JP2009189177A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トルクフィードフォワード出力に重畳するノイズ成分を除去するための遅れ時間を最小限にし、トルクフィードフォワード機能の性能を最大限引き出すモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】速度指令11とモータ速度18との速度偏差15を0にするよう制御する速度制御手段4と、速度指令11を入力してトルクフィードフォワード出力12とするトルクフィードフォワード算出手段1と、トルクフィードフォワード出力12にフィルタ処理をして、フィルタ出力13とするフィルタ手段2と、フィルタ出力13を入力し、補正出力14を出力する補正手段3を備え、補正手段3は、フィルタ出力13の絶対値があらかじめ設定された閾値よりも小さい場合には補正出力14を0とし、大きい場合にはフィルタ出力13をそのまま補正出力14とする補正処理をおこない、速度制御手段4の出力と補正手段3の出力を加算したものをトルク指令とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、トルクフィードフォワードを用いてモータを制御するモータ制御装置に関する。
部品実装機や工作機械など位置制御や速度制御の高速応答性が求められる場合、通常行われているフィードバック制御だけでは応答性に限界がある。そこでフィードフォワード制御とフィードバック制御の併用により上記課題を解決している。
例えば、位置指令を1回微分したものを速度指令に加える速度フィードフォワード制御や速度指令を1回微分したものをトルク指令に加えるトルクフィードフォワード制御により、応答性を向上させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−171410号公報
しかしながら、上述した技術では、速度フィードフォワードで1回微分、トルクフィードフォワードでは位置の一回微分に相当する速度をさらに1回微分していることになり、ノイズの影響を受けやすい。そのノイズ成分を除去するために一次遅れフィルタが用いられるが、これにより応答性を犠牲にしなくてはならず、本来の目的である高速応答性の性能を十分に発揮することができないという課題がある。
特に、速度制御におけるトルクフィードフォワードは、速度指令が外部からのアナログ入力となることが多く、ノイズ成分が極めて大きくなり、トルクフィードフォワード制御が正常に機能しなくなる場合も考えられる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、トルクフィードフォワード出力に重畳するノイズ成分を除去するための遅れ時間を最小限にし、トルクフィードフォワード機能の性能を最大限引き出すモータ制御装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載のモータ制御装置は、モータの速度を速度指令値に一致させるよう制御するモータ制御装置において、モータの位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段にて検出した位置からモータ速度を算出する速度算出手段と、速度指令と前記速度算出手段にて検出したモータ速度との差分を0にするよう制御する速度制御手段と、前記速度指令を入力して1回微分し、トルクフィードフォワードゲインをかけて、トルクフィードフォワード出力とするトルクフィードフォワード算出手段と、前記トルクフィードフォワード出力にフィルタ処理をして、フィルタ出力とするフィルタ手段と、前記フィルタ出力を入力し、補正値を出力する補正手段を備え、前記補正手段は、前記フィルタ出力の絶対値があらかじめ設定された閾値よりも小さい場合には0を補正出力とし、大きい場合には前記フィルタ出力をそのまま出力する処理をおこない、前記速度制御手段の出力と前記補正手段の出力を加算したものをトルク指令とする。
また、請求項2に記載のモータ制御装置は、前記閾値は、加速度が0における前記フィルタ出力の最大値(ノイズ成分)をパラメータにて設定する。
請求項1,2に記載のモータ制御装置によれば、補正処理によって一次遅れフィルタの時定数を最小限にすることができ、トルクフィードフォワード機能の性能を最大限引き出すことができる。
また、請求項2に記載のモータ制御装置によれば、閾値の設定は、パラメータによって容易に調整することができる。
モータの位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段にて検出した位置からモータ速度を算出する速度算出手段と、速度指令と前記速度算出手段にて検出したモータ速度との差分を0にするよう制御する速度制御手段と、前記速度指令を入力して1回微分し、トルクフィードフォワードゲインをかけて、トルクフィードフォワード出力とするトルクフィードフォワード算出手段と、前記トルクフィードフォワード出力にフィルタ処理をして、フィルタ出力とするフィルタ手段と、前記フィルタ出力を入力し、補正値を出力する補正手段を備え、前記補正手段は、前記フィルタ出力の絶対値があらかじめ設定された閾値よりも小さい場合には0を補正出力とし、大きい場合には前記フィルタ出力をそのまま出力する処理をおこない、前記速度制御手段の出力と前記補正手段の出力を加算したものをトルク指令とする。
(実施の形態1)
以下、実施の形態について図を参照して説明する。図1は、本発明のモータ駆動装置における制御要部のブロック構成図である。
図1において、トルクフィードフォワード算出手段1には、速度指令11が入力され、1回微分して加速度指令を算出し、その加速度指令に(モータイナーシャ+負荷イナーシャ)を乗ずることでトルク単位に換算し、それをトルクフィードフォワード出力12として出力する。フィルタ手段2には、トルクフィードフォワード出力12が入力され、1次遅れフィルタなどのフィルタ処理を行い、フィルタ出力13を補正手段3に出力する。補正手段3では、入力されたフィルタ出力13に対して、後述する閾値によって補正出力14を出力する。
速度制御手段4は、速度指令11とモータ速度18との差分である速度偏差15を0に制御するための速度制御出力16を出力する。位置検出手段5は、エンコーダやレゾルバなどの位置検出器よりモータ位置17を検出する。速度算出手段6では、モータ位置17の差分によりモータ速度18を検出する。
本発明のモータ制御装置における特徴は、フィルタ手段2の出力を補正手段3の閾値によって処理した補正出力14と、速度制御手段4の速度制御出力16とを加算して、トルク指令19とした点である。補正手段3を除けば、一般的なトルクフィードフォワード機能を備えた速度制御の構成となっている。
一般的なトルクフィードフォワードの構成では、速度指令の1回微分により算出されるトルクフィードフォワード出力12に含まれるノイズ成分の除去は、1次遅れフィルタなどのフィルタ手段2でのみ行われる。ノイズ成分の大きさによりこの1次遅れフィルタの時定数の調整を行うことになるが、特に速度指令が外部からのアナログ入力などノイズ成分が重畳しやすい構成の場合、この1次遅れフィルタの時定数はかなり大きくする必要がある。フィルタ時定数を大きくするということは、トルクフィードフォワードの本来の目的である速度応答性向上の効果を大きく損なうことを意味する。
本発明のモータ制御装置は、補正手段3を従来の構成に対し付加することで、ノイズ除去によるフィルタの遅れを最小限に抑えることができ、その結果、トルクフィードフォワ
ードによる速度応答性向上の効果を最大限発揮させることができる。
以下、補正手段3について詳細に説明する。補正手段3は、フィルタ出力13が閾値以下の場合には、補正出力14を0とし、閾値より大きい場合には、フィルタ出力13の値をそのまま補正出力14として出力する(図2参照)。つまり、フィルタ出力13が閾値より小さいときのみ、トルクフィードフォワード機能を無効にする点が特徴である。この補正処理によって、なぜトルクフィードフォワード機能による速度応答性向上の効果が損なわれないかを次に説明する。
トルクフィードフォワード機能は、加速度に応じたトルク値を速度フィードバック制御処理の出力に加算しているが、そもそも速度フィードバック制御自体でも速度応答性はある程度向上させることができる。
図3は、速度フィードバック制御のみの場合と、トルクフィードフォワード機能を付加した場合の応答性(縦軸)と加速度(横軸)の関係を説明するグラフである。
図3において、応答性が1とは遅れなしで応答していることを意味している。トルクフィードフォワード機能を付加することで、加速度が大きい領域まで応答性を向上させることができる。つまり、加速度が小さいときはトルクフィードフォワード機能がなくても速度フィードバック制御により速度応答は可能となる。
トルクフィードフォワードの必要性の有無は、加速度の大きさ、すなわちフィルタ出力13の大きさにより切替えることが可能だと考えることができる。また、加速度が小さいときはノイズ成分による影響が大きいが、加速度が大きくなるほど、基本成分に対するノイズ成分の比率が下がるため、ノイズの影響を受け難くなる。
以上のことより、補正手段3は、フィルタ出力13の大きさによって補正出力を0とするか、フィルタ出力値をそのまま出力するかを切替え、ノイズによる影響を受け難くすることができる。
これにより、フィルタ手段2による一次遅れフィルタの時定数を最小限にすることができ、その結果、真にトルクフィードフォワード機能の効果が必要な領域での速度応答性の劣化を最小限に抑えることができる。
また、補正手段3で用いる閾値に関しては、加速度が0のときのフィルタ出力13がノイズによる成分であるため、そのときの最大値を閾値として設定することでノイズ成分による影響をなくすことができる。また、閾値の設定方法は、パラメータとして持たせることで調整ができるようにするのが望ましい。
本発明のモータ駆動装置は、速度指令が外部からのアナログ入力でノイズ成分が重畳しやすい装置などに有用である。
本発明の実施の形態1における制御要部のブロック構成図 本発明の補正手段におけるフィルタ出力(閾値)と補正出力の説明図 速度フィードバックとトルクフィードフォワード機能付加の比較説明図
符号の説明
1 トルクフィードフォワード算出手段
2 フィルタ手段
3 補正手段
4 速度制御手段
5 位置検出手段
6 速度算出手段
11 速度指令
12 トルクフィードフォワード出力
13 フィルタ出力
14 補正出力
15 速度偏差
16 速度制御出力
17 モータ位置
18 モータ速度
19 トルク指令

Claims (2)

  1. モータの速度を速度指令値に一致させるよう制御するモータ制御装置において、
    モータの位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段にて検出した位置からモータ速度を算出する速度算出手段と、
    速度指令と前記速度算出手段にて検出したモータ速度との差分を0にするよう制御する速度制御手段と、
    前記速度指令を入力して1回微分し、トルクフィードフォワードゲインをかけて、トルクフィードフォワード出力とするトルクフィードフォワード算出手段と、
    前記トルクフィードフォワード出力にフィルタ処理をして、フィルタ出力とするフィルタ手段と、
    前記フィルタ出力を入力し、補正値を出力する補正手段を備え、
    前記補正手段は、前記フィルタ出力の絶対値があらかじめ設定された閾値よりも小さい場合には0を補正出力とし、大きい場合には前記フィルタ出力をそのまま出力する処理をおこない、
    前記速度制御手段の出力と前記補正手段の出力を加算したものをトルク指令とすることを特徴としたモータ制御装置。
  2. 前記閾値は、加速度が0における前記フィルタ出力の最大値(ノイズ成分)をパラメータにて設定する請求項1に記載のモータ制御装置。
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