつとすることで、電動送風機41の駆動に伴う振動を、より確実に吸収できる。
次に、第3の実施の形態を図5を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、第1コイルばね群44が2つの第1コイルばね43を有しているとともに、各第2コイルばね群46が2つの第2コイルばね45を有しているものである。
第1コイルばね群44を構成する内周側ばね支持体51は、第1内周ばね保持部71が2箇所に形成され、これら第1内周ばね保持部71が、内周側ばね支持体51の周方向に互いに略等角度、すなわち本実施の形態では互いに180°ずつに離間されている。換言すれば、これら第1内周ばね保持部71は、重心Gに対して互いに対称な位置に配置されている。また、これら第1内周ばね保持部71は、電動送風機41の左右にそれぞれ位置している。
同様に、第1コイルばね群44を構成する外周側ばね支持体52は、第1外周ばね保持部73が2箇所に形成され、これら第1外周ばね保持部73が、外周側ばね支持体52の周方向に互いに略等角度、すなわち本実施の形態では互いに180°ずつに離間されている。また、これら第1外周ばね保持部71は、各第1内周ばね保持部71に対応する位置、すなわち電動送風機41の左右にそれぞれ位置している。
したがって、第1コイルばね43は、電動送風部11を軸方向から見た状態で、電動送風機41に対して略水平状に配置されている。
一方、第2内周ばね保持部101は、モータカバー42の前部モータカバー75および後部モータカバー76にそれぞれ2箇所に形成され、これら第2内周ばね保持部101が、モータカバー42の周方向に互いに略等角度、すなわち本実施の形態では互いに180°ずつに離間されている。換言すれば、これら第1内周ばね保持部71は、重心Gに対して互いに対称な位置に配置されている。また、これら第2内周ばね保持部71は、電動送風機41の上下にそれぞれ位置している。
同様に、第2コイルばね群46を構成する本体ケース側ばね支持体102は、第2外周ばね保持部107が2箇所に形成され、これら第2外周ばね保持部107が、本体ケース側ばね支持体102の周方向に互いに略等角度、すなわち本実施の形態では互いに180°ずつに離間されている。また、これら第2外周ばね保持部107は、各第2内周ばね保持部101に対応する位置、すなわち電動送風部11の上下にそれぞれ位置している。
したがって、第1コイルばね43は、電動送風部11を軸方向から見た状態で、電動送風機41に対して略垂直状に配置されている。
このため、第1コイルばね43と第2コイルばね45とは、周方向に互いに略等間隔で電動送風部11の周方向に対して互いに90°ずつずれて交互に配置されている。
そして、電動送風機41をモータカバー42に対して弾性的に支持する複数の第1コイルばね43と、電動送風部11を本体ケース5に対して弾性的に支持する複数の第2コイルばね45とを、電動送風部11の周方向に対して互いにずらして配置するなど、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができるとともに、第1コイルばね43と第2コイルばね45とをそれぞれ2つずつとすることで、各コイルばね群44,46の構成を簡略化できる。
なお、上記各実施の形態において、第2コイルばね群46は、3つ以上設けてもよい。例えば3以上の奇数個の第2コイルばね群46を有する場合には、1つを重心Gに対応する位置とし、残りを前後にバランスよく配置し、2以上の偶数個の第2コイルばね群46を有する場合には、重心Gを挟む位置にバランスよく配置すればよい。
また、一の第2コイルばね群46の各第2コイルばね45と他の第2コイルばね群46の各第2コイルばね45とは、周方向にずれた位置でもよい。この場合には、第2コイルばね45を第1コイルばね群44の各第1コイルばね43の間、すなわちこれら第1コイルばね43とずれた位置に配置することで、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
次に、第4の実施の形態を図6を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第4の実施の形態は、上記各実施の形態において、第2コイルばね群46が1つ設けられているものである。
すなわち、この第2コイルばね群46は、第1コイルばね群44の外方、すなわち電動送風部11の重心Gに対応する位置に配置されている。なお、第1コイルばね43の個数や配置、および、第2コイルばね45の個数や配置などは、便宜上、上記第1の実施の形態と同様としたが、上記各実施の形態のいずれの構成としてもよい。
そして、電動送風機41をモータカバー42に対して弾性的に支持する複数の第1コイルばね43と、電動送風部11を本体ケース5に対して弾性的に支持する複数の第2コイルばね45とを、電動送風部11の周方向に対して互いにずらして配置するなど、上記各実施の形態と同様の構成を有することにより、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができるとともに、第2コイルばね群46を1つとして、電動送風部11の重心Gに対応する位置に配置することで、第2コイルばね群46により電動送風部11を効果的に弾性支持しつつ、構成を簡略化できる。
なお、上記各実施の形態において、各コイルばね43,45の配置は、互いに周方向にずらして電動送風部11を保持できれば、任意に設定できる。
同様に、各コイルばね群44,46は、2本以上の任意の本数のコイルばね43,45を備えるように構成できる。
すなわち、例えば上記各実施の形態のコイルばね群44,46の各コイルばね43,45のそれぞれを、全体として同様のばね定数を有する複数本のコイルばねとすることなども可能である。
また、第1コイルばね群44は、各ばね支持体51,52によってユニット状にそれぞれ形成したが、例えば各第1コイルばね43の端部をモータフレーム47の外周、あるいはモータカバー42の内周に直接係止する構成などでもよい。
さらに、各ばね支持体51,52のばね保持部71,73の構成は、例えば各第1コイルばね43の端部を溝に嵌合させる構成、あるいは各第1コイルばね43の端部をガイドリブに取り付ける構成などとしてもよい。
同様に、第2コイルばね群46は、本体ケース側ばね支持体102によってユニット状にそれぞれ形成したが、例えば各第2コイルばね45の端部をモータカバー42の外周、あるいは送風室6の内面に直接係止する構成などでもよい。
さらに、ばね保持部101,107の構成は、例えば各第2コイルばね45の端部を溝に嵌合させる構成、あるいは各第2コイルばね45の端部をガイドリブに取り付ける構成などとしてもよい。
そして、電気掃除機の細部は、上記構成に限定されるものではなく、例えばアップライト型やハンディ型の電気掃除機などにも対応して用いることができる。
本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の要部を示す縦断面図である。 同上電気掃除機の要部を示す横断面図である。 同上電気掃除機を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の電気掃除機の要部を示す横断面図である。 本発明の第3の実施の形態の電気掃除機の要部を示す横断面図である。 本発明の第4の実施の形態の電気掃除機の要部を示す縦断面図である。
符号の説明
5 本体ケース
6 収容室としての送風室
11 電動送風部
41 電動送風機
42 カバー体としてのモータカバー
43 第1コイルばね
44 第1コイルばね群
45 第2コイルばね
46 第2コイルばね群
55 電動部である電動機
57 ファンである遠心ファン

Claims (5)

  1. 電動送風機およびこの電動送風機の少なくとも一部を覆うカバー体を備えた電動送風部と、
    この電動送風部を収容する収容室を区画する本体ケースと、
    前記電動送風機と前記カバー体との間に位置して前記電動送風機を前記カバー体に対して弾性的に支持する複数の第1コイルばねを備えた第1コイルばね群と、
    前記カバー体と前記本体ケースとの間に位置して前記電動送風部を前記本体ケースに対して弾性的に支持する複数の第2コイルばねを備えた第2コイルばね群とを具備し、
    前記第1コイルばねと前記第2コイルばねとは、前記電動送風部の周方向に対して互いにずれて配置されている
    ことを特徴とした電気掃除機。
  2. 第1コイルばね群は、3つの第1コイルばねを備え、
    第2コイルばね群は、3つの第2コイルばねを備え、
    前記第1コイルばねと前記第2コイルばねとは、電動送風部の周方向に対して互いに60°ずつずれて交互に配置されている
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 第1コイルばね群は、1つの第1コイルばねが電動送風機の下部に位置し、かつ、他の2つの第1コイルばねが前記電動送風部の上部両側に位置し、
    第2コイルばね群は、1つの第2コイルばねが前記電動送風部の上部に位置し、かつ、他の2つの第2コイルばねが前記電動送風部の下部両側に位置している
    ことを特徴とした請求項2記載の電気掃除機。
  4. 第1コイルばね群は、電動送風部の重心に対応する位置に配置され、
    第2コイルばね群は、前記電動送風部の重心を挟む位置に複数配置されている
    ことを特徴とした請求項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機。
  5. 電動送風機は、ファンおよびこのファンを回転させる電動部を有し、
    前記ファン側に位置する第2コイルばね群の第2コイルばねのばね定数が、前記電動部側に位置する第2コイルばね群の第2コイルばねのばね定数よりも小さい
    ことを特徴とした請求項4記載の電気掃除機。
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