JP2009188855A - アンテナおよびそのアンテナの実装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数が少なく、簡単に回路基板に接続できるアンテナおよびそのアンテナの実装構造を提供する。
【解決手段】 アンテナ4は、磁性材料からなるコア15と、このコア15に巻回されたコイル16と、コア15の両端部に位置して設けられた合成樹脂製のアンテナケース17と、このアンテナケース17の両端部の表面に形成されてコイル16の巻線16aの両端がそれぞれ接続された一対の電極パターン24とを備え、この一対の電極パターン24が回路基板の一対の端子に圧接する構成である。従って、コイル16およびコア15を覆うアンテナケース17の両端部の表面に一対の電極パターン24を形成し、この一対の電極パターン24にコイル16の巻線16aの両端を接続させ、この状態で一対の電極パターン24を回路基板の一対の端子に圧接させることにより、ネジなどの締結部材を用いずに、簡単にアンテナ4を回路基板に接続することができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、電子時計、携帯電話機、携帯情報処理機などの電子機器に用いられるアンテナおよびそのアンテナの実装構造に関する。
従来、電波時計などの電子時計においては、標準時刻電波を受信するアンテナを備えている。この種のアンテナとしては、特許文献1に記載されているように、コイルをコアに巻き付けた構成のものが知られている。
特開2006−140659
このようなアンテナにおいては、時計ケース内に組み込まれるハウジング内にコイルが巻回されたコアを配置し、このコアの一方の端部にリード基板を配置し、このリード基板に形成された一対の電極パターンにコイルの巻線の両端をそれぞれ半田で接続し、この状態でリード基板を回路基板とハウジングとの間に配置してネジで取り付けることにより、リード基板の各電極パターンを回路基板の各端子に電気的に接続するように構成されている。
このような従来のアンテナでは、コアの端部に配置されるリード基板の一対の電極パターンにコイルの巻線の両端をそれぞれ半田で接続し、このリード基板を回路基板とハウジングとの間に配置してネジで取り付けるために、回路基板とリード基板とにネジが挿入する貫通孔をそれぞれ設けると共に、ハウジングにネジが螺着するナットなどのネジ受孔部を設ける必要がある。
このため、このような従来のアンテナでは、コイルの巻線の両端をリード基板の一対の電極パターンに半田付けして、コアの端部にリード基板を配置した状態で、コアの端部とリード基板とをハウジングに配置すると共に、このリード基板上に回路基板を配置させ、リード基板の各電極パターンと回路基板の各端子とを対応させると共に、回路基板とリード基板との各貫通孔、およびハウジングのネジ受孔部を全て対応させ、この状態でネジを回路基板とリード基板との各貫通孔に挿入させてハウジングのネジ受孔部に螺着しなければならないため、回路基板に対するアンテナの接続作業が煩雑で面倒であるばかりか、ネジなどの締結部品が必要となり、部品点数が多くなるという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、部品点数が少なく、簡単に回路基板に接続することができるアンテナおよびそのアンテナの実装構造を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
請求項1に記載の発明は、磁性材料からなるコアと、このコアに巻回されたコイルと、前記コアの端部に位置して設けられた樹脂部材と、この樹脂部材の表面に形成されて前記コイルの両端がそれぞれ接続された一対の電極パターンとを備え、前記一対の電極パターンが回路基板の一対の端子に圧接されてなることを特徴とするアンテナである。
請求項2に記載の発明は、磁性材料からなるコア、このコアに巻回されたコイル、前記コアの端部に位置して設けられた樹脂部材、およびこの樹脂部材の表面に形成されて前記コイルの両端がそれぞれ接続された一対の電極パターンを備えたアンテナと、前記一対の電極パターンが圧接される一対の端子が形成された回路基板とを備えていることを特徴とするアンテナの実装構造である。
請求項3に記載の発明は、前記回路基板を保持する合成樹脂製のハウジングを備え、このハウジングには、前記アンテナの前記一対の電極パターンを前記回路基板の前記一対の端子にそれぞれ接触させた状態で、前記樹脂部材を前記回路基板に押し付ける押圧部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のアンテナの実装構造である。
請求項4に記載の発明は、前記ハウジングの前記押圧部を前記樹脂部材に押し付ける方向に向けて付勢する付勢部を更に備えていることを特徴とする請求項3に記載のアンテナの実装構造である。
請求項5に記載の発明は、前記アンテナの前記樹脂部材が、前記一対の電極パターンを前記回路基板の前記一対の端子にそれぞれ接触させた状態で、前記回路基板の前記端子が形成された面側を係止する第1の係止部と、前記回路基板の前記端子が形成された面と反対側に位置する面側を係止する第2の係止部とを備えていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のアンテナの実装構造である。
請求項6に記載の発明は、前記アンテナの前記樹脂部材が、前記コアと前記コイルとを囲うアンテナケースであることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のアンテナの実装構造である。
請求項7に記載の発明は、前記アンテナの前記樹脂部材が、前記コアの端部のみに設けられたフランジであることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のアンテナの実装構造である。
この発明によれば、コイルが巻回された磁性材料からなるコアの端部に位置させて樹脂部材を設け、この樹脂部材の表面に形成された一対の電極パターンにコイルの両端をそれぞれ接続させ、この状態で一対の電極パターンを回路基板の一対の端子に圧接させることにより、ネジなどの別部品としての締結部材を用いずに、コイルを回路基板に電気的に接続することができ、このため部品点数が少なく、簡単にアンテナを回路基板に接続することができる。
(実施形態1)
以下、図1〜図9を参照して、この発明を電子腕時計に適用した実施形態1について説明する。
この電子腕時計は、電波時計であり、図1および図2に示すように、時計モジュール1を備えている。この時計モジュール1は、腕時計ケース(図示せず)の内部に組み込まれるものであり、図1および図2に示すように、合成樹脂製のハウジング2を備えている。
このハウジング2には、図1および図2に示すように、時計ムーブメント3、アンテナ4、電池5、および回路基板6などの時計機能に必要な各種の部品が組み込まれている。この場合、ハウジング2の上面には、図1に示すように、ソーラーパネル7が設けられており、このソーラーパネル7の上面には、光透過性を有する文字板8が設けられている。また、ハウジング2の下面側には、図2に示すように、アンテナ4を収納するアンテナ収納部10、および電池5を電池押え5aで押えて収納する電池収納部11が設けられていると共に、このハウジング2の下面には、地板12が設けられている。
時計ムーブメント3は、図1に示すように、ハウジング2の上面に設けられたソーラーパネル7および文字板8にそれぞれ対応して設けられた貫通孔9を通して、指針軸13が文字板8の上方に突出し、この突出した指針軸13の上端部に秒針、分針、時針などの指針14が取り付けられ、この指針14が文字板8の上方を運針することにより、時刻を指示するように構成されている。
アンテナ4は、図3〜図8に示すように、磁性材料からなるコア15と、このコア15に巻回されたコイル16と、このコイル16を囲んでコア15の両端を覆う合成樹脂製のアンテナケース17とを備え、これらが図2に示すようにハウジング2の下面側に設けられたアンテナ収納部10に収納されるように構成されている。この場合、コア15は、芯部15aの両側にそれぞれ鍔部15bが形成された構成になっている。コイル16は、巻線16aをコア15の芯部15aに巻き付けた構成で、巻線16aの両端がコア15の両側の各鍔部15bにそれぞれ延出されている。
アンテナケース17は、図3〜図8に示すように、上部ケース18と下部ケース19とを備えている。上部ケース18は、図3および図4に示すように、その長さがコア15の長手方向の長さよりも少し長く、その幅がコイル16の径方向の幅よりも広い長方形の細長い平板状に形成されている。この上部ケース18には、図3および図8に示すように、コア15を除くコイル16の上側のほぼ半分を収納するコイル収納部20が上下に貫通して設けられている。
また、下部ケース19は、図4〜図8に示すように、上部ケース18と同じ形状で、ほぼ同じ大きさに形成され、上部ケース18の下側に重なった状態で配置されるように構成されている。この下部ケース19には、図4〜図8に示すように、コア15の芯部15aを含むコイル16の下側のほぼ半分を収納するコイル収納部21と、コア15の両側の鍔部15bをそれぞれ収納する一対の鍔部収納部22と、コア15の両側の各鍔部15bに対応する下部ケース19の両端部に設けられた一対の接続突起部23とを備え、これらが合成樹脂によって一体に形成されている。
この場合、コイル収納部21は、図8に示すように、下部ケース19の上下に貫通して設けられており、一対の鍔部収納部22はコア15の各鍔部15aが上側から挿入する凹部状に形成されている。一対の接続突起部23は、図3〜図7に示すように、コア15の両側の各鍔部15bに位置する下部ケース19の両端部における各側面(図6では下辺側の側面)からコア15の長手方向と直交する方向にそれぞれ突出して形成されている。すなわち、この一対の接続突起部23は、図2においてハウジング2の中心側に位置する下部ケース19の両端部における各側面(図7では右側面)の上部からハウジング2の中心側(図7では右側)に向けてそれぞれ突出して形成されている。
また、この下部ケース19の両側に位置する各端部の表面には、図3〜図7に示すように、コイル16の巻線16aの両端部がそれぞれ半田によって接続される電極パターン24が形成されている。すなわち、この一対の電極パターン24は、樹脂成形品にその形状に応じて立体的に金属パターンを形成する技術を用いて、図5および図7に示すように、コア15の両側の各鍔部15bに位置する下部ケース19の両端における下面からハウジング2の中心側に位置する先端面を経て、一対の接続突起部23の表面、つまり一対の接続突起部23の下面から先端面を経て上面に亘って連続して形成されている。
これにより、アンテナ4は、図3〜図8に示すように、アンテナケース17によってコイル16を囲んでコア15の両端を覆い、この状態でコイル16の巻線16aの両端部がそれぞれ一対の電極パターン24に半田によって接続されることにより、これらコア15、コイル16、アンテナケース17が一体化されてユニット化された構成になっている。
すなわち、このアンテナ4は、アンテナケース17の上部ケース18と下部ケース19とを重ね合わせる際、下部ケース19のコイル収納部21内にコア15の芯部15aを含むコイル16の下側のほぼ半分を収納すると共に、下部ケース19の一対の鍔部収納部22内にコア15の両側の鍔部15bをそれぞれ収納し、この状態で上部ケース18を下部ケース19上に重ね合わせて、上部ケース18のコイル収納部20内にコイル16の上側のほぼ半分を収納することにより、上部ケース18と下部ケース19とでコア15とコイル16とを包み込んだ構成になっている。
ところで、ハウジング2内に組み込まれた回路基板6には、図9に示すように、アンテナ4の一対の電極パターン24が接触する一対の端子25が設けられている。すなわち、この一対の端子25は、図1、図2、図9に示すように、アンテナケース17の両側に設けられた一対の接続突起部23に対応する箇所における回路基板6の下面に設けられ、一対の接続突起部23の上面にそれぞれ位置する一対の電極パターン24がそれぞれ接触するように構成されている。これにより、アンテナ4のコイル16と回路基板6の一対の端子25とが電気的に接続されている
また、ハウジング2には、図9に示すように、アンテナ4の一対の電極パターン24を回路基板6の一対の端子25に接触させた状態で、アンテナケース17の一対の接続突起部23を回路基板6に向けてそれぞれ押し付ける一対の押圧部26が設けられている。この一対の押圧部26は、図9に示すように、ハウジング2のアンテナ収納部10の内側面からアンテナケース17の両側に位置する一対の接続突起部23の下面に向けて延出された一対の弾性アーム26aと、この一対の弾性アーム26aの先端部の上面に設けられた一対の押圧突起部26bとを備えている。
この一対の押圧部26は、弾性アーム26aの弾性力によって押圧突起部26bが一対の接続突起部23をそれぞれ回路基板6に向けて押圧することにより、一対の接続突起部23に設けられた一対の電極パターン24を回路基板6の一対の端子25に圧接させるように構成されている。さらに、ハウジング2の下面に設けられた地板12は、ステンレスなどの金属板からなり、この地板12には、図1および図2に示すように、ハウジング2の一対の押圧部26をアンテナケース17の一対の接続突起部23に押し付ける方向に向けて付勢する一対のばね部27が設けられている。
この一対のばね部27は、図2に示すように、地板12の一側部からアンテナケース17の両側に向けてそれぞれ延びた板ばねであり、図9に示すように、ほぼ「へ」字形状に折り曲げられ、その最も高い上部がそのばね力で押圧部26の弾性アーム26aを押し付けることにより、一対の接続突起部23に設けられた一対の電極パターン24を回路基板6の一対の端子25に圧接させる押圧部26による圧接力を高めるように構成されている。
次に、アンテナ4をハウジング2に組み付けて回路基板6に接続する場合について説明する。
この場合には、予め、アンテナ4を組立てる。このときには、コイル16をコア15の芯部15aに巻回し、このコア15とコイル16とをアンテナケース17の下部ケース19に設けられたコイル収納部21および鍔部収納部22にそれぞれ収納し、この状態でアンテナケース17の上部ケース18を下部ケース19に重ね合わせてコイル16およびコア15を上部ケース18と下部ケース19とで包み込む。この状態で、コイル16の巻線16aの両端をアンテナケース17の両端部に形成された一対の電極パターン24に半田で接続する。これにより、アンテナ4が一体化された状態で組立てられてユニット化される。
また、ハウジング2には、回路基板6、時計ムーブメント3、ソーラーパネル7、文字板8、および地板12を組み付ける。この状態で、ユニット化されたアンテナ4をハウジング2のアンテナ収納部10内に収納する。このときには、図9に示すように、アンテナケース17の両側に設けられた一対の接続突起部23に設けられた一対の電極パターン24を回路基板6の一対の端子25に対応させて、アンテナケース17の一対の接続突起部23を回路基板6とハウジング2の押圧部26との間に挿入させながら、アンテナケース17をハウジング2のアンテナ収納部10内に収納する。
これにより、アンテナケース17の一対の接続突起部23に設けられた一対の電極パターン24が回路基板6の一対の端子25に接触した状態で、ハウジング2の押圧部26によって一対の接続突起部23が回路基板6に押え付けられると共に、地板12のばね部27によっても一対の接続突起部23が回路基板6に押え付けられる。このため、一対の接続突起部23に設けられた一対の電極パターン24が回路基板6の一対の端子25に圧接され、これによりアンテナ4のコイル16が回路基板6と電気的に接続される。
このように、この電子腕時計によれば、アンテナ4が、磁性材料からなるコア15と、このコア15に巻回されたコイル16と、コア15の両端部に位置して設けられた合成樹脂製のアンテナケース17と、このアンテナケース17の両端部の表面に形成されてコイル16の巻線16aの両端部がそれぞれ接続された一対の電極パターン24とを備え、この一対の電極パターン24が回路基板6の一対の端子25に圧接する構成であるから、ネジなどの別部品としての締結部材を用いずに、アンテナ4を回路基板6に電気的に接続することができる。
すなわち、このアンテナ4は、コイル16が巻回された磁性材料からなるコア15を覆うアンテナケース17の両端部の表面に一対の電極パターン24を形成し、この一対の電極パターン24にコイル16の巻線16aの両端をそれぞれ接続させ、この状態で一対の電極パターン24を回路基板6の一対の端子25に圧接させることにより、ネジなどの別部品としての締結部材を用いずに、コイル16を回路基板6に電気的に接続することができるので、部品点数が少なく、簡単にアンテナ4を回路基板6に接続することができる。
この場合、アンテナケース17は、上部ケース18と下部ケース19とを備え、この上部ケース18と下部ケース19とでコア15とコイル16とを囲う構成であるから、コア15およびコイル16を保護することができると共に、この状態でコイル16の巻線16aの両端をアンテナケース17に形成された一対の電極パターン24に接続することにより、アンテナ4をユニット化することができる。このため、コイル16の巻線16aの両端を一対の電極パターン24に接続しても、その接続状態を確実に且つ安定して維持することができるので、接続作業および組立作業の向上を図ることができる。
また、このアンテナ4の実装構造では、回路基板6を保持する合成樹脂製のハウジング2に、一対の電極パターン24を回路基板6の一対の端子25にそれぞれ接触させた状態で、アンテナケース17の一対の接続突起部23を回路基板6に押し付ける押圧部26が設けられているので、一対の電極パターン24を回路基板6の一対の端子25に確実に且つ強固に圧接させることができる。この場合、押圧部26は、ハウジング2に取り付けられた地板12のばね部27によって、アンテナケース17の接続突起部23を押し付ける方向に向けて付勢されているので、より一層、一対の電極パターン24と回路基板6の一対の端子25とを確実に且つ強固に圧接させることができる。
さらに、このアンテナ4の実装構造では、アンテナケース17の両端部に一対の接続突起部23が突出して設けられ、一対の電極パターン24がアンテナケース17の両端部から一対の接続突起部23に亘って連続して設けられているので、一対の接続突起部23を回路基板6と押圧部26との間に差し込むだけで、一対の電極パターン24と回路基板6の一対の端子25とを確実に且つ強固に圧接させることができる。このため、アンテナ4を回路基板6に簡単に且つ確実に接続することができると共に、一対の接続突起部23に一対の電極パターン24が形成されていることにより、回路基板6に対する接続部分の厚みを薄くすることができ、これにより時計モジュール1全体の薄型化をも図ることができる。
なお、上記実施形態1では、一対の電極パターン24をアンテナケース17の両端に設けられた一対の接続突起部23の下面から先端面を経て上面に亘って形成した場合について述べたが、これに限らず、例えば、図10に示す変形例のように、アンテナ4を上下反転させた状態でハウジング2に組み付ける場合には、一対の電極パターン24をアンテナケース17の両端部の表面(図10では上面)から一対の接続突起部23の上面のみに連続させて形成すれば良い。
(実施形態2)
次に、図11〜図13を参照して、この発明を電子腕時計に適用した実施形態2について説明する。なお、図1〜図9に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
この電子腕時計のアンテナ30は、コア15の両端部にそれぞれフランジ31を設け、この一対のフランジ31に一対の電極パターン24を形成した構成であり、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、一対のフランジ31は、合成樹脂からなり、図13に示すように、コア15の両端の各鍔部15bがそれぞれ嵌着する鍔部嵌合穴31aが設けられた構成になっている。また、このフランジ31におけるハウジング2の中心側(図11では手前側)の側面(図12では右側)には、図11および図12に示すように、回路基板6における一対の端子25が形成された面側(図12では下面側)を係止する第1の係止部32と、回路基板6における一対の端子25が形成された面と反対側に位置する面側(図12では上面側)を係止する第2の係止部33とが一体に設けられている。
この場合、第1の係止部32は、図11および図12に示すように、フランジ31の側面(図11では手前側の側面)におけるコイル16側に位置する下部からハウジング2の中心側(図11では手前側)に向けて突出して形成され、回路基板6の端子25が形成された下面を係止して押えるように構成されている。この第2の係止部33は、フランジ31の側面(図11では手前側の側面)におけるコイル16から離れた端部側の上部からハウジング2の中心側(図11では手前側)に向けて突出して形成され、回路基板6の端子25が形成された下面と反対側に位置する上面を係止して押えるように構成されている。
これにより、回路基板6は、その下面が第1の係止部32によって押えられ、上面が第2の係止部33によって押えられることにより、第1、第2の各係止部32、33の間に挟み付けられるように構成されている。また、一対の電極パターン24は、実施形態1と同様、樹脂成形品にその形状に応じて立体的に金属パターンを形成する技術を用いて、図11および図12に示すように、各フランジ31の下面からそれぞれ第1の係止部32の下面に延び、この第1の係止部32の下面から第1の係止部32の先端面を経て第1の係止部32の上面に亘って連続して形成され、この第1の係止部32の上面に形成された部分の各電極パターン24が回路基板6の一対の端子25に対応してそれぞれ接触するように構成されている。
次に、このアンテナ30をハウジング2に組み付けて回路基板6に接続する場合について説明する。
この場合には、予め、コイル16が芯部15aに巻き付けられたコア15の両端の各鍔部15bにフランジ31をそれぞれ取り付ける。このときには、図13に示すように、コア15の端部の鍔部15bをフランジ31の鍔部嵌合穴31aに嵌め込むだけで良い。この状態で、コイル16の巻線16aの両端を一対のフランジ31に設けられた一対の電極パターン24に半田で接続する。これにより、アンテナ30が一体化された状態で組立てられてユニット化される。
また、この場合にも、ハウジング2には、予め、回路基板6、時計ムーブメント3、ソーラーパネル7、文字板8、および地板12を組み付ける。この状態で、アンテナ30をハウジング2のアンテナ収納部10内に収納する。このときには、図12に示すように、アンテナ30のコア15の両側にそれぞれ取り付けられた一対のフランジ31の各電極パターン24を回路基板6の一対の端子25に対応させ、この状態で一対のフランジ31にそれぞれ設けられた第1、第2の各係止部32、33間に回路基板6を挟み込みながら、アンテナ30をハウジング2のアンテナ収納部10内に収納する。
これにより、アンテ30の一対のフランジ31に設けられた一対の電極パターン24が回路基板6の一対の端子25に接触した状態で、回路基板6が各フランジ31の第1、第2の各係止部32、33間に挟み付けられる。このため、一対のフランジ31に設けられた一対の電極パターン24が回路基板6の一対の端子25に圧接した状態で、アンテナ30のコイル16と回路基板6の一対の端子25とが電気的に接続される。
このように、この電子腕時計によれば、アンテナ30が、磁性材料からなるコア15と、このコア15に巻回されたコイル16と、コア15の両端部に設けられた合成樹脂製のフランジ31と、このフランジ31の表面に形成されてコイル16の巻線16aの両端部がそれぞれ接続された一対の電極パターン24とを備え、この一対の電極パターン24が回路基板6の一対の端子25に圧接する構成であるから、実施形態1と同様、ネジなどの別部品としての締結部材を用いずに、アンテナ30を回路基板6に電気的に接続することができる。
すなわち、このアンテナ30は、コイル16が巻回された磁性材料からなるコア15の両端にそれぞれフランジ31を設け、この一対のフランジ31の表面に一対の電極パターン24を形成し、この一対の電極パターン24にコイル16の巻線16aの両端部をそれぞれ接続させ、この状態で一対の電極パターン24を回路基板6の一対の端子25に圧接させることにより、ネジなどの別部品としての締結部材を用いずに、コイル16を回路基板6に電気的に接続することができるので、部品点数が少なく、簡単にアンテナ30を回路基板6に接続することができる。
この場合、フランジ31は、コア15の端部の鍔部15bが嵌着する鍔部嵌合穴31aを有する構成であるから、コア15の鍔部15bを鍔部嵌合穴31aに嵌着させるだけで、簡単にコア15の端部に取り付けることができると共に、コイル16の巻線16aの両端部を一対のフランジ31にそれぞれ形成された一対の電極パターン24に接続することにより、アンテナ30をユニット化することができる。このため、コイル16の巻線16aの両端部を一対のフランジ31にそれぞれ形成された一対の電極パターン24に接続しても、その接続状態を確実に且つ安定して維持することができるので、接続作業および組立作業の向上を図ることができる。
また、このアンテナ30の実装構造では、フランジ31の一対の電極パターン24を回路基板6の一対の端子25にそれぞれ接触させた状態で、フランジ31に、回路基板6の端子25が形成された面側(図12では下面側)を係止する第1の係止部32と、回路基板6の端子25が形成された面と反対側に位置する面側(図12では上面側)を係止する第2の係止部33とを一体に設けた構成であるから、一対の電極パターン24を回路基板6の一対の端子25に確実に且つ強固に圧接させることができる。
すなわち、このアンテナ30の実装構造では、一対の電極パターン24を回路基板6の一対の端子25にそれぞれ接触させた状態で、回路基板6を一対のフランジ31にそれぞれ形成された第1、第2の各係止部32、33で挟み付けることにより、一対の電極パターン24と回路基板6の一対の端子25とを確実に且つ強固に圧接させることができ、これによりアンテナ30を回路基板6に簡単に且つ確実に接続することができる。
この場合にも、ハウジング2に一対の押圧部26を設け、この一対の押圧部26で一対のフランジ31の各第1の係止部32を回路基板6に押し付けて一対の電極パターン24を一対の端子25に圧接させるように構成されていることが望ましい。また、地板12にも、一対のばね部27を設け、この一対のばね部27で一対の押圧部26をそれぞれ第1の係止部32に押し付ける方向に向けて付勢するように構成されていることが望ましい。このように構成すれば、より一層、一対の電極パターン24を一対の端子25に確実に且つ強固に圧接させることができる。
なお、上記実施形態1、2およびその変形例では、コイル16の巻線16aの両端をコア15の両側に位置する各鍔部15bに延出させた場合について述べたが、必ずしもコイル16の巻線16aの両端をコア15の両側に位置する各鍔部15bに延出させる必要はなく、コイル16の巻線16aの両端をコア15の一方側に位置する鍔部15bのみに延出させるように構成しても良い。この場合には、コア15の両側に位置するアンテナケース17の一方の端部のみ、またはコア15の両端部に取り付けられた一対のフランジ31のうち、一方のフランジ31のみに、一対の電極パターン24を形成し、この一対の電極パターン24にコイル16の巻線16aの両端を半田で接続すれば良い。また、電極パターンは、合成樹脂製のアンテナケース、フランジだけでなく、コアのコイル巻回部を被覆して、コアとコイルとの間に介在される合成樹脂製のボビンに形成してもよい。この場合、ボビンをコア端部まで延長させて、この延長部に電極パターンを形成することが考えられる。
また、上記実施形態1、2およびその変形例では、電子腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも電子腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の電子時計に適用することができるほか、必ずしも電子時計である必要はなく、携帯電話機、携帯情報処理機(PDA:パーソナル・デジタル・アシスタント)などの各種の電子機器にも広く適用することができる。
この発明を電子腕時計に適用した実施形態1における時計モジュールを一部破断して示した拡大側面図である。 図1の時計モジュールを示した拡大裏面図である。 図2のアンテナを示した拡大平面図である。 図3のアンテナの拡大正面図である。 図4のアンテナの拡大裏面図である。 図4のアンテナのコアおよびコイルを下部ケースのみに収納した状態を示した拡大平面図である。 図4のアンテナの拡大側面図である。 図3のA−A矢視における拡大断面図である。 図1のA部を示した拡大図である。 実施形態1の変形例を示した要部の拡大側面図である。 この発明を電子腕時計に適用した実施形態2におけるアンテナの要部を示した拡大斜視図である 図11のアンテナに回路基板を挟み付けた状態を示した拡大側面図である。 図11のB−B矢視における拡大断面図である。
符号の説明
1 時計モジュール
2 ハウジング
4、30 アンテナ
6 回路基板
10 アンテナ収納部
15 コア
15a 芯部
15b 鍔部
16 コイル
16a 巻線
17 アンテナケース
18 上部ケース
19 下部ケース
23 接続突起部
24 電極パターン
25 端子
26 押圧部
27 ばね部
31 フランジ
32 第1の係止部
33 第2の係止部

Claims (7)

  1. 磁性材料からなるコアと、このコアに巻回されたコイルと、前記コアの端部に位置して設けられた樹脂部材と、この樹脂部材の表面に形成されて前記コイルの両端がそれぞれ接続された一対の電極パターンとを備え、
    前記一対の電極パターンが回路基板の一対の端子に圧接されてなることを特徴とするアンテナ。
  2. 磁性材料からなるコア、このコアに巻回されたコイル、前記コアの端部に位置して設けられた樹脂部材、およびこの樹脂部材の表面に形成されて前記コイルの両端がそれぞれ接続された一対の電極パターンを備えたアンテナと、
    前記一対の電極パターンが圧接される一対の端子が形成された回路基板と
    を備えていることを特徴とするアンテナの実装構造。
  3. 前記回路基板を保持する合成樹脂製のハウジングを備え、このハウジングには、前記アンテナの前記一対の電極パターンを前記回路基板の前記一対の端子にそれぞれ接触させた状態で、前記樹脂部材を前記回路基板に押し付ける押圧部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のアンテナの実装構造。
  4. 前記ハウジングの前記押圧部を前記樹脂部材に押し付ける方向に向けて付勢する付勢部を更に備えていることを特徴とする請求項3に記載のアンテナの実装構造。
  5. 前記アンテナの前記樹脂部材は、前記一対の電極パターンを前記回路基板の前記一対の端子にそれぞれ接触させた状態で、前記回路基板の前記端子が形成された面側を係止する第1の係止部と、前記回路基板の前記端子が形成された面と反対側に位置する面側を係止する第2の係止部とを備えていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のアンテナの実装構造。
  6. 前記アンテナの前記樹脂部材は、前記コアと前記コイルとを囲うアンテナケースであることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のアンテナの実装構造。
  7. 前記アンテナの前記樹脂部材は、前記コアの端部のみに設けられたフランジであることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のアンテナの実装構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011142431A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Hitachi Metals Ltd アンテナ及びアンテナ装置、並びにこれらを搭載した通信機器
JP2016162846A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 カシオ計算機株式会社 基板ユニット、時計及び基板接合方法

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