JP2009188902A - 無線スケジューリング装置、無線通信システム、および無線スケジューリング方法 - Google Patents

無線スケジューリング装置、無線通信システム、および無線スケジューリング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】システムスループットを更に向上させることのできる無線スケジューリング技術を提供する。
【解決手段】無線品質に応じて変調方式が選択される無線通信システムにおける無線スケジューリング装置は無線品質取得手段とスケジューリング手段とを有している。無線品質取得手段は、移動局の各々について、無線品質を示す無線品質情報を取得する。スケジューリング手段は、無線品質取得手段によって取得された無線品質情報から、無線品質に応じた無線チャネルの割り当てにおける緊急度を判断し、その緊急度の高い移動局に対して優先的に無線チャネルを割り当てる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の移動局に対して無線リソースを割り当てるための無線スケジューリング技術に関する。
近年、移動体通信には、転送することのできるデータ量を増加することが求められている。また、移動体通信には、マルチメディアサービスを実現することも求められている。そのため、無線スケジューリングにおいて、サービス毎に異なるQoS(Quality of Service(サービス品質))を保証するとともに、システムのスループットをできるだけ上げるような制御が求められる。ここでいう無線スケジューリングは、無線基地局と、その無線基地局のエリアに在圏する複数の移動局との通信に無線リソースを割り当てるためのものである。
例えば、無線通信標準規格であるIEEE802.16−2004には、QoSサービスタイプとして、UGS(Unsolicited Grant Service)、rtPS(Real−time Polling Service)、nrtPS(Non real−time Polling Service)、BE(Best Effort)が定義されている。これらのQoSサービスタイプは、それぞれに要求されるサービス品質(QoS)が異なっている。QoSは、例えば遅延や伝送レートの品質である。
UGSは、固定データレートのデータをリアルタイムで転送するサービスである。rtPSは、可変データレートのデータをリアルタイムで転送するサービスである。nrtPSは、一定帯域の保証を必要とする非リアルタイムサービスである。BEは、一定帯域の保証を必要としないサービスである。
特許文献1では、各QoSサービスタイプによって要求されるQoSが異なることを考慮して、要求されるQoSに応じてデータをQoSクラスに分類し、QoSクラス毎にスケジューリングを行うことが提案されている。このスケジューリングにおいては、各サービスにおけるQoSの要求を満たしつつ、限られた無線リソースを効率よく利用することが求められる。
主なスケジューリング方法として、ラウンドロビン法、PF(Proportional Fairness)法、Maximum CINR(carrier−to−interference−and−noise ratio)法が知られている。
ラウンドロビン法は、複数の移動局に対して、無線品質を考慮せずに無線リソースを公平に割り当てる方法である。PF(Proportional Fairness)法では、無線基地局と移動局との間の無線品質を考慮して無線リソースが割り当てられる。Maximum CINR(Carrier−to−Interference−and−Noise Ratio(搬送波対干渉・雑音電力比))法においても無線品質が考慮される。ここでいう無線品質の例としてCINRの他にSINR(Signal to Interference and Noise Ratio)が挙げられる。
図12は、ラウンドロビン法によるスケジューリングを説明するための図である。図12から分かるように、ラウンドロビン法では、同じ無線基地局に属する複数の移動局に対して順番に無線リソースが割り当てられる。各移動局に対して無線リソースが公平に割り当てる。
これに対して、PF法およびMaximum CINR法では、無線品質を考慮してスケジューリングを行うことによって、ラウンドロビン法と比べてシステムスループットを改善している。PF法やMaximum CINR法を用いる際には、AMC(Adaptive Modulation Coding)技術が併用される。AMCでは、各移動局に用いる変調方式または符号化率が無線品質に応じて選択される。無線品質が高い移動局に対しては、データ伝送速度が速い変調方式または符号化率が選択される。無線品質が低い移動局に対しては、データ伝送速度が遅い変調方式または符号化率が選択される。このような制御によって、PF法あるいはMaximum CINR法では、ラウンドロビン法に比べて高いシステムスループットが実現されている。
以下、PF法およびMaximum CINR法の処理について説明する。
まず、PF法について説明する。
PF法では、複数の移動局に対する公平性に配慮しつつ、各移動局の瞬時無線品質に応じて無線リソース割り当てが行われる。ここでは移動局のインデックスをkとする。また、移動局kの瞬時無線品質をγkとし、移動局kの平均無線品質をγave,kとする。
まず、式(1)を用いて各移動局について評価関数Ckの値を算出する。そして、評価関数Ckの値が大きい移動局に対して無線リソースを割り当てる。
Figure 2009188902
PF法では、平均無線品質に対する瞬時無線品質が高い状態の移動局に無線リソースが割り当てられる。無線品質が高ければAMCによってデータ伝送速度が速くなる。瞬時無線品質の高い移動局に無線リソースを割り当てれば、データ伝送速度の速い移動局に無線リソースを割り当てることになるので、システムスループットが向上する。また、PF法では、平均無線品質に対する瞬時無線品質を用いることによって、各移動局に対する高い公平性が保たれる。
次に、Maximum CINR法について説明する。
Maximum CINR法では、瞬時無線品質であるCINRが高い移動局に無線リソースが割り当てられる。まず、式(2)を用いて各移動局について評価関数Ckの値を算出する。そして、評価関数Ckの値が大きい移動局に対して無線リソースを割り当てる。
Figure 2009188902
Maximum CINR法では、瞬時無線品質が高い移動局に無線リソースが割り当てられるので、システムスループットはPF法より更に向上する。しかし、PF法と比べると、Maximum CINR法では平均無線品質が低い移動局に対して無線リソースが割り当てられる機会が少なくなるので、PF法の方がMaximum CINR法よりも公平性が高い。
例えば、無線基地局の近傍にいる無線品質が高い移動局に無線リソースが割り当てられる機会が多くなり、無線基地局から遠方にいる無線品質が低い移動局に無線リソースが割り当てられる機会が少なくなる傾向となる。その結果、無線基地局から遠い移動局ほど、要求されるQoSが保てない状態が発生しやすくなる。
特開2007−28638号公報
上述したように、PF法およびMaximum CINR法では、無線品質を考慮した無線スケジューリングを行うことにより、システムとしてのスループットを向上させている。しかしながら、いずれも無線品質を測定した時点での瞬時無線品質を用いた制御であり、将来の無線品質が考慮されていなかった。そのため、将来の無線品質の変動が考慮できずにQoSを保てないまたは各移動局において無線品質の高いタイミングで無線チャネルを割り当てることができない場合があった。
将来の無線品質を予測してスケジューリングを行う技術を提案する文献(特開2004−363679号公報)があるが、これは予め入手した降雨情報に基づいて無線品質の劣化を予測するものである。無線品質の変動の要因には降雨だけでなく、様々なものがある。例えば、フェージングによって無線品質は激しく変動することもある。そのため、降雨情報からの予測だけでは無線品質の変動の予測が不十分となり、その結果、システムのスループットの向上も不十分となる場合があった。
本発明の目的は、システムスループットを更に向上させることのできる無線スケジューリング技術を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の無線スケジューリング装置は、無線品質に応じて変調方式が選択される無線通信システムにおける無線スケジューリング装置であって、
移動局の各々について、無線品質を示す無線品質情報を取得する無線品質取得手段と、
前記無線品質取得手段によって取得された前記無線品質情報から、無線品質に応じた無線チャネルの割り当てにおける緊急度を判断し、該緊急度の高い移動局に対して優先的に無線チャネルを割り当てるスケジューリング手段と、を有している。
本発明の無線通信システムは、無線品質に応じて変調方式が選択される無線通信システムであって、
無線リソースの割り当てを受け、割り当てられた前記無線リソースを利用して通信を行う移動局と、
前記移動局の各々について、無線品質を示す無線品質情報を取得し、該無線品質情報から、無線品質に応じた無線チャネルの割り当てにおける緊急度を求め、前記緊急度の高い移動局に対して優先的に無線チャネルを割り当てる無線基地局と、を有している。
本発明の無線スケジューリング方法は、無線品質に応じて変調方式が選択される無線通信システムにおける無線スケジューリング方法であって、
移動局の各々について、無線品質を示す無線品質情報を取得し、
取得した前記無線品質情報から、無線品質に応じた無線チャネルの割り当てにおける緊急度を求め、
求めた前記緊急度の高い移動局に対して優先的に無線チャネルを割り当てる、無線スケジューリング方法である。
本発明によれば、無線品質の変動に対する緊急度の高い移動局に優先的に無線チャネルを割り当てることができ、その時点の無線品質だけを用いる場合と比べて、システムスループットを更に向上させることができる。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。図1を参照すると、無線通信システムは無線基地局11と移動局12を有している。
無線基地局11は無線リソースを管理しており、移動局12に対して無線リソースを割り当てる。その際、無線基地局11は、複数の移動局12に対する無線リソースの割り当てをスケジューリングする。
無線チャネル割り当てのスケジューリングにおいて、無線基地局11は無線品質に応じた無線チャネルの割り当てを行う。具体的には、無線品質の高い移動局12が無線品質の低い移動局12よりも優先される。その際、無線基地局11は、無線品質に応じた無線チャネルの割り当てにおける緊急度を考慮する。無線基地局11は、まず、移動局12の各々について無線品質を示す無線品質情報を取得し、その無線品質情報から、無線品質に応じた無線チャネルの割り当てにおける緊急度を移動局毎に求める。そして、無線基地局11は、緊急度の高い移動局に対して優先的に無線チャネルを割り当てる。
また、無線基地局11は、無線リソースを割り当てた移動局12との間で無線リソースを用いてデータを送受信することにより、移動局12による通信を実現する。移動局12は、無線基地局11から無線リソースの割り当てを受け、割り当てられた無線リソースを無線基地局11との間で利用して通信を行う。無線基地局11と移動局12の間では、AMC(Adaptive Modulation Coding)技術が用いられ、無線品質に応じて変調方式または符号化率が選択される。無線品質が高い移動局12に対しては、データ伝送速度が速い変調方式または符号化率が選択される。無線品質が低い移動局12に対しては、データ伝送速度が遅い変調方式または符号化率が選択される。なお、変調方式と符号化率とを含めて単に変調方式と呼ぶこともある。
図2は、本実施形態による無線基地局の構成を示すブロック図である。図2を参照すると、無線基地局11は、無線品質取得部21およびスケジューリング部22を有している。
無線品質取得部21は、移動局12の各々について、無線品質を示す無線品質情報を取得する。その際、無線品質取得部21は、移動局12で測定された下り回線の無線品質を示す情報を移動局12から受信することにしてもよい。あるいは、無線品質取得部21は、移動局12からの上り回線の無線品質を測定することにより、無線品質情報を取得することにしてもよい。無線品質の例として、CINR(Carrier−to−Interference−and−Noise Ratio(搬送波対干渉・雑音電力比))、またはSignal to Interference and Noise Ratio)がある。
スケジューリング部22は、無線品質取得部21によって取得された無線品質情報から、無線品質に応じた無線チャネルの割り当てにおける緊急度を移動局12毎に算出する。
緊急度は、将来の予想において近い将来に無線品質が大きく低下する可能性が高い場合に、高くなる。無線チャネルの割り当てが遅れると、無線チャネルが割り当てられる前にその移動局12の無線品質が低下してしまう可能性が高いからである。例えば、現在の瞬時無線品質が高く、無線品質の測定結果における分散の値が大きければ、近い将来に無線品質が大きく低下する可能性が高いと考えられる。また、将来の無線品質の予測値が現在の瞬時無線品質から大きく低下した値であれば、近い将来に無線品質が大きく低下する可能性が高いと考えられる。
さらに、スケジューリング部23は、算出した緊急度の高い移動局12に対して優先的に無線チャネルを割り当てるような無線スケジューリングを行う。
以上説明したように、本実施形態では、移動局の各々について、無線品質を示す無線品質情報を取得し、その無線品質情報から、無線品質に応じた無線チャネルの割り当てにおける緊急度を求め、緊急度の高い移動局に対して優先的に無線チャネルを割り当てる。それ故、本実施形態によれば、無線品質の変動に対する緊急度の高い移動局に優先的に無線チャネルを割り当てることができ、その時点の無線品質だけを用いる場合と比べて、システムスループットを更に向上させることができる。
以下、より具体的な実施例について説明する。
(第1の実施例)
図3は、第1の実施例による無線基地局11の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、無線基地局11は、バッファ31、フレーム生成部32、無線部33、アンテナ34、無線品質管理部35、およびスケジューラ36を有している。
バッファ31は、入力された送信データを、移動局12の各々に対してQoSサービスタイプ毎に分類し、それぞれにキューイングして一時的に蓄積する。
図4は、バッファ31の構成を説明するための説明図である。ここでは、移動局12の個数をNとし、QoSサービスタイプの個数をMとする。図4を参照すると、バッファ31は複数のキュー41〜43を構成している。移動局1に対するQoSサービスタイプ1のデータはキュー41に蓄積され、移動局1に対するQoSサービスタイプ2のデータはキュー42に蓄積され、移動局Nに対するQoSサービスタイプMのデータはキュー43に蓄積されている。
バッファ31は、各移動局12についてQoSサービスタイプ毎に異なるキュー41〜43に保存した送信データを、フレーム生成部12からの指示に従って、フレーム生成部32に出力する。また、バッファ31は、各キュー41〜43の状態をキュー情報としてスケジューラ36に出力する。キュー情報には、各キューについて、移動局12に対応するユーザとQoSサービスタイプとを特定することのできる識別情報、データ長の情報、および遅延要求に対する残り時間の情報が含まれている。
フレーム生成部32は、スケジューラ36からの指示に従って、バッファ31からデータを読み出し、そのデータを格納した送信フレームを生成して無線部33に出力する。
無線部33は、フレーム生成部32からの送信フレームに対して変調処理を行い、アンテナ34から送信する。アンテナ34は送受信に兼用となっており、無線部33は、移動局32からのフレームをアンテナ34を介して受信する。
無線部33は、受信したフレームに対して復調処理を行う。復調処理過程において、無線部33は、移動局32からの受信信号から無線品質情報を取得する。その際、無線部33は、移動局32からの信号の受信における無線品質を測定し、また移動局32より通知された無線品質を受信信号から抽出することによって、無線品質情報を取得する。そして、無線部33は取得した無線品質情報を無線品質管理部35に出力する。ここで無線品質情報として例えば、瞬時無線品質、平均無線品質、無線品質の分散、現時点から将来を予測した無線品質などが挙げられる。
無線品質情報の一例である無線品質の分散を算出する方法の一例について説明する。ここでは、例えば無線品質としてCINRを用い、時間インデックスをnとし、忘却係数をδとする。
まず、無線部33は、式(3)を用いてCINRの平均値CINRaveを算出する。
Figure 2009188902
続いて、無線部33は、式(4)を用いてCINRの平均二乗平均χ2を算出する。
Figure 2009188902
更に、無線部33は、式(5)を用いて無線品質の分散σ2を算出する。
Figure 2009188902
また、無線品質情報の他の例である、将来を予測した無線品質を算出する方法の一例について説明する。ここでは、s回先の送信機会における無線品質の予測値CINRpred,sを、推定誤差の2乗平均を最小にするウィーナーフィルタの近似解法を予測に適用して算出することにする。
無線部33は、式(6)を用いて、無線品質の予測値CINRpred,sを算出する。この計算の更に詳細については、例えば、「最適フィルタリング」(西山清、培風館、2001)や、「新版応用カルマンフィルタ」(片山徹、朝倉書店、2000)に記載されている。
Figure 2009188902
式(6)において、()Tは行列に対する転置操作を表し、mは現在までのCINR値の個数を表している。ここで、平均を求める演算をE{・}とすると、式(6)におけるCINRの自己相関r[l]は式(7)で算出される。
Figure 2009188902
図3に戻り、無線品質管理部35は、無線部33から受信した無線品質情報に基づき、移動局12毎に無線品質を管理する。また、無線品質管理部35は、管理している無線品質情報をスケジューリング部36に通知する。
例えば、周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)の場合、上り回線と下り回線で各々別々の周波数帯域が使用されるので、送信と受信で通信路が異なる。そのため、無線品質管理部35は、下り回線の無線品質として、移動局12より上り回線を介して通知される無線品質情報を用いてもよい。
また、時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の場合、上り回線と下り回線で同一の周波数帯域が使用されるので、送信と受信で通信路が同じである。そのため、無線品質管理部35は、上り回線と下り回線の無線品質が同等であると仮定して、下り回線の無線品質として上り回線の無線品質を用いることにしてもよい。
スケジューラ36は、バッファ31からのキュー情報を受信し、無線品質管理部15から無線品質情報を受信する。バッファ31からのキュー情報には、各キューについてユーザおよびQoSサービスタイプを特定することのできる識別情報と、そのキューのデータ長の情報が含まれている。
スケジューラ36は、各キューのデータに要求されるQoSをQoSサービスタイプから判断し、各キューを優先度毎のQoSクラスにクラス分けする。そして、スケジューラ36は、優先度の高いQoSクラスから、キュー情報および無線品質情報に基づいてスケジューリングを行う。本実施例におけるスケジューリングの詳細については後述する。このスケジューリングによって、フレーム生成部32の生成する送信フレームの各々について、そのフレームに格納すべきデータが決まる。スケジューラ36は、スケジューリング結果に基づいて、各送信フレームに格納すべきデータの識別情報とデータ長の情報とをフレーム生成部32に指示する。
次に、スケジューラ36の動作について詳細に説明する。
図5は、第1の実施例によるスケジューラ36の処理手順を示すフローチャートである。
ここでは、上述したQoSクラスのインデックスをpとし、各QoSクラスには優先度の高い方から順番に1,2,3・・・と番号が付与される。QoSクラスの個数をp_maxとする。
また、スケジューラ36は、将来の無線品質の状態を考慮した優先度に応じて、移動局12を優先クラスにクラス分けする。その優先クラスのインデックスをqとし、各優先クラスには優先度の高い方から順番に1,2,3・・・と番号が付与される。優先クラスの個数をq_maxとする。
図5を参照すると、ステップS1にて、まず、QoSサービスタイプにから求められるQoSを判断し、QoSクラス分けを行う。本実施例では、各QoSサービスタイプに対応するQoSクラスを設け、QoSの要求が厳しい方から順番に番号を付与する。例えば、IEEE802.16−2004において、UGS、rtPS、nrtPS、BEのそれぞれに対応するQoSクラスを設け、その順番に1,2,3,4と番号を付与する。
次に、ステップS2にて、スケジューリングの対象とするQoSクラスのインデックスpを“1”に初期化する。これにより、スケジューリングの対象が、インデックスpが“1”のQoSクラスに決まる。
次に、ステップS3にて、遅延時間への要求に対して残り時間が少ない移動局12に対して、無線リソースが残っている限り、無線リソースを割り当てる。遅延時間への要求に対して残り時間が少ないことは、例えば所定の閾値により判定すればよい。
次に、ステップS4にて、無線リソースに残りがあるか否か判定する。無線リソースが残っていなければ処理を終了する。
無線リソースが残っていれば、ステップS5にて、無線品質情報に基づき、移動局12を優先クラスにクラス分けする。このクラス分けにより、将来の無線品質を考慮した優先度が与えられる。本ステップの詳細については更に図6を用いて後述する。
次に、ステップS6にて、スケジューリングの対象とする優先クラスのインデックスqを“1”に初期化する。これにより、スケジューリングの対象が、インデックスqが“1”の優先クラスに決まる。
ステップS7では、スケジューリングの対象となっているQoSクラスおよび優先クラスの中でスケジューリングを行い、選択した移動局12に対して無線リソースを割り当てる。ここでのスケジューリングには、例えば、ラウンドロビン法、PF法、Maximum CINR法など既存の方法を用いてもよい。そして、ステップS7で無線リソースを割り当てた移動局を、ステップS8にて無線リソースの割り当ての対象外にする。
さらに、ステップS9にて、無線リソースが余っており、かつ対象の優先クラスに属しているキューに送信データが残っているか否か判断する。送信データが残っていればステップS7に戻る。送信データが残っていなければ、次に、ステップS10にて、優先クラスのインデックスqをインクリメントする。これは、スケジューリングの対象を次の優先クラスに移すための処理である。
続いて、ステップS11にて、無線リソースが余っているか否かを判断する。無線リソースが残っていなければ処理を終了する。
無線リソースが残っていれば、次に、ステップS12にて、スケジューリングが済んでいない優先クラスが残っているか否か判断する。これは、優先クラスのインデックスqが優先クラスの個数q_maxより大きいか否かで判定する。スケジューリングが済んでいない優先クラスが残っていればステップS7に戻る。
スケジューリングが済んでいない優先クラスが残っていなければ、次に、ステップS13にて、QoSクラスのインデックスpをインクリメントする。これにより、スケジューリングの対象が次のQoSクラスに移る。
次に、ステップS14にて、スケジューリングが済んでいないQoSクラスが残っているか否か判断する。これは、QoSクラスのインデックスpがQoSクラスの個数p_maxより大きいか否かで判定する。スケジューリングが済んでいないQoSクラスが残っていればステップS3に戻る。スケジューリングが済んでいないQoSクラスが残っていなければ処理を終了する。
次に、図6を参照にして、上記図5のステップS5の処理の一例について説明する。ステップS5では、無線品質情報に基づく優先クラス分けが行われる。
図6を参照すると、まずステップS101において、スケジューリングの対象となっているQoSクラスにおける各移動局12の瞬時無線品質であるCINRを閾値CINRthと比較し、CINRがCINRthより大きいか否か判定する。CINRがCINRthより大きいものは高い優先度の優先クラスへ、CINRがCINRth以下のものは低い優先度の優先クラスへというように振り分けられる。
ステップS102では、CINR>CINRthであった移動局12を対象として、無線品質の分散σ2が閾値σth 2より大きいか否か判断する。ステップS103にて、無線品質の分散σ2が閾値σth 2より大きい移動局12を、最も優先度の高い優先クラス1に設定する。ステップS104にて、無線品質の分散σ2が閾値σth 2以下の移動局12を、2番目に優先度の高い優先クラス2に設定する。
その設定の意味について図7を用いて説明する。図7において、ユーザ1はCINRの変動が大きく、ユーザ2はCINRの変動が小さくなっている。そのため、ユーザ1の分散σ2は閾値より大きく、ユーザ2分散σ2は閾値より小さくなっている。分散σ2が大きいほど無線品質CINRの変動が激しいため、現時点での無線品質が高い状態であっても近い将来に無線品質が低下する可能性が高い。そこで、無線品質CINRが高く分散σ2が大きい移動局12には高い優先度を与えることで、無線品質CINRが低下する前に無線リソースを割り当てるのがよい。一方、分散σ2が小さいほど無線品質CINRの変動が少ないため、現時点での無線品質が高い状態であれば将来まで無線品質が高い状態が維持される可能性が高い。そこで、無線品質CINRが高く分散σ2が小さい移動局12には低い優先度を与えてもよい。このように分散σ2は、無線リソース割り当てにおける緊急度を判断するための要素となる。
ステップS105では、CINR≦CINRthであった移動局12を対象として、無線品質の分散σ2が閾値σth 2より小さいか否か判断する。ステップS106にて、無線品質の分散σ2が閾値σth 2より小さい移動局12を、3番目に優先度の高い優先クラス3に設定する。ステップS107にて、無線品質の分散σ2が閾値σth 2以上の移動局12を、最も優先度の低い優先クラス4に設定する。その設定は、無線品質CINRが低く分散σ2が大きい移動局12には低い優先度を与えることで、無線品質CINRが変動によって上昇するのを待つという意味がある。
以上説明したように、本実施例では、瞬時無線品質に加え、無線リソース割り当ての緊急度を判断する要素として無線品質の分散を用いることにより、将来の無線品質を考慮した優先度で優先クラス分けを行っている。瞬時無線品質が高く無線品質の分散が大きい移動局に高い優先度を与えることで、無線品質が高い間に無線リソースが割り当てられる可能性を高め、無線品質が低く無線品質の分散が大きい移動局に低い優先度を与えることで、無線リソースが割り当てられるまでの間に無線品質が上昇する可能性を高めている。本実施例では、このようにして無線リソースを効率よく割り当ててシステムスループットを更に向上させることを可能にしている。
特に、遅延に対する要求のあるQoSサービスタイプについては、将来の無線品質を考慮することにより、要求されている遅延内で比較的無線品質の高いタイミングで無線リソースが割り当てられる機会が多くなる。その結果、QoSを保ちつつ、システムスループットを向上させることができる。
また、本実施例では、優先度の高い優先クラスの順番で、公平性または瞬時無線品質を考慮したスケジューリングを行うことにより、公平性または瞬時無線品質を考慮したスケジューリングを可能にしている。
なお、本実施例では、各QoSサービスタイプに対応するQoSクラスを設ける例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。各QoSサービスタイプによって定まるQoSに基づき、複数のQoSサービスタイプに対して1つのQoSクラスを設けることにしてもよい。
また、本実施例では、無線品質の分散σ2の閾値として、瞬時無線品質CINRが高い移動局12に対する処理(ステップS102)と、瞬時無線品質CINRが低い移動局12に対する処理(ステップS105)とに同じ値を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。他の例として、これらに異なる値を用いてもよい。
また、本実施例では、瞬時無線品質CINRと無線品質の分散σ2のそれぞれに対して1つずつの閾値を用いて優先クラス分けを行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。他の例として、瞬時無線品質CINRと無線品質の分散σ2のそれぞれに対して複数の閾値を設定することにより、瞬時無線品質CINRと無線品質の分散σ2の値によって、複数の優先度の優先クラスにクラス分けすることにしてもよい。
また、本実施例において、瞬時無線品質の閾値CINRthと、無線品質の分散が閾値σth 2とを変更可能なパラメータとしてもよい。そうすることで、例えば、現在の無線品質と、将来の無線品質の優先度との重みの割合を適宜変更することが可能になる。
(第2の実施例)
第2の実施例については主に第1の実施例との相違点に着目して説明する。
第2の実施例は、将来の無線品質の予測値を用いて優先クラスのクラス分けを行う。
図8は、第2の実施例におけるステップS5の処理の一例を示すフローチャートである。図8を参照すると、まずステップS201において、スケジューリングの対象となっているQoSクラスにおける瞬時無線品質であるCINRを閾値CINRthと比較し、CINRがCINRthより大きいか否か判定する。CINRがCINRthより大きいものは高い優先度の優先クラスへ、CINRがCINRth以下のものは低い優先度の優先クラスへというように振り分けられる。
ステップS202では、CINR>CINRthであった移動局12を対象として、s回先の送信機会における無線品質の予測値CINRpred,sと、瞬時無線品質CINRの差ΔCINR(=CINRpred,s−CINR)が閾値ΔCINRthより小さいか否か判断する。
ステップS203では、ステップS202の判断でΔCINR<ΔCINRthであった移動局12を、最も優先度の高い優先クラス1に設定する。ステップS204では、ステップS202の判断でΔCINR≧ΔCINRthであった移動局12を、2番目に優先度の高い優先クラス2に設定する。無線品質の低下が大きいと予想される移動局12に高い優先度を与えて、できるだけ早期に無線チャネルが割り当てられるようにしている。
ステップS205では、CINR≦CINRthであった移動局12を対象として、s回先の送信機会における無線品質の予測値CINRpred,sと、瞬時無線品質CINRの差ΔCINR(=CINRpred,s−CINR)が閾値ΔCINRthより小さいか否か判断する。
ステップS206では、ステップS205の判断でΔCINR<ΔCINRthであった移動局12を、3番目に優先度の高い優先クラス3に設定する。ステップS207では、ステップS205の判断でΔCINR≧ΔCINRthであった移動局12を、最も優先度の低い優先クラス4に設定する。無線品質の低下が大きいと予想される移動局12に高い優先度を与えて、できるだけ早期に無線チャネルが割り当てられるようにしている。
以上説明したように、本実施例では、瞬時無線品質に加え、無線リソース割り当ての緊急度を判断するための要素として、無線品質の将来の予測値と現在の瞬時値の差を用いることにより、将来の無線品質を考慮した優先度で優先クラス分けを行っている。
無線品質の将来の予測値と現在の瞬時値の差から無線品質の低下が予想される移動局に高い優先度を与えることで、無線品質が高い間に無線リソースが割り当てられる可能性を高めている。
特に、遅延に対し要求のあるQoSサービスタイプについては、将来の無線品質を考慮することにより、要求されている遅延内で比較的無線品質の高い間に無線リソースが割り当てられる機会が多くなる。その結果、QoSを保ちつつ、システムのスループットを向上させることができる。
なお、本実施例では、無線品質の将来の予測値と現在の瞬時値の差の閾値ΔCINRthとして、瞬時無線品質CINRが高い移動局12に対する処理(ステップS202)と、瞬時無線品質CINRが低い移動局12に対する処理(ステップS205)とに同じ値を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。他の例として、これらに異なる値を用いてもよい。
また、本実施例では、瞬時無線品質CINRと、無線品質の将来の予測値と現在の瞬時値の差ΔCINRのそれぞれに対して1つずつの閾値を用いて優先クラス分けを行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。他の例として、瞬時無線品質CINRと無線品質の将来の予測値と現在の瞬時値の差ΔCINRのそれぞれに対して複数の閾値を設定することにより、瞬時無線品質CINRと無線品質の将来の予測値と現在の瞬時値の差ΔCINRの値によって、複数の優先度の優先クラスにクラス分けすることにしてもよい。
また、本実施例では、パラメータsは対象となる複数の移動局の中で遅延要求に対する残り時間が一番小さい移動局の残り時間に対応した値にしてもよく、あらかじめ決めた一定の値としてもよい。
また、本実施例では、瞬時無線品質の閾値CINRthと、無線品質の将来の予測値と現在の瞬時値の差の閾値ΔCINRthとを変更可能なパラメータとしてもよい。そうすることで、現在の無線品質と、将来の無線品質の優先度の重みの割合を適宜変更することが可能になる。
(第3の実施例)
第3の実施例については主に第1の実施例との相違点に着目して説明する。
第3の実施例では、将来の無線品質の予測値を用いて算出した評価関数に基づいて、スケジューリングが行われる。この評価関数が、無線リソース割り当てにおける緊急度を判断するための要素となる。
図9は、第3の実施例によるスケジューラ36の処理手順を示すフローチャートである。図9を参照すると、まずステップS31にて、QoSサービスタイプにから求められるQoSを判断し、QoSクラス分けを行う。本実施例では、各QoSサービスタイプに対応するQoSクラスを設け、QoSの要求の厳しい方から順番に番号を付与する。例えば、IEEE802.16−2004において、UGS、rtPS、nrtPS、BEのそれぞれに対応するQoSクラスを設け、その順番に1,2,3,4と番号を付与する。
次に、ステップS32にて、スケジューリングの対象とするQoSクラスのインデックスpを“1”に初期化する。これにより、スケジューリングの対象が、インデックスpが“1”のQoSクラスに決まる。
次に、ステップS33にて、遅延時間への要求に対して残り時間が少ない移動局12に対して、無線リソースが残っている限り、無線リソースを割り当てる。遅延時間への要求に対して残り時間が少ないことは、例えば所定の閾値により判定すればよい。
次に、ステップS34にて、無線リソースに残りがあるか否か判定する。無線リソースが残っていなければ処理を終了する。
無線リソースが残っていれば、ステップS35にて、無線リソースを割り当てるスケジューリングの対象となっているQoSクラスの中でスケジューリングを行い、K個の移動局12を選択する。ここでのスケジューリングには、例えば、ラウンドロビン法、PF法、Maximum CINR法などの既存の方法を用いてもよい。
続いてステップS36にて、瞬時無線品質をCINRとし、選択された移動局kにおけるs回先の送信機会における無線品質の予測値CINRpred,sと現在の瞬時無線品質CINRとの差をΔCINRkとして、式(8)を用いて、選択したK個の移動局12全てについて評価関数Ckを算出する。
Figure 2009188902
式(8)の評価関数Ckは、無線品質の将来の低下が大きいと予想される移動局12ほど大きな値となる。次に、ステップS37にて、K個の移動局12の中で評価関数Ckの値が最も大きな移動局12を選択して、無線リソースを割り当てる。
図10は、評価関数について説明するための図である。図10に示されているように、評価関数Ckの値が最も大きい移動局12(user)を選択すれば、現在から将来への無線品質の大きな低下が予想される移動局12に対して、無線品質が低下する前に優先的に無線リソースを割り当てることが可能となる。
次にステップS38では、ステップS37にて無線リソースを割り当てた移動局12を無線リソースの割り当て対象から除外する。
続いて、ステップS39にて、無線リソースが余っているか否かを判断する。無線リソースが残っていなければ処理を終了する。
無線リソースが残っていれば、次に、ステップS40にて、QoSクラスのインデックスpをインクリメントする。これにより、スケジューリングの対象が次のQoSクラスに移る。
次に、ステップS41にて、スケジューリングが済んでいないQoSクラスが残っているか否か判断する。これは、QoSクラスのインデックスpがQoSクラスの個数p_maxより大きいか否かで判定する。スケジューリングが済んでいないQoSクラスが残っていればステップS33に戻る。スケジューリングが済んでいないQoSクラスが残っていなければ処理を終了する。
以上説明したように、本実施例によれば、将来の無線品質を考慮することで無線品質が低下する前に無線リソースを割り当ることが可能となり、効率的な無線リソース割り当てを行うことができる。
特に、遅延に対する要求のあるQoSサービスタイプについては、将来の無線品質を考慮することで、要求されている遅延内で比較的無線品質の高いタイミングで無線リソースを割り当てる機会が多くなる。その結果、QoSを保ちつつ、システムのスループットを向上させることができる。
なお、本実施例において、移動局12を選択する個数Kを変更可能なパラメータとし、無線リソースの割り当て対象となっている移動局12の個数に応じて適切な値に設定することにしてもよい。
また、本実施例において、無線品質の予測対象となる送信機会を示すsを変更可能なパラメータとし、予め設定しておくことにしてもよい。また、パラメータsを適応的に変化する値としてもよい。例えば、パラメータsを、無線リソース割り当ての対象となっている複数の移動局12の中で、遅延要求に対する残り時間が最も短い移動局12の残り時間に対応した値にしてもよい。
(第4の実施例)
第4の実施例については主に第3の実施例との相違点に着目して説明する。
第4の実施例は、無線リソース割り当ての対象となっている移動局12の全てについて評価関数を算出する点で第3の実施例と異なる。また、第4の実施例は、評価関数の算出式が第3の実施例と異なる。この評価関数が、無線リソース割り当てにおける緊急度となる。
図11は、第4の実施例によるスケジューラ36の処理手順を示すフローチャートである。図11を参照すると、まずステップS51にて、QoSサービスタイプにから求められるQoSを判断し、QoSクラス分けを行う。本実施例では、各QoSサービスタイプに対応するQoSクラスを設け、QoSの要求の厳しい方から順番に番号を付与する。例えば、IEEE802.16−2004において、UGS、rtPS、nrtPS、BEのそれぞれに対応するQoSクラスを設け、その順番に1,2,3,4と番号を付与する。
次に、ステップS52にて、スケジューリングの対象とするQoSクラスのインデックスpを“1”に初期化する。これにより、スケジューリングの対象が、インデックスpが“1”のQoSクラスに決まる。
次に、ステップS53にて、遅延時間への要求に対して残り時間が少ない移動局12に対して、無線リソースが残っている限り、無線リソースを割り当てる。遅延時間への要求に対して残り時間が少ないことは、例えば所定の閾値により判定すればよい。
次に、ステップS54にて、無線リソースに残りがあるか否か判定する。無線リソースが残っていなければ処理を終了する。
無線リソースが残っていれば、ステップS55にて、無線リソースを割り当てるスケジューリングの対象となっているQoSクラスの全てについて評価関数Ckを算出する。その際、移動局kの瞬時無線品質をCINRkとし、s回先の送信機会における無線品質の予測値をCINRpred,k,sとし、式(9)を用いて評価関数Ckを算出する。
Figure 2009188902
式(9)において、uはパラメータであり、正の数である。uの値が大きいほど、瞬時無線品質CINRを重要視したスケジューリングとなる。逆に、uの値が小さいほど、無線品質の予測値を重視したスケジューリングとなる。
また、式(9)の評価関数Ckは、瞬時無線品質CINRが高く、予想される無線品質の低下が大きな値となる。
次にステップS56では、評価関数Ckの値が最も大きな移動局12を選択して、無線リソースを割り当てる。評価関数Ckの値が最も大きい移動局12を選択すれば、現在から将来への無線品質の大きな低下が予想される移動局12に対して、無線品質が低下する前に優先的に無線リソースを割り当てることが可能となる。
次にステップS57では、ステップS56にて無線リソースを割り当てた移動局12を無線リソースの割り当て対象から除外する。
続いて、ステップS58にて、無線リソースが余っているか否かを判断する。無線リソースが残っていなければ処理を終了する。
無線リソースが残っていれば、次に、ステップS59にて、QoSクラスのインデックスpをインクリメントする。これにより、スケジューリングの対象が次のQoSクラスに移る。
次に、ステップS60にて、スケジューリングが済んでいないQoSクラスが残っているか否か判断する。これは、QoSクラスのインデックスpがQoSクラスの個数p_maxより大きいか否かで判定する。スケジューリングが済んでいないQoSクラスが残っていればステップS53に戻る。スケジューリングが済んでいないQoSクラスが残っていなければ処理を終了する。
以上説明したように、本実施例によれば、将来の無線品質を考慮することで無線品質が低下する前に無線リソースを割り当ることが可能となり、効率的な無線リソース割り当てを行うことができる。
特に、遅延に対する要求のあるQoSサービスタイプについては、将来の無線品質を考慮することで、要求されている遅延内で比較的無線品質の高いタイミングに無線リソースを割り当てる機会が多くなる。その結果、QoSを保ちつつ、システムのスループットを向上させることができる。
また、本実施例において、無線品質の予測対象となる送信機会を示すsを変更可能なパラメータとし、予め設定しておくことにしてもよい。また、パラメータsを適応的に変化する値としてもよい。例えば、パラメータsを、無線リソース割り当ての対象となっている複数の移動局12の中で、遅延要求に対する残り時間が最も短い移動局12の残り時間に対応した値にしてもよい。
本実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態による無線基地局の構成を示すブロック図である。 第1の実施例による無線基地局11の構成を示すブロック図である。 バッファ31の構成を説明するための説明図である。 第1の実施例によるスケジューラ36の処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施例におけるステップS5の処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施例における優先クラスの設定の意味を説明するための図である。 第2の実施例におけるステップS5の処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施例によるスケジューラ36の処理手順を示すフローチャートである。 評価関数について説明するための図である。 第4の実施例によるスケジューラ36の処理手順を示すフローチャートである。 ラウンドロビン法によるスケジューリングを説明するための図である。
符号の説明
11 無線基地局
12 移動局
21 無線品質取得部
22 スケジューリング部
31 バッファ
32 フレーム生成部
33 無線部
34 アンテナ
35 無線品質管理部
36 スケジューラ

Claims (12)

  1. 無線品質に応じて変調方式が選択される無線通信システムにおける無線スケジューリング装置であって、
    移動局の各々について、無線品質を示す無線品質情報を取得する無線品質取得手段と、
    前記無線品質取得手段によって取得された前記無線品質情報から、無線品質に応じた無線チャネルの割り当てにおける緊急度を判断し、該緊急度の高い移動局に対して優先的に無線チャネルを割り当てるスケジューリング手段と、を有する無線スケジューリング装置。
  2. 前記スケジューリング手段は、前記移動局を、前記緊急度を考慮した優先度が付与された複数の優先クラスにクラス分けし、優先度の高い優先クラスから順に、優先クラス毎にスケジューリングを行う、請求項1記載の無線スケジューリング装置。
  3. 前記スケジューリング手段は、前記移動局のそれぞれの無線品質の現在の瞬時値および分散に基づいて、前記移動局を前記優先クラスにクラス分けする、請求項2に記載の無線スケジューリング装置。
  4. 前記スケジューリング手段は、前記移動局のそれぞれの無線品質の現在の瞬時値および将来の予測値に基づいて、前記移動局を前記優先クラスにクラス分けする、請求項2に記載の無線スケジューリング装置。
  5. 前記スケジューリング手段は、優先クラス毎のスケジューリングに、ラウンドロビン法、PF法、Maximum CINR法のいずれか1つを用いる、請求項2から4のいずれか1項に記載の無線スケジューリング装置。
  6. 前記スケジューリング手段は、前記無線品質情報に基づいて複数の移動局を選択し、選択した複数の前記移動局の中から更に前記緊急度に基づいて選択した移動局に対して無線リソースを割り当てる、請求項1に記載の無線スケジューリング装置。
  7. 前記スケジューリング手段は、無線品質の現在の瞬時値と将来の予測値との比較から得られる前記緊急度に基づき、将来の無線品質の低下が最も大きいと予想される移動局を選択する、請求項6に記載の無線スケジューリング装置。
  8. 前記スケジューリング手段は、前記移動局のインデックスをkとし、無線品質の予測値をγpred,kとし、瞬時無線品質をγkとし、所定のパラメータuを用いて算出される評価関数
    Figure 2009188902
    の値が最大となる移動局に対して無線リソースを割り当てる、請求項1に記載の無線スケジューリング装置。
  9. 前記スケジューリング手段は、時間インデックスをnとし、瞬時無線品質をγとし、平均を算出する演算をE{・}とし、無線品質の瞬時値の自己相関を
    Figure 2009188902
    とし、転置する操作を()Tとし、用いる無線品質の瞬時値の個数をmとして、
    Figure 2009188902
    という式で算出される、s回先の送信機会における無線品質の予測値γpred,sの値を、前記無線品質の将来の予測値として用いる、請求項4、7、または8に記載の無線スケジューリング装置。
  10. 前記スケジューリング手段は、遅延要求に対する残り時間が所定値を下回ったデータを持つ移動局に対して、無線リソースが残っている限り、最優先で無線リソースを割り当てる、請求項1から8のいずれか1項に記載の無線スケジューリング装置。
  11. 無線品質に応じて変調方式が選択される無線通信システムであって、
    無線リソースの割り当てを受け、割り当てられた前記無線リソースを利用して通信を行う移動局と、
    前記移動局の各々について、無線品質を示す無線品質情報を取得し、該無線品質情報から、無線品質に応じた無線チャネルの割り当てにおける緊急度を求め、前記緊急度の高い移動局に対して優先的に無線チャネルを割り当てる無線基地局と、を有する無線通信システム。
  12. 無線品質に応じて変調方式が選択される無線通信システムにおける無線スケジューリング方法であって、
    移動局の各々について、無線品質を示す無線品質情報を取得し、
    取得した前記無線品質情報から、無線品質に応じた無線チャネルの割り当てにおける緊急度を求め、
    求めた前記緊急度の高い移動局に対して優先的に無線チャネルを割り当てる、無線スケジューリング方法。
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