JP2007274042A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各セルで使用できる周波数帯域を制限することなく、マルチセル環境下においてもスループットを向上する。
【解決手段】クラス分け手段1aは、セル内の端末2a〜2eをクラス分けする。チャネル情報受信手段1bは、端末2a〜2eから複数の周波数帯域ごとにおけるチャネル情報を受信する。スケジューリング手段1cは、優先度の高いクラスの端末から、チャネル情報受信手段1bによって受信されたチャネル情報に基づいて、クラスごとに決められた個数の複数の周波数帯域を割り当てていく。
【選択図】図1
【解決手段】クラス分け手段1aは、セル内の端末2a〜2eをクラス分けする。チャネル情報受信手段1bは、端末2a〜2eから複数の周波数帯域ごとにおけるチャネル情報を受信する。スケジューリング手段1cは、優先度の高いクラスの端末から、チャネル情報受信手段1bによって受信されたチャネル情報に基づいて、クラスごとに決められた個数の複数の周波数帯域を割り当てていく。
【選択図】図1
Description
本発明は通信装置に関し、特に複数の周波数帯域を端末に割り当てて通信する通信装置に関する。
無線伝送システムでは、基地局が信号を送信する端末を選択し、選択した端末に向け信号を送信する。回線交換においては、セル間の移動や動的な周波数割り当てを考えない場合、周波数/チャネル(周波数分割接続方式の場合)やコード(符号分割接続方式の場合)を端末に割り当て、その端末の通信終了時までその通信回線を維持する。パケット伝送においては、パケットごとに端末を割り当てることができるため、各パケットに効率的に端末を割り当てることが重要となる。この端末選定機能をスケジューラと呼ぶ。
スケジューラでは、各端末から送られてくるチャネル情報を基に、パケットの端末の割り当てを決定する。この際、各端末の要求品質や要求伝送レート、これまでのデータ受信量(あるいは通信時間)などが考慮されることがある。また、適応変調を用いるシステムでは、チャネル情報(例えば、端末と基地局間の距離、フェージング状態)を基に最適な伝送レートを設定することができ、スケジューラと併用される。また、複数の周波数帯域を用いる通信では、スケジューラの機能はより複雑となる。
複数の周波数帯域を用いる通信には、複数の周波数帯域を使用する通信と、1つの広帯域をいくつかの副帯域に分割して使用する通信とがある。
図9は、通信周波数帯域を説明する図である。図の(A)では、複数の離れた周波数帯域を通信に使用する。図の(B)では、1つの帯域を3つの副帯域に分割し、通信に使用する。OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)通信方式の場合、これらの帯域は、複数のOFDMサブキャリアをまとめたものとすることができる。その際、必ずしも隣接するサブキャリアを用いる必要はなく、離れたサブキャリアを組み合わせ、1つの帯域とみなすこともできる。
図9は、通信周波数帯域を説明する図である。図の(A)では、複数の離れた周波数帯域を通信に使用する。図の(B)では、1つの帯域を3つの副帯域に分割し、通信に使用する。OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)通信方式の場合、これらの帯域は、複数のOFDMサブキャリアをまとめたものとすることができる。その際、必ずしも隣接するサブキャリアを用いる必要はなく、離れたサブキャリアを組み合わせ、1つの帯域とみなすこともできる。
スケジューラの概要について説明する。図10は、スケジューラの概要を説明する図である。図の(A)には、基地局101と端末A〜Cを示している。図に示すように、基地局101が管轄するセル内に、端末A〜Cが存在するとする。
図の(B)には、端末A〜Cのパケットの割り当てを示している。基地局101は、スケジューラに従って、図に示すように、パケットごとに端末A〜Cを割り当ててデータを送信する。
基地局101は、パケットにより、端末A〜Cに対し、データ信号を送信するとともに、パイロット信号などの端末間共通の信号を報知する。端末A〜Cでは、自分向けのパケットが送信されてきた場合には、パケット内の信号を復調する。
端末A〜Cは、パケットが送信されない場合でも、パイロット信号を用いてチャネル情報を測定し、上り回線を通して基地局101に通知する。基地局101のスケジューラは、端末A〜Cからのチャネル情報を基に、次パケットに割り当てる端末A〜Cを決定する。
スケジューラにおいて、パケットに端末A〜Cを割り当てるアルゴリズムはいくつか提案されているが、基本的なものとしてはRR(Round Robin)、PF(Proportional Fairness)、Max CIR(Maximum Carrier to Interface power Ratio)がある。RRでは、通知されるチャネル情報に無関係に、端末が順にパケットに割り当てられる。端末A〜C間では、公平な割り当てが行われるが、チャネル情報を使用しないため、システムのスループットは低下する。PFでは、各端末A〜Cの平均SINR(Signal to Interface and Noise Ratio)と瞬時SINR値との差分を使用する。このため、端末A〜C間での伝搬減衰の差が軽減され、比較的高いスループットを保ちつつ、端末A〜C間の公平性も得られる。Max CIRは、チャネル情報が最も高い端末A〜Cに割り当てる。現伝搬路のSINRの最も高い端末A〜Cに信号を送信するため、より高いスループットが得られる。一方、基地局101から離れた端末Bでは、伝搬減衰によりSINRが低く、パケット割り当てされる確率が非常に小さくなり、端末A〜C間での不公平が生じる。どのアルゴリズムを選択するかは、システムとして何の評価量を優先するかによる。
セルラーシステムでは、隣接セル間で同一の周波数帯域を使用する場合、隣接するセルからの干渉により、通信品質が劣化する。上述した複数の周波数帯域を用いる通信システムでは、隣接セル干渉を回避する方法が提案されている。
図11は、周波数リユース方式を説明する図である。図には、周波数リユースを3とした例を示している。
隣接するセル111〜113では、それぞれ異なる周波数帯域を使用し、通信を行う。このため、3セル繰り返しとも呼ばれる。同一の周波数帯域は、隣接するセルでは使用されず、1つ離れたセルで使用されるため、外部セルからの干渉は少なくなる。一方で、1セル内で使用できる周波数帯域数が1/3になるため、分割損失によりユーザ割り当て効率が劣化する。また、実際の環境では、規則的なセル配置は困難であるため、リユース効率は劣化することが考えられる。
隣接するセル111〜113では、それぞれ異なる周波数帯域を使用し、通信を行う。このため、3セル繰り返しとも呼ばれる。同一の周波数帯域は、隣接するセルでは使用されず、1つ離れたセルで使用されるため、外部セルからの干渉は少なくなる。一方で、1セル内で使用できる周波数帯域数が1/3になるため、分割損失によりユーザ割り当て効率が劣化する。また、実際の環境では、規則的なセル配置は困難であるため、リユース効率は劣化することが考えられる。
図12は、ソフトリユース方式を説明する図である。図に示すようにセル121〜123は、内側領域(図中の円内)と外側領域に分けられている。セル121〜123の外側領域の帯域は、異なるように選択され、それぞれ、f1,f2,f3となっている。セル121〜123の内側領域の帯域は、外側領域の帯域と異なる周波数が選択されている。
セル121〜123の内側領域では、隣接セル干渉が少なく、かつ、受信信号電力も高い。従って、隣接セルと同一の帯域を使用することができ、送信電力も下げることができる。セル121〜123の外側領域では、反対に干渉が大きく、受信信号電力は弱まるので、上述したように、隣接セルと異なる周波数帯域を使用する。
ここで、内側領域で使用する2帯域の送信電力を、外側領域での帯域の送信電力と同等にすると、全てのセル121〜123が同じ帯域を再利用する周波数リユース1のシステムに相当する。逆に、中心部で使用する2帯域の送信電力を0(送信しない)とすると、周波数リユース3のシステムと同等となる。送信電力の調整により、等価的にリユース係数を可変とすることができるため、ソフトリユースとなる。ただし、セル配置は規則的になるとは限らず、セル間で端末分布も異なり、時間的に変化するため、システム全体として最適なソフトリユース係数に設定することは難しくなる。
複数の周波数帯域を使用する通信システムのスケジューリングとして最も簡単な方法は、各端末の通信できる周波数帯域を1つに限定し、スケジューラを周波数帯域ごとに独立に動作させるものである。例えば、端末A〜Cの使用する帯域をf1、端末D〜Fの使用する帯域をf2、端末G〜Iの使用する帯域をf3と固定する。この帯域の割り当ては、通信開始時に設定する。帯域f1のスケジューラは、端末A〜Cのチャネル情報により、帯域f1の次パケットで信号送信する端末A〜Cを決定し、帯域f2のスケジューラは、端末D〜Fのチャネル情報により、帯域f2の次パケットで信号送信する端末D〜Fを決定し、帯域f3のスケジューラは、端末G〜Iのチャネル情報により、帯域f3の次パケットで信号送信する端末G〜Iを決定する。
この方法では、各端末は、通信開始時に設定された1つの周波数帯域の受信SINRを測定し、その情報のみを基地局にフィードバックするため、チャネル情報量は少なく済む。一方、周波数帯域当たりの端末数が減るため、周波数利用効率が劣化する。
これに対し、全周波数帯域を使用し、スケジューリングする方法がある(例えば、非特許文献1参照)。
図13は、直列型スケジューリングを説明する図である。非特許文献1では、図に示すように、スケジューラ131〜133を直列接続する。スケジューラ131は、帯域f1のスケジューリングを行い、セル内の全ての端末を対象とする。セル内のスケジューリング対象の端末数をNとすると、N端末に対しスケジューリングを行い、帯域f1の次パケットで送信する1つの端末を決定する。続いて、スケジューラ132は、残りのN−1の端末を対象に帯域f2で送信する端末を決定する。同様に、スケジューラ133は、残りのN−2の端末を対象に帯域f3で送信する端末を決定する。各端末は、全周波数帯域分のチャネル情報を基地局に通知する必要があるが、スケジューラにおける周波数帯域の分割損がなく、効率的な周波数利用ができる。また、スケジューラ131〜133ごとに異なるアルゴリズムを採用することも可能である。
図13は、直列型スケジューリングを説明する図である。非特許文献1では、図に示すように、スケジューラ131〜133を直列接続する。スケジューラ131は、帯域f1のスケジューリングを行い、セル内の全ての端末を対象とする。セル内のスケジューリング対象の端末数をNとすると、N端末に対しスケジューリングを行い、帯域f1の次パケットで送信する1つの端末を決定する。続いて、スケジューラ132は、残りのN−1の端末を対象に帯域f2で送信する端末を決定する。同様に、スケジューラ133は、残りのN−2の端末を対象に帯域f3で送信する端末を決定する。各端末は、全周波数帯域分のチャネル情報を基地局に通知する必要があるが、スケジューラにおける周波数帯域の分割損がなく、効率的な周波数利用ができる。また、スケジューラ131〜133ごとに異なるアルゴリズムを採用することも可能である。
なお、従来、端末局の送信信号の隣接チャネル漏洩電力規格を厳しくすることなしに、他のオペレータに属する基地局への妨害を低減させ、端末局送信部の消費電力や装置サイズを低減する通信システムの周波数割り当て方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
2005年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、B−5−99、白壁他、‘CDMAシステムにおける直列型スケジューリングの特性評価’ 特開平11−355838号公報
2005年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、B−5−99、白壁他、‘CDMAシステムにおける直列型スケジューリングの特性評価’
しかし、上述した周波数リユースやソフトリユースでは、隣接するセル間で使用する周波数帯域を予め決めておく必要があり、各セルで使用できる周波数帯域は制限され、各セルで実現できる最大スループットが抑えられてしまうという問題点があった。
また、非特許文献1では、全周波数帯域を使用してスケジューリングを行っているが、マルチセル環境下における、他セルからの干渉の影響については考慮されていない。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、各セルで使用できる周波数帯域を制限することなく、マルチセル環境下においてもスループットを向上することができる通信装置を提供することを目的とする。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、各セルで使用できる周波数帯域を制限することなく、マルチセル環境下においてもスループットを向上することができる通信装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、図1に示すような複数の周波数帯域を端末2a〜2eに割り当てて通信する通信装置1において、セル内の端末2a〜2eをクラス分けするクラス分け手段1aと、端末2a〜2eから複数の周波数帯域ごとにおけるチャネル情報を受信するチャネル情報受信手段1bと、優先度の高いクラスの端末から、チャネル情報に基づいて、クラスごとに決められた個数の複数の周波数帯域を割り当てていくスケジューリング手段1cと、を有することを特徴とする通信装置1が提供される。
このような通信装置1によれば、端末2a〜2eをクラス分けし、優先度の高いクラスの端末から、チャネル情報に基づいて、クラスごとに決められた個数の複数の周波数帯域を割り当てていく。
本発明の通信装置では、端末をクラス分けし、優先度の高いクラスの端末から、チャネル情報に基づいて、クラスごとに決められた個数の複数の周波数帯域を割り当てていくようにした。これによって、クラスの優先度とクラスごとに決められた複数の周波数帯域の個数とによって、各セルで使用できる周波数帯域を制限することなく、マルチセル環境下においてもスループットを向上することが可能となる。
以下、本発明の原理を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、通信装置の概要を説明する図である。通信装置1は、クラス分け手段1a、チャネル情報受信手段1b、およびスケジューリング手段1cを有している。通信装置1は、複数の周波数帯域を端末2a〜2eに割り当てて通信を行う。なお、以下では、複数の周波数帯域をf1〜f3として説明する。
図1は、通信装置の概要を説明する図である。通信装置1は、クラス分け手段1a、チャネル情報受信手段1b、およびスケジューリング手段1cを有している。通信装置1は、複数の周波数帯域を端末2a〜2eに割り当てて通信を行う。なお、以下では、複数の周波数帯域をf1〜f3として説明する。
クラス分け手段1aは、セル内の端末2a〜2eをクラス分けする。例えば、クラス分け手段1aは、セルを通信装置1から近い領域と遠い領域との2つの領域に分け、どちらの領域に属するかによって、端末2a〜2eをクラス分けする。なお、以下では、端末2a,2bは、クラスC1(通信装置1に近い領域)に属し、端末2c〜2eは、クラスC2(通信装置1に遠い領域)に属するとする。
チャネル情報受信手段1bは、端末2a〜2eから複数の周波数帯域f1〜f3ごとにおけるチャネル情報を受信する。
スケジューリング手段1cは、優先度の高いクラスの端末から、端末2a〜2eの各周波数帯域f1〜f3におけるチャネル情報に基づいて、クラスC1,C2ごとに決められた個数の複数の周波数帯域を割り当てていく。
スケジューリング手段1cは、優先度の高いクラスの端末から、端末2a〜2eの各周波数帯域f1〜f3におけるチャネル情報に基づいて、クラスC1,C2ごとに決められた個数の複数の周波数帯域を割り当てていく。
クラスC1,C2の優先度およびクラスC1,C2ごとに割り当てられる周波数帯域f1〜f3の個数は、例えば、システムによって予め決められる。ここで、クラスC2は、通信装置1からの距離が遠いため、一般的に受信信号電力が弱く、かつ、隣接するセルからの干渉も大きい。このため、SINRが低く、端末2c〜2eに周波数帯域f1〜f3が割り当てられる確率は小さくなる。そこで、クラスC2に割り当てられる周波数帯域の個数を2とし、クラスC1に割り当てられる周波数帯域の個数を1とし、クラスC2のスループットを高める。一方、クラスC1に割り当てられる周波数帯域の個数は、1個であるため、クラスC1のスループットが下がる。そこで、クラスC1の優先度をクラスC2より高くする。
この場合、スケジューリング手段1cは、端末2a〜2eから受信したチャネル情報に基づいて、優先度の高いクラスC1の端末2a,2bに、周波数帯域f1〜f3を1つ割り当てることになる。チャネル情報は、例えば、各周波数帯域f1〜f3における端末2a〜2eのSINRであり、スケジューリング手段1cは、SINRの最も高い端末に周波数帯域f1〜f3を1つ割り当てる。ここでは、端末2aの周波数帯域f1のSINRが最も高かったとすると、スケジューリング手段1cは、クラスC1の端末2aに周波数帯域f1を割り当てることになる。
次いで、スケジューリング手段1cは、端末2a〜2eから受信したチャネル情報に基づいて、次に優先度の高いクラスC2の端末2c〜2eに、周波数帯域f1〜f3を2つ割り当てることになる。周波数帯域f1は、すでに優先度の高いクラスC1の端末2aに割り当てているので、スケジューリング手段1cは、周波数帯域f2,f3を端末2c〜2eに割り当てることになる。チャネル情報は、上述したように、例えば、各周波数帯域f1〜f3における端末2a〜2eのSINRであり、スケジューリング手段1cは、SINRの最も高い端末2c〜2eに周波数帯域f2,f3を割り当てる。ここでは、周波数帯域f2のSINRは、端末2cが最も高く、周波数帯域f3のSINRは、端末2dが最も高かったとすると、スケジューリング手段1cは、クラスC2の端末2cに周波数帯域f2を割り当て、端末2dに周波数帯域f3を割り当てることになる。
このように、通信装置1は、端末2a〜2eをクラスC1,C2に分け、優先度の高いクラスの端末から、チャネル情報に基づいて、クラスC1,C2ごとに決められた個数の複数の周波数帯域f1〜f3を割り当てていくようにした。これによって、クラスC1,C2の優先度とクラスC1,C2ごとに決められた複数の周波数帯域の個数を適当に決めることにより、各セルで使用できる周波数帯域を制限することなく、マルチセル環境下においてもスループットを向上することが可能となる。
なお、上記のクラスC1,C2の優先度およびクラスC1,C2ごとに割り当てられる周波数帯域f1〜f3の個数は一例であり、通信状況やユーザの構築したい仕様のシステムに応じて変更するようにする。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、通信装置のシステム構成例を示した図である。図には、基地局に設置された通信装置10および端末21,22,…が示してある。通信装置10と端末21,22,…は、複数の周波数帯域を用いて通信を行う。
図2は、通信装置のシステム構成例を示した図である。図には、基地局に設置された通信装置10および端末21,22,…が示してある。通信装置10と端末21,22,…は、複数の周波数帯域を用いて通信を行う。
図3は、通信装置が送受信するパケットを示した図である。図に示すように、通信装置10は、帯域f1〜f3を使用して、パケット31a,31b,…、パケット32a,32b,…、パケット33a,33b,…を送受信する。
通信装置10は、スケジューラに従って、帯域f1〜f3のそれぞれのパケット31a,31b,…、パケット32a,32b,…、パケット33a,33b,…に端末21,22,…を割り当てる。なお、図中の横方向は、時間の経過を示し、縦方向は、周波数を示す。
パケット31a,31b,…、パケット32a,32b,…、パケット33a,33b,…には、パイロット信号Pが含まれている。端末21,22,…は、パイロット信号Pを用いてチャネル情報を測定し、上り回線を通して通信装置10に通知する。チャネル情報は、例えば、SINR値、または、それを量子化した値、あるいはSINRに相当する伝送レート情報である。以下では、チャネル情報は、SINR値として説明する。
次に、セルについて説明する。
図4は、セルを説明する図である。通信装置10は、例えば、3台設置され、それぞれが図に示すようにセル41〜43を構築しているとする。
図4は、セルを説明する図である。通信装置10は、例えば、3台設置され、それぞれが図に示すようにセル41〜43を構築しているとする。
セル41〜43は、図中円内の内側領域と、図中円外の外側領域との2つの領域に分け、内側領域にある端末をクラスC1、外側領域にある端末をクラスC2とする。
端末のクラスC1,C2の選別は、通信装置10と端末との距離によって行う。各端末は、例えば、通信装置10からのパイロット信号の平均受信電力から、通信装置10までの距離を測定でき、この結果を通信装置10に報告する。通信装置10では、端末からの距離を基に、端末をクラス分けする。なお、端末の位置は、例えば、GPSやパケットの遅延時間を計測することによっても知ることができる。
端末のクラスC1,C2の選別は、通信装置10と端末との距離によって行う。各端末は、例えば、通信装置10からのパイロット信号の平均受信電力から、通信装置10までの距離を測定でき、この結果を通信装置10に報告する。通信装置10では、端末からの距離を基に、端末をクラス分けする。なお、端末の位置は、例えば、GPSやパケットの遅延時間を計測することによっても知ることができる。
セル41〜43の外側領域では、基地局からの受信信号電力が弱く、かつ、隣接するセルからの干渉も大きい。このため、SINRが低く、スケジューラにおいて、外側領域の端末にパケットが割り当てられる確率は小さくなる。また、パケットが送信された場合でも、低SINRのため、伝送レートが低くなる。ユーザ間の公平性を重要とするシステムでは、クラスC2の優先度を高くすることで、外側領域内の端末のスループットを増加させることができる。逆に、セル全体の平均スループットを重視する場合には、受信信号電力が強く伝送レートの高いクラスC1の優先度を高くすることもできる。
図4に示すように、セル41の外側領域には、端末A〜F、内側領域には、端末G〜Kが存在するとする。また、使用する周波数帯域をf1〜f3とする。各端末A〜Kは、3つの帯域f1〜f3のSINRを測定し、チャネル情報として通信装置10に通知する。
通信装置10では、クラスC1,C2ごとに、受信したチャネル情報を基に、帯域f1〜f3ごとのスケジューリングを行う。例えば、通信装置10は、クラスC1における帯域f1〜f3のそれぞれにおいて、最もSINRの大きかった端末を取得する。例えば、図の矢印A1に示すように、帯域f1では、端末Hが最もSINRが大きかったとする。また、帯域f2では、端末Hが最もSINRが大きかったとする。また、帯域f3では、端末Kが最もSINRが大きかったとする。
同様に、通信装置10は、クラスC2における帯域f1〜f3のそれぞれにおいて、最もSINRの大きかった端末を取得する。例えば、図の矢印A2に示すように、帯域f1では、端末Cが最もSINRが大きかったとする。また、帯域f2では、端末Eが最もSINRが大きかったとする。また、帯域f3では、端末Bが最もSINRが大きかったとする。
ここで、外側領域のクラスC2に対し、内側領域のクラスC1の優先度が高いとする。また、外側領域のクラスC2に2つの周波数を割り当てるとする。クラスC1の優先度を高くすることで、内側領域でのスループットを高め、クラスC2に2つの周波数を割り当てることで、外側領域でのスループットを高め、公平性を維持する。
クラスC1の優先度が高いので、通信装置10は、クラスC1の中から、最もSINRの大きい端末を取得する。すなわち、図の矢印A1で示す各帯域f1〜f3の端末H,H,Kの中から、最も大きいSINRの端末を取得する。ここでは、帯域f1の端末Hが最もSINRが大きかったとする。残りの帯域f2,f3は、クラスC2に割り当てられる。従って、通信装置10は、図の矢印A2で示す帯域f2,f3の端末E,Bを取得する。図の矢印A3は、上記によって各帯域f1〜f3に割り当てた端末H,E,Bの結果を示している。このようにして、通信装置10は、クラスC1,C2ごとに、受信したチャネル情報を基に、帯域f1〜f3ごとのスケジューリングを行う。
次に、通信装置10がスケジューリングを行う際に生成するスケジュールTB(TB:テーブル)について説明する。
図5は、スケジュールTBのデータ構成例を示した図である。スケジュールTB51は、図に示すように、端末の欄および帯域f1〜f3の欄を有している。
図5は、スケジュールTBのデータ構成例を示した図である。スケジュールTB51は、図に示すように、端末の欄および帯域f1〜f3の欄を有している。
端末の欄は、外側領域(クラスC2)と内側領域(クラスC1)とに分けられる。端末の外側領域の欄には、端末A〜Fが格納されている。端末の内側領域の欄には、端末G〜Kが格納されている。
帯域f1〜f3の欄には、各端末A〜Kの各帯域f1〜f3におけるSINRの順位が格納されている。また、図示していないが、順位とともにSINRの値も格納されている。
例えば、セル41の通信装置10は、上述したように、各端末A〜Kの距離を取得し、図5のスケジュールTB51に示すように、端末の外側領域の欄に、端末A〜Fを格納し、内側領域の欄に、端末G〜Kを格納する。
通信装置10は、端末A〜Kから、各帯域f1〜f3におけるSINRを受信する。そして、通信装置10は、端末A〜Kの各クラスC1,C2ごとにおいて、SINR値の順位を算出し、そのSINRとともに、スケジュールTB51に格納する。
例えば、図5のスケジュールTB51の例では、クラスC2の帯域f1の順位は、端末C,A,B,E,D,Fとなっている。クラスC1の帯域f1の順位は、端末H,J,I,G,Kとなっている。
なお、上記では、セル41の通信装置10について説明したが、セル42,43の通信装置10も同様に、スケジュールTB51を生成する。
次に、通信装置10のスケジューリングについて説明する。通信装置10は、スケジュールTB51を参照して、どの端末にどの帯域を割り当てるかスケジューリングを行う。
次に、通信装置10のスケジューリングについて説明する。通信装置10は、スケジュールTB51を参照して、どの端末にどの帯域を割り当てるかスケジューリングを行う。
通信装置10は、予めクラスの優先度と、それぞれのクラスに何個の帯域を割り当てるかが入力されている。
通信装置10は、優先度の最も高いクラスにおいて、予め入力された個数分の帯域を、SINRの高い順に端末に割り当てる。そして、次に優先度の高いクラスにおいて、予め入力された個数分の帯域を、SINRの高い順に端末に割り当てる。
通信装置10は、優先度の最も高いクラスにおいて、予め入力された個数分の帯域を、SINRの高い順に端末に割り当てる。そして、次に優先度の高いクラスにおいて、予め入力された個数分の帯域を、SINRの高い順に端末に割り当てる。
例えば、通信装置10には、クラスC1がクラスC2より高優先であると入力されているとする。また、クラスC1に帯域が1つ、クラスC2に帯域が2つ割り当てられるように入力されているとする。
この場合、クラスC1が高優先であるので、通信装置10は、スケジュールTB51の内側領域の欄に対応する帯域f1〜f3の中から、最もSINRの高い端末を1つ選択することになる。スケジュールTB51の例の場合、帯域f1の最もSINRの高い端末はHであり、帯域f2の最もSINRの高い端末はHであり、帯域f3の最もSINRの高い端末はKである。通信装置10は、この中から、最もSINR値の高い端末を選択する。なお、ここでは、帯域f1の端末HのSINR値が最も大きく、端末Hに、帯域f1が割り当てられたとする。
次に、通信装置10は、残りの帯域f2,f3を、クラスC2の端末に割り当てる。通信装置10は、スケジュールTB51を参照して、帯域f2に端末Eを割り当て、帯域f3に端末Bを割り当てる。
このように、優先度の高いクラスに、より高いSINRの帯域を割り当てるため、帯域を固定して使用する場合より、効率的な周波数利用ができる。
次に、通信装置10の機能ブロックについて説明する。
次に、通信装置10の機能ブロックについて説明する。
図6は、通信装置の機能ブロック図である。図に示すように、通信装置10は、チャネル情報入力部61、スケジューラユニット62、分配部67、バッファ68、スイッチ69,72,75、変調部70,73,76、および伝送部71,74,77を有している。
チャネル情報入力部61は、端末から受信したチャネル情報が入力される。ここでは、チャネル情報として、SINRおよび端末と基地局間の距離の情報が入力されるとする。
スケジューラユニット62は、端末に割り当てる帯域を決める。スケジューラユニット62は、クラス分配部63、クラススケジューラ64,65、スケジュールTB51、およびセレクタ部66を有している。
スケジューラユニット62は、端末に割り当てる帯域を決める。スケジューラユニット62は、クラス分配部63、クラススケジューラ64,65、スケジュールTB51、およびセレクタ部66を有している。
クラス分配部63は、例えば、通信装置10と端末との距離に基づいて、端末がセルの内側領域のクラスに属しているか、セルの外側領域のクラスに属しているかを判断する。クラス分配部63は、判断結果に基づいて、各端末のSINRをクラススケジューラ64,65に出力する。
クラススケジューラ64,65は、クラスに対応して設けられる。例えば、クラススケジューラ64は、セルの内側領域のクラスに対応して設けられ、クラススケジューラ65は、セルの外側領域のクラスに対応して設けられる。
クラススケジューラ64,65は、帯域に対応したスケジューラを有している。例えば、図4,5で説明したように、帯域がf1〜f3と3つ存在すれば、それぞれの帯域f1〜f3に対応する3つスケジューラを有することになる。
クラススケジューラ64,65は、帯域ごとに、例えば、Max CIRやPFなどのスケジュールアルゴリズムに従って、スケジューリングを行う。そして、クラススケジューラ64,65は、スケジューリングの結果に基づいて、スケジュールTB51を生成する。
例えば、クラススケジューラ64の3つのスケジューラは、図4,5で説明したクラスC1の帯域f1〜f3を、Max CIRに基づいてスケジューリングを行う。クラススケジューラ65の3つのスケジューラは、図4,5で説明したクラスC2の帯域f1〜f3を、Max CIRに基づいてスケジューリングを行う。そして、クラススケジューラ64,65は、スケジュールTB51を生成する。
スケジュールTB51は、スケジューリング結果を格納している。スケジュールTB51は、図5のスケジュールTB51であり、クラス分けされた端末ごとにおける、各帯域での順位が格納されている。
セレクタ部66は、スケジュールTB51に基づいて、スイッチ69,72,75をバッファ68のどのバッファに接続すべきか指示を出す。また、変調部70,73,76の変調方式を変更する。
分配部67には、端末に送信するデータが入力される。分配部67は、入力されたデータを、送信先端末に応じて、複数あるバッファ68の何れかに出力する。
バッファ68は、複数のバッファを有している。例えば、端末A,B,C,D,…と各端末に対応したバッファを有している。分配部67は、例えば、端末Aに送信するデータの場合、バッファ68の端末Aのバッファにデータを出力することになる。
バッファ68は、複数のバッファを有している。例えば、端末A,B,C,D,…と各端末に対応したバッファを有している。分配部67は、例えば、端末Aに送信するデータの場合、バッファ68の端末Aのバッファにデータを出力することになる。
スイッチ69,72,75は、セレクタ部66の指示に基づいて、バッファ68と変調部70,73,76を接続する。
変調部70,73,76は、バッファ68から出力されるデータを変調する。変調部70,73,76は、セレクタ部66の指示に基づいて、チャネル情報(SINR)に基づいた最適な伝送レートを設定することができるようになっている。
変調部70,73,76は、バッファ68から出力されるデータを変調する。変調部70,73,76は、セレクタ部66の指示に基づいて、チャネル情報(SINR)に基づいた最適な伝送レートを設定することができるようになっている。
伝送部71,74,77は、変調部70,73,76から出力されるデータを端末に無線送信する。
なお、スイッチ69、変調部70、および伝送部71は、帯域f1のデータ(パケット)を送信するための処理部である。スイッチ72、変調部73、および伝送部74は、帯域f2のパケットを送信するための処理部である。スイッチ75、変調部76、および伝送部77は、帯域f3のパケットを送信するための処理部である。
なお、スイッチ69、変調部70、および伝送部71は、帯域f1のデータ(パケット)を送信するための処理部である。スイッチ72、変調部73、および伝送部74は、帯域f2のパケットを送信するための処理部である。スイッチ75、変調部76、および伝送部77は、帯域f3のパケットを送信するための処理部である。
従って、例えば、端末Aのデータを、帯域f2で送信する場合、セレクタ部66は、スイッチ72にバッファ68の端末Aのバッファと接続するように指示を出す。これによって、端末Aのデータは、帯域f2のパケットとして、端末Aに送信されることになる。
次に、通信装置10のスケジューリング動作を、フローチャートを用いて説明する。
図7は、端末装置のスケジューリング動作を示したフローチャートである。
[ステップS1]通信装置10は、セル41内の端末A〜Kから帯域f1〜f3ごとのSINRを受信する。
図7は、端末装置のスケジューリング動作を示したフローチャートである。
[ステップS1]通信装置10は、セル41内の端末A〜Kから帯域f1〜f3ごとのSINRを受信する。
[ステップS2]通信装置10は、端末A〜Kをクラス分けし、端末A〜KのSINRをクラススケジューラ64,65に送出する。なお、端末A〜Kのクラス分けは、例えば、通信装置10と端末A〜Kとの距離によって行い、図5で説明したように、端末A〜Fは、クラスC2、端末G〜Kは、クラスC1にクラス分けされたとする。
[ステップS3]通信装置10のクラスC1のスケジューラ(図6のクラススケジューラ64)は、例えば、Max CIRのスケジュールアルゴリズムに基づいて、帯域f1〜f3ごとにスケジューリングを行う。これによって、図5で示した内側領域のスケジュールTB51が生成される。
[ステップS4]通信装置10のクラスC2のスケジューラ(図6のクラススケジューラ65)は、例えば、Max CIRのスケジュールアルゴリズムに基づいて、帯域f1〜f3ごとにスケジューリングを行う。これによって、図5で示した外側領域のスケジュールTB51が生成される。
[ステップS5]通信装置10は、クラスC1の各帯域f1〜f3における端末選定を行う。例えば、図5で示したスケジュールTB51において、帯域f1のSINRの最も大きい端末は、端末Hである。従って、通信装置10は、帯域f1において、端末Hを選定する。帯域f2のSINRの最も大きい端末は、端末Hである。従って、通信装置10は、帯域f2において、端末Hを選定する。帯域f3のSINRの最も大きい端末は、端末Kである。従って、通信装置10は、帯域f3において、端末Kを選定する。
[ステップS6]通信装置10は、クラスC2の各帯域f1〜f3における端末選定を行う。例えば、図5で示したスケジュールTB51において、帯域f1のSINRの最も大きい端末は、端末Cである。従って、通信装置10は、帯域f1において、端末Cを選定する。帯域f2のSINRの最も大きい端末は、端末Eである。従って、通信装置10は、帯域f2において、端末Eを選定する。帯域f3のSINRの最も大きい端末は、端末Bである。従って、通信装置10は、帯域f3において、端末Bを選定する。
[ステップS7]通信装置10は、選定した帯域f1〜f3の端末H,H,Kの中から、最もSINRの大きい端末を選択する。ここでは、帯域f1の端末Hが最もSINRが大きかったとする。
[ステップS8]通信装置10は、クラスC2の帯域割り当てにおいて、クラスC1で割り当てられなかった帯域を、クラスC2の端末に割り当てる。例えば、ステップS7において、クラスC1には、端末Hに帯域f1が割り当てられている。従って、クラスC2の端末には、帯域f2,f3を割り当てることになり、帯域f2に端末E、帯域f3に端末Bを割り当てる。
[ステップS9]通信装置10は、次パケットで送信する端末を決定する。上記例では、帯域f1の次パケットに端末Hを割り当て、帯域f2の次パケットに端末Eを割り当て、帯域f3の次パケットに端末Bを割り当てることを決定する。
このように、通信装置10は、セル内の端末をクラス分けし、優先度の高いクラスの端末から、所定数の帯域を割り当てるようにした。これによって、マルチセル環境において、セルごとに使用する周波数帯域に制限を設けることなく、端末割り当ての公平性を高め、スループットを向上させることができる。
なお、上記では、ユーザの入力によって、クラスC1,C2の優先度を変えることができる。クラスC1,C2の優先度を変えることによって、端末A〜K間の公平性を維持することも可能である。また、ユーザの入力によって、クラスC1に2つの帯域、クラスC2に1つの帯域を割り当てるようにすることもできる。
また、端末A〜Kのセル41内の分布(例えば、セル41の内側領域、外側領域での端末数の割合など)や外部のセル42,43からの干渉量は、セル毎に異なり、かつ、時間によっても異なる。各端末A〜Kのデータ受信状況などを考慮し、適応的に優先度や周波数帯域数を変更することも可能である。セル41の内側領域で、一時的に端末数が増加し、各端末のデータ受信量が低下したとする。それまで、外側領域に割り当てていた2つの帯域の1つを、内側領域に振り分けることで、内側領域の端末の要求に対処することができる。状況が改善したら、元の状態に戻す。セル41〜43間でも環境が異なることが考えられる。セル41〜43の大きさやセル41〜43の設置場所(通信装置10の設置場所)により端末A〜Kの分布は大きく変わる。人が集中する施設等がセル内のどの位置に存在するか、高データ通信を行う端末が存在するかなどの影響を受ける。このような場合にも、セル独自に優先度の設定を行うことで、柔軟な対応が可能となる。
また、上記では、通信装置10は、スケジュールTB51をSINRの大きさに基づいて、作成している。そして、優先度の高いクラスC1から端末に帯域を割り当てるのに、最も大きいSINR値を有する端末にその帯域を割り当てる。すなわち、上記では、Max CIRのスケジュールアルゴリズムに基づいて、スケジュールTB51を作成し、端末に帯域を割り当てている。しかし、他のスケジュールアルゴリズムに基づいて、スケジュールTB51を作成し、端末に帯域を割り当てるようにしてもよい。
例えば、通信装置10は、PFに基づいて、スケジュールTB51を作成する。具体的には、クラスC1にクラス分けされた端末A〜Fの帯域f1において、平均SINR値と瞬時SINR値との差分を算出する。ここで、SINRはdB値に換算されているとする。例えば、端末Aの帯域f1のPF値を算出するには、SINR_A1−Av[SINR−A]によって算出する。ここで、SINR_A1は、端末Aの帯域f1における瞬時SINR値を示す。Av[SIR−A]は、帯域f1〜f3における端末Aの平均SINR値を示す。
通信装置10は、各端末A〜Fの帯域f1におけるPF値を算出すると、大きい順に順位を付ける。同様に、帯域f2,f3においても行う。さらに、クラスC2においても同様に行う。このようにして、PFのアルゴリズムに基づいたスケジュールTB51を作成することができる。
また、クラスによりスケジューリングの方式を変えることも可能である。例えば、セル41の内側領域には、Max CIRを用い、セル41の外側領域には、PFを用いるようにすることができる。これにより、セル41の内側領域では、スループットを最大化し、セル41の外側領域では、公平性の高いユーザ割り当てを行うことができる。
また、上記では、クラス分けを通信装置10と端末との距離で行ったが、トラヒックの種類(要求品質やデータ量)によって行うこともできる。例えば、通話端末とデータ伝送端末とでクラス分けし、データ伝送端末に優先度を与え、高いSINRを持つ帯域を割り当てる。通話端末は、その数が多いことが予想されるため、多くの周波数帯域を割り当てることで対処する。さらに、細かいクラス分けも可能である。例えば、セルの内側領域の通話端末とデータ伝送端末、セルの外側領域の通話端末とデータ伝送端末と、細かなクラス分けを行うこともできる。
また、クラスにより送信電力を変更することも可能である。
図8は、送信電力の変更を説明する図である。図に示すように、セル81の内側領域で使用する帯域f1の送信電力は低くし、外側領域で使用する帯域f2,f3の送信電力を高くする。これは、図12で説明したソフトリユースに近い方式となる。ただし、図12で説明したソフトリユースと異なり、通信装置10は、各領域で使用する帯域を適応的に変更する。
図8は、送信電力の変更を説明する図である。図に示すように、セル81の内側領域で使用する帯域f1の送信電力は低くし、外側領域で使用する帯域f2,f3の送信電力を高くする。これは、図12で説明したソフトリユースに近い方式となる。ただし、図12で説明したソフトリユースと異なり、通信装置10は、各領域で使用する帯域を適応的に変更する。
通信装置10は、例えば、クラス別に平均送信データ量などを測定し、セル81の外側領域でのデータ量が低下している場合には、送信電力を増大させるようにする。これによって、外側領域の端末の受信SINRを改善し、データ量を増加させることができる。この動作は、各セルの通信装置10において独立に行われる。
1 通信装置
1a クラス分け手段
1b チャネル情報受信手段
1c スケジューリング手段
2a〜2e 端末
1a クラス分け手段
1b チャネル情報受信手段
1c スケジューリング手段
2a〜2e 端末
Claims (10)
- 複数の周波数帯域を端末に割り当てて通信する通信装置において、
セル内の前記端末をクラス分けするクラス分け手段と、
前記端末から前記複数の周波数帯域ごとにおけるチャネル情報を受信するチャネル情報受信手段と、
優先度の高い前記クラスの前記端末から、前記チャネル情報に基づいて、前記クラスごとに決められた個数の前記複数の周波数帯域を割り当てていくスケジューリング手段と、
を有することを特徴とする通信装置。 - 前記クラス分け手段は、当該通信装置と前記端末との距離に基づいて、前記クラス分けをすることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 当該通信装置と前記端末との通信状況に応じて、前記個数を変更する個数変更手段を有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 当該通信装置と前記端末との通信状況に応じて、前記優先度を変更する優先度変更手段を有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記クラスごとに送信電力を変更する電力送信手段を有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記電力送信手段は、前記クラスごとの平均送信データ量に基づいて、前記送信電力を変更することを特徴とする請求項5記載の通信装置。
- 前記スケジューリング手段は、前記チャネル情報に基づいて、前記複数の周波数帯域を割り当てていくスケジューリング方式を、前記クラスごとに変更することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記クラス分け手段は、前記端末と通信するトラフィックの種類に応じて、前記クラス分けをすることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記チャネル情報は、SINRであることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記スケジューリング手段は、前記優先度の高い前記クラスの前記端末の前記SINRが最も大きい前記端末から前記複数の周波数帯域を割り当てていくことを特徴とする請求項9記載の通信装置。
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